色彩・食彩・春光彩
季節も移り、3月の淡い陽射しが徐々に光を増して行き、やがて花の色を反射し、華やいだ春の光に変わる。
明るい中間色は(いろどり)彩。そこにあるすべてのものを優しく包み込んでくれる。
個性的で、インパクトの強い独特のキャラクターとの兼ね合いは、桜田氏の真骨頂である。
ポスターとしての印象度は、なかなかのものがあります。
バッハのアリアのような…いや、何を言っとるんだ。ちょうど、折しもそれを聞きながらのティータイムで、
なおかつ、この記事を書いている最中だという話で、ながら族の私にはよくあることです…。
東北六県博
第62回新居浜市美術展覧会 新居浜市市長賞:2012年
生まれ故郷新居浜市の美術展に初出品した作品。 2011年3月11日に発生した東日本大震災。
進まない復旧・復興に苛立ちを感じたのと「東北の再生は、全国各地の活性化に有り」との思いから、震災から1年後この紙面を制作した。
メインのキャラは、桜が舞う松山城と伊達政宗。
愛媛県産品フェスティバル
第60回記念秋季県展 特選
愛媛県内各地の代表的な産品を訴求。食材は蜜柑、お茶、真鯛など有名ブランドばかりなので、紙面に変化を付けたくて、東海道五十三次のシーンを川、畑、山、海へと重ね合わせた。
過去、秋の県展では記念賞、特選、推奨、入選の賞を頂いていたので、県美術大賞を意識した。
南豫食彩博
2016年3月から開催された「えひめいやしの南予博」を私流にアレンジして制作。
愛媛県内でも全国有数の食材産地をローカル目線で描いたが、キャラにメリハリが無く、平均になっているのが気に入らないので、未発表のままお蔵入りにしました。
吟醸「涼華」利き酒会
雪見障子、花火、冷酒がテーマ。
雪見障子を使って「和」をイメージした紙面を考えていたが、思う様に出来ず苦労した。
空間処理がイマイチ。気に入らないので、未発表のままパソコンの中。
松山美味食彩展
松山市民文化祭第31回美術展 特選:2012年
愛媛県産品を県外で販路を拡げたい思いがあり制作。松山城を中心に道後温泉、伊予灘をバックに食料品を訴求。
審査員からは情報量が多すぎるとの指摘。私的にはパンフレットの紙面なのですが、ポスターだと思ったらしい。
タイトルに表示すべきだったと反省しきり。