1999年のアニメたち

徳間書店発刊「アニメージュ」アニメグランプリの時期に合わせて
私が1999年内に見たアニメをふり返ってみました。


私の好みの傾向というのは
ドタバタに始終する一話完結ものよりは
安っぽくても破綻しそうでもシリーズをずっと貫く
お話があるものの方が好みです。
つまりは作品を前にしては論理派では全然なくて
感情派・感覚派なのです。
結構節操が無くて新しいものをどんどん見ます。
だから終わった作品はすぐに忘れます^^;;
あとは「萌え〜」なものなら何でも^^!!

ArcTheRad
 「白い家編」だけを見たようなものですが、「ゲロ」と「首締め」が強烈な印象として残っています。
ああっ女神様っ小っちゃいって事は便利だねっ
 落ちが変だったり怖かったりしたスラップスティックコメディー。ED「XXX(kiss-kiss-kiss」(歌:SPLASH)はノリが良くてGoodでした。
ANIME COMPLEXのOPとED
 OP「“キミ”〜Identification」(詞:松本花奈 曲:寺嶋民哉 歌:鈴木由美子)ED「朝とパレード」(詞:濱田理恵 曲:寺嶋民哉 歌:鈴木由美子)は甘い癒しに満ちた絵本のような世界観を持った歌でした。(シングルCDはポニーキャニオンPCDG-00097) 「マロニアのマロン」はまだかな〜
今、そこにいる僕 NOW AND THEN, HERE AND THERE
 人を殺すということを何とも思わなかったり、使命と思ったり、あるいは殺すしかないんだと思ってしまう子供達が現実にいます。怨恨の連鎖が終わらぬ殺戮につながります。そういうことをあまりにショッキングな語り口で描いた大地丙太郎監督作品でした。画面に向かって「やめれ〜!!」と叫びたいほどに・・・数々の印象的な風景や言葉がありました。OP「今、そこにいる僕」(曲:増田俊郎)、ED「子守歌...」(詩&曲:小室等 歌:安原麗子)、BGM:岩崎琢は星4つ!(サントラCDはビクターエンタテインメントVICL-60492)
宇宙海賊ミトの大冒険&宇宙海賊ミトの大冒険 2人の女王様
 作品自体は普通に面白かったですが、ED「家路」(歌:伊藤真澄)がなんかよかったです。雨上がりの田園のにおいのような物を感じることの出来るアコースティックな歌でした。伊藤真澄さんってお茶のCMソングを歌ってなかったか?
エデンズ ボゥイ
 内容はそこそこ、途中で見るの止めたけど・・・えらく気合いの入ったフルオーケストラによる叙情派のBGMが印象的でしたが。椎名へきるさんのOP「Everlasting Train」とThe Water of LifeのED「クロール」もよかったよ。
おジャ魔女どれみ
 時々見てました。子ども達にも薦めてみせられる名作物^^; 雰囲気的にはNHKの道徳教材用学校ドラマや「中学生日記」が近いのではないでしょうか。さりげなく教育的という感じで。はっちゃけたOP「おジャ魔女カーニバル!!」、みんなの歌風ED「きっと明日は」良かったですよ。
臣士魔法劇場 リスキー★セフティ
 ちょこっと感動系!? BGMは久しぶりに寺嶋民哉さん。昨今この人ぐらいメロディーの強いBGMを作る人もいないのでは。ED「夜明けの風ききながら」(詩:濱田理恵 曲:寺嶋民哉 歌:桂木萌(坂本真綾)はひと聞きで惚れました。ミュージカルの二重唱風な挿入歌「此処にいるから」(詩&曲は上と同じ、歌:リスキー&セフティ(岩坪理江)も秀逸です。(サントラCDはポニーキャニオンPCCG-00527) 寺嶋さんを始めとしてスタッフの皆さんにブラボーの声を送りたいと思います。
カードキャプターさくら
 別に盛り上がりはありませんでしたが、いかにも少女漫画らしい「小さくて大切なお話」を丁寧に描いた作品だったと思います。キャラクターのかわいらしさと共に、しっかり漫画しているのが受けたのではないでしょうか。あとキュートでど派手な(どんなだ!)根岸貴幸さんのBGM!(あちこちのバラエティ番組でも使われまくってましたね)最終話は余韻が跡を引くほどよかった〜^^; 3作ずつあるOPとEDもどれも良かったです。菅野よう子さんの作った「プラチナ」(歌:坂本真綾)はちょっと難しすぎるかなぁとも思ったのですが、毎度毎度聞いていたら慣れました。ただこれと対のED「FRUITS CANDY」(歌:こじまめぐみ)はなんかテンポが狂っているような箇所があったのが気にかかりました。
カウボーイ ビバップ
 最終回のラストは鳥肌モノでした。BGM:菅野よう子さんは星5つ!
ガサラキ
 日曜朝からえらくおどろおどろしいOP「MASSAGE #9」(歌:種ともこ)が印象的^^; 内容は政治劇も有りで緊張感がありました。
課長王子
 はじめの方しか見てませんが、とにかくOP「CAUTIONARY WARNING」(JOHN SYKES)がやたらめったらカッコイイ!!OPの絵の方もサイケデリックでcoolでした。
神風怪盗ジャンヌ
 何気なく見ていましたが、このご時世に宗教的な信じる心の問題に踏み込んでいました。主題歌はいかにもヴィジュアル系ですが後期OP「Dive into Shine」(Lastier)&ED「Till The End」(HIBIKI)は爽快感があってなんか好きです。ところでNHKの大河ドラマ「葵三代」のOPに夜空の星が軌跡を残しながら回る映像があるのですが、それってこのジャンヌのEDのパクリか!?
彼氏彼女の事情
 話的には尻切れトンボな感じがありましたが、どたばたコミカルな場面にせよ暗く静かなシリアス場面にせよ、表現上の工夫の効いた作品だったと思います。鷺巣さんのBGMも同じくですが、ピアノソロがきれいでした。オープニングの遊びも楽しかった^_^ OP「天使のゆびきり」(歌:福田舞)よかったよ。
鉄(くろがね)コミュニケイション
 内容は普通^^; 素直な切り口のOP「my best friend」ED「Dear mama」(曲:川井憲次 歌:堀江由衣)が好印象。
鋼鉄天使くるみ
 「これでいいのか〜!?」と野次られても「これでいいのだー!」と叫び返すような最終話でした^_^; 最後の数話はヒロインがヒロインじゃなくなっちゃって暗い見せ方になってしまったのが残念。BGMの佐橋俊彦さんは他のアニメのBGMでもよくその名を見るようになりました。案外美しいメロディーを書く人です。OP「KissからはじまるMiracle」(歌:STEEL ANGELS-主演の榎本温子、田中理恵、倉田雅世)は耳に憑きます^^;
コレクター・ユイ
 お気楽なように見えても設定はSFぽくなっていて、ご都合主義的なまとめ方は気にかかりますがそれなりに良い話でした。久しぶりに軽いBGMの川井憲次さんを見たような気がします。「姫ちゃんのリボン」以来か?そういえば同じ時間帯にやっていたYAT!もそうでしたか。OP「永遠という場所」(杏子with山崎まさよし&スガシカオ)がお気に入り。
THE ビッグオー
 ちょっと間違えばお馬鹿になる「巨大な力」をストイックな表現で描いた本作。QUEENのとある曲にあまりに似ていたOP「BIG−O!」(永井ルイ)と定石のバラード「and Forever・・・」(歌:ROBBIE DANZIE with高尾直樹)が良。
ジェネレイター ガウル
 これこそご都合主義にまとめてしまったと言われそうですが、破綻しているよりはよっぽどマシなのかもです。熱いOP「I WANT OUT」(歌:佐賀優喜)、気の抜けたED「これを恋と云えましょうか(ガウルバージョン)」(歌:ヨシンバ)が良い。
ジバクくん TWELVE WORLD STORY
 笑わない主人公が良い。あまりに作り物めいた世界観でしたが、それが自明であるということを巧く話づくりに活かしていました。あまりにも伴奏がぶっきらぼうなOP「誰も知らない地図で」(歌:松澤由美)も良いです。
星界の紋章
 WOWOWの有料放送は見られなかったのでビデオレンタルでちょこちょこ借りてきてみていますがいいですよこれ。SFとしてより私なんかには少年少女小説風な部分が受けているのでありますが。BGMはベテラン中のベテラン服部克久さん。定石過ぎるかなあと思いきやよく作品に合ってます。さすがです。余談ですがこれに使われているのと同じようなメロディは「無限のリヴァイアス」にも出てきましたね^^;
セイバーマリオネットJtoX
 全作もそうでしたが、キャラクター設定からは本当に「予想の付かない」切ない物語でした。これは監督さんと脚本さんの意向でしょうか? 自分の愛した3人のアンドロイドの生まれ変わりの、今度は本当の人間になった彼女たちを赤ん坊から育てることになるとは、これは3人の内の一人を選ばなかったことの罰か?とも思えましたが。林原めぐみさん歌うOP「Proof of Myself」ED「Lively Motion」は彼女らしいメッセージソング。
星方天使エンジェルリンクス
 一話完結の話の内はそれほどでもありませんでしたが、最後への流れは一種感慨深いものがありました。一人で静かに死んでいく女の子というのもあまり見たことがありません。NAWNAWという名前からしてパクリな人(失礼!)が歌うOP「All My Soul」も良。BGMの佐橋さんもこのあたりからよく名前を見るようになりました。
セラフィムコール
 監督の望月智充さんてちょっと変な切り口で痛い現実を突いてくる人だと思うのですが、本作もそうでした。第七話「柊彩乃〜<私>という逆説」が異常に印象深かったです。円の正方形化をめぐるお話だったと思うのですが、絶対に出来ないと証明されていることを、覆すことに一生をかける数学者がいる。それが間違っているということの検証が終わるのが当の本人が死んだ後になるという。自分の数学への苦手意識のせいもあるでしょうが、数学者とは本当にすごい人達だと思います。「我々の人生というのは目的をつかむことではなく、目的への過程そのものである」とはその通りなのでしょう。なのでしょうけど目的がなければ過程もないでしょうから。いかに魅力的な目的を持つか、それに打ち込むことで本来空虚な過程を満たすことが出来るか? みなさんはどうお思いでしょうか?
聖ルミナス女学院
 なんというかモラトリアム万歳なお話。最後のオチにじ〜んときました。こういうの好きです。ALI PROJECTのED「LABYRINTH」とBGMは星5つ!
ゾイド
 評判は地味な感じですがしっかりお話と世界を描いている良作。小技のギャグもツボを突きます。3DCGのメカが違和感無く世界観と他の事物に馴染んでいます。もうこんな事が出来るようになったかと思うと同時に、私たちの目も「こういうものだ」として見る目が出来上がりつつあるのかも知れません。OP「Wild Flowers」(歌:RAMAR)がやはり地味目ですが歌詞も良いです。2つ目のED「チェイス」もいいですね。
ターンAガンダム
 始終雰囲気は「世界名作劇場」。登場人物の一人一人がことのほか生き生きとしていました。最後はえらく駆け足で進んだ印象でした。戦争を描くにしても「今、そこにいる僕」とは状況も違うし描かれ方もずいぶん違うものです。ガンダムはいつも、宝塚演劇風のケレンみある台詞回しが魅力だと思います。今回音楽は菅野よう子さん、ばっちり世界観を作っていました。前半のOP「ターンAターン」(曲:小林亜星 歌:西城秀樹)、ED「AURA」(谷村新司)のえらく古い造りと、後半のOP「CENTURY COLOR」(歌:RAY-GUNS)ED「月の繭」(曲:菅野よう子 歌:奥井亜紀)、最終話ED「限りなき旅路」(曲:菅野よう子 歌:奥井亜紀)
が対照的で面白いです。
発明BOYカニパン&超発明BOYカニパン
 最後の方は怒濤のラブコメになりました。手塚治虫さんの作風を思わせる、面白いお話でした。
D4プリンセス
 最終回でスタッフの死亡報告がなされ、それに合わせたように暗く沈むような話で終わってしまいました。主人公のキャラクターからしてもっと躍動感あるお話で終わることを期待していましたが残念。善し悪しは別として前代未聞の事件でした。ED「ドリルでルンルンクルルンルン」(歌:川菜翠&麻績村まゆ子)もこれまた耳憑きモノ^^;「ドリルっまわしま〜〜すっ!」だもんな。
デジモン アドベンチャー
 最後は子どもミュージカル風。ちょっと長すぎたかなとも思いますがちょっとした児童文学風の筋書きがきれいにまとめられました。絶対に別れの場面があると予想していましたが、ミミ(登場人物)の大きな帽子が風に飛ばされて青空に舞い、刹那の無音、そして映画版のラストと同じくアカペラの主題歌が流れてくる演出は良かったです。その主題歌は「Butterl-Fly」(歌:和田光司)。挿入歌「Brave heart」(歌:宮崎歩)も毎回キマっていました。後期ED「keep on」は木根尚人さん作です。
デュアル! ぱられルンルン物語
 みんな一緒で良かったね的なご都合主義的結末に、敵役が蹴りを入れて終わるという、これもある種前代未聞な作品。「俺は認め〜ん!」な大津波がGOOD^^;; ED「Real」(Shifo from UNIVERS★LD)が和みまくりのいい歌でした。
天使になるもんっ!
 全2クールで折り返し点までの1クールラストあたりは面白かったのですが、最終話のケリのつけ方がちょっと弱い、或いは時間が足りない印象でした。個性的すぎるキャラクターとみょ〜な演出や音楽には光るものがあったと思います。OP「だって、大好き!」(歌:小石巳美 Performed by COMA)は伴奏が個性的だが可愛らしく、ED「あいは海」(おおたか静流(しずる))は浸れる曲です。
ToHeart
 元々はパソコン用18禁恋愛サウンドノベルだったのが、PS一般向けに移植され、さらにテレビアニメになるとは・・・その事自体奇蹟に思えるのに、一流のスタッフが元々の作品を流れる優しさの雰囲気や叙情性というものを見事に再現してしまった・・・今ではたくさんあるゲームのアニメ化作品の中では希有な成功作であったと思います。和田薫さんの音楽も、ゲーム音楽からの編曲もありましたが、「やさしさ」「叙情」そのものでありました。バラエティ番組のBGMとしても使われているようです。OP「Feeling Heart」(歌:中司雅美)、ED「Yell」(川澄綾子)も素晴らしいものでしたが、欲を言えば、ゲーム音楽と同じ感覚で作ってしまったのかなんか低音が無いんだわ。
南海奇皇(ネオランガ)
 解り辛いといえば解り辛い、政治的なメッセージも含んだ作品。「みんなが幸せになれるクリスマスは、いつしかみんなが幸せでなければならない日になってしまった」というクリスマスの話などが印象に残っています。ケチャ等民族音楽をミックスしたオーケストラルな`島邦明さんの音楽もよく合っていました。
白鯨伝説
 最後の20世紀的作品という形容が相応しい作品。出崎統監督のもう一つの「宝島」。過酷な状況でも明るい面々の活躍が楽しい、そして時には控えめな、時には激烈な友情・愛情表現が胸を打ちました。いろいろな意味で本当にこんな作品には二度と出会えないのではないかと思える作品です。ED「約束」(詩:朝水彼方 曲:安藤まさひろ 歌:工藤栄子)は作品を印象づける大人のラブソングでした。ちなみにサントラはSONY RECORDS SRCL 4012。
ふしぎ魔法ファンファンファーマシー
 魔法少女モノに分類されそうで、それとはちょっと違った印象の本作。一話10分程度という短さがいい方向に働いていたようです。女の子と精霊のやりとりが微笑ましく感動的でした。音楽がこれまた「やられたっ!」感が強いものでした。
ぶぶチャチャ
 もろに子供向けという作品は私もあまり見る方ではないのですが、たまたま見たものの中ではダントツの一番! ちょっと教育的だが感動的な絵本そのまま! 元気のいいOP「ぶぶチャチャ 仕方ない?」ED「橋を渡ろう」(二つとも歌:マコリン&ピタゴラス)も口ずさみ易くてGOOD!
ベターマン
 登場人物のおっさん曰く「なんでこんな事になっちまったんだろうなぁ」のとおり、国敗れて山河有り的な抜けるような青空が印象的なラスト。米たにヨシトモ監督らしい話の組み立てや仕掛けが面白く、要所要所の盛り上がりはありましたが、ラストは少し弱いでしょうか? 音楽では元祖芸達者の田中公平さんのBGMや沖縄を思わせるOP「ユメノカケラ」(歌:ウヨンタナ 詩:貴三優大 曲:田中公平)、恐ろしく声域の広いハードロックのED「鎮-requiem-」(歌:※-mai- 詩&曲:米たにヨシトモ)、まるでシューベルトのアヴェマリアのように不思議な清涼感のある最終話ED「導-revelation-」(神様のお告げの意味あり 歌:※-mai- 詩&曲:米たにヨシトモ)が秀逸でした。それにしても米たに監督はこんな作曲までできてしまうのね。それから気づいたことは、田中さんが作曲した歌ものの編曲は、「さくら」の根岸貴幸さんがやっていることが多いんじゃないかということ。サクラ大戦もそうだし。ちなみにサントラはビクターエンタテインメントよりVICL-60458。
ポポロクロイス物語
 ファンタジー絵本めいた世界を原作そのままに丁寧に描いていました。キャラクターデザインがアンパンマンを思わせもしますが、こちらのお話は成長譚。その辺の描き方は焦れったいほどじっくりじっくりでした。BGMというより歌ものの方が印象的でした。優しく語りかけるようなOP「夏気球」(歌:大塚利恵)ED「風の魔法」(歌:大藤史)挿入歌「わたしぼっち」など。
魔術師オーフェン&魔術師オーフェンRevenge
 両作とも前クールはコミカルで後クールはシリアスでした。シリアスになってからが俄然面白かった。そして両作ともOP、EDはつんくプロデュース。前作OP「君は魔術師?」(歌:シャ乱Q)、ED「どうしよう」(歌:由香)、後作ED「Love, Yes I Do!」などが好み。前作でははたけさんがBGMでがんばっていました。
魔法使いTai!
 ちょっとコミカルでちょっとしっとりしたファンタジー、いやメルヘンと言うべきか? こういうのも少女漫画的というのでしょうか? まあそういう世界。大島ミチルさんのオーケストラルでしっとりめのBGMが主人公の心理によく合っていました。尾崎亜美さんのOP「I Wanna Do More」、ED「Should I Do?」は極上のポップス。今まで知らなかったけれど「オリビアを聞きながら」って尾崎亜美さんの作品だったのですね。
無限のリヴァイアス
 エヴァンゲリオン以来の絶望的状況の再来。変わっていく子ども達が痛々しい。最後あたり「友達のために命がけで(死にかけで)笑いに来た」主人公がカッコ良すぎる。最終話はまるで今時の若者向けドラマのようなくすぐったくなるようなラブラブ状態。よくこんな所に落ち着けたなぁというのはヽ(^_^;))((^。^;)ノ置いといて。社会構造、子どもと大人、過去・今日・明日・未来、いろいろと感じるテーマがありました。BGMは重い服部克久とヒップホップなMID、どちらも効果的。同じく暗いOP「dis−」、ED「夢を過ぎても」(歌:有坂実香)も心に染み込んでくるよう。EDはフルコーラス版とTV版では何と歌詞が違っているのにも驚きました。
夢のクレヨン王国
 こういう東映の子供向けアニメは本当に久しぶりだなあという感を強く持ちました。全体を通して面白かった。絶対幼稚園のお遊戯会に使われたであろうOP「ン・パカ マーチ」(歌:徳光由香)、私にとっては衝撃的だったコーラスサークル受けしそうなED「ありのままに」(歌:なつめぐカナ)が好印象。このOP、EDとBGM作曲はたしか「セーラームーン」や「デジモン」の有澤さん。目立ってはいませんが確実にツボを突いています。
WILD ARMS TV
 ソニーのゲームからのTVアニメ化第3段。話のおおかたはコメディだったような・・・シリアスな話はそれなりでしたが、最終2話でネタばらしと解決とはちょっと酷いよう!。この番組で印象的だったのは後期ED「星空ジェット」(ギターウルフ)! 歌詞もどうでもいいじゃんかよいよい的に吹っ飛んでるけど、その歌が叫びっぱなし、インストもギンギンのロックでコンプレッサーかけまくりで歪みまくり! テレビでこのようなものは聞いたことがありません。抱腹絶倒モノでした。CDを買って大音響で聴くべし!
劇場版 カードキャプターさくら
 ごめんなさいまだ鑑賞してないんです。とりあえず主題歌「遠いこの街で」(皆谷尚美)がまっすぐなバラードで伴奏も小技が効いていてgoodということで。一応同郷ですし、がんばれ!
劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
 寺山修司と宝塚を混ぜたような演劇的な仕掛けと音楽に、人間離れしたギャグ、そういうものを味方にして紡がれる愛と恋のお話。TVシリーズが良かったのでこちらも見てみましたが、まあTV全話掛けたことを1話でやるとこうなりますという風な作品でした。やはりちょっと短く感じますか? それにしても期待していたとおり破天荒な仕掛けに笑っちゃいました。ついに人が車になる!? お城も車になる!? それでもお話はまじめに愛やら恋やら友情やらを語ってゆくのです。面白いですよ。TV版主題歌「輪舞−revolution」(歌:奥井雅美)が出てきた場面はやはり盛り上がりました。
劇場版 デジモンアドベンチャー
 テレビ版に続くことになる短いお話。いきなり外国のフルアニメーションばりに人物の表情が細かくなるあたりが少々気持ち悪いといえばそうなのですが、それはそれでOKOKです。
OVA 青の6号
 全てコンピューターによって描かれた絵は遠近感に優れています。一応注目しておくべき作品ではないでしょうか? ところで大昔に同名の漫画があったようなのですが、関連はあるそうですが、印象はほとんど別物。
OVA フォトン
 セリフではなく仕草で笑わせる、1話目は某先生が絶賛していた本作。最後はふつーの作品になってしまったようですが、それでも「バカ」の落書きのせいで悪の野望が潰えるあたり^_^; へんな人々であふれたまあまあ楽しい作品でした。