2025年度 夏休みの幼稚園



 【8月25日 夏期保育一日目】
長い長いと思っていた夏休みも今週で終わり。
今日は夏期保育が行なわれ、
久しぶりの幼稚園に子ども達が元気にやって来てくれました。
「やだやだ、うえん!うえん!言ってない?」
なんて冗談半分に聞いて回った僕でしたが、
中には本当に涙の子もあって
「やっぱりこの慣らし試運転の三日間が大事なんだよね」
と思ったもの。
登園時には「ヤー!ヤ―!」言ってた子達も水遊びが始まると
御機嫌顔で水をかけて来て・・・。
びじょびじょにされながらも
早くも立ち直ってくれた彼らに
ほっとした想いを感じたものでした。

めーいっぱい遊んだその後は
木陰のポッキンアイスでクールダウン。
心も身体も少し冷まして落ち着いて、
明日に続く残りの夏期保育の日々を
心待ちにしていた子ども達でありました。 
  【8月26日 夏期保育二日目】
今日はこの春卒園して行った一年生の同窓会が行なわれました。
4人の卒園生と松山に転園して行ったかほちゃんをお迎えして、
楽しいひと時をみんなで過ごすことが出来ました。
久しぶりに4人そろった一年生。
『小学校に行ってシャンとしたねぇ』と思う子あり、
『こりゃあ、学校ではおこられぼーずでしょう』って見える子もあり様々。
でも『久々の幼稚園の嬉しさにちょっと舞い上がって…』
と言うところもあってのことだと思うので、
『その辺は差し引いてあげないと…』
と思い見つめた再会となりました。
マイクを向けられるとシドロモドロのそのくせに、
他の子がしゃべっている時にはワイワイ被せてしゃべりまくるその様に、
「あんたはガヤ芸人か」と思わず笑ってしまったもの。
まあ『すみれらしくなったのもすみれの最後』だったこの子達。
「一年生らしくなるのも一年生の最後かな」
と思いつつこれからのこの子達に期待した僕ら。
「それまで長い目で見てあげて下さい(ごめんなさい)」と
小学校の先生達を想ってお詫びしたものでありました。

そんな一年生でありましたが、
在園児の子ども達にとってはこの間まで一緒に過ごしていた
嬉しい存在のお兄ちゃん・お姉ちゃん。
「今は僕らがすみれになって
こんなにがんばれるようになったんだよ!」
と今の凛々しい姿を見せてくれた年長児。
準備体操のお手本もシャンとシャンとやってくれまして、
その雄姿を一年生に示しているかのようでありました。

今日の司会は実祐先生。
『なりきりストップゲーム』と言うことで
流れる歌の動物になりきって
愉快な表現パフォーマンスで子ども達を遊ばせてくれました。
『かめ』あり、『ぞう』あり、『ちょうちょ』あり。
はたまた『カエル』がいたり『おさる』がいたりで大賑わい。
最初デッキから音楽が流れて来ても
何の動物か分からなかった子ども達。
でもくり返しくり返しやっているうちに
イントロを聞いただけで分かるようになったのはさすがでした。
実祐先生も以前なら準備したものをこなすのに精一杯で
消化不良で終わることもあったのですが、
今回は子ども達がちゃんとオーダーを理解して
更にやりながら対応出来るようにもなって行って、
心から楽しんでいる姿を見せてくれたのが印象的でありました。
こう言う遊び、
子ども達も実祐先生もとても上手になりました。
『くり返すことで体で覚える』と言うことや
『遊び込むことが大事』と言うことを
実践の中で顕し見せてくれた実祐先生。
これまた嬉しい成長を感じさせられたものでした。

もう一つのゲームは爆弾ゲーム。
今回はポケモンの『モンスターボール』を回すゲームを企画してくれた実祐先生。
「どこで買って来たの?」と思うような精巧なモンスターボールだったのですが、
よくよく見ると風船に色テープを貼って作った手作りボール。
子ども達を喜ばせようとがんばって準備をしてくれた
実祐先生のお仕事に感銘をうけたものでありました。
大好きなポケモンによるモチベーションアップと、
何回かやったことのあるおなじみのゲームと言うことで、
みんなノリノリで進められたこの爆弾ゲーム。
去年のすみれさんが歌ったり踊ったりした曲をBGMに選んでくれたのもありまして、
『同窓会』としての演出もしっかりと構成に入れてくれていた実祐先生でした。

最後は『楽しかったこと発表会』。
小学生からばらさんまで手を挙げて、
この日感じた嬉しさを話して聞かせてくれました。
中でも多かったのがあの『なりきりストップゲーム』。
多くの子が「あれが今日一番楽しかった!」
と言ってくれまして、
あのゲームが大成功であったことを言葉で伝えてくれました。
夏期保育二日目でだいぶ元に戻って来た在園児。
こうやって楽しいことを一杯味わいながら
園生活のリズムを思い出してくれたなら嬉しいことです。
また久々に顔を見せてくれた小学生達にも感謝。
自分のペースでひとつずつ小学生らしくなって行って欲しいと願っています。
四人の小学生と 年中になったかほちゃんに
今日は会えてとても嬉しかったよ。
また遊びに来てね。
  【8月27日 夏期保育三日目】
夏期保育最終日はみんなが楽しみにしていた『おまつりごっこ』。
先生達&母の会役員さんが手間暇かけて
企画準備して来てくれたこの催し。
当日のお天気にも恵まれて
みんなで大いに楽しむことが出来ました。
自由に遊べる『フリーゲームコーナー』では小学生達がお手伝い。
小さい子達相手に上手にお世話役をやってくれました。
自由&マイペースだったこの子達が
お客さんに気を遣ったりさりげなく慮ったりしてくれる
そんな姿に「お兄ちゃん・お姉ちゃんになったねぇ」と
嬉しい想いで見つめたものでありました。
またチケットと交換で『くじ引き』や『ヨーヨー釣り』を楽しめたり、
『たこ焼きビンゴ』なんて言うおもしろゲームや
家族で『団扇づくり』に取り組んだり、
みんなこの日の『おまつりごっこ』を
心ゆくまで楽しんでおりました。

楽しいこと一杯のその後に
園庭の木陰でちょっとほっとひと休み。
揚げたてドーナッツをいただいたり、
冷たいカキ氷を嬉しそうにつついたり。
先生達とがんばって張ったターフが作る
大きな木陰がオアシスとなって、
家族で寄り添い過ごす時を味わっておりました。
遠く松山からお越しいただき、
暑い中ドーナッツを揚げたりサンドイッチの販売を行なってくださった
パン屋さんにも心より感謝でありました。
今回はお母さん達が企画誘致して下さったこの出張パン屋さん。
アットホームで温かな日土幼稚園の『おまつりごっこ』の中にあって
ひとふさの華やかさを醸し出してくれた
素敵な試みだったと思います。
ご尽力くださった皆さんに感謝です。

こうして三日間の夏期保育が無事に終わりました。
久々に元気な顔・今の想いを見せてくれた子ども達。
5か月ぶりに幼稚園にやって来て小学生としての自分を見せてくれた卒園生。
そして嬉しいこと一杯のおまつりごっこで
来週からのモチベーションを盛り上げて
元気にお家に帰って行った子ども達。
二学期から入って来る子達のひととなりも
垣間見る機会ともなりました。
「こうして夏休みの終わりに子ども達が
リラックスしてやって来れる夏期保育って
本当に大事な時間なんだな」
と改めて思ったもの。
そのためのプログラムを考え組み立ててくれた先生達にも
心からありがとう。
さあ、週明けから二学期が始まります。
最初はリズムが変わることによって不安やあれやこれや
色々な事があると思いますが、
きっとこの子達は大丈夫。
そんな想いでゆったりまったり子ども達を見つめ、
幼稚園に送り出していただけたなら嬉しく思います。
二学期も元気に楽しく過ごしましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。

















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