1.みいこちゃんのけっこう詳しいプロフィール
1983〜1985年ごろ、みいこちゃん(当時生後5ヶ月くらい?)が家へやってきた。(家族の記憶にばらつきがあり、年代は明らかでない)。自らの意思で家の二階に住み始めた。勿論はじめは追い出された。しかし何十回追い出しても、みいこはそこに帰ってきた。1キロくらい離れた神社にとうとう母に捨てられた。母は知り合いと立ち話し、帰った。すると既にみいこは家に帰っていた。それが何回と繰り返され、母もとうとう諦めた。みいこの賢さとずうずうしさに負けたのだ。
私は勿論ひと目見たときからみいこの瞳のブルーに魅せられていた。まさに生きている宝石。それにみいこは最初からとても人懐こかった。
その次の年、みいこは恋をして、2匹の子供を産んだ。とても可愛い子供だったが、残念ながら、みいこちゃんの美しい模様は遺伝してなかった。ありふれたチャトラン柄だった。1匹はおサルさんを亡くして悲しんでいる女の子と母が偶然出会い、ぜひとかわれて、もらわれていった。もう1匹は、外でみいこと遊ばしているうちにいなくなってしまった。あんまり可愛いから盗られたのかも知れない。
みいこは避妊手術を受けた。子供がいなくなってしばらくは寂しそうだったか、今はもう忘れているように見える。
みいこは犬みたいなところがあって、私たちが散歩に行くとどこまでもついてきた。片道2キロ程度の散歩を首輪なしでできた。にゃわにゃわと話しながら、ぽてぽてした走り方で追いかけてきた。
みいこはとても人懐こく、お客さんが来るとわざわざ2階で寝ていても起きて玄関までお出迎えに行く。そして人の膝に座りたがり、なでたられがり、かわいいと言われたがる。
みいこは随分乱暴もので、気が強い猫なので、よく喧嘩をした。だからよく怪我もした。そのうち、大怪我1回目はしっぽがちぎれかけた。みいこのしっぽはとても長い。その根元が痛々しかった。でも自然に治った。2回目は耳がちぎれかけた。死ぬほどではなかったが、みいこの耳はよく見るとギサギザになった。病院でエリザベスカラーをつけられた。プラスチックで出来ていて猫が自分でキス゛のある顔が触れないようにするためのものでエリマキトカゲみたいになるやつだ。みいこはこれがとても嫌いですぐとってしまった。
みいこはスズメなどもよくとってきた。怖かった。で、食べていた。ただ殺すよりはいいかと思った。野生の猫だった。
そして最近、私はみいこと1年半別居した。みいこは老化しはじめていた。爪をとがなくなった。家に帰ってこず、倉庫で暮らし始めたという母からの電話で私は次の日、家に帰った。ボケのためか、足の爪を研がなくなってその爪が伸びすぎて足にささり、足が腐り始めていた。みいこは足をひきずっていた。わたしは急いで病院に連れて行った。もうだめかと思ったが手術と通院ですっかりよくなった。しかしそれからは、時々爪を切ってやらなければいけなくなった。
私が別居を終え、帰ってきたときにはみいこはすっかり痩せ、しかも老化のため、寝てばかり。部屋であちこちにおしっこをするボケ猫になっていた。
私はせめてと思い、みいこをトイレに連れて行ったり、散歩に連れて行くようになった。今まではトイレはのっぱらですませていたが、家の中に猫のトイレを開設した。
そんなある日、みいこは近所のきらわれもの不良猫と喧嘩して大怪我をした。おなかを食いちぎられ、内臓まで見えるほどの大怪我。7針縫う手術。私が散歩に連れて行ったりするからだ。みいこは病院に入院した。みいこは帰ってきた。ほうたいグルグル。嫌いなエリザベスカラー。みいこは両方とも寝ずに盗った。でも傷口をなめたらまた傷が開くので、わたしは寝ずにエリザベスカラーをつけた。みいこは傷から来る熱で苦しんだ。10日間病院に通って抗生物質の注射をし、10日間通ってもまだ傷はくっつかなかった。みいこが舐めるからだ。あるときみいこはエリザベスカラーを取ろうとして、ベットから転げ落ち、水俣病の猫のように痙攣し始めた。お医者さんに連れて行くと脊髄に損傷があるかもしれないからと言われみいこは入院した。後で犬だったら死んでたといわれた。みいこはかえって来た。「人間で言うと80歳をこえているから仕方ない」と言われた。
みいこは死ぬかもと思った。それからはエリザベスカラーはやめ、人間用の大きなばんそうこうと、オロナイン軟膏を薬局で買ってきたもので自分で治療した。意外と効き目があって、すっかり治ってしまった。しかも、みいこは怪我をする前よりもはるかに元気になった。ぼけーっとしていたのが、元気になった。そして今、みいこは元気です。15歳から17歳くらいです。いつまでも長生きしてね。
2001年4月25日 みいこは突然天国へ旅立ってしまったけれど、同時に家の前のビワの木の下で、私の心の中で、インターネットのこのページで、いつでもみいこに会うことができます。このホームページに来てくれた人の心の中にも、たまには遊びに行かせてやって下さい。