おたのしみのページ2
2010年度

このページではあちこちの風景写真をお楽しみください

2010.3.27 今年の桜1
今年は自転車にのって桜めぐり
六反寺橋より眺める桜からスタートです
向こうに見えるは幼稚園の橋、大正橋

『行く川の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず』
流れ行く水の一滴一滴は同じではない
咲き誇る桜の花びらは一枚とて同じ物はない
なのに僕らは川の流れを眺め、桜の花を愛で
「あー春だなあ」と感じることができるのです
でもそれでいい、きっとそれでいい
時々水の一滴、花びらの一枚に想いを寄せて
この春を当たり前に感じることのできる幸せ
それに気付けたならそれでいいと思うのです
「いつまでもこの景色を見ていたい」
その想いが自然や人の心を大切にし
僕らをエゴの狂気の一線から
連れ戻してくれると思うのです
最近聞いた話
ソメイヨシノの寿命は60年くらいだそうです
樹木の生命は何百年もあるかのように思っていたのですが
桜にはそんな儚さもあるのですね

幹はだいぶ痛んできた出奥の老木ですが
花を咲かせる頃にはなんら若木に負けていません
きっと自ら朽ちて倒れるその時まで
精一杯きれいな花を咲かせてくれるのでしょう
そんな生き方、ちょっと素敵に思います

下河原公園の桜の木
背景の処理など写真に撮るのが難しく
これまでなかなかシャッターを切れずにいたのですが
町の風景として写してみたら
素敵な写真になりました
そう、撮るも撮られるも写真は互いの心の鏡
僕も気負うことなく素直な目をして
ファインダーをのぞける歳になったのでしょう
川向こうに臨むは喜木の神社の桜の木
今年はまだ早かったようですが
6分〜7部咲きにはなったでしょうか
日土から保内や八幡浜に出かけてゆく人々の
目を楽しませてくれる桜です

でも脇見運転にはご注意を
一度歩いて見に来てください
桜の下の公園では賑やかに遊ぶ
子ども達の声も響いています
さらに喜木川を下ってゆきます
Aコープを少し過ぎた辺り
桜の並木がそびえます
ここもなかなか絵に出来なかった所なのですが
今日はきれいにまとまってくれました
桜並木のトンネルを
地元の人たちがゆきかうさまを
しばらくじっと見つめていました

ここからは自転車の機動力発揮です
ゆっくりぶらぶらチャリを転がしていたところ
山の上に桜を発見
親切なことに『琴平公園→』の看板までありまして
初めて琴平公園なるものに行ってみました

神社の参道にはとても見事なソメイヨシノ
自転車を路上に放り出して
惹かれるように階段を登ってゆきました
(路上駐車すみませんでした)

階段の中腹から臨む川之石の町並み
下でじゃまになっている自転車に気付いて我に返り
急いで階段を駆け下りました
桜が教えてくれた琴平公園
とても素敵な場所でした

いつものコースと逆ルート
川之石から須田トンネルを駆け抜けて
一気に八幡浜市内に出てゆきます
そのまま千丈まで走りぬけいつもの場所までやってきました

桜並木のトンネルがとても居心地のよい場所
向こうに走る国道の騒がしさも
なぜかここには届きません
それでもフレームの中に
走る車は入れたくないと
辛抱強く待ちながら
桜撮影会を楽しんできました
八幡浜への帰り道
いつも車で通り過ぎる桜とチューリップの小道です
車では絶対撮れなかったここのスナップ
今年はこうして撮れました

穏やかな陽だまりの桜の写真
横には車がびゅんびゅん走っているのに
写真はちょっと嘘つきです

川沿いの道を川と一緒に下ってゆきます
ほらここにもこんな素敵な桜道

桜はどうしてこんなに優しくその腕を
僕らの上に伸ばしてくれるのでしょう
我が子を優しく包み込むように

フィルムの全てを撮り終えて
今日はここでおしまいです
よくよく走った桜めぐりの一日でした


2010.3.28 今年の桜2
日曜学校のその前に
今日もお天気が良かったので
松岡・梶谷岡をぶらぶらふらふらひと歩き
幼稚園門前の桜には
やっぱりこの赤レンガ蔵が良く似合う
今年も素敵なモチーフとなってくれました
松岡へ登る小道から見た公民館の桜
ここの桜は本当に見事です
遠く田窪からも見えました
そのお話はいずれのちほど
梶谷岡の坂の上から遠く見渡す桜道
ほとんど地元の人しか知らないであろう桜ですが
なかなか大きな桜です
フレームに入りきらなくって
わざわざ広角レンズを取りに戻りました
そんなのんびりさも地元スナップのいいところです


2010.3.29 今年の桜3

3日続けての上天気
今日はカブを連れ出して日土をぶらっと行ってきました

バイクの置いてある幼稚園までは
わざわざ公民館回りでぶらぶら歩き
いつも自動車で通り過ぎる松岡の道も
実はこんなに素敵な桜道
カメラを持ってここを歩いたことがなかったので
今日の初めに歩いてみました

いつも下から見上げていた公民館の桜も
上ではこんな小道を作っていたのですね
なんかうれしい発見です


公民館の桜越しに幼稚園と病院が見えますか
桜のカーテンに彩られ
かすかに見える病院のオレンジ瓦と幼稚園の白壁

桜を見上げた向こうに見えるのは
今日の目的地、中当の山
青空の青色に誘われて
カブが機嫌よく走り出しました



中当から眺めた日土の谷
下に見える緑の屋根は新築の日土小学校
信州高原の風景が好きな僕は
大きな風景を見つけるとなんかうれしくなってしまいます
「日土でもこんな絵が見れるところ、あったんだ」

カブは先々に進みます
何度か道を間違えながら
山並みと眼下の風景で自分の位置を天然GPSしながら
田窪の道を見つけ出しました

突然開けた景色にカブを止めます
手前に日土小学校を発見
『ということは』と日土の里を探索します
あったあった、ありました、僕の家
このカメラはズームではないので拡大できないのですが
自分の目をよくよく凝らして見つめてみれば
「あれがJAの川向こう倉庫、
ということはあの赤に囲まれているのが僕の家!」
赤く見えたのは家の周りに
風除けのために植えられたアカメガシ
あの赤がこんなにも鮮やかに見えたこと、感動でした
その右側には一山の桜が
「あれは松岡公民館の桜だ」
と再感動
いろんな再発見が出来た田窪ツーリングでした

「あんなに見えたのだから!」と
上がってきた写真を拡大してみるとこんな感じ
僕の目で見たあの真っ赤な赤は再現されていませんでした
僕の目玉が良かったのか
あれは僕の心にだけ映った赤だったのか
いずれにしても人の『見たい想い』の力は
とてつもなく大きなもののようです

みなさんも「何かを見たい」と願ってみてください
子どもの成長や家族の笑顔
小さな小さな幸せなんてものを
きっと心の目にだけ見えることがあるかもしれませんよ



2010.4.14 おさんぽ
夕方近く、おのこりの子達を連れ出して
ちょっとそこまでおさんぽに
幼稚園のまわりにはこんな素敵なこみちがいっぱい
みんなもきっと、見たことあるはず歩いたはず
そんな僕のセンチメンタルをおいてきぼりに
さっさか歩く子ども達
こんな風景も道もこの子らには
未来へのびる探検路
そう、だから、力強くしっかり歩いてゆきなさい



2010.4.17 春・サイクリングブルース
とうとう趣味のデジカメを買ってしまいました、E-P1
使い勝手を確かめながら連日ためし撮りに勤しんでいます
軽い機体を首から下げれば、自転車使いもいけそうな感じ
さてさて、どんな絵が撮れるでしょうか
須川の小川
こうやって見てみればこの川をさかのぼってゆけば
新田神社まで続いているのがよく分かります
道路向こうのこみちで遊んでいた男の子
あれは幼稚園の子だったのかな
さすがに顔まではわかりませんでしたが
「知ってる子かな」って思っただけで
うれしくなっちゃうものですね
いつもの道の帰り道
喜木川のほとりのヤマフジが
今年もきれいに咲いていました

遠くからも目をひきつける
春の藍色、藤の色
車でここを行き交う人は
この藤に気付いてくれているでしょうか
藤を見ていて思い出して行ってみた
下河原公園の藤棚は
まだまだつぼみのつけ始め
もうあと10日もかかりそう

公園を後にした帰り道
了月院の桜の木
少々の花を残しながらも
新緑まぶしい葉桜となっておりました
出奥の裏こみち
自転車を止めてスナップです
日土のこんな裏道が大好きです

こういう道を見ていると
うれしくって残したくって
変わってしまう前に今しかないと
そんな想いでシャッターを切るのかもしれません
うつろいゆくこと
それがすべての『ことわり』なのだから



2010.4.24 春・サイクリングブルース2
E-P1レポートの第2週
今日もいつものコースをたどりながら
新しい相棒との相性をひとつひとつ確かめます
得意不得意があってあたりまえ
それをどう受け止めてやるか
それをどう使い伸ばしてやれるか
子どもに向き合う時となんら変わりはないことなのです
下河原公園の藤は今咲き始めの四分咲き
青空をバックにきれいに咲き誇っていました
きっと今週半ばに迎えるだろう花の見頃
来週もう一度訪れてカメラを向ける楽しみを
残して今日は公園を後にしました
向灘のEP-1初ショット
見た目では白波の白がもっとまぶしく見えたのですが
このデジカメでなかなかそれを再現できませんでした
こういう情景はフィルムの方が得意なのかな
でもおかげでまた銀塩カメラを
引っ張り出してくる気にもなれました
昔のカメラの優位性を確かめられて
残念半分、うれしさ半分
『得意なことこそものの上手なれ』と
僕に教えてくれた一枚でした
高見から臨む川之石湾
入江の半島が重なり合って
素敵な風景を魅せてくれます
青い海と青い空が
気持ちの良かった午後でした
神越の川のほとりを自転車で行けば
こんな風景に出会いました
周りは住宅街なのに
川のある風景ってなんかノスタルジックで不思議です
日土まで帰ってきたら
ここにも山藤のある風景がありました
藤って自然の中に溶け込んでいるのに
ふと目を送ればその風景の中にイロドリを添えてくれている
可憐な花だと思いませんか
見逃してしまう人の方が多いかもしれないけれど
見つけられた人には
素敵な想いをプレゼントしてくれる
そんな藤の花が僕は好きなんです



2010.4.25 日土をお散歩
日曜学校の帰り道
けいちゃんとちょっと歩いてお散歩に
防川の裏道を歩いてみました
幼稚園からも見えるたいちゃん家のこいのぼり
真下から見上げればこんなに大きく元気良く
ハウスの横を歩いたならば
一足早いみかん花の香りと元気なハチの羽音に
歩く足取りもうれし元気になれるよう
途中であんちゃん達にも出会えました
素敵な日土防川のこみちです



2010.5.4 カブでツーリングブルース
今日は完全OFFにして
カブで日土めぐりをしてきました
ひと月ぶりのカブ君の、ご機嫌はちょっとややナナメ
久々の出動に加えてこの勾配なので仕方がないのですが
エンストと迷子を繰り返しながら
3時間かけて日土を一周してきました
走って迷って引き返し、止まって休んで再挑戦
全て思うようには行かないけれど
全て想いにまかせて走り抜けた
そんなブルースな一日でした
今日は横尾地コースでスタートです
JAの駐車場から梶谷岡の急坂道を駆け上がり
横尾地方面へ向います
坂の途中、エンスト覚悟で何度もバイクを止めまして
眼下の日土の谷の絶景を、眺めて一息ついた後
ゆっくりとシャッターを切りました

横尾地から日土東に入ります
暑いくらいのこの日でしたが
林の木陰が心地良かったです
杉林に響く水音に誘われて
分け入りこんなショットも撮ってきました

下の写真は川に掛けられた橋
元は石造り、またはコンクリート製かもしれません
その上に杉の落ち葉が降り積もり
そのまた上に緑の草葉が生い茂り
こんな素敵な空間を作り出していました

これを見ていて思い出したのが
宮崎駿の『天空の城ラピュタ』
人間が科学によって作り出した空中都市やロボット兵を
森の木々が包み飲み込んでしまったあの絵です
人が作ったもの、人がつけた傷跡を
自然は自らの中に取り込んで
癒そうとしているかのよう
これが自然の人間に対する厳しさであり
地球に対する優しさなのかもしれません
走る道すがら、赤い花が視界をかすめます
バイクを止めて振り返れば山ツツジ
ずっと高い頭の上で咲き誇ってしました
自然の色はやっぱり絶妙です
園芸種のように媚びた感がないと思うのは僕ばかり?
やっぱり自然に生きるものは力強い
自然に生きるものは美しい
だから僕も自然に憧れるのでしょうか

『ひがし』めぐりは続きます
木漏れ日に照らされた苔・シダが
緑色の透過光に輝けば
木々の枝々を「ビービービー」
愛らしいヤマガラが行ったり来たり
杉の幹を走る緑色のシルエットは
「アオゲラだ!」(キツツキ)
行く先を追ったのですが
巡り会えたのはその一瞬だけでした

でもでも身を置くだけで気持ちよい
そんな場所ってあるんです
しばらくそこでたたずんで
ふりそそぐ森の息吹と小鳥達のさえずりを
一杯たっぷり味わってきました
『ひがし』からぐるっとまわって
川辻まで戻ってきた後
田窪に向けてまた登り出しました
ここから迷走、迷子ツーリングの始まりです
何度行き止まりに行き着いたことでしょう
ようやくこの前来たポイントまでたどり着きました
眼下に見えるは日土小学校
右手は目指すヌタ山で
その向こうには宇和海まで臨めます
今度は迷わず来れますように
(いいかげん道覚えろ!)

ヌタ山からの風景
正面の赤い屋根は松岡橋のみかん倉庫
だから橋一本分川上、左の方に目をやれば
見えた見えた幼稚園
病院に僕の家までわかります

右手に目線を送ってやれば
山陰から覗いているのは青石中学
そして喜木に神越、川之石まで見渡せます
ここに来るまで何度もみかん畑を行ったり来たり
お仕事されている方もあったのに
おじゃましました、すみません

帰りは帰りでまたまた迷子
今出に出るはずだったのがとうとう今出に出られずに
ヌタ山から神明に直接降りてきてしまいました

でもおかげで途中こんな素敵なこみちも通り
そびえる枝に紫の花は桐の花
素敵な山道ツーリングとなりました

なんとか知った道まで帰って来ました
出の奥・防川まで戻ってきたら
また花を増やし、より見事に咲いていた藤の花
あちらこちらの藤はもう終わってしまったのに
野生のものはやはり強くたくましい
藍色の輝きが優しく僕をお出迎え
ハラハラドキドキだった今日のツーリングブルース
「帰ってこれてよかった」のうれしい想いを
最後まで満たしてくれました



4〜5月 幼稚園のある風景



<今年のほたる>
今年も日土で蛍が見れました
まもるくんが捕まえてきた蛍
みんなで見た後、そっと幼稚園の草むらに放しました

暗くなってから松岡公民館下の水路に蛍を見に行ったのですが
4〜5匹の蛍が少し強い風にあおられながら
ふわふわと軌跡を描いていました
あれは幼稚園で放した蛍だったのでしょうか



2010.6.28 ヌタ山散策
今年の日曜学校の合同キャンプは日土で行われます
その際、ヌタ山歩きのプログラムがありまして
スタッフで下見に行ってきました
九十九折の坂道を一歩一歩あるいて登れば
こんな景色達に出会えます
幼稚園の正面にあるのがヌタ山
『みかんのはな祭り』が行われる山です

みかん畑のこみちを抜けて上がってゆきます
手ずから組み上げられた石垣を
脇に眺めながら登る道
今でも地元の人たちの生活道です

こみちから車道へ出た辺り
眼下の川っぷちにブルーベリー畑が広がります
およそ百年程前、ここで天幕伝道が行われたという
日土教会の礎とも言える所なんだそうです

ちょっと川上に目をやれば
日土小学校も見えてきます
真新しい緑色の屋根は
山から見てもよく目立ちます

道の横には水道タンク
日土の山にはあちらこちらで
このような貯水タンクを見かけます
山の湧き水が人々の暮らしを支えています

ここまで登ってくるとだいぶ日土が見渡せます
薄緑色の屋上はJA日土の建物で
そのむこうにあるのは川向こう倉庫
そこから右に目をやれば病院や幼稚園が見えてきました

川下に向って展望すれば
川の向こうに新墓地が
手前奥には青石中学
山裾の向こうに川之石湾も見えてきます

途中で見かけたモノラック小屋
野ざらしのモノラックが多い中
なんかとても大事にされているような光景に
なんかうれしくなっちゃいました

車の行く道はこんなにきれいに舗装され
農家の人達の足を支えます
今もみかんの仕事は大変ですが
でもきっと、昔の人は大変だったことでしょう

ハウスの枠が広がるみかん畑
みなさんの試行錯誤がうかがえます
人に喜んでもらえるものを作るのは難しいもの
でも喜んでもらえたら、とてもうれしいのは僕らも同じです

向こうに見えるは横尾地の山
その向こうに高い尾根が連なっています
日土で一番高いのはこちらの山々だとか
ひげのおじちゃんによる日土ガイドでした

先ほどのハウスがもうあんな下に
見上げていた正面の山々も
僕らの視線の高さになってきました
こういう視界の変化を楽しめる散策は素敵です

小学校方面の展望も
こんな風に開けてきます
さっきは手前のひと重なりの尾根しか見えなかったのに
遥か向こうの重なりまで臨めるようになりました

最上部の尾根から見渡す日土の谷
出奥、喜木、神越の向こうに川之石
そしてさらに向こうは湾の入り江もしっかり見えて
素晴しいパノラマ展望を見せてくれました

少し手前に目線を移せば
ちゃんと幼稚園や病院も見渡せます
この風景の中にあっては
僕らの日々の営みは小さく小さく見えてくるものです
山道を歩いている時には
どこを歩いているのか分からずに
不安になることもありましたが
こうして高見に登って見渡せば
歩いてきたあの風景が確かに間違いではなかったと
自分の心を励まし支えてくれるのです

それはきっと人生においても同じこと
今は自分がどこにいるのか、見失う時もあるけれど
神様に祈りながら一歩一歩一生懸命歩いてゆけば
ある時、急に視界が開らかれて
ここまで歩んできた道もしっかり見渡せて
この歩みが神様に守られていたのだなと思える時が来るのです
そんなお話、今度のキャンプでしたくって
この道を子ども達と一緒に歩きたいと思うのです
皆さんも今度そんな想いを胸に
この山道を、そしてこの風景達を楽しみ味わってみてください



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