2012.5.15
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今年度も6月の子育て講座は『デジカメ写真講座』を設定しました。これから夏にかけて子ども達と一緒に屋外で活動することが多くなると思いますが、子ども達の成長記録の為にもお母さん達の思い出作りのためにも、カメラには大いに活躍して欲しいもの。『カメラ使いのコツ』を知ることで写真は大きく変わります。どうぞお気軽にご参加下さい。 今年も実践編を盛り込みながらやってみたいと思います。皆さん、日頃お使いのデジカメを持って園庭に集合して下さい(あるなら取り扱い説明書も一緒に)。6月27日水曜日、13:00〜です。当日、雨が降りませんように(雨の場合はお座敷集合です)。 【実践撮影会】 まずは今年も子ども達の写真を撮るところから始めましょう。日土幼稚園のHPの写真を見てもらっても分かると思いますが、子ども達の写真は自然にほころんだ(はじけた)笑顔が一番。やっぱり要求して作らせた笑顔より自分のうれし楽しい想いがその表情に表れた笑顔はずっとずっと素敵です。子ども達は嬉しい時、楽しい時には、素直な表情で笑ってくれるもの。でもそれはいつ訪れるかは僕にもわかりません。僕らに出来る事は『準備して待つ』こと。でもそれもカメラの特性を知ってしまえばわりと簡単なことなのです。カメラについて実際に写真を撮りながら一緒にお勉強してみましょう。 <ズームレンズを使いこなそう> @ スナップしてみましょう 今時のデジカメには大概ズームレンズがついていて、広角から望遠まで画角を変化させることが出来ます。子どもの写真を撮る時には、皆さん望遠側を使われると思いますが、広角の方が実は使いやすい焦点域なのです。広角側は『ピントが合わせやすい』、『手ぶれがしにくい』、『周りの状況が分かりやすい』などの利点があります。『子どもが小さくしか写らない』と思われるかもしれませんが、それは子どもとの距離を近くすること(1m程)で大きく写すことが出来るようになります。その距離が子ども達への声かけや会話にも適しており、僕のHPスナップはほとんどそれで撮っています。動きが速く、表情が目まぐるしく変わる子ども達のスナップにお勧めです。ただ最近のズームは広角側に広いものが多いのですが、28mmのワイド端だと顔がゆがんで見える事があるので、ワンステップほどズームアップした方がいいカメラもあります。その辺は自分のカメラを使いながら使いやすい焦点域を探してみてください。 A ポートレイト(肖像画) もうひとつ写真や絵画には『ポートレイト』と言うものがあります。日本語で書けば『肖像画』と表されるように、背景を整理して被写体を浮き上がらせるように撮る方法です。これはスナップとは逆にズームレンズの望遠域を使います。そしてF値で表される『絞り』をあけてやれば(数字を少なくする)より効果的な写真が出来上がります。これは像が浮き上がると同時にピントの合う範囲も少なくなるので慎重なピント合わせが必要です。これには大きいレンズ、大型のCCDが効果的で、一眼デジカメの得意領域。お家にある方はぜひ挑戦してみてください。 <まずはピントを合わせましょう> どんなカメラもタイムラグと言ってシャッターボタンを押してからシャッターが切れるまで1秒弱の時間の遅れが生じます。その間にカメラはピントを合わせ、露出合わせをし、それからシャッターを切って撮影を完了するのですが、その遅れがシャッターチャンスを逃す元となっているのです。それではせっかくのシャッターチャンスをものにするためにはどうしたらいいのでしょう。『ピントを合わせて待つ』のです。AFロックと言ってレリーズを半押しすればカメラはピント合わせを始め、その状態でシャッターチャンスを待つことがチャンスをものにするカギとなります。まずはレリーズを半押ししてそれから子ども達に声をかけ、楽しくお話ししながらシャッターチャンスを待ちましょう。 <構図を考えて背景を整理してみましょう> ピントを合わせた後、次にやりたいことは構図決め。子どもを画面のどの位置に配置するか考えながら、構図を振ってみましょう。その時、背景がすっきりきれいに見える場所を探しながら構図を探せば、これまでよりワンランク上の写真が撮れるはず。『後ろの子が写り込まない角度を選ぶ』『背景が暗く落ち込んでいる構図を選ぶ』などちょっと気を使ってやれば、我が子がクローズアップされた素敵なポートレイトが撮れるはず。撮影に余裕が出来て来たら次に挑戦してみてください。 【お話会】 今回はこのようなことを取り上げながら実際に撮影してみたいと思います。その都度また説明してゆきますので、カメラを手に参加してみて下さい。その後、お座敷部屋で写真などを見ながら補足説明もしたいと思います。分からなかったことや日頃疑問に思っていることなどありましたら質問してください。写真を核に子ども達の話など、色んなお話を皆さんとしてみたいと思っています。おたのしみに。 |