ナオヒトです


僕は画家ではありません。詩人でも勿論ありません。童話作家でもないです。 それらはみんな僕がなりたかったものです。「なりたかった」と過去形を使ってますが 諦めているとかそういうのではないです。では密かに目指しているという、そういうのでも ないです。これらは手段です。見つけるための手段です。何を見つけるのかというと それもうまくは言えないのです。じゃあ何も分かってないじゃないかと言われそうですが、 はい、分かっておりません。とにかく、でも、何か見つかることは分かっています。そのための 僕なりのアプローチの仕方です。だから手段です。でも手段に過ぎないとは言いたくありません。 何故なら僕は絵や詩や童話を、利用してるわけではないからです。むしろ振り回されています。 僕が裏切れば相手も裏切ってくる。まるで人間のようですね。 でもそんな付き合いです。 今まで見過ごしてきたものが多くあります。それは物質的なモノだけでなく、悲しみや不幸とか そういう実体のない概念も含まれています。見つけるものは新しいものではないです。 見捨ててきたもの、そして今まで気付かなかったもの、そういうものをひとつでも 見つけていきたいと思っています。草陰に踏み入れて、「やぁ!」と生き物を見つけるようなものです。 ひとつが全てか、ただのひとつか、それは分からない。でもその数を問うのは、もう、今はよいと思うのです。

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