−何が起こった!?−




 「神無月」 閉 鎖秘話と誕生秘話 第3羽



前回までのあらすじ
“カズ”と“如月 雪奈”は「神無月」の開店の準備を始めた 以上

 「ふう〜」

 「いやいや  助かるよ雪奈」

 「でも“とーや”さ…じゃない カズさん」

 「ん? 何だ?」

 「以前に比べると荷物(展示物)がすごく少 ないんだけど」

 「そりゃそうだ… まだ開店したばっかりだ し」

 「一応、もう開店はしてるんだ…」

 「一応ね… 来客数は0人だけど…」

 「荷物(展示物)が少ないんだったら以前の 物持って来ればいいのに…」

 「いや… 基本的には以前の物はもう使用し ないよ」

 「何で?」

 「新しい出発だからね、出来る限り全て作り 直していくよ」

 「大変じゃない?」

 「大変だけど頑張るよ」

 「ボクも今はあまり手伝いに来れないし…」

 「そうか… ってそういえば雪奈は今何して んの?」

 「蘭宮さんのトコに お世話になってる」

 「蘭姉さんのトコか〜 それはよかった 大 事にされてるか?」

 「大事ニサレテルヨ」

 「ソレハヨカッタナ」

 棒読みの台詞だった
 その棒読みに深い意味を感じ取ったカズはあえて追求はしなかった

 「で、桜ちゃんは?」

 「普通に学生やってるよ 今は結構忙しいみ たい」

 「そうなんだ」

 「準備は一人で大丈夫?」

 「あれ? 手伝ってくれないの?」

 「急に帰ってきて急に言われてもボクにもい ろいろと都合が…」

 「そりゃそうだ…」

 「手伝いたいのは山々だけど… 向こうと こっちを往復するだけでも大変だし」

 「ふむ、つまり往復さえ簡単なら手伝っても らえるのかな?」

 「確かにそれだとボクも大丈夫だけど… で も無理でしょ?」

 「フフフ」

 そう言ってダンボールをゴソゴソ

 「パンパカパーン♪」

 そして、どこかで聞いた登場音とともに一つの窓を取り出した

 「それは? 窓?」

 「聞いて驚け これが伝説の『どこでも窓』 だ!」

 「ど、どこでも窓!?」

 「この窓はありとあらゆる場所に通じている のだ!」

 「な、なぜそんな著作権を気にしなければな らないような道具を!?」

 「そこがネットの世界の恐ろしいところなの だよ」

 「意味わかんないし…」

 「とにかくこれで往復の問題は完璧なまでに OKだ な?」

 「う、うん…」

 「という訳で女に二言はないよな 準備手 伝ってもらうぞ〜♪」

 「は〜い」(言わなきゃよかった)

 「やるぞ〜」

 「お〜」

 そうして、『Kazu's room 神無月』の運営は本格始動されたのだった



2006.4




Fin





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