野の花ガーデン バラの実験室 

ROSE HIPS

バラの種を蒔く

 秋になると、バラの実がかわいく色づきますね。
見ているだけでもかわいいのですが、種まきもできます。

自分だけの、お気に入りの花が咲くかもしれません。

 草花と違って、バラは芽が出るのも花が咲くのも、かなり時間がかかりますが、待つ時間が長いだけ咲いたときの感動も大きいでしょう。

バラの種まきがどんなものかよく分かりませんが、庭にある実を、いろいろ蒔いてみました。

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イングリッシュローズのコンスタンスプライ、バラの種まき、
種きま実験初めての発芽です。2004/02/21
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庭のバラの実を収穫しました。たくさんあるのはノイバラの実です。

実を収穫する

本には、赤く色づいた実を割って、種を取り出すとしか載ってないので、収穫時期がよく分かりません。
とりあえず、庭にある実をいろいろ収穫してみました

ノイバラ、カニナ、大きな実はロサ・モスカータ、ノイバラの実に似ているポールズ・ヒマラヤン・ムスク、まだ黄色いロサ・オドラータ。
トゲのあるナニワイバラ、真ん中あたりにERのセプタード・アイル、コンプリカータ、などなど。
いろいろ試してみることにしました。

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ロサ・カニナの実です。乾燥しています。

実を取り出す

右の乾いたものは、ドッグローズと呼ばれるロサ・カニナの実です。

実を乾燥させたものが、ローズヒップとして有名ですね。
ハーブティに利用するときは、種は取り出したら捨ててしまうので、これも蒔いてみます。

カニナは、果肉に発芽抑制物質が含まれているのと、種皮が硬くて、吸水ができにくいのに加えて、休眠が深くて、なかなか発芽しないものだそうですね。

鳥に運ばれてどこか遠くへ運ばれて、そこで発芽する仕組みになっているのだとも聞きました。
だから、その木の下には生えないということです。

でも本当にそうなのかは、分かりません。
というのも私の庭では、このカニナとエグランテリアが
根元にたくさん生えてきます。でも一応、本に書いてあるように、種をごしごしこすっておきます。

水に漬ける 

まず、取り出した種は選別するために、水に漬けます。
充実した種は下に沈むということです。
別に全部蒔いてもいいんですけどね。

まだ赤い実の種は白ですが、黒く乾燥してしまったガリカはすでに乾いてカチカチでした。
それでこのときに十分に水を吸わせました。

収穫するタイミングなどよく分からないので、実験的に、熟し具合もまちまちでやってみました。

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いろんな種を水に漬けているところです

種を蒔く

時期は、11月と3月がいいと聞きますが、私は実が熟したころを見計らっていたら12月になりました。

種を蒔く用土は、赤玉土やバーミキュライトなどの肥料分のない用土がいいそうです。
私はあまりこだわらずに、そのときあった土でやります。

何しろ勝手に生えてくるような、野生のバラの種まきですからね。気にしないでいいと思います。

名札を挿して筋をつけ、種を一粒ずつ埋めて、見えなくなるまで土をかけます。

種が水やりのときに流れてしまわないように、きちんと埋めます。
乾燥させないように、ビニール袋に入れておく人もいるようですが、私は、カビでも生えたらいやかなと思い、
倉庫の隅において時々水をやりました。
乾燥を防ぐために、上にたっぷりと腐葉土を掛けます。

発芽が始まる

秋に蒔いた種は、順調にいけば3月には発芽してくるといいます。暖冬のせいか2月の中ごろから発芽が始まりました。

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ポールズヒマラヤンムスクが土から出てきたところです

鉢上げは本葉が2枚出た頃に

1番早く本葉が出たのは、ロサ・モスカータとポールズヒマラヤンムスクでした。
他のを待っているとポット上げが遅れそうなので、一足早く取り出してビニールポットに鉢上げしました。

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ロサ・エグランタインの本葉が出ました 2004年3月下旬
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3号ポットに鉢上げしました。2004年3月下旬

発芽の時期はいろいろ

庭のあちこちでは、ノイバラがこぼれダネで自然に発芽しています。

発芽の時期というのは、種類によってまちまちのようです。
芽吹きの時期と、なにか関係があるかも知れません。
親株の新芽が展開する時期と、ほぼ同じです。

私が種まきをして分かったことは、夏にすぐ種を埋めたERも、秋に取りまきしたERも、同じように2月に発芽しました。

寒さを感じないと発芽しない、ということでしょうか。

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1番遅く発芽したドッグローズ 2004/4/4

なかなか発芽しないバラ

バラの本葉がもう何枚にもなっている種類がある一方で、駄目だったのかな、と思わせるほどなかなか発芽してこないバラもあります。
カニナのグループです。
これらはチャイナ系と比べて芽吹きも、かなり遅く、1ヶ月は遅れます。
同じように、芽生えも遅いのかもしれません。

コンプリカータ、エグランテリア、は4月になってやっと発芽してきました。

これは、半ば諦めていたのですが、4月になってやっと出てきたドッグローズです。
あの、ほとんど乾燥してしまったローズヒップから取り出した種です。

発芽実験終了

1番遅かったドッグローズの本葉がやっと展開しました。
薄くて、葉の縁の切れ込みと、やや細長い形が特徴です。

まっ黒になった実から取り出して蒔いた薬用バラのほうも同じ時期に発芽してきました。とにかく遅いです。

12月上旬に種を蒔きして、早いものは2月から発芽をはじめ、最後の薬用バラは4月上旬までかかりました。

その一方で、3月12日に蒔いた四季咲きミニバラの種は、もう本葉が展開。
これは、種を蒔いて3ヶ月で花が見られるというものです。
さすがに早いですね。

angel.jpg ローズ・エンジェルの発芽2004/4/20

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ドツグローズの本葉が展開しました 2004/4/20

四季咲き性のある、キネンシスの血を引くバラなら、発芽後半年くらいで花が付くそうです。
でも原種系のバラは、開花まで2〜3年かかるようです。気の長い話ですが、どんな花が咲いてくれるか
とても楽しみです。親と違うバラが咲くのを期待して、気長に観察を続けてみますね。2004年4月20日

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