2025年度 2月の幼稚園
2月第2週
【2月3日 ひよこクラブ&たんぽぽ組】 今日は2月のひよこクラブの日。 4人のひよこちゃんと2人のたんぽぽさんが参加して 節分をテーマに一緒に遊んで過ごしました。 いつもの手遊びに乗って来てくれた子ども達。 一部わざとにレジスタンスを試みる子もありましたが、 それもお母さんの気を引く作戦? 製作は鬼のお面作りをしたのですが、 一対一で寄り添い関わってもらったなら、 段々とガードがゆるんで来たみたい。 出来上がっても「かぶらん!」とツンデレだったのが、 『鬼は外!』のボールプールでは はにかみながらも鬼に向かってボールを投げてくれておりました。 眞美先生力作の『鬼の的』に向かってボールを投げる子ども達。 みんな大喜びでボールを投げていて、 結構楽しかったみたいです。 自由遊びになってもこのボールプールに 嬉しそうにその身を浸していた子がいたり、 はたまたお気に入りの遊具で マイペースに遊んでいる子ども達を見つめながら、 「この時間と空間を楽しんでくれているんだな」 と嬉しく思ったものでした。 次回は3/3(月)です。 どうぞまた遊びに来てください。 |
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【2月3日 節分】 今日は幼稚園の節分。 「世の中ではなんで2/2に節分って言っているんだろう? 恵方巻を早く売りたいのかな?」 なんて思っていた僕だったのでありますが、 本当に暦がずれて節分も立春も一日ずつ早くなっていたことを知ってびっくり。 年間計画を立てる時にはそんなことも気付かずにいたのですが、 でも当日が日曜日で幼稚園は週明け月曜だったので良かったです。 そんなこんなもありながら、 今年も合同礼拝では毎年恒例の『悪魔の誘惑』の説教を 子ども達に聞いてもらいました。 『鬼』だの『福の神』だの日本の風俗文化と相入れない所のあるキリスト教。 でも鬼は悪魔になってもらって、 『福の神』は登場してもらわずに、 『落し処』を見つけながら子ども達に日本文化を伝えています。 そんな僕らの立ち位置を理解してくれて、 美香先生は『豆まき』の歌も一番だけで止めてくれるんです。 二番は『福の神』が出て来てしまうから。 幼稚園では「心の中には鬼がいて、僕らを誘惑しているの。 だから追い払わなくっちゃいけないんです。 でも一度追い払ってもすぐに戻って来ちゃうから、 『神様、心の鬼・悪魔を僕の心から追い払ってください』 って繰り返し繰り返しお祈りするんです」 と言うお話でメッセージを伝えています。 でも形として・作法として 『鬼を追い出す』と言うのは子ども達の中に強く残るもの。 だから豆まきもしています。 上組と下組の二つに分かれて 交互に鬼になりまして、 豆まき合戦をやっている僕等。 逃げる方も追いかける方も 園庭をガンガン走り回りながら、 嬉しそうにアクティブに豆まきを繰り広げておりました。 そうやって「鬼を追い出そう!」と言いながら 豆を投げ始めた子ども達だったのですが、 さっきまでニコニコだったのに お母さんが帰るとなると「シクシクシク」と 早速『泣き虫鬼』がやって来たたんぽぽさん。 その子達も豆を投げて鬼を追いかけているそのうちに 段々と笑顔になってゆくではありませんか。 「良い調子!良い感じ!」と思いつつ 御機嫌笑顔になって来てほっとしていたところに、 最後の最後に転んでしまって「シクシクシク」。 でもでもそうやって繰り返し繰り返し 鬼を追いかけ・追っ払いながら 大きくなってゆけばいいんだよね。 色んな事に想いを馳せつつ、 子ども達と楽しく過ごした この日の『幼稚園の節分』でありました。 みんな、また心の鬼が戻って来てない? だったら「神様、鬼を追い払ってください!」って またお祈りをいたしましょう。 |
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![]() <たんぽぽ組> |
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![]() <ばら組> |
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![]() <もも組> |
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![]() <すみれ組> |
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2月3日、4日 ばら組 ばらさんは『料理の道具で大合奏』に挑戦しています。 最初は「自由に叩いていいよ」と言う導入に ここぞとばかりにチャン!カン!爆音で叩く子もいれば、 「ほんとうにいいの?」と先生の顔色を見ながら遠慮がちにしてる子もあって、 そんなこの子達のひととなりをその姿に感じたもの。 お客さんで一番傍で聞いてたたんぽぽさんが 「うるさい!」と言うほどのカオス状態に、 「これ、音楽になるのかしら?」と思ったものでした。 それが段々と美香先生の『こうしたらいいんじゃない』 と言う編曲が加えられてゆきますと、 なんか一つの音楽に収束してゆくような気がして来るではありませんか。 そんなこの子達の表現に 「すごい!いい!」と先生が褒めてくれるものだから、 「そう?」ってまんざらではない顔で表情の緩む子ども達。 自分のパフォーマンスに先生からもらったアドバイスも加えてみて、 それが更に「いいよ!」と褒められたなら悪い気はしないもの。 美香先生の上手なリードに ただただ感心するばかりの僕でした。 最初から『これをしなさい』って言われたら、 まず「やってみよう!」と「やだね!」に分かれるのが人の想い。 (僕は「やだね!」の方なのですが。) 「やってみよう!」の子も 「(先生が言うからやってみるけど)出来なかったらどうしよう」 「出来ない自分はヤダ!」と 『到達目標』がそこに掲げられることにより プレッシャーを感じてしまうこともあるのではないかと思うのです。 それが『自由にやってみて』と言われたなら 「じゃあやるね!」と思うがままにやってみたところ、 「(ここが)じょうず!」「いいね!」と 良い所を取り上げて評価してくれる美香先生。 子ども達も悪い気はしないはず。 『全部が良い』と言っている訳ではなく、 良い所を拾い上げて褒めてもらったなら、 それは子ども達の心の糧となるのです。 「これでこんだけ良いって言ってもらえるの? じゃあ、またもうちょっとがんばってみようかな」 と更なる自己実現に向けてモチベーションも上がります。 『褒めて伸ばす子どもの成長』 と言葉ではよく聞きますが、 その実践例を目の前でやって見せてくれる美香先生に 改めて教えられたような気がしたものでありました。 『褒めて伸ばす』と言ってもどこをどう褒めたら良いか分からない。 はたまた全部全部褒めて行ったらワザとらしくなっちゃって、 やっぱり不自然になっちゃいます。 とそんな声が聞こえて来るのですが、 多々あるエッセンスの中で良い所を取り上げて それをリスペクトしてあげたら良いんだと思うのです。 私達は相手の不出来のところを「ダメ!」「よくない!」 と言うのは得意なのですが、 良い所を見つけて「ここがいいよ!」 と言ってあげるのって下手ですよね。 まずは良い所をリスペクトしてあげてから、 不出来に関しては「こうした方がいいんじゃない?」 とそんな感じで提案することが出来たなら、 きっと子ども達も聞く耳を持って 僕らのアドバイスを受け止めてくれるかもしれません。 なんて僕らの勉強と考察のためのレッスンのような今回のばら合奏。 「もう本番でもいいんじゃない?」と美香先生に言わしめるほどの出来。 受け止め方も前向きだし 成果の顕れ方も例年よりも何倍もトントン拍子。 投げ掛ける過程で美香先生がすごく考えて、 子ども達の反応を我慢して受け止めてくれている所は感じるのですが、 その甲斐は確かにあると嬉しく感じ見つめている ばらさんの合奏練習風景でありました。 |
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2月4日 すみれ・もも組 すみれ・ももさんはホールに移動して劇の練習。 部屋では壁に台詞が貼ってあるとは言いながら すらすら・ペラペラ言葉が出ていたこの子達。 『字を読むのだってそんな流暢ではないはず…、 ならばこれって台詞が自分の中に入って来ているんだな』 と思い見つめていた僕でした。 ところがホールに来た途端、 全然台詞が出て来なくなってしまったこの子達。 舞台の上の緊張のせいなのか、 はたまたまだまだ習得していなかったのか… ってそんな感じに 先生達も困惑顔。 台詞だけでなく動きや流れも「???」って顔で 事あるごとに先生に目線を送っている姿に 『なにか立て直しのきっかけが必要だね』 と想いつつこの情景を見つめた僕でした。 ひとつ考察するならば、 まだこの子達が『劇の中に入り込めていない』 と言うのがあるのかも。 クリスマスの時には 自由遊びの中でも演じてみたり、 お調子アレンジで面白可笑しくやっていたり、 そんな姿が見られたこの子達。 毎年定番の『聖劇』と言う要素もあるのでしょうが、 そうやりながら 「こうやってみよう」「これっておもしろいでしょ」 と自分の中で自分なりに 劇と向き合っていたあの姿が 良かったように思うのです。 お調子くらいまで行ってやっと 実力が発揮出来るこの子達ですから。 みんなで納得してやり始めたこの劇ですが、 まだまだ『やらされ感』が自分達の心を縛っているみたい。 実祐先生と子ども達の間に 素敵なブレイクスルー何かが見つかって この子達の想いが劇へと導き出されたら、 そこから本当のこの子達のがんばりが 発揮されるような気がしています。 そんなところに大雪が訪れ大わらわの幼稚園ですが、 良い『仕切り直し』を与えられたと受け止めて、 自分達の関わり合いの中で立て直してゆけたなら… と思っています。 世の中、色々あるけれど、 がんばれすみれ・もものこの子達! |
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【今週のスナップ 2月4日~】 最近は温暖化のせいでしょうか、 めっきり雪も氷も少なくなってしまった日土の里。 それが保育中のリアルタイムで降り出したこの雪に 大喜びだった子ども達。 さっきまで地面が見えていた園庭にうっすら積もった雪の上を 駈け出して行ったこの子達。 とても素敵な体験をさせてもらったねぇと 彼らの姿を嬉しく見つめた僕等だったのでありました。 とここまでは良かったのですが、 そこからすごい雪になりまして バスも坂を登れない程の豪雪積雪。 そう思い返せばここから大変な日々が始まったのでありますが、 こうして少しでも保育に還元・昇華出来たことは 「自然保育が大事だよね」と言っている僕らかしてみれば 感謝の出来事でありました。 それから皆さんのご協力と多くの方々のご厚意で、 なんとか無事に子ども達を御家庭に送り返す事が出来ました。 これも本当に感謝でありました。 急なお願いに対応して下さった皆さん、 本当にありがとうございました。 子ども達の帰宅を見届けてから帰路についた先生達。 後から聞けば自宅まで2時間歩いて帰られた人もあって 本当に申し訳ない想いでした。 園長として降園を早めるとか 何か策は無かったのかと振り返りつつ考えてみるのですが、 15分~30分の短時間で状況が大きく変化して 僕の力と考えではどうにもすることが出来ませんでした。 これに関しては本当にお詫びするしかありません。 それから数日自由登園が続いたのですが、 『登園路の状況をお伝えした方が良いのでは』 と言うアドバイスを先生達にいただきまして、 マチコミで写真を送らせていただきました。 朝イチで幼稚園の様子と登園路の具合を レポートしながら僕自身もしっかりと確認をする 良きルーティーンとなりました。 またお休みの連絡をいただいた際も、 皆さんの安否確認と町中の道路状況を知ることが出来、 次なる対応の大事な資料とさせてもらいました。 国道・県道に除雪車が入り 車がちょっとずつ動けるようになって来たのですが、 一本小路に入るとまだまだ大変な状況であると言うことを 知ることが出来ました。 そんな状況からおかげさまで 『無理はしないほうが良い』と はやる心を自制することが出来ました。 そんな好転しない状況の中、 どんどん落ち込んでしまいそうになっていたのですが、 自由登園に来てくれた子の存在が とても救いになりました。 この日は今思えばお天気や気温など状況が一番良かった日。 来てくれた子やまだ自由に動けないなか出勤してくれた先生達に 本当に「来てくれてありがとう」と感謝したものでありました。 次の日は急激に気温が下がり 雪かきをしたり融け始めた雪の跡が凍って ちょっと大変な最悪事態に。 その日はふるさとまつりの準備に行ったのですが 足元も開催会場もちょっと危うさを感じるような状況でした。 土日の天気と自助努力で園バスを下ろせるのではないかと そんな風に思っていたのですが、 また先行きが見通せない様子に逆戻り。 兎にも角にも皆さんにおかれましては 怪我や事故に十分気を付けてお過ごしくださるよう、 何事もなく元気に再会出来るよう、 神様にお祈りしています。 |
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【今週のスナップ 2月10日】 大雪が明けて最後の自由登園となったこの日。 子ども達が幼稚園に沢山やって来て、 『雪の日土』を楽しんで行ってくれました。 町中では積雪もだいぶ落ち着いて 普段の生活が戻って来た頃でありましたが、 幼稚園はまだまだ冬山雪景色。 でもね、せっかく降ったんだから これを楽しまなくっちゃね。 「ヤギさんも雪でお腹がすいているはず」 と子ども達が向かったヤギ牧場。 この子達が来ればエサをくれることを よくよく知ってるヤギ子ちゃん。 メーメー上手におねだりしながら、 子ども達に葉っぱをもらって御機嫌でした。 園庭まで戻って来たならば 美香先生が持って来てくれた雪遊びアイテム 『ひよこ雪だるま製造機』が大人気。 雪を挟んでぎゅぎゅっとやれば 可愛いひよこの出来上がり。 代わりばんこにぎゅぎゅぎゅっとやって 丸井戸の上に一杯並べていた子ども達でありました。 雪玉を握って投げたり 雪の塊を抱え大喜びしてみたり、 それぞれに雪遊びを堪能していた子ども達。 数年に一度の大雪を 体一杯に喜び感じてくれていた そんな情景でありました。 雪の影響で色々大事にもなってしまって 大変な想いをされた方も多かったことと思います。 心よりお見舞い申し上げます。 自然の力の大きさと 『日常の平穏』のありがたさを 改めて学び感じた時となりました。 それら全てのことを受け止めながら また子ども達に自然と向き合ってゆく事の大切さを 説いてゆきたいと思います。 そのためにも『自然大好き・自然遊び大好き』な子ども達を 一杯育ててゆきたいと思うのです。 大雪に伴う自由登園や行事の予定変更に ご協力下さった皆さんに心より感謝です。 さあ、みんなで一緒に またがんばってゆきましょう。 |
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2月12日 ばら・たんぽぽ組 ばら・たんぽぽさんは劇の練習風景です。 大雪のせいで一週間延期になった発表会。 ここで一大決心をしたのは美香先生。 『歌入りバージョン』の音源で練習に取り組んでいたのですが、 ここで思い立ってステップアップ。 『カラオケバージョン』で挑戦することにしたのです。 カラオケとは文字通り歌が入っていない伴奏だけの音源で、 つまり自分達で歌わないと 何を言っているのか・何をやっているのか お客さんに伝わらないと言う大変な代物。 ここまでの子ども達のがんばりに 手応えを感じていた美香先生。 そこに一週間の延期があったので、 この子達と一緒にもう一つがんばってみようと 思ってくれたみたいなのです。 こう言うところ、さすがだなと思うのです。 約束通り仕上げて来て、 『本番は予定通りでも大丈夫』ってところまで出来ていたこのクラス。 でもこの子達のがんばりは もう一つ先の可能性を垣間見せてくれました。 「それならば」とこれらの状況を受け止めて みんなでがんばることにしてくれたのです。 そんなこの子達のチャレンジですが、 やっている方はみんなすごいモチベーション。 自分で歌ったり台詞を言ったりしなくちゃいけないのですが、 それが逆に自分達をその役に入り込ませてくれる動機付けになったみたい。 それぞれがおおぶたちゃん・ちゅうぶたちゃん・ ちいぶたちゃん・そしておおかみに、 なりきって演じているのが伝わって来ます。 「ちがいますぅー」や「たすけてぇー」そして「そーだよー!」 はそれぞれの役とその立場や状況を コミカルに伝えてくれるキャッチ―なセリフ回しになっていて、 皆さんにも楽しんでいただきたいポイントにもなっています。 今のこの子達の姿がよくよく感じられるこの劇を どうぞ楽しみにしていてください。 |
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2月12日 すみれ・もも組 すみれ・ももは合奏の練習をしているところ。 練習を積み重ねてゆくその中で 色々と改善点を見つけ出して来て、 どんどんグレードアップしています。 実祐先生が探して来た『パプリカ』の音源。 ちょっとローテンポのリズムに 「もっと早い方が良いんじゃない?」 と眞美先生のアドバイスでテンポを上げたら 打楽器隊が良い感じになって来ました。 肩の力が抜けた緩さがこのクラスのカラー。 でも『みんなでやっていこう!』って時には その個性が???の『間』を生み出して、 一体感のないばらばら感を醸し出してしまいます。 そこで音源のテンポを上げつつ 実祐先生の指示出しと子ども達の始動を早めて行ったら、 前に前に進んでゆく躍動感が顕されるようになりました。 「実祐先生の指示を見て!」 と言う課題を受けて、 楽器が打てるようになり出した子ども達。 アップテンポにも乗れるようになって来たのですが、 今度はかかり気味に先に先にと行き始めました。 そんな様子を見て取って、 「先生の方を見るのも大事なんだけど、 伴奏の音もしっかり聞いて」 と美香先生がアドバイス。 そう、先生の指示を見るのも大切ですが、 「次は自分」と心と体を準備しつつ出番を待つには 楽曲の流れを把握したり伴奏との微妙なずれを感じることが大切。 なにより『振られたから叩く』から、 『自分の想いをもって演奏をする』とステージを上げるには、 しっかり音源の音・そして自分の音を聞くことが とっても大事なことなのです。 そんな新たな課題をもって挑み出した今のこの子達です。 また練習の中で眞美先生が気が付いたのが 音源と楽譜のキーのずれ。 僕もすっと「なんか気持ち悪いなぁ」 と思っていたのですが、 「間違っている訳じゃないのに…」 と感じていたのは そのずれがきっちり3度だったから。 1度(その音)に対して3度・5度の音は和音を構成する音なので 合っているようにも聞こえるのです。 でも主旋律が動く中で音がぶつかり 不協和音も聞こえて来ると、 『間違っている訳じゃないけど、なんか気持ち悪い』 ってなる訳です。 楽譜を検証してそのずれに気付いた眞美先生の指摘を受け 音源の方を3度修正してみたら、 メロディーパート隊の音が すごく気持ち良く聞こえて来たではありませんか。 それまでは「ちゃんと弾けてるのかなぁ?」 と思っていた子達の演奏が 実はちゃんとがんばっていたことが分かり、 それは僕らにとってもとても嬉しいことでした。 『先生の指示を見る』『楽譜通りに弾く』も大事だけれど、 最後は自分達の演奏がどう聞こえるか。 音楽ってそれを楽しむものなのです。 自分達の演奏が素敵に聞こえて来たならば、 この子達のモチベーションももっとずっと 上がって来てくれるはず。 そんな音を介してのやり取りや 練習を重ねる中で行われる自己研鑽は、 この子達の演奏も心の成長も 大きく伸ばし後押しして行ってくれることでしょう。 この状況で『あと一週間』と言う猶予を与えられたこの子達。 大雪のせいで色々大変なことを課されたことと引き換えに、 今一度与えられたチャンスとして感謝し受け止めながら、 残りの時間を楽しみ味わいながら 過ごして欲しいと思っています。 自分達が楽しいと感じられる発表会に なってくれるようにと願い祈りながら。 |
今週の顔 | |
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すみれ組のなぎちゃんです。 おおかみ君役に奮闘中のなぎさちゃん。 初めはおっとりモードで大丈夫? と言う感じがあったのですが、 流れと台詞が入って来たら 感情移入&入り込める性格も相まって 『なりきりおおかみ君』になって来ました。 本番舞台に強いなぎちゃんに乞うご期待。 |
ばら組のせなくんも御機嫌スマイル。 真面目なんだけれど 実はお調子も大好きなせな君。 舞台で「もっとやっていいよ!」 と言われてスイッチオン! 大慌てで逃げ出すちゅうぶたちゃんを コミカルに演じてくれています。 そんなせなくんにご注目あれ! |
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ばら組のあつくん、今月お誕生日です。 ついこの間まで「ちゃー!ちゃー!」言って 『違う!』を表現していたあつ君が、 「ぼくはお兄ちゃんだから」 と自分の想いを言葉にして がんばっている姿に感無量。 本当にこの一年で大きくたくましくなりました。 4才のお誕生日、おめでとう。 |
ももさんのかえでちゃん、 クラスイチの元気娘です。 劇の練習ではどこか遠慮がちだったのに 流れが自分の中に入って来たからか、 徐々に自己表現出来るようになって来ました。 ここからがかえちゃんの本領発揮。 自慢のフィジカル&瞬発力で本番は 自己発揮してくれる ことでしょう。 |
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![]() <記念撮影> |
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2月18日 すみれ・もも・ばら組 今日はサッカー教室の日。 大雪で幼稚園の瓦が結構傷んだのですが、 業者さんによる点検がまだ出来ていなかったので この日はホールで行なうことにいたしました。 安全面の配慮に加えて 発表会本番の直前と言うこともありまして、 そのようにさせていただきました。 事前にその旨をお伝えしていたのですが、 この日は室内シューズを持参して下さった平家コーチ。 いつもは天候による判断なので 来てから「今日はホールでお願いします」ってお願いすることが多かった幼稚園。 なのでホールの際は『シューズなしの靴下』でしてもらうことが多く、 「申し訳ないなぁ」と思ったものでした。 それでもシューズなしでも足元のボールさばきはピカイチで 「さすがだなぁ」と思ったもの。 サッカーの本場南米では、 子ども達が裸足でサッカーボールを追いかけている姿が よく紹介されているのですが、 『ボールひとつで出来るスポーツ』と言うのは本当だな… と思っていた僕。 『経済状況や文化・風土も全然違う世界中の国々で サッカーが支持されている』って言うのは このシンプルさが大きな要因なんだと思うのです。 兎角、頭でっかちになりがちな現代の日本の子ども達にも、 一個のサッカーボールをただひたすら追いかけて 自らのフィジカルとメンタルにしっかり向き合いながら それを楽しんでもらえたらいいな…と思うのです。 そう言いながら今日はシューズ履きで 華麗な動きを見せていたコーチの姿に 「先にお知らせ出来てよかったです」と 思ったものでありました。 さて、この日は『体幹トレーニング』から始まったサッカー教室。 『床にうつぶせになった子をひっくり返す』 と言うミッションに挑戦した子ども達。 やっぱり体の大きな子をひっくり返すのは大変なのですが、 あれこれ『どこがツボ?』を試しながら 身体の特性や不思議を体感していた子ども達でありました。 またそれに続いて『足ジャンケン』にも挑戦した子ども達。 「相手の様子をよくよく見ながら、 跳んでいる間に何を出すか考えてみて」 と言うコーチに、 「それはそうだけど、僕らでもむずかしいよ、それ」 と思ったもの。 でも『イメージしなければ体現出来ない』 と言うのがサッカーの世界の共通認識。 「平家コーチも指導の中で 想いや指示を言語化して伝える事を 大事にしているんだな」 と感じたものでありました。 それは僕らも一緒。 いくら僕らが言ってみても 子ども達が理解し履行してくれるとは限りません。 むしろその投げ掛けの繰り返し。 でもその積み重ねが子ども達とのコミュニケーションを深めてゆき、 繰り返しの中で彼らは自分なりの解釈を得てゆくのです。 そしてそこから『自分らしさ』を活かしながら それらを受け入れ・体現してゆくようになってくれるのです。 全てのことがが僕らの言った通りにはならないけれど。 僕らのやっているのは『プログラミング』ではありません。 子ども達の『学びの手助け』です。 そんな僕らの投げ掛けを受け止めながら、 子ども達が自分なりの理解とやり方で 物事に対応してゆけるようになってくれたなら それがなによりだと思うのです。 さてそこからやっとボールを扱うミッションに移行。 『ボール取り合戦』ではみんなでのボール取りから始まって、 今回も『生き残り・ボール取り大会』もやりました。 前回、負けたのが悔しくて、その後ずっと泣いていた男の子。 今日は最後までやりぬいて、 とうとう一位になることが出来ました。 それぞれにそんな嬉しいメンタルの成長も 感じることの出来た子ども達。 またどの子も最後までよくよく体が動いて、 「体力もついたよね…」と嬉しく見つめた情景となりました。 去年の春先から『やる気』は人一倍あったばらさん達。 でも体力も集中力も最後は切れてしまいまして、 足元を転がってゆくボールにも反応出来なかったこの子達。 そんな彼らがホールの中を転がるボールを最後まで 追いかけ続けることが出来るようになったこの姿、 本当に嬉しく思います。 そんなこの子達のポテンシャルを感じてか、 少し高いハードルのミッションを投げ掛けてくれた平家コーチ。 思うようにやってくれない時には残念な想いにもなったでしょうが、 そんな時にも子ども達に 「いいよ!」「ナイスプレイ!」と前向きな声をかけてくれました。 その言葉の一つ一つがこの子達の今の姿につながっているんだな…と 改めて思ったものでありました。 そんな平家コーチに信頼を置いて、 なれなれしいほどに慣れ親しんでくれている今の子ども達。 最後一緒に記念写真を撮りました。 次回が今年最後のサッカー教室。 その日は是非ともお天気になって、 広い園庭でみんなで思いっきり ボールを追いかけたいと願っています。 神様、どうぞお願いします。 |
【2月21日 日土幼稚園発表会】 一週間の延期を経て、 この日、今年度の発表会(振替公演)を行なうことが出来ました。 二月初めの大雪から始まって、 ずっと続いた寒波に積雪 (10日間も雪が消えなかったのは幼稚園だけでしたが)。 それによって発表会を始めとして ドミノ式に変更を余儀なくされた園行事の数々。 それら一つ一つにご理解・ご協力くださった皆さんのおかげさまで こうして発表会が無事に行なえたこと、 心より感謝です。 なにより本番を全員で迎え やり遂げることか出来たこと、 それがなにより嬉しいことでした。 本番にも沢山のお客様をお迎えすることも出来、 それもまた嬉しいことでした。 当初14日の予定で調整されていた方々の中で、 この日来れなかった方があったかも知れないと言うのが 僕の中で申し訳なさとして残っています。 でもおかげさまで本当に色んなことを乗り越えて、 ここまでがんばって来た子ども達の姿を 『発表』することが出来たと思います。 そんながんばった子ども達と先生達のことを 皆さんにも共に喜んでいただけたなら、 それにまさる幸せはありません。 本当にありがとうございました。 |
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<歌・合奏の部> |
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<もも・歌> 『僕らのスマイル』 ももさんの歌、『僕らのスマイル』です。 「この子達がとても嬉しそうに歌ってくれるから」 とこれを選曲した実祐先生。 確かにパワフルで元気一杯歌ってくれた この子達だったのでありますが、 曲的には結構難しいテクニカルな歌。 三連符の早口のところに苦労していた この子達だったのでありますが、 本番ではそんな子ども達に寄り添うように 伴奏で導き・リードしてくれた実祐先生。 それに勇気付けられ励まされて、 最後まで歌い切ることが出来たこの子達。 今の先生とももさんの信頼関係を 顕しているかのような素敵な発表でした。 6人のもも組ががんばって 僕らに魅せてくれた歌、最高でした。 |
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<ばら・合奏> 『おもちゃの兵隊の行進』 満を持して舞台に上がった 美香先生&ばらの『キッチン音楽隊』。 トンテン!カンテン! それぞれの『らしい音』を奏でながら、 全体の調和もきちんと表現してくれていた子ども達。 正に今のこの子達の姿を顕しているような 素敵な演奏でありました。 お互いに『聞く・伝える・受け止め合う』、 保育の中で僕らが大事にしているその想いを 合奏の中で体現してくれたこの子達。 この一年の成長を 素晴らしい演奏に乗っけながら、 魅せ聞かせしてくれたものでありました。 「がんばったぞ!トントンやぁー!」。 |
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<すみれもも・合奏> 『パプリカ』 これも色々な事がアリながら、 この一週間の時間をしっかり使って ここまで持って来たこのクラスの力作です。 普段は『自由』なこの子達が、 実祐先生の指揮を見ることで 『一つになった音楽』を表現出来ることを 実感した学びの時となりました。 自分らしさも大事、 でも先生が自分達に何を求めているのか 知ろうとすることもまた大事。 その上で『自分の想いをどう返してゆくのか』。 そんな学びを繰り返し重ねて来たその結果、 これまでで一番『音も想いもしっかり合った』 そんな演奏になったと思います。 学んだのは子ども達ばかりでなく先生も。 自分の想いを・指揮を伝えるために 自分は何どのように 子ども達に投げかければ良いのか、 そんな学びを得た実祐先生だったでありましょう。 そんなみんなの想いがやっと一つになれた 素敵な発表だったと思います。 |
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<すみれ・歌> 『あしたは はれる』 ももとすみれで今回歌を分けたのですが、 分けて困ったのは実はこっちの子達。 ももに引っ張られ・お尻を押されして がんばって来たこの子達が、 『すみれ4人の舞台』に立つのです。 でもそれも卒園を前にこの子達に取りまして 良い課題となりました。 遠慮なのか・緊張なのか、 はたまた『想いの入れよう』なのでありましょうか。 なかなか『4人の全力』が 重なり合わさって表現出来る瞬間が 続かなかったこの子達。、 でもこの本番の舞台に立って初めて、 今の自分が求められているものに 気が付いてくれたのかもしれません。 今出来る『自分の一番』を出しながら、 すみれとしてがんばって見せてくれた この子達でありました。 『4人のすみれ』、ほんとによくよくがんばりました。 |
<劇の部> | |
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<ばらたんぽぽ・オペレッタ> 『3びきのこぶた』 先週までの練習でも ちゃんとやってくれていた この子達でありますが、 『一週間延期&カラオケバージョン挑戦』と言う そんな予定外のミッションに 逆にモチベーションが上がったよう。 『自分が歌わないとストーリーも伝わらない』 と言うカラオケ・オペレッタにありまして、 自分の歌も人の歌も 爆音で歌いがんばって子ども達。 その姿が実に印象的でありました。 そしてそんな自分達の劇を喜んでくれるお客さんに 更に勇気付けられるこの子達。 大いに笑ったり・驚いてくれたりの そんなリアクションが嬉しくて、 また張り切りがんばってくれると言う相乗効果が この子達の演技を どんどん良いものにして行ってくれました。 「この子、本番舞台苦手なんだけどなぁ」 って子達まで大奮闘のおまけつき。 最初こそクネクネしていて 「やっぱり…」と思ったものでしたが、 そこから急にスイッチオン! 『この歌、好き!』と言うことで ずーっとお家でも歌っていた成果もありまして、 誰にも負けないほどの大活躍を 見せてくれたものでありました。 途中、台本と違うくなってしまった アクシデントもいくつかありましたが、 それにも負けずに自分の心と演技を立て直して その状況に対応し最後までやり遂げてくれた そんな子達もありました。 それこそが何より嬉しい成長です。 『おりこうさんには出来るけれど、 ちょっと失敗したらもう玉砕』。 そんな打たれ弱さのあった子達も それぞれの役になりきって、 劇に挑むことが出来たこの日の本番。 何があってもその時々の 自分に出来ることを自ら考えて、 その状況を打破し乗り切ってくれたその姿が まばゆく・嬉しく感じられたものでした。 『楽しんで出来る』の強さってこう言うものなんだと、 改めて教えられたこの日のオペレッタ。 みんなみんな、最高だったよ! |
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<すみれもも・劇> 『ともだちほしいな おおかみくん』 発表会の最後にお披露目となったのは、 すみれ・ももの子達の劇です。 練習を始めた頃はぐずぐずダラダラ・・・。 『やらされ感』ばかりが強く感じられたこのクラス。 決してあれこれ言われるのにイヤ気がさして モチベーションが低かったと言う訳でなく、 逆に『どうして欲しいのか』『どうしたらいいのか』 それが分からずに役に入り込めていない その姿だったんだな…と 今振り返って思ったもの。 発表会ではなぜか本場舞台に強い すみれの子達の存在感に引っ張られ、 そつなく出来るのになぜか本場に弱いももさん達も いつもの練習以上にがんばることが出来ました。 やっぱりなんだかんだ言って このクラスのチームワークが こう言うところで生きて来るんだな…と 思いつつ見つめた劇でありました。 当の子ども達は これまでがんばって来たその全てを 出し切ってやりぬいてくれました。 人一倍練習して来たものね。 それぞれの役になりきって 大きな動き・大きな声で やり切ってくれた子ども達。 普段はおふざけ・おちゃらけで ワイワイやってくれるのに、 こう言う場ではなかなか自己発揮 出来なかったこの子達。 それがこの一年・特にこの1、2週間の がんばり&成長を 僕らに見せてくれた嬉しい発表となりました。 実祐先生も色々大変だったと思いますが、 最後までがんばってくれました。 眞美先生もお手伝い&『演技指導』指導、 大変お疲れさまでした。 みんなでがんばったその成果が 素敵に花ひらいたこの子達の劇。 みんな、ホントによくよくがんばりました! |
【2月25日 一日入園】 今日は4月からばら組に入って来る子達の 一日入園が行なわれました。 幼稚園にやって来た新人さんを 大歓迎で迎えてくれた在園児のお兄さん・お姉さん。 ひよこちゃん達が「これがいい!」と品定めして 乗ったまではよかったものの、 漕ごうとしても動いてくれない三輪車。 すると誰彼ともなく代わるがわる 押しながらこの子達の園庭ドライブに お付き合いしてくれたものでした。 それでいい感じになってくれたひよこちゃん。 お母さん達はホールで入園に関する説明を 聞いてもらっていたのですが、 しばらくの間「おかあさーん!」ってならずに 園庭で遊んでくれておりました。 これも優しく小さい子に接してくれた在園児のおかげです。 「本当にお兄ちゃん・お姉ちゃんになったね!」 と嬉しく見つめた光景となりました。 しばらくして砂場に移動して遊び始めたひよこちゃん。 そこでは美香先生が寄り添ってくれまして、 幼稚園での『砂場遊び』をお試し体験。 横で大きい子達が「ああでもない!」「こうでもない!」と みんなしてワイワイやる姿を見つめながら、 まったりゆったり遊ぶ時間を楽しんでおりました。 また砂場遊びが ひと段落ついたなら、 1人はホール・1人はお山へと移動しての幼稚園体験。 春の日差しが気持ち良い幼稚園の丘を登りながら ヤギ牧場までやって来た男の子。 葉っぱをムシャムシャ食べるヤギを嬉しそうに見つめながら、 しばしの間 触れ合いの時を楽しんでくれておりました。 そうしているうちにあっと言う間に『一日入園』の時間も終わりとなり、 ホールから出て来たお母さん達。 その間一杯一杯遊んだのですが 「まだまだあそびたい!」と自己主張してくれた男の子。 「そんなに楽しかったの?気に入ってくれたの?」 とこっちが嬉しくなってしまうほどでした。 「また来週ひよこクラブがあるから、 ゆっくりたっぷり遊びに来てね」 となだめつつお別れをした僕らでありました。 日土幼稚園はこの子達の日常からしたならば、 見たことないようなそんな世界。 お家は古いし・山の中だし・ヤギはメーメー言ってるし。 でもそんな世界観を受け入れ楽しんでくれたなら、 それにまさる喜びはありません。 バーチャルとデジタルが席巻している世の中にあって、 自分の五感を使って本物を感じる保育と幼稚園。 そんなものを受け入れ喜んでくれるこの子達は、 本当に嬉しい有望株。 きっとこれから始まる園生活も 楽しんで喜んで始めることが出来るでしょう。 二人の入園を楽しみに待ってます。 |
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【今週のスナップ 2月25日】 この日は放射冷却の影響で寒い朝となりました。 するとあちらこちらで氷が張って 子ども達がその冷たさと物珍しさに 大喜びしておりました。 昔は当たり前のように見られた顔の大きさほどの氷達も、 今ではあまり見られなくなりました。 久々に見た氷越しの『ハイチーズ!』。 「どれだけ時代を経ても 子どもってこう言うことしたがるよね」 とその好奇心とイマジネーションを 嬉しく見つめたものでした。 またヤギ牧場ではヤギの水飲み用鍋の中に 厚い氷が張っていて、 「あれ取って!」とおねだりして来た子ども達。 それを鍋から取り出し彼らに手渡せば、 「つめたい!つめたい!」 と大騒ぎ。 『氷はこんなに冷たいもの』と言うことを体感することも なかなかになくなってしまった現代っ子達。 どんなにネットで検索してみても、 ユーチューブでは冷たさや感触は感じられないからねぇ。 「これも良い体験だよ!」と その姿を嬉しく見つめたものでありました。 そうは言いながら北風に凍えるような日であれば 氷に触れるのもなかなかしんどいものですが、 春の日差しの温かさにいざなわれ 気持ち良く『氷遊び』を堪能していたこの子達でありました。 今年は本当に寒い寒い冬だったけど、 色々な体験が出来たこと、 神様に感謝です。 |
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【2月26日 お誕生会】 今日は2月生まれさんのお誕生会が行われ ふたりのお誕生日さんのお祝いをしてあげることができました。 3月はお誕生日の子がいないので(3月の先生はいるんです)、 今年最後のお誕生会となったこの日。 待ちに待ったお誕生会を迎えられて とっても嬉しそうなおふたりさんでありました。 まずは恒例の『お誕生日さんインタビュー&質問コーナー』。 眞美先生とのやり取りで しっかり受け答えしてくれているこの子達を見つめながら、 「お兄ちゃんになったね」と嬉しく思ったものでした。 またお母さん達には 『お誕生日さんが生まれた時のこと』と言うお題で お話を聞かせてもらいました。 生まれた当時の思い出を しっかりとした想いと記憶で語って下さったお母さん達。 そのお話を聞きながら 「そりゃあ、母子の絆と情は、強く深くなるものだよね」 とそんな想いを感じていた僕でありました。 今月の担当は眞美先生 お得意の素話で『泣き虫鬼の冒険物語』を 手振り身振りを交えながら語って聞かせてくれました。 その迫力満点のパフォーマンスに 「こわーい!」と畏れおののいていた子ども達でありました。 それに続いて行なわれたのはゲーム。 大きい子と小さい子がペアになっての 『鬼は外!鬼退治ゲーム』です。 必要数のボールを拾い籠に入れた後、 鬼の口に目がけて投げ込みます。 早さと数を競うこのゲーム、 子ども達も大いに盛り上がって楽しんでおりました。 この日のお楽しみはまだまだ続きます。 お次はクラス毎のコマ回し大会。 クリスマスでもらったコマをこの日まで 一生懸命練習して来た子ども達。 やっと回せるようになった子、 『もう回すなんてお手の物』ってところまで上達して来た子、 そんな子達が一同に介し 「いっせーのーせ!」で回します。 でも実力通りに勝敗が決まる訳ではないのが この一発勝負の面白いところ。 本番のプレッシャーか、 いつもはあんなに回っていたのに 回らない子達が続出。 やはりこう言うものは心と技を極めてこそ 勝てるものなのだと言うことを 改めて見せてくれたコマ回しの一場面となりました。 そうは言いながら、 勝敗差はつけつつも 全員分の賞品メダルを準備してくれていた眞美先生。 これを手作り準備するだけでも相当大変だったことでしょう。 本当にありがとうございました。 そしてそれを受け取り、とっても嬉しそうにしていた子ども達。 今日は楽しいこと・嬉しいこと一杯の お誕生会でありました。 お忙しい中、時間を作って遊びに来てくれたお母さん達に 心より感謝です。 ありがとうございました。 そして、おめでとうございました。 |
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【今週のスナップ 2月27日】 先週みんなでがんばった発表会を受けて、 今日は『発表会ごっこ』を楽しんだ子ども達。 発表会に向けてやってゆく中で、 決まった自分の役への想いだったり、 「いいなぁ」と友達にいだいた憧れであったり、 いろんな想いを感じて来たこの子達。 時間も回数も限りがある中ではありますが、 今日は「やりたいやつをやってみよう!」 と先生達から言ってもらって、 『ごっこ遊び』に興じた子ども達でありました。 『キッチン音楽隊』では ばらさんの演奏をずっと横で聞いて来た たんぽぽさんから「好きなのどうぞ!」と楽器を選び、 ばらさんからの「今日はお客さんでいいよ」の声にも甘えて、 自分達もやりたかったもも・そしてすみれさんまで 楽器を手に手に合奏を楽しんだものでありました。 これまでずーっとばらさんの演奏を見て来た たんぽぽさんは ちゃんと分かって演奏に参加してくれていたし、 上の子達も『これ、やりたかったのよね』 と言う想いがそれぞれの顔をニコニコにしていたし、 見ていてとても楽しい音楽隊でありました。 続いては合奏『パプリカ』に挑戦した子ども達。 すみれ・ももさんの『楽器持ち替え演奏』から始まって たんぽぽさん・そしてばらさんと 小さい子達もそれぞれ挑戦させてもらいました。 どのユニットもそれらしくは演奏していたのですが、 やっぱりこうして見てみると ずーっと練習をして来た子達の本番発表は 上手だったんだと言うことを改めて感じさせられたものでした。 やはり大きくて見栄えのする楽器に対する 憧れが大きかった下の子ども達。 「やりたい!」と言って手を挙げたものの 実際にやってみると「・・・」。 『実祐先生の指揮の手が動いた時に鳴らす』 と言うアルゴリズムは同じなのですが、 リモコンボタンを押すような訳には行きません。 繰り返し『鍛錬』を積み重ねて初めて、 自分の中に『こうしたらいい』と言うものが確立出来ると言うことを 改めて教えてくれたこの子達の合奏でありました。 そんな中でもセンスの片鱗を見せてくれたちびっ子が 何人も何人もありまして、 次の機会への期待の想いを感じさせてもらったものでありました。 さて発表会ごっこは続きまして、 劇の方に移ります。 『三匹のこぶた』では全員の大合唱がすごい迫力で、 カラオケのボリュームを更に上げた美香先生。 動きもセリフもみんなしっかり覚えていてビックリ。 上の子達もそう何度も見てはいないはずなのに、 子ども達の記憶力をと集中力に驚かされたものでした。 もう一つの『ともだちほしいな おおかみくん』の方は 加入したばら・たんぽぽパワーが炸裂。 『はないちもんめ』も遊びとして本当に楽しそうにやっているから 「これこれ、これが見たかったんだよね!」 と嬉しい想いで見つめた僕でありました。 やっぱり劇は台本通りそつなくやるより、 多少間違えても役に入り込んで その想いが滲み出すくらい自己表現をしてくれた方が ずっとずっと素敵に見えるもの。 そんな舞台を見せてくれたこの子達に 大きな拍手喝さいを送った僕でありました。 そんなこんなで『発表会ごっこ』をみんなで楽しんだこの日。 この『もうひとつの発表会』で これだけ自分を・そして自分の想いを出して楽しんでくれている この子達の姿を見ていると、 この発表会がただの『やらされ仕事』ではなく、 この子達の中に自らの想いと成長をしっかりと 残して行ってくれたことを感じ嬉しくなってしまいます。 それこそが発表会を『教育課程』に昇華せしめている 確かなる裏付けと証拠です。 こんな喜びをまたこれからも 皆さんと分かち合ってゆけたら…と思っています。 |
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2月27日 ばら・たんぽぽ組 今日はばら・たんぽぽさんのお帰りの様子です。 子ども達が楽しみにしている毎日の絵本の読み聞かせ。 今日の絵本は『てぶくろくん』でした。 かたっぽうの手袋がカラスに持って行かれちゃったのを皮切りに、 あっちこっちで大活躍の大冒険をしてゆくお話。 小さな動物達にとって片方の手袋が、 どんなに見えるか・『なにに使おうか』とそれぞれアイディアをめぐらせてゆく、 そんな愉快なお話です。 色々なところで喜ばれた てぶくろくんだったのでありますが、 めぐりめぐって最後には持ち主のところに帰って来れて めでたしめでたし。 「それがいいよね」とちょっとほっとした 物語でありました。 今の時代、適材適所で 新たな冒険・新たな役割で自己肯定感を高めてゆく そんなサクセスストーリーも多いのですが、 でもやっぱり幼児向けの物語では ちゃんとあるべきところ・帰るべきところに帰れるってことが 何よりのハッピーエンドだと思うのです。 てぶくろくんの大冒険に大喜びしていた子ども達でしたが、 「最後は帰れてよかったね」 ってほっとした顔をしていたのが実に印象的でありました。 絵本を読み終わった一番最後に、 美香先生からクエスチョン。 裏表紙にふたつの手袋が描かれてあったのですが 「どっちがいなくなった てぶくろだったでしょう?」。 その設問に的確に答えた男の子。 右と左でまつ毛の表現が違っていたようで、 それを絵を見て認識していたと思われる彼。 「すごいなぁ」とその子の洞察力に 感心したものでありました。 そこからもう片方の手袋に話題が行きまして、 「じゃあぱっちりおめめのこっちの子、 誰なのかなぁ?」 と言う美香先生の問いかけに 「てぶくろちゃん!」 と答えた女の子。 『てぶくろくん』に対して『てぶくろちゃん』、 絵本では語られていなかった裏設定について みんなの想いが膨らんでゆきます。 そんなやり取りをほっこりした想いで 見つめていた僕でありました。 そんな絵本の反芻から始まって、 一日の振り返りや明日のことなど 色々なことについて話しをしていた美香先生と子ども達。 今日の『発表会ごっこ』について想いを分かち合ったり、 明日、上の子達がお買い物に行くことについてもディスカッション。 この子達がお家に帰ってから口頭で お母さんに次の日の予定などを聞かせてくれているなんて話しを よくよく聞いていたのですが、 このお帰りの時間での先生との言葉のやり取りが それらの源となっていたのでしょう。 『しっかりさん』の源は こんなコミュニケーションの中から生まれて来ていたんだと言うことを 知って嬉しくなってしまった僕でありました。 もうすぐひとつずつ上のクラスになることを 大いに喜び受け止めているこの子達。 本当にこの一年で大きくなりました。 想いばかりが先走りしている子達もありますが、 でも『その想い』があってこその成長です。 そんなこの子達の想いをまばゆく見つめながら、 久々にゆっくりとこの子達のお帰りの時間の風景を 共に味合わせてもらった幸せに感謝です。 |
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2月28日 すみれ・もも組 今日、すみれ・ももさんはバスに乗って 喜木の市尾商店さんまでお買い物に行って来ました。 本当は歩いて行く計画だったのですが、 なぜか毎年雨となってしまうこの『お買い物の日』。 当の子ども達はみんなでバスに乗って行けることの嬉しさも相まって、 超御機嫌のハイテンションでの『おでかけ』となったのでありました。 お店につくと優しくお迎えしてくれた市尾商店御主人。 「お買い物に行く!」とやって来た子ども達でしたが、 『お買い物がなんたるか』をよくよく理解出来ていないこの子達。 まずは自分で考えながら品定め。 そこに立ちはだかるのは『予算百円』のお約束。 これまでは欲しいものを「これ!」って言って お母さんにおねだりしていたこの子達。 値段や予算なんて考えたこともありません。 でも今日は自分で考えないと お買い物が出来ません。 時々の過程のなかで大人達からアドバイスをもらいながら、 「こっちかな?」「これとこれにしようかな」 と大いに考えていた子ども達でありました。 そんなやり取りの中で驚かされたのは 市尾さんのプロたるところ。 子ども達が籠に入れたお菓子の値段を 全部分かって「もうちょっと買えるよ」「ひとつ減らさないと」 とレクチャーされるではありませんか。 商品棚にある時には値段が表示されているので僕らにも分かるのですが、 籠の中に入ってしまえばこれがどこのどれで 一体これがいくらなんだか、 全く分からなくなってしまう僕と実祐先生。 そんな僕らを横目に的確なアドバイスを 子ども達にしてくれるものだからびっくらこ。 「すごいなぁ」と言う想いで 市尾さんと子ども達のお会計の姿を 見つめていた僕だったのでありました。 これらはずべて市尾さんのおかげ様なのですが、 子ども達にとってこんなに貴重なお買い物体験が出来る機会って なかなかないこと。 本当にありがたく思います。 この日参加した9名の子ども達一人一人に 丁寧に対応して下さったことに心より感謝でありました。 手数と時間を一杯使って子ども達に奉仕してくださった 市尾さんに心よりお礼申し上げます。 お金の価値がよくよく分からなくなってしまったこの時代。 ゲームセンターでも『ワンゲーム百円』なんて当たり前。 でもその百円でこれだけのお菓子が買えること、 その買い物のために足し算・引き算の感覚を実地で養い磨くこと、 それが大事なことだと思うのです。 『お金の価値と尊さ』が分からなくなってしまいがちな今だから、 こう言う『学び』が大切になって来るのです。 百円の大切さに想いを馳せることが出来たなら、 お金で遊ぶオンラインカジノや闇バイトなどのSNSトラブルから 自分を遠ざけることが出来ると思うのです。 この子達にはそう言う意味でも、 リアルなお金の価値と大切さを感じることの出来る 学びを積み重ねて行って欲しいと願っています。 それぞれに自分の想いを表現したお買い物を無事に終えまして、 市尾さんにお礼を言って帰って来た子ども達。 そんな子ども達との別れを惜むように ずっとバスを見送って下さった市尾さん。 今日は本当にお世話になり、ありがとうございました。 またお買い物に行きますので、 どうぞよろしくお願いいたします。 御家族で市尾さんにお買い物に行く時は、 大人のお菓子の買い物もどうぞよろしくお願いします。 地域のお店も支えながら、 地域全体で子ども達の育ちと学びを見守って行けたなら、 それこそが『素敵な我が町』になるのだと そう信じている僕なのです。 |
今週の顔 | |
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すみれさんのこうきくん、 今月お誕生日で6歳になりました。 発表会の劇では物語の分岐点となる 『何かに気づき提起する』と言う重要な役割を 演じてくれたこうきくん。 日頃のこうちゃんとダブるそんな姿を まばゆく頼もしく見つめた僕でありました。 お誕生日おめでとう。 |
ばらさんのやまとくん、 高いところからの御機嫌ピース! 『キッチン合奏』ではリズム感の良さが 輝いていたやまと君。 指揮を見ずに裏拍を叩く時もあるけれど、 ビートはしっかり二拍子をキープしている その音楽センスに皆が一目置いたもの。 フィジカルのやま君、これからが楽しみです。 |
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ばらさんのりょうが君です。 発表会ではオオカミでの大活躍が ピカイチだったりょうが君。 先生も驚いた『本番アクシデント』を 機転を利かせ何事もなかったように 治めてくれたその対応力に 拍手喝采を送った僕らでありました。 真面目でがんばり屋さんの りょうちゃんです。 |
ばら組のさくや君、 三輪車に乗って まったりサイクリング。 おふざけ・ニコニコ・がんばるマンと 色んな顔を見せてくれるようになったさくちゃんを 嬉しく見つめている今日この頃。 とっても良い顔で笑えるように、 遊べるようになりました。 そんな素敵な さくちゃんスマイルです。 |