2025年度 7月の幼稚園
7月第1週
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6月30日 もも組 今週は梅雨明け直後の ピーカン天気の一週間となりました。 気温も高く、子ども達はプールが気持ち良さそうでした。 ももさんは『プール大好き』『お水へっちゃら』の子達ぞろいなのですが、 この日実祐先生が挑んだのは『ワニワニ泳ぎリレー』。 2チームに別れまして ワニワニで水の中を進み、 タッチでつないでゆくリレーです。 向こう岸では中学生のお姉ちゃんが待っていて、そこでタッチ。 戻って来たら次の人にバトンタッチ。 そして最終ワニは実祐先生にタッチしてそれがゴール。 そんなルールを説明していざやってみたならば、 タッチが全然つながらない。 泳ぐのは上手なワニワニ君達なのですが、 「話、ちゃんと聞いていないね」 とそんな結末。 どちらもそんな感じだったのですが、 最後『実祐先生にタッチ』をせずに駆け込んだチームは ゴールが認められずに逆転負け。 負けた理由を問われても、 両チームとも「???」となった試合でありました。 『実祐先生にタッチしてゴール』がなかったのが理由であることを教え、 もう一度ルールをおさらいした実祐先生と子ども達。 その後何回かレースをやってみたのですが その日はとうとうリレーが完結することはありませんでした。 最初に先生の話を聞くのは大事と分かっている子ども達。 でも嬉しくなっちゃうと・興奮して来ると それを忘れちゃうって言うのもあるものです。 そんな時は周りのみんなが声を掛けて教えてあげる、 それがチームを勝たせるアシストになると言うことを 学びつつちょっとずつつながるようになって行った この子達のワニワニリレーでありました。 ても本番となるとやっぱり舞い上がってしまうようでして、 とうとう最後までつながらなかったタッチのバトン。 でもこれも経験・そして大事な大事な初めの一歩。 色んなルールゲームをみんなでくり返しながら、 『説明をちゃんと聞くこと』 『がんばりながらも冷静に判断・行動すること』 『みんなで協力し助け合うこと』 を学んで行ってくれたら嬉しいことです。 実祐先生も『どう説明したら子ども達に伝わるか』、 試行錯誤の模索中。 そんなお勉強をした後は、 自由遊びで弾けていた子ども達。 そんなONとOFFの時間をしっかりとって この子達を励まし導いてくれている実祐先生に感謝です。 みんながそんなこんなやりながら 想いを伝え合う・分かち合う練習をしているこの子達。 早い梅雨明けはこの子達のためにあったのか、 まだまだ今年はプールがこれからも出来そうです。 一杯一杯心と体と頭を使って、 学びを得て行って欲しいと願っています。 この子達の夏はまだまだ始まったばかりです。 |
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7月1日 すみれ組 すみれさんは只今『顔付けチャレンジ』に大奮闘中。 『水が苦手』って子が多かったこのクラス、 でも美香先生のあれやこれやの投げかけで ちょっとずつ『大丈夫』になって参りました。 夕涼み保育では『むろのはな』の塩プールに 行くことを計画しているすみれ組。 「ウォータースライダーで滑ったら ばっしゃん!ってなるんだから、 顔付け練習しておいた方がいいよ」 とモチベーションを引き上げその心をあおりながら みんなでチャレンジしておりました。 そんな中でも大きなきっかけとなったのが、 洗面器の水を頭から被る『行者修行』。 熱中症対策で頭を冷やす為に始めた水被りだったのですが、 面白がって自ら被り出した子ども達。 中にはバケツ一杯の水を被るつわものも出て来まして、 「それが出来るんだら、顔付けも出来るんじゃない?」 と言う美香先生の言葉に やってみたら出来ちゃった。 それが嬉しくって・それが大きな自信になって すみれ組のこの子達、 今週一週間で目まぐるしい進化を見せてくれたものでありました。 また『先生&お姉ちゃんチーム』VS『子どもチーム』 のバタ足対決では、 スイカビーチボールがどっちに行くかで大熱戦。 どちらもあまりに一生懸命になり過ぎて、 バタ足がボールに当たって『場外ホームラン!』 なんてそんなハプニングも。 それにはみんなで大笑いしたものでありました。 『自由タイム』では美香先生が持って来てくれた 色んな形の浮き輪が大人気。 重たくなって来たこの子達の体重とのバランスで よくよく転覆するのですが、 そこをバランスとって『体幹トレーニング』。 はたまたスイカボールを抱えて浮かぶ 『ラッコ泳ぎ』にも挑戦したのですが、 お腹と両腕でしっかり抱えていませんと 「ぽよん!」とボールが逃げ出し『ラッコ沈没』。 そんなこんなで遊びながら、 色んなエクササイズを体験していた この子達でありました。 真面目だけれどちょっと恐がりのところがあるこの子達。 そんな子達の心をあげてゆくには、 やっぱり大冒険からのモチベーションアップが効果的。 そんな美香先生の想いが日々伝わって来る、 この子達の『夏到来』でありました。 |
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7月2日 ばら組 ばらさんもだいぶプールに慣れて来た様子。 「小さいプールがいい」とそちらで水遊びをしてた子も、 いつの間にか大きいプールに その身を浸けることが出来るようになりました。 バタ足も立ちながら足を動かしてみたり、 手で水をかきかきしてみたり。 この子のやる気&『大丈夫』の進化を感じます。 他の子達もバタ足や水掛け合戦で 顔にかかったなら「やーめーてー」 と言っていたのですが、 それもへっちゃらになって来て どんどんとバシャバシャが激しくなって来ております。 『ワニワニ泳ぎコンテスト』では 輪っかの中をくぐったり、 『お姉ちゃんトンネル』の中をワニワニワニで泳いだり、 色んなオプションを楽しみながら これまた水面との距離を縮めていたこの子達でありました。 最初はお姉ちゃんと一緒に『輪っかゴール係』 をしていた男の子も、 宝探しが始まると自分からかがんで腰まで浸かってみたりもして、 僕らを驚かせてくれたのでありました。 そんなこんなでこのプールでも、 色んなことが大丈夫になって来たこの子達。 水着の脱ぎ着も上手に出来るようにもなって来て、 一つ一つのことが良い体験となっています。 ばらさん達の幼稚園における 『初めての夏&大プール』。 この子達にとってはそれだけでも大冒険なのですが、 その体験を糧に一歩一歩成長して来ている ばら組の子ども達でありました。 |
【今週のスナップ】 一足早く梅雨明けした暑さが後押ししているのか、 すみれさんのお世話して来た夏野菜が今取れ頃真っ盛り。 毎日キュウリやトマトを収穫しては 下の子達にもおふるまいしているすみれさんです。 おじちゃんと植えた稲は順調に大きくなる一方、 すみれで挑戦した稲や土袋のおいも苗など 上手くいかなかったりやり直したりしているものもありますが、 それもひとつひとつがお勉強。 やってみて初めて分かること・感じる事って一杯あるもので、 この子達にはそれらひとつひとつが大切な体験となっています。 お水をやったり成長を見つめたり、 そんなお仕事が毎日の日課となっているこの子達。 この日は滑り台横の紅マドンナの木に 青い小さな実が一杯ついているのを見つけました。 これは今年中学生になったりゅうちゃん達が 卒園記念で植えて行ったみかんの木。 「今年は一杯採れたらいいな…」と思いながら、 まだ青く小さな実を見つめていた子ども達でありました。 「一杯生ったら卒園生にもまた声をかけたいね」 と思いつつ、 こうして先輩が残したものを 今の子ども達と見守っていることの喜びを この心に感じた僕でありました。 |
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連休明けに子ども達が撒いた朝顔の種。 こんなに大きくなりまして、 綺麗なお花を咲かせ始めています。 「さいている!」と嬉しそうにお花を見つめつつ、 水やりをしていた子ども達。 「わたしもやったなぁ」 と言う想いで中学生も お付き合いしてくれていたのではないでしょうか。 毎年変わることなく続いてゆく幼稚園の営みですが、 それは自分の成長を測る『ものさし』にもなるものです。 だから僕らは愚直にも 一つ一つのことを大切に続けてゆきたいと思うのです。 もうじき夏休み、 朝顔を持って帰って毎日お世話を続けながら 元気に咲くお花をご家族で どうぞ楽しんで見てください。 |
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【 7月4日 七夕礼拝】 今日は七夕の礼拝をみんなでホールで守りました。 沢山の時間と手間暇かけて 子ども達が一生懸命作った笹飾り。 あまりに力が入っていたせいか、 はたまた今年取った笹があまりに若すぎたからでありましょうか、 『こうべを垂れる稲穂かな』の如く 一杯つけられた飾りを重そうに ぶら下げていた笹の葉達でありました。 今日のお話は『天地創造』。 今月の聖句でも出て来る 『はじめに神は天地を創造された』 と言う御言葉を聖書から引きながら お話を聞いてもらいました。 「天地って分かる?電池?」 と言うと「ちがーうー」と子ども達。 「上と下」と解説してくれるすみれさんもあって、 最近の子の博識に驚かされたものでした。 「今日の七夕の織姫星も彦星も 神様が造られたって 聖書に書いてあるんだよ」 と言うと話しがつながって 妙に納得していた様子の子ども達。 全てのものを整えて 僕らがちゃんと生きてゆけるようにした一番最後に 神様は人間を造られたんだよ。 それらのものを全て神様は 「良く出来た。あなたはとっても素敵だよ」 と言ってくださっているんだよ。 と言うお話を聞いてもらいました。 そんなあなた達が 「わたしは良いもの。でもあなたはダメ!」 って言っていい? いけんよね。 せっかく神様が私達みんなを 「良く出来た」って言ってくださったんだから、 私達同士も「あなたは素敵!」「かっこいいよ」 って言って互いに励まし合えたなら、 世界はもっと素敵になるよね。 だからお友達に「ダメ―」って言わないで お互いに認め合いながら・譲り合いながら、 みんなで仲良く暮らしてくれたら 先生は嬉しく思います。 そう言って合同礼拝を締めくくった僕でありました。 今年はお天気が良さそうだから、 七夕の夜には織姫・彦星・天の川が見れるかな。 夜は暗く・でもつつましく暮らしている田舎暮らしの僕らへの、 星空は神様からの素敵なプレゼント。 良く見え過ぎて星座を結ぶのに一苦労するのはご愛敬。 そんな夜空が見れたらいいよねと思う 僕らなのでありました。 |
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![]() <ばら組> |
![]() <もも組> |
![]() <すみれ組> |
【今週のスナップ 7月4日】 今日は七夕礼拝の後、 お外で水遊びをいたしました。 連日のピーカン天気でみんなちょっとお疲れ気味。 でも今日は久しぶりに薄曇りで ちょっとほっとしたものでした。 そんな一週間でしたが元気だった子達は益々元気。 リミッター解除のやんちゃ攻撃で ビジョビジョにされてしまった僕らだったのでありました。 これまで大人しかった中学生も 子ども達のやんちゃに思わず大きな声が出ます。 そうそう、『声掛け』『働きかけ』がこの仕事の大事なところ。 最後の最後にこの仕事に大切なことを 感じ学び取ってくれたことを嬉しく思ったものでした。 いつもなら「ほどほどに」と諭すこの子達のやんちゃパワー。 でも今日ばかりは「グッジョブ!」と そのハチャメチャを讃えたものでした。 楽しかったね。 |
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【今週のスナップ】 今週は中学生が職場体験実習で幼稚園に来てくれて 幼稚園のお仕事を体験して行ってくれました。 いつの間に大きくなった彼女達に驚かされながらも、 幼稚園のお仕事を見よう見まねで がんばってやっていてくれたその姿に 成長を感じたものでありました。 幼稚園の頃から 前に前にでしゃばるタイプではなかった彼女達。 子ども達に対してもそっと寄り添って、 想いを感じてあげる姿を見せてくれていて 「この仕事、合ってるかも」 と思わされたものでした。 一方で子ども達への声掛けや言葉掛けを もっとしてくれたらいいのに… と思う場面もあったので、 それはこれからの課題でありましょう。 この子達らしさが顕れた体験学習の姿ではありますが、 『仕事』として行なう時には それ以上のものを表現しないといけない時もある と言うことを分かってくれたら良いなと思います。 3人の先生達だって 素の時はとっても恥ずかしがりやさんの 可愛い可憐な女の子。 でも仕事となると一生懸命想いを奮い立たせ、 子ども達に自分を投げ掛けてくれている素敵な先生達。 『これぞプロ』と言うパフォーマンスをもって 子ども達に関わってくれています。 自分らしさも大事にしながら、 スイッチを入れるところではしっかり入れて どんな仕事にも向き合える 素敵な大人になって行ってねと そんな想いで二人を見つめたものでありました。 この一週間、本当にお疲れ様でした。 実習先にここを選んで来てくれて それがなにより嬉しいことでした。 また幼稚園に遊びに来てね。 いつもいつでもいつまでも 卒園生の君達をここで待っているからね。 |
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今週の顔 | |
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ばらさんのゆいかちゃん、 今月お誕生日です。 お休み明けだったのでありますが、 元気な顔を見せてくれて嬉しかったです。 ドキドキしちゃうこともあるけれど それをがんばって受け止められる お姉ちゃんになりました。 4歳のお誕生日、おめでとう。 |
ばら組のあゆむちゃんです。 あゆむちゃんもこの夏4歳のお誕生日。 プールで水をかけられると あんなにぷんぷん怒っていたのに、 最近ではへっちゃらさんになりました。 水の感触と気持ち良さを一杯に 感じ味わってくれている今日この頃。 お誕生日、おめでとう! |
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もも組のりょうちゃん、クールな二枚目ポーズ。 『かけていいのか?ダメなのか?』 こちらのリアクションを見据えながらも 仕掛けて来るイタズラ攻撃が愛らしい。 激しい水掛合戦のそのさなか、 嬉しそうにはしゃぎながらも 相手のことも想ってくれる、 優しい男の子のりょうちゃんです。 |
ももさんのせなくん、 水鉄砲構えて御機嫌笑顔。 友達の顔付け&水被り修行を 横目に見ながら「せーも出来るよ」 と言いつつパフォーマンス。 クールに見えて負けず嫌いな 熱い心も見せてくれています。 がんばり屋さんのせな君なのです。 |
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7月8日、10日 もも組 今週のもも組は製作を楽しんでいる風景です。 先月作り溜めた作品を台紙にぺったり貼りまして、 そこから始まった僕らの『梅雨ワールドアート』。 実際ずーっと雨が降った週があったかと思えば、 カラっと晴れて連続でプールが出来た週もあった6月。 そんな複雑かつダイナミックな季節を思い出しながら、 子ども達が描いたのは『ギラギラ太陽&しとしと雨』。 描き加えられたお天気模様によりまして、 先に作ったカエル君とデンデン君が 生き生きとして来るからなんとも不思議。 『表現の妙』を感じたものでありました。 前回覗いた製作『ぼくのいえ』の時は ちょっと四次元のパラレルワールドを描いていた男の子。 『家の中に海があってジンベイザメが泳いでいる』 と言うイマジネーションは素晴らしかったのですが、 想い通りに描けない線がグジャグジャになっちゃって そこから「うみ!」って発想に行ったようなところもあったみたい。 それが今回はきっちりオブジェを活かす構成で、 意外と絵も上手に描いていて 「へー」と感心してしまったものでした。 カエル君の周りを丸く囲ってお池を作ったり、 背景には雨がしとしと良い感じで降っていて (やりすぎのぐちゃぐちゃ線にならないで 意図された描画が感じられます)、 カエルやデンデンムシが生き生きとして見える 素敵な製作でありました。 これが彼の才能か、 はたまたこの一ヶ月の成長か。 いずれにしても自由遊びから普段生活の観察の中から 色々な事を感じつつ、 連続性をもって表現の世界に挑む環境を作ってもらったそのことが この子達のインスピレーションとスキルを こんなに上げて行ってくれたのだと思います。 他の子達も雨に加えてそこから生まれる流れる川を描いたり、 雨が降ってデンデンが喜んでいる様子を ハートマークで顕したり、 それぞれに『梅雨の季節』に想いを馳せて お絵描きを楽しんでいたものでありました。 翌々日、また製作をしているところを見かけたのですが、 今度は『クラゲ』の製作に挑戦していた実祐先生とこの子達。 7月の讃美歌『うみでおよぐ』が大好きな子ども達。 「うみでおよーぐさかなたち」 からインスピレーションを得て 「うみでおよーぐクラゲ達ー」を作って 壁紙に貼ろうって作戦みたい。 これまた讃美歌から始まって 毎日目にする背景のボードに 自分達の作品を貼ろうと言う素敵なプロジェクト。 嬉しそうにクラゲを作っている子ども達の姿を見つめながら、 「実祐先生も上手になったねぇ」 と子ども達への投げ掛け・カリキュラム立案を 感心しながら見つめた僕でありました。 新人の頃は製作と言ったらひとつのものを作るのに精一杯。 ネットや教本を一生懸命探して題材を求めていたものでした。 でも子ども達の興味の行く先・喜んでやってくれるものって 『自分達の日常』の中にこそあると言うことを 感じ実践してくれている最近の実祐先生。 そんな想いとハツラツとした姿に 頼もしささえ感じる今日この頃です。 何でも『ダメダメ』ではなく この子達の想いを感じ受け止めながら、 そこから「これやってみよう!」の一滴を ぽとんと落し投げ掛けてくれる実祐先生に 子ども達も自らの想いをもって応えてくれている今のこの子達。 そんなやり取り・キャッチボールが出来るようになった このクラスを見ていると、 それこそがなにより大きな 『一学期の学びと成長』だったと思うのです。 そんな『自分らしさ』をもってこれからも、 みんなで一緒に歩いて行ってくれらいいなと思います。 もも組になって、 「お兄ちゃんになった!おねえちゃんになった!」から3か月ちょっと。 みんなそれぞれそれなりに、 よくよくがんばってくれました。 そんな嬉しい想いをいだきつつ 見つめたももさんの製作風景でありました。 |
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7月8日 すみれ組 今週のすみれ組、 『夕涼み保育』に向けて準備をしている風景です。 自分達は『恐いの大の苦手』なそのくせに 「お母さん達をおどろかす!」と言って始めたお化け作り。 お部屋に『なまくび』がぶら下がっているのを見た時は 僕もドッキリしたのですが、 そう言う導入がないとなかなかきっかけを見つけ出せないこの子達。 そんな子ども達に苦心しながら、 でも子ども達の反応や変化を見つめ楽しみながら、 あれこれやってくれている美香先生に感謝です。 もっとも美香先生の方が『もう一枚うわて』ですから、 「お母さん達を驚かした!やったぁ!」 だけでは終わらないはずのこの作戦。 さてさてどんなことになるのでありましょうか。 そんなこの子達のお化けプロジェクトを見ていると、 色々と課題も見えて来ます。 みんなでやっているのにすぐに飽きちゃって 自分の居場所やがんばりどころを見出せない子がいたり、 「これはどうしよう…」と どうしたら具現化出来るか分からずに ひとりで困っている子がいたり。 製作と言っても一斉指導の課題ではありませんから、 先生も自分から「あれして」「これして」 は言いたくありません。 これこそ『こんな時にはどうしたらいいか』を 体験し考えるために格好の教育課程。 であるので子ども達の主体性を尊重しつつ、 サポート役に徹していた美香先生でありました。 自身はあれこれアイディアやインスピレーションが 一杯湧いて来る『保育の天才クリエーター』美香先生。 そんな先生に影響されながら この子達が自分の想いを顕して、 それを具現化するためのアクションを 自分達で学び取ってゆくそんなイベントになってくれたなら それがなによりだと思います。 『子ども達と相談して決めた』と言う今回の『夕涼み保育プログラム』。 オリジナリティあふれる構成に 「ふーん、まあいいか」と言うところもありますが、 それがこの子達に必要な投げ掛けであることも理解出来ます。 『人のふり見て…おりこうちゃん』のこの子達が挑む 『未知なる自分探しの大冒険』。 ここから全てが始まって行ってくれたなら、 それがなによりと思うのです。 ベテランのお母さん達にとっては 「お兄ちゃんの時と違う」と 戸惑われ方もあるかもしれませんが、 美香先生とこの子達なら大丈夫。 お家では不安を口にしている子があるかもしれませんが、 そっと励まし背中を押してあげて下さい。 |
【今週のスナップ】 気温も『真夏日越え』の毎日。 なかなかお外遊びもままならないのでありますが、 それでもあさイチの水やりと野菜のお世話で 一足早くやって来た今年の『夏』を 体一杯に感じている子ども達。 今年は朝顔の生育も良いようで、 いつもはお家に持って帰ってからが花盛りとなるところを 今年は幼稚園で『花盛りの饗宴』となっております。 髭のおじちゃんも 「一杯に並んでいる鉢が一杯花を咲かせている今年は、 本当に見ごたえがあるねぇ」 と嬉しそう。 たまにはこんな夏もいいものです。 そんな朝顔もこの子達にかかれば すぐさま色水遊びの材料に。 朝顔とオシロイバナは『夏の二大イロミズ素材』。 出来た色水をお日様の光にかざしたならば、 透明感とキラキラで超きれい! 絵具や顔料による色水では感じられない 自然由来の神秘的な色合いに 思わず声を上げていた子ども達でありました。 また『すみれ菜園』を覗いていて見つけたトウモロコシ。 食べられるほどのものは以前収穫しちゃったのですが、 その後も「これって?」と思わしきものが出来て来て 期待を持って採って来た子ども達。 もじゃもじゃと皮を剥きまして 「これぱべれる?」と先生に尋ねます。 身が詰まっていればヤングコーンとして食べれるのですが、 これはそこまで行かなかったよう。 さらにお天気続きでカラカラかさかさになっていて、 触るとほろほろ崩れ落ちてしまいました。 でもそれも大事な体験です。 みんなでトウモロコシを見つめながら 『野菜が食べれるようになるって とてもすごいことなんだ』 と言うことを改めて感じる機会となりました。 でもそんなガッカリばかりではありません。 トマトやキュウリは大豊作。 お店で売っているのよりひとまわり大きくなっちゃったデカキュウリを 「もう採らないと」と言って収穫し、 すぐにその場で食べさせてくれた美香先生。 採れたてキュウリを噛む音が 「カリッ」「こりっ!」 と聞いたことのない音を響かせて、 「新鮮ってすごいねぇ」と みんなで感動し合ったものでした。 そんなキュウリやトマトは下の子達にもふるまわれ、 今年はすみれさんのおかげで 『豊かな食育の夏』を過ごしている日土幼稚園。 『成長させてくださったのは神です』 の聖句を想いつつ、 心と身体で本物を味わっている子ども達です。 |
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7月10日 ばら組 ばらさんはようやっと5人そろってプールが出来ました。 おおきなプールが恐かった子達も段々と慣れて来て、 今では膝をついたり腰まで浸かったり そんなことも出来るようになりました。 只今ワニワニに挑戦しているこの子達。 『えりか先生トンネル』をくぐって ワニワニ!ワニワニ!やっています。 そんな出来るようになったこと一つ一つを 一緒に喜んでくれるえりか先生。 そんな先生の言葉と振る舞いが この子達の心の拠り所となっています。 『おさかなすくい』がお気に入りだったばら組さん。 今ではそれをステップアップいたしまして、 上の子達がやっていた『宝探し』にも挑戦中。 これはなにが違うかと言いますと 『お宝』は浮かばずに沈むのです。 水面にその身を近づけて かがみながら水底にあるお宝を拾う女の子達。 水の屈折と太陽の光もありまして アクリルのキラキラがとても綺麗に見えるこの宝探し。 女の子に人気なのもうなづけます。 一方の男の子はいたずら水掛攻撃にご執心。 嬉しそうな顔でこちらに水をかけて来ます。 『びじょんこ大魔王』になりきって ゆっくりゆっくりと近づいて、 カメラに向かって水攻撃。 麦わら帽子のバリアで防いだら、 その下から水鉄砲を差し入れて 攻撃して来る男の子。 これには僕もお手上げです。 それでも嬉しそうに水にその身を浸している そんな姿を見ていると、 こちらも嬉しくなってしまいます。 連日のプールで体力もついて来たのか、 ちょっと前は午後には『電池切れ』だったこの子達も 今では想いも元気も切れることなく遊んでいます。 そんなこの子達の心と体を一杯に 育んでくれたプール遊びとえりか先生に感謝です。 色んなことが『大丈夫』『へっちゃら』になって来た この夏のこの子達の成長を 嬉しく受け止めている僕なのです。 |
【今週のスナップ 7月10日】 ばら組でお世話しているオタマジャクシ。 先週、ようやくカエルになりそうな子が一匹いたのですが、 その途中で溺れて死んでしまいました。 エラ呼吸が肺呼吸に替わると言うのは 自分の身体が作り変わる大変なこと。 もうじき夏休みでその成長の遅さが気になっていたのですが、 やはり今一度あせらず逸らずじっくりと 時間をかけて大きくなることの大切さを 感じさせられた出来事でありました。 そんな心ばかり逸ってしまう僕をさておいて、 この子達はのんびりオタマ観察。 図鑑を広げながら、 「これがこうなるんだよ」と解説してくれました。 『好きなものこそ上手なれ』 は本当です。 普段の姿からこんなに一杯話し語り掛けて来てくれる この子を想像出来なかった僕。 朗々と解説してくれるその話しぶりに 「へー、すごい!」と思わされたものでありました。 そんな彼の周りにお友達も集まって来て、 一緒に図鑑を見つめておりました。 ひとりの好奇心が『呼び水』となって この子達の好奇心と想いが寄り集まって来た不思議な情景。 それをまた嬉しく見つめた僕らだったのでありました。 この子達、おたまちゃんと一緒に 素敵に大きくなってくれています。 そっとお世話をしてくれているえりか先生にも感謝です。 |
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【7月14日 ひよこクラブ】 今日は今学期最後のひよこクラブ。 大々的にプールで遊ぼうと思っていたのですが あいにくの雨降り天気となってしまいました。 そんなお天気の中でありましたが、 4人のひよこちゃんが幼稚園に遊びに来てくれました。 今月の担当は実祐先生。 急遽お部屋バージョンのセッティングに変更して ホールで『プール遊びごっこ』を演出してくれました。 まずは親子の触れ合い遊びでウォーミングアップ。 最初は「なにやるんだろう?」 と緊張顔の子ども達に対して お父さん・お母さんが一生懸命働きかけてくれるのですが、 この子達の表情は固いまま。 「(こんなのしらないし)」「(やったことないし)」「しらないひといるし)」 とそんな想いが伝わって来るような ひよこちゃん達でありました。 ベテランさんでさえそうなのですから 初めてのお友達は尚更のこと。 それでもマイペースに『触れ合い体操』を進めてゆく実祐先生。 楽しそうにやって見せる先生に 段々と心と想いをゆるして行った子ども達でありました。 続いては『ノンタン』の絵本の読み聞かせ。 迷子になった子亀ちゃんとノンタンのお話ですが、 全部表情に顕れる女の子。 『お母さんと離れ離れになってしまったカメさんが』 のくだりでは眉を寄せて『切な顔』。 急に自分も不安になったのか お母さんをふりかえって「いたぁ」と一安心。 いつもはお母さんを置いてけぼりにして どんどん行ってしまう彼女ですが、 感情移入の力と感性は人一倍のよう。 『大きなお魚に追いかけられて…』で また恐い顔になったかと思いきや、 最後にお母さん亀と出会えた場面では 誰より嬉しそうな顔をしていたものでありました。 そんなちょっとのハラハラドキドキも体験した後、 ホールに色んな『プール&水遊びごっこワールド』を繰り広げ みんなで遊んでもらいました。 ボールプールもそうですが、 実祐先生お手製の『魚の泳ぐウォーターベット』 もあって子ども達は大喜び。 ちょっとひんやり触感で水の感触も感じられる 不思議なプールに寝転んで、 気持ち良さそうにしていたひよこちゃん達でありました。 また用意されたプールでそれぞれに 独自の遊び方で楽しみ始めた子ども達。 『きのこプール』の上にボールを乗っけて行ったり、 プールの中から籠に向けて『ボール玉入れ』をしてみたり。 僕らの想定していた遊び方と違うやり方で それぞれ『プール遊びごっこ』を楽しんでくれておりました。 でもひとつ誰かが遊びを発明すると それを他の子達も真似してやるのが不思議なところ。 まだ言語コミュニケーション力が成熟していないお年頃の子ども達なのですが、 こんなにして想いを伝え合い それが文化を創って行くんだな… と不思議な想いで見つめた情景でありました。 そう、そうやって自分の想いを顕すことが出来るようになって来たなら、 心の方も解き放たれていつもの元気が出て来ます。 最後はみんな『おてんば・やんちゃモード』全開で 嬉しそうに身体を一杯に使って遊んで行ってくれました。 今回初めて来てくれた女の子、 うちの卒園生でその後も活躍が聞こえ伝わって来た スポーツマンのお父さんと一緒に 今日は来てくれたのでありました。 初めは大人しかった彼女ですが、 その気になったら父さん譲りの身体能力で 飛んだり跳ねたり大はしゃぎ。 『真面目君』でやる時はいつも一生懸命やってくれた お父さんを思い出させる大活躍に、 なんだか嬉しくなってしまいました。 また遊びに来てね! お父さんのご家族総出で どうぞ遊びに来てください。 また今日来てくれた二人の子は 二学期から幼稚園に行くので今日で『ひよこ卒業』です。 本当に小さい時からずっと来てくれて このひよこクラブを支えてくれたこと、 心より感謝しています。 幼稚園になってもがんばってね。 そんな色んな嬉しいあれやこれやがあった 今回のひよこクラブでありました。 実祐先生もお疲れ様でした。 素敵なプロデュース、ありがとう。 |
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7月15日 すみれ・もも・ばら組 今日はサッカー教室が行なわれ、 久々に園庭でサッカーをすることが出来ました。 昨日の土砂降り&雷には驚かされたものでありましたが、 そのおかげか今日は朝から涼しく風も爽やか。 7月のサッカー教室でありながら 過ごしやすい気候の中で行なえたことに感謝でありました。 久しぶりのサッカーと言うことで 子ども達は当初大張り切り。 『ボール鬼ごっこ』ではあちらこちらに大いに走り回りまして、 プールとは一味違った身体を動かす気持ち良さを 体感していたようでありました。 しかし前半で電池切れになった子も続出。 急に身体と心が動かなくなったようでありまして、 重い体を引きずっていた子ども達。 プール遊びは自ら泳ぎ身体を動かす子達にとっては 『体力増強』のトレーニングとなるのですが、 『水にその身を浸しているだけの子ども達』は 逆に体力が落ちてしまっていることが判明。 そうは言ってもこの暑いさなかに 過度の不可をかけるのもまた逆効果。 この暑い季節を乗り切って、 夏休みを上手に使って心と体を休ませて、 その上でまた二学期から体力を取り戻して行く生活を 始めたらいいよね…と思いながら 見つめた情景でありました。 一方プールでも普段の生活でも 全力で身体を動かしている子達は益々もって パワフルになっているではありませんか。 『ボール取り合戦』でもそんな子達の『初めの一歩』が秀逸で、 体一つ抜け出してからボールを支配するその身のこなしは 惚れ惚れとしてしまうほど。 ここずっとホールでのサッカー教室であっただけに、 この広い園庭を舞台とすると すぐさまフィジカルの差が顕わになります。 「それは年齢よりもモチベーションかな…」 と思うところもあり、 ばらさんでも一対一の局面において 上の子に決して負けていない姿を 見せてくれたものでありました。 さあ、最後は本格ゲーム対決。 紅白に分かれて試合をしたのですが、 一方的なスコアーに。 赤組はゴールの守りに重きを置く作戦に出たのですが、 守るばかりではやっぱり勝てません。 大差がついた後だったので 美香先生がゴールを守り すみれを点取りに行かせたのですが、 ボールが相手に渡ると最前線から自軍ゴールまで戻って来てしまう女の子。 その運動量と献身は 日本代表であれば賞賛されるものなのでありますが、 『縦パス一本』で彼女にゴールを決めさせようと言う 僕らの作戦が機能しません。 『とにかく1点を取る』を具現化したい僕らに対して、 この子は『とにかく点を取られたくない』。 と言うことで最後まで点を取れずに 終わってしまったのでありました。 一方、『動くのは嫌いだけれど、 どうにかこうにか点を入れたい』 と言うももの男の子。 コーチから特別パスをもらって 手薄なゴール前まで上がります。 そこで手も使って蹴れる位置にボールを置いたら 蹴ったボールが偶然にも浮いて見事なループシュートに。 そんなナイスシュートに大喜びしていた男の子でありました。 『ルールが』『不平等!』なんて言い出したら 途端につまらなくなるこの子達のサッカー。 そんな子の自己実現から 想いを上げて行こうとしてくれる平家コーチ。 そんなコーチに感謝です。 この子にとってのこの1点が これからのやる気を生み出してくれるなら それがなによりだと思うのです。 そんな二人のサッカーを見つめつつ、 物事の受け止め方・考え方も この子達の中で攪拌されるよう投げ掛けて行きたいと思ったもの。 『1点を取られるのがイヤ』な子は 叱られる自分が許せない完璧主義。 『自分で何とかしなくっちゃ』と言う生真面目さもあり、 『マイナス査定』で物事を考え受け止めてしまうから、 『点を取られないようにすることばかり』に想いがゆくのでしょう。 一方の男の子は 『1点取った喜びを今度は自力で成し遂げよう』 とする自己啓発が必要。 二人のこだわりや行動が 『足して2で割るところ』に行ってくれたら良いのですが、 今はお互いにパラレルワールド。 お互いのサッカーを感じ合い、 物事の見方や取り組み方を 変化・進化させて行ってくれたら…と 思った僕でありました。 『たかがサッカー』、 でも色んな気付きと学びを僕らに与えてくれる 素敵な教育課程です。 またそんなところから二学期は この子達に色々な投げ掛けをして行きたいと思っています。 あっと言う間に一学期のサッカーが終わりました。 一生懸命考え・教えてくれた平家コーチに感謝です。 また二学期もどうぞよろしくお願いいたします。 |
【7月16日 お誕生会】 今日は7月8月生まれさんのお誕生会。 6人の子ども達に加え先生3人も『夏生まれ』と言う 嬉し賑わしの誕生会となりました。 今回の担当はえりか先生。 初めての担当となったえりか先生ですが、 上手に会を進行してくれまして 「さすがだなぁ」と思い見つめたものでありました。 まずはお誕生日さん紹介&インタビュー。 ばらさんからすみれまで 子ども達の方も上手にインタビューに受け答えしてくれて こちらも「さすがだなぁ」 と思ったもの。 本当は恥ずかしくって お家ではひと悶着あった子もあったそうなのですが、 そんな後でも『幼稚園ではがんばる』 とがんばれるようになった成長の跡を 嬉しく感じさせてもらいました。 どの子も恥ずかしがり屋の照れ屋さんだったのに 人前で自分を顕せる そんな素敵な子どもになりました。 えりか先生のお楽しみのコーナーでは パネルシアターが披露されました。 日頃から先生のクラス製作とか工作遊びが上手だなぁ… と思って見ていたのですが、 今回の物語もとても凝っていて お誕生日さんがお話に登場したり 物語のカギとなるスイカが色んな様相で顕されていたり、 思わず見入ってしまったものでした。 またスイカの置かれた坂道の先に 大きな石が据え置かれ、 そんな構図から「スイカ、われる!」 なんて展開を読んだ子から声が上がります。 そんな子ども達の想像力・状況把握能力にも 「へえ、すごいねぇ」 と思ったものでありました。 さて、恒例の『ダンスで準備体操』 ではばらさんが舞台に上がって『お手本インストラクター』に。 「すみれ・ももに続いてこの子達も?大丈夫?」 と思いきや、 舞台の上に立って得意げにやって見せてくれるからびっくらこ。 恥ずかしさはあったでしょうが 「ほら、出来るよ!」を顕したい想いが 嬉しく伝わって来た情景でした。 それに続いてゲーム大会。 ひとつは『フルーツバスケットの導入』って感じのゲームで、 言われたワードに該当する人が輪の中から立って走ります。 『走るタイム』が終わると席に戻るのですが、 個席ではないのでちゃんとみんな輪の中に戻れて『めでたし、めでたし』。 「慣れていないばらさん達もこれなら楽しんで出来るよね」 と思いつつ、 今後の先をも見据えながら 楽しく遊ばせてくれたえりか先生に感謝したものでした。 さて、最後は『虫捕りゲーム』。 切り抜きで作った虫達をホールに隠し、 それを探して捕って来るゲームです。 20匹はあろうかと言う虫の数もそうですが、 虫籠の格子を一本一本切り抜いて作っているえりか先生。 さっきのパネルシアターもそうですが、 どれだけ準備に手間・暇・時間がかかったことでしょう…と 本当に頭が下がる想いです。 でもそんなリアリティーが子ども達のその気を促して みんな嬉しそうに隠し・探ししておりました。 夏休み前のこの季節だからこその 『虫捕りチャレンジ導入ゲーム』。 日土幼稚園の想いをゲームの中に体現してくれた えりか先生でありました。 そんなこんなの楽しいこと盛り沢山のお誕生会。 夏の眩しい光のせいか、 お誕生日さん達はみんな明るく元気に キラキラ輝いて見えたもの。 そんなお誕生会を演出してくれた えりか先生にありがとう。 お忙しい中、 来てくれたお母さん達にも感謝でした。 そんな素敵なお誕生会でありました。 |
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【今週のスナップ 7月16日】 お誕生会の後、水遊びを楽しんだ子ども達。 気持ちの良い快晴の元、 いつの間にか園庭一杯に木陰を作るようになった 卒園記念樹の桜の木の下で 思いっきり水遊びを楽しんだものでありました。 プリキュアになりきって僕を悪者に仕立て上げ、 戦いを挑んで来る女の子。 友達を呼び込んで共闘しようとするそんなところに プリキュアらしさを感じます。 そんな彼女達にお付き合い…と 悪役を演じてはプリキュア達にやられる僕なのでありました。 また子ども達のチュウチュウやって来る水鉄砲攻撃も 「涼しくていい感じ」と甘んじて受けておりますと、 強力な『筒でっぽう隊』がやって来て集中砲火。 これは飛距離と流量の強大さから 一度やられるとびちゃびちゃの大被害。 全身ズブヌレになりながら 子ども達と戦う先生達なのでありました。 そんなこんなでこの日も涼しく過ごすことが僕ら&子ども達。 本当にこの夏は何回プール&水遊びを楽しむことが出来たでしょう。 そこで流した汗と飛び交った水しぶきが この子達を元気に強くたくましくしてくれたことでしょう。 毎回のお洗濯や準備をお願いした お家の方々にも感謝です。 夏休みも熱中症などに気をつけながら、 元気に汗を流して遊んで 体調管理・体力増強をお願いします。 |
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【7月17日 すみれ組】 すみれさんは夕涼み保育の為に お買い物に出かけました。 すみれの育てたスイカは『小玉スイカ』と言いながら ちょっと可愛いくらい小さいスイカ。 『スイカ割りには心もとない』と子ども達が言うので、 大きなスイカを探してくれた美香先生。 『昨日の下見でフジにあった』と言うスイカを買い求めに、 バスに乗り込んでお出かけに行って来た子ども達でありました。 でもフジにあったのは『カットスイカ』。 昨日売れなかったあのスイカ、 今朝早くに切られてお店に並んでおりました。 それにはしょんぼりの子ども達。 そんなこの子達の様子に 「ちょっとみなっとまで行っていいですか?」 と美香先生。 そこでちょっとみなっとまで バスを走らせた僕らだったのでありました。 みなっとに着きまして、 早速お店の中に入って行った子ども達。 入口にあった小さなスイカをスルーして、 「あった!」と見つけたのは『ジャンボスイカ』。 一番大きなものを指差して、 大きな大きなスイカを手に入れることが出来ました。 こうしてまた『夕涼み保育』に向けて『やる気スイッチ』が入った子ども達。 こう言う導入と流れがこの子達には必要なんだよね… と思いつつ見つめたてんやわんやでありました。 さて、帰って来て『すみれスイカ』も収穫です。 最近ほとんど大きさが変らなくなった『すみれスイカ』。 「大丈夫かな?熟れ過ぎていない?」 と思いもしたのですが、 全ては『夕涼み保育のために』 と育てて来た小玉スイカ。 これを持って行かない訳には行きません。 と言うことで大きなスイカと小さなスイカ、 二つのスイカをクーラーバックに詰め込んで 伊方のむろばな公園まで 持って行くこととなった今年の夕涼み保育でありました。 |
【今週のスナップ 7月17日】 いよいよ明日は終業式。 ばら組でお世話していたおたま達ですが、 故郷である『松岡いでご』に返しに行くことになりました。 小さな飼育ケースに入れ替えて、 幼稚園の坂を下って行った子ども達。 最近大雨が降ったばかりなので、 手前の舗装してあるところに陣取って ひとり一匹ずつオタマを放してあげました。 名残り惜しそうになかなか返せない子もいたのですが、 いでごを見てみれば 「あれ、おたまがいる!」。 そこには兄弟と思しきオタマジャクシが 一杯いるではありませんか。 よくよく見ますとやはりカエルになるには まだまだそうなそこのオタマ達。 「成長が遅いと思っていたけど、 この兄弟はみんなこれくらいのものだったのかもね」 と思ったものでありました。 ばらさん達もそんなおたま達に 「ばいばい!仲良くねー」 と別れを告げ、 幼稚園に帰って来たのでありました。 オタマを飼い始めてみつきほど。 お着替えの遅い子に 「お、このカエル君。足が生えたよ!」 と言えばズボンから足をポンと出して お着替えが一歩進んだ…なんて感じだったこの子達。 オタマが大きくなるのを楽しみに、 そんなオタマと競争するように大きくなろうとがんばった、 一学期の子ども達でありました。 そんなこの子達にとって オタマジャクシは大きな心の支えとなってくれました。 僕らも「おそい!」「はやい!」 と一喜一憂してしまいますが、 こうしてみればその差って そんなに大したものではないことに気付かされます。 自分の体験や感覚による『遅い』『早い』よりも、 この子達の『今、この時』を 大事にしてあげたいと思うのです。 待つことはなかなかにしんどいことでありますが、 この子達が自ら気付きを得て動き始める 『いまでしょう!』こそがその時です。 その時が与えられることを祈りつつ、 ゆっくりじっくり子ども達と関り合ってゆきたいと 改めて思ったこの夏の『ばらとおたま物語』でありました。 大丈夫大丈夫、この子達。 それぞれのペースでありながら、 しっかりお兄ちゃん・お姉ちゃんになろうと がんばってくれています。 『出来る・出来ない』それよりも、 その想いが嬉しい僕なのです。 |
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【今週のスナップ 7月18日】 明日から夏休みと言うことで、 ももさんもお世話をして来たクワガタを 逃がしてあげることにいたしました。 髭のおじちゃんが捕まえたネムノキのところまで やって来ました子ども達。 二匹のクワガタをつまんで逃がそうとしたのですが、 なかなか上手くつまめない子ども達。 背中から持つのがセオリーなのですが、 甲虫の背中ってつるつるしてなんともつまみにくい。 かと言ってお腹側は足を絡めて来るし、 挟まれるのも恐くてこれまたなかなか。 そんな中なんとかかんとかクワガタを掴みまして、 木の根元に逃してあげることが出来ました。 このネムノキ、 よく樹液は出ているし 小鳥がつついてフカフカになった樹皮は格好の住処。 この夏はここで過ごして、 またたまに元気な姿を見せてくれたら嬉しいな…と思いながら クワガタ君を逃がした僕らでありました。 飼育ケースで飼っていると すぐ潜って見えなくなってしまうクワガタ君。 それでも毎日お当番さんが霧吹きで水をかけてくれたり、 いつ食べたか分からないけど 減っている『昆虫ゼリー』を取替えてあげたりと、 地道にお世話をしてくれた子ども達。 本当はあげたエサを がっつり食べている姿なんかを見たいでしょうが、 『お世話』とはそう言うものなのです。 そんなことを学んでくれたであろう このひと夏のクワガタとの共同生活。 先生やお母さん達もそうやって みんなのことを大騒ぎすることなく、 でも必要なお世話をしてくれていると言うことに、 この子達が気付いてくれたなら嬉しいことです。 元気に杜に帰って行ったクワガタを見つめながら そんなことを感じていた僕でした。 |
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【7月19日 夕涼み保育】 今日は待ちに待った夕涼み保育。 恐がりでいつも様子見から始まっていたすみれ達が こんなにも楽しみにしているその様を、 不思議な想いで見つめていた僕。 この子達の『育って欲しいところ』を伸ばすべく 美香先生が計画し準備し子ども達に 投げ掛けて来てくれたその結果かな… と思い受け止めたものでした。 当日はいとちゃんが熱でお休み。 ひとり幼稚園駐車場にやって来たかえちゃんは ちょっと不安そうな顔をしていたのですが、 一人・またひとりと仲間がバスに乗り込んで来ると どんどんみんなハイテンションに。 狭い道でバスを走らせながら 「どうぞ対向車が来ませんように」 と一人ドキドキしていた僕をよそに、 子ども達は意気揚々と室鼻公園へと向かうドライブを 楽しんでいたのでありました。 おかげさまで無事に着いた『しおプール』。 そこからあれこれ盛り沢山の 『夕涼み保育』が始まったのでありました。 さて、どんなことになったでありましょうか。 |
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【しおプール】 『室鼻公園プール』にやって来ました、子ども達。 美香先生が下見に来た時よりお客さんが少なくて 5人の子ども達が遊ぶには丁度の感じ・いい感じ。 午前中曇っていたのが良かったのか、 はたまた海風が涼やかに吹き抜けていたのが良かったか、 子ども達も暑さに負けへこたれることもありませんで、 元気に一杯遊ぶことが出来ました。 やっぱり「しょっぱい!」と言っていた美香先生。 でも子ども達はそんなの全然気にすることなく 泳いではしゃいで大騒ぎ。 子ども用のプール&ウォータースライダーの これだけのところで延々と 嬉しそうに遊んでおりました。 途中休憩を取りながら 丸一時間はここで遊んでいたでありましょうか この子達。 「よくもつなぁ」と思いながら見ていた僕をよそに わーきゃー!言いながら 遊びまくっていた子ども達でありました。 幼稚園でもここまではち切れる姿を あまり見せて来なかったこの子達。 「リミッター解除だとここまで振り切れるんだ」 と言う姿を見せてもらって、 嬉しい想いでカメラを回していた 僕だったのでありました。 |
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【すいかわり】 さてさて、プールで目一杯遊んだ子ども達。 その後海辺でスイカ割りをやりました。 スケジュール的にはこの時間にスイカ割りがあるのは 分かっていた僕ですが、 「あんなに遊んだ後に、やっぱやるのー?」 ってそんな感じ。 でも子ども達は全然へっちゃら 「はい、つぎつぎ!」 と言った感じで、 スイカ割りを楽しんでおりました。 まずは自分達で育てた小小玉スイカ(ここだまスイカ) でスイカ割り。 的が小さいからか誰も当たりません。 それでもスイカ割りが嬉しくて仕方のないこの子達。 周りのみんなが「前!前!」「右!右!」 言いながら、 思い通りに動いてくれない友達を 『ここでしょ』と強制誘導したりもして 盛り上がっておりました。 お次は主役登場ジャンボスイカ (本当はすみれスイカが主役だったはずなのに)。 子ども達の剣をかいくぐり 割れずにがんばっておりました。 最後は美香先生が降り下ろした一撃に やられて穴が開いたジャンボスイカ。 めでたくみんなで食べることが出来ました。 「漫画みたいに!」と言う美香先生のリクエストに応えて 三日月状に切ってくれた眞美先生。 それに「わしゃわしゃわしゃ」とかぶりつき、 漫画のようにスイカを食べていた子ども達でありました。 そんなちょっとしたことの一つ一つに 子ども達のことを想い、 手間・暇・想いやりをかけてくれる美香先生。 これぞ『夏の思い出』と心に残る演出を あれこれしてくれて感謝でありました。 スイカ割りの後、 少しばかりの時間でしたが 海辺散策もさせてもらった子ども達。 室鼻公園だけでこんなに盛り沢山、 楽しいこと一杯させてもらって大喜び。 貝殻を拾っては大事そうに 「おみやげ!」と言いながら 袋にしまい込んでおりました。 |
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【ジョイフルディナー】 さて、晩御飯は子ども達の希望でジョイフルです。 すみれさんのリクエストがあったのもあるのですが、 『ここで食べるから 夕食関係の作るから食べるまでが 1時間にまとめられて、 プールやスイカ割りにたっぷり時間が取れたんだな…』 と食べながら思ったもの。 そんな大人の事情はさておいて、 大人と変らぬ一人前を ぺろりと平らげてみせた子ども達。 ドリンクバーのジュースも みんな二杯ずつ飲んじゃって、 お腹一杯食べれた この子達リクエストの 『ジョイフルディナー』でありました。 |
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【夜の幼稚園探検】 幼稚園に帰って来まして 子ども達が挑んだのは幼稚園探検。 母屋の二階探検を始めとして、 幼稚園中あちこち『指令』に従って探検した子ども達。 最後はばら組の部屋に作られた 『不思議な世界』に飛び込んで、 大冒険をやり遂げたのでありました。 元は子ども達が作ったお化けや迷路を 先生達がばらの部屋に展開して作ったこの不思議な世界。 そうは言っても模造紙に描かれたお化け達や 背景や小道具など、 発表会並みに先生の手がかかっているのが伝わって来ます。 「毎日遅くまでやっていたのはこれだったのね」 とそっちの感激が大きく、 「子ども達のためにありがとう」と 頭の下がる想いでありました。 一方の子ども達はそれどころではありません。 真っ暗な迷路にランタンひとつ掲げて挑み、 「こわい!」「もうやだ!」 と言いながらも、 仲間同士で助け合いながら・励まし合いながら 最後までやりぬくことが出来ました。 最初はやる前からヘタレなことを言っていたこの子達。 それでもわいわい!やいやい!言いながら 最後までやり通したその姿に 「この子達、やるもんだね」 と思った僕。 恐がりでありながら 一線を超えると・本気モードに入っちゃうと、 違う自分が出て来るのでありましょうかこの子達。 そう言う一面が見えたのも 美香先生の綿密な観察と計画と準備があってこそ。 本当にここまで準備して来るのが 大変だったと思いますが、 それによって覚醒を得たすみれのこの子達。 これからのこの子達の成長において 本当に意義深い夕涼み保育となったと そんな風に思ったものでした。 |
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【おかえりの会】 最後にこの一日を振り返って、 楽しかったこと・思い出に残ったことを みんなで発表し合いました。 自分の想いを言語化して、 今日感じた色々な想いを顕してくれたこの子達。 『こんなに上手に日本語を使って 想いを表現出来るようになったんだ…』 と思いながら聞いていた僕でした。 子ども達の想いを受け止めながら、 この日の夕涼み保育が 他の先生達のお世話があったからこそであると 子ども達に伝えてくれた美香先生。 後ろに座る先生達に向けて 感謝の言葉を贈ったこの子達でありました。 そして最後にこの一日・そしてここに至るまでの日々を 守ってくださった神様に、 感謝のお祈りを献げた子ども達。 こうして誰かに守られていることや 誰かにお世話してもらっていることを忘れないのは とても大事なこと。 これから始まる夏休み・ そして色んなチャレンジが待っている二学期に向けて、 それらは本当に大切になって来るものだから。 だって『だから僕らはがんばれるんだから!』の想いが 次なる挑戦の場面においても この子達を励ましてくれるものとなるはずだから。 そんな貴重な経験・体験をすることの出来た この一日に感謝です。 |
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【はなび】 お迎えに来てくれた家族と合流して 最後はみんなで花火大会。 一日がんばった大冒険のご褒美に、 みんなで楽しいひと時を 過ごすことが出来ました。 全てを終えて、 お父さん・お母さんと嬉しそうに帰ってゆく子ども達。 がんばった自分・がんばれた自分に きっと手応えを感じてくれたことでしょう。 今日は本当にお疲れ様でした。 夏休みは少しゆっくりしながら、 お家でも大冒険を楽しんでみてください。 色んなことが出来るように・大丈夫になったこの子達。 日常と違う舞台に立って 成長の足跡を見せてくれることでしょう。 本日は色々とご理解・ご協力をいただきまして 本当にありがとうございました。 おかげさまで無事に終わることが出来ました。 全てのことに感謝です。 |
![]() <室鼻公園プールにて> |
今週の顔 | |
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すみれさんのいとちゃん、今月お誕生日です。 たんぽぽになるのを長いこと 待ってくれての入園だったのに早6歳。 緊張しいの人見知りだったいとちゃんが こんなに明るい元気娘になりました。 夕涼み保育は残念だったけど、 また夏休みもいっぱい一緒に遊ぼうね。 6歳のお誕生日、おめでとう。 |
すみれ組のそうたくん です。 そうちゃんもこの夏お誕生日で6歳に。 「こわいのぜったいイヤ!」って言ってたのに、 夕涼み保育では夜の幼稚園探検を がんばってやって見せてくれました。 あれこれイヤイヤ言っていても やるとなったらやれるお兄ちゃんになりました。 お誕生日、おめでとう! |
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もも組のがくた君です。 のんびりまったりマイペース、 みんながセカセカしている時も じっくり取り組むそんなところが素敵ながくちゃん。 それに加えてがんばる時にはスイッチが ポンと入れられるお兄さんになりました。 この夏5歳になるんだもんね。 お誕生日、おめでとう! |
ばらさんのなぎくん、 なぎ君もこの夏お誕生日。 プール&水遊びが大好きで、 僕にもちゅーちゅー水鉄砲攻撃して来ます。 見事当たれば嬉しそうなこんな顔。 おかげで僕も涼しく元気に過ごせました。 こんなお調子の時がなによりのなぎ君、 4歳のお誕生日、おめでとう。 |