2023年度 7月の幼稚園

7月第1週

【今週のスナップ 6月26日】
先週の砂水遊びが楽しかったこの子達。
今日はお休みさんも一杯帰って来て
砂場はこんな大盛況。
やっぱり大人数でお水を運んだら
こんなにたっぷりお水がたまって
またまたもひとつ大盛り上がり。
プールをするにはちょっと肌寒いこんな日は
こんなして涼を取り遊んでいる子ども達です。
カエルのエサを自分達で探してくれているこの子達。
ちょっと前までは「くも!いやぁ!」って言ってた子達が
蜘蛛を捕まえてはせっせとカエル君の元に運んでおりました。
『私がこの子達を育てなきゃ』って言う想いが
子ども達を強くしてくれているのでしょうか。

そんな子ども達にまじって玲子先生も
カエルも蜘蛛もへっちゃら顔でお世話してくれています。
たんぽぽさんもその傍らにて
カエル君がエサに跳びつくその姿を
まじまじじっと見つめています。
色んな子達の好奇心の種になってくれている
この『カエル子育てプロジェクト』。
来週はどの子がどんな姿を見せてくれるか楽しみです。
声を掛け合ってサッカーを始めたすみれさん。
そんな中に入って実祐先生も
ちょっと本気モードでの参戦です。
そしたら意外と強かった。
いつも我がもの顔のこの子達が
先生に一目置いた今日の自由遊びでありました。



<たんぽぽ組>
6月27日、29日 たんぽぽ組
梅雨模様の日々の中にありまして
一番元気だったたんぽぽさんも段々とプールから戦線離脱。
でも今週も天気の良い日を与えられ
水遊びが大好きなこの子達は大喜び。
やっと感じられるようになった暑さの中、
それぞれにプール&水遊びを楽しむことが出来ました。

まずは一杯体を動かしておかないと…
と準備体操のダンスタイム。
この子達のリクエストはほっぺに手を当て
「これ、おどりたい!」。
「ブルドックね」とこの子達の想いに応えてくれた眞美先生でありました。
切望していただけあって
みんなで楽しそうに『ブルドック』を踊っておりました。

プールに入った子達はその回数分だけ慣れて来てくれたみたい。
初めの頃こそ『お水、いやぁ』って顔をしていたのに
今ではワニワニ歩きだって『先生トンネル』だって
全然へっちゃらの御機嫌顔。
嬉しそうにプール遊びを楽しんでおりました。

お外の水遊びチームも水鉄砲は大好き。
僕の麦わら帽子を見つけると
それに向けて水攻撃をして来ます。
帽子がシールドになって
なんとか攻撃をしのぎながら撮影をする僕に、
その下から更に攻撃をして来るものだから
「参った!参った!」と
逃げ出す戦場カメラマンなのでありました。

暑くなって来るとやっぱりお水が一番心地良い。
しっかり汗をかいてお水で流して
夏本番に向けて体力を養って行って欲しいと願っています。



<ばら組>

<もも組>
6月27日、29日 もも・ばら組
ももばらさんもやっとみんなが戻って来て、
プール遊びをすることが出来ました。
水に顔をそむけながらも
自分で被ったり人にかけたりするのは好きなこの子達。
水掛けやワニワニ歩きでプールを楽しんでおりました。

そんな中、美香先生が始めたのは宝探し。
プールお休みの子達にお手伝いをお願いしまして
『水中宝探し』をやらせてくれました。
お休みの子も一緒に参加出来るように
『宝投入係』や『回収係』をさせてくれたシーンを見つめながら、
「こう言うところ、上手だな」
と感心させられたものでありました。

今週は気温も上がり
ようやっと気持ちの良いプール遊びが出来るようになったのですが、
なぜかももばらさんのプールになると
陽が陰り今日は雨まで降り出しまして
「お気の毒」と思ったもの。
来週こそはみんな体調も気分もお天気も
抜群のピーカンコンディションのその下で
プール遊びが出来ますように。
みんなお祈りしていてね。



<すみれ組>
6月27日、29日 すみれ組
すみれさんも今週はプール遊びをご堪能。
『何でも来い!』のように見えて実はビビりのこの子達。
初めて挑戦することやちょっと苦手なことに対して
散々わいわいやいやい言って来ます。
「プールでそんなに喋りまくったら
逆に水飲んじゃうんじゃない?」
とこちらが心配してしまうほど。
「でもそれだけ実祐先生に心開いていると言うことなんだよね…」
と思いつつ見つめた情景でありました。

そんなこの子達ではありますが
ただのクレーマーで終らなくなったのが成長の跡。
やいのやいの言いながら
その自分の言葉の中に『納得』や『理解』を見つけ出し、
それからようやっとチャレンジすると言う
この子達のアプローチに感心したもの。
「言語化することで状況や自分の心を整理しながら
自分の想いを納得させるメンタルコントロールもやっているんだよね、きっと」
と思ったものでありました。
いわゆる『心の声ダダもれ』の彼ら自身の解説を聞きながら
「そんな風に感じるんだ」
なんて勉強させてもらった気がしたものでありました。

でも子どもの心の声は小さいから
こんな風には言えない子達もあるものです。
こんな情景を見つめながら
僕らは僕ら自身の保育のために、
子ども達が心の声をこぼしやすい状況と人的環境作りを
心掛けてゆきたいと思ったもの。
子どもはなかなか言うことを聞いてくれないものだけど、
『僕らの言う通り』よりももっとずっと良いものを
神様は与えて下さると信じているから。
そんな中で僕らも自分の想いを
子ども達に投げ掛け続けることが大事。
言った時に言った通りにはならないし、
相手の想いを知らないまま全て言った通りになって欲しいと思わないけれど。
お互いの想いを交わし合い・分かち合いつつ
お互いにとっての嬉しい落し処を見つけることが出来たなら
それがなによりだと思うのです。
『求めなさい、そうすれば与えられる』
ここでも聖書の御言葉が僕らの心を支えてくれています。


【6月28日 お誕生会】
今日は6月生まれのお友達のお誕生会。
かほちゃんがお休みだったので3人のお友達の誕生日をお祝いいたしました。
今回がお誕生会担当デビューの実祐先生。
先輩達のお誕生会を思い出しながら
一生懸命やっている姿が印象的でありました。
お誕生日インタビューに続きまして
披露してくれたのは『風船のペープサート』。
アカペラの歌にのせて『風船の裏はなんでしょう?』
の早めくりクイズ。
ゆったりまったりのお楽しみクイズに子ども達も盛り上がっておりました。

『カエルの体操』でみんなでウォーミングアップした後に、
『風船運びゲーム』でゲーム対決。
赤組と青組に分かれまして風船を運ぶゲームなのですが
その運び方にもバリエーションがありまして、
ちょっとずつ難度の上がってゆくミッションに
喜んで挑戦していた子ども達でありました。
来てくださったお誕生日さんのお父さんお母さんにも参加していただき
白熱した戦いを繰り広げておりました。
初挑戦だった実祐先生、
本当にお疲れさまでした。
それでも「子ども達が喜んでくれて嬉しかったです」
と言ってくれた先生に、
「この仕事、それがなにより」と
僕も嬉しく思ったもの。
お忙しい中、幼稚園まで来てくださったお父さん・お母さんにも
心より感謝でありました。


今週の顔
もも組のこうが君、今月お誕生日です。
水遊びの季節になると見れるこのイケメン笑顔。
水を掛けて・掛けられてやりながら
小走りで園庭を駆け回っておりました。
ももさんイチの元気印のこうちゃんですが、
小さい子には優しく接してくれるお兄さん。
お調子やり過ぎちゃうこともあるけどがんばっている証です。
5歳のお誕生日おめでとう。
ももさんのなぎさちゃん、お水遊びで御機嫌笑顔。
お休み続きだったなぎちゃんでしたが
帰って来て元気な姿を見せてくれています。
心なしか前より動きの一つ一つが
早くなっているような気がするのですが、
たっぷり休みがたっぷり充電させてくれたのでしょう。
居てくれるだけでクラスを明るくしてくれる
そんななぎさちゃんなのです。
たんぽぽ組のおうしくん、御機嫌さんの水遊び。
水遊びもプールも大好きで
ビジョビジョになりながらも大喜び。
こんな嬉しそうな笑顔を一杯見せてくれています。
クラスの中でもみんなのことを気にかけて
あれこれ声をかけてくれているおーしくん。
そんなおーちゃんに引っ張られて
みんなでがんばっているたんぽぽ組です。
すみれ組のみずきくんです。
シャボン玉遊びで御機嫌笑顔、
辺り一面を泡々にしながら嬉しそうに遊んでいます。
物知り博士のみずき君、
鉄道専かと思いきやフェリーマニアでもあるみたい。
名坂を走るバスの中から遠く港に見える船を指し、
「あれはれいめい丸!」なんて講義してくれています。
目の良さ・知見の深さにびっくりでありました。



7月第2週

7月3日 すみれ組
今日のすみれさんはホールで遊んでいるところ。
雨の日でしたが身体を思いっきり動かして遊んでおりました。
絵本『おおかみさんいまなんじ』をモチーフにしたゲームに挑戦したすみれさん。
『だるまさんが転んだ』のようなストップゲームなのですが、
おおかみさんに「いまなんじ?」と尋ねて
「よるの12時!」とおおかみが答えると
おおかみがひつじを追いかけ出すと言うストーリー。
最初は好奇心旺盛な子がおおかみに立候補してくれまして、
それにお調子のくせにビビりの男子が乗って来ます。
初めてのことにはなかなか飛び込んでゆけない彼らですが
調子に乗って来れば盛り上げ係はお任せあれ。
そして『ゲームと分かっていても追いかけられるのがイヤな子達』が
そんなみんなの姿を一番遠くの安全地帯から見つめています。
そして僕はと言えばそんな子達を写真に撮るふりしながらに
身体を寄せてそのお尻をじりっじりっと押してゆきます。
意外だったのはそのプッシュにさほど抵抗することなく
ちょっとずつ前に進んでゆけた彼らの姿。
「ちょっとこわいけれど、
でもやってみたい想いはあるんだよね」
と彼らの想いを肌で感じた瞬間でありました。

そんなプッシュの甲斐あって
次の鬼になった男の子。
それも嫌がることなく
みんなを追いかけていたので一安心。
『無理強い』にならないように気をつけながら、
でも今の自分を乗り越え
ちょっとがんばれるように背中を教えあげることの大切さを、
改めて感じ考えさせられた情景でありました。
そんなこの子達に想いを寄せて
実祐先生や職場体験で来てくれていた中学生のお兄さんも
「お手本に」とばかりに自分からあれこれやって見せてくれまして、
お互いにとって良き学びの時・良き交流の場になっていると
嬉しく見つめたものでした。
そんなこんなやりながら
みんなでひとつひとつ色んなことに挑戦出来るようになって来たすみれさん。
夕涼み保育も見据えて『仲間』を意識しながら過ごしている
7月の始めでありました。


7月4日、6日 たんぽぽ組
梅雨のさなかではありますが、
今週も2回プールをすることが出来ました。
今週は職場体験学習で来てくれた中学生も一緒にプール遊び。
いちばんちっちゃなこの子達に合わせながら
上手にお世話をしてくれておりました。
眞美先生の『お水が掛かったらお花がぱっ!』も
『ワニワニ歩き競争』も
『金魚すくい大会も』
こんなんなってやっています。
先生のリクエストに対しまして
ちゃんと体現して返してくれているこの子達。
自分の体を使ってのパフォーマンスも
やっぱり出来るようになったら嬉しいもの。
自分なりのペースとタイミングではあるのですが、
それをちゃんと待ちつつ受け止めてくれる先生と、
傍でずっと寄り添ってくれるお兄ちゃんお姉ちゃんに励まされながら、
がんばっていたたんぽぽさんの姿が嬉しかったです。

たんぽぽさんの状況を見つめながら
お世話をしたり上手に声掛けしてくれたりと、
自分なりの創意工夫をもって接してくれていた中学生。
そうそう、この仕事、それが大事。
そんな自分の投げかけに対して
子ども達が返してくれる笑顔や「できた!」と喜ぶその姿が
僕らにとってのなによりのご褒美です。
中学生にはそんなことを一杯感じてもらえた
一週間だったのではなかったでしょうか。
お兄ちゃんお姉ちゃん、一杯一杯遊んでくれてありがとう!


7月4日 もも・ばら組
ももばらさんもやっとみんなの調子が戻って来て
これだけの大勢でプールに入れるようになりました。
ひとり戻って来たらひとりお休み…の繰り返しなのですが、
それでも気温が上がって来たのがなによりで
プールの水が気持ち良く感じられるようになって参りました。
中学生のお姉さんも一緒にプールに入ってくれまして
子ども達のお世話をしてくれました。

段々とプールに慣れて来たこの子達。
すみれさんばりに『宝さがし』に挑戦したり、
ワニワニ散歩の『ワニ泳ぎ』で
水の中を気持ち良さそうに
その身をくゆらせておりました。
ワイワイ!きゃきゃー言う割に
水を嫌がらないのがこの子達の良いところ。
一人一人ががんばっている姿をリスペクトしつつ、
「○○ちゃんすごい!こんなんできるよ!」と
みんなに紹介してくれる美香先生。
そんな賛辞の言葉が嬉しくて
更にがんばって見せてくれていたこの子達でありました。


【7月7日 七夕礼拝】
今日は七夕。
幼稚園では七夕礼拝として『天地創造』のお話を聖書から引きつつ
この世界・宇宙・そして私達を作って下さった神様の御心について
一緒に考える時を持ちました。
何もなかったところに全てのものをお創りになった神様。
そして一番最後に私達人間をつくり、
全てのものに対して「良く出来た」とおっしゃって下さいました。
神様に愛され生まれ来て、
「そのままの君でいいんだよ」「君はとても素敵なんだよ」
と言ってもらえた僕ら。
そんな僕らはそれだけで
「値高く尊いものなんですよ」
と言うお話を聞いてもらいました。

「その上で神様は人間に
『全てのものをお世話しなさい』
とお仕事も与えられました。
『食べるために植物や動物を取って生きなさい』
と一番最後に人間を作られた神様。
でもそれは『好き勝手にやっていい』と言うこととは違います。
僕らもオタマジャクシやカニを捕って来たよね。
その後、どうしてる?
ちゃんとお世話している?
捕って来た生き物達はお世話しなければ死んじゃうもんね。
それと一緒。
神様は僕達に自然を大事にし
そこに生きる生き物達を大切にして
この地球を守って行きなさいって
お仕事を与えて下さったんですよ」
とそんなお話を子ども達にした七夕礼拝となりました。
今日は地上から宇宙の果てまで全てのものに想いを馳せながら
みんなで語り合ったそんな時となりました。

そこから眞美先生にバトンタッチ。
七夕の織姫と彦星のお話をしてもらったり、
七夕の今風の絵本を読んでもらったり、
そして七夕の歌を歌いながら
その歌詞の意味を紐解いてもらったりと、
七夕の方に寄せてもらって
七夕のこの日の意味をみんなで味わったものでありました。
最後にみんなの願い事を
発表して聞かせてもらったりもいたしまして、
天地創造から七夕までみんなでゆっくりたっぷり
想いを重ね過ごした今日の合同礼拝でありました。

<たんぽぽ組>

<ばら組>

<もも組>

<すみれ組>


【今週のスナップ 7月7日】
今日はみんなで水遊び大会で大盛り上がりいたしました。
プールをするには怪しい空模様。
今日で中学生も最後と言うことで
最後はみんな無礼講の水掛け合戦。
すっかり仲良くなったお兄ちゃんお姉ちゃんに対して
容赦なく水鉄砲攻撃を仕掛けていた子ども達でありました。
『お仕事で来ている』と言う自負と責任感のお姉ちゃん達に
やりたい放題の子ども達。
「やりかえしていいよ!」と言うとようやく
リミッターを下げて反撃し始めた中学生でありました。
そんなやり取りのなかですみれ組の女の子。
プールではちょっと水が掛かっただけで大騒ぎしていたのに、
中学生とのやり取りでは
やってやられて結構派手にやっています。
「あれ、全然平気じゃん!」とそんな姿を見せてくれておりました。
お姉ちゃんのおかげでひと壁越えた女の子。
お互いに良き交わり・関わり合いの
ひと時となったようでありました。

一方すみれ男子は眞美先生と本気対戦モード。
「年長児の激しさを忘れてた!」
と先生に言わしめるほどの激しい攻防でしたが、
本気でこの子達に向き合ってくれた先生に感謝したものでありました。
一方で着替えの準備をすっかり忘れていた僕は
「今日は着替えがないからかんべんね」
と彼らに伝えたら、
普段は無茶苦茶やって来るこの子達が
気抜けするほど何もして来なくって拍子抜けしたもの。
でもそれと同時に
「ちゃんと分かってやっているんだね」
とこの子達の心の成長を嬉しく感じた瞬間でもありました。

最後は先生達が用意してくれた水風船での水合戦。
ビシャ!と弾ける風船に大喜びしながら、
二つも三つも手に持ち走り回りながら、
追いかけっこをしていた子ども達でありました。
みんなみんな思いっきり楽しめた
そんな素敵な水遊びの日でありました。


今週の顔
すみれ組のあいこちゃん、
今月お誕生日で6歳になります。
自分の思ったことを全部言語化しつつ
想いを伝えて来てくれるあいこちゃん。
オーディオコメンタリー付きの映画を見ているようで
思わず笑ってしまいます。
でもその自由自在の言葉使いはうらやましい限り。
素敵なお姉さんになりました、お誕生日おめでとう。
ばら組さんのいとちゃんも今月お誕生日。
いつも楽しい遊びを思いつき、
そこにみんなが集まって来るこのクラス。
ももさんをも魅了するプロデュース力に
いつも驚かされている僕です。
幼稚園では想いのままの自己表現が
まばゆいばかりに出来ていて良い感じ。
4歳のお誕生日、おめでとう。
ばらさんのそうたくんです。
そうちゃんは8月がお誕生日で4歳に。
ちょっと恐がりのそうちゃんが
奮起しカエル君のために手ずからに
蜘蛛を捕まえてくれたその姿にびっくり。
色んなことに自らがんばれるようになった
その成長の姿を嬉しく見つめています。
お兄ちゃんになったね、お誕生日おめでとう。
ももさんのかずくんも今月お誕生日です。
いきもの大好きなかずくんは
カニの水換え・エサやりを
いつもお手伝いしてくれています。
『捕って終り』の子が多い中、
真面目で優しいその人柄に
とても癒されている僕なのです。
5歳のお誕生日、おめでとう。



7月第3週、4週

【7月10日 ひよこクラブ&たんぽぽ組】
今日のひよこクラブには3名のひよこちゃんとたんぽぽさんが参加。
『みずあそび』のテーマで楽しんで行ってもらいました。
たんぽぽさんのお母さんにしてみれば3回目の『参観ひよこクラブ』。
名前を呼ばれて大きな声で「はい!」って答えている姿など、
月毎にこの子達の変化や成長を感じられるシーンがありまして、
嬉しく感じ見つめていた僕でありました。
最近どんどん自己発揮をしてくれるようになって来たたんぽぽさん。
もうずっと昔から幼稚園の子だったような顔をしていて
ちょっとおかしくもありうれしくもあり。
「慣れるって大事なことだよね」と思いつつ
この子達の適応能力の高さに驚かされている毎日です。

そんなたんぽぽさんの姿に触発されてひよこちゃん。
こちらも上を見て「僕にも出来る!」ってやってくれるから、
ますますどんどん!の相乗効果。
なんか今年はとっても良い組み合わせの中、
ひよこちゃん・たんぽぽさん・お母さん達と
この『ひよこクラブ』がみんなにより良く用いられているようで、
本当に嬉しく思っています。

眞美先生の読み聞かせ『こぐまちゃんのみずあそび』に続いて
『金魚』を製作で作りました、子ども達。
途中愉快な面白パフォーマンスを見せてくれたりもいたしながら
どんどん製作を進めてゆけたその姿に
「さすがだなぁ」と感心したものでありました。

出来上がった金魚を持ってお外に繰り出し、
プールに泳がせて『金魚すくい』を楽しんだこの子達。
ビニールプールのヘリに体を預けるようにして
夢中になって金魚すくいに挑んでおりました。
5月・6月の回では日頃幼稚園でがんばっているたんぽぽさんが
このお母さんが来てくれるひよこクラブの日だけは
入園前の甘えんぼの顔に戻り・ひっついていたのですが、
今回はお母さんそっちのけで夢中になって遊んでいる姿に
「すっかり幼稚園の子になったね」と思ったもの。
これまた嬉しい成長の姿を見せてもらったような気がしたものでした。

ひよこちゃん達もびじゃびじゃになりながら
楽しんだ今回の水遊び。
途中で雨が降り出しもしたのですが、
当の子ども達は素知らぬ顔でびじゃびじゃびじゃ!
涼み楽しんで行ってもらったものでした。

今回で一学期のひよこクラブは終わりです。
何年かぶりに休止することなく毎月ひよこクラブが出来たこと
心より感謝でありました。
眞美先生もお疲れさま、そしてありがとうございました。
また二学期もひよこクラブ・そしてひよこ広場で
皆さんのお越しをお待ちしております。
どうぞまた遊びに来てください。


7月10日 もも・ばら組
梅雨の終わりの不安定な気候のせいでしょうか。
今日も途中から雨が降り出したので、
ホールでサーキットを始めたももばらさんでありました。
今年は雨の度に何回かやって来たホールでのサーキット。
その成果でありましょうか、
去年は一本橋もよちよちで
手を引いてもらっていた子ども達が、
慎重に進みながらも一人で渡り切り
最後は三段両足ジャンプのぴょん!ぴょん!ぴょん!で見事着地!
そんな姿を見せてくれまして
大いに驚かされたものでありました。

また運動系はそんなに得意でなかったももさんが
実は立派な体格と体の柔らかさを上手に活かして、
鉄棒の『なまけものブラブラ』をやって見せてくれたから
美香先生と一緒に驚いたもの。
先生の補助なしでぶら下がるのに苦労していたばらさん達に
「見て見て!こんなにしたら出来るんよ!」と
お手本として紹介したら、
なんとも嬉しそうな顔をしていた女の子でありました。
そう、まったりのんびりスローペースが持ち味だった彼女。
最近はやる気スイッチに火が入り、
早く動けるようになったり自らがんばってチャレンジしてみたり、
「なんか変わった?」と
その変化に驚かされている今日この頃。
嬉しい成長の姿をまばゆく見つめている僕らなのです。

梅雨の長雨が早く明けて欲しい時節にまでやって来ましたが、
梅雨だからこそのこんなホールでのサーキットもいいもんだと
思いながら見つめたこの情景。
色んな課題を定期的に投げ掛けてゆくことで
この子達の変化や成長にも気付けます。
その時々の天気や環境は神様が与えて下さるもの。
それを感謝して受け止めながら
またこの子達自身の成長や気付きの啓発のために
寄り添い・背中を押して行ってあげたいと思ったものでありました。


7月10日 すみれ組
今日のすみれさんは製作の風景。
「なにをしているのかしら?」と覗いてみたなら
スイカを作っていたこの子達。
人の顔を見るなり
「写真撮らんでよ!」って言って来る男の子。
僕の仕事が写真を撮ることなのを知っていて
(もしかして「もっと大事な仕事、ほかにあるでしょ!
ちゃんとやってよ!」と言うメッセージ?)
そんなことを言うものだから
僕が困った顔をしていると、
向こうからカメラに向かって喋りかけ
あれこれやり始めてくれました。
おかげさまで今日もつつがなく取材が出来た僕。
この子達に感謝でありました。

彼の最初の一言は彼流の『フリ』なのです。
「さあ、コミュニケーション始めましょう!」
と言う彼なりの自己アピール。
「押して・引いてのやり取りを一緒に楽しもう!」
と言うのがいたずら坊主の先生と彼らの
『流儀』だって知っているから、
こんな不思議な関わり方になるのです。
でもばらの頃には「○○をやろう!」と言ったなら
固まってしまったり・ストライキを起こしたり
そんなだったこの子達。
そんな彼らが今、
自分らしい顔で自分の想いを
僕らに投げ掛けて来てくれるようになったこと、
それがなにより嬉しい今日この頃。
そんな想いを実祐先生も受け止めてくれるから、
はたから見ればぐだぐだにも見えてしまうこのクラス。
なかなか一言で指示が通らないこともあるのですが、
この子達の言葉のひとつひとつを受け止めて
自分の想いを投げ返し、
クラス活動を進めてくれている実祐先生なのであります。

そうやって想いを満たされてから
課題に向き合っているこの子達。
ほら、その気になったこの子達は
自分の想いで色々なことにがんばって
未知なる自分に立ち向かってゆこうとしています。
今回のスイカは自分達の顔をつけまして
「スイカ美味しい!」のボードになりました。
今、夕涼み保育や夏期保育の準備も
みんなでちょっとずつ進めているこの子達。
そんな先生と子ども達の姿を
嬉しく見つめている僕なのでありました。


【今週のスナップ 7月10日】
いつもやりたい遊びが様々で
ばらばらに遊んでいるすみれさん。
でも今日は珍しく
「転がしドッヂがやりたい!」と言う男の子の想いを
みんなが汲み取り、
7人そろって転がしドッヂをして遊んでおりました。

なかなか全員一致と言うのは難しい。
それも自由遊びなのだから個々人の自由が尊重されるのが基本です。
でも7人しかいないこのクラス。
ドッヂボールをするにはこれくらい人数がないと盛り上がりません。
いつもはまばらなドッヂボール。
その度に実祐先生が子ども達に声をかけて
「一緒にやろう!」と促すのですが、
なかなかみんなの想いが重なりません。
でも今日はみんなでドッヂボールをすることになって
「よかったよかった」とこの情景を見つめた僕でした。
ドッヂボールがやりたかった子の想いも満たされたし、
やってあげたらえらく喜んでくれたみんなの姿に
感じ入るところがあった子もあったよう。
こんな民主主義の原点の風景を見せてもらったような気がして、
ちょっとうれしい想いがしたものでした。
民主主義と言うと『多数決』と言うイメージがあるかもしれませんが、
誰かのトップダウンや数の原理ではないのです。
お互いに想いを寄せ合い譲り合って、
「じゃあ今回は譲るから、
今度は私の想いも叶えてね」
とみんなで喜びを分かち合ってゆく姿こそ、
神様が僕らに与えてくださった民主主義なのです。
良き学びを重ねつつみんなで歩んでいるこの子達の姿を
まばゆく見つめている僕なのです。


【今週のスナップ 7月11日】
久々にヤギ牧場までやって来ました、たんぽぽさん。
そんなこの子達に随行して
高く伸びた花桃の枝葉を切ってあげたのですが、
今年はその実がよくよく生ってくれて
ヤギ達を喜ばせてくれています。
また熟れる前の桃の実なので
シャクシャク・ポリポリ音を立てながら食べるヤギ子ちゃんに
子ども達も大喜び。
はっぱを柵の中に差し入れたり
桃の実をぽい!と投げ入れたりいたしながら、
ヤギ達に御馳走をふるまってくれたのでありました。

ちょっと前まではヤギが恐くって
なかなか柵まで近寄って行かない子達もあったのですが、
今日はみんななんか積極的。
「僕のを食べてよ!」と言わんばかりに
ヤギ達を振り向かせようと奮闘しておりました。
でもこれも成長の姿。
幼稚園を自分の居場所と感じ
安心して過ごせるようになって来たのと、
色んなことが自分で出来るようになって来た自信とが、
ヤギに対する態度に現れて来たのでしょう。
たんぽぽさんのこの子達、
この2か月間で本当に大きくなりました。
こんな素敵な成長を与えて下さった神様に
心より感謝です。


7月11日 すみれ・もも・ばら組
今日は7月のサッカー教室。
前回は雨でホールにて行なわれましたので
久々に広いお外でのサッカー教室となりました。
この日はこの夏一番の暑い日となりましたが、
それでも最後まで集中してがんばれたこの子達。
その姿に嬉しい成長を感じたものでありました。

またこれまでニコニコ・あははは!って感じでやっていた男の子が
ボールを取られてちょっと半べそ…なんて姿も見せてくれて、
「いいぞ!」って感じで見つめたものでした。
『4月当初には泣き目で…』と言うのはよくあるものですが、
逆パターンって珍しい。
でもこれって「ボール取られて、くやしい!」って
想いをいだけるようになった姿だと思うのです。
これまた成長。
子ども達の成長の源には必ず『想い』があるものです。
こんな思いの丈がこの子達に何をもたらすか、
これからどんな成長を与えてくれるか、
そっと見守ってゆきたいと思っています。


【今週のスナップ 7月18日】
今週で一学期もおしまい。
幼稚園で飼って来た生き物達も
夏休みはお世話出来ないので、
「さあ、どうしよう」とみんなで相談した美香先生とこの子達。
「元居たところに逃がしてあげるのがいいね」と言うことになりまして、
オタマジャクシを捕まえたあの『松岡いでご』まで
久しぶりに行って参りました。
今年は雨が多く
前行った道も途中で水没していたのですが、
兄弟達でありましょうか
そこに暮らしているカエル達を見つけまして、
「やっぱりここがいいね!」
と安心して幼稚園のカエル君を放して来た子ども達でありました。

また雨が降るたび『カニマンホール』でカニ捕りをして来たこの子達。
今年は久しぶりに大豊漁で
いつの間にか飼育ケースも4つにまでも増え、
カニカニ君が20〜30匹にまでなりました。
この子達も暑い季節は苦手なので
幼稚園の中庭に放してやることに。
入口で放してやったなら
社(もり)に向かってわさわさ入ってゆくサワガニ達。
この社を介してそわぞれに好きな水場を探し、
新たな暮らしへと旅立ってゆくことでしょう。
しっかり大きく育ってまた来年、
幼稚園に帰って来て欲しいと願っています。

幼稚園に残ったのはもんもんの持って来てくれたザリガニ君。
この間は脱皮をしていてみんなをびっくりさせたこのザリガニ。
「これ本体?死んじゃった?」と思うばかりの脱ぎっぷりに驚かされたところから始まって、
脱皮した殻がいつの間にかなくなってしまったり(食べたんだと思います)、
脱皮前は無かった片手が再生したり
(話では聞いたこともあったのですが、これにはびっくり)、
僕らに色々な学びと感動を与えてくれているこのザリガニ。
ろ過装置を入れてからはずっと落ち着いてくれておりまして、
もうひと月ほど元気に暮らしてくれています。
この子についてもみんなで話し合ったももばら組の子ども達。
「もうしばらくお世話して行こう」と言うことになりまして、
只今みんなの視線をひとり占めしている
人気者のザリガニ君なのです。


【今週のスナップ 7月18日】
今日は朝から良いお天気に恵まれて
今年最後のプールを楽しむことが出来ました。
あれほど「寒い!」「冷たい!」言ってたプールの水も
「ぬるーい!」と言うほどまで気温が上がって来た今日この頃。
みんな最後のプールを心ゆくまで楽しんでおりました。
この日は美香先生の出してくれたウミガメがみんなのヒーロー。
プールの中を所狭しと子ども達を乗っけながら
泳ぎ回っておりました。

最初こそビビりの「お水イヤぁ!」って子も多かったのですが、
この一ヶ月で驚くほどに大丈夫になってくれたこの子達。
その進化の度合いはそれぞれに違うのでありますが、
自分から『顔付け』出来るようになったり、
少な目ながらも自らバケツの水を頭から被って見せてくれたりと、
その想いの成長がなにより嬉しい光景でありました。
とにかく事故なくここまでプールをして来れたこと、
一人一人に嬉しい成長を与えてくれたこと、
これらのことを守り導いてくださった神様に心より感謝です。
また夏休みも子ども達と一緒に
プール遊びを楽しんでみてください。


【7月19日 お誕生会】
今日は7月、8月生まれさんのお誕生会。
5人のお誕生日さんの誕生日をお祝いしてあげることが出来ました。
今回のお誕生会は僕の担当。
と言うことでお誕生日さんには自分でマイクを持ってもらいまして、
お名前を言ったりインタビューに答えたりしてもらいました。
みんなへの質問コーナーやお母さん達からのメッセージなど、
言葉にして初めてわかる
『喜びの想いやひととなり』を感じられる
嬉しい時となりました。

7月の讃美歌『うみでおよぐ』から始まった
『海・お魚つながり』のインスピレーション。
お話は『にじいろのさかな』をペープサートでやりました。
『一番大事なものはなんだろう?』と言うことを
みんなで考える時にもなりました。
素話に近いお話だったのですが、
子ども達の顔を見つめながら話したお話に、
逆に熱い視線を送り返してくれていたこの子達。
すごい集中力で聞いてくれたのが
これまた嬉しかった僕でした。

お話に出て来た『エビカニ』からダンス『エビカニクス』に移行(安直)。
だったのですが、イメージはつながってゆくのに僕の体がついてゆきませんで
すみれさんに助太刀をお願いをすることに。
そんな突然のフリにも関わらず
みんな舞台の上で元気よく踊ってくれたすみれさん。
ついこの間まで『人前が…』『ダンスって…』
ってそんな感じだったこの子達が
なんとも頼もしく見えた情景でありました。

最後は『にじいろのさかな』より『にじうおバスケット』。
ペープサートで登場した
『にじうお』『たこ』『えびかに』でグループ分けいたしまして、
みんなで挑戦してみました。
それぞれのメダルを首から下げて
「さかな!」とか「ざりがに!」と呼びながら、
みんなでわらわらの大移動。
初挑戦となるたんぽぽさんも
最初は「???」って感じだったのですが、
勝手が分かって来るとお兄ちゃん・お姉ちゃんと一緒に嬉しそうに
走り回ってくれるようになりました。
さすがさすがのこの子達。
「周りをよく見て理解する・体現する力が強いんだよね!」と
その姿を嬉しく見つめたものでありました。
お母さん達にも参加してもらったのですが
子ども達と一緒に大忙しの『お引っ越し』となりまして、
「楽しかったかな?」「大変だったかな?」
と想いを馳せたものでした。
インタビューに『にじうおバスケット』に
大活躍してくれたお母さん達。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
おつかれさまでした。
そんなこんなでみんなで楽しく過ごした
本日のお誕生会でありました。


【今週のスナップ 7月20日】
今日でほんとに最後の最後。
子ども達とクワガタを放しに行きました。
今年は髭のおじちゃんがこのねむの木で
一杯クワガタを捕って来てくれたので、
『やっぱりここに返そう』と逃がしにやって来たこの子達。
近年幼稚園の山であまり見られなくなった
立派なノコギリクワガタやヒラタクワガタも
この木の樹液を求めてやって来たので、
今年は子ども達に見せてあげることが出来ました。
大ぶりなあごを持つクワガタ達にちょっとビビり気味だったこの子達。
そんな中、ある子がへっちゃらな顔してつまんで見せるから、
「すごい!」と驚嘆の声をあげた僕らでありました。
普段は虫のお世話もあまり興味なさげだったそんな彼女の
「じつはすごいんです」ってところを見せてもらって
なんとも嬉しくなってしまった僕でした。

また飼育ケースの中に死んでしまったクワガタを
一匹見つけた子ども達。
「どうしたらいい?」と言う美香先生の投げかけに
お墓を作ってあげることになりました。
丁寧に埋めてあげた後
お祈りもしてあげようと言うことになり、
みんなからこぼれて来る想いと言葉を紡ぎながら
お祈りにしてくれた美香先生。
みんなでクワガタ君ときちんとさよならをすることが出来ました。
不意に「お花をあげよう」と言い出した子ども達。
あちらこちらから思い思いにお花を摘んで来て
お墓の周りに飾り付けてくれました。
そう、生き物を飼うと言うことはそう言うこと。
「死なせてしまってごめんなさい」、
でも「ありがとう」「天国で元気にね」と言う想いを言葉にしながら、
ただのお別れでなく
感謝の想いやこれからの命との向き合い方に
つなげてゆくことそれこそが
大事なことだと思うのです。
「死んじゃうから飼わない」
「死んじゃったらリセットすればそれでいい」、
今は極端な思想が大手を振っているそんな時代。
そうではなく、本物の命と関わるその中で
喜びや哀しみを感じ自らを省みる体験それこそが
何にも替え難いこの子達の心の財産となるのです。

問いかければ「○○してあげたらいい」
と大正解を答えられるこの子達。
こんなに情報収集能力も処理能力も高いのは
IT社会の現代だからこそ。
でもそれが自らの行動に結びつかないのは
体験不足の故なのかも。
ここにも効率化の余波が。
生き物のお世話は面倒くさい。
臭いし汚いし手がかかる。
だから自分の生活から切り離す。
欲しい情報だけネットで検索。
こうして色々な知識や情報を自分の中にインプットして来ても
そこには生き物に対する『愛着』は育ってゆきません。
『執着』はあるけれどそれが『愛着』になってゆくためには
『相手の立場・想いになって考えること』が必要。
手ずから捕って来た蜘蛛に跳びついたカエルを見つめて
「わーたべた!」と声をあげたこの子達。
おじちゃんからもらったクワガタを飼育ケースに入れたなら、
はさみ合い争い始めた姿を見つつ
「けんか!」「いけんよ!」と言ってくれた子ども達。
生き物達の行動を客観的に観察し
それを自らの行ないに置き換え考えることによりまして、
沢山の学びを与えられたこの数か月間でありました。
でもそれも僕らがその時々の状況の中から
子ども達に伝えるべきことを抽出し
ヒントを投げ掛けてゆかなければ
「あはは!」で終ってしまうことなのかもしれません。
僕らはこの素晴らしき多種多様なる生き物達の力を借りつつ
彼らの人生の中に踏み込んでゆくことによってこそ、
この子達に『生きることの大切さ・大変さ・すばらしさ』を
伝えることが出来るのだと思うのです。
全てのことは巡り合わせ。
一朝一夕には行かないけれど、
煩わしさや大変さは一杯あるけれど、
それが子育て。
そんなことを感じ学ばせてもらった
この子達と生き物達との共生の日々でありました。
沢山の命とこんなに素晴らしい教育環境を与えてくださった神様に
心より感謝です。



【7月20日 終業式】
今日は終業式、みんなで合同礼拝を守りました。
4月の入園式・始業式から始まって、
5月の連休明けにはたんぽぽさんも入って来てくれて、
こんなに大きくなってくれたこの子達。
「最初はお母さんいないよ、えーん!って言ってた人?」
と尋ねると
「はーい」と手を挙げてくれたたんぽぽさん。
『こんなに自分のことを客観的に分かっている満三歳ってすごい』
となんか感動してしまった僕でした。
そう、この子達はよくよく分かっているし
よくよくがんばってもやって来れました。
それがなにより僕らには嬉しいことでありました。
「それって幼稚園だからがんばれたの?」
「明日から夏休みだから、もうがんばらん?」
と振ると「できる!」と応える子ども達。
「そう、幼稚園がなくても、先生がいなくても
がんばってくれたらうれしいな。
でもなんで?
『そのことを神様が喜んでくださるから』です。
良いことをしたり、お母さんのお手伝いをしたり、
人に喜んでもらえることをしたり、
そう言うことを神様は喜んでくださいます。
夏休みだからちょっとほっとひと休みして
それからまた神様に喜んでいただけるように
過ごしてくれたら先生は嬉しいと思います。」
とお話して締めくくった終業式でありました。

これから長い夏休みが始まります。
この一学期がんばって来た子ども達・お母さん・先生達もちょっとほっとひと休み。
全力でこの子達に向き合って来たもんね。
お互いにがんばれたことを褒め合って・讃え合って
喜びの夏休みになってくれたら嬉しいです。
そしてその後、心も体もちょっと休まったなら
「さあ、次はなにをやってみようか!」
と未知なる自分への想いが湧いて来るはず。
夏は大冒険の季節です。
一緒にこの季節を楽しみながら
素敵な夏休みをお過ごし下さい。
また二学期、元気にお会いいたしましょう。
それでは良い夏休みを。


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