2024年度 10月の幼稚園

10月第1週

<9月30日 たんぽぽ・すみれ組>
たんぽぽさんはすみれ組にお手伝いを頂きまして
運動会でダンスを踊ります。
今日はその練習。
そこにいるだけで可愛いたんぽぽさん達なのですが、
ムラはあるものの嬉しそうな顔を振りまきながら
『ペンギンダンス』を踊ってくれています。
でもそれはやっぱり
一緒に踊ってくれるすみれさんのおかげだと思うのです。

隊形移動と言っても何がなんだか分からないたんぽぽさん。
そんな彼らを導いてくれるのがすみれさん。
自分達もそう言うのあまり得意ではないのですが、
『たんぽぽさんを連れて行って』とお願いされては
『がんばって覚えて動いて』するしかありません。

普段は頼りなさげなすみれさんと、
まだどこか自信のない感じのたんぽぽさん。
このふた組の素敵な融合・組み合わせが、
自分達の中に素敵な化学変化を起こしているみたい。
ダンスを通じて手にした自信やモチベーションが、
日常生活の中にも顕れて来ている今日この頃。
そんなこの子達の変化にも
気付いてもらえたら嬉しく思います。


<9月30日 ばら組>
ばらさんは個人競技の障害走に挑んでいるところ。
色々なミッションがあるのですが、
子ども達の方も個性も運動能力も十人十色。
身体能力は優れていても
『こうやって』と言うオーダーに対して聞く耳持たなければ、
「はい、ここからやりなおし」。
『スポーツってそう言うものなんだよね』
と改めて考えさせられた情景でありました。

『想いのままに自分を表現する自由演技』もとても素敵です。
でも『規定』と言うものが無かったら、
自分が何を求められているのか
なにに挑んで行ったらいいのかも分からない。
また順位を競う競技でなくても、
「あれはあんな風にやったらいいのか!」
と友達の動きを見ることによって
ヒントを与えてもらえるものでもあるのです。

先生の言葉に励まされ、
仲間の演技に触発されて、
自己啓発を進めお互いを高め合っているこの子達。
これまでは『自分の好きなようにやりたいの!』の想いが
なにより誰より強かったそんな子ども達も、
『出来るようになってゆく自分』
『先生の言葉を自分の身体で具現化出来るようになった自分』
を嬉しく受け止められるようになって来ています。
その想いが未分化なうちは
『先生の言うことよりも、僕のやることの方がすごいもん!』
と聞く耳を持てないのは道理と言うもの。
『先生の言葉は自分をより良い方へと導いてくれる』
と言う信頼と確信が芽生えて初めて、
子ども達は我々の言葉を
心から受け入れてくれるようになるものなのかもしれません。

そんなこんなやりながら
『運動会』を課題とて自分と向き合いながら、
己の心と身体を磨いているこの子達でありました。


<10月4日 すみれ・もも組>
すみれ・もも組はダンスの練習をしているところ。
この子達なりに段々と出来るようになって来た運動会ダンス。
でもイマイチ盛り上がりと本気度が足りない気がするのです。
今週は実祐先生と眞美先生二人掛かりで
熱血指導をしてくれておりました。

おかげさまでそれなりにまた進化をして来たすみれ・もも組。
でもやっぱりまだ何かが足りません。
それは演技に対するモチベーションのようなもの。
集中力が途中で切れてしまったり、
先生の声掛けを『他人事』のように受け流してしまったり、
『言われた事をやっているだけ』
ってそんな感じ。
でも運動会までの長い日々、
繰り返し繰り返しの練習が続けば
そんな心の迷い路に入り込んでしまうこともあるものです。
と言うことで今日は
『動画撮影をしたものを、みんなで見て気付きを得よう』
と言う研修会方式の練習が行なわれたのでありました。

これまでの先生達の指導を受けまして、
その言葉を受け止め
自分なりにリスペクトと表現を盛り込んだ
動きを体現して顕してくれている子達があります。
そんな子達・そして自分の演技を見つめながら
「お友達・そして自分の良い所を見つけよう!」
と投げ掛けた実祐先生。
先生達が口で言っていたこと、
それをやってみたらどうなるのか・それがどんな風に見えるのか、
見つめ感じ分かち合おうと言うこの企画。
先生が「手をピンと伸ばして」
と言った言葉を受けて、
肘も手首も指先までも
全部ぴっと伸ばして演技する真面目君。
その姿を取り上げ
「ねえ、〇〇ちゃんのこのダンス、かっこいいでしょ」
と投げかけたなら、
何が先生の想いに近いのか
初めて分かった子ども達。
みんなで踊っている時はなかなか人のダンスを見ている余裕はないし、
見てたら自分が踊れません。
やっぱり自分が静止した状態で
人の動きを見つめるのって、
相手を・そして自分を客観的に受け止める為に
大事な学びとなるのかもしれません。

今の時代、
そんな学びが日常の中で比較的容易に出来るようになりました。
昔だったらビデオで撮って編集してDVDに焼いて…
(未だに僕の仕事はそうなのですが)
と時間がかかってしまうのですが、
『今時の子』である実祐先生は
現代ツールを使いこなし、
『タブレットで撮ってすぐチェック』
ってハイテク指導に挑戦してみたのでありました。

その中でみんなで『お友達の良い所・発表会』も開催し、
『素敵な表現を見つけてみんなですぐにおさらいしてみる』
そんな学びの時を得ておりました。
そしてそれは技術的なことに留まらず、
子ども達のモチベーションも上げてくれました。
評価してもらった子は益々張り切ってやっていたし、
『人に見てもらっている』と言う意識の啓発は
それぞれの深層心理に影響を与えてくれたよう。
一つのダンスにみんなで取り組むその中で、
クラスの連帯感や個々人のやる気を盛り上げてゆくと言うことが
『運動会ダンス』を教育課程に取り込むねらいです。
これまでなかなかその想いを子ども達に伝えられずに、
指導に苦労していた実祐先生。
彼女にとっても『自分に何が出来るのか』、
自分を生かした投げかけと
それによって得た手応えを
感じることの出来た一日になったように思います。

先生も子ども達も
こうして一生懸命取り組んでいる運動会ダンス。
それぞれの想いを感じながら、
そんなこのクラスを見つめながら・応援しながら、
本番ダンスを見ていただけたなら嬉しく思います。


今週の顔
ももぐみのいとちゃんです。
いつでもなんでも全力で
がんばってやれるいとちゃんは、
ダンスの練習も全力投球。
打ち込んで踊るその姿に
先生も「あんな感じ!」と助けられています。
今自由遊びではまっているのは『おさるごっこ』。
こちらも全力で『おさる』になりきり走り回ってます。
ばらさんのせなくん、
大好きな三輪車で御機嫌笑顔。
『好きなものこそ上手なれ』の言葉通りに
この日も雨上がりで重たい園庭にもかかわらず、
その強い足腰を僕に見せてくれました。
自分の想いを発信しながら、
お兄ちゃんとしてもがんばっているせな君。
頼もしい素敵な男の子になりました。
ばらさんのあつむ君です。
「ちゃーぅ!ちゃーぅ!」ばかりだったあつ君が、
色々おしゃべりして聞かせてくれるようになりました。
僕もそのうりゃうりゃが聞き取れるようになったのですが、
逆にあつ君が僕らの言葉をよくよく聞いていることに
ちょっとびっくりしている今日この頃。
入園してから9か月、
心も体も大きく大きく成長しているあつ君です。
すみれ組のかずなり君です。
なんでもやれば出来るかず君ですが、
自信のなさが玉にキズ。
でも運動会練習で挑むことも
やれば出来てゆくかずくんなので、
只今成功体験と心のパワーを蓄積中。
ひとつ出来たら「次も!」「これも!」と
前向きにがんばれるようになりました。



10月第2週、3週

【10月12日 運動会】
今年もこの日がやって参りました、
幼稚園の運動会。
先月13日に敬老参観日で子ども達の『今の姿』を見ていただいてから
4週間と1日のこの日まで、
じっくりと準備をして来てこの日に挑んだこの子達。
最初はわちゃわちゃガチャガチャだった演技・競技も、
「すごい!」と拍手をいただけるほどにがんばれるようになりました。
お天気も心配されることなく
万全の状態でこの日を迎えられたこと、
神様に感謝でありました。
そんな子ども達の大奮闘を今一度、
皆さんとご一緒に振り返ってみたいと思います。
<聖火リレー>
今年はオリンピックイヤーと言うことで、
オープニングは聖火リレーを行ないました。
初めは聖火リレーの所作も精神も
全然理解出来なかったすみれさん。
コントのようなドタバタのオンパレードだったのが、
本番では『皆さんに見てもらうこと』
『運動会が開けることの喜びを伝えること』
をしっかりと顕してくれました。
すみれとしてシャンとすることの大切さを、
そしてそれを見て喜んでもらえる嬉しさを、
理解してくれたのがなによりの成長だったと
嬉しく見つめた情景でありました。
<かえるのたいそう>
4人のすみれさんの出番は続きます。
開会宣言・聖火リレー・選手宣誓に続きまして、
みんなをリードする体操のインストラクター。
『自ら声を出して…』はどちらかと言うと
苦手なこの子達でありますが、
この時ばかりは幼稚園を引っ張る年長組として
声を出し体を動かししてくれたものでした。
そんなすみれを意気に感じ、
自分達も大きな声を出し・体を動かししてくれた下の子達。
みんなみんな、心と身体のウォーミングアップを
十分にすることが出来ました。
<かけっこ>
最初の競技はかけっこです。
たんぽぽさんからすみれさんまで
これまでで一番がんばって走ってくれた
今日のかけっこでありました。
事あるごとに「やらん!」と言ってた子が、
走り出したものの最後は『歩いてゴール』だった子達が、
颯爽と凛々しい姿でゴールを駆け抜けてくれたこと、
それがなにより嬉しいことでありました。
<ペンギンサンバ>
かけっこに続いて
たんぽぽ・すみれダンス、『ペンギンサンバ」です。
これもすみれさんの優しく導いてくれるリードを受けて、
やってくれたたんぽぽさんの姿が実に印象的でありました。
踊るの・見てもらうのが大好きなたんぽぽさんも
やはり『隊形移動』とか『取り決め』となると
ちょっと心許ないのですが、
すみれさんがよくよく覚えていてくれました。
自分のことはあやふやなのに
『たんぽぽさんのため』となると
ここまでやってくれるすみれさんに感心させられたもの。
おかげさまでたんぽぽさんのダンスもばっちり可愛く
素敵に決まっておりました。



<みんなで金メダル!>
すみれ・ももの個人競技障害走です。
運動が得意な子も・そうでない子も、
実にがんばっておりました。
特に4週間前と比べて自信を持って挑んでいる姿が
まばゆく感じられたもの。
去年はまだよちよちまだ歩きだった子達が
颯爽と跳んだり走ったりしてくれたり、
『運動』となると途端にテンションが激下がりで
いかにもダラダラだった子達が本当に真剣に取り組んで
これまでで一番の姿を僕らに見せてくれたり、と
とても見所の多い競技会となりました。
毎日毎日遊ぶ時間を削ってまでがんばった
すみれさんは偉かったし、
そんなすみれに触発されて
がんばっていたももさん達もすごかった。
本当に嬉しい姿と成長を見せてもらったこと、
神様に感謝です。
<いらっしゃいませ ひよこちゃん♪>
今年もすみれさんにお手伝いいただいて、
未就園児の集いを行なうことが出来ました。
本当に出番が多く大変だったと思いますが、
ひとつひとつ一生懸命やってくれたすみれさん。
その成長がすごく嬉しかったです。
ひよこちゃん達もお母さんにいざなわれ、
お土産をもらいに行けました。
この子達の成長が今から楽しみな
今日の運動会となりました。
またひよこクラブにも遊びに来てください。


<バラリンピック>
ばらさんの個人競技です。
こちらもオリンピックに見立てた演技・競技を
がんばってやってくれました。
練習の時にはのんびりのんびりやっていたこの子達が、
いつの頃からか『さっと』『しゃっと』やるのが
「かっこいい!」って分かって来て、
運動会の本番では自分の力と体を一杯に使って
『今の自分』を表現してくれたのが
なんとも嬉し駆ったです。
練習の時より難しいことに挑んでくれた子達もあって、
その心の成長も嬉しく受け止めたもの。
準備とか練習とか大変ではありますが、
「運動会ってやっぱりいいよね」
とそんなことを思いながら見つめた
この子達のバラリンピックでありました。
<まいにちチャレンジャー>
ばらさんのダンスです。
「もり!もり!もーりもり!」を掛け声に
みんなでがんばったバラダンス。
練習を始めた当時は
「なんでこんなことすんの?」って感じの
テンションの低い子達もありまして、
立ち位置を覚えるのさえ難しかったこの子達。
でも段々とやる気に火がついて来た子達から
率先して立ち位置に並んだり
隊形移動ではイの一番に現場に駆けて行ったり、
分かるようになったこと・出来るようになったことの喜びを
その動きで表現してくれるようになりました。
リアルに毎日チャレンジ!
がんばっているばら組です。
<おんぶ騎馬戦>
すみれ・もも親子競技。
幼稚園で久々に登場となった親子騎馬戦。
練習では遠慮気味に逃げてばかりだったこの子達が、
段々と闘争心に火がついて来たのか
本番ではこんな白熱したバトルを展開。
やっぱり『お父さん・お母さんの背中』は
この子達に元気と勇気を与えてくれるものなのでしょう。
あちらこちらで熱戦を繰り広げていた
すみれ・ももの子ども達でありました。
ご参加くださったお父さん・お母さんにも感謝です。
<つないで!つないで!!>
ばら・もも・すみれによります全員リレー。
学年毎に回るコーンが変り、
知力体力の良きトレーニングとなったこの競技。
コーンを含めて最短のライン取りで走れば早いけれど、
それを超えて全力で走るパワーと体力があったなら
それはそれで良いのです。
各所で様々なドラマを見せてくれた
この子達の『すないで!つないで!!』でありました。
<チャリンコでGO!>
色々な行事が重なりまして、
参加者が4名となった今年の『チャリンコでGO!』。
『幼稚園で三輪車・それも人前で』に
仏頂面だった子達や、
『幼稚園児に戻って疾走三輪車』が嬉しかった子達まで、
それぞれにそれぞれの想いを背負って
三輪車で走ってくれた小学生。
本当にありがとう!
今度は観客なしのまったりゆったりの幼稚園に
三輪車を走らせに来てください。
<OLA!!>
すみれ・ももダンス。
体を動かすのが好きな子や
ダンスが得意な子ども達の
一世一代の大見せ場。
それをリードするのは『張り切りももさん』
と言うのがいつものこのクラスだったのですが、
今日はそれだけじゃなかった。
日頃「ダンスなんて」って顔をしている子や
「運動系はちょっと…」と言う子までもが、
誰より張り切り頑張ってやってくれていたことが
本当に嬉しいことでした。
「やっぱり最後はすみれさんだよね」
とその成長を嬉しく見つめたものでした。
<そろえてダンクシュート!>
たんぽぽ・ばら親子競技です。
バスケ大好きな美香先生が考案した
ホットでコミカルな創作競技。
何色が出るかは我が子次第。
それでもゴールに向かって抱っこして
高い高いをしてくれる
お父さんお母さんに大喜びだった子ども達。
素敵な触れ合いの場面を見せてもらい感謝でした。
<リレー>
すみれ・ももによるリレー。
練習では勝てそうになかったら本気で走ることをやめてしまったり、
バトンの受け渡しがわちゃわちゃだったり、
「今年のリレーは…」と思ったもの。
でも運動会に向けて練習を積み重ねて来たその中で、
想いも技術もどんどん上がって来たこの子達。
本番では抜きつ抜かれつの名勝負を繰り広げ、
僕らに熱い姿を見せてくれたのでありました。
みんな本当に速くなりました。
<親子でビューン>
親子ダンスです。
お父さんお母さんに抱っこしておんぶしてもらって
大喜びの子ども達。
いつの間にかこんなに重たくなった我が子を抱きかかえながら
園庭を走るお家の人達にとって
しんどい所もあったかもしれませんが、
それも喜びのうち。
「こんなに大きくなったんだなぁ」
と嬉しく感じてもらえたなら幸いです。
そうは言ってもお疲れさまでした。
<閉会式>
全ての競技・演技をやり終えて、
今年も運動会の幕が降りました。
がんばってやったのに思うように出来なかった子達や
「やらん!」「やだ!」って口では言っていた子ども達も、
金メダルを首からかけてもらったなら
こんな御機嫌笑顔で笑ってくれました。
あれこれ言いながら
本当はがんばっていたんだもんね。
それがスポーツの良い所。
口では表せないホントの想いを
体で表現することが出来るのだから。
そう言う意味では今日の運動会、
みんなみんなそれぞれの想いとがんばりを
一生懸命顕してくれていたと思います。
みんなよくよくがんばりました。

<たんぽぽ組>

<ばら組>

<もも組>

<すみれ組>


【今週のスナップ 10月11日】
運動会が終わったら引っ越すじゅんくんと
ゆっくりお別れの時を持ちたいと、
今日は急遽ホールに集まって合同礼拝を守りました。
運動会を前にテンションもモチベーションも
最高潮の子ども達の讃美歌は大迫力で
ホール中に響き渡りました。

礼拝が終わって美香先生にバトンタッチ。
じゅん君の転園について紹介してもらい、
その流れでお別れ会と相成りました。
お互いにプレゼントを渡しもらいした子ども達。
壇上に立ったじゅん君の
いつも通りのキラキラ笑顔がなんとも眩しかったです。
いつも一生懸命だったじゅん君のひととなりが
まばゆく思い返されたひと時となりました。

最後にみんなで一緒に記念撮影。
じゅん君を真ん中に
思い出に残る一枚を撮ることが出来ました。
翌日の運動会も最後まで
がんばる心意気を見せてくれたじゅん君。
きっと新しい幼稚園に行っても
神様に守られみんなから愛されて、
健やかに大きくなって行ってくれることでしょう。
「また、遊びに来てね」
じゅん君・そしてけい君の『帰郷』を
今から心待ちにしている
日土幼稚園の僕らです。


【今週のスナップ 10月16日】
今日は公民館のおいもほりが行なわれ、
すみれ・ももの子達が参加・交流をさせていただきました。
公民館の館長さんを始め主事の方々・そして役員さんと
本当に沢山の人にお世話をいただきまして
ここまで大きくなったおいもさん。
それを日土小の1・2年生と日土保育所の子ども達、
そしてうちの9名の子ども達でがんばって掘りました。
今年は苗の根がつかなかったり、
大雨・そして暑さと本当にイレギュラーが重なった年でありましたが、
掘りあげたおいもを見てみたらこれまたサプライス。
ほっそいほっそいヒゲだらけのおいもが出て来たかと思ったら、
砲丸のようなおいもが出て来てなかなか掘り出すことが出来なかったり、
そんなドキドキ体験を一杯させてもらった子ども達でありました。

小学生や日土の人達がかけてくれた言葉もとっても嬉しかったこの子達。
また保育所の子達との関りが自我の心をくすぐって
いつもよりしゃんとした感じでがんばっていた気がします。
そんな触れ合い・交流の時を与えて下さった皆さんと
それを学び・そして成長の時に変えてくださった神様に
心より感謝です。
みなさん、本当にありがとうございました。


今週の顔
ももさんのとうまくん、明るく陽気な男の子です。
お部屋遊びでもお調子モードで
僕の所にやって来てくれます。
でも実はとっても怖がりだったり諦めが早かったり、
段々と分かって来たそんなとうま君のひととなり。
それが運動会に向けての日々の中で、
心を強く持ってがんばれるようになりました。
それが嬉しいちょっと凛々し顔のとうま君です。
ばらさんのがくた君、トミカを持って御機嫌笑顔。
のんびりまったりのがくちゃんですが、
運動会に挑む日々の中で
なんか意識も動きもちょっとちょっと俊敏に
なって来たそんな気がする今日この頃。
ぴっとする心地良さやそれが出来る自分に
喜びを感じてくれたのかも。
顔つきもお兄ちゃんぽくなった気がするがくちゃんです。
ばら組のななちゃん、
御機嫌にっこりピースサイン。
ほわほわっと柔らかなイメージの
そんなななこちゃんでありますが、
運動会では体を一杯に使ったハッスルプレイで
アクティブな姿を見せてくれました。
手足の長さがとても美しく感じられる
素敵なパフォーマンスでありました。
ばらさんのじゅん君です。
大の仲良しの僕等はいつもこの距離・こんな感じ。
気がつけば膝に乗って来たり
背中に負ぶさって来てくれたりと、
言葉以上にその距離の近さを
嬉しく感じさせてもらったものでした。
いつも明るく元気で一生懸命なじゅん君、
その素敵な心のまま大きくなってね。
すみれ組のこうき君です。
運動会では精一杯・力一杯がんばることが出来、
ちょっとお兄さんになったこうき君。
発想の転換やブレイクスルーは
これまでもピカイチだったのですが、
それをみんなの中で活かせるようになって来たのが
嬉しい成長だと思う今日この頃。
これからが益々楽しみなこうき君です。
もも組のそうたくん、ブランコに揺られ御機嫌笑顔。
プレッシャーにちょっと弱いそうちゃんですが、
運動会では弱音を吐くことなく
自分に出来る精一杯を全部出して
がんばることが出来ました。
ダンスも先生が「ほら、そうちゃんを見て!」
とみんなに言うほどしゃっとしてたし、
真面目な心が実を結んだ今年の秋でありました。



10月第4週

10月22日 すみれ・もも・ばら組
今週はサッカー教室が行なわれました。
「今日はお天気もちそうでよかったね」
と言う想いで始めたサッカー教室。
気温も下がりあの暑かった頃と比べたら、
とても活動しやすい気候。
運動会で覚醒したと思われる『スポーツマインド』も相まって
子ども達は最初から張り切ってやってくれておりました。

それが1/3ほど過ぎた頃からパラパラ雨が降り始め、
急遽ホール内に移動して続けることになりました。
子ども達の奮闘ぶりを見に来て頂いていたお母さん達に
「今日は半分だけで申し訳ありません」とお詫びしつつ、
空けてもらったホールで後半戦が始まりました。

前回は暑さもあってダラダラになってしまった後半戦。
それがこの日は『勝ち残りボール取り』で
最後まで熱く戦ってくれたこの子達。
その中にはももさんやばらさんの姿もあって、
「この子達、本当によくがんばれるようになったなぁ」と
嬉しく見つめたものでありました。
運動会までの4週間で
気力も体力も大きな成長を見せてくれた子ども達。
それをサッカー教室の中でも自ら体現して見せてくれまして、
そんなこの子達のがんばりを嬉しく見つめた
今日のサッカー教室でありました。
子ども達のことを応援しに来てくださった皆さんにも感謝です。


【今週のスナップ 10月23日】
今日はクッキングの日。
今回は子ども達、ピザ作りに挑戦いたしました。
ピザ生地を伸ばすところから始めた子ども達だったのですが、
柔らかな生地がまな板・そして麺棒にくっついて悪戦苦闘。
この分量加減がいつも難しいのでありますが、
『思うようにならない相手に対してどう向き合うか』、
それは子ども達にとっての学びになります。
ついてやってくれている先生達にとっては
もうちょっとやりやすい方がいいよね…と思いながらも、
子ども達と一緒に『ああして、こうして』とがんばってくれているその姿を
見守りつつ『声なき声』で応援していた僕でした。

だんだんと形が整って来た生地の上に
ソースを塗って・チーズをのせてと、
段々とピザらしくなって来たこの子達のクッキング。
一度に二人ずつ子ども達を見てくれている先生達が
片方に目を注いているそのうちに、
もう一方の子がなみなみとオーロラソースを生地に注ぎ込みまして、
そっちに目をやった瞬間「わぁ!」と驚いて…なんて情景も。
『子どもがクッキングをする』と言うカリキュラムの大変さを
改めて感じた時となりましたが、
それがこの子達にとってはかけがえのない体験です。
『こうしたらこうなって、全部ちゃんと出来ました』ばかりではない、
『こうしたら、こんななっちゃった。さてどうしよう』の経験が
これからのこの子達の人生にとって大切なものになってくれるはず。
先生達の心労に想いを馳せながらも、
色々な体験をしていた子ども達の姿を
嬉しく見つめていた僕でありました。

さあそうして、やっとトッピングの段に入りました。
そこからは子ども達のカスタムオーダー。
先生達が一杯一杯準備してくれた具材の中から
自分の食べたいものをチョイスして、
ピザにのっけてゆきます。
あれこれ苦手や好き嫌いのある子ども達ですが、
ここではこう言う『あなた次第でOK!』にさせてもらえるので
クッキングも大人気なのでしょう。
「これをきっかけに食べ物への関心と取り組み方に
変化と成長が見れたら嬉しいこと」と
がんばってやってくれている先生達。
その想いと努力に本当に感謝です。
クッキングをきっかけに
「いろんな物が食べれるようになりました」と
御家庭から嬉しい言葉も届いています。
みんな想いは一緒なんですね。

さて、出来上がったオリジナルピザを順番に
石窯で焼いてくれたのは潤子先生と和彦さん。
ひとつひとつ大きさ・厚さ・乗っている具材が違う中、
人数分のピザを丁度に焼くのが難しい所。
頃合いを見計らいながら一生懸命焼いてくれました。
みなさんのおかげさまで美味しいピザを頂きました、子ども達。
いつの間にやら食べるのも早くなり、
御機嫌顔で自作のピザを嬉しそうに平らげておりました。

今日は先生達・そして和彦さん、
ピザのクッキングをありがとうございました。
相当嬉しかったみたいな子ども達。
「明日もクッキングする!」と言う声に
「明日はちょっとー!また今度やろうね」
と嬉しい悲鳴を上げた僕らでありました。


【今週のスナップ】
急に涼しくなりまして、
活動も活発になって来た子ども達。
今週はそれぞれ幼稚園の野山で
自然遊びに興じている姿を見ることが出来ました。
朝晩寒いくらいになったせいか、
勇んでてんこを握りしめて山に向かった子達は収穫ゼロ。
そこにいるのは大きくなったジョロウグモとその巣ばかり。
さすがのこの子達も蜘蛛ばかりは
「いやぁ!」と逃げ回っておりました。

そうかと思えばカニ捕りに御熱心なばらさん達を発見。
「あけて!あけて!」とせがむマンホールに
「ばらさんには無理じゃない?」
と思いつつ開けてあげれば、
二匹も三匹も見事に捕獲してみせた男の子。
こんなところで彼の天賦の才を見せつけられて
「やるなぁー」と頼もしく見つめたものでありました。
捕獲のコツは地面に膝と片手をつきながら、
網を持った手を底まで伸ばす思いっきりと体幹バランスの良さ。
いつもなんにでも臆することない彼のパフォーマンスが
最大限に活かされたカニ捕りの一幕でありました。

一方、お山行脚のどんぐり拾いも始めた子ども達。
これも今年の暑さのせいか
なかなかめぼしいものが見つかりません。
今年はさくらんぼから始まって
梅・ビワ・栗・柿と『木に生るもの』がみんな不作。
それでも落葉の下に隠れていたどんぐり達を拾っては
嬉しそうに持って帰って来た子ども達でありました。
そんな風に日土の山里の秋を
只今ゆっくりまったり満喫している子ども達です。


10月25日 ばら・たんぽぽ組
今日は美香先生がお出かけで、
眞美先生がピンチヒッターでこのクラスを持ってくれました。
僕らもフォローに入ったものの
やっぱりさすがの眞美先生。
子ども達と楽しく一日を過ごしながら、
あれやこれやの大わらわにもそつなく対応してくれました。

一日の最後の時間では
『ぼくとじいじ』と言う月刊本を選びまして
子ども達に読み聞かせしてくれました。
子熊とじいちゃん熊の何気ない関わりの情景に
今日の自分と子ども達を投影していたのでしょうか。
絵本の中で繰り広げられる何気ないこと一つ一つの中に感じる
気付きや感動を一緒に喜びながら、
一日の最後を深く味わいかみしめているような
先生と子ども達でありました。

眞美先生、
今日は本当にお疲れ様、お世話になりました。
心より「ありがとうございました」です。


今週の顔
もも組のもとよし君です。
いつも元気で愉快なキャラのもんもんですが、
時より見せる大人びたこんな素顔に
ドキッとさせられることがあります。
自分らしさを振りまき・発信しながらも
周りのものも感受性豊かに受け止めている
そんな風な二枚目もんもん。
本当に大きく・そしてお兄ちゃんになりました。
たんぽぽさんのなぎくんです。
「いやいや!やらん!」は実はフェイク。
本当はがんばり屋さんだってことが
よくよく分かって来たこの二ヶ月。
真面目ゆえに『出来なかったら嫌』の想いが
彼をしてそう言わせていたのですが、
やってみれば色んなことが出来る自分に
前向きになって来たなぎ君です。
たんぽぽ組のゆいかちゃん、
ブランコに乗って御機嫌笑顔。
お兄ちゃんより前に前に進んで行ける
そんな強い女の子かと思っていたのですが、
『実は不安で哀しくなっちゃう』
そんな乙女なところもあるゆいちゃんです。
だからいつもこんな笑顔が見られるようにと
応援したくなっちゃう僕なのです。
たんぽぽさんのあゆむちゃんです。
おふざけ園長先生に「あっちいって!」
と塩対応だった生真面目なあゆちゃん。
でも最近段々と僕の言葉も聞いて
笑ってくれるようになりました。
そうすると自然と距離が近づいて来るから
なんとも不思議なものですね。
仲良しになってくれて心よりありがとうです。



10月第5週

【10月28日 ひよこクラブ】
今日はひよこクラブの日。
6名のひよこちゃんと3人のたんぽぽさんが
お母さん達と楽しいひと時を過ごして行ってくれました。
今月は『ハロウィンパーティー』と言うことで
ひよこちゃんにもお化けになってもらってのひよこクラブ。
大喜びしてくれる子、『なんかイヤなんですけど…』と言った感じの子と
反応は様々だったのですが、
そんな子ども達をよそにお母さん達は嬉しそう。
ちょっとでも我が子のこんな姿が見れたなら
毎日大変な子育ての『心の癒し』になりますよね。
そんな感じで仮装したり踊ったりしながら
ハロウィンパーティーを楽しんでくれて
僕達も嬉しかったです。
製作は『ジャックオーランタン』の小物入れ。
かぼちゃに顔を描いたなら
先生の所へ行ってお菓子の掴み取り。
人見知りをしてるのか、はたまた奥ゆかしい子達ばかりなのか、
眞美先生に「もっと取っていいよ」と言ってもらって
沢山のお菓子をもらっていた子ども達でありました。

プログラムが終わった後はお部屋で自由遊び。
それぞれ使いたいオモチャがありまして
そのやり取りの光景を見せてもらったのですが、
お母さん達のサポートもありながら
上手に『貸して』『どうぞ』のやり取りを経験していた
ひよこちゃん達でありました。
こう言う体験の場ってやっぱり大事だよね…
と思いながら嬉しく・そしてちょっと可笑しく
見つめた情景でありました。

来月は『焼いもパーティー』で
石窯焼きの焼いもをみんなでいただきます。
どうぞみなさんお誘いあわせの上、
ひよこクラブに遊びに来てください。
お待ちしております。
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【10月30日 お楽しみ会】
今月はお誕生日さんがいないので
『お楽しみ会』が行なわれ、
『ハロウィンパーティー』をみんなで楽しみました。
今月は美香先生の回だったのですが、
市販品と見まがうばかりのクオリティーの手作り衣装で
『スペードの3』に変身した美香先生。
「先生のことだから何かこのカードに意味があるのかしら?」
と勘ぐりながら見つめたものでありました。
一方の子ども達もそれぞれにお化けに大変身。
自分の衣装をファッション・ショーで披露してくれまして、
その力作ぶりをみんなで讃え合いました。
その仮装状態でダンスを踊り、心も体もウォーミングアップ。
いよいよメインイベントの『トリックorトリート』の挑戦の旅に
出かけて行った子ども達でありました。

今年は5か所でそれぞれのミッションをクリアーしたら
お菓子がもらえると言うこの『トリックorトリート』。
先生達が考案・準備してくれた
『蜘蛛の巣キャッチ・ストラックアウト』や『キャンディ射的』など
愉快な新競技もありまして、
大いに盛り上がっていた子ども達でありました。
それぞれにゲームを楽しみつつ
手下げ一杯にお菓子をもらってご機嫌だったこの子達。
なんとも嬉し楽しいハロウィンパーティーの一日となりました。
プロデュースしてくれた美香先生と先生達。
楽しい一日をありがとう!

<蜘蛛の巣キャッチ・ストラックアウト>

<言えるかな?トリックorトリート>

<キャンディ射的>

<お化け釣り堀>

<今年もみんなで 「ハイチーズ!」>


【今週のスナップ】
秋の自由遊びは今週も華盛り。
「今年はあんまりないね」と言いながら毎日山に登るのですが、
誰かが大きなどんぐりを見つけて拾うものだから
「どこにあったの?」とみんなびっくり。
ないように見えてまだ梢の上の方に大きなどんぐりが生っているのかしら?
それともおさんぽのトトロが落して行った贈り物なのかしら?
とそんな想いで幼稚園の丘を巡り歩く僕ら。
すると何かが卵を産みつけたのでありましょうか?
『目玉はっぱ』と子ども達が呼ぶ粒粒のついた葉っぱを見つけたり、
何か分からないモヤシのような白いにょろにょろやきのこ達が
生えて来たのを見つけたり、
秋のお山は不思議がいっぱいです。

一方園庭では最近程良く降る雨のせいか、
『カニマンホール』によくよくカニが入って来て
連日の大収穫。
しばしの間飼育ケースに入れて観察すれば、
「ぶくぶくあわあわやってる」とか
「〇〇君の方をずっと見てる!」なんて
そんな会話で大喜びの子ども達。
小さな命との触れ合いを喜んでくれておりました。

はたまた『スポーツの秋』と言うことで
体を動かして遊ぶ事に興じている子達も沢山。
三輪車に乗ってドライブしたり、
なぜか『おさるごっこ』の追いかけっこ・鬼ごっこで
ウキウキ!言って走り回っている子達がいたり。
少し肌寒くもなって来ましたが
元気に遊び回っています。
そう、今が正に自然遊びの旬の季節。
この日土の里を舞台に
自らの心と体に自分の想いを問いかける
そんな遊び・体験を一杯一杯してくれたらいいなと思いながら
この子達を見つめている今日この頃です。


10月31日 ばら・たんぽぽ組
今週のばら・たんぽぽ組は礼拝の後の風景です。
礼拝でも元気に上手に讃美歌を歌ってくれるこの子達なのですが、
それに続いて歌う季節の歌も大好き。
今の流行りは『森の音楽家』で
歌に合わせて歌う楽器パフォーマンスを
上手にやってくれています。
ピアノを弾いたりフルートを吹いたり太鼓をポンポコ叩いてみたりと、
それぞれの奏者になりきって演奏する姿はなんとも可愛らしいもの。
やっている本人達もその気になってやっているから
嬉し楽しい音楽会が繰り広げられているのでありました。

さてその後、一人一人が前に出て自分の歌を披露する
『ひとり歌合戦』が行なわれました。
「うたえるひと?」と言う先生の振りに
みんなみんなが「はーい!」と手を挙げて、
やるやるPRの声がこだまします。
当ててもらったなら自分の歌いたい歌を申告して
先生の伴奏で歌い出す子ども達。
「みんなの前で自分を顕すことが出来る、
そんな子達になったんだね」と
嬉しい成長を見せてもらったものでありました。
その中にはこれまでなんにでも
「せん!せん!」言っていた男の子の姿もありまして、
当ててもらったなら美香先生と見つめ合いながらも
最後まで自分の歌を披露してくれました。
そんな彼の姿に大きな感動を感じさせてもらった僕でありました。

本当に強く大きくなったこの子達、
この秋にがんばる機会を与えられ、
その中で一生懸命自分自身と向き合って、
「やれば出来る」「見てもらえるってこんなにうれしい!」と言う気持ちに
気付くことが出来ました。
それが本当に嬉しいことと、
ここまでの道のりを整え導いてくださった神様に
心から感謝したものでありました。
「みんな、すごかったよ!」


【11月1日 園内遠足】
今日は雨の為、予定していた親子遠足が中止になって、
幼稚園で過ごす『園内遠足』が行なわれました。
お母さん達と遊べる・触れ合える親子遠足を
僕らも楽しみにしていたのですが、
雨ばかりはしょうがない。
でもそれで終わらせる先生達ではありませんで、
幼稚園でも子ども達を楽しませてくれるお楽しみを
一杯準備してくれたのでありました。

まずは準備運動、『エビカニクス』と『ディズニー体操』を
すみれさんリードでみんなでやりまして、
嬉し楽しいウォーミングアップ。
みんなの前で下の子達を導きながら
体操・ダンスするのがすっかり板について来た4人組。
年長児として一年の半分をやり遂げて
自信も実力もしっかりついて来たのでありましょう、この子達。
それにつられてこれまでは
体を動かすのもおっくうそうだった子や、
「ダンスなんてやらん!」って感じだった子達までが、
嬉しそうに踊ってくれているものだから、
ほんとに嬉しくなってしまったものでありました。
運動会やなんやらで
がんばって来た甲斐があったと嬉しく感じた情景でした。

さて、そこから次なるゲーム大会が始まります。
まずは『しっぽとり』。
今年初挑戦と言うこのゲーム。
ルールを確認し実地練習もしっかりやって、
子ども達も僕らも取り決めや挑み方に齟齬がないかを確認します。
そう、企画する方もやる方も、
ちゃんと準備し伝え理解することが一番大事。
「こう言う丁寧な準備や投げ掛けは大切だよね」
と思いながら見つめた風景でありました。
『年長・年中対決』と『ばら・たんぽぽ対決』と言う
二つのカテゴリーに分けて実施したしっぽ取り。
体力・運動神経の勝負かと思いきや、
こそっと近寄ってしっぽを取るなんて作戦で勝ち上がって行った女の子もあって
「へえー」と思いながらその対戦を見つめたものでありました。
しっぽ取りって意外とそれぞれの個性が生きて来る競技だってことを
改めて感じたものでありました。
初めてのゲームにも大奮闘だった子ども達。
この子達の未知なる力と可能性に
なんか嬉しくなってしまった僕でした。

それに続いて行なわれたのが全員参加での椅子取りゲーム。
こちらはハンデキャップなしの真剣勝負だったのですが、
下の子達も結構勝ち残って面白い戦いを見せてくれました。
ぐるっと丸く置かれたイスをくるくる回るその中で、
音楽が止まって「GO!」となったその瞬間、
ショートカットして向こう岸の空いたイスを見つけ取りに行った男の子。
「これはすごい視野の広さと機転だね」と
そのスーパープレイに驚かされてしまったものでした。
そんな子ども達の色々なすごいところを見つけ驚かされた
今回のゲーム大会。
楽しい時を演出してくれた先生達に感謝でありました。

それから今日はホールでお弁当。
シートを広げて遠足モードでのお弁当タイムです。
それぞれにお母さんが想いを込めて作ってくれたお弁当を嬉しそうに
平らげていた子ども達でありました。
いつもお昼に苦労している我が子のために
『お得意メニュー』で準備をしてくれたお母さんもありまして、
それぞれの想いの込め方・愛情の形を
嬉しく見させてもらったものでした。
子ども達もそのお母さんの想いを
しっかり受け取ってくれたようで、
自分のお弁当を誇らしげに僕らにプレゼンしながら
いつになくもりもりと食べ進めていた姿が印象的でした。
その後のお菓子も嬉しそうに食べていた子ども達。
自慢のマイセレクションを誇らしげに見せてくれたその姿が、
この日の『園内遠足」を喜んでくれている
彼らの想いを伝えてくれまして、
嬉しく思ったものでありました。

今日は親子遠足が出来ずに本当に残念でありましたが、
子ども達はホームの会場で安心しながら
この一ヶ月がんばって来た心と体をちょっとほっとさせながら、
ゆっくりゆったり過ごすことが出来ました。
心を尽くして準備してくれた先生・そしてお母さん達に
心より感謝です。
本当にありがとうございました。


11月1日 すみれ・もも組
園内遠足を終えまして、その日のお帰りの様子。
すみれさんがお当番でシール帳を配っておりました。
お友達の名前を読んで手渡していたのですが、
文字を読むのにちょっと手こずっていた様子。
でも小学校進学に向けまして
こう言う取り組みは大事だよね…
と思いながら見つめた情景でありました。
小学校に上がるまでにしておいたらいいと言うことは沢山あるその中に
「読み書きも」と言われるこの時代。
本当はそれを教わるのが小学一年生なのですが、
『先に先に前もって』と言う風潮の強い現代においては
それを前倒しに求められることもあるのかなぁ
と思ってしまいます。
そうではありながら、
一番大事なのは学ぶことに対する意欲と興味をしっかり持って
小学校に上がること。
それが幼稚園の学びです。
なので五十音表を丸覚えしたり
読み書きのワークで字だけ覚えようとしたりするより、
こう言う日常の活動にひっかけて
読み書きに触れる機会を作って行ってあげたなら
それがなによりだと思うのです。

『意味も分からず丸覚え』よりも、
「これは〇×君の〇の字ね」と
リアルな実像と頭の中の虚像を結びつける学びが
この子達に「わかった!」と言う手応えや喜びを与えてくれるはず。
それは大好きなポケモン図鑑を読みたくて
カタカナを知らず知らずのうちに覚えたり、
大好きな友達に想いを伝えたくってしたためる
『お手紙ごっこ』なんかも良い機会。
自らしたい・やりたい・出来るようになりたいの
想いに結びつけられた学びこそが
大きな力と糧になってゆくのです。

大事なのは『今出来ること』ではなく、
『出来るようになるために、自分と向き合う心を、育むこと』なのだから。
『出来る自分』を過信して、
「ああ知ってる、知ってる」と先生の話を聞けない子は、
その先のステージでの学び方・
今自分に求められている事を、
理解出来ず先に行ってつまづく可能性大。
大事なのは今いる状況において、
どのようにして学びを得てゆくか・相手の想いを受け止めてゆくか。
そんな風に思う僕なのです。

だからその後にやった『今日楽しかったこと発表会』も大事な学び。
自分の想いを自分の言葉にして
みんなに伝える学びの場。
それと同時に友達の言葉もちゃんと聞いていると言うこと、
それも大切なミッションと学び。
いくら自分が出来たとしても、
人の想いや言葉を受け止められなかったなら、
その価値は半減してしまいます。
実祐先生の言葉掛けに導かれながら
そんなことをみんなで学んでいた
お帰りの時間のこの子達でありました。


今週の顔
すみれ組のなぎさちゃんです。
美容院でしてもらったエクステンションが
とっても嬉しかったなぎさちゃん。
そのおかげか今週はテンションも高かったようで、
あちらこちらでやる気を感じさせてくれました。
こう言う『スイッチ』が大事ななぎさちゃん、
自分でその気になったなら誰より何よりがんばれる
そんな一面を見せてくれたなぎちゃんです。
ばら組さんのやまと君、
最近一皮むけて良い感じ。
何でもやってみないと気が済まない
体験型の成長曲線を歩んで来て少しずつ、
色々なことを受け入れられるようになりました。
なんでも「イヤだ!」だったのに、
時より見せてくれるこんな穏やかな表情に
「大きくなったなぁ」と嬉しく思う僕なのです。
ばら組のさくやくんです。
最近自己アピールに熱が入って来たさくちゃん、、
カメラに向かって「変身!☆※△レッド!」と
嬉しそうに決めポーズをやってくれています。
真顔で変身したその後に
「見せて!」とモニターチェックしに来るのが
なんとも可愛らしいところ。
素敵な笑顔で一杯笑ってくれています。
ばらさんのおうし君、
滑り台でおすまし笑顔でハイチーズ!
かと思えば時より僕にちょっかいを
しかけて来るイタズラ・ギャングエイジ。
そうやって色んな自分を出しながら、
自分探しの真っ最中。
『なりたい自分』を探しながら
伸びやかに成長しているおうちゃんです。



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