【7月20日 すみれ組夕涼み保育】 昨日の終業式で一学期が終わった幼稚園。 みんなほっとした面持ちの中、 僕らの大冒険が早速やって参りました。 午前中ゆっくり過ごして お昼過ぎから集まって来たすみれさん。 最初はちょっと固く見えた表情に 「緊張してる?」と思ったもの。 でも4人揃ってみたならば 元気も勇気も湧いて来て、 張り切りモードの顔も見せてくれたこの子達。 少々の不安はあるものの 楽しみにしてくれていたみたい。 以前、ももの子達に 「みんなも実祐先生のクラスでしょ。 夕涼みに来るんよね?」 と尋ねると 「いやいや、すみれだけ!」 と頑なに拒否しておりました。 みんな夕涼み保育がちょっとした大冒険だと言うことが 分かっているみたいです。 そんな状況に対してがんばって取り組もうとする すみれさん達のその姿を見つめながら、 「すでにこの子達の成長を顕してくれているんだよね…」 と嬉しく思った開会前でありました。 |
<開会礼拝&製作> そうは言っても少々落ち着かない心持ちのこの子達。 嬉し過ぎちゃって…だからか、 はたまた実はドキドキの裏返しか。 後ろから見ていた先生達に度々姿勢を正されながら みんなで守った開会礼拝でありました。 その後は製作で『ランタン作り』。 これは夜の幼稚園探検で僕らの命綱となる大切なアイテム。 後のプログラムにつながるこんな製作を入れ込む事が出来るようになった 実祐先生の成長も嬉しく感じた僕でした。 自分で『探検アイテム』をつくることによって モチベーションを上げてあげようとする実祐先生の想いを 子ども達もしっかりと受け止めていたようでした。 4人の子どもに4人の先生が付き沿って 嬉しそうに進めていたランタン製作。 作りながらのおしゃべりも楽しげに、 出来上がってゆくマイ・ランタンに喜びながら 製作に勤しんでいた子ども達でありました。 |
<カキ氷> 今日のおやつはカキ氷。 それも自分達でガリガリ削るところから始める超体験型プログラム。 最近では家庭用のものでも電動が主流みたいで、 昔ながらのアナクロな『手回しカキ氷機』をどうしたら良いか分からないこの子達。 ハンドルの下に付勢力を生み出す為のバネは入っているのですが、 それでも下方向に押さえつけながらハンドルを回した方が よくよく削れるのがこのカキ氷機。 氷を削る刃が底についていることもありまして、 その刃に氷を押し付けて削るメカニズムを お勉強出来た時となりました。 氷が削れた後はマイオーダーのトッピング。 シロップに加えて練乳やアイスクリームまでありまして、 嬉しい盛り放題のカキ氷を 大喜びで作っていた子ども達でありました。 夏休み初日でありましたが 早速暑い日となったこの日。 子どもも大人もこんな冷たいカキ氷が ありがたく美味しいそんな嬉しいおやつタイムとなりました。 これでまたがんばれそう! |
<お買い物> おやつの後、幼稚園バスに乗ってお買い物に。 買い物自体は難無く出来たのありますが、 前を見て歩けないその様にこちらが冷や冷や。 周りのお客さんの買い物の邪魔になりそうになるその度に、 「すみません」とお詫びをしたものでありました。 そんな風だからそのうちに 当然のこと前の子にぶつかって…。 「当たったよ!」と怒る姿に 「あなたが当たって行ったの」 とたしなめるそんな場面も。 これも主観・客観の問題なので その場面その場面においてこの子達と実地検証を重ねながら 学びの場として行かなければ… と思わされた情景でありました。 そのことに自分で気付けるようになることそれこそが、 当面の課題でしょう。 でもそれが見えるように・気付けるようになって来ると ポーンと成長してくれそうなこの子達。 夏休みの日々の中で そんなきっかけを掴んでくれたなら嬉しく思います。 |
<クッキング&晩御飯> お買い物から帰りまして、 焼き肉の為の準備クッキング。 玉ねぎや茄子・ウインナーなどを切るのに挑戦をしたのですが、 危ない添え手に「指、切らないようにひっこめてー」と ずーっと声掛けをしたものでありました。 さて、準備が出来たら それを先生達が焼いてくれまして、 『焼き肉パーティー』の始まり始まり。 豚・鳥・牛肉にウインナー・野菜 そして焼きおにぎりに焼きそばもあって、 嬉しい盛り沢山の焼き肉・鉄板焼きディナーとなりました。 それをどんどん平らげてゆく子ども達。 幼稚園の給食は基本決まった量なので そんなに感じたことは無かったのですが、 それにしても食べる食べるこの子達。 フランクフルト3本平らげた上に 輪切りウインナーを串焼きにしてもらったものも ぺろりと食べてしまった子もあったほどでした。 一方でよく聞かれたのが「かたい!」の言葉。 野菜の皮がかみ切れなかったり、 お肉もいつまでも口の中に残ってしまったり。 僕らからしてみれば焼き肉と言えば『まんが肉』のように 噛みついて引きちぎってって食べるものだと思っていたのに (イメージを押し付けてしまってすみません)、 食文化の変遷とああ言うアニメ(はじめ人間ギャートルズみたいな)が TVで放映されなくなったせいでは… と分析してみたものでした。 ユーチューブなどで一度親子で見た後に お家でBBQなんていかがでしょう。 子ども達が固いものにもかぶりついて行ってくれるようになったなら もうけものです。 |
<夜の幼稚園探検スタンプラリー> さあ、この日の夕涼み保育のメインイベント&最難関、 『夜の幼稚園探検スタンプラリー』の時間となりました。 幼稚園の各所に赴き 指示されたミッションに立ち向かうこのスタンプラリー。 ここまでのアゲアゲムードに乗っかって 大冒険に意気揚々と 飛び出して行ったすみれさん達でありました。 最初は新館・ホールでのミッション。 まだ薄明るい夏の夕べのおかげさまでなんとかクリアー。 さてそこから母屋に移ったのですが、 古い大きなお屋敷は昼間でも薄暗いところ。 「でも僕らにはランタンがある!」 とかざしてみたものの、 暗闇に打ち勝つほどのパワーはありません。 だんだんと「こわい」「こわい」の声が漏れ出して、 『誰が先に行く、どうぞどうぞ』のダチョウくらぶ状態。 それでも面白いもので モチベーションのバイオリズムで 「ここは僕が行く!」と先頭が入れ替わり立ち代わりいたしながら、 なんとか先に歩を進めて行ったこの子達でありました。 さらに真っ暗な二階に上がって『宝の箱』を見つけたり、 奥座敷では暑い中冷房も扇風機もないところで 汗だくになってずっと待っていてくれた先生達との触れ合いに、 「ひゃーひゃー!」「きゃーきゃー!」言いながらも 無くてはならないスタンプをしっかりもらって来たり。 普段ののらりくらりの態度から想像していた姿ではなく、 「ここはやらないと」のスイッチが入ったらやり遂げることの出来る 勇まし頼もしい所も見せてもらって、 ちょっと嬉しい想いで後をついて行った僕でした。 最初はいつものヘタレ&わちゃわちゃモードで 「あらら…」と思ったものでしたが、 終わってみればこの子達、 僕らの予想以上に本当によくよくがんばりました。 ひと夏の大冒険がこの子達をちょっと大きくしてくれたよう。 がんばったご褒美に実祐先生から ご褒美シールにお菓子メダルにこの後使う花火と盛り沢山の プレゼントをもらって御機嫌だったこの子達。 課題に向き合い・がんばり取り組み・成し遂げて それを評価してもらった喜びは、 この子達の自己肯定感を一杯に引き上げてくれたことでしょう。 |
<お帰りの会> 花火の時間が押し迫る中、 がんばり疲れた反動か出て来ちゃったか、 ぐずぐずしちゃって中々お帰りの準備が出来なかったこの子達。 それでも『楽しかったこと発表会』では 「探検が楽しかった!」と言う子が多くて驚かされたものでした。 あんなに「わーわー!きゃーきゃー!」言っていたのに… と思いもしましたが、 終わってみれば・『危機的状況』を突破した今ならば 「たのしかった!」と言えるんだね… と思い見つめたものでした。 最後にここまで僕らのことを守ってくださった神様に 感謝のお祈りを献げまして、 お母さん達の待つ園庭に飛び出して行った子ども達でありました。 |
<みんなで花火> 最後は家族も一緒に花火大会。 がんばることをやり遂げて お母さんや家族も一緒に楽しんだこの日の花火。 暗闇の中、嬉しそうな子ども達の声が響いておりました。 そして実祐先生が火をつけてくれた噴き上げ花火に歓声を上げながら、 夏の夜のひと時を楽しんでいた子ども達。 きれいな花火の炎に大喜びしておりました。 楽しかった夕涼み保育もこれでおしまい。 がんばった思い出アイテムであるランタンを握りしめながら 親子寄り添い家路についたすみれさん達。 今日は本当によくよくがんばりました。 この体験と成長がこれから始まる夏休みの そして新たに始まる二学期に向けての 心の糧となってくれたなら嬉しいことです。 すみれさんも夏休み楽しんで来てね! |
<夕涼み記念集合写真> 大冒険をやり遂げて「ハイ、チーズ!」 |
【8月26日 夏期保育初日】 長い夏休みももうすぐおしまい。 今年も『慣らし再始動運転』を兼ねまして 最終週に夏期保育を行ないました。 すると案の定「いやだぁ!」の声がちらほらり。 それは想定内のことだったのですが、 日頃そんなこと言わない子達の中にも グズグズムードの姿を見つけまして、 「やっぱり夏休み明けはそうだよね」 と改めて思ったものでした。 お母さんと離れて過ごす久しぶりの幼稚園。 ここで想いをきちんと出したその上で、 また前を向いてゆくのが大事なのです。 すると別れ際にお母さんにちゃんと関わってもらって 先生達にもしっかり受け止めてもらって 幼稚園に戻って来ることが出来ました、この子達。 朝の片付けをしながら幼稚園のリズムを思い出し、 自由遊びに礼拝もやり終えたなら、 待っていたのは今日のお楽しみ『水遊び』。 先生達が準備してくれた大量の水風船を手に手に ワクワク嬉しそうな顔をしていた子ども達でありました。 水風船合戦が始まったなら あっちでこっちでわーのきゃーのの大騒ぎ。 水爆弾を持って園庭を駆け回っていた子ども達でありました。 暑いのは変らないけれど、 いつの間にか風が園庭を吹き抜けるようにもなって来まして ちょっと心地良さを感じることの出来た 嬉し楽しい水遊びとなりました。 ひと騒ぎしたならヤダヤダ言ってた事も忘れちゃった子ども達。 おやつにポッキンアイスをかじりながら、 久々の幼稚園を楽しんでくれたようでありました。 「やっぱり慣らしは大事だよね」と この子達の顔を見ながら思った夏期保育初日となりました。 |
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【8月27日 同窓会】 夏期保育二日目はこの春卒園して行った一年生を迎えての同窓会。 久々に集まった彼らを指さして ばら組の子ども達に「だれ?」と訪ねると「すみれさーん!」。 そう、この子達にとっては今でも『頼れる優しいすみれさん』なんだよねと 笑いながらも嬉しくなってしまった僕でありました。 礼拝を一緒に守り 久しぶりに讃美歌を共に歌った一年生。 おぼろげではありますが口元は歌詞を追いかけて 歌ってくれていたこの子達の姿に 「やっぱり日土幼稚園の子だね」と嬉しく思ったもの。 その後『小学校インタビュー』をして近況を尋ねたり、 一緒にゲームをして楽しんだりもいたしました。 爆弾ゲームにジャンケン列車と 在園児との触れ合いの時を嬉しそうに過ごしていた卒園生でありました。 その後、外に飛び出してスイカ割りを楽しんだ子ども達。 「右!左!前!後ろ!ちょっと回って!」と 大応援と怪しげなナビで大盛り上がりとなったスイカ割り。 すみれさん達の大奮闘でなんとか割れたスイカに 大喜びした子ども達でありました。 いざ「さあ、食べましょう」となった段で異常事態発生。 なんかスイカが怪しい?傷みかけてる。 と言うことで大変残念ではあったのですが 食べて何かあったらおおごとなので、 泣く泣く丸々一個スイカを諦めて 急遽二日続けてのポッキンアイスで涼んだ子ども達でありました。 お帰りの時間、 すみれ・ももさんは眞美先生にお願いして 再会の時をゆっくり味わうことの出来た一年生と実祐先生。 一人お休みが残念でありましたが、 その子のことも想いながら みんなで言葉を交わし合いました。 口ではあれこれつまらぬことを言って返すものの 「帰って来たんだ」と言うほっとした想いが感じられたツンデレ男子。 そんなひと時をみんなで分かち合った ホームルームの時間となりました。 口ではあーだこーだ言いながら 真面目にがんばっているこの子達。 またちょっとほっとしにここに帰って来たらいいよ。 そんな想いで帰ってゆく一年生を見送ったものでありました。 みんな、いつでもまた遊びにおいで! |
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【8月28日 おまつりごっこ】 台風の接近でどうなる事かと思っていた三日間。 夏期保育最終日はお母さん達もお招きして おまつりごっこを楽しみました。 まずはホールに集まり、みんなで礼拝を守ります。 眞美先生のお祈りにみんながしっかりと心を合わせている姿を 嬉しく見つめたものでありました。 さて、この日は小学生のお兄ちゃんも手伝ってくれたおかげで 色々なコーナーが開かれみんなを喜ばせてくれました。 たっちゃん・りっくんのゲームコーナーで 魚釣りとボーリングを楽しんだ子ども達。 道具を渡してくれたりチケットを受け取ったりと お手伝いに大活躍だった小学生のお兄ちゃん。 昔からの優しさはそのままに、 幼稚園の頃より何倍も頼り甲斐を感じられるようになったその姿を 本当に嬉しく見つめた僕でありました。 さて、ホールを出ますと美香先生の『タコ釣りコーナー』が待ってます。 ビニールプールに水を張って そこに浮かべられたタコのビニール風船を 釣竿を使って釣る子ども達。 同じタコでもお好みの色がそれぞれにあるようで 集中しながら狙いを定めて『太公望』を気取っていた子ども達でありました。 新館に入りますと眞美先生の『お菓子つかみ取り』と 実祐先生の『くじびき』が待っています。 眞美先生の「もっと!もっと!」の声が 今日は心に嬉しく響いてとっても嬉しそうな顔をしていた子ども達。 一方、実祐先生のくじ引きは あまりこのタイプのくじをやったことのない子達は??? 「『糸引き飴』とかやったことないのね…」と思いながら見つめた情景でしたが、 景品をもらう段になってやっと笑顔がこぼれた子ども達でありました。 そんなおまつりムードを思いっきり楽しんだ『子ども&お母さん』達。 最後は園庭でカキ氷のお振舞いとなりました。 小さい子からカキ氷をもらって 「さあ食べるぞぉ!」となった頃合いに、 今までもっていたお天気が崩れ始め しとしとしとと雨が降り出しました。 でもテントの下に避難したりホールに入ったりいたしながら 最後までカキ氷を楽しむことが出来ました。 最初からホールでは狭い所にギュウギュウだったし、 本当にギリギリのところで守られたなぁと言う想いがしたものです。 ゆっくりカキ氷を味わって たっぷり残った時間でお祈りをして シャロームの讃美歌も歌って みんなで元気にお別れすることが出来ました。 この三日間、「台風で休園かも…」と思っていたのに 最後までちゃんと出来たことに感謝でありました。 明日からまたちょっとゆっくり過ごして 台風もお家でやり過ごして、 来週から始まる新学期に元気にやって来てください。 楽しい時を準備してくれた先生達、 僕らの夏期保育を守ってくださった神様に 心より感謝です。 さよなーら、また来週! |
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