バラの種を蒔いています 20017  思いがけない花が咲いて  Nonohana-garden

庭で自然に交雑したのか実生の不思議なのか、思いがけない花が咲きました。 
名前はお母さん、リンク先はblogです。


〈ロサ・ブルノニー〉 

 新芽やつぼみに毛があるタイプから生まれました。
 咲き始めは褐色系の黄色で次第に退色します。
 
 誰に似たのかわかりませんが、つぼみだけは
母譲りのうぶ毛が魅力的です。
 チャイナ系のような葉で、冬になると赤く染まります。
 なかなか散らないバラですね。
ハナガラ摘みするまで待ってくれています。


**実生ブルノニー3
 
  *実生ブルノニーb
 こちらも同じお母さんから生まれた兄弟です。 
お母さんを連想させる白い一重ですが、
つぼみの時はアプリコットがかったピンクです。
 良いところは全体にうっすら絨毛が生えていて、
手触りのいいところですね。


 〈カザンリク〉 

 カザンリクなかなか実がつかなくて、種も1個か2個が普通ですね。
この実には種が14粒も入っていました。
発芽した4本の中では生育が早くて、2年目で開花しました。
 葉の色が特徴的ですね。
香りはオールドダマスクに少しスパイシー系です。

*実生カザンリク15a
 
 *実生カザンリク13

2013年の実です。種はよくある2個入りでした。
 葉の質感や花の感じも、小さいながらお母さん似です。
香りもしっかりダマクス香で食味もパッチリです。
 

 


〈ロサ・キネンシス・スポンタネア〉
 
 母は赤い花のスポンタネアです。
最後まで色が変わらないバラで、つぼみの時は淡いピンク、
開くとほとんど白い花です。
 雨が降っても散らずに1週間は咲き続けました。
サイズは大きめ、開ききると8pほどあります。
 香りはティー系ですね。あっさりしています。
 

**実生スポンタネア13


 〈カキネバラ〉

 *実生カキネバラ
 つやつやしたテリハです。
花房が長くなってたくさんつぼみがついて、
枝垂れるように咲きます。
 お母さんはこんな花 

 同じ時に発芽した苗達はみんな一重で、ツクシイバラ風の花でした。

〈ツクシイバラ〉
 宮崎のツクシイバラの淡い色タイプから出た2種です。
これ以外にもたくさん生まれましたが他は全部親と同じような
ツクシイバラ似でした。


 *実生ツクシイバラa
 めしべはノイバラのようにまとまって柱頭が赤くなります。
黄緑色の葉で先がとがってスラリとしています。
気に入っているのは葉の質感です。
やわらかな毛に覆われているので手触りがいいですね。

*実生ツクシイバラb
 葉の色は濃い緑色で艶があります。


〈ロサ・オドラータ〉


*実生オドラータ
枝ぶりは堅くて張りがあります。
モッコウバラより少し大きいくらいの
半八重の花が一輪ずつ咲きます。

お母さんはこんな花

ロサ・オドラータという名前で購入しましたが、
白長春と同じだという人もいますね。
 〈エアシャースプレンデンス〉


 *実生スプレンデンス
小さな照り葉のバラになりました。
お母さんの豪華さはどこにもありませんね。

お母さんのAスプレンデンス

 〈ハマナス白花〉 


*実生白ハマナス
花びらが細くてバラとは思えないような花に咲きました。
花の後は茶色くなってぽろぽろと花柄ごと落ちます。
 〈拾った苗から〉


 *庭で拾った発芽
 小さな苗から咲いています。四季咲きです。
アビゲイルアダムスローズのこぼれ種でしょうかね。

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