第1回 奥谷龍仙初個展 〜書のある空間〜 戻る
■日時 平成元年4月28日(金)〜30日(日) 10:00〜17:00
■会場 ギャラリー青龍 (四国86番札所 志度寺西)
私が年男の36歳に師匠のご了解を得て初めての個展となる「奥谷龍仙習作展」を開催
■スタッフ ●企画 YOSHIAKI-OKUTANI ●表具 YASUJI-HORI ●紙・墨 MAKIDOU
●木・漆 SHOUJI-TANAKA ●石 KAZUYUKI-YOSHIDA ●字彫り AKIO-MIYAMOTO
●ビデオ MASAHIRO-SEZUME ●陶芸 ETSUKO-MIMURA ●鉄 HISASHI-OOKUBO
●目録デザイナー KAZUO-NAKAYAMA ●受付・お茶接待 永和書道会本部スタッフ
●監修 青木研碩先生 ■賛助出品 青木研碩先生 「翔」
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手書きの看板と入口に飾った杜甫の「春望」
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↑賛助出品、師匠の「翔」と次女(小4) 杜甫の「春望」 山河をイメージ
「鶏毛筆」で書いた「憩」
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当時流行った歌手「中森明菜」の「デザイア」の衣
装を参考にして私がデザインして作ったあんどん
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素人ながら「梅」のつもりで悪戯に書いたもの
梅の戯画・趙之謙筆意で書いた軸作品・金冬心で書いた三行書
こんな出来栄え
木彫りをやってみました (栃の木)
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かなの上等の料紙に「星野富弘」の詩を調和体で書いて「襖」に貼りました
襖はこんな仕上がりに〜 (襖は特注の敷居をセットした)
木刻作品はこんな作品になりました
漆仕上げの欅に額を吊り下げました
絹目加工紙に「精品鶴甲二号」というとても柔らかい唐筆を使用
賛助出品:師匠の「翔」
「金冬心」の行草体での三行書
筆:「宿純羊豪」
筆:二女の胎毛筆
インド産黒御影石:(筆:玉蘭蕊)
墨:和墨(玉品)、唐墨(大好山水) 筆:加料条幅 紙:台湾宣
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岡山産御影石使用 筆:きくや筆(狸毛) 石屋さんから届いたばかりの…
今見ると斜めの部分に一輪ざしを…(てっせんや〜)
これは知り合いの鉄工所さんにお願いして鉄板をレーザーでくり抜いてもらって、メッキを施したもの
知り合いの陶芸家に土をひねってもらって、少し渇いたところで
良寛さんの「天上大風」を彫り込んだ (陶板として仕上げた)
「隷書」で「道」と書いて、欅の輪切りの部分を利用しての衝立作品
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「栃の木」のコップにそれぞれ一文字ずつ書き上げ漆をかけた作品
文字彫りさんからもらってほやほやの状態でゴムをそろそろ剥がす〜
「雲」の裏を有効活用して、「鶴雲」と彫り込む
焼き物作家に土をひねってもらって少し渇いた状態で「篆書」で彫り込む
これも上の焼き物作家による作品で若山牧水のうたをペーパーナイフで彫り込んで焼いてもらったもの
折り帖にいろいろな書風・書体で「草稿」を作成したもの
衝立「室閑茶味清」の裏を有効利用「衝立」
「室閑茶味清」を筆:玉筍大号で書いたもの…「随所に楽しむ」と書く
師匠に衝立の説明を…
蝋で書いている様子
暖簾に仕立てました(雪月花)
師匠に衝立の説明を…
孟宗竹を真っ二つに割って趙之謙の書風で書いて彫り込んだもの
書いて渇いたら続けて彫り込んだ…木に彫るのとは違って
「刀」が思わぬ方向に走って思った以上に苦労したのが思い出される
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こんな感じに仕上がった(今も持っている人によると竹の色も当時と変わらず青々しているんだそうな〜)
看板も手作り〜
これは個展開催前に私が作った展示会場の模型
なかなかよく出来てるでしょう〜