2024年度 12月の幼稚園
12月第1週
【12月2日 ひよこクラブ&たんぽぽ組】 . 今日は12月のひよこクラブが行われ、 8名のひよこちゃんが遊びに来てくれました。 そこにいつものようにたんぽぽさんも参加して (一人のお休みは残念だったのですが)、 にぎやかに行なわれたひよこクラブとなりました。 今回のテーマは『クリスマス』。 幼稚園・教会・日曜学校とこのシーズンには 『クリスマス』が盛り沢山なのでありますが、 このひよこクラブが一番最初のクリスマス。 嬉しい『お祝いの季節』の口火を切ってくれた日となりました。 眞美先生の読んでくれるクリスマスの絵本を 一生懸命見つめているこの子達。 『クリスマスってなあに?』って言うのに 初めて触れたひと時だったかも…。 そんな絵本を導入に クリスマスのとんがり帽子を作ったり 壁掛けツリーの飾り付けをみんなで行なったりと、 嬉しい準備をみんなみんなでやりながら クリスマスムードを一杯に感じてもらったものでありました。 中には帽子をかぶって「お誕生日!」と御機嫌な子もありましたが、 『そうそう、イエス様のお誕生日だもんね』 とその子の素敵な直感と感性を 嬉しく見つめた僕でありました。 クリスマスパーティーの準備が出来たら 音楽に合わせてみんなでダンス! 賑やかにクリスマスをお祝いしました。 そのあともクリスマスソックスのプレゼントをもらったり お外に飛び出して自由遊びに馳せ参じたり、 楽しいひと時を過ごして行ってもらうことが出来ました。 初めて来てくれた子達はヤギ牧場まで上がって行って、 ヤギとのエサやり・触れ合いも初体験。 最初は「こわい」って言っていた子も 慣れて来たら「はい」ってエサをやれるようになりました。 中にはエサをあげたいけれどやっぱり怖い…と言うていで 「お母さんがあげて」と枝を渡すそんな情景も。 「お母さんにぜんぷくの信頼を寄せているんだな…」 とそんな姿を嬉しく見つめたものでした。 そうそう、お母さんと一緒に ひとつひとつ『だいじょうぶ』を確認しながら、 自分の世界を広げて行ってるところのこの年代。 お母さんと一緒に『大丈夫』『これ好き!』の体験を一杯して 大きくなって行ってくれたら…と思います。 今日も沢山の人に遊びに来てもらったひよこクラブ。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
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12月2日 すみれ・もも組 ホールで練習を始めまして 段々と形になって来たこの子達のページェント。 ばら・たんぽぽさんを迎え入れる前に 出来るだけそれなりになるようがんばっています。 実祐先生も2年目・2回目のページェント。 去年よりも声も言葉も出ているのは嬉しい成長の跡です。 そんな両者を見守りながら練習を監修する オルガンの潤子先生・演技指導の眞美先生と音楽監督の僕。 それぞれが大事にしているところをリスペクトし合いながら 聖劇を作り上げて行っています。 そんな中、がんばりを感じるのがももの子ども達。 去年の体験はあるものの 本格的な台詞やひとり芝居に初めて挑む今回は、 『できないところ』から始める自覚があるから 先生達のアドバイスをしっかり聞き入れて 次の日にはそれがちゃんと出来るようになっている進化ぶり。 声も歌も顔を真っ赤にするほどの熱の入れように 「がんばってるなぁ」と思い見つめているところです。 まだまだ出来ていないところもあるけれど、 それでも一生懸命さが伝わって来るこの子達のページェントを 僕らもみんなで応援しています。 これが来年につながる経験になってくれたなら それがなによりと。 一方『波』が大きいすみれさん。 ナレーションを一発で覚えたり ひとり芝居を上手にやったり 「さすがさすがのすみれさん」と思う所が多々あって、 こちらは順調な仕上がりです。 ただ『出来てしまう』ので劇に対する熱量とか集中力が 段々と薄くなっているような気がする今日この頃。 歌の入りも相手の歌を聞いていないので 「らーくだが」の『ら』の音で入れない。 ここをポン!と3人が合わせて入れると この曲はすごくかっこいいのに。 またイントロで『立ち位置』まで移動するお約束に 自分で気が付いて動けず『のび太遅刻!』。 言ってみればそれは最終段階で その『ふるまい』が年長としての成長を顕すものであり、 それは是非とも想いを入れてやって欲しいところ。 なのでこの子達にはいつも色んな意味で 「心の準備は出来ていますか?」 と言葉を投げ掛けています。 最近ではSNSなどで『いいところ』だけ切り抜いて 「ほら、すごいでしょ!」って見せ方が主流。 とっつきはそこから始まってもいいと思うのですが、 でもそこに至るまでの準備とか がんばった姿を見て感じてもらうのが幼稚園の舞台だと思っている僕。 『なんでクリスマスをお祝いするのか?』 『クリスマスってなんなのか?』 それを顕しているのがページェントであり、 それを作り上げてゆく過程で この子達にもクリスマスと・そして自分自身と向き合って欲しいと思うのです。 そしてそれをすみれさんには体感実感して欲しい。 色々な事が出来るようになって来たこの子達だからこそ、 『結果』だけでなくそう言うことも大事にして欲しいと思うのです。 それは私達も同じことかも。 クリスマスを迎えるにあたって 「心の準備は出来ていますか?」と 僕自身問いかけられているような想いで 見つめたこの子達の聖劇練習でありました。 |
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12月4日 ばら・たんぽぽ組 ばらたんちゃん達はホールで歌・合奏の練習を始めました。 3人で舞台に挑むたんぽぽさん。 運動会ではすみれさんが助けてくれたけれど 今回は『自分達だけで何とかしなければ…』と言う状況。 それでも意外とやってくれているのでびっくり。 お母さんと一緒だとテレテレの男の子も シャンとやっているので更にびっくり。 御機嫌に大きな声で歌ってくれている女の子達にも 「偉くなったね」と嬉しい想い。 4か月目に入った園生活の中で 色々な物事を受け入れられるようになったこの子達の姿を 嬉しく見つめたものでありました。 さて一方のばら組さん。 お部屋で練習して来た合奏をホールで初披露。 他の楽器がタンタンシャンシャンやっている時は お休みの子達が歌を歌うハイブリッド合奏。 演奏にはノリも大事ですが、 一度火が付いた勢いに『ここはお休みして』と言ってみても やっぱりタンタンシャンシャンやっちゃうもの。 『止まっている』『待っている』と言うのはこの子達にとって 一番難しいものなのです。 そこで『お休み=うた』と設定した美香先生。 それならば盛り上がった想いを歌に込めながら 他の楽器の邪魔もしないと言うこの発想の転換。 また子ども達のことをよくよく考えてくれた上での演出に 「さすがだなぁ」と思ったもの。 そうは言ったものの「結果は如何に?」 と思って見ていたのですが、 一回目は他パートのところでも叩いていた子があったものの、 隣りの子が教えてくれたのもありまして 二回目は楽器静止&歌で 先生の想いを具現化してくれまして、 「すごい!できた!」と大喜びをした僕でありました。 何から何まで言われたことの『逆』をやっていた一学期の姿を思い出せば、 『正しいことをやろうとする想い』が育って来ているこの姿に 「偉くなったね」「大きくなったね」と感無量。 まだまだ波はあるのですが 先生の想いに自分から近づけて行こうとしている この子達の姿を見ていると、 「がんばった甲斐があったね」と ちょっと嬉しい一足早いクリスマスプレゼントをもらったような気がしたものでした。 ばら・たんぽぽさん達、 みんなみんながんばってます。 |
【今週のスナップ 12月4日】 クリスマスの準備が忙しい中でも 子ども達は元気にお外遊び。 それぞれ思い思いに園庭を駆け回って遊んでいます。 そんな中、実祐先生と子ども達が取り組み始めたのは縄跳び。 大繩飛びに加えて運動会でもらった個人用の縄跳びに 挑戦し始めた子も見かけます。 運動会が終わってはや2か月なのですが、 暑さの下で縄跳びもなかなかしんどいので この時代これからが『スポーツの季節』なのかもしれません。 また下の子達は三輪車や追いかけっこで遊びながら、 安全について勉強中。 三輪車が漕げるようになったのが嬉しくて、 暴走や危険運転の姿も見かけるようになったこの子達。 他車に追突したり人身事故を起こしたり、 そんな時は交通安全についてこってり教わっています。 また追いかけっこも楽しいけれど、 そのままお山や滑り台まで駆け登ってゆくのもとても危険。 ルールを決めたり逃げる範囲を定めたり、 安全について考えながら遊ぶことを 自らの遊びの中で体得しています。 練習練習で身も心も大変!大変!となりがちなこんな時、 お外遊びは色々な想いを発散する良いカリキュラム。 でもそんな想いの高ぶっている時だからこそ 広い視野や考えを持って行動出来るように 僕らも声掛けをしています。 往々にして『やっちゃった後』のことになってしまうのですが、 言葉だけで「あれダメ」「これダメ」では身にならないことも 『体験』として心に沁みてくれたなら受け止め方も違って来ます。 僕らも怪我・事故防止の為、 子ども達に目を配り声掛けを丁寧にしているのですが、 それと共にこうした自分の身をもって得た体験を 大切な学びの場にしたいと考えながら 子ども達に想いと言葉を投げかけています。 子ども達の行動はいつも僕らの想像を超えてゆきます。 色々な気付きと学びを僕らに与えてくれている 元気で素敵な子ども達なのです。 |
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今月の顔
<12月のお誕生日さん>ばら組のやまとくんです。
やま君は今月お誕生日で4歳に。
毎日色々な葛藤はあるけれど、
少しずつ色んなことが『大丈夫』になって来て
「がんばってるなぁ」と感じる今日この頃。
泣いて笑っての行ったり来たりを繰り返しながら、
憧れの『お兄ちゃん』を目指してがんばってます。
お誕生日おめでとう!すみれ組のなぎさちゃんも今月で6歳に。
マリヤさんでがんばっているなぎさちゃん。
少々機嫌の悪い日も聖劇の大団円の幕では
素敵な笑顔で笑ってくれています。
さんざん歩かされれば機嫌も悪いし
赤ちゃんを抱っこすれば嬉しいし、
飾らぬマリヤさん顕わしてくれるなぎさちゃん。
素敵なマリヤさん、お誕生日おめでとう。もも組のとうまくんも今月お誕生日。
とうま君は宿屋に挑戦中なのですが、
いつもの陽気な『おチャラケ』も封印して
大真面目に凛々しく宿屋を演じてくれてます。
素敵な宿屋さんをがんばって演じたその後は
こうして御機嫌キャラで自分開放。
「OH!NO!」って叫べばみんな大爆笑。
5歳のお誕生日、おめでとう!
12月第2週、3週
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12月9日 すみれ・もも組
すみれ・ももさんはホールで合奏の練習をしているところ。
いよいよアドベント第4週を迎えて
最終段階に入って参りました、この子達のクリスマス準備。
今回は眞美先生に伴奏をお願いし、
合奏の指揮に専念している実祐先生。
この日も熱心に子ども達にレクチャーをしておりました。
舞台上での挨拶や曲紹介など
すみれさんがやること一杯のその中で、
『集中してやること』が今一番の課題。
やれば出来るんだけれど
その順番・そしてタイミングを
じっと待っていられないのが『タマニキズ』のこの子達。
壁の飾りや隣の子のことが気になって、
いつも空振りしてしまいます。
合奏にしても聖劇にしても
「ここまでは出来ないでしょう」と思っていたところを
いつのまにやらしゃんとちゃんと出来るようになって来たのが
ここ最近この子達が一番がんばったところ。
ちょっと前だったら自らの感情に押し切られ
最後までがんばり切れなかったところが
なんとかかんとかやり切ることが出来るようになったこと、
それがこの子達の成長だったように思うのです。
一方で『人の話を聞くことやじっと待っている』ってことは
「ばらさんの方が出来ているんじゃない」ってそんな場面も。
それがこの子達の個性と言えばそうなのですが、
『そこが大事』ってことに気付きが至れば
「もう素敵な一年生になってるよ」と言ってあげたい
そんな想いで見つめたこの子達でありました。
一方のももさんは
そんな言葉や状況をよくよく見聞きしている子ども達。
良くも悪くもすみれさんをお手本・もしくは反面教師に
「今はこうすればいいんだ」と考えて動くことが出来る子達です。
大らかなすみれさんの大樹の陰で
伸び伸びと自己発揮をして来たももさんですが、
彼らも「じゃあ自分達だけで」と言われると
何をしていいか途端に分からなくなってしまいます。
そう言う意味ではお互いに
持ちつ持たれつのこのふたクラス。
良いコンビネーションだったんだね…
と改めて思ったアドベントの日々でありました。
そう今はこの支え合いが
この子達に良きものを与えてくれています。
その賜物を活かしながら
クリスマスをやり切ろう!と
最後のひと踏ん張りをがんばっているところ。
お互いに良い所はこのままリスペクトし合いながら、
なお且つお互いの良いところを見習い足りない所は伸ばしながら、
この子達らしく大きくなって行って欲しいと思った
すみれ・もも組の練習風景でありました。
【今週のスナップ 12月11日】
寒い日が続くようになりました。
「今年は木々の色付きが遅いよね…」と思っていたのですが
ここ数日の冷え込みでやっと銀杏も紅葉も色付いて参りました。
午後の外遊びではカラカラになった大きなアオギリのはっぱを拾ったり、
たまに落ちて来るカリンの実を取って来ては
みんなで大盛り上がりしてみたり、
秋から冬にかけての風物詩を愛でながら
嬉しそうに遊んでいます。
カリンも扱い方を熟知していたなら
加工しておいしくいただくことも出来るのでしょうが、
そんな知恵やノウハウがない僕達は
あの香り高いカリンの匂いをクンクンかいで楽しむくらい。
それでもあんなにでっかい実ってこの辺の果物では
あまり見られないものなので、
それだけで大はしゃぎのこの子達なのでありました。
方や子ども達を連れて
幼稚園の裏までやって来た美香先生。
もう少しでピークを迎える黄色く色付いた葉っぱを見上げながら、
「来週は葉っぱ遊び出来るといいね」と
嬉しそうに子ども達に声をかけておりました。
そう、いつもクリスマスが終わってほっとしながら
落ち葉遊びを楽しんでいる子ども達。
今学期最後の一週間となる来週は
そんな自然遊びが楽しめるように
神様、お天気と子ども達の体調を守ってください。
あれだけがんばったアドベントの日々のご褒美に。![]()
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12月11日 ばら・たんぽぽ組
ばら・たんぽぽさんはお帰りの風景です。
この日の読み聞かせは『だいくのまっさん』。
最近、『おっさん』と言う言葉に反応して大ウケしているこの子達。
そんな中でのこの絵本だったので
ワルノリする子達もあったのですが、
それでも淡々と絵本を読み進めてゆく美香先生。
すると段々と絵本のストーリーに引き込まれて行った子ども達。
物語の中に仕掛けられたトピックスを
みんなで謎解き紐解きやりながら
あーだ!こーだ!言いながら楽しんでおりました。
根は真面目なこの子達。
だから勢いをつけるには少々おふざけやおちゃらけも必要です。
『ほどほどに…』はエチケットでありますが。
でも明後日の本番を前にして盛り上がっておくのもこれまた必要。
その辺を上手に締めたり緩めたりいたしながら
この子達の想いをいざなってくれている美香先生でありました。
またこの時節のお楽しみのアドベントカレンダー。
毎日順番に引き出しを開けて中身のお菓子をプレゼント。
クリスマスを待ち望む気持ちをみんなで育んでいます。
そう、いよいよ今週末はクリスマス礼拝・祝会。
みんなが元気に機嫌良く来てくれることを
心から願っています。
みんなにとって嬉しい素敵なクリスマスとなりますように。
そんな想いを込めてお祈りをしていた
先生と子ども達でありました。
【12月12日、13日 クリスマス礼拝・祝会】
今年もクランツに4本のろうそくが灯り、
幼稚園ではクリスマス礼拝・祝会が行われました。
今年はおかげさまでアドベント週間からお休みが少なくて、
リハーサル・本番と全員そろって行なえたことに
心から感謝でありました。
12日木曜日は子どもの礼拝
『クリスマス・イブ礼拝』が行われ、
松井先生が子ども達向けにお話をしてくださいました。
双方とも勝手知ったる間柄となりまして、
先生の言葉に乗っかり
自分の想いを投げ返してくる子ども達。
そんなキャッチボールを楽しみながら
クリスマスにお生まれになったイエス様のお話を
みんなで聞かせていただきました。
イエス様のお誕生から『ザアカイ』に至るまで
少々長いお話となりましたが、
一生懸命松井先生のお話に耳を傾けていた幼子達。
松井先生のご奉仕に感謝です。翌日13日は大人向けの
『クリスマス礼拝』から始まりました。
今年は沢山の方々がクリスマスに来てくださり、
とても嬉しい限りでありました。
お父さん・お母さん達と一緒にクリスマスの讃美歌を歌ったり
松井先生の朗読された聖書の御言葉を聞いてもらったり、
嬉しい『クリスマスの時』を共に過ごすことが出来ました。
松井先生のクリスマスメッセージにも
皆さんじっと耳を傾けてくださって、
これから子ども達が顕そうとしているページェントの意味を
それぞれにしっかりと受け止めてもらうことも出来ました。
二日間にわたってご奉仕くださった松井先生に
心より感謝でありました。【聖劇】
リハーサルでそれぞれ『自己ベスト』を記録して、
喜び合ったのもつかの間。
翌日は「燃え尽きちゃった?」のどん底から
リベンジの想いで挑んだこの日の本番でした。
そんなこの子達が『一生懸命がんばる』と誓い合った想いは
すごく体現されていたように思います。
計算外だったのが大勢のお客さんを前にして、
予想以上に緊張してしまった子ども達のメンタル。
想いはひしひしと伝わって来るのですが、
みんな体内時計が早回しになっていたみたい。
いつもゆったり飛んでいて
オルガンが何度リフレインしても
「私を見て!」と飛び続けて目的地に中々たどり着かなかったのが、
この日は三倍の速さで飛んで行って
早々にそそくさフレームアウトの子もありました。
またナレーターさんは早口言葉のようにしゃべり遂げ、
これまた幕の中にさっとその身を隠した子達もありました。
ちゃんと台本と全部合っていたのは「さすがだな」と思いつつ、
普段はおっとりのんびりさんのこの子達の緊張ぶりを
手に取るように感じたものでありました。
でもそれもどれもこの子達が一生懸命聖劇に取り組んでくれたことの証しです。
もう一度場面ごとに振り返って参りましょう。<神様のお約束>
たんぽぽさん三人だけで舞台に立って
讃美歌を歌うオープニング。
一番最初だったからか、
のびのびと自分を顕してくれていた
かわゆい聖歌隊ちゃん達でありました。<受胎告知>
「マリヤさん、驚かないでください。
あなたに赤ちゃんが生まれますよ。
その子をイエスと名付けなさい」<宿探し>
「トントントン、私は旅の者ですが
今夜ひとばん泊めてください」
「馬小屋だったらあいてます」<羊飼いの夜>
「星の光ったその晩に
野原の羊がメーメーメーメー」<三人の博士>
「さあみんなで拝みに行きましょう」
「私達についていらっしゃい」<馬小屋の夜>
「飼い葉おけにすやすやと眠る御子は主イエス様。
空に光る星達もその誕生を祝います。
アーメン」【祝会の部】
みんなでページェントをやり遂げて、
ちょっとほっとの想いで挑んだ『祝会の部』。
アドベントの日々の中、
それぞれの歩幅とペースでがんばって来たこの子達。
それぞれに確かなる成長を見せてくれました。
そして僕らのそんなゆっくりの歩みを
優しく辛抱強く見守ってくださったおうちの方々にも
心より感謝です。
本当にありがとうございました。
そしてこんな素敵なクリスマスを皆さんとご一緒出来て
本当に嬉しかったです。<たんぽぽ組 『赤鼻のトナカイ』>
聖劇の聖歌隊をしっかりやり遂げたたんぽぽさん。
お次は自分達のオンステージです。
聖劇でがんばり過ぎたのか、
はたまた今の自分の状況に気がついたのか、
急に恥ずかしくなっちゃった男の子。
一方『ここからが私のステージよ!』と言った顔で
鈴の演奏を
張り切ってやってくれた女の子達。
想いはそれぞれでありましたが、
最後までがんばってやり通してくれたことが
なにより嬉しいことでした。< ばら・たんぽぽ組 『ふとりすぎちゃったサンタさん』>
続きましてふたクラス一緒に挑んだのは
「シェイプアップ!シェイプアップ!シェイプアップ!」
の振りと歌が素敵な曲。
練習ではわちゃわちゃになって
歌詞が聞き取れないこともあったのですが、
本番では美香先生の顔を見つめながら
愉快なこの曲の面白さを十分伝えてくれる
発表を見せてくれました。
素敵な演奏をありがとう。
みんなよくよくがんばりました。<すみれ組 『きらきら星』>
すみれ組は今年に入ってずっと練習して来たピアニカを初披露。
『きらきた星』の1番は歌って、
2番3番はピアニカ演奏。
この日の実祐先生の解説を聞いて
改めて3番が3部に分かれていることを知った僕。
練習では「なんか合ってないなぁ」と思っていたのが
実は編曲だったとは。
色々と考えてくれているんだな…と
実祐先生とこの子達のがんばりに
想いを馳せたものでありました。<ばら組 『ゆきだるまになっちゃった』>
ばらさんの楽器遊びです。
楽器を鳴らすところ・鳴らさずにがんばるところから始まって
それを舞台の上でご披露出来るまでになりました、この子達。
自分の想いを演奏に顕しながら
全体の調和や先生の願いにも
想いを馳せ応えられるようになりました。
みんなよくよくがんばりました。<すみれ・もも組 『前歯のない子のクリスマス』>
この『前歯のない子のクリスマス』も練習では
楽器ごとに並んでいないので
合っているのか・いないのか
良く分からないなぁ…と思っていたのですが、
本番ではちゃんと自分の出番で楽器を鳴らして
それぞれがきちんと表現している姿を見ることが出来ました。
「みんなよくがんばったね」と
嬉し頼もしく思ったものでありました。
【今週のスナップ 12月16日】
みんなでクリスマスをやり遂げて、
今日はお楽しみの『ページェントごっこ』。
それぞれ「本当はあの役をやりたいんだけど…」
の想いをいだきながらも
がんばってくれた子ども達へのねぎらいに、
「今日はどの役を、何回やってもいいよ!」
と言う今日の『ページェントごっこ』。
その「いいよ!」だけで嬉しくなれちゃうこの子達は
「この役やる人?」の問いかけに
「はーい!」と御機嫌顔で手を挙げておりました。
でもでもどうして、この子達。
「はーい!」って言う役をやってみれば
みんなそれなりに出来ちゃうから僕らがビックリ。
ばらさん・たんぽぽさんまでも
「あの役!」「この役!」と何度も手を挙げて
嬉しそうにやってくれた素敵な情景を
見つめた僕でありました。
「この役やりたい人?」
に次々手を挙げる子ども達。
この子達の中ではどの役が上位・いい役なんて
そんな想いはありません。
「どの役も大切・どの役も素敵」ってことを
体現して見せてくれたこの子達でありました。
「僕ら大人も子の心を見習わなければ…」
と思いつつ見つめた情景でありました。『神様のお約束』
最初の聖歌隊登場の幕。
その中にたんぽぽさんが自ら手を挙げて
入ってくれていることに改めて、
「この子達、誇りと自信を持って
聖歌隊をやってくれていたんだな」
と嬉しい想いに満たされた一幕でありました。
『天使とマリア』
大人気の天使の軍勢と
一方のマリアは男の子ふたり。
女の子がみんな「マリア!マリア!」
だったら気圧されてしまうところを
『天使人気』のおかげで
「僕やりたい」の想いを叶えられたこの子達。
「こう言うのいいよね…」の想いで
見つめた情景でありました。![]()
『宿探し』
次の幕になるとマリアさんが一杯になって、
毎年恒例の『新婚さん団体旅行』が顕されることに。
「天使も良いけどマリアもね」
と言う女の子達の乙女心。
今日はその想いを叶えられて
満足度たっぷりのこの子達でありました。『インターミッション』
舞台替えの幕間の中を覗いてみると
みんなちゃんとやっているではありませんか。
このへんも本番に向けて
練習して来たもんね。
こうやって顕されて来たこの子達の成長は
ちゃんとその身についているんだね…
と嬉しく見つめたものでありました。『天使と羊飼い』
この幕では羊飼いが大人気。
がんばってやり遂げてみせてくれたもんもんが
凛々しく見えたのでありましょう。
7人の羊飼いが舞台に上がりまして
『チーム羊飼い』の連係プレイを
見せてくれたのでありました。
一方の羊は本番で活躍した子に加え、
そのばらさんをまばゆく見つめていたたんぽぽさんが
「わたしもやる!」と立候補。
ばらさんのがんばりに触発されて
『ひづち羊団』に加わってくれた
たんぽぽさん達でありました。
『星と博士』
やはり人気どころの三人の博士。
ばらさんからすみれ女子まで
やりたかった子達が大集結。
本番で博士をやったすみれさんに助けてもらいながら
三人の博士を演じたこの子達でありました。
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『馬小屋にて』
最後の大団円のこのシーン。
舞台の上にみんなの想いが
満ち満ちているからでありましょうか。
本番も素敵でしたが、
たんぽぽさんからすみれまで
みんなでお祈りしているこのシーンが
本当に愛おしく見えたものでした。
12月17日 すみれ・もも・ばら組
今日はサッカー教室の日。
昨晩からの雨でグランドはぬかぬか。
今年最後のサッカー教室だったのですが
ホールで行なうことになりました。
今回は『ボールキャッチ』のキャッチボールからスタート。
相手が取りやすいように
下から投げて胸の高さに届けたり、
ステップアップした『ワンバウンドキャッチ』では
逆に上から叩きつけないと
弾んで相手のところまで届かなかったり、
色々な事を考え自分なりの塩梅を見つけながら
やらないと上手くいかないこのミッション。
いつもは体を使うサッカーですが、
今回はより頭を使う貴重な回となりました。
子ども達にアドバイスしてもやって見せても
なかなかピンと来ない『コツ』ですが、
でも自分でやってみて一回うまく行ったなら
そこから出来るようになった子達もありまして、
「やっぱり成功体験って大事だよね」と
思ったものでありました。
続いてボール取り対決も行なわれ、
『取った人が生き残ってゆく大会』も開催。
やはりすみれが大勢を占めるのですが、
その中に食い込んで奮闘を見せるももの子達。
彼らの勝負を見守りながらも、
隅っこでキープしようとする子のボールを散らして
ゲームを動かした僕等サポート陣。
そこでボールを取られても
こぼれ球を取りに行くすみれさんのガッツに
感心させられたものでありました。
またばらさんも前は最初からあきらめムードで
ボールを追いかけもしなかった子達が、
一生懸命ボールに向かってゆく姿を見かけ
それも嬉しく思ったもの。
サッカー教室に参加しながら
体も意識も成長して来たこの子達のことを
嬉しく見つめたものでした。
こんなよくよく動けるようになって来たこの子達のこと、
お母さん達にも見てもらいたい想いで残念だった今回でした。
また今日は美香先生に代わって久しぶりの参加となった眞美先生。
一杯動いて一杯子ども達と関わって
大ハッスルしてくれてお疲れさまでした。
来月は良いお天気の下、
サッカー教室が出来ることを祈り願っています。
【12月18日 お誕生会】
今日は12月生まれのお友達のお誕生会が行なわれ、
3人のお誕生日さんのお祝いをしてあげることが出来ました。
今回の担当は実祐先生。
先週やっとクリスマスをやり遂げて
なかなか準備の時間も取れなかったでありましょうが、
元気に司会やゲームの進行もやってくれました。
『お誕生日さんインタビュー』では子ども達の言葉を上手に拾い上げ
今の嬉しい想いを僕らに伝えてくれました。
またお母さん達のインタビューも
素敵なエピソードを一杯聞かせていただけて
それもまた嬉しいことでありました。
この日のお楽しみはパネルシアター。
クリスマスパーティーにいろんな人がやって来て、
「さて、これは誰でしょう?」とやるから子ども達も大喜び。
答えを知っている子ども達がネタバラシして…
なんてこともあったのですが、
そんなことにも動じずに進行してゆく実祐先生。
また音源を流すデッキの不具合に対しても
アカペラで歌を歌ってその場を乗り切った実祐先生。
「先生らしくなったなぁ」と嬉しく見つめた情景でありました。
それからお母さん達も交えてダンスをみんなで踊ったり、
「クリスマスプレゼント・リレーゲーム』で盛り上がったりと、
楽しいこと盛り沢山だった今回のお誕生会。
子ども達もお母さん達もとっても嬉しそうにしてくれたのが
実に印象的でありました。
がんばってくれた実祐先生、ありがとう。
そして先週のクリスマスに続いてお忙しい中、
幼稚園に来てくださったお母さん方に
心より感謝でありました。
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【今週のスナップ 12月19日】
今週はずっとお天気が悪くて残念な『最後の一週間』となったのですが、
今日は美香先生が子ども達を連れ出して
約束の落葉遊びに連れて来てくれました。
今週はこんな天候だし
クラスだよりにもすでに「行けなくて残念でした…」と綴っていた美香先生でしたが、
『この日この時』しかないこのタイミングを見つけ出し
連れて来てくれた紅葉狩り。
そんな美香先生の想いを嬉しく大喜びで受け止めていた子ども達でありました。
先週はまだ色付きもピーク前で
落葉もほとんど落ちていなかったのでありましたが、
今週の雨と冷え込みで
この日は今シーズン一番のコンディション。
子ども達が落葉で遊んでいるところに
お日様までもが差し込んで来てくれて、
銀杏の木が『黄金色』に輝いておりました。
落葉を集めながら
「落葉のシャワー!」とやったなら、
太陽の光を受けてキラキラ舞い落ちて来る黄色い落葉。
子ども達にとっても素敵な思い出になったことでしょう。
続いて砂場の上の丘のモミジをみんなで見に行ったのですが、
こちらも赤いジュウタンで子ども達は大喜び。
この丘から先程の銀杏がきれいに見えて
「ここがいいわ!」とみんなで記念撮影。
ゴソゴソわちゃわちゃではありましたが
それも素敵な記念写真。
それぞれ嬉しい想いをポーズや姿勢に顕して
この秋の最後の思い出を
写真と心に焼き付けたものでありました。
そうして秋の風物詩である『紅葉狩り』を
楽しませてくれた先生達に
心より感謝です。
その日の昼から北風・木枯らしが吹き荒れて、
銀杏は半分散ってしまいました。
本当に今年一番の素晴らしい紅葉を
楽しめたこの子達はラッキーでした。
年明けまでこの落葉が残っていたなら
またみんなで落葉拾いやりたいね!と
そんな想いで紅葉の丘を後にした僕らだったのでありました。
毎年同じように季節は巡り来るように思うけど、
自然の表情はその年その年の一期一会。
でもその中に色んなものを見つけながら
それを保育に活かすことの出来る僕等は幸せ者だと思っています。
全てのものを備え与えてくださる神様に
心より感謝です。
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【12月20日 終業式】
さあ、今年も最後の日を迎えました。
最後の合同礼拝・そして終業式です。
「二学期の始まりはまだ暑い暑い夏から始まって…」
とお話をすれば「そうそう」と嬉しそうにうなづいていた子ども達。
「あんなことあったよね」「こんなことも出来るようになったよね」
と僕らの足取りを辿りながら、
大きな成長の足取りを自ら感じ
満足気な顔をしていたこの子達でありました。
『私達は目に見えないものを信じます』と言う聖書の言葉を引きながら、
「明日から幼稚園はお休み。
先生もいないし礼拝もないけど、
『やったー自由だ!わがまま放題やってやるぞー!』
ってなるでしょ」
と投げ掛けると
「ちがう!」「だめー!」
と子ども達。
「へぇ、えらいじゃん!
今までがんばって来た分、
ちょっとほっとは大事だよ。
でもみんなは幼稚園で『こうしたら神様が喜んでくださる』ってことを
学んで出来るようになって来たんだよね。
お家でも『こんなことをしたらみんなが嬉しくなれる』
って考えながら過ごしてくれたなら
先生も嬉しく思います。
神様は目に見えないけれど、
『何が正しいことか』『どれがみんなを嬉しくさせてくれることか』
教えてくださるのが神様です。
今日の『私達は目に見えないものを信じます』
って聖書の言葉を思い出しながら、
お母さんやお家の人と
仲良く過ごしてくれた嬉しく思います」
と最後のメッセージを贈り
最後の合同礼拝を締めくくりました。
さて、明日から冬休み。
『一日子どもと一緒でもう大変!』
と思うか、
『さあ、この時をどう一緒に過ごそうか』
と楽しみながら過ごせるか、
それで皆さんの冬休みは良くも悪くも変ってゆくはず。
この子達はこの4ヶ月ですごく成長して来てくれました。
夏には一緒に出来なかったことも
この冬休みは一緒にがんばりながら楽しむことも
出来るようになって来てるはず。
自分と子ども達との腕試しと思って
色々チャレンジをしてみてください。
どうぞ素敵な年末年始をお過ごしください。
本年も大変お世話になりました。
ありがとうございました。
どうぞまた来年もよろしくお願いいたします。
【12月20日 サンタさん来園】
さて、終業式も終えまして、
今年の一番最後の最後に『サンタさん登場』。
そしてそれを待ちに待っていた子ども達。
「来ないなぁ」
と首を長くして待っているところに、
今年もやって来てくれました、サンタさん。
お誕生会に続いて実祐先生が上手に御接待をしてくれて
大喜びだった子ども達でありました。
質問コーナーでは「またデジャビュ?」と思う程に
同じ質問が何度も何度も繰り返され、
そこも上手に切り盛りしてくれた実祐先生。
サンタさんに舞い上がって「はい!」って反射的に手を挙げて、
でも何を聞くか考えていなかった子ども達の
『質問リフレイン』の連続にも、
彼らの想いを上手に汲み上げて
サンタさんに伝えてくれた実祐先生でありました。
サンタさんにお礼の歌を贈った子ども達。
喜んでくれたサンタさんに
「じゃあプレゼントちょうだい」
と言い出す男の子。
素直な心の声が駄々洩れのアクシデントに
思わず笑ってしまいましたが、
彼の一声もありまして
ようやくプレゼントタイムに入ります。
一人一人名前を呼んで
全員手渡ししてもらったクリスマスプレゼント。
こう言う時ばかりは
「小さい幼稚園でよかったね」
と子ども達の嬉しそうな顔を見つめ思ったものでありました。
サンタさんも満足そうに会場を後にし帰ってゆきました。
今年も幼稚園に来てくれて
ありがとうございました。
また来年も、どうぞよろしくお願いします。
<たんぽぽ組>
<ばら組>
<もも組>
<すみれ組>
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