2025年度 9月の幼稚園

9月第1週


【9月1日 始業式】
いよいよ始まりました、新学期。
お休みさんが何名かいたものの、
幼稚園に帰って来てくれた子達は元気元気。
多少の『うるっとちゃん』もありましたが、
それも始まりには大切なこと。
自分の想いを発信しながら、
そんな自分に対して周りから寄せられる愛情を感じながら、
段々と心開いて『だいじょうぶ』に
なって行ってくれたらいいと思っています。

始業式と合わせて合同礼拝のお話も聞いてもらったこの日。
久しぶりの幼稚園であるにも関わらず
しっかりお話を聞いてくれていた子ども達の姿に
この夏の成長を感じたもの。
投げ掛けた言葉に対して
ちゃんと考え答えを返してくれた子ども達。
それってただただ『静かにしている』だけでは出来ないことで、
僕の話や想いを汲み取ってこそ出来るリアクション。
そんなことが出来るようになって来たこの子達の顔を
期待と希望の想いを持って見つめた僕でありました。

まだ暑い中ですが再び始まりました、幼稚園。
保護者の皆さんにもまた共に歩んでもらえたなら
嬉しいことと思います。
行事も多くて色々とお世話になることもあると思いますが、
二学期もどうぞよろしくお願いいたします。

 9月1日 すみれ組
初日に全員揃ったすみれ組。
早速『夏休みカレンダー』をみんなで見せ合いながら、
夏休みの思い出を発表する時を持ちました。
それぞれにあっちこっち行った思い出を
嬉しそうに話してくれた子ども達。
夏休みにすみれで集まって遊んだ話しも聞かせてくれて
楽しかった夏休みの様子が伝わって来ます。
全員で出来なかった夕涼み保育の思い出を
もう一度みんなで分かち合いたいと言う想いからでしょう。
あの後、室鼻公園プールにすみれさんで行ってみたり、
ジョイフルにも連れ立って行ってちょっと大騒ぎしちゃったり…。
そんな真夏の大冒険をみんなで分かち合った夏休みだったようでして、
僕らもなんだか嬉しい想いになったもの。
休んだ子のことを想ってそうしてくれたのだと思うのですが、
ただただすんなり出来た夕涼み保育より
何倍も素敵な『想いの種』を
みんなに持って帰ってもらえたのが嬉しかったです。
お母さん達にも心より感謝でした。

さて二学期です。
色々と行事や新しいチャレンジがある中で、
『すんなり思った通り』に行かないことも一杯あるでしょう。
でも『そんな自分達に出来ること』を
みんなで考え分かち合いながらやって行ってくれたなら、
きっともっと豊かな実を結ぶはず。
『失敗しないように』『そつなくこなして』、、
それが信条だったこの子達(ももまではね)。
でも失敗してもめげないで、
誰かのスランプも想いを馳せ合い
心支え合いながら、
みんなでがんばってゆくことが出来たなら
もっとずっと素敵な『すみれ組』になってゆけるはず。
この子達の話しを聞きながら、
そんな期待と予感を感じながら、
嬉しく見つめていた僕だったのでありました。

【今週のスナップ 9月2日】
まだまだ暑さもありますが、
「ヤギ牧場までお散歩に行こう」と
出かけ共に坂道を上ったこの子達。
初めての幼稚園・もしくは久々の幼稚園で
まだまだ本調子の出ない子達も、
ヤギのところまでやって来たなら違うスイッチが入ったよう。
今が旬の花桃の実を
道すがら手に手に拾い集める子ども達。
それをヤギ達に差し出せばムシャムシャ食べてくれるその姿に
心の琴線も高らかに鳴ったよう。
「僕のも食べて」「これも」とみんなが差し入れてくれる御馳走を
大喜びで食べていたヤギ達でありました。

ちょっとこわごわだったばら・たんぽぽさんも、
掌に乗っけた実を「ぺろん!」となめとるように受け取ったヤギに
びっくり&大喜び。
「べろん!って手まで舐められちゃったね」
と語り掛ければ、
「うん!」と嬉しい声を聞かせてくれました。
何が・どれがきっかけとなるか分かりませんが、
この子達の心は感動によってスイッチが入るもののよう。
カタクナになりそうな心もそんな感動感激体験によりまして
『大丈夫!』『面白い!』に変わって行ってくれたなら、
それがなによりだと思うのです。
僕らは子ども達に対して
『言った通りにしてくれない』『思ったようになってくれない』
とついつい思ってしまいますが、
それは能力の問題ではないのです。
この時代、子ども達の認知能力や対応力は
ずっと高くなっています。
でも『そうしよう!』ってスイッチが入らなければ
それは起動しないのです。
だから僕らはこの子達の『その気』『やる気』が動き出すように、
「こうかな」「あれかな」とあれこれ一緒にそのスイッチを
探して行けたら良いと思っています。
そんな関わり合い・学び合いが一杯出来たら良いなと思いつつ、
見つめた子ども達の『ヤギ牧場参り』でありました。 

 9月2日 もも組
ももさんは8人そろって元気に二学期をスタート。
敬老参観日に向けて
『おじいさんおばあさんありがとうの歌』をうたってくれておりました。
『てにをは』の扱いが難しい日本語。
出だしの『わたしのすきなおじいちゃんー』を
「わたしがすきなおじいちゃんー」と歌う子ども達。
そう、普段しゃべる時にはこの『の』って
「ぼくの」「わたしの」って所有物を指す時にしか使わないもんね。
『なんで?』って言うと難しい話しになっちゃうから
「ここではそう歌うんだよ」で留めながら、
『みんなの言葉と心がそろってこそ、
敬老参観日の素敵な歌のプレゼントになるんだよ』と言う
メッセージを子ども達に贈ります。
子ども達も「そうなんだ」と素直に受け入れて
歌詞を覚えてくれています。
へそ曲がりや理屈にこだわる子が多いこのクラス。
でもこうやって先生の言葉を素直に受け入れてくれる
そんな子ども達を見ていると、
実祐先生との信頼関係と
『自分もクラスの一員だもん』と言う自負が感じられ、
「育って来てくれているな」と嬉しく見つめたものでした。

続いてダンスの練習を始めたのですが、
これにはノリノリでついて来てくれた子ども達。
以前なら「ぼく、こういうのあんまり・・・」って子や
『身体が重くて動くのいや』って子、
そして『みんなと一緒なんてキライ!』なんて子もあったのですが、
今はどの子も身体を一杯に使って
踊ってくれているではありませんか。
これまた「へぇ、ももさんになったねぇ」
と嬉しく思ったものでした。

ゆるさが特徴のように感じるこのクラス。
でも『何々しなくちゃいけない』でなく
自発的な想いの発露を待ちながら子ども達を導いてくれている
実祐先生と彼らの距離感が、
こんな情景と成長を僕らに見せてくれていると
そんな風に感じる今日この頃。
今回は敬老参観日、
そしてじきに運動会・クリスマスがやって来る今学期。
個性的なこの子達を導いてゆくのに
色々なことがありそうな予感もしていますが、
クラスのみんなで影響し合って・励まし合って
この子達らしくやって行ってくれたらいいと思います。
周りの大人が思う『ちゃんと』とは
ペースも道のりもちょっと違うかも知れないけれど、
その過程にこそ輝く一人一人のきらめきを
共に見つけ喜んでくださったなら嬉しいことです。
そんな感じで二学期の始まりを
この子達なりの『がんばりムード』で迎えている
もものこの子達でありました。

【 9月3日 クッキング】
新学期が始まって三日目ですが、
はやくも『クッキング』が登場。
みんなが一堂に集まり力を合わせてお昼を作るこのクッキング。
他クラスの子達の今の姿を見つめ分かち合う
良い機会となったと思います。
一個一個ジャガイモを丁寧に洗ったり
玉ねぎの皮を剥いてくれたのは『ばらたん』の子ども達。
これが出来なければ
お野菜を切ることも調理することも出来ません。
先頭バッターの大事な仕事を
一生懸命やって見せてくれたこの子達。
それが上の子達にも伝播して、
ももさん・すみれさんのがんばりモードに火が付きます。
沢山あった野菜をアダアダ言わず
全部切って下ごしらえしてくれた子ども達でありました。

さてお次はお鍋で野菜を炒めます。
危なくないように言葉掛けをした上で
野菜がどんななってゆくか見せてもらった子ども達。
お肉も入って炒めてゆくと
中の具材が変化してゆくのが分かります。
色が変りいい匂いが立ち込めて来て、
お料理の不思議さと楽しさを
五感で感じてもらえたことでしょう。
すみれさんは炒めるお手伝いもいたしまして、
お水も入れてあとはひと煮立ち。
そこから潤子先生にお任せして、
出来上がりを楽しみにクラスに帰って行った
子ども達でありました。

さてさてお昼タイムとなりました。
みんなでホールに集まって、
出来上がったカレーを一緒に「いただきます!」。
やっぱり『みんなで作ってみんなで食べる』、
それこそがカリキュラムとしての『クッキング』の大事なとこだし
「それって素敵な食育だよね…」と思うのです。
各学年交じり合って座り
自分達で作ったカレーを食べたなら、
いつもはちょっとの子達までもが
「おかわりー!」って行くからびっくらこ。
子ども達も今日のクッキング、
とてもうれしかったみたいです。
そんなこんなで楽しいこと・嬉しいこと一杯の
本日の『クッキング給食』でありました。
また忙しい中、
準備やお世話をして下さった先生達に
心より感謝です。
ありがとうございました。

 9月4日 ばら・たんぽぽ組
ばら・たんぽぽさんも新しい仲間を迎えまして、
二学期の日々が始まりました。
今週は残念ながらお休みのお友達が多かったのですが、
それでも来てくれている子達は元気な顔を
見せてくれたものでした。
ばらさんに加わったゆいと君は
「前からここに居た?」
って聞きたくなるほどの馴染みよう。
明るく愉快なお兄ちゃんに輪をかけて
もひとつ陽気で人懐っこいその姿に
驚かされたものでした。
もうひとりの『たんぽぽ るりちゃん』は
初めての幼稚園にがんばっている想いが伝わって来ます。
クラス活動にみんなと一緒に参加しながらも
ぐっと結んでいる唇に、
「がんばってるんだよね」
とその想いを察してしまいます。
そんなるりちゃんでしたがこの一週間で
ぐぐっと慣れてくれたよう。
週末にはその口が開き
自ら先生に話しかけている声を聞いたなら、
「おにいちゃんとおんなじ声!」
と嬉しくなってしまいました。
そうそう、最初はお兄ちゃん達も
こんな声でぼそぼそ想いを伝えてくれたもの。
それが今では嬉しそうにお話してくれて、
その話しぶりから実はおしゃべりさんだって言うことも
分かるくらいの口達者になりました。
女の子のるりちゃんは
きっとそれに輪をかけて素敵なさえずりを
一杯聞かせてくれることでしょう。
これからが益々楽しみです。

そんな新入りさんを迎えながら
敬老参観日に向けてプレゼント作りを始めたえりか先生。
モチーフにこの季節にぴったりのコスモスを選びまして
製作を始めました。
たんぽぽさんは先生が『コスモスハンコ』を作りまして
それをぺたっとハガキにコンタクトプリント。
花びら一歩一本押し付けながら
ぱっとめくれば綺麗なコスモスが転写されるではありませんか。
見るたびに色々な技を見せてくれるえりか先生に感心していると、
今度はばらさんでまた違うテクニックを披露。
こちらはコスモスの形に抜いたマスキングの上から
絵具を付けた『激落ちくん』で叩いてゆく作戦。
『激落ちくん』へのインクの乗せ方や
ハガキを叩く力加減で、
プリントにグラデーションと言うかアンジュレーションが生まれまして
一人一人のオリジナル感が伝わって来ます。
子ども達もまだそれを意図して表現するところまで行っていないと思うのですが、
それでもその子その子の性格が
そのプリントに顕れて来るものです。
『几帳面な子』『早く終わらせたい子』
『一つのことにこだわる子』と、
それぞれに顕される個性が垣間見れて
「おもしろいなぁ」と思ったもの。
それぞれに違った製作を準備するのも大変ですが、
「そんな狙いもあって差をつけているのかな?」と
えりか先生の製作とクラス運営には
いつも感心させられます。
それはこちらの話ですが、
当の子ども達は出来上がってゆくピンクと赤のコスモスを見つめながら、
嬉しそうにペタペタ・トントンしておりました。

そんな風に順調にスタート出来たこのクラス。
別れ際のしくしくも
週の終りには見られなくなったと言うことです。
来週にはみんながそろって
えりか先生の『新生ばら・たん組』が見られることでしょう。
また初めての子達にとっては
ゆっくりゆったりの慣らし運転の日々となるでしょう。
そう言う意味ではその慣らし期間を今週終えて、
本番モードに入ってゆけそうなおふたりさん。
ゆっくり関わってもらえた一週間となったことでしょう。
そんなところに『神様の慮り』があるのだとしたならば、
御心とは本当に不思議なものであると
そんな風に思えた初めの第一週でありました。
来週はみんな元気に揃いますように。

 【今週のスナップ 9月4日】
さて暑い暑いと言いながら
季節は確実に歩みを進めています。
子ども達と野山に飛び出せば
そこには秋の虫が飛び交って、
鳴き声もどこからか聞こえて来ます。
子ども達はと言えば虫網を手に手に虫捕り行脚。
ここまで暑い夏のせいもあって、
まだ『虫捕りの手練れ』『虫捕りマスター』が育っていないのが現状。
昔は赤とんぼやアゲハ蝶まで捕れる子もあったのですが、
今のこの子達の実力はシジミチョウやハグロトンボが
やっと捕まえられるようになって来たところ。
どちらも動きの遅い比較的捕りやすいもの達ですが、
それでもそれらを相手に四苦八苦。
でもその『もがき』こそが
物事を極め・上達してゆく唯一の学びなのです。

今時、情報ならユーチューブでなんでも仕入れ、
習い事も一杯あるからプールなんかも
得意気にやって見せるこの子達。
でも虫捕りやこう言う野外活動は
自分の身体を使ってくり返しくり返しやらなければ
理解も上達も出来ません。
逆にレクチャーなんてなくても自分でくり返し挑むことによって、
自分に合った最適解を会得することが出来るのです。
人間の原初の学びにおいて
『自分でやってみる』はもっとも尊いこと。
多少のノウハウ・アドバイスも取り入れながら、
でも自分らしく目的に立ち向かうことの大切さと力強さを
自分達で感じて行ってくれた嬉しいことです。
獲物を入れた虫籠を嬉しそうに掲げてみたり、
虫眼鏡を使って虫達のディテールをよくよく観察したり、
そんな喜びや好奇心がこの達の心身の成長を
後押ししてくれることでしょう。

今週の顔 
 ばらさんのゆいかちゃん。
初日こそ涙したそうですが、
泣いてるたんぽぽさんを見たならば
優しくお世話をしてくれて、
それから『自分は大丈夫』になったそう。
涙の訳が分かるから
人にも優しく出来るんだよね。
素敵なお姉さんになりました。
 もも組のななこちゃんです。
クラスの中ではおっとりさん。
でも妹が来たらしっかりシャンシャン
そんなお姉さんにスイッチオン!
朝の開放時間にりかちゃんを
お世話し遊ばせてくれています。
そんな ななちゃんの変りよう、
興味深く見つめている僕なのです。
もも組のさくや君は今月お誕生日。
以前はなんか自信なさげで
心配そうな顔をしていたさくちゃんが、
自分からみんなに話しかけて来て
なんか明るく気さくになった感じ。
僕らの話もちゃんと聞いてくれてるし、
お兄さんになったね!と感じます。
5歳のお誕生日、おめでとう!
 ももさんのせなくん。
自分もリスタートはちょっと不安。
でも『お兄ちゃんと一緒なら大丈夫』
と言う るりちゃんに応えるために、
いつも以上に自分を奮い立たせ
がんばっているのが伝わって来ます。
その勢いで自分のお調子も戻って来て
上向き絶好調のせな君です。



9月第2週

 【9月8日 ひよこクラブ&たんぽぽ組】
今日はひよこクラブが行われ、
4名のひよこちゃんが遊びに来てくれました。
また今月から入園のたんぽぽさんと
ばら・すみれさんも参加して、
久しぶりに賑やかなひよこクラブとなりました。

今回の担当はえりか先生。
手遊びや紙芝居の読み聞かせなど
小さい子向けの投げ掛けが本当に上手。
それでいて押しの強すぎない自然さが
一緒に居て心地良い、
そんなえりか先生のひよこクラブでありました。
前半はすみれ・ばらさん・そして美香先生も一緒に参加してくれて、
ひよこクラブを盛り上げてくれました。
やっぱり幼稚園の勝手知ったる先輩達が
一緒にやってくれると、
それだけで安心&『その気』にもなってゆけます。
そんなムードにひよこちゃん・たんぽぽさん達も
なんか心許してくれたようで、
いつもより前向きに取り組んでくれていたような
そんな気がしたものでありました。

さてさて、製作の時間になりまして、
すみれ・ばらさんは一足早くお部屋へ帰ります。
ひよこちゃん&たんぽぽさんのために用意されたのは
『お月見の風景』の製作でした。
両面テープの上に花紙を
ちぎったり丸めたりしながらくっつけてゆくのでありますが、
丸く抜かれた二つ折りの台紙を重ねたなら
そこに真ん丸お月様が現れると言う素敵な作品。
子ども達が思い思いに貼った花紙が
素敵な表情を残しつつ真ん丸お月様になるので
「へー、すごい!」と感心させられたものでありました。

出来上がった『お月見色紙』を手に持って、
オーダーで大きさを合わせてもらった『ウサギ耳』を被りながら、
御機嫌笑顔を見せてくれた子ども達。
これまたえりか先生が準備してくれた背景をバックに
『お月見ウサギの撮影会』。
お母さん達と一緒に楽しむことが出来ました。
今回はこの撮影スポットのおかげで
みんなそろっての記念写真も撮ることが出来まして、
まんざらでない御機嫌笑顔を見せてくれた子ども達でありました。

この日もまだまだ暑い残暑続きの日で
その後もホールで自由遊びをそれぞれ楽しみました。
子ども達がまったり遊ぶ姿を見つめながら、
先生とやお母さん同士で語らいの時を持てたのも
素敵な時間でありました。
また来月も皆さんのお越しをお待ちしております。
どうぞ遊びに来てください。

 【9月9日 すみれ・もも・ばら組】
今日は久しぶりのサッカー教室が行なわれました。
この日も相変わらずのピーカン天気。
木陰を有効に使いながら
子ども達の体調を気にしつつ、
マネージメントしてくれた平家コーチに感謝でした。
久々のサッカーに加えこの日の天候、
更に今月からお母さん達の見学可となった状況に、
初め調子の出なかった子達もありましたが、
やりながら段々と勘とやる気を取り戻し
心と体が動くようになって行った子ども達でありました。

最初の『ボール当て鬼ごっこ』から始まって、
『ボール取りサッカー対決』そして『紅白戦一対一』と
徐々に身体が順応して来た子ども達。
中でもばらさん同士の『一対一』はまた見応えのあるものとなり、
この子達の想いと成長を感じさせられたもの。
さっきまでぐずぐず言っていたのに
好機と見るとゴールに身体を向けてどんどん進んでゆく男の子。
そんな彼に「いけ!いけ!」「やれ!やれ!」と声をかけ
その『スイッチオン』を一緒に喜んだもの。
また相手にボールが渡ると隙があっても
取りに行こうとしない女の子。
おりこうちゃんで『人のものを取る』なんて
日頃したこともなかったのでしょう。
「サッカーは相手のボール取ってもいいんだよ!」
と声をかけるとこの子も『スイッチオン』。
相手のボールに身を寄せて行った彼女でありました。
そう、サッカーにはサッカーの世界だけで通用するルールや慣習があるもの。
ここは別次元の『サッカーモード』でやって良いことを
心と体で分かってから、
この子達にとっての本領発揮が始まるんだな…
と改めてそんな気付きを与えられたものでした。
そんなこの子達の覚醒を嬉しく感じつつ、
熱の入った戦いを見つめた僕だったのでありました。

最後は恒例の紅白試合。
『サッカーお得意の子ども達』がリードしながら
ゲームがどんどん動いて行きます。
そんな中でこれまではアダアダうだうだ言ってばかりで
なかなか活躍が見られなかった男の子。
彼がボールをキープしながら
ゴールに向かってゆく場面を何度も見かけました。
そして見事にゴールまで決めて大喜び。
僕らもその大健闘を讃えたものでありました。
フィジカル&運動能力の面ではかなりポテンシャルの高い彼。
でも思い通りに行かなかったり自分のボールを相手に盗られたり、
そんなことがきっかけでフィジカル崩壊…って
いつもそんな感じだったのですが、
今日の彼は一味違った。
ボールを盗られたらワイワイ言う前に取り返しに行って、
見事にボール支配しておりました。
これも『サッカーとはなんぞや』が分かって来たからこその成長。
ボールは盗られることもあるけれど
取り返しに行ったらそれでいいんだと言うことを
これまでの体験からやっと分かって来てくれたみたい。
これまでは一部の実力者の子達によりまして
ゲームが支配されていたこの紅白戦。
でもでも段々と色んなヒーローが現れて来て、
これからが益々楽しみになって来ました。
暑いけれどやっぱり外で出来るサッカーは一味違います。
願わくばもう少し涼しくなった上で
来月も外で元気に出来るよう、
神様にお祈りしています。
今日は見に来てくださったお母さん・お父さん、
こんな感じでこの子達はがんばっています。
またどうぞ応援しに来てあげてください。
ありがとうございました。

 【今週のスナップ 9月10日】
二学期も二週目に入りました。
先週お休みだった子達も復帰して来て、
まだ本調子でなかった子ども達もだいぶ新生活に慣れて来て、
元気に過ごすことが出来ました。

先週すみれさんから始まった『虫捕りブーム』。
それが下の子達にも伝播して、
あちらこちらで獲物を追いかけている子ども達の姿がありました。
たまに降るようになった雨のおかげで
『カニマンホール』ではまたカニ捕りが始まっています。
また昆虫の方も先週はバッタやシジミチョウばかりだったのが、
今週はコオロギを捕まえたり大きなアゲハを捉えたり。
季節の移り変わりと子ども達のスキルアップを
ちょっとずつ感じる今日この頃です。
もっともコオロギを見ながら「ゴキブリみたいなの」
と言うすみれの男の子。
「実物をよくよく観察しながらそれが何か調べると言う『判別』もがんばって!」
とそんな想いで見つめた僕。
ユーチューブなどで『これは○○です』と言う学びは
日常で一杯している現代っ子のこの子達。
でも僕らの日常は『目の前のこれ。これって何?』が
遥かに大事な学習のはず。
うんちくや豆知識よりも
自分達の日常に目を向け理解しようとすることの方が
遥かに大事な学びとなるはずだから。
子ども達との自然遊びのその中で
そう言う投げ掛けや学びを一緒にしながら、
本当の意味で自分を豊かにして行って欲しいと思ったものです。
さあ来週も子ども達と一緒に一杯遊ぼう!

【9月12日 敬老参観日】
今年も川之石の『みなせ』を会場にお借りして
行なわれました『敬老参観日』。
子ども達の元気な顔に加え、
おじいちゃん・おばあちゃんそしてお父さん・お母さんが
沢山沢山来てくださって、
本当に嬉しい会・そして嬉しい一日となりました。

長い夏休みが明けて今日までがんばって来た子ども達。
そうは言いながらまだまだ暑いし、
あの一学期末の絶好調の自分自身を
まだまだ取り戻せていない子達もある様子。
いつもと違う会場で沢山の人前に立つことになって、
自分らしさを見失い不安になってしまった子達もありました。
逆に沢山のお客さんを前に『お調子モード』にスイッチオン!
いつもに輪をかけた自由さで
見ている僕らを楽しませてくれた子もありました。

そんなこんなで長い夏休み明けの今の姿を
皆さんに感じてもらうことが出来ました。
絶好調でなくってもなんとかそこで踏ん張って、
やってゆく中で自分自身を取り戻してゆくそんな姿を
見せてくれた子達が何人もありました。
おじいちゃんおばあちゃんと遊べて良かった、
がんばれるところを見てもらえて良かった、
今の自分とそこからの踏ん張りもみんなに見てもらえて本当に良かった。
今日はそんな敬老参観日となりました。
 <歌のプレゼント>
開会礼拝をみんなで守った後、
子ども達からの歌のプレゼントがありました。
『おじいさんおばあさんありがとう』の歌を
歌ってくれた子ども達。
練習の成果あって
しっかり歌い贈り届けることが出来ました。


 <クラス発表>
各クラスが準備して来たダンス・歌を披露しました。
始まる前はイマイチ乗り気になれなかった子達もありましたが、
始まってみれば自由なアドリブも入れながら
「あれ?見てもらえるってなんか良い気持ち!」
ってそんな想いも芽生えて来たよう。
それぞれの自分らしさ・クラスのカラーを
体現して見せてくれたように感じたものでした。

自分の出番を終えて・やり遂げて
ほっとしたところがあったのでしょう。
ここからエンジンが掛かり始め、
後半への盛り上がりにつながって行ったように思います。
やる前は自信がなかったり気分が乗らなかったり、
そんなところがあったのかも知れません。
でもやってみたなら出来ちゃった。
思った以上に今の自分って進化している。
そんなことを感じた舞台だったのでしょう。
この気付きと自信を胸に、
これからの二学期も益々張り切って
がんばって行って欲しいと思ったものでした。




 <ディズニー体操>
すみれさんが前に立ち、
みんなにお手本を見せてくれたディズニー体操。
その姿を嬉しそうに見つめながら
おじいちゃんおばあちゃんも一緒にやってくれたのが
なんとも嬉しい情景でありました。
みなさん本当にお若く元気。
心も体もよくよく動くのがなにより。
それが健康の秘訣です。
素敵な自己体現の場となってくれて
僕らも嬉しかったです。

<ふれあいあそび> 
美香先生がリードしてくれた『ふれあいあそび』。
リズム遊びの流れの中で
子ども達と一緒に大人も動いて楽しめる、
そんな『ふれあいあそび』をしてくれました。
お互いに顔を見つめ合ったり、
子ども達とぎゅーっと抱きしめ合ったり、
そんなふれあいの数々を
一杯取り入れてくれた美香先生。
皆さんもとても嬉しそうにされておりました。

普段近くにいても遠くにいても
なかなかこんな『ふれあい』ってしないもんね。
先生がこう言う場を作ってくれたからこそ
遠慮なくスキンシップ出来まして、
みんなにとって本当に素敵なひとときが
ここに顕されたのでありました。
子ども達が大きくなって
言葉でのコミュニケーションは増えて来たけど、
その分こんなふれあいって少なくなって来るお年頃。
こんな言葉にならない想いを伝え合う
ふれあいの大切さ・素晴らしさを
改めて感じた場となりました。


 <ゲームで遊ぼう>
お次は実祐先生・えりか先生のゲーム遊び。
バルーンを使ってお宝取り&玉入れで楽しんだり、
新聞ジャンケンでみんなで盛り上がったり。
勝ち負けを競うスリルを楽しんだり、
身体を小気味よく動かしたり・上手にバランスを取ってみたり、
これまた身体と頭を一杯使って
楽しんだひと時となりました。
『ふれあいあそび』のまったりも素敵だったけれど、
皆さん本当にお若いおじいちゃんおばあちゃん。
身体がよくよく動いて
子ども達について行けてるところが
「すごいなぁ」と思ったものでした。
これならまだまだやんちゃ怪獣の子ども達に
負けることはないでしょう。
またこの子達とお家でも
一杯一杯遊んであげて下さい。




 <お帰りの会>
楽しい時間もいよいよおしまいの時が近づいて来ました。
最後は『お帰りの会』で一日を締めくくります。
まずは子ども達が幼稚園で作ったハガキのプレゼントを
おじいちゃんおばあちゃんの元へと届けに行きました。
それを見つめながら
「こんなことも出来るようになったの」と、
皆さんとても嬉しそうだったのが
実に印象的でありました。

また続いての『楽しかったこと発表会』では
この日一番楽しかったことを子ども達が
手を挙げ前に出て発表してくれました。
この参観日が始まった頃は
まだ調子の出なかった子達までもが、
凛々しい姿を見せてくれて感無量。
出来る・出来ないは誰しもあるものです。
でもこうやって自分で立ち直って
前を向いて歩いて行こうとすること、
それが大事。
そんな姿にこの子達の成長を感じたものでした。

最後は潤子先生が感謝の辞を述べ、
神様にお祈りしてこの会を閉じました。
今日のために集まって来てくださった皆さん、
子ども達と一緒にこの会を盛り上げてくださった
おじいちゃんおばあちゃん、
本当にありがとうございました。
この子達はまだまだこれから
どんどん伸びてゆく子達です。
どうぞまた幼稚園にその姿を見に来てください。
いついつまでもお元気で。
本日は本当にありがとうございました。


9月第3週

 9月17日 ばら・たんぽぽ組
運動会に向けて動き出しました、この子達。
ダンスの導入・モチベーションアップに
被り物を作って来てくれたえりか先生。
「どれがいい?」と品定めするところから始まって
みんなで踊ってみることにいたしました。
『初めて』を受け入れるのに時間のかかる子もあれば、
先生の振りを見ながらドンドンやってゆく子もありまして、
それぞれの今の想いを伝えて来てくれています。
でもでもそれが大事。
身体を動かすことは好きなんだけれど、
『分からないことやるのイヤ』
『やって出来なかったら恥ずかしい』、
そんな想いからカタクナになってしまう子もあるのです。
そうそう、最初はそう言うもの。
それが段々と
「これってこうよね」
と自分なりの解釈・表現が出来るようになって来ると、
そこからが本当に楽しくなって来るところ。
そのうち音楽が流れて来ただけで
元気一杯・お調子混じりで
身体が動き出すんじゃないかな…
と思いつつこの子達の姿を見つめています。

そんな中、まだ勝手が分からずスイッチが入り切らないながらも
指先だけ動き始めた子を発見。
そうそう、そんなイメージトレーニングから始まって
『出来る自分』を嬉しく受け止めることが出来たなら、
きっともっと楽しくなって来ちゃうはず。
幼稚園ではやらないけれど
お家では踊って見せてくれている子達もあるとのこと。
そんなこの子達の運動会までの道のりをゆっくりじっくり
お母さん達と一緒に見守ってゆきたいと思っています。
またお家での様子なども聞かせてもらえたら嬉しいです。 

 9月17日、18日 もも組
ももさんは『ケンパ』と鉄棒に取り組んでいます。
何でも前向きにシャンシャン取り組んでくれるイメージのこの子達。
でも『頭と体は別物』と言うところを垣間見せてくれるこの情景。
ケンパではリズム良く片足で跳ぶそんな動きに
四苦八苦している子ども達。
頭で分かっていても実際に
自分の身体を使ってやってみなけりゃ分からない。
「こうだって分かっているのに、
身体がその通り動いてくれないんだもん!」、
そんなジレンマと向き合っている子ども達でありました。

でもでもそれが大事。
身体を使うことって反復練習がとっても大事。
自分で「こうかな」ってやってみて、
「あれ?違う?なんで出来ない?」
と結果を受け止めて、
「じゃあこうしたらどうだろう」
と自分の中で修正プログラムを組み立てて
補正しながら頭の中のイメージに近づけてゆく。
それが『練習』と言うものです。
そのことによって脳内のニューロンネットワークがつながって
無意識のうちに『こうしたらこうなる』と言う
自分カスタムのアルゴリズムが出来上がり、
色んなことが自分なりに出来るようになってゆくのです。
だから「あーだ」「こーだ」一般論で理屈を言われても、
それが自分の中に沁み込んで
より良く身体を動かすための助けになるには
時間もくり返し回数も必要なのです。

一方の鉄棒もなかなか大変。
前回りに挑戦しているのですが、
お腹の高さまで身体を持ち上げるのに一苦労。
言わば懸垂のような『腕の力で身体を持ち上げる動作』って
あまりして来なかったこの子達。
背丈も伸び、腰の位置も高くなって
何とか挑戦出来るところまでやって来ました。
後は腕力とその負荷を少なくするための『ジャンプ力』によりまして
自分の身体を持ち上げる感覚を掴んでくれたらいいのです。
まさに今それに今取り組んでいるところです。

また身体の重い子達はその前段階として
鉄棒に自重を預けるところから始めています。
まずはお腹が鉄棒の高さになる踏み台の上に立ちまして
鉄棒に身体をひっかける練習をしているのですが、
その不安定さが恐かったり
お腹に当たる棒が痛かったりで四苦八苦。
こう言うのは無理無理やってもいけません。
ある程度「こんな感じ」が分かったらいいかなと思い、
「また今度」と言う僕らに「まだやる!」と言う男の子。
やると『わいのわいの!』になるのですが、
それでも続けてやると言うこの子の不屈の想いに
「お兄ちゃんになったねぇ」
と嬉しくなってしまった僕らでした。
そんな風に子ども達自身が自分と向き合いながら、
練習をがんばっているこの子達。
いつの間にかちょっとたくましくなったその姿を
嬉しく見つめたものでした。

 【9月17日 お誕生会】
今日は9月生まれさんのお誕生会。
今月は美香先生の担当です。
『お誕生日さんへのインタビュー』から始まりまして
楽しいこと盛り沢山となったお誕生会。
お楽しみコーナーでは「『さんま』をやります」と言っていた美香先生。
「寄席でもやるの?」と思って見ていたら、
『焼きさんま』を題材に
お芝居&リズム遊びでお客さんを
楽しませてくれたパフォーマンスにびっくらこ。
その芸の幅の広さに
また感銘を受けた僕でありました。

先日の敬老参観日でもリズム遊びをモチーフに
ふれあい遊びを投げ掛けてくれた美香先生。
今日もその派生遊びから始まって、
また新たなリズム遊びも取り入れて
遊ばせてくれました。
これから始まる運動会シーズンに向けて、
頭と身体のシンクロが重要になって来ることを考えた上で
リズムを一杯取り込んだ遊びを子ども達にさせてくれたのかなぁ…
とそんな想いが伝わって来た美香先生のプログラム。
その楽しさに引き寄せられながら
嬉しそうに遊んでいた今日のこの子達でありました。

本日は子ども達のために来てくださったお母さん方。
一杯一緒に遊んでくださって感謝です。
子ども達を乗せながら
さりげなく自分の想いの向く方向へと導いてゆく美香先生の投げ掛け。
お家での子ども達との向き合い方にも
参考になるのではないでしょうか。
『その気にさせる』と言うのがなにより大事な
子ども達とのコミュニケーション。
それがうまく行ったなら
僕ら大人も嬉しくなって来ます。
日々観察・毎回毎回試行錯誤、
その中で親子の「これうれしい!」を
探し発見して行ってくれたなら嬉しく思います。
今日も素敵なお誕生会を魅せてくれた美香先生、
ありがとう。


【今週のスナップ 9月18日、19日】
今週はそれぞれクラスにおいて
運動会練習をがんばった後、
ちょっと涼しさを感じられる頃合いを見計らって
お外遊びに繰り出して行きました。
『みんなでがんばる』も大事だけれど、
各人の想いが満たされる時を持つのも大切なこと。
いや『がんばっている時』こそ
そのモチベーションを維持するために、
自由遊びが大きく貢献してゆくのです。

と言うことでそれぞれ想い想いに
自分の興味関心に集中して遊んでいたこの子達。
『カニマンホール』を開けたなら
うじゃうじゃいるサワガニを手ずから捕って大満足。
また虫捕りに興じる子達は
大小様々な蝶々をてんこで捕まえて、
ケースに入れて嬉しそうに眺めておりました。
そんな虫々ブームがばら・たんぽぽさんまで下りて来て、
ちびっ子達が自ら虫網を駆り
声を上げて追いかけまわしているからびっくらこ。
「みんな素敵な日土っ子になったねぇ」
とその姿を嬉しく見つめたものでありました。

そんな自己欲求を満たされた中で
過ごしたからでありましょうか。
年長・年中の『スランプ君』達や
ばらたんの『はじめの一歩&リスタート』さん達も、
今週は先週より前を向いて園生活に取り組んでくれていたような
そんな風に感じられたもの。
そんなアゲアゲムードを醸し始めたこの子達の姿が
なんか嬉しく感じられた一週間となりました。

9月16日、18日 すみれ組
すみれさんは跳び箱の練習を始めました。
今年のすみれさん、
実に色々な子がいて興味深く見つめています。
運動神経抜群でなんでも自己流に
さっさ出来て来た女の子。
でも「こうしたらいいよ」と言うアドバイスを聞いたなら
逆に出来なくなっちゃって大混乱。
『天才スポーツ選手が理屈理論に捉われるとスランプになる』
と言うのはよく聞く話。
そんな姿を目の前で見せてもらった気がしたものです。

逆に「こわい、こわい」言って尻込みばかりだった男の子。
先生の言葉をすっと受け入れて
調子良く跳んでいるからびっくらこ。
「教えがはまるってこう言うことなのね」と
この子の素直さと学習能力を
嬉しく見つめた情景でありました。

いずれにしても練習を始めた火曜日には
どの子も2段の跳び箱に四苦八苦。
「これはたいへんかなぁ」と思って見ていたのですが、
毎日練習に取り組む美香先生とこの子達のがんばりが糧となり、
日に日に進歩して行ったこの子達。
木曜日にはみんな4段が跳べる・跳べそうなところまで
出来て来ちゃってこれまたびっくり。
「近年のすみれさん、
運動会本番で跳べて4段だったのに
君達すごいね。
久しぶりに6段も行けるかもね」
と言う僕に、
「6段まであるんですか?」
と美香先生。
昔は6段を跳ぶ子もいたのに
美香先生が知らないくらい最近はやっていなかったかなぁ・・・と
屋根裏倉庫から5段・6段の枠を取り出せば
そこから更に盛り上がっちゃったこの子達。
「疲れてからやると危ないからまた今度ね」
となだめてその日の練習を終わったのでありました。

すると翌日金曜日。
この日も練習していたすみれさんが僕を呼びに来たのです。
「5段、跳べた!」。
ホールを覗きに行きますと
次々に5段をパンパン跳ぶところを見せてくれた子ども達。
空中の姿勢もとてもきれいで
跳ぶ動作が理にかなっていることを示しています。
これまで「できん!できん!」「こわい!こわい!」
で現実から逃げてばかりだったこの子達。
それが『やってみたなら出来ちゃった』を
身をもって感じてくれたのでありましょう。
急に自信がついちゃって、
お調子&ご機嫌笑顔まで見せてくれたすみれさん。
そうそう、この子達はここから始めてくれたなら
どんどん前に向かって歩いて行けるはず。
だって実力はみんな
自己評価よりもずっとずっと高いんだから。
いつも尻込みしていたこの子達の
自信に満ちた大きな一歩を
嬉しく見つめた僕と美香先生でありました。

【9月19日 避難訓練】
今日は地震を想定した避難訓練を行いました。
鳴り出したサイレンに驚いて半泣きになりそうな女の子が
『待避行動指示』を告げて回る僕のところに駆け寄って来たのですが、
「大丈夫。先生のところに行って」と言うと
落ち着きを取り戻し担任の先生のところに行ってくれました。
他のクラスも先生達の指示に従って机の下に潜り込み、
地震の揺れが収まるのを待っています。
その姿を横目に初期消火・通報訓練を行った僕が外に出れば、
落ち着きつつもさっと避難集合場所に向かう子ども達と合流。
中にはおしゃべりが止まらないばらさんもありましたが、
それを諫めつつ集合場所にみんな到着。
避難先での再点呼で全員の無事を確認して
『避難完了』となったのでありました。

そこで改めて振り返りの時を持った僕ら。
「みんな上手に逃げられました。
先生と一緒だったら大丈夫だったでしょ。
でもしゃべっていた子いたね。
なんでしゃべったらいけないの?」
「煙を吸っちゃうから」、
ちゃんと前回の学びを覚えてくれていた子ども達。
「そうだね。それともうひとつ大事なことがあるんだ」
と避難の際、
『先生の指示をしっかり聞いて逃げること』
『そのために静かにしゃべらずに行動すること』
の大切さを説くことが出来ました。
これもおしゃべり君のおかげです。
なにもないところで『これとこれが大事です』と言ってみても、
なかなか心に残らない大人の言葉。
でも実際に避難しながら『これ、ダメ』と言う事例を取り上げて
みんなで分かち合うことが出来たなら、
それが何よりの学びとなるのです。
前回の避難訓練の経験があって
今回は落ち着いて行動出来た子ども達。
『大丈夫』になったら今度は大丈夫が行き過ぎて
今回みたいな『おしゃべり』や『おちゃらけ』につながることも出て来ます。
そう言うことをみんなで確かめ合いながら
『何が大事か』をその度毎に分かち合うことこそ、
避難訓練の意義と意味だと思うのです。
そんな感じで大切な学びの時となった
今回の避難訓練でありました。


 今週の顔
 すみれ組のゆうまくんです。
今月お誕生日で6歳に。
恐がりだったゆう君がここ最近、
自分からチャレンジ&がんばりモードの
頼もしい姿を見せてくれています。
跳び箱をとぶ姿がとってもキレイで
「たくましくなったねぇ」と感無量。
お誕生日、おめでとう。
 すみれ組のもとよし君も今月お誕生日。
クラスイチ前向きのがんばり屋さん。
そんなもんもんの明るさとひたむきさが
みんなを引っ張ってくれまして、
運動会に向けてすみれは上げ潮ムード。
当の本人はそんな気更々ないのに、
それがもんもんの素敵なところ。
6歳のお誕生日、おめでとう。
 たんぽぽさんの るりちゃん、
今月入園&お誕生日です。
日々新しい想いと顔を見せてくれて、
僕らを喜ばせてくれています。
初日は表情も硬かったけれど
こんな『るりちゃんスマイル』もゲット!。
「キティーちゃん大好き!」、
3歳のお誕生日おめでとう。
 たんぽぽ組のきっぺい君です。
今月入園の新生活にも
徐々に慣れて来てくれたみたい。
カメラに向かってグングン近づき
『ズームアップ!』って茶目っ気も
見せてくれたのでありました。
最近おしゃべりも沢山聞こえて来て、
素直さが素敵なきっぺい君です。


9月第4週

9月22日、25日 ばら・たんぽぽ組
先週通常保育が始まったたんぽぽさん。
早くも園生活に慣れてくれまして、
ばらさんと一緒に礼拝もちゃんと守れています。
フルタイムが始まったばかりと言うのに
そのしゃんとした落ち着きように
「君達も前からいた?」
と思ってしまうほど。
そんなたんぽぽさんなのでありますが
『出来る自分』が嬉しくって
張り切ってくれているのが嬉しいところです。

そんなたんぽぽさんに影響されてばらさんも
変化が見られるから僕も興味津々。
『わたしはお姉ちゃん!』と態度でアピールしている女の子。
たんぽぽさんのお世話もしてくれて
がんばっているところです。
そんなばらさん達もOFFモードの時は
「だっこ!」「おんぶ!」とやって来て、
甘え上手なところも見せてくれています。
でも日によって「だっこ!」と「あっち行って!」を使い分け、
ひとりでがんばれる日には
つれない素振りで僕に塩対応。
自分を甘やかし過ぎない精神性の高さを感じつつも、
求められるがままに想いを受け止めている僕なのです。

またOFFモードの時の男の子。
「たんぽぽさんがんばっているよ。
しっかりしないと君達がバブちゃんになっちゃうよ」
と声掛けをしていたそのせいか、
「ばぶー!」と言ってわざとに赤ちゃん返りして見せるから大笑い。
「きみ、お笑いが分かっているねぇ」と思いながらも、
「きっとお家でもお兄ちゃんとしてがんばっているんだよね…」
と思ったもの。
成り切ることでON・OFFを自分で切り替えようとしているその姿に
感銘を受けたものでした。
そうしてセルフコントロール出来る能力ってとっても大事。
それぞれ自分なりに今の想いを顕しながら
がんばっているこの子達です。

さてさて、そんなこの子達なのでありますが、
運動会に向けても一歩ずつあゆみを続けています。
今週は障害走の練習で
色々なミッションに挑戦をしていたばら・たんぽぽさん。
お部屋でのサーキットで『こんな感じ』を掴んだなら、
お次はホールに行ってもっと大きな障害物にも挑戦しておりました。
先生達に支えられながら
課題に立ち向かってゆく姿を見せてくれているこの子達。
それが見る見るうちにどんどん出来るようになってゆく
自分自身を喜んで受け止めているようで、
その姿を嬉しく見つめた僕でした。


 9月22日 すみれ組
すみれさんは『組体操』を取り入れようと
みんなで相談しながら練習をしているところ。
子ども達のアイディアから色んなポーズを試しつつ
「出来そう?」「これいい感じ!」と
自分達の演技を創り上げて行っているところです。
でも自分の中に持つイメージも大事なのですが、
もひとつ大切なのが『自分で実際にやってみること』。
今の時代、
『ああしたらこうなる』をネットなどでよくよく知っている子ども達。
『知っている』し『分かってる』、
『だから簡単に出来る』と思ってしまうのは僕らと同じ。
でも『自分の頭と身体を使ってやってみなければ体現出来ない』
ってのはあまり経験がないみたい。
やってみたけど出来ないで
「なんで?」「なんで?」と
『なんで自分に出来ないの?』と不思議がっている姿を見つめながら、
「それを分かるまでやるのが大事なんだよ」と思った僕でした。

この日挑戦していたのは『橋』。
それぞれ体力も体格も体重もみんなみんな違うので、
『こうすればできる』と分かったつもりでも
組み合わせや並び順でそれが微妙に変わってゆきます。
練習を重ねていく中で技術や体力が上がってゆくこともありますが、
やはりバランスと言うのもまた大事になって来るのです。
そんなこんなやりながら
『なんで出来ないか』『どうしたら出来るか』
をみんなで考えやってみながら
一つの技を成立させて行っていた
すみれさん達でありました。

『今時だな』と思ったのは
最後にスマホで撮った写真を見せてもらって確認し、
みんなで「やったぁ!」って喜び合っていたところ。
こう言うところは現代のIT社会の良いところ。
みんなでその場で視覚情報を確認し合い
共有し合うと言う現代スポーツトップアスリートも取り入れている練習手法。
その熱と力の入れように
「君達、きっとすぐにもっともっと
出来るようになるよ!」
と思いながら見つめた情景でありました。

 9月24日 もも組
ももさんもダンスの練習を始めています。
今回念入りにやっていたのは音楽を入れる前の隊形確認。
いつもならやりながら「ああじゃない」「そうじゃない」
ってやっていたこの子達が、
『分かった上』で自分のなすべきことを習得して行こうとする
そんな一段進化した姿を見たような気がしたもの。
『新人時代』から一皮むけた実祐先生の
投げ掛けや指導方法にも成長の跡が見られます。
そしてこの子達もちゃんと先生が言葉で伝えたことを
『分かるように』『出来るように』なって来たんだな…
と嬉しく思ったものでありました。

ももさんの中には賢しい子達もおりますが、
その勘の良さから先生の最初の一言だけを聞いて
『先先に動き出す』『しゃべり出す』
ってそんなことが多かったもの。
今でもその傾向はあるのですが…。
でも人の話を最後までちゃんと聞いた上で
自分で考え・行動すること、
そのことの大切さを今まさに学んでいるんだね…
と思いながら見つめた風景でありました。

ちゃんと理解したならノリの良さはピカイチのこの子達。
それから音楽に合わせて元気一杯
踊って歌ってしておりました。
この子達の100%のその姿を
ぜひぜひ本番でお楽しみに。

 【今週のスナップ 9月24日】
今日は髭のおじちゃんとすみれさんで
秋の収穫・稲刈りを行ないました。
6人のすみれさんに6個の『箱たんぼ』。
今年は籾種が上手く育って苗が一杯出来たと言うことで、
こんなに沢山稲刈りが出来るようになったそう。
嬉しい反面、子ども達は四苦八苦。
稲をハサミで刈り取るのですが
ひと掴みの束を切るのもなかなか。
そんな子ども達に
「一回に切るのを少なくしたらいいよ」
と美香先生。
その言葉を聞きながら
ゆっくりゆっくりちょっとずつ、
がんばりつつ稲を刈っていたこの子達でありました。

そんな中、明らかに作業ペースの違う子がひとり。
農業経験者のもんもんです。
毎年実家の稲作のお手伝いに
出かけていると言うもんもん。
稲の成長段階もよくよく知っていて、
僕にも色々と教えてくれた農業コーチです。
知識だけでなく扱いも慣れているようで、
稲を束にしてわっしゃと掴み
ザックザックと切ってゆきます。
いつもはハサミでの刈り入れではないと思うのですが、
それにしてもその『稲さばき』は実に見事。
みんなの3倍もの早さで刈り入れを終り、
その後も友達の刈り入れに手を添えて
手伝ってくれておりました。
それもそれぞれのペースに合わせ寄り添ってくれるその姿に
本当に感心させられたもの。
僕などは「こうやったらいいんだよ」と
『自分!自分!』が出てしまうものなのですが、
お手伝いが本当に上手なもとよし君。
『一人ひとたんぼを体験する』
と言うカリキュラムのコンセプトを
言わずもがな分かってくれているようで、
「僕らもこうやって子ども達にしてあげないとダメだよね」
と『物を教える者』のお手本として
まばゆく見つめた情景でありました。

そんなもんもんや美香先生に励まされ、
なんとか稲刈りをやり終えたすみれさん。
「はい、これだけ採れました。
でもこれだけじゃダメなんだよね。
どうしたら良いと思う?」
と問いかける髭のおじちゃん。
『そうそう、脱穀して精米して』
と思っていた僕に対して
「かんそう!」と答えたもんもん。
「正解!おじちゃんが乾燥しておくから
お米を取る続きはまた今度やろうね」
と答えたおじちゃんでありました。
もうプロにはかないません。
『お米のことは任せておいて』
と言う自信と想いが
その端々から滲んでいたもとよし君でありました。

ももの頃は色んなことにちょっと自信を持ち切れなかったこの子達。
それがそれぞれの得意事や最近の成長によって
自分を前に出して来れるようになったこと、
その姿を嬉しく見つめています。
みんなが同じように上手に出来なくてもいいのです。
『得意なモノ』『好きなもの』によって自己実現をいたしながら
自己肯定感を高めてゆくことが出来たなら、
他の事にも自ら挑戦しようと言う気になって来ます。
色んな課題と向き合う行事が一杯あるこの二学期は、
そんなところから自分を伸ばし・まだ見ぬ自分を発見して行ってくれたなら
それがなによりだと思うのです。
夕涼み保育以降、
色んな自分に気付き
色んなことが出来るようになった自分と向き合うことで、
ちょっと自信もついて来たこの子達。
そんなところから始まる次なる素敵な歩みと成長を
また見守ってゆきたいと思っています。

 【今週のスナップ】
今週、久しぶりに雨が降り
気候もちょっと涼しくなった気がした
一週間となりました。
お日様が顔を出せばまだまだ暑くはありますが、
『暑さ寒さも彼岸まで』と言う言葉は本当みたい。
秋分の日に合わせて園庭でも彼岸花がすすすーっと背を伸ばし
クレナイの花を咲かせ始めました。

この彼岸花。
花が咲くまで葉っぱを茂らせないので
どこに植わっているのか分かりません。
花が咲き終わった後、
ニラのような葉っぱが伸びて来る不思議な植物。
でもこの子達もある日突然成長を見せてくれることがあり、
そんな姿に自然との共通点を感じるのです。
こう言うところが『子どもは自然』
と言えるところなのかもしれません。

この日はカマキリを見つけた子ども達。
ついこの間までバッタにも触れなかったこの子達。
網の上からなら大胆に虫を掴むことも出来るのですが、
お腹の柔らかな虫達をムギュっと握ると弱らせてしまいます。
カマキリは胸部を後ろから掴むと
弱らせることなく・カマでひっかかれることなく持てるのですが、
それよりもいいのはゆく先に手を差し伸べて
自ら這わして乗せてやること。
そこを自分のゆくべき道だと思ってかカマキリは
その掌に自ら乗って来てくれます。
それを子ども達に教えてあげたら
自らカマキリに手を差し伸べた男の子。
自分の手にカマキリを乗せたではありませんか。
「えー、すごい!」とその子のチャレンジ&大冒険・そして成長を
嬉しく見つめたものでした。

また雨上がりのこの日。
砂場にかけられたブルーシートに溜まった雨水に
生き物を見つけ捕獲チャレンジを試みる子ども達。
何か分からないけれど何かを見つけ
自分達の想いにいざなわれ、
雨上がりならではの大冒険を繰り広げておりました。
またいつもの『カニマンホールのカニ捕り』も大盛況。
雨に流されマンホールに辿り着いたカニ達を
網で救って捕獲していた子ども達。
このマンホールもカニが入るのは入るのですが、
そこから自力では出られないみたい。
しばらくほっておくとマンホールの底で
カニが死んでいる姿を見つけることがありまして、
そう言う意味でも子ども達のカニ捕りは
『サワガニレスキュー』の大切なお仕事になっています。
お片付けの際には幼稚園母屋の築山に
サワガニを逃がしてやっている子ども達。
そんな自然との触れ合い・助け合いを
遊びの中で学んでいるこの子達でありました。
 

【今週のスナップ 9月26日】
すみれ・ももさんは運動会種目のリレーの練習を
今日初めてやってみました。
去年の経験があるすみれさんはやっぱりさすが。
走る順番や作戦について自分達がリードして、
相談するところから存在感を発揮。
ちゃんとしゃんとやって見せてくれるその姿に
『すみれになったねぇ、この子達』
と嬉しく思ったものでした。

一方のももさん、
『去年はばらだったもんね…』と言ったところのオンパレード。
今年の初回と言うことではあるのですが、
去年上の子達がやるのを見ていて、
また『運動会ごっこ遊び』で自分達もやっているはずなのに…。
バトンが渡っても次がスタートしなかったり、
走り出して1mで方向転換&ショートカット
くるっと回ってバトンパスゾーンに戻って来たり。
でも『全く分かっていない』と言う訳でもないようで、
逆走でなくちゃんと進行方向からゴールに向かおうとする姿に
『これ、この子なりの作戦なのね(ズルだけど)』
と思って見つめた情景でありました。
またすみれさんでも
バトンの順番をみんなに教えるのに夢中になって
自分の出番を忘れてしまった男の子があって大混乱。
そんなこんなのハチャメチャの中で
第一回目のリレーが終わったのでありました。

そんな姿を受けて美香先生のカリキュラムが始動。
端から見ている僕は
「ちがう!ちがう!」「なにやってんの!」
とただの『ガヤ芸人』になってしまったのですが、
美香先生は「なにがいけなかったの?」
と子ども達に問いかけます。
すると「○○くんが××だった!」
と不備を訴え出す子ども達。
確かにその言葉は的を得ているのですが、
言っている本人も同じ過ちをしていたりして…。
それぞれの言葉に客観性が欠けているよう。。
そこで『どうしたらいいのか』『何が間違いだったのか』
をもう一度投げ掛けた美香先生。
この考える機会をみんなで共有することによって
今回の失敗から学びを得て行った子ども達でありました。

更にあのすみれの男の子、
彼の件を捉えて
「△△君はみんなに順番を教えてくれていたんだよね。
自分のチームだけでなく相手の方まで教えてくれていたんだよ。
一生懸命になりすぎちゃって
自分の番を忘れちゃったんだね」
とフォローしてくれた美香先生。
僕らは目の前の失敗ばかりに目が行って、
そのような彼の献身があったことを
分かってあげていなかったことをその時知ったのです。
当人にしてみても失敗はしちゃったものの、
そこでなそうとしていたことは素敵なことであり
それを先生がちゃんと見ていて評価してくれたこと、
それによってどれだけ心が救われたことでしょう。
子ど達のそばに寄り添って
ちゃんと見ていてあげることの大切さ、
自分の気付きを他の子達にも共有してあげることの大切さを
目の前で見せてもらった気がした情景でありました。
なんかもうこれだけで教育研究大会の発表みたい。
先生の素敵な保育実践を見せてもらって
ひとり感極まっていた僕だったのでありました。

さあさあ、そんな省みの後、
もう一度行なわれたリレー再戦。
今度は綺麗にバトンもつながり
良い勝負が繰り広げられておりました。
こうして色々なこと一つ一つを受けて
確かに成長をして行っているこの子達。
やっぱり運動会って
大切な教育過程だと思ったものでありました。

今週の顔 
ばら組のゆいと君、
持ち前の自由さと明るさで
幼稚園を活気付けてくれています。
ゆいと君が自由にふるまうたびに
お兄ちゃんがお目付け指南に大奮闘。
もんもんのちょっと困った顔と
構ってもらって嬉しいゆいと君の
コントラストが微笑ましいおふたりさんです。
ばらさんのあゆむちゃん、
しゃんしゃん元気なお姉さんとして
張り切りがんばっているところ。
勝気な笑顔を見ていると、
あんぱんの『のぶちゃん』を
思い出すのは僕ばかりでしょうか。
正義の味方プリキュアに成り切って
悪役の僕を懲らしめています。
 ばらさんのかなた君、
ゆったりまったりの御機サイクリング。
素直さが素敵なかなた君、
僕のところにやって来ては
ワザとにバブバブ言ってみせる
面白愉快な男の子です。
でもがんばりどころではがんばれる
お兄ちゃんになりました。
 もも組のおうしくんです。
二学期が始まる頃は
ちょっと怪しい顔をしてたけど、
すぐにリズムを取り戻し
只今元気一杯絶好調。
達者なお口と陽気さで
みんなをひっぱってくれています。
もも組パワーの源・おうちゃんです。





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