2025年度 2月の幼稚園

2月第1週

 【2月2日 ひよこクラブ&たんぽぽ組】
今日はひよこクラブに7名のお友達が遊びに来てくれました。
たんぽぽさんも3名が参加、
合計10人で賑やかに『まめまき』の回を楽しむことが出来ました。
今回の担当は僕。
ひよこちゃん・たんぽぽさんの名前を呼んだなら
「はーい!」の元気な返事をもらいまして、
みんなの成長も相まってちょっといい感じの予感の中
『まめまき』をスタートさせたのでありました。
まずは童謡『まめまき』を
ギターの伴奏に乗せてみんなに歌ってもらいました。
1番を歌い終わって
「日土幼稚園は教会幼稚園なので、
『福の神』は出て来ないんです。
だから1番をもう一回」
と言いながら
みんなにもう一度1番を歌ってもらいました。
教会と日本の風俗・文化の融合って
難しいところもあるのですが、
でも『まめまき』や『七夕』なども
子ども達に伝えてゆきたい伝統行事です。
そこのところは色々考慮・配慮しながらではありますが、
教会幼稚園らしくやらせてもらっています。
どうぞご理解の程、よろしくお願いいたします。

さて、続きまして『鬼のパンツ』をご紹介。
潤子先生にお願いしまして
歌遊びの振りをつけながら、
みんなで歌って・踊ってしてみました。
また絵本の読み聞かせも潤子先生にお願い。
子ども達に『アンパンマンとだだんだん』を聞いてもらいました。
その絵本をモチーフに
『バイキン鬼』と『ドキン鬼』のお面の製作を
ひよこちゃん・たんぽぽさん親子にやってもらいました。
いつもと同じく『ちゃちゃっと』で終わるかと思っていた製作ですが、
たんぽぽさんは勿論ひよこちゃん達も
かなり集中してやってくれまして、
それぞれに力作の『鬼のお面』が出来上がっておりました。
「出来たお面を見せに来て」と呼びかけると
ステージ上に大集合してくれた『ちびっ子鬼』。
お母さんに写真を撮ってもらって
嬉し恥ずかしそうにしていた子ども達でありました。

そこに登場したのは『だだんだん鬼』。
「日土幼稚園の豆まきは、
『鬼は外!ぽりぽりぽり』
ってお豆を食べて、
お腹の中の鬼を追い出す豆まきなんです。
だだんだんもお腹が一杯になったなら
中の悪い鬼が逃げ出すから、
みんなで『ボール豆』を投げて入れて
お腹一杯になるまで食べさせて!」
とミッション発令。
お腹の中が見えるように仕立てただだんだんに
『ボール豆まき』開始です。
最初はなかなかお腹の中に
『ボール豆』が溜まって行かなかったのですが、
要領を分かって来た子達が
両手を使って一杯ボールを持ちまして
食べさせてくれたそのおかげさまで、
なんとかダダンダンのお腹を一杯にしてあげることが出来ました。
「だだんだんのお腹が一杯になった!
お腹の鬼が逃げて行った、ばんざい!」
とみんなで勝利の雄叫びを上げ、
ひよこクラブの豆まきミッションを
無事にやり終えたのでありました。

だだんだん鬼をやっつけたご褒美に
子ども達にも『ミニボーロ』と『節分マシュマロ』をプレゼント。
「みんなもお家に帰ったら
これを食べて「鬼は外!」って言って、
自分の中の鬼を追い出すんだよ」
と日土幼稚園式をPR。
これは先代の清水佐和子先生発案の
日土幼稚園の伝統文化。
天国から
「今年もやっとるなぁ」
と思いながら見守ってくれていることでしょう。

僕の回はいつも時間前に相当早く終わってしまうのでありますが、
今回は子ども達の成長に助けられ
じっくりたっぷり取り組んでもらえたおかげで
丁度程良いくらいのお時間に。
「来月も来てください!」
とアナウンスもして終わった2月のひよこクラブでありました。
『バイキン鬼』『ドキン鬼』のお面も気に入ってくれたみたいで、
嬉しそうに頭に被って帰って行ったひよこちゃん達。
喜んでもらえたなら嬉しいことです。
次回は3/2(月)です。
どうぞまたみんなで遊びに来てください。
お待ちしております。

 【今週のスナップ 2月3日】
さて、今日は節分。
子ども達にはこの日の合同礼拝で
鬼の仲間の『悪魔』のお話を聞いてもらいました。
聖書には鬼は出て来ないのですが、
その代わりに悪魔が出て来ます。
どちらもその人が悪いのでなく、
心の中に入って来た鬼や悪魔が
人に悪いことをさせるんです、と言うロジック。
そう、本当に悪い人などいないのです。
心の中の『鬼・悪魔』と『天使・神様』が綱引きをして、
どっちの言うことを聞いちゃうか。、
それで良いことをしたり・悪いことをしちゃったり、
人の行いって決まってしまうのです。
それでも間違えちゃうことは誰にもあります。
でもそれも悪いことをさせた『心の鬼』が出て行ったなら
その人はまた良い人になれるから、
『省み』って大事なんです。
「だから悪魔の声に騙されそうになった時、
悪魔に騙されてしまった時、
みんなちゃんと神様の声を聞いてね」
とメッセージを贈った僕でありました。

さてその後は節分モード。
潤子先生お得意の『鬼のパンツ』から始まって、
みんなで鬼のお面の記念撮影。
そしてお外に飛び出し
鬼役・やっつけ役に分かれての『豆まき大会』も行なわれ、
園庭を走り回りつつ
お互いの心の中にいる鬼を
やっつけた子ども達でありました。
そして最後はホールに戻って
『お腹の中の鬼をやっつけろ!』。
今時安全上、大豆は幼稚園では食べさせられないので、
今年は先生達が買って来てくれた『鶯ボール』を食べまして
自分の心の中にいる鬼を追い払ったのでありました。

こんな風にあれこれやりつつ自分自身と対峙して、
自分の中の鬼を退治しましたこの子達。
立春も迎え『心の春』ももうそこまで来ています。
お家でも少しお兄ちゃん・お姉ちゃんに
なれた気がすること、ありませんか?
そんなちょっと晴れやかな想いになれた
今日の幼稚園の節分でありました。
 
<たんぽぽ組>
 
<ばら組>
 
<もも組>
 
<すみれ組>

2月3日ばら・たんぽぽ組
さあさあ、ばら・たんぽぽさんも
上手になって参りました『野菜劇』。
張り切り過ぎてハチャメチャだった子も、
みんなのノリについてゆけずぼーっとしている子も、
段々と劇の面白さと内容が自分の中に入って来たみたい。
中でもばら組の『がんばり姉さん・兄さん』は
全編にわたって歌も覚えてくれて
デッキのBGMよりも大きな声で歌っています。
「あれがあの子?」
と思わんばかりの熱演にびっくり。
「たんぽぽでの入園当初は人前ステージがイヤイヤで、
ぐずぐずスネスネして見せていたあの子が…」
と思うと感無量。
今でもあるそんな想いを跳ね返しがんばっているところなのか、
はたまたこちらの今の姿が本来の自分だったのか。
いずれにしてもその成長の姿を嬉しく見つめています。
『やっぱりみんな必要な場数と時間を
豊かにたっぷり与えられ、
その姿を先生達に受け止め・励まされしながら
歩んで来た結果なんだよね!』と
咲きつつある大輪の花を見つめています。

そんな子達に引っ張られて
他の子達も『がんばりモード』にスイッチオン!
こちらは今まさに葛藤の中で、
『がんばる自分』そしてそれを喜んでくれる大人達の反応を
手応えとして感じながらやっているところ。
ステージを降りた彼らに
僕が「タラッタ、ラッタ、ラッタ」と口イントロで振りますと、
「ぼーくはゴボウ!」
なんて歌い乗って来て、
その後はお調子替え歌合戦で盛り上がるのですが、
「そんなお調子出来るなら舞台でやってよ!」
と突っ込んでます。
「えへへ…」と笑っているその子達に
「また本番終わってからが本調子になるんでしょう…」
と笑ってしまう僕なのでした。
舞台の上の勇姿を見たいのが
先生・そしてお母さん達なのでしょうが、
その想いを受けてがんばれるようになるためには
もっともっと沢山の成功体験と
見てくれる人々の賞賛と笑顔が必要なのでしょう。
そうやって先輩達も出来るようになって来たのだから。

とそんな感じで只今大奮闘中のこのクラス。
とうぞその端々の姿を見せてくれたその時には、
一緒に喜びながらさりげなく
励ましてあげて欲しいと思っています。
『気むずかし屋さん』のこの子達ですので
なかなかに思うようには行かないかもしれませんが、
僕らの想いと投げ掛けを受け入れてくれるツボが
それぞれどこかに埋まっているはず。
それを発掘してゆくのも
子育ての楽しみだと思っています。
熱くなり過ぎることなく・嘆くことなく、
神様が与えてくださる『気付き』と『きっかけ』を用いつつ、
この子達と一緒に歩き成長して行って欲しいと思っています。


2月3日 もも組
もも組も劇の練習風景です。
本編もそうですが、
もうひとつの『とらネコ大将一家物語』も続いています。
こちらのとらネコ大将=実祐先生も大奮闘。
舞台の上にあがったなら
テンションが上がってしまうのか、
言葉で言ってもなかなか届かないこの子達。
そんな彼らに「あーしてみて」「こーしてみて」と
試行錯誤を重ねながら演出をつけているところ。
「おれたち!のらねこ!」の歌が始まると
ノリノリになってしまう子ども達。
ブルーハーツのような曲調のこの曲、
スイッチが入ったら一直線のこの子達に
ブーストをかけているみたい。
勢いは十分なのですが
それぞれの想いとタイミングでシャウトするので、
歌もセリフもニャゴニャゴわちゃわちゃ。
そこで
「もう少しゆっくりでもいいから、
大きな口をあけてはっきりと表現するように」
と伝えます。
でもそうやって『セリフを言える』という段階から
『表現する』が課題となる段階に入って来たんだな…
と思いつつ、
がんばっているこの子達の姿を嬉しく見つめたものでした。

そんな掛かり気味の子達に対して、
のんびりチームの子ども達。
前日までは出来ていたのに
初めてのクラスをまたいでの『見せ合いっこ』では
ゼンマイが切れたように『・・・』。
そこで初めて「緊張しているの?」
と察した僕らでありました。
マイペースでのんびりまったりが個性だと思っていた子達が、
実は『緊張しい』だと分かったこの事実。
でもそれもこの子の成長です。
最近、『急ぐこと』が出来るようになって来て、
まわりと同調する姿も見られるようになって来たこの子達。
『見られること』『周りの人の想い』を意識して
受け止めることが出来るようになった
成長の足跡でありました。
それは嬉しいことだったのでありますが、
今度はそれが行き過ぎて舞台の上での『緊張フリーズ』。
新たな課題と向き合うことになりました。
でも今度は対処法は分かっています。
これまでやって来た『マイペース』を
『ほどほどマイペース』に進化進歩させたなら、
舞台の上から見えるみんなの視線も
「あー、見てるなぁー」と嬉しく感じられるようになってくれるはず。
子ども達の成長にはそう言った
『行ったり来たり』が大事だってことを
改めて教えてくれたこの子達でありました。

そんなやり取りをする中で、
また絆を深めているこの子達と実祐先生。
おっとりしていた先生が時々見せる焦りと苛立ちの表情に、
これまた成長と課題を感じます。
これまでは先輩が代わりに言ってくれていたことも、
『自分が何とかしなくっちゃ!』と言う場面が増えて来ました。
そんな場やそこでの関わりの体験が
お互いにとって大事。
『ただいま成長真っ只中』のこのクラスの関わり合いを見つめながら
そんなことを思っていた僕でした。

2月3日 すみれ組
すみれさんは演出・演技共に
日に日に仕上がって行ってる姿を感じます。
子ども達が自分の中に
『演じる役』を浸透させて行っている一方、
先生も「こっちの方がスムーズ」「こうしたら見ている人に伝わりやすい」
と自らの気付きや僕らの言葉を真直ぐ受け止め、
手間暇惜しまず直してくれるからそれに感動。
小道具一つでも作ったり修正したりするのは
本当に大変なお仕事です。
でもそれを一生懸命やってくれるから、
劇がどんどん良くなってゆくのです。
「子ども達が困らないように」「やりやすように」
と言う想いが子ども達にも伝わって、
彼らも気持ち良く全力で演じてくれているのだと思うのです。
また「先生ががんばっているから」
と言う想いは子ども達のモチベーションも奮い立たせ、
「僕もがんばろう!」と言う想いに昇華しているように感じます。

そんなこの子達を見ていると
段々と不思議な想いになって来ます。
今回の配役、
それぞれが「これやりたい!」
と手を挙げてみんなで決めた役だそう。
なのでありますがこの子達の演技を見ていると
「これ、先生が決めたの?」
と思う程の適材適所の抜擢になっています。
それはこの子達が自分自身を見つめつつ、
「自分はこの役がいい」と感じ
挑戦しようとした結果なのではないかと思ったもの。
いつもぽーっとしているようで、
事あるごとに面白いことをひらめいちゃう男の子の演じる王様。
心配性でいつもあれこれ「どうしよう!?」
とドキドキしている子達の家来達。
いつも飛び跳ね元気に走り回っている子達のニワトリさん。
それぞれが自分らしさを生かしつつ、
役の中に自分を顕そうとがんばっているその姿に
ここまで歩んで来た中で培った成長を感じます。
そんな子ども達と美香先生のこのステージ、
どうぞどうぞお楽しみに。

 今週の顔
 すみれさんのもとよし君です。
責任感の強いもんもんが
今回挑むのは兵隊隊長と大太鼓。
困った時には切なそうな表情で
美香先生を見つめているもとよし君。
でも自信を持ってやったなら、
きっときっと大丈夫。
いつものこんな笑顔で出来ますように。
ばら組のだいきくん、
今週お誕生日で4才になりました。
お兄さんになって色んなことに
自信を持って取り組むことが
出来るようになりました。
舞台の上でもハツラツと
元気ハッスルを見せてくれています。
お誕生日おめでとう。
 もも組のあつむ君です。
今週5歳のお誕生日を迎えました。
原作ネコのようなこんな笑顔で
にゃごにゃご言いつつ熱演中。
普段もにゃごにゃご言うことあるけれど、
やる時には一生懸命がんばれる
素敵なお兄ちゃんになりました。
お誕生日おめでとう!
 すみれ組のとうまくん、
たまごの好きな王様役で大活躍。
「犯人は王様だったのですね」
と言われてドギマギしちゃうけど、
「誰にも言いません」と言ってもらっての
『ほっとした顔』は名演技。
でもあれってきっと素の顔だよね。
本人も赦されキャラのとうま君です。


2月第2週

 【2月13日 日土幼稚園発表会】
今年度もいよいよこの日がやって来ました、発表会。
今年は大雪も降らず、暖かな陽射しに包まれて、
お休みなしの全員参加で発表会を行なうことが出来ました。
「何事も無くてよかったねぇ」
と終わってまずそのことを感謝した私達。
この日を・そしてこの一年を神様に守られて、
ここまで無事に歩んで来れたことに心より感謝です。

その中で端々で見つけたこの子達の嬉しい成長。
『こうやって』と言われるのがイヤでサボタージュしていたあの子が、
人前に立つのが恥ずかしくって「出来ん!出来ん!」
って言っていたこの子が、
舞台の上で身体を一杯に使いながら
自分を表現してくれているその姿に
ちょっとウルっとしてしまったものでありました。

この一年で『人に見てもらえること』『みんなに喜んでもらえること』、
そのことの喜びを心一杯感じ、
それを自分らしさを生かして顕してくれるようになったこと、
それがなにより嬉しいことでした。
それでは皆さんとご一緒に
もう一度振り返って参りましょう。
当日は言葉足らずで終わってしまいましたが、
どうぞ子ども達のこのがんばりを
一杯一杯讃えてあげてください。
一緒に喜んでいただけたなら僕らも嬉しく思います。
 <歌・合奏の部>
 <ばら組>
『たのしいね』

ばらさんの歌と合奏です。
気分は徐々に上向き調子となりまして、
昨日は大爆発だったこの子達。
潤子先生には「がなりすぎじゃない?」
と言われたものですが、
いえいえ一度『マックスの自分』を出してみないと
『表現』ってやっぱり出来ないもの。
その幅の中で『ここはこれくらいがいい』
と自分の『これ!』を出すためにも、
昨日の全力は必要だったのです。
今日は本番の緊張も相まって
『丁度いいところ』に落ち着いた、
この子達の歌&合奏でありました。

また昨日の友達に感化され、
一日遅れで『自己マックス』を
初めて見せてくれた子もありました。
仲間同士の『関り合う』『影響し合う』、
その力の大きさも感じさせてくれた今日の本番舞台。
これがアンサンブルと言うものです。
音楽だけの話でなく、
仲間が一緒に何かをしたならば
そこに『和』や『ぶつかり合い』が生まれます。
「きみがそうなら、ぼくはこう!」
と想いを掛け合い・重ね合わせてゆくうちに、
お互いの心も変化して
成長し合ってゆくのです。
そんなこの子達の素敵な関わり合いを
魅せてくれた・聴かせてくれた
素敵なばらさんの発表でありました。
この子達のがんばりに「ブラボー!」です。
 <もも組>
『手のひらを太陽に』

自由な8匹の子ネコ達。
実祐先生がいくら一生懸命指揮を振っても、
それを見ていなければ合うはずありません。
そんなところからスタートしたこの子達だったのが、
『素敵な音楽を体現するには、
みんなで指揮する人を見ることが大事』
と言うことが分かって来たみたい。
『音楽って合ったら気持ちいいもんだ』
と言うことも感じ始めたこの子達。
それをこの場でもう一度
みんな一緒に顕したくって、
今日は実祐先生の指先を
一生懸命見つめて演奏しておりました。

『そのタイミング』で音を鳴らすためには
『心と体の準備をしておかなければ間に合わない』
と言うことを分かってくれたこの子達。
待ち時間の多い子が
ふわふわよそ見をしていて『自分の番で外しちゃう』
ってことが練習の時には多くあったものでしたが、
この日は先生の方をじっとずっと
見つめていたのがとても印象的でした。
実祐先生だけでなく、
幕裾にいる眞美先生にも目線を送り
どや顔をしていた男の子。
人に認めてもらう・喜んでもらうことの喜びを、
今回の合奏を通して一杯感じてくれたみたい。
「この子のツボってここにあったんだ」
と新たな発見をした想いで
この子達の合奏を見つめていた僕でした。
8人の演奏者がみんなみんな
今の自分を精一杯顕してくれた
素敵な合奏でありました。
よかったよ!もも組さん!

<すみれ組>
『きみのこえ』
『ハイホー』

幕が開いてお客さんの顔が目に入り、
しばらくフリーズしちゃった子がいたほど
緊張感がひしひしと伝わって来たすみれ組。
昨日聞いた歌はもっと爆音だったのですが、
今日のはそれが八分目、
でもその中に
言葉使いやメロディーの表現が
しっとりとなされていてとてもいい感じでした。
それは美香先生の伴奏もそうだったようで、
いつもの『フォルテ!フォルテ!コン・フォーコ!』
が優しいタッチのしっとりした感じが伝わって来て、
「先生も緊張しているのかな?」
と思ったもの。
その方向性の一致を不思議に感じながらも、
お互いの想いが通じ合っていたのかな…
と思うような素敵な歌でありました。

合奏の方も練習では、
『大好きなお姫様のために
めいっぱいがんばる7人のこびとちゃん』
ってそんな感じだったのが、
いい感じに力が抜けて
こちらもなんか良い感じ。
力が入り過ぎていた大太鼓・小太鼓も
緊張ゆえか力が入り過ぎなくて、
とてもリズミカル&軽やかに
『自分の音』を刻んでいたのが印象的でした。
他の子達も移動し楽器を持ち換えたり、
足踏みで『こびとの行進』を表現したり、
それぞれに愉快でボリューム感あふれる『ハイホー』を
表現してくれました。
幼稚園最後の発表会で、
これまでで一番の自分を奏でてくれた
 すみれ組のこの子達。
素敵な演奏をありがとう。
 <劇の部>


 <ばら・たんぽぽ組>
『にんじん・だいこん・ごぼう』

ばら・たんぽぽさんのオペレッタ。
毎日がんばって練習して来た成果が顕され
これまでで一番素敵な演技を見せてくれました。
こちらも本番前日の方が
はっちゃけたパフォーマンスのようにも見えましたが、
『本番舞台』と言う場でこれだけのことが
出来るようになったこの子達に
大いに感心させられたもの。
今朝御機嫌がイマイチだった子、
緊張で思うように声が出ない子達もありました。
でもそんな子達も身体を一杯に使い
演技やダンスをしてくれていて、
「がんばっているよ!」と言う想いが伝わって来ます。
また緊張した時にも『身体で覚えたこと』って
『動きでなら表現出来るんだ』と言うことを
改めて教えてくれたこの子達。
歌やセリフと言った言語表現は
緊張やプレッシャーに弱いもので、
その時々で出来栄えに大きな波が生じます。
でもそんな時にも『身体と動き』で
想いを顕すことが出来たなら、
それは見ている人にこんなにも伝わるんだ
と分からせてくれたこの子達の演技。
やらないんじゃない・やりたくないんじゃない、
この時のこの子達の精一杯のがんばりを
見ているみなさんに十二分に伝えてくれた
素敵な『野菜劇』となりました。


 <もも組>
『6ぴきのねこ ふくろのなか』

練習の中で色々な事を教えてもらって来たこの子達。
「セリフはゆっくりでいいからはっきり言おう」
「お花を取った後はさっと動いて」、
そんな先生の言葉を本番でも
しっかり思い出して演技していたこの子達。
練習の時には出番を忘れてしまったり、
急ぎ過ぎてわちゃわちゃしちゃって、
『リアルにゃごにゃご』のドタバタ劇に
見えてしまったものでした。
それが本番ではちょっと間違えちゃっても
先生や仲間の促しによって
原状復帰をちゃんとしてくれたこの子達。
見ていても安心感と安定感のある
『実力以上』のパフォーマンスを
見せてくれたように思います。
実祐先生とあれやこれや
色々何度も直しながら練習して来たこの子達。
始めのうちは何を言われても
『馬耳東風』のところがあった子達が、
先生の想いと自分のなすべきこと・
そしてそれを喜んでもらうことの嬉しさを、
感じることが出来るようになったのでしょう。
そんなことが伝わって来た
素敵な『にゃごにゃご物語』でありました。
もも&実祐先生らしい劇でした。
みんな、ありがとう。


 <すみれ組>
『おしゃべりな たまごやき』

発表会の最後はすみれの劇。
大道具の出し入れ・準備なんかも自分達で役割を決め、
本番中も考えながら動いていたこの子達。
練習では出来ているのに不安な想いから
ずーっと美香先生の方を見つめていて、
何度も
「お客さんは先生じゃないよ。
合っているから自信を持って、
真直ぐ客席の方を向いてやって!」
と言ったもの。
今日は客席にお父さん・お母さんが
いてくれたせいもあってか、
いつになく正面を向いて
堂々と演じていたこの子達。
それだけで
「君達、がんばったね」と
嬉しい想いで一杯になってしまいました。

これまでも出来ているのに・出来るのに、
変な不安を自分で煽り
自滅しちゃうところのあったこの子達。
人の目を気にするあまりのことなのですが、
そうやって状況を見定めながら
厄難を上手に避けて来たこの子達。
それを自らの処世術としてやって来ました。
でもそれよりも
自分の精一杯をやり切って、
『出来た・出来ない』それ以上に
やり切ったことから得られる達成感や、
がんばった自分をみんなに喜んでもらえる喜びの方が、
何倍も素敵に感じられると言うことを
今回の発表会で実感してくれたなら
それがなによりだと思うのです。
『未知なる自分』に挑む際、
『出来た・出来なかった』は当たり前にあることです。
そんなものに縛られずに、
目標に向かってがんばることが出来た自分を
誇りに思えることの方が、
前に向かって歩んでゆくことの方が、
『どれだけ素敵か・価値あることか』と言うことを
知るための機会となったこの発表会。
これがこの子達のこれからの
『心の糧』となってくれることを
心から祈っている僕なのです。
今日はみんな本当にがんばりました。
素敵な劇を見せてくれてありがとう。











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