手をひいてかひかずに連れてか 前をいくのか後ろからくるのか とにかく分からないまま なにかと一緒に歩いてきたのだ ざくざくざくと落ち葉を踏んで またげる程度の倒木をまたぎ 手のひらにのせようとしてすり抜けていったものたち なにかと一緒に歩いてきたのだ ここはしずかだ 樹林を抜けると秋空がもう先にいる 声のない声のする秋空だ ぼくはぼくでこの秋空を追いかけてきたつもりでいたそれも夢かまぼろしか
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