2025年度 12月の幼稚園

12月第1週

【12月1日 ひよこクラブ&たんぽぽ組】 .
今日は12月のひよこクラブが行われ、
7名のひよこちゃんが遊びに来てくれました。
今回は『クリスマスパーティー』と言うことで
クリスマスの醍醐味と楽しさを皆さんに味わって欲しくって
このようなプログラムにいたしました。

まずは皆さんに歌詞プリントをお配りして
一緒に『きよしこの夜』を歌ってもらいました。
皆さんもどこかで聞いたことのある曲だとは思いますが、
『歌詞も含めてこんな意味の讃美歌なんです』
と言うことを伝えたくて一緒に歌ってもらいました。
この歌詞、丸々幼稚園でやっているページェントの様を歌っています。
『まぶねの中に眠る御子』
『まきびとたちはぬかずきぬ』
『御子の笑みはかがやけり』
とイエス様がお生まれになって・羊飼いがやって来て、
全ての人々の希望の光となることを謳っているこの讃美歌。
今度耳にした時にはきっと
これまでと違った感慨を感じていただけるのではないかと思います。

今回の担当は僕。
前回の『焼いもパーティー』ではおいもを焼くのに忙しかった潤子先生が
そこに座っておりましたので、
「絵本読んでくれる?」と急なオファー。
僕が読むと写真がなかなか撮れないので、
読み聞かせの一枚が欲しくてお願いをしちゃいました。
急な申し出にもかかわらず受けてくれた潤子先生。
さすが&感謝でありました。
『クリスマスってなあに』と言うこの絵本。
ミッフィーで有名なブルーナーの絵が素敵。
物語仕立てなのでちょっと長いお話なのですが、
お母さん達にも是非聞いていただきたくて
この本を選んだのでありました。
ひよこちゃん&たんぽぽさん達、
お母さんの膝に抱かれながら絵本を見つめてくれています。
「クリスマスってこう言うこと。
それをこれからみんなでお祝いしましょう」
と言うメッセージを込めての読み聞かせでありました。

続きまして『クリスマスパーティー』と言うことで、
クリスマスソングの大合奏をひよこちゃん&たんぽぽさん達とやってみました。
「好きな楽器を持って行って」
とタンバリン・鈴・カスタネットを前に並べると
自分の気になる楽器に向かってゆく子ども達。
それぞれ手にしてもらい、
叩き方をちょっとやって見せたなら、
あとはもう子ども達の自由演奏。
『ジングルベル』『赤鼻のトナカイ』と言った曲に合わせて
僕もギターを弾いたり・楽器を鳴らしたり、
そしてサビの所だけ分かる歌詞を口ずさんだりいたしながら
(僕は歌詞を覚えるのが苦手なのです…)
みんなで合奏を楽しんだものでした。
そして最後の曲として選んだのは『おもちゃのチャチャチャ』。
とても有名な曲ですが、
沢山出て来る『チャチャチャ』のところで
みんなで合わせて叩ける合奏曲の代表です。
曲途中では好き好きに叩いていたひよこちゃんが、
こちらの『指揮振り』のリードはありながらではありますが
『チャッ!チャッ!チャッ!』のところで自然に合わせてくれるから
僕も嬉しくなってしまいました。
言葉で想いを伝え合うのがまだ難しいひよこちゃん達と
こんな形で想いを合わせることが出来るのって、
本当に不思議で嬉しいことです。
子育て奮闘中で普段苦労されているお母さん達。
こんなコミュニケーションで嬉しい想いを分かち合うことが出来たなら、
普段の関わりの中でも想像力が働いて
お互いに慮りが出来る場面が増えてゆくのではないでしょうか。
そんなことを思いつつ見つめた
ひよこちゃん・たんぽぽさんとの大合奏でありました。

今月の製作は『クリスマスプレゼントをどうぞ』と言うことで
クリスマスバッグを作りました。
先程のブルーナーの絵本をモチーフに
馬小屋の場面を描いたクリスマスバッグ。
それに色を塗ったり・絵を描いたり、
仕上げにクリスマスシールをペタペタ一杯貼った後、
お気に入り色のリボンで紐をつけたなら、
『クリスマスバッグ』の出来上がり。
「出来た子はプレゼントを取りにおいで!」
と前にクリスマス仕様のお菓子やキーホルダーを並べまして、
好きなものを持って行ってもらいました。
お気に入りのプレゼントをクリスマスバッグに詰め込んで
嬉しそうに帰って行ったひよこちゃん達。
一番早いクリスマスのお祝いを
共に過ごしてもらって感謝でありました。

その後、お外でも遊んだ子ども達。
ヤギ牧場には小さなサンタさんがやって来て、
ヤギさん達に御馳走をお振舞い。
ヤギにとっても嬉しいクリスマス到来の
一日となりました。

今年もひよこクラブに沢山の方々に遊びに来ていただき、
本当にありがとうございました。
また来年も1月19日(月)から始まりますので
どうぞお集まりください。
本日もお忙しい中、
楽しい時間を共に過ごしていただいて
本当に嬉しかったです。
また来てね!




 【今週のスナップ 12月2日】
アドベントも第三週に入りました。
子ども達のページェント練習も
ホールで本格的に始まりました。
それぞれクラスでしっかり予習をしてから集まった全体練習。
だからか初めてにしてはなかなかしっかりと
舞台の上でそれぞれの役を演じていた子ども達でありました。

そんな聖劇を見つめながら僕らが送るアドバイスは
「一緒にやっている子と心とタイミングを合わせること」
「その役に成り切って自信を持って自分を顕すこと」
そして
「他の人がやっている時はそれをしっかり見つめ、
『見ている人』と言う役をがんばること」
くらい。

みんな一人一人台詞はよくよく覚えて来たし
歌も歌えているんだけれど、
早く終わりたいのか早口になってしまったり
歌い出しの一発目の音が合わなかったり。
そこを心を合わせて・歌を合わせて
ゆっくりゆったり落ち着いて
みんなで創り上げてゆくのがこのページェント。
「心の準備が出来ていますか」
という言葉はここに掛かってゆくのです。
そうは言ってもそんな僕らの言葉を聞きながら、
一日一日言われたことが出来るようになって来ているこの子達。
素敵なページェントが出来つつあります。
この喜びを皆さんとご一緒に、
クリスマス礼拝で分かち合うことが出来たなら、
本当に嬉しく思います。
皆さんも心静かにそっと励まし見つめながら、
応援してくださったなら嬉しいことです。
 

12月2日 もも組
もも組はハンドベルに挑戦中。
準備のために色で表した楽譜を準備して来た実祐先生。
でもやってみたなら今回のジングルベルで大切な
下のソ(G)のベルがないことが判明。
ひとつ上のラ(A)からしかベルがなくって大慌て。
「移調したらいいじゃん。ヘ長調にしたら」
と言うと「???」の実祐先生。
「Cをソにしたら出来るんじゃない?」
とヘ長調のドレミを教えてあげて割り振ってみたならば
なんとかジングルベルのメロディーを鳴らせるベルが
そろったのでありました。

せっかく作った楽譜との整合性が取れないので
「ベルにその色を貼り直したら」
と提案したのですが
「楽譜をやり直します」
と実祐先生。
「こう言うところはがんばり屋さんなんだよなぁ…」
とすぐ手を抜こうとする自分を
反省した僕でありました。

そんなこんなで再挑戦が始まったこのクラス。
やっぱり課題は集中力。
先生が指差し指揮をしたならば、
音を鳴らすことが出来るようになって来た子ども達。
でもそれだけでは音楽は奏でられません。
ある決められたタイミングとリズムで
連続的に音が鳴ってくれてこそ、
「あ、あの曲!」と分かるのが音楽。
そのためには自分の出番を予測して
タイミングを測っていなければ、
デコボコのリズム音痴合奏になってしまいます。
聖劇でもそうでしたが
他人のやっているところを見れない・聞けない
そんな子達は悪戦苦闘。
先生の大きなフォームの指揮に
「あ、あー」と気が付いてからの始動なので、
どうしてもメロディーがガタガタに。
それでも毎日練習を重ねて行った成果として、
なんとか『ジングルベル』が聞こえて来るようになりました。

さあ、ここから今度はホールの舞台に立ちまして
演奏するモードに移行してゆきます。
更に自律してゆかないと
先生もホールの真ん中でこんな大きな指揮は出来ないし、
本番では曲も停まってくれないし、大変。
先生も子ども達も最後の『魅せる仕様』に向かって
この曲を仕上げて行く段階に入ってゆきます。
潤子先生も「難しい曲やってる」
と言っていましたが、
ポピュラーでありながら実は難度の高いこの曲を選んだこのクラス。
その頑張りと奮闘ぶりに
皆さんもエールを贈って欲しいと思います。 
どうぞどうぞこの子達のちょっと不器用な、
でも心と体でぶつかってゆく本物のがんばりを
応援してあげてください。 

 12月2日 すみれ組
すみれさんはピアニカの練習風景です。
みんなで挑戦するピアニカ。
やはり日頃ピアノレッスンで音楽に親しんでいる子達は
良い調子で進んで来ています。
また他の子達も最初は戸惑う場面も見られたものの、
周りの子達に引っ張られて
やる気を引き出されて来た感じ。
そんな子ども達を見つめながら
改めてピアニカは奥の深い楽器だと感じています。

弾く指使いと息の送り具合で音色の変って来るこの楽器。
ふーと息を吹きつつ指を送り弾いている子と、
一音一音息を送っている子で音が違います。
前者は奏でるメロディーに滑らかさを感じる一方、
後者はスタッカートやアクセントと言う表現に近い力強さを感じます。
最初は異なる表現に
「どちらかを合わせた方が良いのかな?」
とも思ったのですが、
聞いているうちに
「これはこれで個人個人の個性を顕しながら、
それが融け合って一つの音楽を奏でている
素敵な演奏になっているね」
と思うようになりました。
みんなで合わせることも表現ですが、
『違うものが合わさって一つのものが顕される』
これもこのクラスの表現だと。
「こうして」と言うと苦労しながらも出来るようになってゆくこの子達。
でも合わせてゆく際に自分らしさや自分の表したいことが
薄らいで行ってしまうのもこの子達。
どんなに言っても最後まで自分らしさが残ってしまう子達もあるのですが
(僕もそんなタイプ)。
「この子達は一つの型に収束させてしまうより、
今のままの方がいいのかも…」
と思いながら聞いたピアニカ練習の風景でありました。

周りを気にし過ぎるが故に、
自分を発揮出来ず・自分らしさを表現の中に顕し切れずに
ここまでやって来たこの子達。
それが最近の自由製作やハロウィンパーティー仮装&迷路などで、
自分の「こうしたい!」を発信出来るようになって参りました。
それならばその想いをもって
今回も自分らしさを顕してくれることを期待しています。
この子達の合奏を聞きながら
お家の方々にも『どれが我が子の音色なのか』
をじっくりと聞いていただけたなら
僕らも嬉しく思います。
どうぞどうぞお楽しみに。

 12月3日 たんぽぽ組
ばらさんがホールでの聖劇練習に参加し始め、
今週はたんぽぽさんだけの時間をゆっくりと取ることが出来ました。
今日は雪だるまの製作をえりか先生と一緒にしていたこの子達。
クリスマス祝会でたんぽぽさんが歌い踊るのは
『クリスマスの歌が聞こえて来るよ』と言う曲。
その中に「ゆきだるまのうたが…」と出て来るのですが、
「そのイメージと想いをつなげるための製作かな?」
と思いながら見つめた僕でした。
「こう言うのを自然にカリキュラムにつなげてゆけるのが
えりか先生のセンスなんだよね…」
と思いつつ、
「ゆきだるま!」と嬉しそうに製作をしているこの子達の姿を
まばゆく見つめていた僕でした。

この秋に子ども達が足しげく通ったどんぐり山の収穫物・
『どんぐり帽子』や『雑木の小枝』を
雪だるまの帽子やおててに見立てて貼りつけてゆく子ども達。
「あ、これもこんなところにつながった」
と嬉しい再発見でした。
そんな雪だるまのお顔をクレパスで描いた
たんぽぽさん達でありましたが、
「ちゃんと顔になっているんですよ」
と嬉しそうに教えてくれたえりか先生。
なるほど兎角三歳児の描く顔は
ぐちゃぐちゃってなりそうなものなのですが、
ちゃんとおめめがあって口もあって、
中にはピンクのほっぺたも描いている子までありまして、
「この子達すごいなぁ!」と思いつつ
見つめた僕でありました。

4人にまで増えた今年のたんぽぽさん。
今までは『ばらさんにお世話されて…』
の『下の子モード』だったのに、
最近では4人で影響し合って・リスペクトし合って
急にしゃんしゃんしっかり度が増して来たように思います。
そんな嬉しい秋の成長も随所で見られるこの子達。
クリスマス祝会では苦手な舞台に上がってどうなるか…
まだまだ分からない状態ですが、
プレッシャーや緊張がない時には
こんなに思いっきり伸び伸びと自分を顕しながら
園生活を楽しんでくれています。
お家でも幼稚園での様子を聞いてもらえたなら、
なにかお話してくれるかもしれませんよ。

 12月3日 ばら組
ばらさんは祝会の為の練習風景です。
この間までは『合奏ごっこ』を楽しんでいたこの子達。
クリスマスも近づいて来て
本格的に練習が始まりました。
最初の導入の頃は心も体も頑なに
なかなか動いてくれない子達もあったのですが、
その『導入遊び』の成果がここに来て顕れて来たみたい。
6人のばら組さん、
どの子も想いをもってやってくれているではありませんか。
やっぱり
『やりたいけれど、出来ないのがイヤだからやらない』
って想いがあったみたいです。
全体の流れも踊りの所作も
すっかり自分のものにして来たこの子達。
そうなればもう
「見て!見て!見て!」
の想いが勝って動けるようになって来たみたい。
その元気で大きな動きを見ていると
「やっぱりばらさんだね」
と嬉しくなってしまいます。
色々な事を自分で出来るようになったこの二学期。
『自分でする』って想いが啓発され、
『出来た!』の成功体験が更に自信となりまして、
この子達を大きくしてくれたのでしょう。
これが舞台の上で出来れば本物です。
どうぞクリスマスはみなさんお楽しみに。

【今週のスナップ 12月5日】
12月に入りまして
髭のおじちゃんが「もう取ったらいいんじゃない?」
と言ってくれた幼稚園のみかん『紅マドンナ』。
今年中学生になった子達の卒園記念樹です。
初めて採れた年は4人の卒園生に一個ずつ、
全部で4個しか実が生らなかったこのみかんの木。
今年は籠一杯の大豊作で一個あたりもこんなに大きくなりまして、
うれしいうれしい大収穫となりました。

最初にお手伝いを申し出てくれたのは
すみれの二人のお姉さん。
葉っぱの奥の方に生っているみかんに手を伸ばし、
一生懸命収穫してくれました。
そこにたんぽぽさんもやって来てお手伝い。
先生やすみれさんが取ってくれたみかんを受け取って、
籠までよいしょよいしょと運ぶ係。
そこにばらさんも加わって、
あっと言う間に籠がみかんで一杯になりました。
収穫しながら、
ピンポン玉くらいのベビーみかんを見つけたり、
ちょっと当てたり落としたりするとすぐに皮が破れてしまうことを学んだり、
一個のみかんを収穫することの大変さを
その心と体で学んでいたこの子達でありました。
お店では大きさのそろったものが並べられておりますが、
みかんだって個性もあるし、
傷つきやすいところもあるし、
僕らとおんなじ。
でもどれも大切な一つ・一人として
神様に愛され育てられていることを感じる時となってくれたなら、
それは素敵な収穫体験になったと思うのです。
来週の給食のデザートに振る舞われると言うこの紅マドンナ。
果たしてどんなお味でしょう。
自分達で収穫したおみかんは
きっと格別のことでしょう。 


 今週の顔
すみれさんのゆうまくんです。
最近テレ期になって来たのか、
ピースをしながらも
ちょっと視線を外してのはにかみ笑顔。
 色々な事が出来るようになって来て
自信がついて来たけれど、
優しさと人の良さは昔のままの
癒し系のゆうま君です。
すみれ組のえお君、
お気に入りのすべり台でご機嫌さん。
 おやまで二股の小枝を拾って
頭に掲げて「かぶとむし!」。
意外なユーモアセンスを振りまいて
僕らを笑わせてくれています。
自分らしさを出してくれているその姿を
嬉しく見つめている僕なのです。
 たんぽぽさんのきょうちゃんです。
こうして写真で見てみると
「あなたはきょうちゃん?なぎさちゃん?」、
昔のなぎちゃんにうりふたつ。
でも性格は違うようでして
ほよよんのんびり姉ちゃんに対し、
こちらはしゃんしゃんしっかりちゃん。
幼稚園でもがんばってくれています。
 すみれさんのいとちゃんです。
幼稚園の紅マドンナの収穫では
先頭に立っての大活躍。
やはり『勝手知ったる』はアドバンテージ。
みかんの扱い方や収穫作法等、
「さすがだなぁ」と思いながら
見つめたものでありました。
がんばり屋さんのお姉さんです。
 もも組さんのやまとくんです。
今月お誕生日で5才になります。
自分のインスピレーションから
様々なものを作り出す自由製作が
今のやまとくんのマイブーム。
じいっとずっと集中している姿を見ながら
お兄ちゃんになったなぁと思う今日この頃。
お誕生日、おめでとう。
 ももさんのせなくん、
三輪車に乗って御機嫌サイクリング。
真面目ながんばり屋さんなのですが、
こうして発散する時には
大いに弾けてくれるので、
僕らもちょっと一安心。
『どちらも自分』それを大切にしながら
自分らしく大きくなって!と願っています。


12月第2週、3週

 【今週のスナップ 日土幼稚園クリスマス】
アドベントのロウソクに4本目の灯がともった今週。
クリスマス礼拝・祝会が行なわれました。
週の初めの『びっくり』から始まって、
なんとかリハーサルもやって「さあ…」と思っていたのですが、
本番直前に体調不良の子達が更に増えて
『これ以上になったら明日の聖劇は延期も覚悟』
とそんな想いで臨んだクリスマスでありました。

結果としてすみれさん2名がお休み、
他クラスは全員出席で聖劇&祝会当日を迎えたのですが、
7人のすみれさんで2人いない聖劇はやはり大変。
『代役さんの代役をどうしよう』と
残りの5人で各幕が回るように先生が考えてくれたのを、
急なオファーにもかかわらず
一生懸命演じてくれた子ども達。
これは見ているだけでもう
「本当によくやったね」
「精一杯の自分をお献げしてくれた素敵な聖劇になったよ」
とその奮闘を讃えつつ
見守った僕だったのでありました。

お休みの子達も本当に無念だったことでしょう。
急遽代役の混乱で、
本当はもっと上手に出来ていた自分の役も
思うように出来なかった子達もありました。
でもそんなことを全部踏まえながら、
神様から与えられた『その時の自分』に感謝しつつ、
『自分の出来る精一杯』を顕すことの大切さを、
改めて教えられた今年のクリスマスとなりました。
『良い条件・良い環境』で最高の演技をすることを
私達は臨んでしまいます。
でもそれ以上に大切なことがあることを
今年のクリスマスは教えてくれました。
そんなクリスマスをもう一度、
皆さんとご一緒に振り返って参りましょう。
【12月11日 クリスマスイブ礼拝(子どもの礼拝)】 
今年も前日の木曜日に
日土教会の松井牧師が来てくださり、
子ども達のためにクリスマスイブの礼拝を
執り行ってくださいました。
共に讃美歌を歌い聖句を唱え、
聖書の朗読とお話をして下さった松井牧師。
子ども達と言葉のキャッチボールを楽しみながら、
イエス様のお誕生の意味を
彼らに解き明かして下さいました。
聖劇本番の前日に改めて
クリスマスのお話をみんなで分かち合った子ども達。
明日に向けて
想いを確かめ合うことが出来ました。


 【12月12日 クリスマス礼拝(大人の礼拝)】
さてそうして迎えたクリスマス当日。
まずは大人のクリスマス礼拝から始まりました。
子ども達の聖劇練習の様子や台詞から
クリスマスに何が起こったかは、
なんとなく知っておられるであろうお母さん達。
でもそのひとつひとつの場面や所作の中に息づいている意味や願いを、
松井牧師のお話から聞いてもらえたのではないかと思います。
一生懸命生きていた当時の人々の想いを、
突然の不遇によって想い通りに演じることが出来なかった
子ども達のページェントに重ねて感じていただけたなら、
それが今年のクリスマスの意味だったのだと思うのです。
松井先生も「長くなってごめんなさい」
とおっしゃっていましたが、
そんなお話に耳を傾けてくださった皆さんに
心より感謝です。
【聖劇】
お休みとなってしまった子達の分を
みんなみんなでかばい合って、
なんとか最後まで顕すことの出来た今年の聖劇。
いつも私達は『子ども達の出来がどうの』と言って
結果ばかりを評価してしまいがちですが、
二千年の昔を生きた人々だって
精一杯生きた上で歴史を紡いで来た人達でした。
みんな想い通りに生きられなかったかもしれないけれど、
もっと良い環境で暮らすことを願っていたと思うけど、
でも与えられたその日その時を一生懸命生きた人々でした。
そんなことを想い感じさせてくれた今年の聖劇。
この子達の演技を通して神様が
今の私達に贈ってくださったメッセージを
感じることが出来たような気がします。
<神様のお約束>

練習ではなかなかに
自分を顕すことの出来なかったこの子達。
それが本番の舞台では
今までになく大きな声でオープニングの讃美歌を
歌ってくれているではありませんか。
これにはびっくり、でも、
神様の御心とお導きに感謝でした。
聖歌隊さん、がんばったね!
 <受胎告知>

本来の天使がマリアさんになって、
「じゃあ天使は?」
となったこの最初の幕。
その代役を担ってくれたのは
すみれの男の子でありました。
ホントは器用ではないこの子が
一生懸命がんばって、
こんなに素敵な天使を演じてくれたことに
感激していた僕でありました。
 <宿探し>

いつもは『しっかりマリアさん』にリードされ、
ついて行ってたヨセフさん。
代役マリアさんに代わって
「ぼくがしっかりしなくっちゃ」
と思ってくれたのでありましょうか。
身重の体で不安を感じているマリアさんを想うように、
やさしくリードしてくれていたのが嬉しかったです。
 <羊飼いの夜>

マリアさんから天使への早変わり。
一人二役を演じてくれた女の子は
これまでがんばって来た本来の自分の役を
雄々しく凛々しく演じてくれておりました。
そこをがんばってやって来たんだもんね。
その想いを一杯に顕してくれていて、
ほっとしたものでありました。
 <三人の博士>

ここは練習通りのメンバーで出来たのですが、
代役を担ってくれたために
想い通り演じることが出来なかった子もありました。
それでもなんとか最後まで
やり切りがんばって見せてくれたこの子達。
彼らの心の成長を見たような
そんな気がしたものでありました。
  <馬小屋の夜>

最後まで『代役さん』をがんばってくれたり、
代役の代役をやって
仲間を支えてくれた子がいたり、
みんなみんなでやり遂げた
今年の聖劇でありました。
「お献げしますこの心」
と歌うこの子達。
「本当にそうだね」と思い見つめたものでした。
全てのことに感謝です。
【クリスマス祝会】
聖劇をなんとかやり遂げて、
「まだかな、まだかな」と出番を待っていた祝会の部。
厳かに精一杯出来た聖劇でしたが、
その分弾けて自分を顕していたクリスマス祝会。
これは練習の時より遥かなるハイテンションと高いモチベーションで
自らを顕してくれた時となりました。 
みんなみんながんばりました。
 <たんぽぽ組>
『クリスマスの歌がきこえてくるよ』

お休みばかりでほんの数回しか練習していないのに
本番舞台に強い子がいたり、
出来るのに「せん…」って言って人前では
大人しかった子の大爆発が見られたり、
トップバッターで一杯がんばってくれたこの子達。
この秋から冬にかけての大きな成長の足跡を
嬉しく見せてもらったものでありました。

 <ばら組>
『クリスマスのチャチャチャ』

練習ではなかなか身体が動かない子がいたり、
つまらなそうな顔でやってた子がいたり、
そんな感じだったこのクラス。
でも本番が始まったなら
客席にお母さんの顔を見つけ、
『嬉しハッスルモード』にスイッチオン!
これまで見たことないくらい
みんなみんな張り切ってやってくれておりました。
「こんなに出来るようになったんだね!」
と嬉しく見つめたばらさんの発表でありました。
<もも組>
『それはサンタクロース』
『ジングルベル』

やっと全員がそろいまして
迎えることが出来た本番当日。
いつもはぼーっとぽーっとしていた子達が
今日ばかりは実祐先生の方をしっかり見ながら
しゃんとやっているではありませんか。
久々の緊張が良い方に作用したみたい。
「普段は余裕過ぎるのか?課題足りない?」
とそんなことを思ったもの。
そんなこんなもありながら今日ばかりは
本当に集中してがんばっていたももさんでした。
<すみれ組>
『うれしいうれしいクリスマス』
『風も雪もともだちだ』

2人抜けたピアニカは
『歯抜けの絵』を見るようで、
なんとも淋しく感じたもの。
がんばって覚えた歌の方では
皆真ん中に寄せ集まって、
想いを一つに合わせながら歌ってくれました。
やっぱり歌い出しをリードする子と、
後から追いかけてパワーブーストとなる子とがあり、
「それがこのクラスらしさなんだね」
と思ったもの。
みんなが同じように出来るんじゃなく、
自分の出来ること・得意なことを
精一杯やってそれが一つに合わさることが、
この子達の力となり
『らしさ』を顕してくれるパフォーマンスになることを
改めて教えてくれた
この子達の発表でありました。
2人もいないその中で、
みんなよくよくがんばりました。

来週みんなそろったら、
もう一度『7人での再演』を見せてください。
だからみんな元気に来てね! 


 【今週のスナップ 12月15日】
今日はみんなで『聖劇ごっこ』を楽しみました。
「どの役を何回やってもいいよ!」と言われて
大喜びの子ども達。
意外だったのはいつもは「僕はべつにぃ…」
って感じのももの男の子が
「これやります!」「あれも!それも!」と
色々と演じてくれたこと。
普段は人の目を気にしてなのか
ひょうひょうとしたふりをしているあの彼が、
『クリスマスの喜び』をこんなにも顕してくれる姿を見ていて
本当に嬉しくなってしまいました。
子ども達、みんなそれぞれ
色々な事を見て触れて感じてしながら
自分の心を伸びやかに成長させて行ってくれているんだな…
と思い見つめたページェントとなりました。

また舞台にしゃんと立つのに苦労をしていたばらの男の子。
それがくねくねしながらも上級生達の演技を
しっかり見ていたことが分かる出来事が。
本番ですみれさんがやった歌や台詞をしっかりと
やってのけたその姿にビックらこ。
家でおさらいしていた兄ちゃん・姉ちゃんの
努力の姿を見ながら会得していたのかもしれません。
不器用ながらにがつんがつんぶつかってゆく上の子に対して、
それを見ながら器用に物事を身につけてゆく下の子達。
そんな兄弟の構図を感じた情景でありました。
でもそれがそれぞれの『らしさ』。
その賜物を糧にそれぞれ自分らしく伸びて行っているこの子達を
嬉しく見つめたものでした。

この日も病欠と用心のためのお休みが多かったのですが、
ずーっと『お客さん』で見ていてくれたたんぽぽさんも参加しての
最初で最後のページェントとなりました。
本番を終えてのリラックス感からか、
最後の『飼い葉おけにすやすやと』の讃美歌は
これまた厚みのある(デコボコ感もありましたが)
そんな大団円となりました。
たんぽぽさんもよくよく見ていてくれたのでありましょう。
『聖劇初舞台』ながらちゃんとマリアさんや羊など
色々な役に挑戦し、
それなりにやってくれている嬉しい姿を見せてくれました。
嬉しい嬉しいこの子達の『聖劇ごっこ』を見せてもらって、
またひとつクリスマスの『面白ビックリプレゼント』を
いただいたような気がしたものでありました。

 12月16日 すみれ・もも・ばら組
今日は今年最後のサッカー教室が行なわれました。
クリスマス礼拝・祝会を挟んだので、
前回からだいぶ間が空いた今回のサッカー教室。
直前の『PLUS』は雨でホールでやったのもありまして
久々の外となりました。
身体を動かすには気持ちの良い肌寒さだったので、
一時間を通してこの子達
元気に活動してくれました。

久々の運動に『ぶちっ!』と行ってはいけないので
僕がストレッチをしていたら、
面白半分に真似をし出した子ども達。
それを見てコーチもみんなにストレッチ&体感トレーニングを
教えてくれたのでありました。
片足立ちのストレッチでは子ども達もふらふらしていたのですが、
やってみると僕もふらふら。
「足腰弱ってる?」と運動不足を感じたもの。
でもサッカーならではの『利き足』と言うのはあるようで、
右利きの僕はボールを蹴る時の軸足が左になるので
そっちの方が安定していたりもして、
それは自分に関する面白い発見でありました。
みなさんも自分の体幹やバランスなど
確かめてみたら面白いかもしれません。

さて、レッスンの方は『ホールタッチ鬼ごっこ』から始まって、
『ボール取り合戦』などいつものメニューで進んで行きます。
『鬼ごっこ』ではばらさんはいつの間にか走れるようになっていて、
すみれ・ももを追いかけて園庭を走り回るその姿を
嬉しく見つめたものでした。
やる気も体力もこの一年で
しっかり身について来たこの子達。
でも走るのに夢中で面白過ぎて
『ボールを投げて当てる』のところまで行かなかったのが
『玉にキズ』ではありました。
それでもこれからが楽しみな姿を
見せてくれたちびっ子達でありました。
すみれさんの『ボール取り合戦』もかなりスキルが上がって来て、
先生やコーチに対しもそれなりに善戦出来るほどの
レベルになって参りました。
自分の身体をどう使って相手に相対したら取られないか、
サッカーにおける本能と言うかそんな感覚を
会得し始めた嬉しい姿を見せてくれました。

また今回はコーチの繰り出すボールに飛び出し、
紅白一対一でボール取り&シュートをする
対決ミッションにも挑戦した子ども達。
ボールに意識を集中し、
コーチのいたずらフェイントにも引っ掛からないようにいたしながら、
出されたボールにダッシュして
ゴールに向かってシュートを放っておりました。
出来るだけ学年や実力が同じレベルになるように
並び順を配慮してくれた先生達。
そのおかげでなかなかの好勝負が展開されました。
ばらさん同士の一対一も
『意識レベル』ではかなりいい線の戦いを繰り広げ、
ボールに身体を寄せていくその姿を
まばゆく見つめた僕でありました。
「みんなやるようになったよね!」と思ったものです。

さて最後は紅白戦試合です。
園庭をなるべく広く使えるようにゴールを離し、
試合を始めた平家コーチ。
外で出来る時しかこんな迫力あるゲームは出来ませんから、
大勢で挑む紅白戦はこんな感じで挑むのがいいものです。
コーチから出されるボールを
いち早く見つけて身体を寄せてゆく子ども達。
ずっとコーチに張り付いている子達もありまして、
グランドの各所で子ども達の大奮闘が
繰り広げられておりました。
そこにはしっかりとばらさんも加わり、
これまた嬉しく見つめたもの。
すみれさんやももさんのスーパーシュートもいくつも決まり、
ゲームとして見ていても
面白いサッカーが展開されておりました。
そんなこの子達のメンタルとフィジカルの成長を
嬉しく見つめたものでありました。
あのこの子達をここまで導いてくださったコーチに感謝です。
今年度もあと三か月、
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
またお忙しい中、
子ども達のサッカーを見に来てくださった
保護者の方にも感謝です。
冬休みは一緒にボールを追いかけて一杯遊んでみてください。
この子達がどれだけ出来るようになったかを
実感出来る時となるはずです。
またお父さん・お母さんと一緒に遊んだサッカーが
次回のモチベーションにもきっとなるはず。
冬休みは寒いけれど子ども達と外に飛び出して、
どうぞ楽しんでみてください。

【12月17日 お誕生会】
今日は12月生まれのお友達のお誕生会。
二人のお誕生日さんのお祝いをしてあげることが出来ました。
ちょっと前まではくねくねだったこの子達が
しっかりと舞台に立つことが出来るようになっていてびっくり。
クリスマスでのがんばりが自信となって
こんなところにも顕れて来ているんだね…
と嬉しく見つめたものでありました。
『お父さんへのインタビュー』でのとうま君のお父さんも面白かったけど、
それぞれ色々な想いを一杯に受けて
育まれて来たこの子達のことを、
嬉しく思ったものでした。

今回のお楽しみはパネルシアター、
『クレヨンのくろくん』をしてくれたえりか先生。
クリスマスバージョンのオリジナルストーリーに
「忙しい中、準備大変だったろうなぁ」
と思いながら、
毎回丁寧に準備をして臨んでくれる
先生達のがんばりを想ったものでした。
それぞれの色を出しながら
自己主張しているクレヨンの姿はこの子達そのもの。
色んなことが出来るようになって
そんな自分を誇れるようになって来たこの二学期。
でもそうなると今度は
『こうじゃなくっちゃだめ』とエゴも強くなって来て、
相手を受け入れられなくなるのは世の常です。
自分だって譲ってもらって来たのに、
みんなに支えられてここまで来れたのに。
『自分らしさを輝かせながら、
みんなで想いを寄せ合ったら
もっと素敵なことが起こるはず。
全部全部が自分の想い通りではないかもしれないけれど、
一人でやるよりずっとずっと素敵なことが
きっと出来るはずだから』。
そんなメッセージが物語を通して
語られたものでありました。
それは今のこの子達にぴったりのメッセージ。
だって『みんなで嬉しくなれるように』
ってお祝いするのがクリスマスなんだから。
そんなことを想わせてくれた
えりか先生のパネルシアターでありました。

さて、続きましての準備体操。
今回はたんぽぽさんに依ります
『クリスマスの歌が聞こえて来るよ』。
運動会では棒立ちだったこの子達が
クリスマス祝会の舞台の上では
張り切って踊って見せてくれました。
そんなこの子達にインストラクターをお願いしたのですが、
舞台に立って機嫌良くやってくれたたんぽぽさん。
『人前では…』だったのに
こんなところもがんばれるようになったんだね…
と嬉しく見つめたものでした。
そんなたんぽぽさんのがんばりに引っ張られ、
みんなも張り切りダンスを見せてくれまして、
嬉しい『たんぽぽダンス』の再演となりました。

続いてのゲーム大会は
クリスマスプレゼントに見立てた風船でひと盛り上がり。
最初は爆弾ゲームをやりました。
爆弾ゲームと言えば
「負けるのイヤ」「罰ゲームイヤ」
となる子も多いもの。
でも『止まったらうれしいインタビュー』と
先生達が『当たり』を『特典』にしてくれたおかげで、
最近では「イヤイヤ」言う子もなくなりました。
「やっぱりこう言う意識付けと言うものは
大事な文化になるんだよね…」
と思いながら見つめた情景でありました。
いつもと違うことをやるのって
最初はちょっと不安や抵抗があるけれど、
『うれしいことだよ』『君だけ特別』
って意識がみんなの中に芽生えてゆけば、
ゲームも楽しく素敵になってゆきます。
たんぽぽさんも当たっても
周りの人に助けてもらいながら
インタビューに応えてくれたのでありました。

そして最後は『サンタさんチーム』と『トナカイさんチーム』に分かれての
『風船運びゲーム』です。
引いたカードで風船の数が決まりまして、
それを二人で運ぶゲーム。
走る風を受けてふわふわどっか行ってしまう
風船にあくせくしながらも、
でも二人で協力してなんとかゴールまで
風船を運んでいた子ども達でありました。
そんなこんなで楽しいお誕生会を演出してくれたえりか先生。
本当にありがとうございました。
素敵なクリスマスのお誕生会となりました。
お忙しい中、来てくださったお父さん・お母さんにも
心より感謝です。
みなさん、ありがとうございました。

【今週のスナップ 12月18日】
先週のクリスマス礼拝・祝会は2人のすみれさんがお休み。
そこでもう一度みんなで聖劇とすみれの発表をやりましょうと、
この日に向かって整え準備して来た先生&子ども達。
練習の過程では『もうすでに終わった』
と言う意識のもも・ばらさんが
「ありゃありゃ」となっておりましたが、
さすがすみれは違いました。
『7人みんなでやらないうちは
僕らのクリスマスは終わっていない』
の意識で練習もぴしっとやってくれて、
先週より更に上達した姿も見せてくれたものでした。
そうして迎えた再演当日。
昨日の練習ではちょっと表情の硬かった子達も、
今日はとても晴れやかな顔をしていまして、
「ああ、みんなが支えてくれたんだなぁ」
とすみれの連帯を感じたものでありました。
そんなすみれさんのムードを察してか、
下の子達も今日はしっかりやってくれまして、
その想いを嬉しく感じた僕でした。

今日は自分の専任に全力集中。
すみれからばらさんまでモチベーションも上々で、
あの本番では顕しきれなかった自らの想いのリベンジ戦。
と全てがこの場に整えられたこの日の『再演』。
これはもうお休みした子だけのものでなく、
今年のこの子達にとって最上の舞台となりまして、
役の所作のひとつひとつから
最後の大団円『飼い葉おけにすやすやと』の讃美歌まで
今年一番の出来で顕してくれた子ども達でありました。
特に最後の讃美歌はすみれ二人が加わって、
それも本番に出れなかった想いを込めての大熱唱で、
その声が高らかにホール一杯に響き渡ったものでした。
そしてそこにはこれまた本番に出れなかった潤子先生の
『ここにかける想い』と言うものも伝わって来て、
これまでで一番の『献げ物』となったように感じたもの。
そんな素敵な聖劇を礼拝としてお献げ出来て、
本当に良かったと思ったものでした。

またそれに続いて祝会の部・すみれの発表も、
ここまでがんばって来たことを全て詰め込んだ
『今のすみれの姿』を全部顕してくれたような発表でありました。
歌もピアニカもそれぞれ精一杯がんばっていたこの子達。
再演を見に来てくださったお父さん・お母さんに向けて
凛々しさとたくましさを感じさせる発表を
堂々としてくれたのでありました。

ここに来るまで本当に色々と大変でした。
早いうちにそれなりにそつなく出来てしまったから、
本当だったらもっとさらっと流れて行ったはずの今年のクリスマス。
でも「それじゃあ足りないよ」と
神様も感じられたのかもしれません。
この子達の課題を具現化して顕してくださったものに対して、
みんなでがんばって来たからこそ、
こんなに素敵なクリスマスを実現することが
出来たのではなかったでしょうか。
いつもいつも全ては『僕らの想う通り』ではないけれど、
いつもそれ以上のものを与えてくださる神様。
その御心を信じてがんばり通すことの出来た先生とこの子達。
その全てのことに感謝です。
みんなみんな、素敵なクリスマス・そして素晴らしい献げ物を
本当に本当にありがとう。
君達、よくよくがんばりました。


【12月19日 終業式】
今日は二学期の終業式。
みんなでホールに集まって、
今年最後の合同礼拝を守りました。
今日の説教題は『目に見えないもの』。
『目に見えるものは過ぎ去ってゆくから
すぐに心からも消え去ってゆくけれど、
目に見えないものは永遠に残るんです』
と言う聖書の御言葉を引きながら
お話を聞いてもらいました。
二学期にあった行事を振り返り紹介しながら、
「色々な事をがんばって色々な事が出来るようになったよね。
でも出来るようになる前のことって覚えてる?」
と投げかけた僕。
「鉄棒逆上がりが出来なかった子、
どうして出来なかったんだっけ?
跳び箱を飛べるようになった君、
一番最初は2段でもこんななって上手に跳べなかったこと覚えてる?」
「ね、僕らは今この目の前にあることはよくよく分かるけれど、
だからこそそれが過ぎ去ってしまったら何にも分からなくなるの。
でも一つだけ変らないものがあります。
それが神様の御言葉。
『互いに愛し合いなさい』って御言葉、
これは二千年も昔の言葉だけれど
今はもう愛し合わないで下さいって言う?
『どんなことにも感謝しなさい』
って先月言って覚えたけれど、
今はもう感謝しないでもっともっとちょうだい!
こんなんじゃイヤイヤっていいなさいって言う?
言わないよね。
神様の御言葉って時代が変わっても変らないんです」
とそんなお話をみんなに聞いてもらいました。
さらに
「明日から冬休み、先生もいないし礼拝もないから
君達に「こうして」って言ってくれる人いなくなるよね。
じゃあ勝手放題・わがまま三昧でいい?
『先生はなんて言うかな?』『神様だったらどっちを喜んでくださるかな』
って自分の頭で考えてくれたなら、
君達はお休みの間でももっともっと素敵なお兄ちゃん・お姉ちゃんになれるはず。
みんなこの二学期にすごく大きくなったんだもん。
そして冬休み明け、
またもうひとつ素敵になった君達に
会えることを楽しみにしています」
とそんなお話をして終業式の言葉とさせてもらいました。
その話を聞いて目を輝かせていた子ども達。
この秋の成長と相まって、
素敵な姿をきっとご家庭でも見せてくれることでしょう。
でもまずはがんばったこの子達、
そして一緒にがんばって来たお母さん達に、
『ちょっとほっとのひと休み』をあげてください。
心も体ものんびりとゆっくり過ごしてみて下さい。
そしたらそこからまたきっと
「よし、がんばろう!」って想いが芽生えて来るはずだから。

今学期も沢山幼稚園を
支えてくださった保護者の皆さん。
本当にありがとうございました。
おかげさまで子ども達、
健やかにそして『見てもらえること』を喜びの糧に
こんなに大きくなってくれました。
皆さんのご理解・ご協力に心より感謝です。
また来年も元気に会えるよう・そして元気に幼稚園に来てくれることを
心よりお祈りしております。
どうぞ皆様良いお年をお迎えください。
本年も本当にありがとうございました。

12月19日 ばら・たんぽぽ組
今年の最後に覗いて来ました、ばらたん組。
そしたらボードを示して日付や曜日なんかも確認しているのでビックらこ。
一番下のクラスだと言うのに「意識高っ!」と思ったもの。
僕らでも毎日確認しないと
『今日が何日で何曜日か』分からなくなってしまうもの。
この『何曜日だから今日はなになに(しなくっちゃ)』
と言う意識はとても大事。
それが生活リズムとなり
心の安定・安心につながるのです。
こう言うのって意外に大事だって言うことを
改めて思い出させてくれたこの子達のお帰りの風景でありました。

それから子ども達に絵本を読んでくれたえりか先生。
今はクリスマスと言うことで
クリスマスの本を一杯選んで
子ども達に読んであげておりました。
幼稚園の書庫にあった絵本なのですが、
その中には僕や松井先生も知らない絵本もあったりして、
なにか新鮮な想いでえりか先生の読み聞かせを
見ていた僕でありました。
小さい子用の絵本を選んでくれているのですが、
知的好奇心の高い子達は
「みじかい!」と言って来ます。
『ぼくは長い本でも聞いていられるよ』
と言う自己主張なのですが、
そう言うストーリー仕立ての絵本は
まだ難しい子達もおりますので、
そのバランスを取りながら
読み聞かせをしてくれているえりか先生です。

それから『今日は終業式』と言うことで、
今学期の行事を振り返りながら
「一番楽しかったこと発表出来る人?」
とリクエスト。
すると「はーい!」と手を挙げてくれるこの子達。
「すごいなぁ、すみれさんみたい」
と思いながら見つめた情景でありました。
するとその中に「おばけ!」と言う子が現れてびっくり。
「あんなに大泣きしていたのに」
と思いながら
「でも心に残った出来事だったんだね」
と思ったものでありました。
今年のすみれさんがそうだったように、
きっと来年のハロウィンでは
お化け役になって下級生に大サービスしてくれかもしれません。
そんな心のひだや成長を感じさせてくれた
この子達の発表会。
色々な関りや交わりが行なわれているお帰りの時間を
まばゆく見つめた僕でありました。
この子達、本当に大きくなりました。
えりか先生、ありがとうございます。

【今週のスナップ 12月19日】
終業式を終えまして、
今学期の行事はいよいよ残り一つとなりました。
そのことを分かっているこの子達。
もうサンタさんが来てくれるのが待ち遠しくて
わくわくドキドキしています。
お願いしていた時間が近づきまして、
「サンタさーん!」と呼んでみることにした子ども達。
一回目は空振りだったようで何も聞こえて来ませんでした。
それでも諦めないこの子達。
もう一度みんなで声を合わせて
「サンタさーん!」と呼びますと、
後ろの入口に姿を現したサンタさん。
大歓声で迎え入れた子ども達でありました。

サンタさんをホールのステージに招き入れ、
語らいのひと時を持った子ども達。
『質問コーナー』では沢山の子達が手を挙げて、
聞きたいことを言葉にして
サンタさんに投げ掛けておりました。
その間を上手につないでくれたのが美香先生。
子ども達のつたない言葉の語意を汲んで
サンタさんに伝えてくれたのでありました。

そしていよいよみんなの待ってたプレゼントタイム。
一人一人手渡してもらうプレゼントを
嬉しそうに抱えて持って帰った子ども達。
おまけに最後に先生にもプレゼントがありまして
大喜びしていた先生達でした。
先生達も二学期、がんばったもんね。
サンタさんと一緒に写真も撮ってもらいまして
ご満悦だった子ども達。
別れの時を名残り惜しそうに
ハイタッチをしてサンタさんを見送ったものでありました。

この忙しいクリスマスシーズンに
日土幼稚園にやって来て下さったサンタさん。
本当にありがとうございました。
「二学期、がんばったね」
と言う僕らの言葉よりも、
サンタさんからいただいたプレゼントの包みの方が
何倍も嬉しかったような子ども達。
「今年も来てもらって良かったね」と
心から思えた情景でありました。
これからもクリスマスにかけて各所・各家庭を回るサンタさん。
「おりこうにして待っているから、
どうぞよろしくお願いします」。

<たんぽぽ組>

<ばら組>

<もも組>

<すみれ組>

 今週の顔
ももさんのがくたくん、
線路をつないで御機嫌遊びの真っ最中。
外遊びもアクティブになって来たがくちゃん、
でもお部屋でのんびりまったりと
遊んでいるこんな時の表情が
一番良い顔をしているみたい。
お友達とも提案し合って・譲り合って
遊んでいる姿に嬉しい成長を感じています。
 すみれ組のとうまくん、
今月お誕生日で6歳になります。
あだあだぴょんぴょんしていた幼子が、
仲間の大ピンチを救う天使を演じ
その成長の姿を見せてくれたのが
何より嬉しいクリスマスプレゼントでした。
本当にお兄ちゃんになりました。
お誕生日、おめでとう。
すみれさんのかえでちゃん、
元気に戻って来てくれました。
『しっかりマリアさん』の復活に
みんな勇気をもらって挑んだ『再演聖劇』。
元気さの中にもしっとり優しさの息づいた
これまでで一番のマリアさんとなりました。
明るい元気娘の『帰還公演』に
みんなほっと胸を撫で下ろしたものでした。
 もも組のあつむ君です。
あつくんもお休みが多くて
「本番・すみれ再演大丈夫?」
と思ったものでありましたが、
自分のなすべきことをしっかりと
分かってやってくれててビックリ。
最近スランプもあったけど確実に
お兄ちゃんになっているあつ君です。






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