2024年度 6月の幼稚園

6月第2週

6月4日 すみれ・もも・ばら組
今年度三回目のサッカー教室。
今回も青空の下、元気にサッカーをすることが出来ました。
気温もそこまで上がらず風も爽やかに吹いていたので
今日もなんとか最後までがんばれた子ども達。
これくらいの気候がありがたいと
感謝のうちに終えることの出来たサッカーでした。

『ボール当て追いかけっこ』から始まった今回も、
ばらさんが喜んでやってくれていて
とてもうれしく思いました。
当のばらさんもボールを抱えて大喜びで駆け回っていたのですが、
『ボールを誰かに当てる』と言うところまで想いが行かぬよう。
ただただボールを持って走るのが嬉しい!ってそんな感じ。
日頃「走っちゃダメ!」「投げちゃダメ!」
って言われることの多いこの子達。
先日の家族参観日でもそうでしたが、
広いコートやグランドを見るだけで走りたくなっちゃって
走ってみれば走れる自分に嬉しくなっちゃうのかもしれません。
「走って!」「おいかけて!」と言ってくれる先生の言葉に
「よっしゃ!」とスイッチが入るのでしょうか。
そう考えたなら導入としてはとっても良いミッションなのかも…と
今更ながら思いつつ見つめた情景でありました。
でもボールを投げたくなくて・誰かに当ててもボールを持つ方がやりたくて、
コーチの意図とは違った行動を取り続ける子達に
「最初はこんなもん」と少々笑いながら思ったものでもありました。
ルールやゲーム遊びの楽しさ、
『どこが楽しいのか』『どうしたら勝ちなのか』
と言うことを段々と理解して行ってくれたなら、
やる気に満ちたこの子達の行動が
僕らの想いに近づいて来てくれるんだと信じています。
今は「ヤダヤダ!」言わんだけ上等です。

続いてすみれさん二人にお手本になってもらって
「足でのボールの取り合いをやってみよう」と平家コーチ。
コーチの説明したことをみんなの目の前でやって見せてくれたすみれふたり。
追加で入れ込まれるルールも理解しながら
『こうやってやるんだよ』ってところを
みんなに見せてくれました。
ばらの頃、ボールを取られて「やんやん!」言ってたこの子達が…
と思うと感無量。
そうかと思えば
ボールの取り合いに際して転んでしまった男の子。
「反則!」「ずるい!」とやいのやいの言って来ます。
誰が見ても『ノーファール』のプレーだったのに、
ボールを取られたこと・自分がこけてしまったことに怒り心頭の彼は大激高。
「そう言うところは変らないのね」と笑ってしまうことも。
そう、子どもの成長とはこんな感じの行ったり来たり。
それを繰り返しながら螺旋階段を登ってゆくように
いつの間にか上へと登ってゆくものなのです。
まだまだ先がある彼らの伸び代を見せてもらった気がしたものでありました。

さてさて、そうしてマンツーマンのボールの取り合い合戦が始まったのですが
ばらさんもその気になってやっているからびっくらこ。
眞美先生がついてずっと声をかけ続けてくれていたばらさん3人組の戦いは
なかなかに見ごたえのあるものでありました。
そんなミッションを経て最後は紅白戦。
今回はゴールに入ったボールをそのままそこに残して進めてゆくゲーム形式でやったので
『何対何』と言う試合結果が一目瞭然。
すみれが少なかったこともあるのですが、
その中でボールを自分で持ち込んでシュートまで決める
ももさん達の大活躍がひときわ光っておりました。

そんなこんなでまたあちらこちらで
進化の姿を嬉しく見せてくれたこの子達の今月のサッカー教室。
それだけでも感謝なのに
今回は日本サッカー協会から子ども達一人一人にボールのプレゼントをいただきまして
本当に嬉しいことでありました。
ボールにケースにリュックサックの豪華豪華のプレゼント。
本当にありがとうございました。
サッカー振興PRの冊子もお配りしますのでご一読いただき、
ご理解・ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。


【今週のスナップ 6月5日】
今日は幼稚園の畑でジャガイモ掘りを行ないました。
今回も久保田さんとひげのおじちゃんにお世話いただき、
ジャガイモを掘ることが出来ました。
2月の終りに植えたジャガイモが3か月経って丁度掘り頃になりまして、
勇んで丘の畑までやって来た子ども達。
おじちゃん達にご挨拶をした後、
早速ジャガイモ掘りに畑に入って行きました。

掘ってみると大中小と様々な大きさのジャガイモがゴロゴロゴロと出て来ます。
それを手に手に「おっきい!」「ちっちゃい!」「いっぱい!」と
それぞれ想いを口に顕す子ども達。
これも与えられたジャガイモの個性・多様性
(ジャガイモ農家さんからしたらバラツキと言われるものかもしれませんが)
があってこそ。
そんな自らの手で掘り上げたジャガイモ達の個性を
大いに喜んでくれた子ども達の素敵な感性を
嬉しく見つめたものでありました。
今年はコンテナ2杯分の収穫で残念…と言う声も聞かれましたが、
子ども達にとっては貴重で素敵な体験の場となりました。

喜びの中で記念撮影をした後、
畑を後にした子ども達。
おじちゃん達に感謝の言葉を述べて帰って行ったのですが、
ここでも『成長するってこと』と『そのために多くの人が支えてくれている』と言うことを
感じる事が出来た大切な時となりました。

さて、お楽しみはさらに続きます。
「持って帰るおいもを自分で選んでいいよ」
と先生に言ってもらって真剣なまなざしで目利きを始めた子ども達。
それぞれにこだわりのチョイスをいたしながら
袋に入れてもらっておりました。
おうちではポテトチップスやカレーにして食べる!
と言っていた子ども達。
それぞれのご家庭でどんなお料理となって振る舞われたのでありましょうか。
子ども達の武勇伝を聞きながら
美味しく食べていただけたなら嬉しいです。

この収穫・そして一品のお料理のために
いくつもの手数とお世話をして下さったみなさん、
本当にありがとうございました。
皆さんのひと手間ひと手間がこの子達の成長につながっていること
心より感謝です。

<ばら組>

<すみれ・もも組>


6月5日 すみれ・もも組
今日のこの子達、
先月プランターに植えたピーマンの初物を
めでたく収穫しておりました。
もっとも購入が遅かったせいで買った時には
小さなピーマンがついていたのですが、
あれから時は流れて早3週間。
なんか立派なピーマンに成長してくれまして
みんなで嬉しく収穫することが出来ました。

時々水をあげるのを忘れちゃって
そんな時にはひげのおじちゃんがお水をあげてくれたり、
支柱なんかのお世話も知らない間に先生達がしてくれていたりと、
そんなこの子達の初チャレンジ・アグリカルチャーでありましたが
やっぱり大きくなってくれると嬉しいものです。
今週の合同礼拝では『成長させて下さったのは神です』の聖句の話をしたのですが、
その時にも引用させてもらったこのピーマン。
植えたのは僕らだったけれど、
それだけでここまで大きく成長して来たんじゃないよね。
色んな人が手を貸し・お世話もしてくれた中で、
神様がいつも見守り育てて来て下さったから
こんなに大きくなれたんだよと言うお話。
それはみんなも同じ。
色んな人が君達のことをお世話し・大切にして来てくれたけど、
やっぱり神様が守って下さったからこそ
ここまで大きく成長出来たんだよと言うお話を
子ども達に聞いてもらいました。
そんなお話もこんな実体験があってこそ
この子達の心の中にしっかりと息づいて行くのです。
大きくなるってことは嬉しいこと。
成長するって喜ばしいこと。
でもその成長を支えるものとして
家族や友達・先生達の支えをきちんと感じ、
全てを守り導いて下さる神様に感謝することを知って初めて、
本当の心の成長につながるのです。

さて、そんなしてみんなが見つめる中、収穫した1個のピーマン。
実祐先生が目の前でお料理してくれまして、
それもみんなで見つめた子ども達。
いつもなら「ちょっと苦手」「いらん!」と言う子もあるのですが、
かねての計画通り焼き肉のタレで味付けした焼きピーマンを
みんなで分け合いながらいただきました
こう言うのはやはりお膳立てが大事。
みんなが「おいしい!」「おいしい!」と言う中で
口にしたひとかけのピーマン。
自分で収穫・目の前で料理・みんなでいただきます&おいしい!おいしい!
そんな状況の中で
その子の口からこぼれた「おいしい!」のひとこと。
「これぞ食育!」と嬉しく見つめた情景となりました。
こんなことがきっかけとなり、
みんなが色んなものを食べられるようになって行ってくれたなら嬉しいことです。


6月6日 たんぽぽ組
今日は歯科検診がありました。
その準備として紙芝居でお勉強していたたんぽぽさん。
美香先生演じるムシババイ菌の声色が迫力満点で
いつもはうひゃうひゃしている子達も
真剣な顔つきで紙芝居に見入っておりました。
こう言う導入、やっぱり上手な美香先生。
この歯科検診直前のタイミングでインプットされる情報は
子ども達の心をしっかりとつかみ、
きっと残って行ってくれることでしょう。
一年の流れの中でやるべきことや行事は数多あるけれど、
それがやっつけ仕事ではなく
こうしてきちんと学びにつながってゆくよう投げ掛けてゆくのが大事なんだよね…
と改めて思わされた情景でありました。

そして始まった歯科検診。
それぞれにチェックしてもらって
気になるところは指摘してもらったので、
また歯医者さんに行って治療したり
日頃の歯磨きケアーに力を入れたりしてゆきましょう。
今日来てくださった須川の『うつのみや歯科』・宇都宮先生は日土幼稚園の卒園生。
新卒の頃の潤子先生が担任で、
『お泊り保育』では佐和子先生に五右衛門風呂に入れてもらって楽しかったと言う想い出を
事あるごとに懐かしそうに語ってくれる僕らの先輩です。
そして記録をつけてくれた かなお姉ちゃんも卒園生。
長くやるほど古くなってゆく日土幼稚園ですが
こうして色んな人とつながり・支えをいただいていること、
それが何よりの宝物です。
卒園して行った子達がこうして立派になって帰って来てくれること、
それは本当にうれしいことでありまして
そんな『帰郷』があるから
1年でも長くここで日土幼稚園を続けてゆきたいなぁと思う僕でありました。
本日はお忙しい中、
歯科検診に来てくださった宇都宮先生・かなお姉ちゃん、
本当にありがとうございました。


【6月7日 避難訓練】
今日は火事想定の避難訓練がお昼の後、行なわれました。
お弁当給食もしっかり食べて
まったり遊んでいる自由時間のその時に、
非常ベル&パトサイレンが鳴り響く中
「台所から火事です!
煙を吸わないように気を付けて避難してください」
と拡声器で非常事態が告げ知らされました。
こんな時、パニックになったり
泣き出したりする子があるものなのですが、
この日はみんな落ち着いて先生の指示に従って
指定の避難場所まで避難することが出来ました。
その姿を見つめながら電話口で
通報訓練で消防署に電話をしていた僕。
意外とちゃんと落ち着いて行動している子ども達の姿を
頼もしく見つめたものでありました。

非常ベルを鳴らして避難指示、
そして初期消火&通報訓練と全てのことを終えて
集合場所に僕がたどり着いたのは4分後。
それまでに子ども達はちゃんと避難を完了しておりました。
僕が到着した時にも
口に手をあてていた子ども達。
ちゃんとしっかりやっていた様子が伝わって来ます。
その場で訓練終了を宣言し、
反省・総括を聞いてからお部屋に帰ってゆきました。

地震や家事など、
非常時はいつやって来るか分かりません。
でもこうやって練習し確かめ合って備えてゆくことが出来たなら
それは必ず僕らを支えてくれるものとなってくれるはず。
お家でも避難場所の確認や避難経路など、
有事を想定したシミュレーションを
どうぞみんなでやってみてください。
やってみて初めて「あ、これ」と言うものが
見つかるものなのだから。


今週の顔
もも組のいとちゃん、ブランコに乗って御機嫌笑顔。
いつも明るく元気ないとちゃん、
自分の想いを愉快な言葉に顕しながら
嬉しそうに遊んでいます。
かと思えば黙々コツコツとがんばれるそんな一面も。
鉄棒の前回りが出来るようになった時は何も言わず
僕を見上げて嬉しそうに微笑んでいた いとちゃん。
とってもキュートな女の子なのです。
ももさんのそうたくんです。
色々苦手なことがあるそうた君(みんなそうですが)。
ばらの時にはやる前から『じわーっと涙』だったけど、
ももになって『じわーっとがんばれる』ようになりまして、
ひとつひとつ色んなことが大丈夫になって来ました。
そうちゃんの今のトレンドは『大ピンチ図鑑』。
「〇〇しちゃって大ピンチー!」の大喜利大会で
『そんなの大丈夫!』って笑いながら言ってます。
ももさんのもとよし君、御機嫌顔のサイクリング。
ばらの時には「みゃーみゃー」言ってたもんもんが
ももになって急にお兄さんらしくなっちゃって、
なんかとっても嬉しい限り。
懐メロCMソングを「燃えろ男のー赤いトラクター
それがおまえーだぜー」と二人して
歌って悦に入っている僕ともんもん。
『昭和の素敵なあんちゃんの顔』で笑ってます。
ばらさんのじゅん君、
今月お誕生日で4歳になります。
甘え上手で人懐っこいじゅん君は、
いつのまにか僕のあぐらの中に座っていたり、
しゃがんでいる背中に乗っかって来たり。
気がつけばニコニコ笑顔でいつもそばに居てくれる
明るく可愛い僕の大の仲良しです。
お誕生日、おめでとう!



6月第3週

【今週のスナップ 6月10日】
今年もプールの季節がやって来ました。
「まだ寒いよねぇ」と言っていた今週の始め、
子ども達の手でプール開き・プール掃除が行なわれました。
今年初めての本格水遊びと言うこともあってか
「さむい!さむい!」と大騒ぎ。
それでも夏の始めの陽射しが降り注ぐその中で
楽しく水遊び&プール掃除が出来ました。
すみれ・ももさんはスポンジ持ってゴシゴシゴシ。
ばらさん達はその上から水鉄砲で水をシャワシャワシャワ。
水の感触を自分の身体と心で確かめながら
明日からのプールに備えていたこの子達。
今年も事故や怪我無くプール遊びが出来ますように、
神様にお祈りしながらプールをして行きたいと思っています。
毎朝の体調チェックや健康カードの記載に水着のお洗濯などなど、
また色々とお手数をおかけすることになりますが
どうぞよろしくお願いいたします。


【6月11日 合同礼拝】
今日は日土教会の松井牧師にお越しいただき、
子ども達へのお話の奉仕をお願いしました。
会うのも久方ぶりのはずなのに
松井先生を覚えていた子ども達。
今日はいつも以上の真剣な顔で
松井先生のお話に耳を傾けておりました。

今日先生がして下さったのは『ソロモン』と言う王様のお話。
ソロモンは神様に祝福され
ユダヤの王様になった人なのですが、
その時に「望みのものをあげよう」と言われました。
「みんなだったら何が欲しい?誰にも負けない力?」
と投げ掛ける松井先生。
「???」の子ども達でありましたが、
ソロモンは『全てのことをより良く解決する知恵が欲しい』
と神様にお願いしたのです。
王様になれば色々な問題が出て来て
困るはずと言うことを分かっていたソロモン王。
だから「知恵をください」と神様にお願いしたのです。

そうしてソロモンは賢い王様になりました。
でも『ソロモンの知恵』とは
神様に尋ね求める知恵だったのです。
王様になってからもソロモンは神様の御心に聴き
多くの人の幸せを祈って治世を行ないました。
「俺が一番賢いんだから俺の言うことを聞け!」
ではないんです。
僕達もこのソロモン王のように
何が良いことか・何が全ての人の幸せにつながることか
神様の御心に聴きながら、
周りの人達の想いも汲み取り寄り添いながら
共に生きてゆくことが出来たなら、
それが一番の幸せになるのだと思うのです。
子ども達にもそんな神様の御心・そしてメッセージが
伝わってくれたら嬉しく思います。



<もも組>

<すみれ組>
6月11日 すみれ・もも組
今日からプールが始まりました。
色んなことが出来るようになって来たこの子達。
がんばり屋さんぞろいで「何でもできるじゃん!」
と思うようになって来た今日この頃ですが、
意外なところに課題を発見。
『お水が苦手…』と言う子が結構いまして
「それが年相応だよね」と思ったもの。
実祐先生はそんな子達に楽しくプール遊びが出来るようにと
あれこれ導入カリキュラムを考えて投げ掛けています。
中でもお得意の『お顔スタンプ』は
今年もみんなのがんばりを引き出してくれています。
先生の促しに引き寄せられながら
顔付けにチャレンジしている子ども達でありました。

一方、普段はちょっと恐がりだったり身体を動かすのがおっくうそうな子達が、
プールでは別人のように生き生きとしているからびっくらこ。
同じ子が得意不得意によってこんなにリアクションが違うんだと言うことを
改めて見せてもらった情景でありました。
始めはなんでもいい・きっかけはどれでもいいのです。
自分に何か一つ「できた!」の自信がついたなら、
そこから「よし!これも!」とどんどん未知なる世界を切り開いてゆけるはず。
この夏のプールがこの子達にとって
そんな学びの場となってくれることを祈っています。


【6月12日 さつまいも苗植え】
今日は久保田さん・ひげのおじちゃんにお世話いただき
幼稚園の畑でさつまいもの苗を植えました。
急な梅雨入り宣言に
「やるなら今週のうち」と大急ぎで準備したいも畑。
畑の草刈り・耕うん・苗の購入・うね作り・マルチシート張りなどなど
それぞれにそれぞれの方にお手伝いいただき
なんとかこの日に苗植えを行なうことが出来ました。

畑に登ってゆくと準備して待っていてくれたおじちゃん達。
朝のご挨拶を終えた後
「よろしくおねがいします」と子ども達。
久保田さんに植え方の説明をしてもらってから
苗植えの作業にとりかかったこの子達でありました。
マルチが敷いてあって土の様子が良く見えないこともありまして、
「つちをほって」と言われても
いつもの砂場のように勝手良くは行きません。
一本一本先生達に手を添えてもらいながら
うねに溝を掘り苗を寝かせ
土をかぶせたその上を
ぎゅっぎゅっと押していも植えを体験していた
子ども達でありました。

みんなのがんばりもありまして
なんとか全てのお芋を植え終えました。
美味しいおいもに育ちますようにと願いつつ
おじちゃん達にお礼の言葉を述べた後、
満足そうに畑を後にして行った子ども達。
今回も久保田さん・眞一さん・和彦さんに
あれこれお手伝いいただきました。
このことを感謝すると共に、
また秋の収穫を一緒に喜びたいと思っています。
皆さん、ありがとうございました。



<ばら組>
6月12日 ばら組
ばらさんもプールが始まりました。
初日こそお休みさんも多かったのですが、
二日目は水遊びの子も含めてめでたく全員集合することが出来ました。
去年のたんぽぽ組で一度プールを体験している子が多いせいか、
スムーズにプールが始められている感のあるこの子達。
『お水がかかったらお花咲いてね』
と言う導入でお水にチャレンジしていた子ども達。
「去年、眞美先生もやってたなぁ」
と思ったのは僕ばかりでなかったはず。
去年みんなでがんばった心の遺産を糧にして、
今年も更にがんばっているばら組の子ども達です。

美香先生もそんな子ども達が楽しく前向きにプールが出来るよう、
色々と試行錯誤の投げ掛けを繰り出して
がんばってくれています。
毎回増えて来る小物や面白アイテムに
子ども達も大喜び。
そうそう、楽しく出来るのがなによりです。
気温も週半ばから急に夏の様相になりまして、
初日に「寒い!冷たい!」言ってたプールの水も
「今日はぬるいねぇー」とそんなプール日和になって来ました。
これからますます元気にプール遊びを楽しんでゆきたいと思っています。

一方、今週はお天気のおかげもあって
毎日プールが出来たのですが、
生活の変化に加え疲れもたまって来たこの週末。
体調を崩してしまった子達もあって
申し訳ありませんでした。
来週以降、幼稚園も一層気を付けて参りますので、
御家庭でも子ども達の様子に御配慮いただけたならありがたく思います。
楽しく元気に活動出来るプール遊び、
子ども達が大きく強くなるための教育課程として
有用に用いてゆきたいと思っています。
そのためにも事故や怪我が無いよう見守りも必要。
気をつけながらこの夏の季節も
共に歩いてゆきましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。


【6月13日 公民館芋苗植え】
昨日に引き続き、もも・すみれの子ども達が参加したお芋苗植え。
今日は日土公民館の皆さんにお世話いただき
日土小・日土保育所と合同でお芋の苗植えをさせていただきました。
今年度初めての保幼小交流行事となりまして、
園外の子ども達や先生達と触れ合う時を持たせていただきました。

こちらのいも植えは竹製のへらを使って
土の中にずぶずぶずぶと埋め込んでゆくそんな手法。
最初こそ勝手が分からず「???」だった子ども達でしたが、
いもの苗を竹べらのX字の切っ先に挟みながら
ぎゅぎゅぎゅーっと押さえて行きますと、
面白いように苗が埋まってゆくではありませんか。
力が足りずに「できん!」と言う子に
「両手で持って」と教えてあげれば、
両手で持つことでへらに体重をかけられるようになりまして
どんどんやり進めてゆけるようになりました。

小学生の機動力もありまして、
広い畑でありましたがお芋苗植えが
あっと言う間に終わりました。
終わった後は日陰でひと休み。
公民館からジュースも御馳走していただきまして、
『働いた後の一杯』の美味しさを
嬉しそうな顔で味わっていた子ども達でありました。
これが秋には大きくなって
大きなおいもに育ってくれることを祈りつつ、
また一緒においもほりが出来ることを楽しみにしています。
本日はお世話くださった公民館の皆さん、
小学校・保育所の先生方、
とても素敵な体験をありがとうございました。


今週の顔
ばら組のかほちゃんです。
かほちゃん今月お誕生日で4歳になりました。
入園前のお兄ちゃんと初めて幼稚園に
やって来た時は本当に小さかったのに、
こんなお姉さんになりました。
鉄棒にプールに大喜び&大はしゃぎの大活躍。
おしゃべりも闊達でクラスを明るくしてくれています。
お誕生日おめでとう!
もも組のかえでちゃん、鉄棒に座って御機嫌笑顔。
身のこなしの軽やかなかえちゃん、
もも組で逆上がり・それも高い方の鉄棒で
やってのけるからみんなびっくり。
お兄ちゃんもスポーツマンだったけど
その上をゆくかえでちゃんの身体能力。
サッカー教室もドリブル突破からのナイスシュート!
コーチも大喜びの大活躍です。
ばらさんの がくちゃんです。
水鉄砲構えて御機嫌笑顔のがくた君。
のんびりまったりが好きながくちゃんが
プールの中で大ハッスル。
カメラを見つけてニコニコ顔で寄って来たなら
ぴゅっぴゅ!やって「えへへへへ」。
いつも低電圧のがくちゃんですが
プールではあげあげ気分で遊んでいます。
ばら組のおうちゃん、
嬉しいプール遊びでこんな顔。
いつも元気印&面白愉快なおうちゃんは
一緒にいるとこっちも元気になって来ます。
お調子モードも絶好調で
まさに太陽のようなおうし君。
静かな月のように輝いていたお姉ちゃんを
思い出しつつ見つめていた僕でした。



6月第4週

6月17日 ばら組
今週からばら組にななこちゃんが仲間入り。
入園前からシャンシャンしている子だったから
初日の「おかあさんがいいの!」の大号泣にみんなびっくり。
でも「そうだよね…」と改めて思ったものでした。
そんな新入生の姿に「ぼくらっていつの間にか大丈夫なっているじゃん!」
って思ったのでありましょうか、ばさん達。
みんながななちゃんに寄り添い・優しい声を掛けて
新しい仲間を受け入れてくれた姿には
ちょっと感動してしまったのでありました。

そんなななちゃんと一緒にみんなでおさんぽに出かけることにした美香先生。
道すがらモミジや青桐の葉っぱを拾いながら
「大きな手みたい!」「ちっちゃな手!」と
日土の楽しみ方を体現して見せてくれた先輩達。
眞美先生に手を引かれ
一緒にお散歩に参加していたななこちゃん。
草の上にカタツムリを見つけたり
洋服にくっつく葉っぱを取ったりと、
そんなしながらちょっとずつ涙顔が晴れてゆきました。
ヤギ牧場の前で見つけたちっちゃなカマキリを囲んで
大いに盛り上がったばらさん達。
その中にななちゃんの姿もあるではありませんか。
しかもカマキリに大いに興味を示しながら
手を差し伸べるほどの度胸と器量に
「こう言うの、大丈夫なのね」と僕らがびっくりでありました。

久しぶりにみんなでやって来たヤギのところで
大喜びしていた子ども達。
あれこれ葉っぱを一杯入れてあげたなら、
身を乗り出して「ちょうだい!」ってやって来る茶ヤギさん。
あげてもあげてもモグモグ食べてくれるその元気に
この子達も大喜びしていたものでありました。

そんなお山散歩ですっかり御機嫌になれたななこちゃん。
その後の礼拝もプール遊びもニコニコで
やってくれるからびっくらこ。
彼女の適応力の高さに驚くと共に、
幼稚園に与えられている環境の素晴らしさに
改めて感謝したものでありました。


6月17日 すみれ・もも組
すみれ・ももさんは今週もアグリプロジェクトを引き続きがんばってやっています。
今年は丘上のジャガイモ畑跡にジャンボひまわりを植えたので
水やりも山を登って坂を降って一苦労。
ジョウロ一杯では足りないから2回も3回も行って帰っての大仕事。
でもこれだけ山路を登ったなら足腰が相当強くなりそう。
このひと夏を乗り越えた運動会シーズンに期待している今日この頃です。

そうは言っても毎回の山登りに体が重そうな子達もあるのですが、
でも僕らがお水をあげないと
ここに来てお世話をしてくれる人はありません。
そんな想いでがんばっているこの子達。
そんな子達に勇気と元気を与えてくれたのは
ジャンボひまわりの成長です。
ひょろひょろだった苗がいつの間にか大きく太くなって来て、
「わたしががんばったから!」って想いを肯定してくれています。
「もう支柱がないと…」と言う程に育って来たひまわりのために
がんばって水運びをしていたこの子達でありました。

またプランター野菜の方もちょっとずつ大きくなって来て、
この日はピーマン2個と枝豆ふた房を収穫。
この間、ピーマンが食べられたことに自信をつけた男の子は
「またピーマン食べる!」と瞳を輝かせておりました。
でももう一方の枝豆、
ひと房に2〜3粒のお豆が出来ていたのですが
どうやってみんなで分けたのでありましょう?
今年はさくらんぼもそうでしたが
『一粒をみんなで分け合う』と言う場が幾度もあって、
普通なら「不作だね。どうやったらもっと一杯収穫出来るだろう?」
と言うことに想いがゆくのでありますが、
僕らの論点は「どうやってみんなで分け合おうか?」。
これってすごいリアルな学びの場になっていると思うのです。
『食べるものに関して、ないことがない』
そんな時代を育って来たこの子達。
「足りなかったら買って来たらいいじゃん!」
って発想するのが当たり前。
でも僕らが本当にすべきことは、
『与えられた物に感謝しつつ、
どうやったらみんなが嬉しくなれるかを考えること』。
僕も結果は知らないのですが
結果はどのようなものになっても良いと思うのです。
大事なのはみんなで一緒に考えて
みんながちょっとずつ譲り合って
みんながちょっとずつうれしくなれること。
一粒を細かく分けるのでもいいだろうし、
「僕は今度でもいいよ」もあるでしょう。
みんなで育てた枝豆だから
みんなで決めてくれたらそれでいい。
みんなが「それでいいよ」と納得し合える答えにたどり着くのがなによりだと
そんな風に思うのです。


【今週のスナップ 6月18日】
今週は『いきものがかり活動』が一層活発になった週となりました。
まずは今年も登場『ザリガニ君』。
このへんでは田んぼが無いので
子ども達にとってあまり目にすることがないこのザリガニ。
去年の経験からエア&フィルターで
水槽内の水をきれいに保つことが必須であると言うことを学んだ僕ら。
そこで今年は最初からろ過装置を飼育ケースに入れて
逃亡防止に屋根間口にフィルムも貼りまして準備万端。
初日に幼稚園にやって来た時には
動きがあまりなく弱りかけていたように見えた2匹のザリガニが
なんか元気になりまして、
その姿を嬉しそうに覗き込んでいた子ども達でありました。
去年の残り物ではありますが
ザリガニのエサを入れてやると、
おなかの辺りで小さな腕とハサミを上手に使いながら
何かを口に運ぶような様子を見せています。
どうやら子ども達が水槽に入れた餌を食べていたみたい。
大きなハサミを使って餌を捕るようなイメージがあったのですが、
実はこんな小さな物は小さなハサミでつかみながら
口に運んでいるみたい。
僕ら世代にしてみればそのうごめく様はちょっとエイリアンの幼生ようで
恐ろしくも見えるのでありますが、
子ども達は興味津々で「こうやって食べるんだぁ」と
ザリガニのお食事シーンを見つめていたのでありました。
一方こちらはばらのお部屋のオタマジャクシ。
こんなに立派な足が生えて来ました。
この日は朝に合同礼拝があったのですが、
その後お部屋から「アーメン」の声が聞こえて来たばらの教室。
最初「こんな時間になんのお祈り?」
と思ったのですがすぐに思い当たりました。
先日一匹のオタマジャクシが溺れてしまったのですが、
それを受けてみんなでお祈りをしてくれたよう。
そんな美香先生の想いを嬉しく・そしてありがたく
受け止めた僕でありました。

そんなことがあったので急遽水槽内に砂利を入れて、
上陸&トレーニング用の丘を作りました。
その浅瀬と深みを行ったり来たりしているオタマ達。
カエルになるための準備を始めたよう。
そしてそのオタマを愛しそうに見つめる子ども達。
本当に尊い命の触れ合い・そして関わり合いです。
どちらも素敵に大きくなって行って欲しいと思いつつ
そっと見つめていた僕でした。


【今週のスナップ 6月19日】
今日はクッキングの日。
先日幼稚園の畑で収穫したジャガイモを使って
ピザ作りに挑戦いたしました。
今回は大判のジャガイモを選んで輪切りにし
一枚物のピザ生地に見立ててその上にケチャップを塗りまして
チーズを振りかけたその後にウインナーやツナやコーンなど
好きなものをトッピング。
それぞれに自分の食べたい『マイジャガピザ』を作っておりました。

最初の皮むきを担当したのはすみれさん。
ピーラーを使って皮を剥いてゆくのですが、
なかなかコツが上手く掴めず悪戦苦闘。
それでも途中でイヤにならずに最後までやってくれたその姿に
嬉しい成長を感じたものでありました。
もも・ばらさんはおにぎり作りで大活躍。
今回は海苔むすび・おこわ飯・わかめご飯と
三種のおにぎりを作ってくれたのですが、
アツアツのご飯を冷ましながらぎゅっぎゅっと握ってくれました。
中には粘土さながら『ぺっちゃんこ握り』にしたくって、
なんど「ほわっとにぎってね」と言っても
ぺんぺんつぶしてゆく子もあったのですが、
それは『自分用』と言うことで心ゆくまでぺんぺんさせてもらった男の子。
食べている時に「おいしい?」と尋ねると「・・・」。
「ダメダメ」だけじゃない
『経験させる』と言う学びによってきっと何かを感じ得てくれたことでしょう。
お母さんのほんわかおにぎりの美味しさを
改めて感じた時となったはず。
これもまた食育です。

さてさてそんなして出来上がりましたピザ&おにぎり。
一口大のピザで食べやすかったと言うのもあったでしょうが、
みんなもりもりパクパク食べてくれるからびっくらこ。
前回のクッキングでピザを食べた時には
延々と終わらなかった元たんぽぽさん達も、
ばらになって別人のようにパクパク食べてくれる
成長した姿を見せてくれまして、
嬉しく思ったものでした。
ピザもお代わり、おにぎりも2個目3個目と、
「どれだけ食べるの?」って見つめた食欲旺盛のこの子達。
食に関する大きな大きな成長を
見せてもらって感謝感謝でありました。
準備から指導から色々と今回も手数をかけてくれた先生達にも
「ありがとう。美味しかったです」と想いを伝えた
今日のクッキングでありました。


【6月20日 食育教室】
今日は食育教室が行なわれ、
八幡浜市子育て支援課から講師の先生が来てくださいました。
お腹が痛いと言う『まあちゃん』と実祐先生のやり取りが突然始まり
キョトンとした顔の子ども達。
僕がちゃんと先生の紹介と場の進行をしないといけなかった…と思いながらも
『はじまってしまったものは仕方がない』。
僕的にはこう言う『かっちりし過ぎない流れ』って好きなので、
そこからの先生達の奮闘を見守ることに致しました。

その場に緊張してしまった実祐先生。
時々溺れそうになりながらも
まあちゃんとのやり取りを続けてゆくうちに
段々と調子が出て来たみたい。
表情にもだんだんといつもの明るさが戻って来ます。
まあちゃんと言葉のキャッチボールを交わすうちに
こちらも調子が出て来た子ども達。
ホワイトボードの食べ物を取って
まあちゃんに食べさせてとお願いをしたのですが、
「黄色の中から一つ取って」と言う言葉に
黄色い食べ物を取った男の子。
講師の先生は3つに分類されたグループ・
血液や筋肉を作る食材は「赤色」、エネルギーとなる食材は「黄色」、身体の調子を整える食材は「緑色」
と言うグループのうちの『黄色』の中からどれか選んで!
と言いたかったのですが、
そのものの色が黄色のバナナを緑のグループから取った男の子。
「そうだよね、それ黄色だよね」と思いながら
物事を教える僕らは自分の意図を言葉にする際、
丁寧な言葉使いをもって声掛けしてゆく必要があるんだな…と
改めて感じたものでした。

そんなこんなもありながら、
最後には眞美先生も参戦して益々盛り上がって行った食育教室。
色んな食べ物をバランス良く食べること、
トイレは我慢しないでちゃんと行くこと、
そしてウンチの様子から自分の体調がわかること、
などを教えてもらって
勉強させてもらった子ども達。
お家では『好き嫌い&わがまま全開』で、
これまでなかなか食べ物のことについて
建設的に話し合うことがなかったことと思いますが、
今この時がチャンスです。
食育教室で学んで心が熱くなっている今この時、
子ども達と言葉を交わしてみていただけたなら嬉しいです。
これも無理無理言ってもまた逆効果。
子ども達の今回の学びをリスペクトしながら、
その心をくすぐり揺らしながら、
楽しく言葉を交わしていただけたなら…と思います。
本日はご教授下さった講師の先生、
そしてみんなの前でがんばってくれた先生達、
(こう言うのがぱっと出来ちゃうのがすごいなと思ってしまうのですが)
心より感謝です。
本当にありがとうございました。


今週の顔
すみれ組のこうちゃんです。
プールの『みんなで一緒に水掛け合戦』の時には
「僕にはかけないで、Δ※∂×!!!」
と大騒ぎのこうきくん。
でも水遊びの時は全身ずぶぬれでも超ご機嫌。
ホースのシャワーに自分から当たりに行く
『水へっちゃら君』に大変身して大喜び。
全く不思議なこうちゃんなのであります。
ばらのあつむくん、ご機嫌さんのこの笑顔。
一番泣き虫だったあつ君が
初日涙となったななちゃんの涙を拭こうと
顔をごしごしぬぐってくれたそう。
あつ君の優しい心とそのおおらかさが
伝わって来て嬉しく思ったものでした。
入園から6か月、そんなに男前になったあつ君を
嬉しく見つめている今日この頃です。
もも組のとうまくん、水遊びにご機嫌さん。
カメラを見つけては何かしら
パフォーマンスをしてくれるとうま君。
『プールでの水被弾』には抵抗があるような
そんな様子のとうま君ですが、
プールの外ならへのへの河童のこんな顔。
色んなことが大丈夫なって来て
すっかり幼稚園の子になって来たとうま君です。
ばら組のやまとくんです。
天真爛漫が縦横無心のやまと君は
プールでも水をかけてもかけられても
トトロのように「がはははは!」。
こんな笑顔で大喜びしています。
水の中でもメンタル&フィジカル共に
最強のところを見せてくれているやまとくん。
『ゆかいなやまちゃん』、炸裂中です。
すみれ組のなぎさちゃん。
のんびりまったりさんのなぎちゃんが、
最近随所で張り切りモードを見せながら
がんばってくれています。
今日は水遊びで大ハッスル。
実祐先生にしゃーっと水をかけたかと思えば、
お次は自分に向かってしゃーしゃーしゃー。
気ままに水と戯れているなぎちゃんでした。
すみれのこうがくんです。
手にした水鉄砲を構えながら
普段着の僕に「どうしたもんか」とそんな顔。
『へー、考えられるようになったんだぁ』と
思ったのもつかの間、
自分でくるくる回りながら五月雨発射。
「考えていたのはそっちかい!」、
ズブヌレになりながらも笑ってしまった僕でした。
ばらさんのさくやくんです。
さくちゃんも御機嫌プール遊び。
すっかり幼稚園にも慣れ親しんでくれまして、
元気な笑顔を見せてくれています。
生き物が大好きなさくや君。
カエルにオタマジャクシ&ザリガニと、
あれこれ水槽を覗き図鑑を開いて
「これこれこれ!」と大喜びしています。
すみれ組のかずなりくん、
リミッター解除の水遊びで大興奮。
誰彼構わず水をかけて大はしゃぎ、
そんなかず君だったのでありますが、
遠くに雷鳴が聞こえると急にトーンダウン。
実祐先生の背中に隠れて
両手でおへそを隠し押さえておりました。
そんな愛らしいかずくんです。
今週入園・ばら組のななこちゃんです。
元気娘のななちゃんが
「お母さんが良いの!」と泣き出した時は
みんなびっくりだったのですが、
散歩に行ってヤギ見て「ほっ」としたならば
その後は初日なのにプールでこの笑顔。
今では誰よりシャキシャキはつらつ
元気っ子ぶりを見せてくれているななちゃんです。
ばら組のせなくんです。
せな君も『プールでバシャバシャ!』が
ちょっと苦手なようですが、
顔をそむけながらもがんばっています。
でも自由時間になるとカメラを見つめ虎視眈々。
ぷしゅー!ってやって大喜びしています。
こんな『掛けて掛けられて』が成長の糧に
なってくれたら…と喜び濡れている僕なのです。



6月第5週

【6月24日 ひよこクラブ】
今月のひよこクラブは梅雨の雨が降りしきる中、
3人のひよこちゃんが遊びに来てくれました。
今回はシャボン玉遊びを予定していたのですが、
雨降りでオール室内となりちょっと残念。
でも眞美先生と常連さんでリズム遊びを楽しんだり
新聞で遊んでみたりと
楽しい時を過ごしました。
中でも『新聞ビリビリ』&『ふわっとシャワー』
に大喜びだった子ども達。
ビリっ!と音を立てて破れる新聞にケラケラケラと笑ったり、
身体全身を使ってぶわーっと投げた新聞紙を
浴びて「きゃはは!」と跳ね回ったりと、
見ていてこちらがついつい笑ってしまうような
そんな情景を見せてくれたのでありました。

その後はお部屋での自由遊びとなったのですが、
親子で飼育ケースの中のアオガエルを覗き込んだり
お気に入りのオモチャで遊んだり、
ゆったりとした時を親子で味わってもらったものでした。
我が子と遊びながらも
眞美先生との会話を楽しんでいたお母さん。
日頃なかなかゆっくりお話する時間もないので、
このように参加者が少ない日には
こんな子育て談義・子育て相談に花を咲かせるのも素敵な過ごし方だね…
と思いながら見つめていた僕でありました。
やっぱりさすがの眞美先生、
何が無くても先生がそこに居ればひよこクラブが成立するんだな
ってところを改めて見せてもらいました。
来てくださったひよこちゃん&お母さん達も
ちょっとまったり過ごしてもらえたでありましょうか。
「次回はお天気になりますように」と神様にお祈りしながら
また皆さんのお越しをお待ちしております。
足元の悪い中、
今回も遊びに来てくれた皆さんに心より感謝です。


6月24日 ばら組
ばらさんは礼拝の後、お部屋で遊んでいるところ。
七色のメッシュのスカーフを手に手に持って
『にじ』の歌に合わせて踊っています。
『みんなといっしょ』にすぐには乗って来れない子達も
これには興味津々・ノリノリの御機嫌モード。
手の中でくしゅくしゅに丸めておいたのを
ぽっと開けばお花が咲いたように見えるし、
頭の上で大きく振ればきれいな虹のように見えるから、
みんなもう嬉しくなっちゃって大張り切り。
こう言う演出や小道具が『みんなでいっしょ』にの導入に
大きな効果があるんだと言うことを改めて見せてもらった情景でありました。

良いスタートが切れたこの『みんないっしょ』。
このまま色々経験とスキルを積み重ねてゆけば、
秋にある敬老参観日の発表や運動会ダンスだって
「なんか行けるんじゃないか」と今から期待してしまいます。
このスカーフの『虹』から始まって、
子ども達の反応を見つめ受け止めながら
次々と投げ掛けが展開されてゆく『美香先生マジック』
『ケンケンパ』のワッカも運転ハンドルに変身させて
更に子ども達と御機嫌な時間を楽しく過ごしておりました。


6月24日 すみれ・もも組
すみれももさんは製作をしているところ。
来週はもう七月。
七夕にちなんで笹飾りを作っておりました。
こちらはそれぞれ好きな色紙を5枚選んで
それを使っての製作を進めてゆきます。
なぜか『緑好き』が多いこの子達に向けて
「全部みどりにしちゃうとクリスマスツリーになっちゃうから、
みどりばっかりにしないでね!」
と声掛けをしていた実祐先生。
心当たりのある子達は少々テレ笑い顔を見せながら
一生懸命自分好みの色を吟味していたものでした。

まずは三角を折るところから始めるこの子達。
ももさんは下地の白を見せるように
ちょっとずらして三角折り。
「なるほど、これは良いデザインだ」と思って見ていたら、
すみれさんには「白い所が見えないようにきっちりと折って」
と課題変更。
なるほど、ちょっと関心してしまいました。

製作では学年毎に設定課題を変えることはよくあるのですが、
今回は『ずらして』と『ぴったり』を
上手に作品に取り入れていた実祐先生。
折り紙を折るのも
手慣れていない子達には難度の高い『ぴったり』を求めるのでなく、
まずは「折り紙楽しい!」の想いが啓発されるようにしながらも
デザインとしてもキチンと成り立っているこの『ちょっとずらし』。
「だいたいこれくらい」の設定には
それぞれの「これくらい」のバラツキも
デザインにおける個性として受け入れられるのです。
一方「ぴったり」の方は『できるだけぴったり』と言うことが求められ、
子ども達の観察眼や反復チャレンジのトレーニングになります。
フィジカルのスキルばかりでなく、
根気強く・高い意識を持って製作に取り組む
メンタルの成長を促すものでもあるのです。

そんな子達に眞美先生と二人で寄り添いながら
製作を進めていた実祐先生。
とっかかりは「いやだなぁ」と言うものであっても
やって出来たらそれは大いなるモチベーション・次への糧になるものです。
と言うことで先生達も辛抱強く子ども達に寄り添いながら
言葉を投げ掛け続けながら、
この子達の製作を見守ってくれておりました。
今週はずっと雨続きでプールが出来なかったのですが、
そんな時にはこんなゆっくり・まったりとした関わり合いが良いみたい。
忙しい時の製作は「バタバタで…」と反省の弁を述べていた先生でしたが、
「それはしょうがないこと。
梅雨らしいこんな雨降り続きの季節に
ゆっくり関わってあげたらいいんだから」
とアドバイス。
ちゃんとそのために神様はこんなお天気を与えてくれたのかも…
と思いながらこの子達の製作を見つめていた僕でした。


【今週のスナップ 6月25日】
今日は保健センターから講師の先生にお越しいただき、
歯磨き教室を開催いたしました。
今年はすみれに加えももさんも参加させてもらったこの教室。
お父さん・お母さんも一緒に勉強してもらうために来てもらったのですが、
なんか嬉しそうな顔があちらこちらでこぼれていたものでした。

アンパンマンのエプロンシアターで
『色々なものを食べた後のお口の中』を見せてくれた歯科衛生士さん。
そこに虫歯の原因・ミュータント菌も現れて
大喜びしたり・タジってなったりの子ども達。
思った以上に歯痛や虫歯に対する意識は高いようでありました。
そんな子ども達に早速ブラッシングの指導を始めた衛生士さん。
「あれ?歯染めの前なのにいいの?」
と思ったのですが、
子ども達への歯ブラシの持ち方・磨き方の指導が続きます。
一通り自分で磨いてみて
今年はそれからの歯垢チェックとなりました。
すると磨いたばかりであるはずが
しっかり赤く染まっていた子ども達の歯。
毎年、朝の歯磨きをせずに参加していた子達の歯が
赤く染まっているのかと思っていたのですが、
子どもが自分で磨いてもまだ歯垢が残っていると言うことが
初めて分かったのでありました。
それをお母さん・お父さんに仕上げ磨きできれいにしてもらったなら、
みんなピカピカの歯になりました。
その姿を見ながら
「皆さん、仕上げ磨き、され慣れていますね」
とお褒めの言葉もいただきました。
そう、子ども達が毎日自分で磨いていても
やはり歯垢は残るもの。
そしてそれを仕上げ磨きしてあげたなら
ちゃんときれいになると言うことを、
証明してみせてくれた今回の歯磨き教室となりました。

そんなこんなで沢山の学びを得た今回の歯磨き教室。
お世話くださった保健センターの皆さん、
そしてお忙しい中お越しくださったお父さん・お母さん、
本当にありがとうございました。


【6月26日 お誕生会】
今日は6月生まれの子ども達のお誕生会。
3人の子のお誕生日をみんなでお祝いしてあげることが出来ました。
気がつけばみんなばらさんだった今月のお誕生会。
でも名前を自分で言ったり、
お楽しみにしていた『お誕生日さんインタビュー』も
しっかり受け答えしてくれて、
『さすがのばらさん』ぶりを嬉しく見せてくれたものでした。

さて、今月は僕の担当。
アンパンマンをモチーフにお誕生会を組み立てます。
まずはお話『アンパンマンとだだんだん』、
絵本の話をギターのBGMと歌付きでみんなに聞いてもらいました。
元が絵本で挿絵が子ども達にイメージを伝えてくれるのですが、
今回は全くのお話だけ。
『言語情報が命』となるはずが、
途中あれこれ忘れ・飛ばししてしまって
「あれ?これで伝わるの?」
と自分自身が疑心暗鬼。
ただギターによる『バイキンマン登場のジングル』や
「だん!だだん!」と足踏みしたパフォーマンスが
子ども達にイメージを伝えてくれて、
「バイキンマン!」「だだんだん!」
と理解を手助けしてくれたのでありました。
幼児界に浸透している『アンパンマンブランド』の効果と恩恵を
大いに与えられ感謝したものでありました。
おかげさまでなんとか最後まで
無事にゴールまでたどり着くことが出来た今回のお話
『アンパンマンとだだんだん』でありました。

さてお次のお楽しみゲームに移ろうとして
「あ、ちょっと待って!忘れてた!」
と滑りこみセーフだったのが『さんさんたいそう』。
これは僕が昔ひよこクラブやっていた、唯一出来るダンス。
(いないいないばあの『わーお』は
今では誰も知らない懐メロになってしまいました。)
YouTubeでおさらいして挑んだのですが、
実践は本当に久しぶりだったので
振りの左右なんか間違えてこれもちょっと「とほほ…」。
それでも幼稚園では初見のはずの子ども達が
これも知名度のおかげさまで、
みんなが踊ってくれてびっくらこ。
アンパンマンの偉大さを更に感じたものでありました。

さて、お楽しみゲームでありますが、
『アンパンマンの爆弾ゲーム』をみんなでやってみました。
空飛ぶアンパンマンとバイキンマンのぬいぐるみを爆弾に、
アンパンマン関連の曲をBGMに
爆弾ゲームに挑戦です。
『おとなりへ』と次々に人形を隣り送りにいたしまして、
曲が止まった所で「はい、爆弾ばーん!」。
楽しく遊ぶことが出来ました。

それに続いて『アンパンマンのハンカチ落し』もやってみました。
ミニアンパンマン人形をハンカチ代わりに
初挑戦のハンカチ落しをやりました。
あれこれルールが難しいゲームでありますが、
なんとか出来るようになって来るとこれが大盛り上がり。
「これもみんな出来るじゃん!」
と嬉しくなってしまったものでした。
そんなこんなで楽しいひとときを
みんなで過ごすことの出来た今日のお誕生会。
遊びに来てくださったお父さん・お母さんにも感謝です。



【6月26日 子育て講座】
今月、久方ぶりの子育て講座『ひきがたり』を行なうことが出来ました。
人前に出ると原稿があってもシドロモドロになってしまう園長が、
ギターをかかえて歌いながらしゃべることで
なんとか今の想いを伝えようと言うこの企画。
10人ものお母さんが聞きに来てくださって
本当に感謝でありました。
ちびっこちゃんも2人参加してくれたのですが、
一緒に歌った『アンパンマンのマーチ』では
嬉しそうに乗って来てくれたことが本当に嬉しいことでした。

『ひきがたり』の方もたどたどしい言葉を織り交ぜながらではありましたが、
なんとかお母さん達に喜んでもらえたような感じだったので一安心。
何はともあれお母さん達と嬉しい時間を共有出来たことは
僕にとっての宝物となりました。
「次回は二学期」ととりあえず再演も許してもらえたことに感謝です。
歌の歌詞を紐解きながら
またお母さん達と想いと歌を分かち合ってゆけるよう
準備をしてゆきたいと思っていますので
どうぞよろしくお願いいたします。
本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

今月の顔
ばら組のななこちゃんです。
ななちゃん、今月お誕生日で4歳に。
先週入園して2週間経ったところでありますが、
「昔からここにいたでしょ」って感じの馴染みぶり。
今日は誰かが電気を点けたり消したりするのに合わせて
起きたり寝たりのおままごとで嬉しそうに遊んでいました。
『みんなと一緒』が大好きのななこちゃん。
お誕生日、おめでとう!



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