The Master Potter:Armour of God
         

熟練した陶器士:悪魔の策略
第1コリ ント人への手紙 3:18   
Ephesiasns 6:10-18




第1コリント人への手紙 3:18
わたした ちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡の ように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによることです

1 エピソ 6:10−18
最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。わたしたちの 戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。だから、邪悪な日によく抵抗し、す べてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音 を告げる準備を履物としなさい。なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。また、 救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。どのような時にも、“霊”に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶 えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい



先2回の宣教では、陶器がどのように作られるのか、その過程を追ってきた。器と陶器士の両方を。神の愛が、私たちの人生にどのように働かれるのかを見てき た。疑いの起こるときこそ、神の愛は最も
強く働かれることも。私たちは、悔い改めの水によるバプテスマをうけ、陶器士のデザインー神の巧みな手と確かな愛の強さーにより形作られたもの。この世か ら救い出され、聖霊によりイエスに従うため荒野へと導かれたものである。神は、日々のマナを与え、岩から水を与えてくださる。たとえ、死の陰の谷を歩むと きも、神がいつも共にいてくださることを知っている。私たちは、炉の火で永遠に変えられたのだ。
ゆっくりと古い自分は焼きはがされていく。憎しみ、短気、闘争心、競争心、プライド、ねたみ、そして疑いーこれらは、火のバプテスマにより焼かれるべきも の。陶器士を何よりもまして知り、愛するようになる。神をあがめるようになるー愛と畏れがともに交じり合う状態。おそれとは?これは、世の知るおそれでは ない。世にあなたがおかれているところを知る畏敬から出るおそれである。それは、自分中心のおそれではない。このあと、最終3番目の段階に入る。神の権威 にすべてを捧げる準備。十字架の騎士、信仰を守るものに、あなたを守る信仰の武具が与えられる。

 あなたは棚の上におかれ、何かが変化していることに気づいている。あなたは、神の全能の力を知り、あなたのために神がいてくださることを感謝している。 最初の炉の火を通る間、神はそこにいる。火の知恵は、あなたの目を開いてくれる。あなたはまた炎を感じ、陶器士の意志により癒される。神はその日をあなた のために用意してくださっている。はじめから神があなたのために持つビジョンへと、最後の段階を用意してくださる。しかし、今、あなたはただ座って待つこ とに満足している。主なる神が愛する者に最善をなしてくださることを知っているから。

 昔、騎士に男の子が生まれたら、6,7歳で、城の近くの家に送られ、騎士になるための教育を受けたものだ。レスリングや木刀での剣の練習など。そして、 騎士見習いになり、主人や夫人に付き添うことをゆるされる。かれは、主人の武具がさび付いたときには、砂の樽の中で武具を転がしさびを落とす。彼は、すば やく行動すること、優雅に、柔軟になることを教えられる。チャプレンから宗教教育も受ける。

騎士見習いが決心をし、14歳になれば、騎士従者になる。従者は、騎士に個人的仕える者。戦いにおいては、騎士に刀、馬などダメージを受けうるどんなもの にも代わりを用意しなければならない。重い武具にもなれなければいけない。従者は、本物の武器をつかった練習をする。騎士に任を授かる前には、多くのこと を行わなければならない。まず、夜を徹して祈り、朝温かい風呂に入り、特別なパッドの入ったベストとフードを身につける。

騎士になる過程と陶器づくりとが似ていることに気づいただろうか。形作られ、長い祈りの時間があり、謙虚に仕え、試される。あなたも騎士が感じると同じよ うに光栄を感じるであろう。騎士見習いが、主人とたえず共にいて習うことにより形作られたように。陶器士があなたを導き、引き上げ、あなたの内を変えられ たことを覚えている。騎士見習いが騎士の必要に応じるように、あなたは聖霊の声に従うことを覚えている。戦いの試みによりもっとも影響を受ける。もちろん あなたも、火の戦いを経てきたのだから。戦いが、従者から騎士へと変えたように、火はあなたを変える。
神の武具と剣に誇りを持ち、神の権威を授かることにより、あなたは期待に胸躍るだろう。

騎士の話を終わりにし、あなたの前にある栄光へと話を移そう。あなたは、陶器士の部屋で、彼の前にある器やはかりを見ている。彼は、器からさまざまな粉を 取り出し、少し加えたり取り出したりしながら計っている。集中して、彼の気にいるまで。器には、「真実」「義、誠実、正直」「平和の福音」「信仰」「救 い」「聖霊」と書かれている。紙は、必要な量をそれぞれ計っている。それらを、ボールに入れ、ゆっくりと混ぜ合わせる。それに生ける水を注ぎ、混ぜあわせ る。なめらかになったら、こし器にかける。

そして、彼は、棚の上に置かれているあなたのところに来て持ち上げる。あなたはうれしくて声も出せない。彼は、あなたがどのようになるのかを知っている表 情で、笑みを浮かべる。あなたの中に、混ぜ合わせたうわぐすりを注ぎかける。そして、頭からうわぐすりの中でつけこむ。あなたは内も外もうわぐすりで覆わ れていることを感じる。これが最後の段階?陶器士は、また棚に戻した。数日がすぎ、喜びも過ぎ去る。棚の上で、乾くのを待つ間、私たちは彼への信仰を持ち 続けている。彼が来てあなたを持ち上げ、以前いた部屋に運ぶ。また火に焼かれなければならないのか。あなたは「何度こんなことに耐えなければならないので すか」と叫ぶ。彼は、もう一度だけ。と答える。その言葉で、私たちは落ち着きを与えられる。
あなたは座り、火を待つ。以前も神が共にいてくださったのだから、今回も。火の中に入れられるが、前回とは違う。突然、部屋は暗くなり、息苦しくなる。暗 闇で、視界を失い、叫び声をあげようとした時、「ただ私を信じなさい」という神の声を聞く。この段階が、光沢の中で色が浮かびあがってくる段階である。そ して、煙が部屋に満ちるころ、炉は開けられ、火は空気を吸い込み再び燃え上がる。それは、あなたの細胞ひとつひとつが燃やされていくような感触である。暗 い熱さの暗闇から、突然あなたは何かが変わったことに気づく。あなたの持っていたものが溶け出していることに気づくだろう。内も外も。作られるどの過程も 省いてはならないものであることがわかるだろう。あなたは、頭からつま先まで、内から外まで、最も美しい輝く武具を身につけている。そして、彼は、「よろ しい。あなたを誇りに思う、十字架の騎士、信仰の守り手の任をあなたに授ける」と言う。主の主なる方の、王の王なる方の権威があなたと共にある。王に栄光 を捧げ、国を守り、苦悩の中にいる人々を助け、神の生ける水を運び、イエスの福音をすべての国、すべての人に、世界に携えるために、神は、権威をあなたに 与えられる。