子育て講座6月『デジカメ写真、どうしてる?〜デジカメ写真講座』レジメ
    2019.6.16
 今年度も6月の子育て講座は『デジカメ写真講座』をしてみたいと思います。この企画、始めたその当時(もう10年ほど昔になるでしょうか)はまだ『フィルムカメラ』と言うものが健在で、だからこそ新興勢力である『デジタルカメラ』をこんな風に使ってみたらまた違った写真が撮れるんじゃない?と言うアプローチで講座を組み立てて行ったものでありました。
 さて、それから時は過ぎ、今は『デジカメ』『ビデオカメラ』よりも『スマホ主流』の世の中になりつつあります。スマホは良く出来た機材です。形態性に優れた形状・大きさで成り立っており、通信機器としての役割から多くの人がかなりの確率で常備していて世の中のシャッターチャンスをより多く自分のものとすることが出来るようになりました。僕は堂々と取り残されているのですが。

 そこで今回は二部構成の講座といたしまして、第一部は従来のような僕のスナップの作品例紹介と解説、第二部はみなさんからの作品や事例の紹介をお願いしてみたいと思います。想い通りに撮れなかった写真について「どうしてこんななっちゃったんの?」と言うやり取りをみんなでやってみたいと思うのです。どうぞみなさんご愛用のデジカメやデジタルビデオ・スマホ等をお持ちいただき、13:00に玄関の間座敷にお集まりください。今年の実践撮影会は子ども達の降園後、園庭で行ないたいと思います。お時間の許される方はそちらもお付き合いください。どうぞよろしくお願いします。

【おしゃべり顔はいい表情が多いもの】
 子ども達にカメラを向けるとやっぱり構えてしまいまして、なかなかいい表情をもらうのが難しいもの。でも子ども達の場合、しゃべりながら顔を作ると言うのはまだ難しいようで(大人でもそれが出来るのは役者さんクラスでしょうか)、会話の中にその子の嬉しいおしゃべりネタが出て来たら本当にいい顔をこちらに向けてくれるものです。子ども達との会話を楽しみつつ、彼らの良い顔を引き出してゆくことが、良い写真につながる気がしています。そんな訳でいつもおバカな話で盛り上がっている僕らです。

【身体を動かしている時はいい顔も多いが写真に撮るのも難しい】
 会話コミュニケーションと双璧を成すのが運動遊び。これこそ顔を作っている余裕などありませんから、楽しそうにやっている時はとてもいい顔をしている子ども達。ただ、最近の機材が進化したとは言え、どう動くか分からない子ども達ですから、顔の向く方向から光源の方向に構図まで、これまた思うように撮れないことも多いものです。そんな時は動画の方が合っているのかも知れません。動きや状況を説明的に見せたいので周りを入れる構図ともなり、ピント合わせやフレーミングにも有利です。状況に応じて機材を使い分けるのもコツじゃないかなと思います。
 しかし一方で、動きのあるスナップでもカメラのシャッターチャンスになりやすいものもあるのです。一番はブランコ。激しく動いているように見えて実は同じ動きの繰り返し。更に言えば一番高く上がった所には上がって下がっての切り替わりが必ずあり、そこには速度ゼロの瞬間があるのです。そこでシャッターを切れたなら、ぶれにくく顔もこちらに向いた良い写真がきっと撮れるはず。一度チャレンジしてみて下さい。そこにもまたノウハウがあるので続きは当日のデジカメ講座で。是非聞きに来てください。

【みんなでプレゼン合戦をいたしましょう】
 偉そうに講釈を述べて参りましたが、いまだにスマホを持たない僕がスマホ写真を一番分かっていないのだと思います。皆さんに教えを請いながら、皆さんのご自慢・もしくは失敗写真についてお話を聞かせていただきながら、みんなで想いを分かち合う時を持てたらいいなと思っています。また写真を通じて子ども達に寄せる想いなどもみんなで分かち合いたいと思います。
 今回『カメラ』は単なるトピックス。大事なのは子ども達への想いを分かち合い共感し合える時をみんなで持つこと。ですからちびっこちゃんもぜひぜひ連れて遊びに来てください。目の前で撮影実践事例、成功例になるか失敗例になるか分かりませんが、『どうしてそうなったか』はリアルにお話し出来ると思います。お楽しみに。


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