子育て講座6月『撮影会をみんなで楽しもう〜デジカメ写真講座』レジメ
    2018.5.25
 今年度も6月の子育て講座は『デジカメ写真講座』をしてみたいと思います。去年買い換えた幼稚園のビデオカメラ(SONYのハンディーカムCX680)、容量が60Gもあるのと動画撮影中にもスナップを撮ることが出来ると言う優れもの。学生の頃から本格的に写真をやっていた自負のある僕(その昔は今で言うクラッシックカメラでピントや露出も自分で合わせ、白黒の銀塩フィルムを自分で現像・プリントもしたものです)からしてみれば画期的な機材であり、画質の問題はありますが幼稚園の用途から言ったら必要十分。このビデオカメラのおかげで動画&スナップの撮影機会も増えまして、去年の日常園内レポートのDVDは一学期9枚組・二学期6枚組・三学期7枚組と一杯撮れちゃったのでありました(コピー注文してくださった皆さんには沢山になり過ぎちゃってすみませんでした)。更にビデオを撮りながらも撮れるスナップショットのおかげでホームページのレポート写真もとても豊かな状況描写が出来たように思います。これも時代のおかげではあるのですが、でもそれも目の前に子ども達がいてくれるからこそ。目の前でキラキラ輝いて見せてくれる子ども達がいなければ、その想いを感じてあげることが出来なければ、優れた機材も使い道がありません。新しい機材を一年間使ってみて、やっぱり子ども達を笑顔にしてナンボの僕・そしてビデオやカメラだと思ったのでありました。
 と言うことで今回も写真撮影の実践編を盛り込みながらやってみたいと思いますので皆さん、日頃お使いのデジカメ(スマホ・ケイタイ・ビデオカメラでも構いません)を持って園庭に集合して下さい。6月27日水曜日、13:00〜です。お天気ならば子ども達をモデルさんに実際に写真をみんなで撮ってみたいと思っていますのでどうぞお楽しみに。当日、雨が降りませんように一緒にお祈りしていてください(雨の場合はお座敷集合です)。

【今年も『ビデオカメラでも写真が撮れる?』】
 昨今のデジカメの技術進化には本当に驚かされるもの。昔はブローニー判と言うデカいフィルムを使ってこそ解像度の高い美しい写真を撮ることが出来たのですが、最近ではAPSサイズやフルサイズと言うちょっと大きいサイズの撮像素子を使っているデジカメでそれぐらいの描写が出来るようになりました。それらによって確かにものすごくきれいな絵が撮れるのですが、逆に機材の肥大化・重量化を招き機動性は落ちてしまったのかなと感じています。A4やA3に伸ばしてプリントするなら必要な性能なのですが、そうそうそんなにデカくプリントすることもありません。ポートレイト(肖像画)を撮る時には僕もそれらの機材を使いますが、普段のスナップには小型デジカメやビデオカメラの方がよっぽど使い勝手がいいのです。
 これらの小型カメラやビデオは小さい撮影素子を使うことによって本体やレンズを小さく設計しています。ビデオカメラが特にすごいのはズーム倍率、光学ズームで30倍とその高倍率を謳っています。この性能をフルサイズのカメラで実現しようとするとレンズが大砲のようにデカイ筒になってしまったり、そうしても10倍止まりだったりするのです(これでも2倍〜4倍程度がスタンダードだった昔のカメラ・レンズからしたらすごいのですが)。ですからビデオカメラのカメラ機能を使って遠くのものを写真に撮ると言うのが、最近の僕の裏ワザとなっています。

【お話しながら写真を撮ろう!】
 逆にレンズのワイド端での撮影は周りの様子も写り込んだ状況の分かりやすい写真になります。広角域ではピントの合う範囲も広くなるので、ピンボケを気にせずに子どもに向き合うことに意識を集中させることが出来るのです。子ども達にうれしい想いを投げかけながら、面白い言葉を話しかけながら、子ども達の笑顔を引き出しまして、「にこ!」の瞬間に「はい、一枚!」。子ども達を嬉しくさせてあげることが出来たなら、私達も嬉しくなれるし素敵な子ども達の写真も残せるし。撮れた写真を見せてあげたら子ども達もまた嬉しくなって「えへへへへ!」。そうやって親子コミュニケーションのきっかけ・そして『ツール』としてカメラを使ってもらえたならうれしく思います。そんな感じで実践撮影会とその後の座談会で今回も楽しんでみたいと思っています。どうぞちっちゃなモデルさん連れて幼稚園に遊びに来て下さい。お待ち申し上げております。


戻る