ピノグリージョ

口数

総額

一口金額

厩舎

生年月日

性

毛色

生産地

繋養地

１

２,２００万円

５．５万円

藤原英厩舎

２００３年１月１９日生

牡

芦毛

早来ノーザンファーム

ノーザンファーム空港

アルフマンの見た愛馬のポイント

　僕が、競馬史上最強馬と思うのは、３冠時のナリタブライアンと、ダートのクロフネです。

　このピノシェット０３は、父がそのクロフネです。上で書いたように、競馬史上最強という評価

をクロフネにしていますので、その仔にも大きな期待を抱いているのです。

　そこで、是非、クロフネの仔を一口持ってみたいと考えていました。加えて、いくつかの条件を

考えていたのですが、その条件をクリアしたのがこの仔だったわけです。

　その条件なのですが、とにかく第１に白いこと！（笑）やはり、父クロフネですから、その父の

遺伝子を受け継いでくれているというのを毛色からも確認したいじゃないですか。それに僕は芦毛

好きなんです。次に牡馬である事でした。というのも０３年産は何頭か出資しているのですが、牝

馬へ３頭も出資したこともあり、世代のバランスという意味でも牡馬を選びたかったのです。最後

は、それなりの血統馬ということです。一口をはじめてから、母方の血の大切さを思い知るように

なったので、ある程度は母方の血も考えるようになったからです。

　そこで、このピノシェット０３を見てみると、まず母方の血統ですが、兄姉に大物はいませんが

確実に勝ち上がっている血統なので、確実な活躍を見せてくれると思いました。これが一口１０万

を越える高馬なら、躊躇したのですが、それなりにお手頃感のある価格なのも決心するのに背中を

押した要因の一つです。加えて、母が若いというのも、いいポイントの一つです。大物はこの仔か

らかも知れないですし（笑）で、この仔なんですが、一度キャロットクラブのＨＰで募集番号３５

番の馬体を見てください。見事に真っ白なんですよ（笑）で、牡馬。そんなわけで、出資を決心し

ました。競馬場のアイドルとなるような活躍を期待です。

  残念ながら、２頭目の未勝利引退馬となりました。阪神競馬場へ向かう電車内でキャロットクラ

ブの社員さんと偶然ご一緒した時、この馬の話をしたのですが「喉鳴りさえなければ・・・」と、

無念そうに話してくださったのが印象的でした。それさえなければ、フラムドパシオンのような活

躍を期待できたかも・・・とのことで、その期待の大きさが伺えました。

　この馬には、喉鳴りの怖さを思い知らされました。２歳時のコメントから、能力はあったと思い

す。それだけに残念でなりません・・・

　最後に喉鳴りで苦しむなか、自らのためとはいえ、ピノグリージョはよく走ってくれました。

　芦毛が好きなので、これから先も芦毛の馬に出資することだと思います。しかし、初の芦毛出資

馬である、ピノグリージョという芦毛の競走馬がいたことを僕は一生忘れません。