2024年度 4月の幼稚園

4月第2週


【4月9日 入園式】
長い春休みを明けまして、始まりました幼稚園。
子ども達が元気な顔を見せてくれてとても嬉しかったです。
新入園の子達はちょっと緊張&初めての幼稚園で
涙の場面もありましたが、
丁度準備していた入園式のお話の中に
「そのままの君でいて大丈夫だよ。
イエス様がいつも一緒にいて見守ってくださっているんだから」
と言うメッセージがあり、
全てのことを備えてくださっている神様の御心を
感じた入園式でありました。
長いお話を一生懸命聞いていてくれた子ども達。
最後に歌った『主イエスと共に』の讃美歌に
リズムを合わせて身体を動かしてくれた姿があって、
ちょっと嬉しかったです。
そう、まだまだ言葉では伝わらないことも、
歌やリズムや表情や仕草で
お互いの想いを伝え分かち合ってゆけたなら、
それが何より素敵なことなんだと思うのです。
そんなことを感じさせてもらった
入園式・始業式でありました。

式にご参列いただいた保護者の皆様、
お忙しい中、本当にありがとうございました。
他所に比べて『ないこと』『ないもの』がとても多く
園児も少ない日土幼稚園ですが、
その分、皆さんお一人お一人に心を向け・心を寄せて
共に歩んで参りたいと祈り願っています。
子ども達・お母さん達・そして先生達が心満たされるような
『素敵な子育て』を共にしてゆきたいと思っています。
この一年間、どうぞよろしくお願いいたします。


4月9日 ばら組
もうベテランさんぞろいのこのクラスで
しゃんとしている感のあるこの子達。
でも思えば今日が初めての入園式・年度始業式なんですね。
スーツに身を包み初々しい顔を見せながらも、
中味がシャンとしている分なんかその着姿も凛々しく見えるこの不思議。
昨年園生活を体験して来た11か月の歩みと成長は
本当に大きかったんだと実感しています。
だって一年前は今日の新入り君達と同じように
初めての幼稚園に「やん!やん!」言っていたんだから。
でも仲良し仲間が支え合って・関わり合って、
年度途中の新入り君も優しく受け入れて
それをきっかけにひとつひとつ成長して来たこの子達。
今回もきっと同じように『時々涙』の新しい仲間を迎え入れ、
彼らのことを促し引っ張って行きながら
自分達もまた大きく成長して行ってくれることでしょう。
本当に楽しみな新たな一年になりそうです。
どうぞよろしくお願いいたします。

4月11日 すみれ・もも組
実祐先生とすみれ4人・もも6人の10人の子ども達で
始まりましたこのクラス。
新しい先生と新しいお部屋で
新たなる新生活にドキドキワクワクしているこの子達です。
優しい実祐先生相手にすみれさんは早く有頂天。
一方のももさんの中には慣れない環境にちょっと緊張していて、
『自分の居場所を模索中』って子もあるみたい。
でもでも初めはそれでいい。
お互いに相手の『ひととなり』をゆっくりゆったり感じながら、
仲良くなって行ってくれたらそれでいい。
そう言った想いからか
今週は一杯お外で遊んだ後にみんなでちゃんと礼拝を守り、
その後も子ども達の好きなこと・活動をして
過ごさせてくれた実祐先生。
その中で会話や関わりがちょっとずつ
豊かに増えて行ってくれている情景を
嬉しく見つめた僕でありました。


4月12日 すみれ組
今週始まったばかりの幼稚園ですが、
すみれさん達には早速お仕事のミッションです。
今年も秋の収穫のために
今日は『籾蒔き』をやろうと言うことで、
ひげのおじちゃんと一緒にアグリ活動に挑戦しました。

でもこれは単なる農作業ではありません。
おじちゃんの話をちゃんと聞く集中力、
聞いたことを自分で実践する対応力、
そして自分で体験したことから何かを感じる感性の啓発と、
『すみれ』になるための勉強がぎっしり詰まっているのです。
今年最年長になったこの子達、
昨年同様色んな体験の中で
自分に足りないもの・伸ばして行って欲しい力を
一杯一杯身につけて行って欲しいと思っています。

終わった後、
すぐさま飛び出してゆこうとする子を引き留めて、
「お礼のご挨拶は?」
と促すそんな場面も。
でもそれもまた学びの場。
色んな体験を経てこの子達には
健やかに大きくなって行って欲しいと
願い見つめたものでありました。
ひげのおじちゃん、
今回もお世話くださりありがとうございました。


【今週のスナップ】
今週から始まった幼稚園。
ばら組新入り君のおふたりさんは
朝、お母さんと離れ難くって涙が出ちゃうこともありますが、
お外に飛び出せば元気元気に遊んでいます。
朝の身支度を終えたなら、
真っ先に飛び出してゆくのは砂場遊び。
大きな砂場の中であっちにこっちに行ったり来たり。
『お水汲み』にはまった子もありまして、
思い思いに嬉しそうに遊んでくれておりました。

そんな中でも早速にお友達との関わり合いの場面も見せてくれまして、
「かして」「ごめんね」なんて言葉も交わしながら
『集団』の中の遊びに入っていけている姿を嬉しく見つめたものでした。
今年は入園式までもってくれた幼稚園のソメイヨシノ。
今は名残の花吹雪が時より舞い踊るそんな情景。
暖かくなって舞い始めた蝶々を追いかけながら、
その桜花びらを網で捕まえていた子ども達。
誰か一人が始めたなら
こう言うのってみんながやりたくなっちゃうもの。
ばらさんや新入り君達も網を持ち出し、
ゆらゆら舞い降りて来る花びらを嬉しそうに追いかけていたものでありました。
ヤギのエサやりが大好きなばらさん達。
ヤギ牧場まで歩く道すがら
菜の花やイタドリを摘みながら
春の幼稚園のお山をおさんぽです。
摘んで来た葉っぱを
あっと言う間に平らげてしまうヤギに大喜びしながら、
しばしの時を過ごしたものでした。
春になって赤い葉が芽吹いて来たアカメガシの枝を切って来て
子ども達に手渡してあげたなら、
これも次々にムシャムシャ食べてしまうヤギちゃん達。
初めはヤギが怖かった子も葉っぱを差し入れることが出来るようになって来て、
それを食べてくれたヤギに「やったぁ!」と喜びを顕してくれたものでした。
ただの食いしん坊さん達なのですが、
こんな風に保育導入に大活躍してくれているヤギさん達。
「また、明日もエサやりに行こうね!」
と約束して帰って行った子ども達と先生でありました。


今週の顔
ばらさんのがくた君、
御機嫌サイクリングでこんな顔。
たんぽぽの時はいつものんびりまったりで
マイペースの世界で遊んでいたがくちゃんが、
「見て見て!」「写真撮って!」と
僕にアピールして来てくれるようになりました。
意外と積極的な想いの春の芽吹きを
嬉しく見つめ・お付き合いしている今日この頃です。
ばらさんのかほちゃんです。
元気娘のかほちゃんは ばらになって
益々御闊達に遊んでいます。
ジャングルジムをお家に見立てて
ももさん・すみれさんと一緒に
「ウーキー!」言ってやっていたのはおさるごっこ。
こんなに身を乗り出しながらなり切り遊んでいた
かほちゃんに思わず笑ってしまいました。
新入園のやまとくんです。
アンパンマン三輪車に乗ってまったりドライブ。
色々な事に興味を示し
どんどん変ってゆく遊びを眺めていると、
こちらもなんだかうれしくなっちゃいます。
楽しいこと一杯見つけて
幼稚園を大好きになってくれたなら嬉しいことです。
ヤギ牧場も大好きなやまとくんです。
ももさんのもんもん、素敵な笑顔のナイスショット。
今年はお隣さんにばらさんが
一緒にいるようになったせいか、
急にお兄さんの顔になって来た気がします。
『もんもん元気パワー』はそのままに、
あの「わいの!やいの!」が聞こえて来ない
なんかとっても不思議な感じ。
「ももだもん!」の自負は伊達ではないみたいです。
こちらはももさんに新入園のとうまくん。
元気に幼稚園生活をスタートさせています。
一年生になった『真面目兄ちゃん』と入れ替わりに
入って来たとうま君はとっても気さく。
新しい園生活もおおらかに受け止めながら
御機嫌笑顔を一杯見せてくれています。
ちっちゃい頃は寡黙なイメージだったのに、
今ではおしゃべり大好き・とっても明るいとうま君です。
ばらさんのりょうがくんです。
とっても優しいりょうが君はクラスの友達に
一杯声掛けをしてくれます。
先に帰る子に「バイバイ!」って声をかけたり、
勝手が分からない子に「こうだよ」
って教えてくれたりと、
みんなの心をつないでくれる素敵な男の子。
その温かさに助けられている僕らです。



4月第3週

【4月16日 イースター礼拝】
今日は幼稚園のイースター礼拝。
今年のイースターは春休みにあったのですが、
幼稚園では入園式を終えて・園生活にも慣れて来たこのタイミングで
イースターをみんなでお祝いしました。
まずイエス様の復活についてマルコ書から紐解いて
みんなに聞いてもらいました。
そして『固く閉ざされたお墓の中から甦られたイエス様のように
私達も自分の固い心の殻を破って
新しい人に生まれ変わりましょう。』
と言うメッセージを投げ掛けたなら
真顔で『うんうん!』と想いを返して来てくれたこの子達。
やはり目の前に卵があって
そこからひよこが出て来るイメージが共有出来たイースター礼拝は
子ども達の直感に伝わる所も多いみたい。
そんなこの子達の決意
(例えその時だけになってしまったとしても)
嬉しく受け止めたものでありました。

引き続きまして行なったのはイースターのお楽しみ『卵探し』。
ホールに隠された卵をばらさんからすみれさんまで
みんなみんなで探します。
きっちり19個しか隠していないので
「一人一個ね。二個取ったらだめよ。
でも見つからないで困っている子がいたら手伝ってあげて」
とお願いして始めた卵探し。
幸先よくあっと言う間に見つけた子があれば
なかなか見つからずに困った顔をしていた子もあって、
ドキドキワクワクの卵探しとなりました。
でも先生やお友達が一緒に探してくれたおかげで
みんなみんな卵をゲットして帰ることが出来ました。

色々な事を学び、
色々な事をみんなで感じた今年のイースター礼拝。
こんな思い出がこの子達の心の中に
ずっと残ってくれたなら嬉しいことです。


【今週のスナップ】
今週はすっかり春の陽気となりまして、
お外遊びが心地良く楽しい季節となりました。
先週は探しても数匹しか見つからなかったダンゴムシ。
今回は探すところを変えたり、
美香先生・実祐先生も一緒になって探してくれたところ、
飼育ケース一杯になるほど沢山のダンゴムシを
捕まえることが出来ました。
それに大満足の子ども達。
本を調べてダンゴムシについて勉強もしながら
みんなでこの時と体験を分かち合っておりました。
またこちらの丸井戸コーナーでは
色水ジュース作りも始まりました。
シークワーサーを皮ごと絞って作る本格ジュースから
咲き終わったマリーゴールド・ビオラなどの薄キレイな色水まで、
先生達と一緒にあれこれ色水を絞って楽しんでいたこの子達。
あまりにきれいな色水が出来まして、
みんながやって来て「欲しい欲しい!」と言うもので
急遽開店したジュース屋さん。
ボトルごと買ってゆく子がいたり、
コップに注いで売ってくれる店員さんがいたり、
それぞれの自由な発想で遊びを発展させておりました。


4月17日 ばら組
今週はばらさんの礼拝とクラス活動の様子を覗いて来ました。
今日はみんなそろって「ばんざーい!」で始まった礼拝でしたが、
新年度が始まってまだ一週間なのにとっても落ち着いている感じ。
新人君も礼拝の作法を教わり促されいたしながら、
段々と幼稚園生活に心と身体を慣れさせて来てくれています。

礼拝が終わるとダンス&体操タイム。
最初はみんな大好き『ダンゴムシ体操』。
春の陽気に誘われて園庭にダンゴムシも見つけられるようになって来て、
手ずから捕まえてダンゴムシと触れ合っているこの子達。
その導入がこのダンスにつながって、
その見た感じも所作もリアルイメージたっぷりに
ダンゴムシに扮している子ども達。
「アリがやって来た!丸まってお腹を守って!」
とストーリーを投げ掛ける美香先生。
「丸くならないとおなかこちょこちょされちゃうよ!」と促せば、
身体を丸く丸くしてダンゴムシになり切る子ども達。
そんなイメージ遊びとスキンシップをたっぷり味わい楽しみながら
ウォーミングアップの時間を満喫しておりました。

その後、子ども達のリクエストにお応えして、
「ミュージックスタート!」の掛け声と共に踊り出したのは『エビカニクス』。
これはたんぽぽの頃からのこの子達の十八番なのですが、
リズム遊びが大好きな新人君達もノリノリで
みんなして踊っている姿を嬉しく見つめたものでした。

まだまだ登園・お片付け時などなど
自分の想いを切り替えるタイミングで「いやぁ!」の声が聞こえて来るこの子達。
でもでも好奇心のインターフェイスは大きく開いている子達なので、
楽しいこと・嬉しいことにビビッと心を惹かれたら
誰より御機嫌にやってくれています。
今はそんな行ったり来たりの季節です。
そうやりながら『大丈夫!』をどんどん増やして行ってくれている姿を
まばゆく見つめている今日この頃です。


4月17日 すみれ・もも組
すみれ・ももさんは製作の風景。
今週あったイースター礼拝を受けまして
実祐先生がモチーフに選んでくれたのは卵とウサギ。
ハサミを使って楕円形を切り進めてゆく子ども達。
不思議だったのは右利きの子も左利きの子も
なぜか利き手の内側回りでハサミを入れていたこと。
(言ってる意味わかります?)
右利きの子なら左手で紙を持つので
その持ち方に対して外回りにハサミを送って行けば
(つまり反時計回り)
素直に紙が切れてゆくもの。
(更に言うとハサミを定位置に固定して
紙の方を回してゆくのが更に良いのですが、
これは大人レベルのテクニック)
それが内側に切り込んで
自分が紙を持っている手との間に切り込んでゆくから
なんだかとても切りにくそう。
しかも手首を手の甲側に曲げて切ってゆくのは
とってもしにくい事だから
(特に僕は関節が固いので)、
そんな風に切ろうとすると手首がエビぞりみたいになっちゃって
上手に切ることが出来ません。
なのでそんな子達を見かけた時には
「こっち回りが良いんじゃない?」
って声掛けをした僕でありました。
言葉にするとこんなに難しい『ハサミテクニック』ですが
はてさて伝わったでありましょうか?

また完璧主義の男の子は、
下書きの線よりだいぶ内側に切り込んでしまい
「もう!○※△×!?」
ってなりそうな爆発寸前。
そんな彼には
「入り過ぎ始めたところに戻って切り直したら良いじゃん」
とアドバイス。
この卵、切った後には台紙に貼るとのことだったので、
そしたら切り直しで十分リカバリー出来ます。
そんな言葉に途中からの切り直しを始めたものの
まだ納得が行かないような男の子。
「卵の中にはひよこがいるんでしょ。
薄くひびが入っていた方が出て来やすいんじゃない?」
なんて慰め励まし声掛けしたなら
ようやくそれを受け入れてくれた男の子。
『なんでもきれいに・売り物のように』
と言うのが当たり前のこのご時世。
でもそのために仕損じを捨ててしまったり
何度も新しい紙でやり直したり
と言うのはいかがなものかと思うのです。
今の現状を如何に受け止め
そこから如何に新たな状況を作って行けるか、
それがこれから先の時代に必要となって来るスキル。
アイディアやイマジネーションが
何より大きな力を発揮する
そんな時代になってゆくと思うのです。
そう言う意味ではこんな体験はきっと大事。
その前に『癇癪起こして大騒ぎ』
ってことになってしまうかもしれませんが、
そのような状況・逆境を共に乗り越えてゆく
関わり合いや体験を
この子達には一杯一杯して行って欲しいと思うのです。

なんだかんだ言いながら
楽しみながら最後まで製作をやり遂げていたこの子達。
自分が置かれた状況の中から課題を見つけ出し、
それに自らの想いを持って向き合い取り組んでゆく、
そんな教育を大切にしてゆきたいと思っています。

<もも組クラス写真>

<すみれ組クラス写真>


今週の顔
ももさんのいとちゃんです。
なにかと僕を遊びに誘ってくれるのですが、
その役はいつも泥棒かオオカミ。
なんだかなぁと思いつつも「がおー!」と追いかければ
「きゃー!」と笑って逃げ出すし、
後ろを向いていたらそぉーっとやって来て
「たいほ!」と捕まえにやって来るいとちゃん。
そのかわゆさにやられてしまっている僕なのです。
すみれさんのこうちゃんです。
色水遊びで作ったジュースが嬉しくって
ずーっと持ち歩いているこうき君。
出来上がった後の観察や考察にも余念がありません。
こんな好奇心旺盛で学習意欲の高いところが
こうき君のひととなりのいいところ。
『ゾーン』に入ったなら誰よりがんばれるこうちゃん、
『好きなものこそ上手なれ』でがんばるぞ!
ばら組のじゅんくん、ニコニコ笑顔のサイクリングです。
幼稚園に入ってから何でもそつなくやっている
そんなイメージのじゅん君でしたが、
今週大すべり台の上で立ちすくんでいる
そんな姿を久々に見かけました。
「大丈夫!」「いけるいける!」とみんなで声をかけ
見守っていたらなんとかかんとか行けて自信復活。
それから何度も嬉しそうに滑っていたじゅん君でした。
ばら組のおうし君、砂場遊びで御機嫌笑顔。
春休み、久しぶりに会った時にはちょっと
よそよそしい顔をしてたのに、
幼稚園が始まった途端絶好調。
お尻をふりふり♪ブリンバンバン!と
御機嫌に歌って踊ってしています。
『主イエスと共に』の讃美歌も家族みんなで
歌ってくれている素敵なおうちゃん一家です。
すみれ組のなぎちゃんです。
すみれさんになりまして心も体もすすすーっと
スマートに伸びた感じのなぎさちゃん。
何がどう変わったかよく分からないのですが
でも「なんか変ったよね」って感じる新学期。
それがお姉ちゃんになるって言うことなのかもね。
『何が出来る・何が変った』じゃないなんか不思議な
『なぎちゃんオーラ』に期待と希望を感じる新学期です。
ももさんのそうたくんです。
始めこそ新しいクラスで『もじもじ君』って
そんな感じだったそうちゃんが、
変顔したりはしゃいでみせたり大ハッスル。
自分を出そうと・ももになろうと一生懸命
がんばっているのが伝わって来ます。
そんなそうちゃんを見てると僕達も
「がんばろう!」って想いになる今日この頃です。



4月第4週

【4月23日 ひよこクラブ】
今日はひよこクラブの日。
5名のひよこちゃんが遊びに来てくれました。
今年はまだたんぽぽさんがいないので、
しばらくはひよこちゃんだけのひよこクラブ。
とっても自由でゆったりとした時間を
ゆっくり過ごしておりました。
恥ずかしがり屋さんが多い中、
お名前を呼ぶとお母さんと一緒に
「はーい!」って応えてくれたひよこちゃん。
様子を見ながらでありますが、
自分の外の世界に興味を示してくれている様子を
嬉しく見つめたものでありました。

今回は『ひよこクラブのイースター』と言うことで
卵の絵本を読んでもらったり、
卵探しを楽しんだひよこちゃん達。
お母さんと一緒に卵を探しながら
今年新しく開放された『ひよこルーム』を探検しておりました。
卵を探し当てて手にしてみれば、
なぜかその手を振り出す子ども達。
「なんで振るんだろう?」と思いながら見つめていたのですが、
手を動かした時に聞こえて来た「シャカ!」って音を聞きつけて
「もっともっと!」と言う想いからシャカシャカするのでありましょうか。
『こうしたらこうなった』の因果関係を考察し、
『こうすればこうなるはず』と発展させた結果のパフォーマンス。
それを何気なくやっているひよこちゃん達なのですが
じっと見つめているとなんとも興味深く見えて来ます。
「お母さん達は日々こんな発見の連続なんだろうな」
と思いながら
『子育て』の中に自らのモチベーションを見つけることの大切さを
思い出していた僕でありました。

さてさて、その後はお部屋での自由遊び。
お友達との距離を近づけたりすれ違ったり、
そんな関りも見せながらこの時間を空間を楽しんでいたひよこちゃん達。
ヤギ牧場まで登って行って
まじまじとヤギとの御対面&『エサやりコミュニケーション』を
楽しんでいた子達もありました。
そうそう、他所では出来ない体験を
色々やって色々感じて行ってくれたなら
とても嬉しいことだと思います。
また来月もみんな遊びに来てください。


【今週のスナップ 4月22日】
お山散歩の帰り道、
土手に生えていたタケノコを折って引きずって来たならば、
それに大喜びだった子ども達。
タケノコと背比べをしてみたり、
「これ給食で食べたでしょ。なーんだ?」ってクイズを投げかけてみたりなど、
今日はタケノコを教材に自然遊びを楽しんでみたものでありました。

タケノコはやっぱり眺めているだけではつまらない。
美香先生が一枚皮をむいて見せたなら
それに「!」となった子ども達。
下から順に剥いて行って
中から出て来た竹にビックらこ。
それでもどんどんきれいに剥けてゆくタケノコに大喜びしておりました。
下から剥き始め段々視線が上に移って行ったなら
「パイナップル!」と騒ぎ出した女の子。
なるほどタケノコから飛び出た若芽が
パイナップルに見えるではありませんか。
彼女のセンスにびっくりしたワンシーンでありました。
またタケノコの皮を手にはめて
「バン!バン!」と御機嫌にやっていた男の子。
朝の登園時にちょっと御機嫌斜めだったのですが、
ヤギ牧場に散歩に行ったりデカタケノコで遊んだり、
それですっかり御機嫌回復。
『楽しいことを見つけること』『想いを満たさせること』
の持つ力を改めて僕らに見せてくれた情景でありました。

そんなこんなでこの日大活躍だったタケノコ君。
自然の恵みとこの日この時の出会いを与えてくださった神様に
改めて感謝したものでありました。
自然保育に支えられて僕らの保育が出来ていることに
心より感謝です。


4月23日 すみれ・もも・ばら組
今日は今年度初めてのサッカー教室。
初挑戦となりましたばらさんを加えて
また賑やかに行なうことが出来ました。
あいにくの雨模様となりまして
ホールで行ったサッカー教室。
残念ではあったのですが、
ばらさん達のパフォーマンスが未知数だったので
閉じた空間の中でのサッカー教室での小手調べは願ったり叶ったり。
「どうなることか?」と言う想いで始まったサッカー教室でありました。

でもやってみればばらさんのやる気&その気はとても高く、
すみれさんも年長児らしく張り切ってやってくれている
なんか良い感じの初回となりました。
コーチの指示を聞きながら
ミッションに挑んでゆく子ども達。
二人ペアになって挑んだキャッチボールや
片足で立ってバランスを取りながらのコロコロパス。
そんなものもそれなりにやって見せてくれるから
僕らも嬉しくなってしまいました。

そんな三歳児の姿に
どんどんレベルをあげてゆく平家コーチ。
そのミッションに対して果敢に挑んでゆく子、
時々ふらっとフェードアウトしてゆく子、
ずっとマイペースで違うことをやっている子と
それぞれではありましたが
それでもそのサッカー教室の時間と空間を最後まで
みんなで共有出来たことが嬉しかったです。

さあさあ、まずは出来ることが分かったこの子達。
次回は晴れた外でやってみたいもの。
益々張り切って見せてくれるか、
はたまた途中でお山へグレートエスケープしてしまうか、
やってみなければ分かりませんが
それもそれでお楽しみ。
平家コーチ、今回もご指導ありがとうございました。
また来月もどうぞよろしくお願いいたします。


【4月24日 お楽しみ会】
今月はお誕生日さんがありませんで
『お楽しみ会』としてみんなの会が行なわれました。
今年一番のトップバッターは実祐先生。
『紙皿シアター』と銘打って
素敵なパフォーマンスで子ども達を喜ばせてくれました。
アナクロなのにテレビのワイプのように切り替わって行く絵を見つめながら
「どうなっているんだろう?」と子どもそっちのけで考えていた僕。
『紙皿に切り込みがあって、
重なっている2枚を回しながら入れ替えてゆくのだろう』
と言う原理は推察出来るのですが、
「それであんなにきれいに動いて見えるのだろうか?」
と疑心暗鬼。
しかもその後、
1回だけでなく続けて2回も絵が変った場面では
『紙皿が3枚あるんだろうけれど、
それをどうやって入れ替えているの?』
と益々「???」に。
恥ずかしくて実祐先生にタネを聞きに行けませんでしたが、
勉強熱心な先生の取り組みと
準備の為に沢山の時間をかけたであろうその勤勉さに
頭が下がる想いでありました。
子ども達の喜んでくれる姿が見たくて
いつもがんばってくれている実祐先生。
新人さんを卒業して素敵な先生になりました。

さてさて、本日のお楽しみゲームコーナーは
卵に関するエトセトラ。
先週あったイースター礼拝をすごくリスペクトしてくれている実祐先生。
製作も卵とウサギをモチーフにしてくれたり、
今日は『卵運びゲーム』&『卵爆弾ゲーム』と
イースターのうれしかった余韻を子ども達に贈ってくれました。
それを受けて子ども達も卵を抱えて大ハッスル。
卵が嬉しすぎて「僕の卵!」と手放せないばらさんもあったのですが、
それほどに『僕らの嬉しい』にストライクだった今日の『卵お楽しみデー』。
実祐先生も子ども達も
すっかり教会幼稚園の子になってくれたんだなぁと
嬉しく見つめた情景でありました。

新年度が始まって新しい子ども達との関わり・交わりに
忙しく毎日を過ごしている先生達。
そんな中、こうしてお楽しみの時を演出し楽しませてくれたこと、
心より感謝でありました。
素敵なひとときをありがとう。


今週の顔
ばらさんのあつむ君、ブランコ乗ってご機嫌さん。
去年、一番最後の新入りさんだったあつ君が
今年の新入生を迎えて大覚醒。
「そうじゃない!」「今は〇〇!」と先輩として
あれこれアドバイスしてくれています。
自分も未達が多いところはご愛敬。
でもこの三か月の園生活が実りとなって
自分を顕し始めている姿を嬉しく見つめています。
すみれさんのこうが君です。
進級がうれしくて『すみれになった』を
誇らしく受け止めてくれている今日この頃。
最近『一旦踏みとどまって考えて』が
出来るようになって来た気がします。
合同礼拝で「もも組さーん?」と聞かれては
「はーい」と手をあげてしまって照れ笑い。
行ったり来たりしつつがんばっているこう君です。
もも組のかえでちゃん、元気な顔で遊んでます。
お姉ちゃんになった自負が強いかえちゃんは、
「もう4歳!次5歳!」と次々上を見上げながら
がんばる想いと姿を僕らに見せてくれています。
「今度のお休み、おじいちゃんの所に行くの!
バーベキューして、さくらんぼも食べて…」と
バスの中で延々とG.W.のお楽しみトーク。
聞いてるだけで僕も幸せ気分になって来ます。
ももさんのゆうまくん、ニコニコブランコ遊び。
春の日差しを浴びながら
まったりゆったり御機嫌スマイル。
おおらかで明るい笑顔は変らないのですが、
こうして見て見るといつのまにかすっとしゃっと
大きくなったように見えてなんか不思議。
これが「ももになった!」の想いなのでしょう。
お兄ちゃんとしてがんばっているゆう君です。



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