子育て講座2月『ひきがたり』レジメ〜もいちど子ども達とあの歌をうたおう〜
    2018.1.24
 二月の子育て講座は『ひきがたり』です。今年はこの一年子ども達と歌って来た歌達を、その時々の思い出も一緒に振り返りながら、もいちど歌ってみたいと思います。子どもを持つと生活が子ども中心に回ってゆくのはどこの家庭でも同じことでしょう。それ以前はこんな僕なども、長らく『幼稚園の先生』と言う仕事をやって来たそのくせに私生活で子どもの歌を聞いたりテレビを見たりすることもありませんでした。それが今では自分の日常の中で見聞きする番組コンテンツがテレビ・DVDの子ども番組で大勢を占める程となってしまいました。車での移動中も運転席のヘッドレストに取り付けられたポータブルプレーヤーではひっきりなしにアンパンマンのDVDが流されておりまして、映像は一切見えずの『音だけアンパンマンストーリー』が僕の耳元で鳴り響いています。でもそのおかげでバイキンマン登場やアンパンマンの顔が入れ替わる時のBGMにまでも精通し、アンパンマンミュージックに関してはちょっと長けている最近の僕。それをもってひよこクラブや幼稚園の子ども達にピアノでそのくだりを弾いてみれば「これ!☆☆の歌!」と子ども達にウケまして、これまた気を良くしながら仕事をしているところです。初めは子どもに合わせることで『○○が出来ない』とマイナス思考のジレンマを感じたこともありましたが、子どものルーティーンを自分の中に取り込み受け入れるそのことが「自己実現のための土壌を耕すことになるのだ」と言うことに気付かされたのです。僕の場合、このように子育てと仕事の環境がとても近い所にあるのでそれが生かされやすいのかも知れませんが、お父さんお母さん達にもそんな発想のブレイクスルーをする楽しさを知ってもらえたなら、子ども達のために費やす時間が今より心持ち楽になるのではないかと思うのです。子どもから発信された音楽やアニメ・絵・遊びなんかを自分のファンクション(関数)で変換しながら返信・投げ返すことが出来たなら、それが子ども達・そして自分自身の学びや自己啓発のきっかけとなってくれるかもしれません。そんな『気付き』を発掘するためにもご一緒にもいちどあの歌をうたってみませんか。2月14日(水)13:00〜14:00幼稚園ホールにて。皆さんのお越しをお待ちしております。ちっちゃい子達も大歓迎です。

○<アンパンマンのマーチ〜サンサンたいそう〜カエデの木のうた>
 ひよこクラブ特集です。これは昨年下半期の愛子のお気に入り『アンパンマン』から派生して(「アンパンマンに会いに行く!」と言う愛子の言葉に、何度アンパンマンミュージアムまで車を走らせたことでしょう)、ひよこクラブでも取り上げたなら『ひよこちゃん達も大好きで…』と言う流れで歌にダンスに製作に沢山のヒットを生み出してくれました。昨年度から続けてきた『わーお!』のダンスや時々に応じて皆さんにご紹介した番組内の歌も好評で、ひよこちゃん達には『アンパンマン』と『いないいいないばぁ』が二大鉄板となったこの一年でありました。

○<ウンタカダンス〜まっくらけっけっけ>
 運動会特集。今年度は美香先生発信の新しい(不思議な)センスの選曲にみんなが大喜びして歌い踊った年となりました。家族参観日で『もも組男子』が三人だけで披露した『ウンタカダンス』がみんなみんなの心を引きつけて、日土町敬老会・そして運動会の全園児によりますオープニングセレモニーへと成長して行ったのでありました。兎角一回きりの『使い切り』で次に次にと新しいものを求めてゆく世の中にあって、こうやって一つのものをじっくり熟成させてゆくことが出来たこと、それは僕らにとって大きな財産となりました。この歌が聞こえて来たなら子ども達、今でもきっと踊り出すことでしょう。

○<となりのトトロメドレー〜やさしさに包まれたなら>
 こちらはふるさとまつり・春の音楽発表会でご披露するすみれ・ももの合奏曲、僕もひきがたりでやってみたいと思います。とても有名な曲なのでどなたも御存じとは思いますが、自分自身でやってみないとその中に息づくトトロ達の心やその世界に触れ表現しようと挑んでいる子ども達の想いを実感としてなかなか感じることが出来ない性分の僕。これをおさらいすることでまた何か新たな発見に気付きを与えられるかもしれません。宮崎アニメつながりで『+1』もメドレーインしています。

○<ちいさいひつじが>
 讃美歌より。これは今年度の入園式に歌い、先生達と子ども達と一緒に大事に温めて来た讃美歌です。『羊飼いのもとからふらふら離れ迷子になった小羊が、羊飼い(イエス様)の情け深い愛によって救われて、自分を再発見することが出来ました』と言うストーリー。これは子ども達の現実の日常の姿なのではないかと思うのです。色んなことに興味を持ち・思い付き・試してみたくなるお年頃の子ども達、大人が「そんなことはおよしなさい」とどんなに言っても決して真っ直ぐ受け入れることは出来ません。人間なら「もう知らない!勝手におし!(失敗したら)ほれ見たことか!」となってしかるべきもの。でもそんな私達をどこまでも赦し愛し、自分のもとへと帰って来たならば出て行ったことなどなかったことのように喜んで迎え入れて下さるのがイエス様の愛。私達はなかなかそのようにはなれない者だけれど、そんなイエス様の御姿を倣うものとして自己研鑽を積みながら、子ども達に向き合おうとしています。私達の保育・子育てにおいて、『イエス様の私達に対する愛』は何よりも確かなそして永遠に変わらぬ『道しるべ』として示されているのです。

○<夢一匁(ゆめいちもんめ)>
 子ども達に、そしてお母さん達に今歌いかけたい歌をひとつ。


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