なんでも順番



公式データは国際共通単位(SI)を用いる

ヨタ(
yotta1024
ゼタ(
zetta1021
エクサ(
exa1018
ペタ(
peta1015
テラ(
tera1012
ギガ(
giga109
メガ(
mega106
キロ(
kilo103
ヘクト(
hecto102
デカ(
deca101
デシ(
deci10のマイナス1
センチ(
centi10のマイナス2
ミリ(
milli10のマイナス3
マイクロ(
micro10のマイナス6
ナノ(
nano10のマイナス9
ピコ(
pico10のマイナス12
フェムト(
femto10のマイナス15
アット(
atto10のマイナス18
ゼプト(
zepto10のマイナス21
ヨクト(
yocto10のマイナス24

長さ    
1/3.3m 0.30303m
1/10尺 3.0303cm
1/10寸 3.0303mm
6尺 1.8182m
町(丁) 60間 109.09m
36町 3.9273km
ヤード(yd)   0.9144m
フィート(ft) 1/3yd 0.3048m
インチ(in) 1/12ft 2.54cm
チェーン 22yd 20.12m
マイル 1760yd 1.6093km
ひろ(尋) 6ft 1.8288m
海里   1.852km
     
面積    
歩(坪) 1平方間 3.3058m2
30歩 99.174m2
段(反) 300歩 991.74m2
3000歩 9917.4m2
平方フィート   929.03cm2
平方インチ   6.45156cm2
平方マイル   2.5900km2
エーカー(ac) 10平方チェーン 4046.9m2
     
体積    
  1.8039リットル
1/10升 180.39cm3
10升 18.039リットル
10斗 180.39リットル
パイント   0.5683リットル
クォート   1.137リットル
ガロン(英)   4.456リットル
ガロン(米)   3.785リットル
ブッシェル(英) 7.996ガロン(英) 36.35リットル
ブッシェル(米) 9.309ガロン(英) 36.24リットル
バレル   159.0リットル
容積トン 100平方ft 2.832m3
     
質量    
  3.75kg
1/1000貫 3.75g
ポンド(lb)   453.6g
オンス(oz) 1/16ポンド(lb) 28.35g
英トン 2240ポンド 1016.1kg
米トン 2000ポンド 907.2kg
160匁 600g
カラット   200mg
     
速度    
km/h 0.2778m/s  
マイル/h(mph) 0.4470m/s  
ノット 1海里/h 0.5144m/s
     
温度    
華氏(F)   1.8*℃+32

 

世の中には「長さ」、「質量」、「時間」など、数値でその大きさを表すことができる事象や現象があるが、計量法ではこうしたものを「物象の状態の量」と呼称している。計量法では、対象とする「物象の状態の量」を、それらが取引又は証明、産業、学術、日常生活の分野での計量で重要な機能を期待されているという観点から規定しており、「物象の状態の量」として熟度の高いものを法律で72量(法第2条第1項第1号)、熟度の低いものは政令で17量(計量単位令第1条)を定めている。以下にそれらを示す。




長さ、質量、時間、電流、温度、物質量、光度、角度、立体角、面積、体積、角
速度、角加速度、速さ、加速度、周波数、回転速度、波数、密度、力、力のモー
メント、圧力、応力、粘度、動粘度、仕事、工率、質量流量、流量、熱量、熱伝
導率、比熱容量、エントロピー、電気量、電界の強さ、電圧、起電力、静電容量
、磁界の強さ、起磁力、磁束密度、磁束、インダクタンス、電気抵抗、電気のコ
ンダクタンス、インピーダンス、電力、無効電力、皮相電力、電力量、無効電力
量、皮相電力量、電磁波の減衰量、電磁波の電力密度、放射強度、光束、輝度、
照度、音響パワー、音圧レベル、振動加速度レベル、濃度、中性子放出率、放射
能、吸収線量、吸収線量率、カーマ、カーマ率、照射線量、照射線量率、線量当
量、線量当量率


繊度、比重、引張強さ、圧縮強さ、硬さ、衝撃値、粒度、耐火度、力率、屈折度
、湿度、粒子フルエンス、粒子フルエンス率、エネルギーフルエンス、エネルギ
ーフルエンス率、放射能面密度、放射能濃度


 計量法で「計量」とは、これら「物象の状態の量」を計ることと定義付けている。ここで「物象の状態の量」を計るためには、何らかの基準が必要となってくるが、「計量単位」はその基準となるものである。したがって、個々の「物象の状態の量」ごとに「計量単位」が与えられ、かつ、「計量単位」の内容を確定するためにその「定義」がなされる必要がある。計量法では、前述の72の物象の状態の量に対応する「計量単位」を「法定計量単位」として、国際度量衡総会*)で決議された国際的に合意された単位系である国際単位系(略称、SI又はSI単位)をもとに定めている。SI単位における基本単位である、長さ、質量、時間、電流、温度、物質量、光度の7量については表1.1のように定められている。

▼表1.1:計量法におけるSI基本単位の定義

物象の状態の量 計量単位 定義
 長さ メートル 真空中で1秒間の299,792,458分の1の時間に光が進む行程の長さ
 質量 キログラム 国際キログラム原器の質量
 時間 セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の9,192,631,770倍に等しい時間
 電流 アンペア 真空中に1メートルの間隔で平行におかれた無限に小さい円形の断面を有する無限に長い2本の直線状導体のそれぞれを流れ、これらの導体の1メートルにつき千万分の2ニュートンの力を及ぼし合う直流の電流又はこれで定義したアンペアで表した瞬間値の2乗の1周期平均の平方根が1である交流の電流
 温度 ケルビン

セルシウス度又は度
水の3重点の熱力学温度の273.16分の1(ケルビンで表される温度は熱力学温度とし、セルシウス度又は度で表される温度はセルシウス温度(ケルビンで表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの)とする。)
 物質量 モル 0.012キログラムの炭素12の中に存在する原子の数と等しい数の要素粒子または要素粒子の集合体(組成が明確にされたものに限る。)で構成された系の物質量
 光度 カンデラ 放射強度683分の1ワット毎ステラジアンで540兆ヘルツの単光色を放射する光源のその放射の方向における光度(540兆ヘルツの単光色と異なる光については、通商産業省令で定める。)


1.1 SI単位に係る計量単位(表2.1)

 計量法では、取引又は証明に使用する計量単位について、原則として国際単位系(SI単位)によることとしている。法の中では第3条でSI単位に係る計量単位を定めている。この中で定めているものは、72の物象の状態の量全てではなく、SI単位のある65量についての計量単位である。
 厳密に言うと、これらの単位のうち時間の“分(min)”、“時(h)”、質量の“トン(t)”などはSI単位ではないが、計量法ではこれらもSI単位に係る計量単位として定めている。

▼表2.1 SI単位に係る計量単位

  物象の状態の量 計量単位(記号)


1.長さ
2.質量
3.時間
4.電流
5.温度
6.物質量
7.光度
1.メートル(m)
2.キログラム(kg),グラム(g),トン(t)
3.秒(s),分(min),時(h)
4.アンペア(A)
5.ケルビン(K),セルシウス度(℃)又は度(℃)
6.モル(mol)
7.カンデラ(cd)






8.角度
9.立体角
10.面積

11.体積
12.角速度
13.角加速度
14.速さ
15.加速度
16.周波数
17.回転速度
18.波数
8.ラジアン(rad),度(°),分(′),秒(″)
9.ステラジアン(sr)
10.平方メートル(m
11.立方メートル(m),リットル(l)
12.ラジアン毎秒(rad/s)
13.ラジアン毎秒毎秒(rad/s
14.メートル毎秒(m/s),メートル毎時(m/h)
15.メートル毎秒毎秒(m/s
16.ヘルツ(Hz)
17.毎秒(s−1),毎分(min−1),毎時(h−1
18.毎メートル(m−1



19.密度

20.力
21.力のモーメント
22.圧力
23.応力
24.粘度

25.動粘度
26.仕事
27.工率
28.質量流量


29.流量


61.振動加速度レベル*
19.キログラム毎立方メートル(kg/m),グラム毎立方メートル(g/m),
グラム毎リットル(g/l又はg/L)
20.ニュートン(N)
21.ニュートンメートル(N・m)
22.パスカル(Pa),ニュートン毎平方メートル(N/m),バール(bar)
23.パスカル(Pa),ニュートン毎平方メートル(N/m
24.パスカル秒(Pa・s),ニュートン秒毎平方メートル(N・s/m
25.平方メートル毎秒(u/s)
26.ジュール(J),ワット秒(W・S),ワット時(W・h)
27.ワット(W)
28.キログラム毎秒(kg/s),キログラム毎分(kg/min),キログラム毎時(kg/h),
グラム毎秒(g/s),グラム毎分(g/min),グラム毎時(g/h),
トン毎秒(t/s),トン毎分(t/min),トン毎時(t/h)
29.立方メートル毎秒(m/s),立方メートル毎分(m/min),立方メートル毎時(m/h),
リットル毎秒(l/s又はL/s),リットル毎分(l/min又はL/min),リットル毎時(l/h又はL/h)
61.-


30.熱量
31.熱伝導率
32.比熱容量

33.エントロピー
30.ジュール(J),ワット秒(W・s),ワット時(W・h)
31.ワット毎メートル毎ケルビン[W/(m・K)],ワット毎メートル毎度[W/(m・℃)]
32.ジュール毎キログラム毎ケルビン[J/(kg・K)],ジュール毎キログラム毎度[J/(kg)・℃)]
33.ジュール毎ケルビン(J/K)






34.電気量
35.電界の強さ
36.電圧
37.起電力
38.静電容量
39.磁界の強さ
40.起磁力
41.磁束密度
42.磁束
43.インダクタンス
44.電気抵抗
45.電気のコンダクタンス
46.インピーダンス
47.電力
48.無効電力*
49.皮相電力*
50.電力量
51.無効電力量*
52.皮相電力量
53.電磁波の減衰量
54.電磁波の電力密度
34.クーロン(C)
35.ボルト毎メートル(V/m)
36.ボルト(V)
37.ボルト(V)
38.ファラド(F)
39.アンペア毎メートル(A/m)
40.アンペア(A)
41.テスラ(T),ウェーバ毎平方メートル(Wb/m
42.ウェーバ(Wb)
43.ヘンリー(H)
44.オーム(?)
45.ジーメンス(S)
46.オーム(?)
47.ワット(W)
48.-
49.-
50.ジュール(J),ワット秒(W・s),ワット時(W・h)
51.-
52.-
53.-
54.ワット毎平方メートル(W/m









55.放射強度
56.光度
57.輝度
58.照度

63.中性子放出率
64.放射能
65.吸収線量
66.吸収線量率

67.カーマ
68.カーマ率
69.照射線量
70.照射線量率


71.線量当量
72.線量当量率

55.ワット毎ステラジアン(W/sr)
56.ルーメン(lm)
57.カンデラ毎平方メートル(cd/m
58.ルクス(lx)
63.毎秒(s−1),毎分(min−1
64.ベクレル(Bq),キュリー(Ci)
65.グレイ(Gy),ラド(rad)
66.グレイ毎秒(Gy/s),グレイ毎分(Gy/min),グレイ毎時(Gy/h),
ラド毎秒(rad/s),ラド毎分(rad/min),ラド毎時(rad/h)
67.グレイ(Gy)
68.グレイ毎秒(Gy/s),グレイ毎分(Gy/min),グレイ毎時(Gy/h)
69.クーロン毎キログラム(C/kg),レントゲン(R)
70.クーロン毎キログラム毎秒(C/(kg・s)),クーロン毎キログラム毎分(C/(kg・min)),クーロン毎キログラム毎時(C/(kg・h)),
レントゲン毎秒(R/s),レントゲン毎分(R/min),レントゲン毎時(R/h)
71.シーベルト(Sv)、レム(rem)
72.シーベルト毎秒(Sv/s)、シーベルト毎分(Sv/min)、シーベルト毎時(Sv/h)、
レム毎秒(rem/s),レム毎分(rem/min),レム毎時(rem/h)


59.音響パワー
60.音圧レベル*
62.濃度
59.ワット(W)
60.-
62.モル毎立方メートル(mol/m),モル毎立方リットル(mol/l又はmol/L),キログラム毎立方メートル(kg/m),グラム毎立方メートル(g/m),グラム毎リットル(g/l又はg/L)


1.2 SI単位のない量の非SI単位(表2.2)

 上述したように、SI単位では72の物象の状態の量のうち、65量についてしか定めがないため、SI単位のない7量に対して非SI単位で法定計量単位を定めている(法第4条第1項)。
▼表2.2 SI単位のない量の非SI単位

物象の状態の量 計量単位(記号)
48.無効電力 48.バール(var)
49.皮相電力 49.ボルトアンペア(VA)
51.無効電力量 51.バール秒(var・s)
52.皮相電力量 52.ボルトアンペア秒(VA・s)、ボルトアンペア時(VA・h)
53.電磁波の減衰量 53.デシベル(dB)
60.音圧レベル 60.デシベル(dB)
61.振動加速度レベル 61.デシベル(dB)


1.3 SI単位のある量の非SI単位(表2.3)

 計量法では、SI単位を基本として計量単位を定めているが、SI単位がある物象の状態の量についても、国内外で非SI単位が広く用いられている5つの物象の状態の量については、その使用を禁止することによって経済活動、国民生活に混乱を与えるおそれがあるため、非SI単位であっても、法定計量単位として定めている(法第4条第2項)。
▼表2.3 SI単位のある量の非SI単位

物象の状態の量 計量単位(記号)
17.回転速度 17.回毎分(r/min、rpm)、回毎時(r/h、rph)
22.圧力 22.気圧(atm)
24.粘度 24.ポアズ(P)
25.動粘度 25.ストークス(St)
62.濃度 62.質量百分率(%)
質量千分率(‰)
質量百万分率(ppm)
質量十億分率(ppb)
体積百分率(vol%、%)
体積千分率(vol‰、‰)
体積百万分率(volppm、ppm)
体積十億分率(volppb、ppb)
ピーエッチ(pH)


1.4 用途を限定する非SI単位(表2.4)

 1.1〜1.3以外に、海面における長さの計量など特殊の計量に用いる「長さ、質量、角度、面積、体積、速さ、加速度、圧力、熱量」の計量単位についても、特定の使用分野に限って、法定計量単位として定めている(法第5条第2項)。
 これは、特定の分野において、表2.4の計量単位が国内外において広く用いられているため、非SI単位ではあるが、用途を限定して法定計量単位として認めているものである。したがって、定められた用途以外では非法定計量単位となる。例えば、真珠の質量を計るための「もんめ」単位の質量計は、一般の質量計として販売することはできない。
▼表2.4 用途を限定する非SI単位

物象の状態の量 単位{用途の限定}
1.長さ 1.海里(M,nm){海面又は空中における長さ}
オングストローム (Å){電磁波、膜圧、表面の粗さ、結晶格子}
2.質量 2.カラット(ct){宝石の質量}
もんめ(mom){真珠の質量}
トロイオンス(oz){金貨の質量}
8.角度 8.点(pt){航海、航空}
10.面積 10.アール(a)、ヘクタール(ha){土地面積}
11.体積 11.トン(T){船舶の体積}
14.速さ 14.ノット(kt){航海、航空}
15.加速度 15.ガル(Gal)、ミリガル(mGal){重力加速度、地震}
22.圧力 22.トル(Torr)、ミリトル(mTorr)、マイクロトル(?Torr){生体内の圧力}
水銀柱メートル(mmHg){血圧測定}
30.熱量 30.カロリー(cal)、キロカロリー(kcal)、メガカロリー(Mcal)、ギガカロリー(Gcal){栄養、代謝}
物象の状態の量 計量単位(記号) SI単位(記号) 二単位の換算関係
20.力
26.仕事
30.熱量


63.中性子放出率

64.放射能

20.ダイン(dyn)
26.エルグ(erg)
30.重量キログラムメートル
(kgf・m)
エルグ(erg)
63.中性子毎秒(n/s)
中性子毎分(h/min)
64.壊変毎秒(dps)
壊変毎分(dpm)
20.ニュートン(N)
26.ジュール(J)
30.ジュール(J)


63.毎秒(s-1

64.ベクレル(Bq)

1dyn=10?N
1erg=100nJ
1kgf・m≒9.8J

1erg=100nJ
1n/s=1s-1

1dps=1Bq

1.長さ
16.周波数

22.圧力
39.磁界の強さ


40.起磁力
41.磁束密度

42.磁束
60.音圧レベル
62.濃度

1.ミクロン(?)
16.サイクル(c)
サイクル毎秒(c/s)
22.トル(Torr)*1
39.アンペア回数毎メートル
(AT/m)
エルステッド(Oe)
40.アンペア回数(AT)
41.ガンマ(?)
ガウス(G)
42.マクスウエル(Mx)
60.ホン
62.規定(N)

1.メートル(m)
16.ヘルツ(Hz)

22.パスカル(Pa)
39.アンペア毎メートル
(A/m)

40.アンペア(A)
41.テスラ(T)

42.ウェーバ(Wb)
60.デシベル(dB)
62.モル毎立方メートル
(mol/m3
1?=1?m
1c=1c/s=1Hz

1Torr≒133Pa
1AT・m=1A/m

1Oe≒79A/m
1AT=1A
1?=1nT
1G=1?T
1Mx=10nWb
1ホン=1dB


20.力


21.力のモーメント

22.圧力



23.応力

26.仕事

27.工率

30.熱量
31.熱伝導率

32.比熱容量

20.重量キログラム(kgf)
重量グラム(gf)
重量トン(tf)
21.重量キログラムメートル
(kgw・m)
22.重量キログラム毎平方メートル
(kgw/u)
水銀柱メートル(mHg)*2
水柱メートル(mHO)
23.重量キログラム毎平方メートル
(kgw/u)
26.重量キログラムメートル
(kgw・m)
27.重量キログラムメートル毎秒
(kgf・m/s)
30.カロリー(cal)*3
31.カロリー毎秒毎メートル毎度
cal/(s・m・℃)
32.カロリー毎キログラム毎度
cal/(kg・℃)
20.ニュートン(N)


21.ニュートンメートル
(N・m)
22.パスカル(Pa)



23.パスカル(Pa)

26.ジュール(J)

27.ワット(W)

30.ジュール(J)
31.ワット毎メートル毎度
[W/(m・℃)]
32.ジュール毎キログラム毎度
[J/(kg・℃)]
1kgf≒9.8N
1gf≒9.8mN
1tf≒9.8kN
1kgf・m≒9.8N・m

1kgf/u≒9.8Pa

1mHg≒133kPa
1mHO≒9.8kPa
1kgf/u≒9.8Pa

1kgf・m≒9.8J

1kgf・m/s≒9.8W

1cal≒4.2J
1cal/(s・m・℃)
≒4.2W(m・℃)
1cal/(kg・℃)
≒4.2J(kg・℃)

接頭語の使い方

 計量法では1.1〜1.3の単位について表2.6の接頭語と組み合わせて、使用することを認めている。
 しかしながら、次の単位について接頭語を付すことは認められていない。
 @接頭語が重複するもの
  単独及び組立単位中のキログラムに接頭語を付すことは認められていない。

質量(キログラム)、密度(キログラム毎立方メートル)、質量流量(キログラム毎秒、キログラム毎分、キログラム毎時)


 A慣習上接頭語を付さないもの
  10進法でないもの、比を表す単位等に接頭語を付すことは認められていない。

時間(分、時)、角度(度、秒、分)、電磁波の減衰量(デシベル)、音圧レベル(デシベル)、振動加速度レベル(デシベル)、回転速度(回毎分、回毎時)、圧力(気圧)、濃度(質量百分率、質量千分率、質量百万分率、質量十億分率、体積百分率、体積千分率、体積百万分率、体積十億分率、ピーエッチ)

単位記号について

 計量法では、上述の単位の記号について標準となるべきものを、通商産業省令(計量単位令)で定めている(法第7条)。標準となるべき単位記号については、表2.1〜表2.7のとおりである。
 単位記号は、計量法の中で標準となるべきものを示しており、例えば、筆記体で記号を表現すること等を制限するわけではなく、定められた記号以外のものの使用に罰則が伴う規制ではない。
 しかしながら、大文字と小文字の区別については大文字と小文字とで違う意味を持つもの(例えば、m(ミリ)、M(メガ))が存在するので、正しく区別して使用すべきである。

72量以外の物象の状態の量について

 上述してきたように、計量法では72の物象の状態の量について、法定計量単位として定めている。しかしながら、72量以外にも物象の状態の量は存在する。こういったもののうち、17の量については政令により単位等を定めているが、これらの単位については2.以降で後述する様な規制の対象にはならない。
 しかしながら、72量以外の物象の状態に使用する単位も、SI単位による組立単位あるいはJIS等の規格に定められている単位を使用することが適当で

圧力の換算関係

Pa
bar
kgf/cm2
atm
mmH2O
mmHg及びTorr
1
1×105
9.80665×104
1.01325×105
9.80665
1.33322×105
1×10-5
1
9.80665×10-1
1.01325
9.80665×10-5
1.33322×10-3
1.01972×10-5
1.01972
1
1.03323
1×10-4
1.35951×10-3
9.86923×10-6
9.86923×10-1
9.67841×10-1
1
9.67841×10-5
1.31579×10-3
1.01972×10-1
1.01972×104
1×104
1.03323×104
1
1.35951×10
7.50062×10-3
7.50062×102
7.35559×102
7.60000×102
7.35559×10-2
1

.応力の単位[kgf/mm2 → Pa(パスカル)、N/mm2(ニュートン毎平方ミリメートル)]

 応力は、圧力の定義と同じである。この応力は、直接に測定できないので、この算出には試験片の横断面を長さ測定器で測定して求め、引張試験機で試験片に付加した力を読み取り、この力“kN”を断面“mm2”で除して求める。
 一般構造用鋼材のSS 41は、JISのSI化によってSS 400となった。これは、引張強さが400〜510 N/mm2以上であるようにJISで規定している材料記号である。41 kgf/mm2を換算すると、402 N/mm2(又はMPa)であるが、規格値はその下限が400 N/mm2としている。
 なお、鉄鋼製品のJISでは、応力の単位に“N/mm2”を使用しているが、これはISO/TC 17(鉄鋼)が規格に使用していることに起因している。機械学会では応力の単位に“MPa”や “GPa”を使用していることから、機械工業の分野ではMPaやGPaを多く使用する傾向にある。
 また、鉄鋼JISは、予告方式2)を採用し、予告日以降はSIによる規格値を採用し、鋼材検査証明書などにも適用された。この方式は、日本の産業界に大きな影響を与え、SI化の起爆剤となった。
 土木分野では、コンクリート関係が“N/mm2”を、土質関係が“N/m2”を、そして岩盤関係が“MPa”を使用する傾向にある。業界としては、統一したいという意見と、自然淘汰を待つのがよい、という意見が支配的である。
 応力の換算関係を表3.2に示す。
▼表3.2 応力の換算関係

Pa
MPa又はN/mm2
kgf/mm2
kgf/cm2
1
1×106
9.80665×106
9.80665×104
1×10-6
1
9.80665
9.80665×10-2
1.01972×10-7
1.01972×10-1
1
1×10-2
1.01972×10-5
1.01972×10
1×102
1


SI化で注意すべき事項 土木建築分野では、引張強さや応力の単位にPa又はN/mm2を使用する例が見られる。鉄鋼JISの影響がある。一方、機械、自動車分野では、多くの場合に、Paを使用するようにし、力学計算の場合な、N/mm2を使用する例が多く見られる。

仕事の単位[kg・m、kgf・m → J(ジュール)、W・s(ワット秒)]

 仕事の定義は、力の大きさ 1 Nが、その力の方向に物体を1 m動かすときにする仕事をいい、単位はジュールで表す。すなわち、
仕事 = 力 × 動いた距離
 仕事というのは、時間の概念が入っていないので、どれだけの力でどれだけの距離を移動させたかで決まる。時間の概念が入ると、仕事率になる。
 仕事のディメンジョンは、次のようになる。
力 × 動いた距離 = [kg×m] = J
 すなわち、SIでは仕事はN・mをジュール“J”という固有の名詞で与えられ、定義は1 Nの力で1 mの間を物体を移動させるときの仕事が1 Jである。
 従来単位とSI単位との関係は
1 kgf・m = 9.80665 N・m ≒ 9.8 J
となる。
 W・sやW・hは、電力量の単位として使用され、通常、kW・hで表す。このkW・hは電気エネルギーであるが、ほかに熱エネルギー、化学エネルギー、光エネルギー、力学エネルギー、弾性エネルギーなどがある。これらの単位は、ジュール(J)で表す。

仕事率、工率の単位[kg・m/s、kgf・m/s → W(ワット)、J/s(ジュール毎秒)]

 仕事率、工率は、単位時間に行った仕事であるから、その単位はkgf・m/sをJ/sやWに変更しなければならない。電気の分野では、すでに仕事率はSI単位のワット(W)を使用していることから、その他の分野で使用する仕事率の単位はWやJ/sに変更することになる。
1 W = 1 J/s (毎秒1 Jの仕事率、工率)
 仕事率や工率の従来単位には、仏馬力(PS)がある。
1 PS = 75 kgf・m/s = 75 × 9.806 65 = 735.5 W
 また、英馬力(HP)がある。これは、毎秒550 ft・lb(フートポンド)の割合でなされる仕事であり、換算すると745.7 Wとなる。昨今では、あまり使用されていないようである。なお、1 HP = 1.014 PS の関係がある。
 仕事率、工率の換算関係を表3.3に示す。
▼表3.3 仕事率、工率の換算関係

kW
PS
kgfロ/s
kcal/k
1
7.355×10-1
9.80665×10-3
1.16279×10-3
1.35962
1
1.33333×10-2
1.50895×10-3
1.01972×10-7
7.5×10
1
1.18572×10-1
8.600×102
6.32529×102
8.43371
1

(注)1 W = 1 J/s
1 PS = 0.7335 kW
1 cal = 4.18605

 従来、熱量の単位は“cal”を用いてきたが、SIでは“J”に変更する必要がある。従来では仕事をカロリーで表すために、N・mで計算して求めた値を換算係数4.2で除していたが、ジュール(J)で表す場合は、4.2で除さない。

 従来単位(cal)と、SI単位(J)の関係は
 1 cal = 4.18605 J
である。
 熱力学の第1法則では、熱は本質上仕事と同じエネルギーであって、仕事を熱に変えることも又その逆も可能である、と述べている。単位も仕事と同じジュール(J)である。熱量(Q)と力学的エネルギー(Gh)とは、熱の仕事当量(A)によって関係付けられる。製品の性能の発熱量を示すカタログ物性値や性能を表すのに、熱量の単位を使用することがままある。このカタログの記載値は、猶予期間後はSI単位のジュール(J)を使用することになる。

熱伝導率の単位[cal/(s・m・℃) → W/(m・℃)(ワット毎メートル毎度)、W/(m・K)(ワット毎メートル毎ケルビン)]

 熱伝導率は、物体内部の等温面の単位面積を通って単位時間に垂直に流れる熱量と、この方向における温度こう配(温度差/距離)との比であり、一般に熱の伝わりやすさを表す量である。熱伝導率の定義は、その煤質の長さが1 mにつき1度の温度こう配があるとき、その温度こう配の方向に垂直な 1 m2の断面を通過して、1秒につき1 Jの熱量が伝導されることをいう。
 熱伝導率の単位は、kcal/(s・m・℃)が使用されてきたが、 SIでは、W /(m・℃)又はW/(m・K)を使用する。
 熱伝導率の単位は、機械、電気、自動車、化学装置の熱交換器などの伝熱計算でよく用いられる。例えば、熱交換器メーカー又はプラントメーカーとその機器を発注した企業との間での取り交わされる図面、設計計算書などの中で用いられる。現在では、まだ従来単位のcalが使われている場合が多いように見受けられるが、取引、証明行為などには必ずSI単位の使用が必要となる。
 伝熱計算のソフトは、SI単位と非SI単位のどちらでも選択できる内容になっている場合が多く、単位への慣れが浸透するのも時間の問題であると思われる。

比熱容量の単位[cal/(kg・℃) → J/(kg・℃)(ジュール毎キログラム毎度)、J/(kg・K)(ジュール毎キログラム毎ケルビン)]

 比熱容量は、物質1 kgの温度を1 度だけ上げるのに必要な熱量を示すものである。その単位は、熱量のcalを含んだ組立単位kcal/(kg・℃)が使用されてきたが、SIではJ/(kg・℃)又はJ/(kg・K)を使用する。
 比熱容量は化学工業の分野で比較的多く使用されているが、取引又は証明に関して、猶予期限後に比熱容量の単位を使用する場合は、SI単位を使用する必要がある

日本人ノーベル賞

硬度

硬度1 滑石,硬度2 石膏,硬度3 方解石,硬度4螢石,硬度5 燐灰石 硬度6正長石,硬度7石英,硬度8 トパーズ,硬度9 コランダム,硬度10 ダイヤモンド

歴代天皇



 001: 神武天皇   在位 前660年 1月 1日〜前585年 3月11日

 002: 綏靖天皇   在位 前581年 1月 8日〜前549年 5月10日

 003: 安寧天皇   在位 前549年 7月 3日〜前511年12月 6日

 004: 懿徳天皇   在位 前510年 2月 4日〜前477年 9月 8日

 005: 孝昭天皇   在位 前475年 1月 9日〜前393年 8月 5日

 006: 孝安天皇   在位 前392年 1月 7日〜前291年 1月 9日

 007: 孝霊天皇   在位 前290年 1月12日〜前215年 2月 8日

 008: 孝元天皇   在位 前214年 1月14日〜前158年 9月 2日

 009: 開化天皇   在位 前158年11月12日〜前 98年 4月 9日

 010: 崇神天皇   在位 前 97年 1月13日〜前 30年12月 5日

 011: 垂仁天皇   在位 前 29年 1月 2日〜  70年 7月14日

 012: 景行天皇   在位   71年 7月11日〜 130年11月 7日

 013: 成務天皇   在位  131年 1月 5日〜 190年 6月11日

 014: 仲哀天皇   在位  192年 1月11日〜 200年 2月 6日

 015: 応神天皇   在位  270年 1月 1日〜 310年 2月15日

 016: 仁徳天皇   在位  313年 1月 3日〜 399年 1月16日

 017: 履中天皇   在位  400年 2月 1日〜 405年 3月15日

 018: 反正天皇   在位  406年 1月 2日〜 410年 1月23日

 019: 允恭天皇   在位  412年12月   〜 453年 1月14日

 020: 安康天皇   在位  453年12月14日〜 456年 8月 9日

 021: 雄略天皇   在位  456年11月13日〜 479年 8月 7日

 022: 清寧天皇   在位  480年 1月15日〜 484年 1月16日

 023: 顕宗天皇   在位  485年 1月 1日〜 487年 4月25日

 024: 仁賢天皇   在位  488年 1月 5日〜 498年 8月 8日

 025: 武烈天皇   在位  498年12月   〜 506年12月 8日

 026: 継体天皇   在位  507年 2月 4日〜 531年 2月 7日

 027: 安閑天皇   在位  531年 2月 7日〜 535年12月17日

 028: 宜化天皇   在位  535年12月   〜 539年 2月10日

 029: 欽明天皇   在位  539年12月 5日〜 571年 4月

 030: 敏達天皇   在位  572年 4月 3日〜 585年 8月15日

 031: 用明天皇   在位  585年 9月 5日〜 587年 4月 9日

 032: 崇峻天皇   在位  587年 8月 2日〜 592年11月 3日

 033: 推古天皇   在位  592年12月 8日〜 628年 3月 7日

 034: 舒明天皇   在位  629年 1月 4日〜 641年10月 9日

 035: 皇極天皇   在位  642年 1月15日〜 645年 6月14日

 036: 孝徳天皇   在位  645年 6月14日〜 654年10月10日

 037: 斉明天皇   在位  655年 1月 3日〜 661年 7月24日

 038: 天智天皇   在位  661年 7月24日〜 671年12月 3日

 039: 弘文天皇   在位  671年12月 5日〜 672年 7月23日

 040: 天武天皇   在位  673年 2月27日〜 686年 9月 9日

 041: 持統天皇   在位  686年 9月 9日〜 697年 8月 1日

 042: 文武天皇   在位  697年 8月 1日〜 707年 6月15日

 043: 元明天皇   在位  707年 7月17日〜 715年 9月 2日

 044: 元正天皇   在位  715年 9月 2日〜 724年 2月 4日

 045: 聖武天皇   在位  724年 2月 4日〜 749年 7月 2日

 046: 孝謙天皇   在位  749年 7月 2日〜 758年 8月 1日

 047: 淳仁天皇   在位  758年 8月 1日〜 764年10月 9日

 048: 称徳天皇   在位  764年10月 9日〜 770年 8月 4日

 049: 光仁天皇   在位  770年10月 1日〜 781年 4月 3日

 050: 桓武天皇   在位  781年 4月 3日〜 806年 3月17日

 051: 平城天皇   在位  806年 3月17日〜 809年 4月 1日

 052: 嵯峨天皇   在位  809年 4月 1日〜 823年 4月16日

 053: 淳和天皇   在位  823年 4月16日〜 833年 2月28日

 054: 仁明天皇   在位  833年 2月28日〜 850年 3月21日

 055: 文徳天皇   在位  850年 3月21日〜 858年 8月27日

 056: 清和天皇   在位  858年11月 7日〜 876年11月29日

 057: 陽成天皇   在位  876年11月29日〜 884年 2月 4日

 058: 光孝天皇   在位  884年 2月 5日〜 887年 8月26日

 059: 宇多天皇   在位  887年 8月26日〜 897年 7月 3日

 060: 醍醐天皇   在位  897年 7月 3日〜 930年 9月22日

 061: 朱雀天皇   在位  930年 9月22日〜 946年 4月20日

 062: 村上天皇   在位  946年 4月20日〜 967年 5月25日

 063: 冷泉天皇   在位  967年 5月25日〜 969年 8月13日

 064: 円融天皇   在位  969年 8月13日〜 984年 8月27日

 065: 花山天皇   在位  984年 8月27日〜 986年 6月23日

 066: 一条天皇   在位  986年 6月23日〜1011年 6月13日

 067: 三条天皇   在位 1011年 6月13日〜1016年 1月29日

 068: 後一条天皇  在位 1016年 1月29日〜1036年 4月17日

 069: 後朱雀天皇  在位 1036年 4月17日〜1045年 1月16日

 070: 後冷泉天皇  在位 1045年 1月16日〜1068年 4月19日

 071: 後三条天皇  在位 1068年 4月19日〜1072年12月 8日

 072: 白河天皇   在位 1072年12月 8日〜1086年11月26日

 073: 堀河天皇   在位 1086年11月26日〜1107年 7月19日

 074: 鳥羽天皇   在位 1107年 7月19日〜1123年 1月28日

 075: 崇徳天皇   在位 1123年 1月28日〜1141年12月 7日

 076: 近衛天皇   在位 1141年12月 7日〜1155年 7月23日

 077: 後白河天皇  在位 1155年 7月24日〜1158年 8月11日

 078: 二条天皇   在位 1158年 8月11日〜1165年 6月25日

 079: 六条天皇   在位 1165年 6月25日〜1168年 2月19日

 080: 高倉天皇   在位 1168年 2月19日〜1180年 2月21日

 081: 安徳天皇   在位 1180年 2月21日〜1185年 3月24日

 082: 後鳥羽天皇  在位 1183年 8月20日〜1198年 1月11日

 083: 土御門天皇  在位 1198年 1月11日〜1210年11月25日

 084: 順徳天皇   在位 1210年11月25日〜1221年 4月20日

 085: 仲恭天皇   在位 1221年 4月20日〜1221年 7月 9日

 086: 後堀河天皇  在位 1221年 7月 9日〜1232年10月 4日

 087: 四条天皇   在位 1232年10月 4日〜1242年 1月 9日

 088: 後嵯峨天皇  在位 1242年 1月 9日〜1246年 1月29日

 089: 後深草天皇  在位 1246年 1月29日〜1259年11月26日

 090: 亀山天皇   在位 1259年11月26日〜1274年 1月26日

 091: 後宇多天皇  在位 1274年 1月26日〜1287年10月21日

 092: 伏見天皇   在位 1287年10月21日〜1298年 7月22日

 093: 後伏見天皇  在位 1298年 7月22日〜1301年 1月22日

 094: 後二条天皇  在位 1301年 1月22日〜1308年 8月25日

 095: 花園天皇   在位 1308年 8月26日〜1318年 2月26日

 096: 後醍醐天皇  在位 1318年 2月26日〜1336年 8月15日

 北1: 光厳天皇   在位 1331年 9月20日〜1333年 5月25日

 北2: 光明天皇   在位 1336年 8月15日〜1348年10月27日

 097: 後村上天皇  在位 1339年 8月15日〜1368年 3月11日

 北3: 崇光天皇   在位 1348年10月27日〜1351年11月 7日

 北4: 後光厳天皇  在位 1352年 8月17日〜1371年 3月23日

 098: 長慶天皇   在位 1368年 3月11日〜1383年10月

 北5: 後円融天皇  在位 1371年 3月23日〜1382年 4月11日

 099: 後亀山天皇  在位 1383年10月   〜1392年10月 5日

 100: 後小松天皇  在位 1382年 4月11日〜1412年 8月29日

 101: 称光天皇   在位 1412年 8月29日〜1428年 7月20日

 102: 後花園天皇  在位 1428年 7月28日〜1464年 7月19日

 103: 後土御門天皇 在位 1464年 7月19日〜1500年 9月28日

 104: 後柏原天皇  在位 1500年10月25日〜1526年 4月 7日

 105: 後奈良天皇  在位 1526年 4月29日〜1557年 9月 5日

 106: 正親町天皇  在位 1557年10月27日〜1586年11月 7日

 107: 後陽成天皇  在位 1586年11月 7日〜1611年 3月27日

 108: 後水尾天皇  在位 1611年 3月27日〜1629年11月 8日

 109: 明正天皇   在位 1629年11月 8日〜1643年10月 3日

 110: 後光明天皇  在位 1643年10月 3日〜1654年 9月20日

 111: 後西天皇   在位 1654年11月28日〜1663年 1月26日

 112: 霊元天皇   在位 1663年 1月26日〜1687年 3月21日

 113: 東山天皇   在位 1687年 3月21日〜1709年 6月21日

 114: 中御門天皇  在位 1709年 6月21日〜1735年 3月21日

 115: 桜町天皇   在位 1735年 3月21日〜1747年 5月 2日

 116: 桃園天皇   在位 1747年 5月 2日〜1762年 7月12日

 117: 後桜町天皇  在位 1762年 7月27日〜1770年11月24日

 118: 後桃園天皇  在位 1770年11月24日〜1779年11月 9日

 119: 光格天皇   在位 1779年11月25日〜1817年 3月22日

 120: 仁孝天皇   在位 1817年 3月22日〜1846年 2月 6日

 121: 孝明天皇   在位 1846年 2月13日〜1866年12月25日

 122: 明治天皇   在位 1867年 1月 9日〜1912年 7月30日

 123: 大正天皇   在位 1912年 7月30日〜1926年12月25日

 124: 昭和天皇   在位 1926年12月25日〜1989年 1月 7日

 125: 今上天皇   在位 1989年 1月 7日〜


徳川15代

初代 徳川家康 2代 徳川秀忠 3代 徳川家光4代 徳川家綱 5代 徳川綱吉 6代 徳川家宣7代 徳川家継 8代 徳川吉宗 9代 徳川家重 10代 徳川家治 11代 徳川家斉 12代 徳川家慶 13代 徳川家定 14代 徳川家茂 15代 徳川慶喜


幕府序列慶應年間
家名国名地名石高戦国期の武将藩祖関係関ヶ原後の所領その他
1前田家加賀金沢外様102.2万前田利家利長利家長男加賀120万石−
2島津家薩摩鹿児島外様77万島津義久家久義弘3男薩摩72.8万石−
3伊達家陸奥仙台外様62.5万伊達政宗政宗−陸奥58万石−
4徳川家尾張名古屋御三家61.9万徳川家康義直家康9男−−
5徳川家紀伊和歌山御三家55.5万徳川家康頼宣家康10男−−
6細川家肥後熊本外様54万細川藤孝・忠興忠興藤孝長男豊前39.9万石−
7黒田家筑前福岡外様52万黒田孝高・長政長政孝高長男筑前52.3万石−
8浅野家安芸広島外様42.6万浅野長政・幸長幸長長政長男紀伊37.6万石−
9毛利家長門萩外様36.9万毛利元就秀就輝元長男長門36万石−
10鍋島家肥前佐賀外様35.7万鍋島直茂勝茂直茂長男肥前35.7万石龍造寺家を相続。
11徳川家常陸水戸御三家35万徳川家康頼房家康11男−−
12池田家因幡鳥取外様32.5万池田恒興・輝政忠継輝政2男−−
13藤堂家伊勢津外様32.3万藤堂高虎高虎−伊予20万石−
14松平家越前福井親藩32万結城秀康忠昌秀康2男−美作松平家(41)の分家。
15池田家備前岡山外様31.5万池田恒興・輝政輝政恒興2男播磨52万石−
16保科家陸奥会津親藩28万徳川家康正之秀忠4男−松平容保は9代目。
17蜂須賀家阿波徳島外様25.7万蜂須賀正勝・家政至鎮家政長男阿波18.6万石−
18井伊家近江彦根譜代25万井伊直政直孝直政2男近江15万石井伊直弼は14代目。
19山内家土佐高知外様24.2万山内一豊一豊−土佐24万石−
20有馬家筑後久留米外様21万有馬豊氏豊氏−丹波6万石赤松則村の孫義祐を祖。
21佐竹家出羽久保田外様20.5万佐竹義重義宣義重長男出羽20.5万石−
22南部家陸奥盛岡外様20万南部信直利直信直長男陸奥10万石−
23松平家出雲松江親藩18.6万結城秀康直政秀康4男−美作松平家(41)の分家。
24松平家武蔵川越親藩17万結城秀康直基秀康5男−美作松平家(41)の分家。
25酒井家出羽鶴岡譜代17万格酒井忠次家次忠次長男上野5万石−
26柳澤家大和郡山譜代15万−吉保−−老中柳沢吉保が祖。
27上杉家出羽米沢外様15万上杉謙信景勝謙信養子出羽30万石−
28松平家伊予松山親藩15万久松定勝定勝−遠江3万石定勝は家康の異父弟。
29榊原家越後高田譜代15万榊原康政康政−上野10万石−
30酒井家播磨姫路譜代15万酒井正親重忠正親2男上野3.3万石−
31小笠原家豊前小倉譜代15万小笠原秀政秀政−信濃5万石秀政は小笠原長時の孫。
32松平家讃岐高松親藩12万徳川家康頼重頼房長男−水戸家(11)の分家。
33立花家筑後柳川外様11.9万立花道雪宗茂道雪養子除封宗茂の実父は高橋鎮種。
34大久保家相模小田原譜代11.3万大久保忠世忠隣忠世長男相模6.5万石−
35松平家伊勢桑名親藩11万久松定勝定綱定勝3男−伊予松平家(28)の分家。
36阿部家備後福山譜代11万阿部正次正次−武蔵1万石−
37堀田家下総佐倉譜代11万−正俊−−正俊は春日の局の養子。
38酒井家若狭小浜譜代10.3万酒井正親忠利正親3男−−
39稲葉家山城淀譜代10.2万稲葉正成正成−小早川秀秋の臣正成は春日の局の夫。
40奥平家豊前中津譜代10万奥平信昌家昌信昌長男下野10万石−
41松平家美作津山親藩10万結城秀康秀康家康2男越前68万石−
42松平家播磨明石親藩10万格結城秀康直良秀康6男−美作松平家(41)の分家。
43前田家加賀大聖寺外様10万前田利家利治利家孫−加賀前田家(1)の分家。
44伊達家伊予宇和島外様10万伊達政宗秀宗正宗長男−陸奥伊達家(3)分家。
45津軽家陸奥弘前外様10万津軽為信為信−陸奥4.7万石−
46宗家対馬府中外様10万宗義智義智−対馬1.2万石10万石以上格
47松平家武蔵忍親藩10万奥平信昌忠明信昌4男−信昌は家康の養子になる。
48丹羽家陸奥二本松外様10万丹羽長秀長秀長政長男常陸1万石−
49真田家信濃松代外様10万真田幸隆・昌幸信之昌幸長男信濃9.5万石幸村は信幸2男。
50戸田家美濃大垣譜代10万戸田一西氏鉄一西長男近江3万石−
51前田家越中富山外様10万前田利家利次利家孫−加賀前田家(1)の分家。
52阿部家陸奥白河譜代10万阿部忠吉忠秋忠吉2男−正次と忠吉は兄弟。
53土屋家常陸土浦譜代9.5万土屋忠直数直忠直2男上総2万石−
54松平家上野高崎譜代8.2万−信興信綱5男−三河松平氏(60)の分家。
55土井家下総古河譜代8万−利勝利昌養子−父は水野信元
56牧野家常陸笠間譜代8万−成貞−−牧野成貞は綱吉に仕える。
57牧野家越後長岡譜代7.4万牧野康成康成−上野2万石−
58鍋島家肥前小城外様7.3万鍋島直茂元茂勝茂長男−肥前鍋島家(10)の分家
59中川家豊後岡外様7万中川清秀秀成清秀2男豊後7万石−
60松平家三河吉田譜代7万−信綱−−信綱は家光腹心。
61松平家肥前島原譜代7万松平家忠忠利家忠長男三河1万石−
62内藤家日向延岡譜代7万内藤家長政長家長長男上総3万石−
63本庄家丹後宮津譜代7万−宗資−−宗資は綱吉の生母の弟。
64戸澤家出羽新庄外様6.8万戸澤盛安政盛盛安の子常陸4万石−
65松浦家肥前平戸外様6.1万松浦隆信鎮信隆信長男肥前6.3万石−
66松平家石見浜田親藩6.1万−清武−−松平清武は6代将軍家宣の弟。
67松平家陸奥棚倉譜代6万松平康重康重−常陸3万石−
68本多家近江膳所譜代6万本多康俊康俊−三河2万石本多家の養子。父は酒井忠次。
69小笠原家肥前唐津譜代6万小笠原秀政忠知秀政3男−豊前小笠原氏(31)の分家。
70戸田家信濃松本譜代6万戸田康長康長−武蔵1万石−
71松平家三河西尾譜代6万松平家乗家乗−美濃2万石−
72相馬家陸奥中村外様6万相馬利胤利胤−陸奥4.8万石−
73石川家伊勢亀山譜代6万石川康通康通−美濃5万石−
74加藤家伊予大洲外様6万加藤光泰貞泰光泰長男美濃4万石−
75秋元家上野館林譜代6万秋元長朝長朝−上野1万石−
76井上家遠江浜松譜代6万−正就清秀長男−井上正就は秀忠の近侍。
77青山家丹波篠山譜代6万青山忠門・忠成忠成忠門長男上総下総1.5万石−
78吉川家周防岩国外様6万吉川元春・広家広家−周防岩国3万石幕府からは大名として待遇されていない。
旧帝国陸海軍階級表
        帝国海軍              帝国陸軍
士官 将官     大将 *1              大将 *1
           中将                中将
          少将                少将
   佐官     大佐                大佐
          中佐                中佐
          少佐                少佐
   尉官     大尉                大尉
          中尉                中尉
          少尉                少尉
准士官      兵曹長               准尉
下士官     上等兵曹 (一等兵曹)        曹長
         一等兵曹 (二等兵曹)       軍曹
         二等兵曹 (三等兵曹)       伍長
兵        水兵長 (一等水兵)        兵長
        上等水兵 (二等水兵)       上等兵
        一等水兵 (三等水兵)       一等兵
        二等水兵 (四等水兵)       二等兵

[注]
旧帝国陸海軍における「元帥」は階級ではなく、陸海軍大将のうち特に元帥府に列せられた軍人に与えられる称号。
海軍の下士官・兵の( )内は、1942年11月1日改定前の旧呼称。また下士官・兵の呼称は兵種別に異なり、例えば飛行科の場合は、上等飛行兵曹……飛行兵長……二等飛行兵となる。

帝國陸軍襟章一覧表

階級名

襟章(九八式)

陸軍大将

陸軍中将

陸軍少将
陸軍大佐
陸軍中佐
陸軍少佐
陸軍大尉
陸軍中尉
陸軍少尉
陸軍准尉
陸軍曹長
陸軍軍曹
陸軍伍長
陸軍兵長
陸軍上等兵
陸軍一等兵
陸軍二等兵

カースト制度
ヴァルナとは:ヴァルナとはサンスクリット語で色を表し、肌の色による差別体系のことを指します。もともとは白色系人種であるアーリア人がインド西北部に侵攻してきた際にインドの先住民族であるドラヴィダ族等の有色人種と自らを区別するために作り上げた制度です。司祭階級の「バラモン」を頂点として、その下に王族、武士階級の「クシャトリア」、農民や商人等の庶民階級である「バイシャ」、奴隷階級の「シュードラ」の4階級に区別されています。さらにその下にこれらのうちのどの階級にも属することのできない「不可触民」(アンタッチャブルとかハリジャンとも呼ばれる)がいます。
ジャーティ:カースト制度のみならずインドにはジャーティと呼ばれる身分制度も存在します。ジャーティとは職業別の身分差別で、職業は数千にも分類されています。この中でもドービーと呼ばれる洗濯屋さんや、ごみ拾いの人々、町の掃除屋さんなどは人から出た汚れを扱うとして特に汚い存在として扱われています。これらの職業はほとんどが世襲制でこの世に生を受けた時点で彼らの運命は決まっているのです。
不可触民:不可触民とは4つのどの階級にも属すことのできない最下級に分類された人々のことを指します。彼らはヒンドゥー教の浄・不浄の観念によって「穢れ」の存在としておかれていました。こういった「穢れ」という意味において日本の部落差別にも共通点があるといえるでしょう。
 また、こうした身分制度を認めているヒンドゥー教から逃れようと1950年代後半にはアンベード・カール博士を中心として仏教への一斉改宗が行われたりもしました。
皇室
皇室の構成

皇室は,天皇陛下と皇族方で構成されています。これらの方々は,内廷にある方々と,それ以外の宮家の皇族方とに分かれています。現在,内廷にある方々は,天皇陛下,皇后陛下,皇太子殿下,皇太子妃殿下,敬宮殿下,紀宮殿下の6方です。 また,宮家の皇族方は,秋篠宮(4方),常陸宮(2方),高松宮(1方),三笠宮(2方),ェ仁親王(4方),桂宮(1方),高円宮(5方)の各宮家の19方です。なお,ご結婚により,皇族の身分を離れられた内親王は,現在,池田厚子様,島津貴子様,近衞ィ子様,千容子様の4方です。

江戸時代の通貨
江戸時代に通用した通貨は主に金貨、銀貨、銭貨の三種類。
江戸時代においてはそれぞれ単位がばらばら。

金貨
単位は両・分(ぶ)・朱(しゅ)の三通り。
四進法になっている。
一両=四分
一分=四朱
一両は四分となり四分は十六分。
すなわち 一両=十六朱


小判の種類・
大判(二十両)
小判(一両)
二分金
一分金
二朱金
一朱金

銀貨
単位は貫、匁(もんめ)・分(ふん)・厘・毛の五通り。
四進法ではない。
一貫匁=千匁
一匁=十分
一分=十厘
一厘=十毛

銀貨には丁銀・小玉銀があった。
それらを組み合わせて秤にかけて目方で通用させていた頃があったらしく
ゆえに銀貨はちぎって使うことができた(江戸初期〜十八世紀半ば)ですが、十八世紀の後半にもなると銀貨の計数貨幣が現れた。
明和(めいわ)五匁銀、南鐐(なんりょう)二朱銀
二分銀
一分銀
二朱銀
一朱銀
このような計数貨幣が出てきたことには、江戸幕府が金貨を中心とする
経済政策をとろうとしたからである。
金かねと銭ぜにの区別はここである
江戸庶民はよいごしのかねはもたねどぜにはもっていた


銭貨
単位は貫・文。
もっとも江戸庶民になじんでいた貨幣。
一貫=千文


銭貨にも何種類かの銭がある。
永楽銭(江戸初期に使われていた明国からの輸入銭)
寛永通宝(一文銭。これにより銭は統一)
天保通宝(四文銭、百文銭など)
武将系譜
陰陽五行説
陰陽五行思想とは、古代中国でうまれた。基本的な考え方を述べる
陰陽
宇宙もすべて『陰』と『陽』のバランスでなりたっている。つまり、太陽と月(太陰)、光と影、天と地、山と海、男性と女性、と言った具合。陰と陽も元来はひとつの物(混沌)から分かれたもので、相反する性質を持ちながらも単一では存在しえず、お互いがあつてこそ存在しえる。逆にいえば事物には必ず相反する物がそんざいする。
五行
陰と陽の気(陰気、陽気)が混交、交感しあって五つの要素がうまれた。木、火、土、金、水、の五気である。世に存在するもの全てがこの五気に還元される。五気の作用、働きが「五行」である。五気には「相生」(そうじょう)と「相剋」(そうこく)という二つの法則がある。

相生と相剋] 
相生とは「木」は「火」を、「火」は「土」を、「土」は「金」を、「金」は「水」を、そして「水」は「木」を生むという。「木生火」(もくしょうか)「火生土」(かしょうど)「土生金」(どしょうきん)「金生水」(きんしょうすい)「水生木」(すいしょうもく)。

 相生の図

「相剋」とは、「木」は「土」を、「土」は「水」を、「水」は「火」を、「火」は「金」を、「金」は「木」を剋す、つまり前者は後者に勝つという順序。これは次のように言い表します。「木剋土」(もくこくど)「土剋水」(どこくすい)「水剋火」(すいこくか)「火剋金」(かこくきん)「金剋木」(きんこくもく)。

相剋の図


五行配当表

森羅万象が木火土金水の五つの要素に還元されるが、それを表にしたものが「五行配当表」。

五行 十干 十二支 五色 五方 月[旧] 五時 四神 五惑星
甲、乙 寅、卯 一、二、三月 青竜 木星
丙、丁 巳、午 四、五、六月 朱雀 火星
戊、己 辰、未、戌、丑 中央

(三月)、(六月)

(九月)、(十二月)

土用 (人) 土星
庚、辛 申、酉 西 七、八、九月 白虎 金星
壬、癸 亥、子 十、十一、十二月 玄武 水星

*太陽(日)太陰(月)それに五惑星が古代では知りうる動く星であり、それが陰陽五行説とうまくかみあったため陰陽五行説は絶対の考えになり、曜日にも当てはめられました。しかし、天王星、海王星、冥王星と発見された今では、その説得力もうすれました。

この表を縦に見ることによっていろんなものが五気に還元され、横に見ることによって各々が象徴関係にあることがが掴める。 たとえば、「春」を見た場合、五行は「木」であり、その象徴となる色は「青」である。「青春」という言葉はここから生まれた。そして同様の理由から「朱夏」「白秋」「玄冬」(「玄」は玄人=くろうと、というように「くろ」という意味がある。)という言葉もなるほどと思われる。

*相撲ファンの方々はお気付きだとおもいますが、相撲の櫓の四方に房が下がっておりますが、その各々が五行の色に対応しております。そして、その中央に位置する土俵の色はまさに黄色であります。このことは、、家を建てる場合もしくは餅撒きのときに立てられる幟の色にもあてはまります。では餅撒きとは何でしょうか?        

さらに、この木、火、土、金、水のそれぞれが陰と陽に分かれることによって・・・・・・・

十干十二支

最近では干支(えと)といった場合、子(ねずみ)丑(うし)寅(とら)などのことしか話題にのぼらないと思いますが、丙午(ひのえうま)の例で申しますと「丙」が十干を表わし「午」が十二支を表わしております。そして十と十二の組み合わせが干支えと)であります。したがって今年(2001年)の場合は辛巳(かのとみ)というのが正しい干支の表現となります。

十干とは、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)、のことであります。 この十文字は草木の誕生から成長しそして、つぎの世代への種子を残し、さらに次世代の成長が始まるという様子を表わしていると言われております。
「干支」は「かんし」としか読めません。「干」は「かん」であり「え」とは読まないはずです。同様のことが「支」の文字についてもも言えます。そこで、その読み方に前章でお話しした五行の陰と陽がかかわってきます。

五行  陽(兄)(え  陰(弟)(と
木(き 甲(きのえ) 乙(きのと)
火(ひ 丙(ひのえ) 丁(ひのと)
土(つち) 戊(つちのえ) 己(つちのと)
金(かね) 庚(かのえ) 辛(かのと)
水(みず) 壬(みずのえ) 癸(みずのと)

読み方は、五行を陽と陰、兄(え)と弟(と)に分けて「えと」とすると中国の戦国時代の学者、呂不韋がきめた。したがって本来の「えと」とは十干で表された部分であり十二支の部分とは別だが、長い年月の流れが十干十二支の組み合わせ「干支」を「えと」と呼ぶ。


[十二支について]

古代から一年は十二か月ですが(十か月だったこともあるのですが)これは月がその満ち欠けを十二回くりかえせば、またおなじ季節がくるところから、一年=十二か月ということになった。その単位もずばり「月」(つき、がつ)。 その十二という数が他の時を表わす単位にも使われてきます。 一日も十二支に分け、子の刻、丑の刻などと言い表すす。そして、一年も十二支で言い表す。(年の場合、木星の周期も関係がありますが。)さらに、その十二支に先の十干を割り当てる。

干支表

1

甲子

2

乙丑

3

丙寅

4

丁卯

5

戊辰

6

己巳

7

庚午

8

辛未

9

壬申

10

癸酉

11

甲戌

12

乙亥

13

丙子

14

丁丑

15

戊寅

16

己卯

17

庚辰

18

辛巳

19

壬午

20

癸未

21

甲申

22

乙酉

23

丙戌

24

丁亥

25

戊子

26

己丑

27

庚寅

28

辛卯

29

壬辰

30

癸巳

31

甲午

32

乙未

33

丙申

34

丁酉

35

戊戌

36

己亥

37

庚子

38

辛丑

39

壬寅

40

癸卯

41

甲辰

42

乙巳

43 ひのえうま

丙午

44

丁未

45

戊申

46

己酉

47

庚戌

48

辛亥

49

壬子

50

癸丑

51

甲寅

52

乙卯

53

丙辰

54

丁巳

55

戊午

56

己未

57

庚申

58

辛酉

59

壬戌

60

癸亥

 *高校野球で有名な甲子園球場は大正十三年(1924年)の甲子(きのえね)の年に完成したことから名付けられたということです。

十干と十二支を組み合わせていくと、十二と十の最小公倍数である六十で一巡り。これを年で考えますと、生まれて六十年たてば、また同じ干支の年になる。これが還暦。もとに戻ると言うわけで赤ちゃんにあやかって赤いチャンチャンコなど赤いものを身につける。(しかし、なぜ赤ちゃんは赤なのでしょうか?人[土気=黄色]になる前の[赤]かも知れません。<火生土=赤→黄>ですから。)

一年十二カ月を十二支に配当すると次のようになります

一月 二月 三月 四月 五月 六月 七月 八月 九月 十月 十一月 十二月

本命星早見表

★二月の節分前に生まれた人は、前年の本命星
★節分は毎年二月四日、閏年(■)のみ二月五日です。

生年

本命星

十二支

生年

本命星

十二支

生年

本命星

十二支

明治30年

四緑木星

昭和6年

六白金星

昭和40年

八白土星

明治31年

三碧木星

昭和7年

五黄土星

昭和41年

七赤金星

明治32年

二黒土星

昭和8年

四緑木星

昭和42年

六白金星

明治33年

一白水星

昭和9年

三碧木星

昭和43年

五黄土星

明治34年

九紫火星

昭和10年

二黒土星

昭和44年

四緑木星

明治35年

八白土星

昭和11年

一白水星

昭和45年

三碧木星

明治36年

七赤金星

昭和12年

九紫火星

昭和46年

二黒土星

明治37年

六白金星

昭和13年

八白土星

昭和47年

一白水星

明治38年

五黄土星

昭和14年

七赤金星

昭和48年

九紫火星

明治39年

四緑木星

昭和15年

六白金星

昭和49年

八白土星

明治40年

三碧木星

昭和16年

五黄土星

昭和50年

七赤金星

明治41年

二黒土星

昭和17年

四緑木星

昭和51年

六白金星

明治42年

一白水星

昭和18年

三碧木星

昭和52年

五黄土星

明治43年

九紫火星

昭和19年

二黒土星

昭和53年

四緑木星

明治44年

八白土星

昭和20年

一白水星

昭和54年

三碧木星

大正元年

七赤金星

昭和21年

九紫火星

昭和55年

二黒土星

大正2年

六白金星

昭和22年

八白土星

昭和56年

一白水星

大正3年

五黄土星

昭和23年

七赤金星

昭和57年

九紫火星

大正4年

四緑木星

昭和24年

六白金星

昭和58年

八白土星

大正5年

三碧木星

昭和25年

五黄土星

昭和59年

七赤金星

大正6年

二黒土星

昭和26年

四緑木星

昭和60年

六白金星

大正7年

一白水星

昭和27年

三碧木星

昭和61年

五黄土星

大正8年

九紫火星

昭和28年

二黒土星

昭和62年

四緑木星

大正9年

八白土星

昭和29年

一白水星

昭和63年

三碧木星

大正10年

七赤金星

昭和30年

九紫火星

平成元年

二黒土星

大正11年

六白金星

昭和31年

八白土星

平成2年

一白水星

大正12年

五黄土星

昭和32年

七赤金星

平成3年

九紫火星

大正13年

四緑木星

昭和33年

六白金星

平成4年

八白土星

大正14年

三碧木星

昭和34年

五黄土星

平成5年

七赤金星

昭和元年

二黒土星

昭和35年

四緑木星

平成6年

六白金星

昭和2年

一白水星

昭和36年

三碧木星

平成7年

五黄土星

昭和3年

九紫火星

昭和37年

二黒土星

平成8年

四緑木星

昭和4年

八白土星

昭和38年

一白水星

平成9年

三碧木星

昭和5年

七赤金星

昭和39年

九紫火星

平成10年

二黒土星


方位盤表

九星は規則的に循環して変わってゆく。どの位置にどの九星が回ってきても、方位自体の意味は変わらないのじゃ。また定位といって、九星にはそれぞれ本来の方位があるんじゃが、それもまた星自体がもつ基本的な意味は変わらない。例えば北には「情事・交際・隠れた人・物」などの意味があるが、この北を定位とする一白水星もまた同じ意味をもつ。方位と星の巡り合わせで、風水を見ていくわけじゃな。下に、九星の定位とその意味を上げるから、よく見ておくのじゃぞ。
九星と定位 意味
一白水星:北 液体、穴、セックス、隠れた人や物、苦悩、睡眠、病気、貧乏、秘密、研究、情事、交際、始まり、援助
【健康・子供運】
二黒土星:西南 老母、忍耐、労働、営業、勤勉、養育、安価、従順、努力
【家庭・職業運】
三碧木星:東 新規のこと、マスコミ出版、驚き、地震、爆発、電気、放送、進む、発展、旅行
【成功・発展運】
四緑木星:東南 取引、交渉、評判、結婚、長いもの、整う、遠方、通信、貿易
【結婚・信用・営業運】
五黄土星:中央 大極
六白金星:西北 上司、父親、官公庁、神仏、信仰、施す、高級、政治、投機、スポーツ、ギャンブル、車輌、戦争、自己、機械、競争
【地位・社会運】
七赤金星:西 談笑、飲食、欠けた碗、少女、恋愛、言葉、歌、傷、現金、刃物
【恋愛・金銭運】
八白土星:東北 山、住居、継ぎ目、相続、親戚、友人、変化変動、留まる、欲望
【親類・友人・不動産運】
九紫火星:南 離合集散、先見の明、華美、学問、芸術、投機、文書、法律、法曹、警察、官公庁、創造、発明
【知性・名誉運】

早 九字(危急の魔を払う古の技)

「臨兵闘者皆陣裂在前」の九つの言葉とともに、印を結び魔を払う九字。危急の際には、難しい印ではなく、「早九字」と呼ばれる秘術を持って昔の人々は万難を排してきました。

早九字

@まず、左手を刀のサヤと見立て、右手の人差し指と中指を立てた形を刀と見立てて、
刀を走らせるように抜く。

A気を刀に見立てた右手に集中させ、空中に右手の指2本で、一気に九字を切る。

B切り方は「臨兵闘者皆陣裂在前」と1字ごとにも魔を払う気合を込める。

メモ:九字の切り方は、最後の「前」で九字の中央に点を打つ方もあります。これは九字の捉えかたによる違いです。これは九字を気による網と捉え、最後にその網を投げかけることによって、敵を呪縛してしまおうというものです。
早九字は毎朝、心身ともにさわやかなときに修練すると良いでしょう。いざ苦難の前にたったときに、早九字を切れば心身健やかな状態が発現するようにしておくと良いでしょう、



こよみあれこれ

月の名称
一 月 二 月 三 月 四 月 五 月 六 月 七 月 八 月 九 月 十 月 十一月 十二月
むつき きさらぎ やよひ うづき さつき みなづき ふずき はずき ながつき かんなづき しもつき しはす
むつき きさらぎ 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
孟春
初春

青陽
青帝
陽中
蒼天
発生
東皇
東君
天端
正月

睦月
初月
嘉月
正陽月
年初月
初春月
暮新月
霜初月
太郎月
早緑月
上春
開春
発春
献春
首歳
初歳
青陽
猛陽
正陽
初陽
大簇
仲春
二月

如月
衣更着
冷月
麗月
雪消月
梅見月
初花月
梅津月
大壮月
小草生月
仲春
酣春
仲陽
陽中
中鐘
夾鐘
仲序
橘如
為如
令節
降入
華朝
美景
恵雨
星鳥
季春
晩春
三月

弥生
花月
嘉月
桜月
称月
禊月
蚕月
桃月
宿月
花見月
春惜月
花津月
夢見月
建辰月
早花咲月
暮春
暮陽
五陽
花老
清明
穀雨
中和
花飛
竹秋
孟夏
初夏

朱明
昊天
槐序
炎序
炎節
祝融
蕃秀
長瀛
四月

卯月
余月
陰月
乏月
乾月
鎮月
卯花月
花残月
夏初月
清和月
木葉採月
首夏
始夏
維夏
新夏
立夏
槐夏
麦秋
正陽
純陽
六陽
仲呂
修景
小満
仲夏
五月

皐月
早月
橘月
梅月
啓月
悪月
鶉月
雨月
授雲月
多草月
吹喜月
早苗月
早稲月
月不見月
仲夏
梅夏
梅天
啓明
開明
薫風
長至
芭積
茂林
星火
東井
季夏
晩夏
六月

水無月
旦月
季月
伏月
焦月
水月
涼暮月
松風月
風待月
鳴雷月
弥涼暮月
長夏
常夏
炎陽
積陽
極暑
小暑
林鐘
則旦
長列
鶉火
孟秋
初秋

白蔵
収蔵
金商
素商
高商
精陽
蓐収
旻天
七月

文月
親月
相月
蘭月
涼月
冷月
桐月
否月
七夜月
七夕月
秋初月
愛逢月
女郎花月
猛秋
新秋
首秋
上秋
肇秋
早秋
桐秋
蘭秋
夷則
流火
処暑
瓜時
仲秋
八月

葉月
壮月
桂月
素月
観月
大染月
秋風月
月見月
紅染月
雁来月
燕去月
草津月
ささはな
さ月
秋半
竹春
橘春
迎寒
寒旦
南呂
大章
仲商
長王
天岡
白露
季秋
晩秋

長月
玄月
菊月
祝月
詠月
朽月
菊開月
紅葉月
竹酔月
寝覚月
青女月
色取月
小田刈月
暮秋
未秋
抄秋
窮秋
残秋
高秋
霜辰
李白
李商
無射
授衣
孟冬
初冬

元英
上天
安寧
厳節
元冬
元序
玄冥
閉蔵
十月

神無月
陽月
良月
大月
吉月
坤月
雷無月
神去月
鎮祭月
鏡祭月
小陽春
極陽
応鐘
大素
玄英
仲冬

霜月
暢月
辜月
達月
葭月
復月
霜降月
雪待月
雪見月
神帰月
神楽月
天正月
竜潜月
建子月
露隠端月
盛冬
冬半
広寒
陽復
朔易
短至
六呂
天泉
黄鐘
季冬
晩冬
十二月

師走
極月
巌月
臘月

弟月
茶月
除月
窮月
氷月
汎月
親子月
春待月
梅初月
三冬月
年よ積月
季月
暮冬
残冬
冬索
小歳
四極
嘉平
大呂
日の名称
一日 二日 三日 四日 五日 六日 七日 八日 九日 十日 十一日 十二日
朔日 貮日
ついたち ふつか みか よか いつか むゆか なぬか ようか ここぬか とをか とをかあまり
ひとひ
とをかあまり
ふつか
みっか よっか むいか なのか ここのか
十五日 二十日 二十三日 三十日
廿日 廿一日
もち はつか はつかあまり
みか
みそか
とをかあまり
いつか
はつかみか つごもり


十干
木(き) 火(ひ) 土(つち) 金(か) 水(みず)
兄(え) 弟(と) 兄(え) 弟(と) 兄(え) 弟(と) 兄(え) 弟(と) 兄(え) 弟(と)
@ A B C D E F G H I
かふ おつ へい ちい かう しん じん
きのえ きのと ひのえ ひのと つちのえ つちのと かのえ かのと みづのえ みづのと
十二支
@ A B C D E F G H I J K
ちう いん ばう しん しん いう じゅつ がい
うし とら たつ うま ひつじ さる とり いぬ


十干と十二支を組み合わせて年や日の順序を表す。10と12の組み合わせであるので、
最小公倍数が60で一回りして一連の名称が終わる。第61番目は最初の
甲子(きのえね)に戻り、還暦はここから出た。名称は以下の通り。

干支の組み合わせ
甲申 己丑 丙寅 丁卯 戊辰
きのえね きのとうし ひのえとら ひのとう つちのえたつ
10
己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉
つちのとみ かのえうま かのとひつじ みずのえさる みずのととり
11 12 13 14 15
甲戌 乙亥 丙子 丁丑 戊寅
きのえいぬ きのとい ひのえね ひのとうし つちのえとら
16 17 18 19 20
己卯 庚辰 辛巳 壬午 癸未
つちのとう かのえたつ かのとみ みずのえうま みずのとひつじ
21 22 23 24 25
甲申 乙酉 丙戌 丁亥 戊子
きのえさる きのととり ひのえいぬ ひのとい つちのえね
26 27 28 29 30
己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
つちのとうし かのえとら かのとう みずのえたつ みずのとみ
31 32 33 34 35
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌
きのえうま きのとひつじ ひのえさる ひのととり つちのえいぬ
36 37 38 39 40
己亥 庚子 辛丑 壬寅 癸卯
つちのとい かのえね かのとうし みずのえとら みずのとう
41 42 43 44 45
甲辰 乙巳 丙午 丁未 戊申
きのえたつ きのとみ ひのえうま ひのとひつじ つちのえさる
46 47 48 49 50
己酉 庚戌 辛亥 壬子 癸丑
つちのととり かのえいぬ かのとい みずのえね みずのとうし
51 52 53 54 55
甲寅 乙卯 丙辰 丁巳 戊午
きのえとら きのとみ ひのえたつ ひのとみ つちのえうま
56 57 58 59 60
己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥
つちのとひつじ かのえさる かのととり みずのえいぬ みずのとい

二十四節気


「二十四節気」とは、円を描く太陽の軌道を二十四に分けたそれぞれの境目につけられた名前。四季はそれぞれ陰陽に分けられ、さらに二十四節気は四季に分けられる。

春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒


 風水で用いる羅盤(羅経ともいう)にも描かれるが、占術ではなかなか使われない。太陰暦(旧暦)と季節を合わせるために利用されることの方が多い。太陰暦では、月の運行を基準に暦をたて、一月の長さがまちまちになり、閏年であわせても暦と季節がずれてしまうという不都合があった。
 が、例えば農作物を育てるのに、種蒔きや刈り入れの時期を暦通りにやって間違ってしまった、なんてことになったら。そこで太陽を基準にした二十四節気を用いた。
 例えば、今日、四月二十日は「穀雨」。
 「清明の頃より穀雨の時節まで雨多し 春雨降りて百般を生化す 依って穀雨と云う」
 手元の暦にはそう書かれています。これは雨が多くなり、田畑を潤して百穀を育成する慈雨の時期という意味になる。天気がかわりやすくなって春だな、と感じることもある。
 陰気と陽気を自然に呼吸し(節気)、暦を読めば自ずと知れることである。よく見てよく聞き、よく感じること。それが陰陽師の資質。穀雨が過ぎればいよいよ立夏。暦は夏です。

元素の周期表


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1 1H
水素
2He
ヘリウム
2 3Li
リチウム
4Be
ベリリウム
5B
ホウ素
6C
炭素
7N
窒素
8O
酸素
9F
フッ素
10Ne
ネオン
3 11Na
ナトリウム
12Mg
マグネシウム
13Al
アルミニウム
14Si
ケイ素
15P
リン
16S
硫黄
17Cl
塩素
18Ar
アルゴン
4 19K
カリウム
20Ca
カルシウム
21Sc
スカンジウム
22Ti
チタン
23V
バナジウム
24Cr
クロム
25Mn
マンガン
26Fe
27Co
コバルト
28Ni
ニッケル
29Cu
30Zn
亜鉛
31Ga
ガリウム
32Ge
ゲルマニウム
33As
ヒ素
34Se
セレン
35Br
臭素
36Kr
クリプトン
5 37Rb
ルビジウム
38Sr
ストロンチウム
39Y
イットリウム
40Zr
ジルコニウム
41Nb
ニオブ
42Mo
モリブデン
43Tc
テクネチウム
44Ru
ルテニウム
45Rh
ロジウム
46Pd
パラジウム
47Ag
48Cd
カドミウム
49In
インジウム
50Sn
スズ
51Sb
アンチモン
52Te
テルル
53I
ヨウ素
54Xe
キセノン
6 55Cs
セシウム
56Ba
バリウム
* 72Hf
ハフニウム
73Ta
タンタル
74W
タングステン
75Re
レニウム
76Os
オスミウム
77Ir
イリジウム
78Pt
白金
79Au
80Hg
水銀
81Tl
タリウム
82Pb
83Bi
ビスマス
84Po
ポロニウム
85At
アスタチン
86Rn
ラドン
7 87Fr
フランシウム
88Ra
ラジウム
** 104Rf
ラザホージウム
105Db
ドブニウム
106Sg
シーボーギウム
107Bh
ボーリウム
108Hs
ハッシウム
109Mt
マイトネリウム

*ランタノイド 57La
ランタン
58Ce
セリウム
59Pr
プラセオジム
60Nd
ネオジム
61Pm
プロメチウム
62Sm
サマリウム
63Eu
ユウロピウム
64Gd
ガドリニウム
65Tb
テルビウム
66Dy
ジスプロシウム
67Ho
ホルミウム
68Er
エルビウム
69Tm
ツリウム
70Yb
イッテルビウム
71Lu
ルテチウム
**アクチノイド 89Ac
アクチニウム
90Th
トリウム
91Pa
プロトアクチニウム
92U
ウラン
93Np
ネプツニウム
94Pu
プルトニウム
95Am
アメリシウム
96Cm
キュリウム
97Bk
バークリウム
98Cf
カリホルニウム
99Es
アインスタイニウム
100Fm
フェルミウム
101Md
メンデレビウム
102No
ノーベリウム
103Lr
ローレンシウム



ISO

ISO 国際標準化機構 アイエスオー

アイエスオー あいえすおー

 International Oganizaition for Standardization. ISO(国際標準化機構)は、物やサービスの流通を促進するため、国際的標準規格(ISO-IS)を作っている民間国際機関で、1999年現在、128の国・地域がこれに加盟している。創設は1947年、本部はスイスのジュネーブにある。日本は1952年、日本工業標準調査会(JISを審査する通産省の諮問機関)が加盟している。1987年にISO 9000シリーズと呼ばれる品質保証企画を制定。その特徴は事業所内での品質管理規則や管理専門部署の業務などを含むシステムを審査登録機関が検査したうえで認証するものである。ISOの規格に法的規制力はないが、最近では事実上の統一規格となってきている。SI(国際単位系)も1971年、ISOが規格への採用を決め、その優先的使用を勧告したことで、世界各国に急速に普及し始めた。1996年、ISO14000シリーズ、「環境マネージメントシステム・環境監査に関する国際規格」が制定された。



ATP

ATP アデノシン三りん酸

アデノシン三りん酸 あでのしんさんりんさん

 Adenosin triphosphateの略で、日本語ではアデノシン三りん酸という。動物の細胞内には多くの小器官が存在し、それぞれの役割を果している。その一つ、ミトコンドリア(糸粒体)は、多くの場合内側に多数の櫛状突起部を有するラグビーボール状の形をし、基本的には膜構造を採っている。ここには酸素呼吸に関与する酵素群(クエン酸回路系、チトクローム電子伝達系など)が存在する。ATPはミトコンドリア内で能率よく生産され、これが生物の最終的エネルギー蓄積源となる。放射線の大線量(>10Gy)によってリン酸化、すなわちATP生産が低下することが知られている。
 アデノシン三リン酸は、アデノシン分子に3つのリン酸イオンがついた大きな分子で、アデノシン二リン酸と、リン酸イオンに分解する。アデノシン三リン酸を付加したタンパク質は、この力を利用して、物質の合成や分解などのさまざまな反応を行う。

アミノ酸

アミノ酸

アミノ酸 あみのさん

 amino acid. 分子内にアミノ基(−NH2)とカルボキシル基(−COOH)の両方をもつ有機化合物の総称。アミノカルボン酸ともいう。アミノ酸は、結晶しやすく、通常は味がある。生体の基本的構成物質である蛋白質は生体物質中の主要な窒素含有有機化合物であり、アミノ酸が蛋白質中に含まれている。栄養上、窒素平衡を保つのに外から摂取を必要とするアミノ酸を必須アミノ酸という。蛋白質は高分子であり、それらは数百個あるいは数千個のアミノ酸がペプチド結合(−CONH−)によって鎖状構造を形成している。蛋白質の構成部分であるアミノ酸には20種類あり、それぞれの蛋白質は種々の順序の配列でこれらの全種類のアミノ酸を含んでいる。個々の蛋白質中で特殊の配列をすることによって、特有の性質を持つようになる。

アルファ線

アルファ線 ?線

アルファ線 あるふぁせん

 alpha radiation or alpha rays. アルファ(?)粒子ともいわれ、+2の電荷をもつ荷電粒子線であり、ヘリウムHe−4の原子核である。原子核が?壊変する粒子を放出して、原子番号が2、質量数が4だけ小さい別の原子核に変わる。?線は電離作用が強く、物質中の飛程が短いから線源から数cmの空気層、また薄いゴムでも十分遮断される。同一エネルギーの粒子はほぼ同じ距離を進む。飛程と崩壊定数との間にはガイガー・ヌッタルの法則(飛程が長い程?壊変の半減期は短い)がある。?線は電離作用が強いのでその内部被曝には十分注意しなければならない。詳細はATOMICAデータを参照。



イオン交換

イオン交換

イオン交換 いおんこうかん

 不溶のイオン結合化合物を含む固体を電解質溶液に触れさせるときに、固体内のイオンと溶液中のイオンとが入れ代わる現象をいう。陽イオン交換と陰イオン交換の二通りある。この現象を利用すると、電解質中に存在する有用物質の捕捉や不要物質の除去が可能である。原子力の分野でイオン交換反応は、原子炉冷却水中の放射性物質(イオン)の分離・除去、放射性廃棄物からの同位体の分離、使用済核燃料再処理施設における分離・精製、ウランの採鉱などに用いられている。放射性廃棄物の地下埋設・処分において、イオン交換反応は、人工的な施設(人工バリア)から漏れてくるかもしれないイオン(放射性物質を含む)の移動を、その周囲の岩盤・土壌が阻止する能力(天然バリア)の一つとして、期待されるものである。

核酸

核酸

核酸 かくさん

 生物の細胞核に存在する酸性物質で、プリンまたはピリミジンから導かれる含窒素塩基、糖、及び燐酸からなる高分子の有機化合物を言う。二種類あって、糖がデオキシリボースからなるものをデオキシリボ核酸(DNA)、同じくリボースからなるものをリボ核酸(RNA)と呼ぶ。


DNA
DNA デオキシリボ核酸

DNA DNA

 デオキシリボ核酸(Deoxyribonucleic acid)。DNAは、デオキシリボヌクレオチドの重合体で、遺伝子の本体をなすものである。リン酸、糖(デオキシリボース)、塩基(アデニン、グァニン、シトシン、チミン)からなる鎖状で、このような鎖が2本平列して、2重らせん構造をしている。DNAは遺伝子物質であって、細胞分裂のときに、もとの細胞と全く同じコピーを作り出す働きをする。放射線が細胞に入射したとき、その細胞が損傷または死滅する場合と、細胞の中核をなすDNAに損傷を与える場合とがある。体細胞のDNAが損傷を受けると、異常な細胞分裂が起り、がんや白血病の誘因となることがある。また生殖細胞の場合は、遺伝的影響の誘因となることがある。


RNA

RNA

RNA RNA

 ribonucleiic acid(リボ核酸)の略称。D−リボース(ペントース)を糖成分とする核酸で、(塩基)−(D−リボース)−(リン酸)からなるヌクレオチドが鎖状に重合したポリヌクレオチドで、分子量は3万〜200万。塩基成分としてはアデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4種が大部分を占めているが、チミンを始めいろいろな塩基のメチル誘導体が微量見出される。すべての細胞の核および細胞質で蛋白質と結合し(リボ核蛋白質)、あるいは遊離の状態で存在する。RNAは一般に一本鎖であるが、二本鎖構造をとる場合の立体構造はA型のみが安定である。
 DNAとともに遺伝やタンパク質合成に関与するもので、機能から伝令RNA、転移RNA、リボソームRNA、ウイルスRNAの4つに分類される。伝令RNAはDNAから核の中でつくられるもので,DNAの遺伝情報を受け取ってこれを伝えるはたらきをする。

インビトロ

インビトロ in vitro

インビトロ いんびとろ

 in vitro. 試験管内、体外で行う試験、検査、処理、投与および照射実験などを総称してインビトロと呼ぶ。たとえば、核医学検査で、体内より採取した血清中のホルモンや酵素を抗体を用いて定量したり、また試験管内で癌細胞を培養して、抗癌剤の効果を判定する操作を指す。この用語に対して、体内、生体で行う試験などをインビボ(インビボ)という。


インビボ

インビボ in vivo

インビボ いんびぼ

 in vivo.「生体内で」の意。生物実験等で実際の生物を使って行う実験をいう。「in vitro(試験管内で)」に対する言葉で、一般には、in vivoとin vitroの実験の結果は一致することがないとされている。たとえば、DNA鎖に対する紫外線の影響としては、励起エネルギーが小さいので、DNA鎖の切断はないが、DNA鎖の中での二量体の生成は観察されている。この場合DNA鎖の中で並んだピリミジンでは、紫外線の照射で二量体を作るが、この反応は「in vivo」照射でも生じる。

宇宙線

宇宙線

宇宙線 うちゅうせん

 cosmic ray。宇宙より地球大気中へ降り注ぐ素粒子や原子核のこと。毎分1cm**2当たり約1個の割合で地表に達する。宇宙線には電離性の高エネルギー放射線(一次宇宙線)と一次宇宙線が大気中の原子核との相互作用により生ずる二次宇宙線とがあり、このうち一次宇宙線は銀河系からくるエネルギーの高い(1MeV〜10**12MeV)部分と太陽から放出される比較的エネルギーの低い(1MeV〜数百MeV)部分とから成る。地球大気へ侵入してくる荷電粒子の一次宇宙線は、地球磁場の影響を受けるため、緯度によって宇宙線の入射強度が異なる緯度地方ほど宇宙空間へ跳ね返されるので宇宙線の強度は高緯度ほど高い。



王水

王水

王水 おうすい

 濃塩酸に適量の濃硝酸を混ぜた溶液のこと。普通体積比で濃塩酸3と濃硝酸1とにする。この溶液は、塩酸や硝酸に溶けない金、白金などの金属を塩化物として溶解させる。強酸化剤、濃塩酸1、濃硝酸3の混合物を逆王水と言うこともある。


温室効果

温室効果

温室効果 おんしつこうか

 greenhouse effect。地球表面から宇宙に向けて熱を放散する赤外線を大気中のガスが吸収して、地球外への放散を妨げる効果。地球の大気温度は、太陽から流れ込む日射のエネルギーと、地球表面から宇宙に向けて放散する赤外放射とのバランスによって定まると考えられるが、大気中には赤外放射を吸収する「温室効果ガス(GHG)」といわれるガスがあり、地表面からの熱をいったん吸収する。この熱の一部は大気上層に向かって放射され、一部は地表面に下向きに放射される。このように、日射に加えて大気からの下向きの放射による加熱があるため、地球表面はより高い温度になる。この温度差をもたらす効果が「温室効果」である。温室効果ガスとしては、二酸化炭素、メタン、オゾン、フロン等があげられるが、それぞれの温室効果をもたらす強さには違いがある。


核分裂

核分裂

核分裂 かくぶんれつ

 nuclear fission。核反応の一種で、ウランやプルトニウムなどの重い原子核がほぼ同等の質量をもつ二つ(まれには三つ以上)の原子核(核分裂片)に分裂する現象をいい、中性子、陽子の吸収などによって誘起される誘起核分裂と自然に起きる自然核分裂とがある。中性子の吸収による核分裂では1核分裂当たり2億電子ボルト(=200MeV)程度のエネルギーを放出する。このとき、新たに2〜3個の中性子の放出を伴う。この核分裂によって生まれる中性子により次々に起こる核分裂の連鎖反応を利用して莫大なエネルギーを取り出すのが原子炉である。



核融合

核融合反応

核融合反応 かくゆうごうはんのう

 nuclear fusion。二つの軽い原子核が反応して、それより重い原子核をつくる反応。原子核を構成する核子(陽子、中性子)相互間には、核力が働いており、それは互いに距離が10**−14mより近ければ、同じ電荷を持った陽子間の電気的反発力(クーロン力)に打ち勝つ引力となる。水素やヘリウムのような比較的軽い原子核相互に、上のような条件を与えると、その引力により結合して、より重い原子核が出るると同時に過剰の質量(=結合エネルギー)を放射線エネルギーとして放出する。問題は如何にしてクーロン力に打ち勝って原子核同志を近付けるかであり、高温のプラズマにし、原子核の大きな熱速度(10−100keV)を利用して衝突させる方法が熱核融合である。詳細はATOMICAデータを参照。

10万桁の円周率表


3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679
  8214808651 3282306647 0938446095 5058223172 5359408128 4811174502 8410270193 8521105559 6446229489 5493038196
  4428810975 6659334461 2847564823 3786783165 2712019091 4564856692 3460348610 4543266482 1339360726 0249141273
  7245870066 0631558817 4881520920 9628292540 9171536436 7892590360 0113305305 4882046652 1384146951 9415116094
  3305727036 5759591953 0921861173 8193261179 3105118548 0744623799 6274956735 1885752724 8912279381 8301194912
  9833673362 4406566430 8602139494 6395224737 1907021798 6094370277 0539217176 2931767523 8467481846 7669405132
  0005681271 4526356082 7785771342 7577896091 7363717872 1468440901 2249534301 4654958537 1050792279 6892589235
  4201995611 2129021960 8640344181 5981362977 4771309960 5187072113 4999999837 2978049951 0597317328 1609631859
  5024459455 3469083026 4252230825 3344685035 2619311881 7101000313 7838752886 5875332083 8142061717 7669147303
  5982534904 2875546873 1159562863 8823537875 9375195778 1857780532 1712268066 1300192787 6611195909 2164201989


表6 死因別死亡確率(主要死因)の推移(0歳・65歳・80歳) 

(単位:%)
主な死因 年齢
H2年 H9年 H10年 H11年 H12年 H2年 H9年 H10年 H11年 H12年
悪性新生物 0歳 25.82 29.43 29.67 29.29 30.02 17.24 19.54 19.87 19.78 20.28
65歳 23.77 28.15 28.65 28.36 29.17 14.98 17.36 17.75 17.68 18.22
80歳 15.99 20.30 20.77 20.62 21.52 10.34 12.92 13.38 13.38 13.96
心疾患 0歳 20.00 14.78 14.69 14.47 14.43 24.49 18.27 18.40 18.49 18.60
65歳 21.25 15.29 15.25 14.94 14.87 25.72 19.12 19.27 19.34 19.46
80歳 23.30 16.31 16.40 15.96 15.89 27.05 19.87 20.12 20.12 20.37
脳血管疾患 0歳 14.13 14.63 14.15 13.51 13.13 18.19 18.84 18.28 17.22 16.92
65歳 15.12 15.72 15.22 14.47 14.02 18.97 19.66 19.09 17.94 17.59
80歳 16.50 17.43 16.85 15.85 15.40 19.64 20.66 20.02 18.79 18.39
肺炎 0歳 11.94 11.12 10.96 11.93 11.68 10.31 11.01 11.02 12.01 11.48
65歳 13.87 12.75 12.61 13.69 13.37 11.06 11.77 11.78 12.82 12.23
80歳 16.91 16.31 16.16 17.48 17.03 12.39 13.24 13.32 14.45 13.74

注: 平成2年の肺炎の欄には、当時の区分である肺炎・気管支炎の死亡確率を表示してある。