| ノイバラ観察レポート 川原のノイバラ観察から |
ノイバラに関する図鑑の記載と、川原の観察での画像を見比べながら、このことかな、と思う部分をまとめてみました。 ノイバラ Rosa multiflora Thunberg 北海道の西南部から、本州四国、九州の平地、山地に普通で、朝鮮、中国にも分布する。 緑色の部分が引用です。 |
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落葉低木 |
落葉低木。 ノイバラは落葉低木だそうですが、この株にはずっと緑の葉がついています。 |
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(このバラは湿地にも入り、ヨシなどと混生していることがある) たしかに水には強いようです。 落葉するものと、しないものとはどこが違うのでしょう。 |
鉤型の刺 |
枝には鉤形の刺がある。 刺の多いものと、まばらなものがあります。 |
托葉は細かく裂ける |
托葉は腺質で、羽状に深く細かく裂ける。 ノイバラと他の野バラの違いで、最も重要な決め手になるのは、この托葉です。 これに触ると粘ついて、樹脂のような香りがします。 |
葉には光沢がない |
葉は7〜9小葉からなり、小葉は薄くて柔らかく、 他の野バラとノイバラとの違いは、葉の形や質感にもあります。 |
花序は円錐形 |
花序は円錐形で、ふつう多数の花からなる。 これは、特に大きな花房です。小花梗の長さが3cmくらいはあります。 |
腺がある |
花序の軸、花梗、萼に軟毛と腺のあることが多い。 つぼみを守っている苞葉の部分です。左のつぼみの赤い点が腺です。 このように、腺の多いものと少ないもの、やわらかい毛に覆われているもの、つるつるのものなどタイプはいろいろありました。 腺が、何を目的としているのか分かりませんが、やわらかい新芽の先のほうから、花梗、萼のあたりに密集しています。もしかしたら、何からから身を守っているのでしょうか。 それにしてはアブラムシはぎっしり付いているのをよく見かけましたが・・・ |
花弁は小さく |
花は通常小さく、径2〜2.5cm、白色。 花は小さいけれどぎっしりとたくさんつく、それがノイバラの特徴ですね。 葯は開花当日は黄色ですが、翌日は茶色になって閉じてきます。 |
花柱は |
花柱は柱状で毛がない。 花を見るときの一番のポイントは、この柱頭です。 この部分が見分けるポイントなのですが、この川原に咲くノイバラの中には、毛があるものもありました。 何かが交雑しているのでしょうか。 |
花期は |
花期は5月〜6月で、早い。 花の時期が他のノイバラに比べて早いのも特徴です。この川原では、4月の中頃から咲き始めて、見ごろは5月はじめでした。 6月まで咲いているとしたら、おそらく高い山の上でしょうね。 |
果実は![]() 緑の葉と赤い実がかわいいノイバラ |
果実は小さく、楕円形ないし球形で、長さ7o、秋に赤くなる。 これが一番多いタイプです。 川原にあるものでは、ほとんど丸いものや、全部細長いものなど、実の形にもいくらか変化が見られました。 熟する時期は、気温と関係あるのかがよくわかりません。 |
観察を終えて 観察して感じたことは、変化の多さでした。 ノイバラは、自然交雑しやすく、変化にもかなりの幅が見られると、聞いてはいましたが、これほどとは思ってませんでした。 そのためこれらのノイバラは、今はもうありません。環境はどんどん変わりますね。 |