風の庭~Zephyrus~



コリウス

知人にポット苗をもらったのがきっかけで、
栄養系コリウスの色とりどりの葉に魅了され育て始めてもう14~5年になります。
始めは栄養系・実生系が何かということも分からず育てていました。

冬はリビングで挿し芽したポット苗を管理し
春から秋まで庭で楽しむというサイクルは初めから変わることなく
今では30種ほどのコリウスを育てています。



玄関前のコリウス

 


コリウスほ熱帯・亜熱帯原産のシソ科コリウス属に分類されます。
店頭で販売されているコリウスは繁殖方法で栄養系と実生系に区別されています。

*栄養系・・・栄養繁殖(根・茎・葉などから繁殖させる無性生殖)でコリウスは挿し芽。
*実生系・・・種で繁殖

栄養系の利点は種子が出来にくいので、綺麗な葉を長期間楽しめます。


コリウスの育て方 (綺麗に長期間楽しむために)

コリウス(栄養系)は春から晩秋まで長期間楽しめる重宝なリーフプランツです。
長く楽しむために、少し手を掛けてあげましょう!

置き場所
暑さにはとても強い植物です。
でも、真夏の強い日射しは苦手。梅雨明けからは昼の厳しい日射しが当たらない場所に置いてください。厳しい日射しにあてると葉焼けをおこします。特に黄色系は要注意です。

水遣り
水はとっても大好き。毎日、たっぷり与えます。
鉢植えの場合、一日一回の水遣りで葉っぱが萎れてしまう時は、二回り大きい鉢に植え替えましょう。

植替え
基本的にいつでもOK。ただしどんな場合でも根を傷めないようにしてください。


栄養系コリウスは花が付きにくいのですが、全く花が咲かなって言うことではありません。花を次々咲かすと、コリウスの魅力的な葉っぱを長く楽しむことが出来なくなります。花を見つけたらすぐにカットしましょう。

仕立て直し
葉焼けして傷んだコリウスや姿が悪くなったコリウスは、思い切って切り戻してください。1ケ月もすればこんもりと葉が茂ってきます。
但し黄色系と一部の赤系は仕立て直しが難しいものもあるようなので、挿し芽にすることをお勧めします。


挿し芽の仕方

写真左から挿し芽から1ケ月、挿し芽したポット苗、カットした挿し穂

  元気な枝を選び、切り口を斜めにカットします。水分の蒸発を少なくするため挿し穂の下の葉を落とし、残りの葉は半分ほどの大きさにします。
充分に水を吸わせてから用土に押します。(用土は赤玉・鹿沼等)
優しく水を与え暫く日陰で管理します。
最高気温が20度以上になると失敗なく挿し芽が出来ます。
コリウスの挿し芽は簡単なので、発根剤も必要ありません。




12月のコリウス(リビングで管理)

  挿し芽したコリウスを室内で越冬させます。
最低10度以上の温度が必要なので、加温しない場所での越冬は難しい。
わが家では日当たりの良いリビングの南側窓辺に置いています。

最近では成長が遅い種類は9月に挿し芽、少し大きくしてから室内へ。その他は室内へ取り込む直前(10月中頃)に挿し芽します。
 



わが家のコリウスコレクション