kozouの詩

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深夜から朝へ続く不思議な時間。
朝の訪れを恐れる臆病者達がさまよう不思議な時間。
何時になれば夜が終わるのだろうか?
ひっそりと息を殺して朝を待つ。
何時になれば夜が明けるのだろうか?
打ちひしがれて闇夜の放浪者
何時になれば夜が止まるのだろうか?
答えを求め今日も漂う。
真っ赤に染まった街路樹 落ち葉に埋もれた歩道を歩いて行く。
たどり着く先はどこだろう 希望それとも絶望
すぐそこに迎えた冬の訪れ 君にも分るだろうか。
秋が過ぎ去り寂しさと寄り添う季節が交差している。
張り詰めた新鮮な冷気に身をゆだねる。凛とした冷気が流れているよ。
冷たく氷るその中に生きる命の息吹が隠れてる。
やがて来るだろう春の日差しを夢見て隠れている。
君にも分るだろうか。
aki
胸に宿った紙風船
息をそーっと吹かないとすぐに壊れちゃうよ。
どこかにぶつかるとすぐに壊れてしまう紙風船。
風に吹かれてふらふら飛んでいく。
雨にさらされてすぐにしぼむ。
誰か優しい風を中にいれてよ。誰か優しく頬っておくれよ。
紙風船が壊れないように。
紙風船
昔は雪が好きだった。「明日は雪でしょう」と聴くと胸が熱くなった。
何時の頃からだろう 雪がうんざりするようになったのは。
冬の妖精は突然現れ そして どこかへ去っていってしまう。
冷たい涙が水になり 頬を伝う。そして氷になり再び水へと返る。
涙より冷たいのに何故か心地がいいんだ。
冬の女王が居るのなら 昔の気持ちを教えて欲しい。
白線の外側に飛びしたかった。危険を承知で外が見たかった。
内側でいつも眺めるだけで暮らして来た。
平素を装う人の列列列・・・無表情の列列列・・
そこから少しだけ外れて見たった。。
列車は脱線してはいけない。どこまでも進んでいく。どこまで行くんだろう?
ぼろぼろになり擦り切れるまで走り続けるのだろうか。
終わりの無い旅へ進んでいくのだろう。
「白線」
闇があるから光がある。
日が照るから影が出来る。
今は迷子になっても出口は見つかるよ。
明かりを消すも灯すも些細なきっかけなのかもしれない
Re: 迷子
時には激しく、時には心地よく、そしてどこかへ去っていく。
暖かさも寒さも運んできてくれる風。
悪戯に、愛情に充ち、すべてを持ち去り何事も無かった様に消える風。
一瞬でも動きを止めるとそれはもう風とは呼ばない。別な物になってしまう。
動くことを運命付けられた、止まることを知らない空気。
気まぐれで、そしてパワーに充ちた形の無い者。
すべてを巻き込む巨大な塊は近くに居る。そして駆け抜ける。
「風」
公園なんて何処にでもある物だと思っていた。
住宅街の片隅、時間、季節によって様々な顔を見せてくれる。
掃除をしている老人、子供達の笑い声。
主婦が集う。ベンチに横たわるご長老・・。
公園という名の異国。
垣根一つだけでこれほどまでに見知らぬ土地と思えてしまうのだろう。
垣根一つ。そのハードルは低いようで気高い。
公園は何時まで待っていてくれるのだろう
公園