子育て講座6月『写真をみんなで楽しもう〜デジカメ写真講座』レジメ
    2016.5.29
 今年度も6月の子育て講座は『デジカメ写真講座』をしてみたいと思います。『いつなんどき』がシャッターチャンスか分からないのは今も昔も同じこと。その瞬間のために僕などのアナクロ時代の写真部員はいつ訪れるか分からないその時のために重たい一眼レフを持ち歩いていたのでありました。時代は変わってフィルムがデジカメとなり、更に最近では『デジカメ』を用いずともスマホやケイタイで十分きれいな写真が撮れるようになりました。でも写真の基本・理屈はフィルム時代の昔から同じなのです。
日頃みなさんが感じられている「どうしてこうなっちゃうんだろう?」「どうしたらこれが出来るんだろう?」の謎解きを今回ご一緒にしてみませんか。光学的・メカ的な説明解説を僕がさせていただく一方で、いまだにケイタイを使いこなせない僕も今時の『機能』や『アプリ』なるものについて教えていただくと言う、そんな交流・情報交換の場となったならうれしいことと思います。
 今回も写真撮影の実践編を盛り込みながらやってみたいと思いますので皆さん、日頃お使いのデジカメ(スマホ・ケイタイ・ビデオカメラでも構いません)を持って園庭に集合して下さい。
 6月29日水曜日、13:00〜です。お天気ならば子ども達をモデルさんに実際に写真をみんなで撮ってみたいと思っていますのでどうぞお楽しみに。当日、雨が降りませんように一緒にお祈りしていてください(雨の場合はお座敷集合です)。

【ズームと撮影距離を使いこなすテクニック】
 写真を撮る上で一番の気にし所は、『どれくらいの大きさに写そうか?』と言うことではないでしょうか。出来るだけ大きく写したいと言う欲求から望遠レンズ・ズームレンズを使うことが多いかと思いますが、もう一つ簡単な方法があるのです。それは被写体に自分から近寄って行くこと。どちらによっても画面上における大きさをそれで決めることが出来るのですが、写り方に大きな違いが現れます。またそれに加えて子ども達の反応やリアクションも変わって来るので、それらを意識してカメラを向けることで上手な写真撮影につなげることが出来ると言うことを今回ご紹介してみたいと思っています。

【実践撮影会】
 今年もみんなで子ども達の写真を撮るところから始めましょう。いつもはカメラを見るとカチンコチンに固まった『ハニワ顔』か おふざけの行き過ぎた『不細工顔』のどちらかに行ってしまう子ども達。なかなか僕らの欲しい顔をしてはくれません。でもそれは『カメラ本位』の撮影になってしまっているからかも知れません。親子の関わりや遊びの中にそっとカメラを差し向ける、そんな撮影が出来たならもっと自然な顔が残せるはず。とは言うものの、毎日子ども達を撮っている僕にだって『狙った写真』はなかなか撮れません。子ども達の想いと笑顔を引き出しながら、まずはそれを自分の心のカメラに焼き付けて一緒に楽しむところから始めましょう。そんな子ども達の素敵な表情が出て来たならば、それが何よりのシャッターチャンス。そしてそんな子ども達との関わりが親子の絆を深める素敵なスキンシップとなるのです。後は想いのままにレリーズしてみてください。何が撮れたかは後で見てみてのお楽しみです。

【お話会】
 戸外での撮影会の後、今回も座敷にておしゃべりの場を持ちたいと思います。その日の撮影会の感想や「こんな時はどうやって撮ったらよかったの?」、「このカメラをより良く使うにはどうしたらいいですか?」なんてことなどを話し合ったり聞き合ったりして交流を深め合えたならうれしく思います。
 ちっちゃい子達もお連れになって、どうぞ遊びに来てください。机上の理屈理論で話すウンチクよりも『実践』の中でやって見せることの方が、きっと皆さんにも伝わると思います(日々の保育でもそうなのですが、僕はそう言う教え方しか出来ないので)。みんなみんなでご一緒に楽しんで行って欲しいと願っています。どうぞよろしくお願いします。


戻る