2025年度 4月の幼稚園
4月第2週、3週
【今週のスナップ 4月10日】 さあ、始まりました新学期。 おかげさまでお天気続きで、 子ども達は朝からお外に繰り出しています。 『どの子にとっても新年度』と言うことで、 それぞれが新たな生活の糧として 自然の中に自分の想いの赴く「これ!」を見つけています。 すみれになった美香先生と いとちゃん達。 おやまさんぽで探していたのは『すみれの花』。 すみれになった自分達のことを想いながら、 野生のすみれが群生している丘で お花摘みを楽しんでおりました。 一輪や二輪だけしかなかったならば 「採らないで置いておいてあげて」と言いそうなところを、 これだけあったら「いいよ、いいよ!」 と言ってあげられます。 『自然を大切にしているとこんなご褒美ももらえるんだよね』 とそんな想いで見つめた情景でありました。 また園庭ではカニ捕り・虫捕りも始まりました。 『カニ・マンホール』を開けてみれば カニが入っていて大喜びのこの子達。 一方、虫の方はまだ中々姿を現さず、 やっと見つけたダンゴムシに御機嫌顔の子ども達でありました。 新たな生活の中にあって 不安や想い通りにならないこともあるけれど、 こうやって自然の中に身を置けば そんな想いを吸い取って行ってくれるから不思議です。 神様から与えられたこの保育環境に 心より感謝です。 |
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4月11日 もも組 『新生もも組』が動き出しました。 実祐先生と礼拝を守りお兄さん・お姉ちゃん顔のこの子達。 ばらの時は姿勢なども含めて なかなか準備が出来なかった子達も、 ちゃんとやって見せてくれるから大したもの。 『ももさんになった!』の想いは こんなにも大きいんだってところを僕らにも見せてくれています。 礼拝の後はダンス大会でひと踊り。 子ども達が次々と繰り出して来るリクエストに ひとつひとつ応えて一緒に踊ってくれる実祐先生。 そんなところに『自分が受け入れられている』 と言う充実感と満足感を感じ、 この子達もまたがんばることが出来るのでしょう。 『やだやだ君』も『あだあだ君』も今のところ張り切って 心も体も伸び伸びはつらつやってます。 心がヤダヤダってなった時も こうして身体を思いっきり動かしてみたなら そんな想いもどこかに飛んで行ってしまうみたい。 踊った後はさっぱり・すっきりした顔をしていた ももの子ども達でありました。 お互いの『緩さ』が癒しとなっている この子達と実祐先生の新コンビネーション。 ピシッとするところはピシッとしながら、 ほわーんとしていい時はゆったりと、 そんな『良い感じ』でがんばっているこの子達。 ここからどんな姿を見せて行ってくれるか、 今からとても楽しみです。 |
【今週のスナップ 4月11日】 登園時はまだちょっと調子の出ないばらさん達。 そんな時はみんなで誘い合わせて ヤギ牧場までおさんぽです。 ゆく道すがらヤギのために草を採って行ってくれる子ども達。 もう最後となった菜の花を「えい!」と力一杯引っ張れば、 根っこが大きな大根になっていてびっくらこ。 ひとつひとつ自然が見せてくれる驚きと感動に 心弾ませ『おやまさんぽ』を楽しんでおりました。 みんなが手に手に一杯持って来てくれた葉っぱのごはん。 それをあっと言う間に平らげでしまうヤギに これまたびっくり&大喜びの子ども達。 自分の手にしていた葉っぱをむしゃむしゃ 食べてくれる二匹のヤギを、 嬉しそうに見つめていたものでありました。 こうしてまたひとつ 幼稚園の生活リズムの中に リフレッシュボタンを見つけたばら組さん。 自分達もそうだったから すみれ・ももさん達も優しくお付き合いしてくれます。 こうやって『朝からヤダヤダうえーん!』の日も こうしてここにやって来れば、 気持ちを立て直し残りの時間をがんばれる そんなルーティーンを作りつつあります。 『自分の嬉しい』を見つけることが出来たこと、 それがなにより。 また明日もここに来ようね! |
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4月14日 すみれ組 美香先生とすみれさん達、 早速色々な事に挑戦しています。 まずは髭のおじちゃんと籾蒔きでひと仕事。 苗床に種籾を「こんな風に撒くんだよ」 と教えてもらったのでありますが、 また遠慮がちにぽらぱらやっているこの子達。 そんな子達に『もっと想いを出してやって欲しい』 と願う美香先生が 「こんな風にもっといっぱい!」ってやって見せたなら、 やっとちょっと増し増しで撒き始めた子ども達。 『真面目ちゃんぞろいのこの子達が、 いろんな体験を通して 今の自分の殻を破って行ってくれたら…』 と思いつつ見つめた風景でありました。 始め恐々、でもやってみれば面白くって沼にはまる。 そんなこの子達とこの籾がどうなってゆくか、 僕もちょっと興味津々。 『言われたことをちゃんとする』ばかりでなく、 自分の想いをもって色々なことに 取り組み・具現化して行ってくれることを願っています。 後日、子ども達がやって来て 「キッチンペーパーと塩ください」 って言って来たので 「何するの?」 と尋ねみんなの所に着いて行ったら、 髭のおじちゃんから別にもらった籾を 比重で選別するのだとか。 おじちゃん任せだけでなく 自分達でもやってみようと言う すみれさんの挑戦に、 『いいよね!そう言うの!』 とその奮闘チャレンジを 嬉しく見つめたものでありました。 また野菜栽培計画もみんなで相談しているこの子達。 図書室までやって来て 何か調べ物もしていました。 さあ、来週はどんな展開が待っているか。 何かワクワクしながら見知らぬ未来を見つめる すみれさんの姿が眩しい今日この頃です。 |
4月15日 すみれ・もも・ばら組 今日は今年最初のサッカー教室。 初挑戦のばらさん5人を迎えまして、 去年以上にやる気を見せていたこの子達。 昨日の雨も上がりまして 今回は外で出来ることとなりました。 『ボール鬼ごっこ』から始まったレッスンでしたが、 勝手を教えてもらって早速ばらさんも仲間入り。 僕らが思った以上に積極的に ボールを抱え走りつつ、 『投げてタッチ!』 をやっていたばらさん達でありました。 それから『ボール取り合戦』や『点取り合戦』などの サッカー競技もやったのですが、 それらでもすみれだけでなく もも・ばらさんも残っていてその奮闘ぶりに大ビックリ。 『勝ち残り競技』になぜ残れたのか分からないような子達もあったのですが、 ボールに対する『嗅覚』と言うか『球際の強さ』なのでありましょう。 最後の「5,4,3,2,1!」の終了カウントダウンで 足元にボールが転がって来て、 勝ち残りを決めていたこの子達。 最後まで諦めない・ボールを見続けることの大切さを 僕らに教えてくれたような気がしたものです。 まだ幼稚園に心が慣れず 「くすん!くすん!」「やだやだ、うえーん!」 のばらさんもありますが、 身体の方は『しゃんとがんばりモード』で 周りの動きに反応しているからこれまたビックリ。 その姿にフィジカルのポテンシャルの高さを感じ、 『この子達だったらだいじょうぶ!』 とそんな想いで見つめています。 最後は試合をやったのですが、 この頃になると電池切れで 「もう疲れた!」と言う子もあって思わず笑ってしまいます。 でもでもこうして想いを口に出してくれたなら 僕らもその気持ちに寄り添ってあげられます。 新たな環境下において 自分の想いを言語化出来ると言うことは とても大切なことなのです。 『お口が達者』と言うことは 社会の中では大きな自分の味方になるものです。 そんな自己主張が出来るこの子達のことを 嬉しく・ちょっと可笑しく見つめた僕でした。 そんな試合において大活躍を見せてくれたのは やはりすみれ・ももの子ども達。 去年のすみれはワイワイ!ヤイヤイ!言いながらやるのが個性 そんなキャラクターだったけど、 今年のすみれは『不言実行』 サッカーを身体で体現して見せるタイプ。 鮮やかなゴールをいくつも見せてくれたのですが、 フィジカルのポテンシャルやテクニックもあって 「さすがだなぁ」と思い見つめたものでした。 今回は久しぶりに外で出来ましたが、 やっぱり屋外でボールを追いかけるのは気持ちの良いもの。 今年も一年、元気にサッカー教室に取り組んでゆけますようにと、 そんな想いで最後の礼を見守った僕でありました。 平家コーチ、 今年も一年どうぞよろしくお願いいたします。 |
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4月18日 ばら組 ばらさんは週の最後の金曜日、 礼拝からの様子を覗いて来ました。 生活リズムに慣れるのに奮闘中の新入り君と、 自分のことは自分で出来て ちょっと余裕の進級児。 でも余裕が過ぎて 「あっ、忘れてた!」ってこともあったりして、 『そうそう、三歳ってそんなもの』 と思いながら この子達と先生のがんばりを見つめたものでありました。 礼拝の流れを引っ張るのは 進級組と眞美先生。 えりか先生と新入り君はそんな先輩のリードに導かれながら、 ひとつひとつ『礼拝』と言うものを理解し受け入れて行ってくれています。 ここでは「やだやだ!」言う子もありませんで ちょっとほっとして見つめた情景でありました。 礼拝の後は日替わりで 色々な事をやらせてくれているえりか先生。 この日はダンスでリフレッシュ。 「『かえるのたいそう』がいい!」 と言う子ども達にお応えしてみんなみんなで踊ります。 ノリノリで踊っている子、 所々スイッチが入って笑顔を見せてくれていた子と、 それぞれに自分の想いをダンスの中で 顕してくれていた子ども達。 元気一杯の姿が見られて 嬉しい想いでこの子達のことをみつめた僕でありました。 この子達&えりか先生の新クラスはとってもいい感じ。 きっときっとこれから色んなことが もっともっと『だいじょうぶ』になって行ってくれることでしょう。 子ども達の元気はつらつの姿から そんな想いを感じたものでありました。 |
今週の顔 | |
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ばらさんになったなぎ君です。 ひよこの頃から来てくれていたので ベテランさんのように思えますが、 幼稚園で過ごす初めての春。 色々な初めてに戸惑いながらも 色々な発見を楽しみ自分を勇気付け、 がんばってやってくれています。 ヤギのお世話も大好きな なぎ君です。 |
ばら組のあゆむちゃん、 ブランコに乗って御機嫌笑顔。 僕の顔を見れば 「狼になって」「どろぼうになって」と 『ごっこ遊び』にいざなうあゆむちゃん。 それに乗ると「キャーっ」って逃げたり 「パァーンチ!」と戦ったり、 なりきり少女のあゆちゃんなのです。 |
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ばらさんのかなたくんです。 朝はちょっと涙が出ちゃうこともあるけど、 自分の『これ楽しい!』を探しながら 幼稚園を楽しんでくれています。 砂で真っ黒になった掌に大喜びしたり、 葉っぱを食べるヤギに驚いてみたり、 そんな一つ一つの感動を心の糧に 嬉しい顔を見せてくれているかなた君です。 |
ばら組さんのゆいかちゃん、 いつもの指定席でゆらゆらブランコ。 時々「しくしく」ってなることもあるけれど、 ブランコに揺れて揺られてしていたら こんな笑顔を見せてくれるから一安心。 初夏の風を受けながら 心もふわっとテイクオフ。 大きく飛ぼうとしているゆいかちゃんです。 |
【 今週のスナップ】 先程のイースター礼拝を受けまして、 みんなで卵探しをやりました。 ここ数年いつもお天気が悪かったのでありましょうか。 久しぶりにお外でやる卵探しに 子ども達も大喜び。 でも探す場所が広すぎて すみれさんでもなかなか見つけることが出来ません。 実際、緑の草の中に緑の卵が隠れていると 大人の僕らでも見分けがつかないほど。 いつもやっていたホールの中は 色の違いですぐに気付いたものでしたが、 「自然ってすごいなぁ」と改めて思ったもの。 そんな苦戦を強いられながら、 先生達にヒントをもらいながら、 一人・またひとりと卵を見つけ出して御機嫌顔。 最後にはみんな見つけることが出来まして、 手にした卵を嬉しそうに掲げながら 笑顔を見せていた子ども達でありました。 可愛いイースターラビットが隠してくれた今年の卵。 「やっぱりお外でやるのがいいよね」 と言うことと、 自分も隠し場所を知らない卵を探す楽しさを、 改めて感じることが出来た時となりました。 この子達もそんな想いを感じてくれたなら嬉しいこと。 楽しかった思い出話をお家でも 一杯聞いてあげて下さい。 |
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4月21日 すみれ組 只今色々がんばっている『すみれチャレンジ』、 今日は『野菜を育てようプロジェクト』に挑戦です。 みんなで決めた野菜を買いに出かけたすみれさん。 宮内のJAグリーン・そして喜木のDCMまで バスに乗って行って来ました。 『 お出かけが嬉しい』『お買い物も楽しみ』と バスの中でもおしゃべりの言葉が弾んだこの子達。 気分上々のスタートとなりました。 JAグリーンに着いたら早速、 元気の良さそうな苗を目利きし始めた美香先生&子ども達。 お目当ての野菜があるか、 ぐるーっとひとまわりしたその後で 選りすぐりの苗をピックアップ。 それをレジまで持って行って、 「お願いします!」とお買い物に挑戦して来たのでありました。 また野菜の土も買ったのですが、 「待っている間は下におろしておいていいよ」 と言ってもかたくなにおろさないこの子達。 相変わらずの真面目さとがんばりに驚かされたものでした。 でもここでがんばり過ぎたのか、 帰りのバスではみんな無言。 「今日はここで終了?」と思ったのですが、 苗は活きの良さが大事。 続けて苗植えのお仕事に取り組んだ 美香先生とすみれさん達でありました。 するとまた『スイッチON!』となったこの子達。 課題に対していつも一生懸命がんばって 向き合ってくれるこの子達のひととなりを 嬉しく見つめたものでした。 苗の植え方を教わりながら ひとりひとつずつ野菜の苗を植えてゆきました。 張り切りモードに火が付いたこの子達は プランターだってこんなにして運んでくれて 最後にお水もあげまして、 「今日のお仕事終了!」。 本当にお疲れさまでした。 でもこうして手塩にかけてお世話した野菜達が 大きくなって行ってくれたなら それは本当に嬉しいこと。 そんな想いと体験を一杯一杯出来るように、 神様どうぞお守りください。 |
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4月22日 もも組 ももさんは製作の風景、 こいのぼりの製作に挑戦しているところ。 『こいのぼり製作』と言っても色々な表現があるのですが、 今回実祐先生はその『いろいろ』をあれこれ取り入れて 子ども達に投げ掛けておりました。 八人八色のこの子達。 先先にやり進め早々に「出来た!」と言って来る子や (先生の指導とは違う方向に行っていることもあるのですが)、 ゆっくり画法や表現を楽しんでいるような子もあって (単にマイペースなのかもしれませんけど)、 みんなそれぞれに楽しそうにやっておりました。 でもこうして見ていると 「『一斉指導』の形になっているなぁ」 と思ったもの。 つい半年前は数人ずつやっていた製作でしたが、 その頃にしっかりと関わってもらった体験が 今につながっているんだね…と嬉しく思ったもの。 「どうするの?」「こうするの?」 と不安そうに製作を進めていた子達も 今では自分のペースでやり進めてゆける姿に その成長を感じたものでした。 それでもこれだけのボリュームの製作を この人数でやり進めてゆくので、 このこいのぼりづくりに数日をかけて じっくり取り組んでいた実祐先生。 それも新年度のルーティーンを作る過程にあって 良い方向に影響しているみたいと 思い見つめたものでした。 根は真面目なこの子達。 製作も『伸び伸びと』と言いながら、 羽目を外しまくる訳でなく、 でも『やらなくっちゃ』とセカセカやっている感じでもなく、 自分の想いとペースでこの製作を 楽しみ味わっている姿に見えたのがちょっと嬉しかったです。 それがこの子達と実祐先生の相性の良さ。 『こうしないと』となると一杯一杯になってしまうのありますが、 お互いの適度のゆるさと大らかさが 互いにとって居心地の良さを感じさせてくれているみたい。 そんなもも組の様子を これまた まったりと見つめていた僕なのでありました。 |
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4月22日 ばら組 今週から通常保育が始まって、 2時まで幼稚園でがんばっている5人のばらさん。 今日は合同礼拝で『イースターのお話』も聞いて それから園庭で卵探しも楽しんで、 がんばって活動に励んで過ごした日となりました。 なので「最後はどんな感じかな?」とお帰りの様子を覗きに行った僕でありました。 すると『イースターってなあに』の絵本を ばらさんに読んであげようと準備してくれていたえりか先生。 「イースターのお話、 合同礼拝の聖書のお話だけでは難しいよね…」 と思いながらも、 卵探しをしたりみんなでお祝いをしたり そんな経験をしてくれるだけでもいいかな… と思っていた僕。 でも『イースターってなに?』って言う一番大事なところを ちゃんとばらさん達に伝えてあげようとして この絵本を選んでくれたえりか先生。 その気持ちになんだか嬉しくなってしまいました。 この子達と一緒に改めて、 えりか先生が読み聞かせてくれるこの絵本を一緒にゆっくり味わった僕。 絵はシンプルで今時の『うまい』って感じの絵本ではないのですが、 イースターのことをちゃんと伝えようと 一生懸命描かれていることが伝わって来ます。 聖書のお話を語ったその後に イースターうさぎのストーリーが描かれていて、 小さい子達も喜んで読める そんな絵本になっています。 イースターはいわゆる西洋文化のものですが、 トピックスとしてはクリスマスと共に キリスト教文化圏のお祭りとして日本でも認知されるようになって参りました。 商業ベースが先行して受け入れられているようなところはあるのですが、 そこを入り口に気になった人が手に取って この『イースターってなあに』を読んでくれたなら 僕らも嬉しいなぁって そんな気になれる絵本です。 今日先生のお話に出て来た 『イースターうさぎ』と言うワードに反応していたばらさん達。 ちょっとユーモラスに見えるその所作と姿に 嬉しそうにしていたものでありました。 そうやって読み聞かせの時間もみんなで過ごしまして、 最後は一緒にお祈りです。 幼稚園のリズムをちょっとずつ 受け入れてくれるようになったらいいな… と思いつつ、 子ども達とえりか先生のゆったり流れるこの時間を 嬉しく見つめていた僕でありました。 みんなみんな、がんばっています。 |
【4月23日 お楽しみ会】 今月はお誕生日さんがいない月だったので、 『お楽しみ会』として行なわれたお楽しみの催し。 担当は僕でありました。 いつものように合同礼拝をみんなで守り お祈りを捧げたその後で、 この日のお楽しみが始まりました。 まず登場したのがぐりとぐらのペープサート。 「昨日、みんなたまご探ししたでしょう。 あれを隠したの、実は僕らだったんだ! 僕らはイースターねずみの ぐりとぐら! と『導入セクション』を作りまして、 そこから大型絵本『ぐりとぐら』の読み聞かせを 始めた僕でありました。 所々に弾き語りを入れながら 絵本を読み進めて行った僕。 準備の段階でペープサートで最後まで行こうと思ったのですが、 話しの中に出て来る道具や動物達があまりに多くって 素話にするのもペープサートでやり切るのもちょっと難しい…。 と言うことで大型絵本で読み聞かせをすることにしたのでありました。 やっぱり名作絵本は偉大です。 子ども達も話しを知っている子も知らない子も、 その流れに身をゆだね想いと言葉を挟みながら 読み聞かせに参画して来てくれるではありませんか。 そんな子ども達の後押しもあって最後まで走り切り、 大団円のみんなでパンケーキを食べている頁を開きまして 「僕らはみんな生きているー!」 と今タイムリーのやなせたかしの『手のひらを太陽に』を歌って お話を終えたのでありました。 勿論そこは絵本に合わせて 「ねずみだーって、トカゲだーって、イノシシだーって」 と歌詞を替えて歌った僕。 それに子ども達は大喜び。 「他に何がいた?」 の問いかけに返って来た動物も乗っけてその上で、 「みんなみんな生きているんだ、友達なんだー!」 と締めくくったのでありました。 さて、そこから『身体を動かしてお楽しみ』 と言うことでまずは準備体操。 すみれさんからばらさんまで 只今大人気なのが『かえるのたいそう』。 そのリードをすみれさんにお願いしたら 「いいよ!」と壇上に上がってくれたすみれさん。 もも組の頃から前で踊るすみれに憧れていたこの子達。 「すみれになった!」の実感が この子達に喜びと張り切りマインドを与えてくれました。 そんなすみれに引っ張られて 下の子達も大ハッスル。 どの子にとっても嬉し楽しい 『かえるのたいそう』となりました。 さてお楽しみゲームのメインイベントは『爆弾ゲーム』。 先程の絵本を導入に、 白い卵に見立てたバランスボールを回して遊びます。 懐かしのいないいないばあっ!の名曲『ステキなたまご!』をBGMに 卵を回す子ども達。 「ぴー!」のホイッスルで爆弾爆発、 そこで持っていた子にはインタビュータイムが待っています。 どの子も負けるのはイヤだけど インタビューコーナーの主人公になれるのは嬉しいみたい。 上手にインタビュアーを指名し 受け答えもしておりました。 そうやりながらばらさんからすみれまで みんなで楽しむことの出来た卵爆弾ゲーム。 素敵なひとときをみんなで過ごすことが出来た そんな一日になりました。 |
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【4月24日 サッカー教室PLUS】 平家コーチからの提案、 『レギュラーのサッカー教室にプラスして サッカーをやりませんか』 と言うことで今年始めた『サッカー教室PLUS』。 幼稚園の都合で空いている日を提示させていただいたので 月も曜日もイレギュラー。 対象もすみれ・ももの上の子達と言うことで その第一回目がこの日行われました。 先日のサッカー教室ではばらさんもがんばっていたのですが、 やはり上の子達だけとなると 彼らもコーチも意識が変るよう。 この日はお天気ながら涼やかな気候のおかげで 最初から最後まで みんなよくよく体を動かして参加しておりました。 『ボールタッチ鬼ごっこ』から始まって タッチされたら鬼が増えてゆく『手つなぎ鬼』まで 色々なウォーミングアップでやる気を満たして行った子ども達。 そのコーチの投げかけと子ども達の反応の妙を 「やっぱり上手だなぁ」と思いつつ見つめた僕でした。 その後も『一対一対決』や『紅白対決』で 身体がよくよく動いていた子ども達。 「へぇーさすがだなぁ」と思ったものでありました。 さてこの日は『実戦試合』の時間も多く取ってもらい、 子ども達も本気勝負。 中でもすみれさんの大活躍を 嬉しく見つめたものでした。 ボールを取ってそこから ゴールに向かってまっすぐ進んでゆく男の子。 大量得点をゲットする姿の裏にその道理とセンスを感じます。 当たり前に聞こえますが、 そのベクトルが合っていれば 最後のワンタッチがなくても ボールは自然にゴールに吸い込まれてゆきます。 大概ファーストタッチでボールが横にそれたり、 相手のディフェンスで進路を変えざるを得ないだったりして、 なかなか上手くいかないもの。 でもその子は初めの一歩の駆け出しと ボールタッチのセンスによりまして、 その日軽々ハットトリックを達成しておりました。 一方すみれでも『サッカー好き』と言うよりは 身体を動かす事が好きと言う女の子。 コーチが繰り出す浮き球に対して 毎回手が出てボールコントロール。 身体が先に反応してしまうのでしょう。 そんな彼女の想いの強さを感じつつ、 伝説の『マラドーナの神の手ゴール』を思い出して ひとり大笑いしていた僕でした。 そんな普段よりちょっとレベルアップした感じで行なわれた 『サッカー教室PLUS』。 何が違うと言うのではありませんが、 子ども達の意識の違いがパフォーマンスになって顕れることを この目で見させてもらった気がしたものです。 この子達、やれば出来る子達なんだと。 そんな嬉しい気付きも与えられたこの日のサッカーとなりました。 平家コーチに感謝です。 また次回もよろしくお願いいたします。 |
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【今週のスナップ 4月25日】 興味深いトピックス盛り沢山の今週でしたが、 最後の最後にもう一つ。 雨のたびに園庭でケロケロ鳴いていたカエルがあったのですが、 足元から声がしているのに絶体見つからなかった彼は『かくれんぼ名人』。 そんなカエル君を「いたよ」と見つけて持って来てくれたのは髭のおじちゃん。 「どっちもすごいなぁ」と思いながら カエルを受け取った僕でありました。 さて、幼稚園イチ生き物好きなばらの男の子。 バケツの中のカエルを遠目に見つめながら でも心は興味津々。 直接触るのは恐いようで 「サワガニは平気で触るのに」 とその違いを面白く見つめた僕でした。 それではと言うことで飼育ケースを持って来ると 途端OKモードになった彼。 あっちこっちにケースを持って回っては 「ほら!かえる!」とみんなにプレゼンしておりました。 そんなカエルに興味を示した上の子達。 早速図鑑を広げて 「何カエルかな?」と調べ始めます。 こちらはこちらで目の前の本物そっちのけで 図鑑一辺倒になりそうだったので、 みんなに良く見えるところに飼育ケースを置いて 観察会を始めました。 するとそこに通りすがりの子達が足を止め、 これまた興味津々に覗き込んでゆきます。 遠目に見たならじっとしているように見えるカエル君ですが、 よくよく見るとのどをひくひくさせているのに気付いた子ども達。 「 子どもの目って良く見えるんだねぇ」と そんな発見を嬉しく見つめたものでありました。 さてお片付けの時間となりまして 「その日一日観察した後で今回は逃がしてあげよう」 と言うことになったカエル君。 まだ寒さも・季節が早いのもあって カエル君のエサになる丁度サイズの虫達が まだまだなかなか見つからないから。 この日捕まえて入れた蜘蛛は大きすぎて カエル君の口には入らなかったのでありました。 ももさんの下駄箱の所で一日過ごしたカエル君。 みんながそーっとしておいてくれたので コロコロと綺麗な声で鳴き出しました。 ぱっと見、見分けが難しいところのあるこのカエル。 「一般的なアマガエルとシュレーゲルアオガエル、 この子ははたしてどっちだろう?」 と迷うこともあるのですが 綺麗な声で鳴くのはシュレーゲルアオガエル。 アマガエルは歌の通り「ゲロゲロゲロゲロ」と ちょっとハスキーな声で鳴くので、 鳴き声でアオガエル君と確定出来ました。 そんなカエル君に「鳴いたよ!」と目を丸くしていた子ども達。 色々と嬉しい発見を与えてくれた アオガエル君でありました。 その日のお預かりも終わりの頃。 「じゃあ、逃がしてあげよう」 と言う段になりました。 先日、サワガニを逃がす・持って帰るで 珍しく大泣きを演じたばらの男の子。 普段は「僕はお兄ちゃんだから」とがんばっているのですが こう言うところはセンシティブな所もあると言うことを知っていたので この日もまたあるかなと思っていた僕。 でも自分から飼育ケースを開けてカエル君を逃がしてあげた男の子。 この数日のうちに大きな成長を見せてくれた彼のことを 嬉しく見つめた僕でありました。 いろんな体験・経験が この子達にいろんな物を与えてくれた 今回のアオカエル君との素敵な出会い。 またもっと暖かくなって ちゃんとお世話出来る季節になったなら、 もうちょっと長く幼稚園にお泊りしてもらうことも出来るかも。 それまではいったんさようなら。 また遊びに来てね! とアオガエル君を見送った僕らだったのありました。 また幼稚園に遊びに来てあの綺麗な声を聞かせてね。 |
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【4月28日 ひよこクラブ&すみれ組】 今日は今年度最初のひよこクラブ。 今年は先生達が月替わりで担当してくれることになりまして、 それが楽しみなひよこクラブです。 トップバッターは美香先生。 今回はすみれの子達にお手伝いをお願いしまして、 賑やかでパワフルなひよこクラブとなりました。 小さい子が多い最近のひよこクラブ。 そんな中『こうやったらいいんだよ!』 を体現して見せてくれるすみれさん。 小さい子達に向けた手遊び・リズム遊びでも、 課題やテーマを与えられると その気になって大いにがんばれるすみれさん達。 「こんなことも出来るようになったんだねぇ」 と嬉しい想いで見つめたものでありました。 それから先週幼稚園の子達とお祝いしたイースター。 それをモチーフに卵のペープサートで お楽しみ劇場を見せてくれた美香先生。 卵の中から生まれて来るキャラクター達に 大喜びのひよこちゃん達でありました。 お土産のイースターエッグももらって すっかり御機嫌さんになってくれました。 また五月の『子どもの日』にちなんでこいのぼりも登場。 ちっちゃいこいのぼりにひよこちゃん達手ずから ごはんを一杯食べさせてあげたなら、 大きなこいのぼりになって出て来てみんなびっくり! 「そう言う演出上手だよねー」 と次々に話がつながってゆく展開を 感心しつつ見つめた僕でした。 またそこでもすみれさんが大活躍。 いつも幼稚園の空を泳いでいるこのこいのぼり達なのですが、 身近に見たらこんなに巨大。 それをホールの中で泳がせて ひよこちゃん達を遊ばせてくれました。 みんな嬉しそうにはしゃぎまわっていたのが とても印象的でありました。 さてさて、盛り沢山のこの日のひよこクラブ。 最後はこいのぼりの製作です。 お母さんと作ってもらった自分だけのこいのぼりに、 お土産の『お菓子こいのぼり』(こいのぼり柄のビスコ)も付けてもらって、 大喜びの子ども達。 すみれさん達も眞美先生とこいのぼりバッグ作りで 楽しいひとときを過ごしておりました。 今年は小さい子達のお世話で 元気な声と姿を見せてくれている眞美先生。 こんなに大きくなったこの子達のことを 久々に寄り添い傍で感じることの出来たこの時を 嬉しく受け止めていたみたい。 そうやりながらいくつもの気付きを与えられた この日の触れ合い・関わり合いとなりました。 今年最初のひよこクラブ、 みんなにとってなんか嬉しい時を一杯一杯味合わせてくれた そんな回となりました。 来てくれたひよこちゃん・そしてお母さん達に感謝です。 次回は5月19日(月)です。 今年から準備の関係で 参加出来る方には事前のお尋ねをしています。 当日参加出来そうな方はどうぞお知らせください。 皆さんのお越しをお待ちしています。 |
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【今週のスナップ 4月30日、5月1日】 風薫る五月に入りました。 今年も幼稚園の裏山に大きな筍が出現。 恒例の『子ども達と背比べ』で その大きさに声をあげてくれた子ども達でありました。 それに続いて誰からともなく始めたのが筍の皮むき。 これもお約束と言うか『風物詩』と言うか、 なかなか剥けないタケノコの皮に 「むけない!」と言いながらもがんばりチャレンジで挑んでいた子ども達。 下の方・それも折り重なっている外側から剝いてゆけば、 きれいに剥けるってアドバイスをちょっとそしたら、 あっと言う間にコツを掴んで ペリペリむきむき出来始めたこの子達。 その対応力の高さに驚いたものでありました。 もう一つ意外だったのがえりか先生と実祐先生。 先生達が率先しながら楽しさそうに 子ども達と筍の皮むきに勤しんでいる姿を見つめ、 「ああ、うれしいな」と思ったものでありました。 日土の自然と季節を感じてもらえたなら それは僕にとっても本当に嬉しいこと。 そんな僕らのことを受け入れてくれた 先生達のひととなりが垣間見られた 今年の『筍狂騒曲』でありました。 いつもならこの筍、 『皮剥いておしまい』なのですが、 これをヤギ牧場に持って行ったら 大喜びで食べてくれることが判明。 それも剥いた皮は皮でムシャムシャムシャ、 筍本体もぼりぼりぼりとみんな食べてくれるではありませんか。 この子達のお仕事もヤギ達の為に用いられ、 心地良い労働をその身と心に感じてくれていた この子達でありました。 みんなみんなありがとう! |
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【今週のスナップ 5月2日】 去年は鳥に全部取られてしまった幼稚園のサクランボ。 と言うことで今年は早めに採りに行きました。 久保田のおじちゃんが鳥除けのネットをかけてくれたおかげさまで、 今年は赤い実がたわわに実り生っていたおいも畑脇のさくらんぼ。 先生達にお手伝いしてもらいながら 自らの手で収穫したさくらんぼを 嬉しそうに見つめていた子ども達でありました。 早速それを幼稚園まで持って帰って、 洗ってみんなで「いただきます!」。 「美味しい!」「美味しい!」と言う子ども達に 『やっぱり自分の手で取ったさくらんぼは格別なんだね』 と嬉しく見つめた僕でした。 お行儀のよい現代っ子のこの子達。 『タネはどうしたらいいの?』とそんな顔でこちらを見つめて来るから、 「タネ飛ばし競争しよう!」と美香先生。 アジサイの丘に向かってぷっ!っとすると 子ども達も『ぺっ、ぽと…』、 足元に自由落下。 『こんなことしたことないんでしょう』と思いながらも やりながら段々とそれっぽくなってゆくこの子達を見つめながら 『経験だよね』『くり返しだよね』 と思ったもの。 口をすぼめ口腔内の圧力を高めつつ、 それを一気に開放しタネを押し出すことで発射する『タネ鉄砲』。 何度も何度もチャレンジしていたこの子達でありました。 これから始めるピアニカも こう言うフーっの体験がきっと生きて来るであろうすみれさん。 舌や口先をうまく使えるようになったなら、 ピアニカの技法『タンニング』も上手に出来るはず。 そんな想いでこの子達の奮闘ぶりを見つめた僕でありました。 4連休前の最後の日に、 こんな素敵な体験が出来たこの子達。 休み明け、もう一度行けたらいいね。 今日お休みだった子達のためにも。 こんな沢山の自然の恵みと経験を 僕らに与えてくださった神様に心より感謝です。 |
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今週の顔 | |
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すみれ組のかえでちゃん。 身体を動かすことが 得意で大好きなかえでちゃん。 ブランコ漕ぐのもブンブンすごくて 靴の裏しか写りません。 そこで斜めから撮ったのですが 絶妙ショットの一枚が撮れました。 元気一杯躍動少女のかえちゃんです。 |
もも組さんのななちゃんです。 いつもニコニコのななちゃんに 冗談を言うと「やぁだぁー」のリアクション。 「そんなかわいい返し、誰の真似?」 と尋ねたなら「お父さん!」。 お家の中でも愉快な会話が 繰り広げられていることが 伝わって来たななちゃんちのお話でした。 |
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ももさんのがくちゃん、 心地の良い初夏の風に吹かれながら のんびりまったりサイクリング。 なんとも御機嫌さんな顔でありました。 こんなひとり時間を味わったり、 砂場での『みんなでプロジェクト』に 張り切りがんばってみせてくれたりと、 色んな姿を見せているがくた君です。 |
ばら組さんのだいきくんです。 砂場遊びが大好きなだいき君。 大きい子達に交じって すっかり砂場の主となりまして、 心ゆくまで泥々遊び・砂遊びを 楽しんでくれているみたい。 こんな笑顔で遊んでいる 元気なだいき君でありました。 |