場外舟券売り場ニュース

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         No.13

         1998年12月21日(月)

         まちと人を守る連絡会議

西丸議員 石原町長の政治姿勢を厳しく追及

町長「ボ−トピアについては町内の動向を見守りたい」と答弁

12月14日議会において、西丸議員は町長選以後の石原町長の姿勢を次のように質問しました。

西丸議員: 議決後テレビのインタビュ−で、「審議が不十分だとの意見があるが」との質問に答えまして,町長は「議会の2年間は何をしておったんでしょうか.反対する人はそういうんですよ」とおっしゃった。私たちは、ボ−トピアについて審議する機会もなく、町長ご自身が9月18日に突然採決を迫って、22日の12名の賛成決議を得た。

 また、「民主主義は過半数だ」とおっしゃっている。ところが朝日新聞のインタビュ−で「反対署名が3万人出されている」に対しては,「数ではなく内容だ」と答えている.町長は今後議会対策の中で数の論理を優先させるのか,それとも内容でしょうか.

町長: 28,000名の町民の期待に答えたい。 (ピントのはずれたお答え)

西丸議員: 最近、9月議会で退席した9人の議員には、「仕事はさせない」「仕事言ってきても聞いたらいかん」とかおっしゃっていると聞きます。こういったお話きかれて町長さんはどのようにお考えですか。

町長:22名の議員さんとは等間隔でいきます。またこの世は人情や義理や恩というものがございます.(ボートピア設置決議に賛成した議員に対して)。終わりです.

西丸議員:「NO」と言われないということは、こういった話があったんですか.

町長: ご想像におまかせます。終わります. (この町は恩や義理人情で行政の仕事の優先順位が決められているのか−−−)

西丸議員:「町長に反対したわけだから、次ぎの(町議選には)出れないようにしてやる」という声も聞こえてきます。本当でしょうか。

町長:選挙は有権者が選ぶ。有権者の審判を受けたらいいじゃないですか。

    (冷たい表情で切り口上に言い切った)

西丸議員: 町長のお考えは次のように変化している。

平成 8年10月 「文教の町にふさわしくない施設」全員協議会にて

   9年 3月 「議会の決定には従う」3月議会

   9年12月 「丸亀市から正式の申し入れがない以上仮定の話には答えられない」

  10年 3月 「議会の過半数の賛成があれば同意できる」3月議会

  10年 9月 「地元の大勢が同意の方向」と設置推進を明確にされました.

  町長選後は「ボートピア問題で信任を得た」と語っておられます。 現在のお考えをあらためてお願いします。

町長: 町内の動向を静かに見守りたい。以上です.

西丸議員: 選挙直後の新聞社による出口調査では、石原町長に投じた人のうち約2割がボ−トピアには反 対、30.7%はわからないと答えている。(全体で49.7%の人はボ−トピア賛成ではないが、石原氏に投票し ている。)三木町全体としては、反対が44%、わからないが21.7%賛成は34.3%です。わからないというの は情報公開がなされていない,住民の中で議論がなされていない証ではないでしょうか.

大半の住民はボートピアはよろしくない と考えているのではないでしょうか。町長が公約に掲げておりますような住民本位の誠実で公正な行政を心がけるのであれば,やはりこういった声を 大事にすべきではないでしょうか.

町長: 私はあの選挙中、新聞から極端なことを書かれ続けて心外に思っています。

   全く新聞記事は信用しておりません。 いちいち気にもしません。

西丸議員: 町長は「地元23集落9割の賛成に心打たれた」と言っておられますが、

     実際は47%の賛成同意に過ぎません。新しい資料も出ています.

町長: 表や資料は無責任な内容で報道されているので特別こだわることはしない。

住民団体「まちと人を守る連絡会議」の調べた有権者数、世帯数から割り出した賛成の割合47%を信用 しないということは町の選挙人名簿がいい加減にできているということになりますが−−。推進連絡協議会が取っ た賛成署名は「毎年1万円くれる。反対した家がおったら集落に落ちる金が減る。」と言われて、仕方な く書かされた署名だということは、地元の人たちも大勢、証言しています。しかも世帯数有権者数を勝手に 変えて賛成の割合を多くしているのです。この資料のみを信用するというのだから全く不合理な石原氏の姿勢で はありませんか。

ここで石井議員が緊急動議:「強行採決」と言う言葉を抹消することを強行採決!!

石井議員  9月22日の佐藤議員のボ−トピア設置案に対して西丸議員は強行採決と言ったが神聖なる 議場で言うべきことではない。12名がボ−トピアに協力すると言い、十分な質疑応答の元に、9人の議員 は権利を放棄して退場したわけです。議会史に残る汚点を県下にさらした。議事録から「強行採決」という 言葉を抹消して欲しい。

十分な質疑応答など全くなかったのは確かです。傍聴していた者全員と新聞社は一部始終見ていました。ボ −トピアについて、議会で審議したことなど、これまで一度もないのです。新聞社が「強行採決」と書い たのは当然のことです。また5人の議員がボ−トピア賛成の理由を一言ずつ述べましたが、地元同意の中身 も建物の位置、大きさ、周辺道路への影響など何一つ明らかにされず、教育環境に対する配慮などは当 然、眼中になく、「できてから考える」というものでした。このうち4人の推進議員さんはこの4年間本会議 で発言したこともないということです。

 これをもって十分な質疑応答があったと抗弁するなら住民を愚弄するのもはなはだしいと言えましょう。他県か ら来ている若い新聞記者さんたちは、このような議決のあり方を眼のあたりにして三木町議会と町長の姿勢に興 味を持ったようです。ある記者は言いました。「しっかり物を考えようとしている若手の議員がこぞって退席した わけだから、三木町議会も今から本当の民主主義が始まりますね。」と。後で一部始終を知った住民もこ う言いました。「今まで三木町議会には何の期待もしていなかった。ボ−トピア問題が始まっても沈黙してい る人が多かったからきっとみんな賛成してしまうんやと思っていた。それなのに議決に抗議して9人もの議員さん が退席までして抵抗してくれた。田舎の議会にしては上出来や。みんなに胸張って三木町議会はたいしたもん やと言いたい。」

石井議員は住民感情を全く理解できない時代遅れの発言をこの日したものです。

西丸議員: 今強行採決という言葉自体は何等問題ではない。9月18日の段階では「慎重に扱う」 という結論を得た。ところがその後,賛成者の多数派工作をした後わずか4日後の議会最終日に議員 提案として出して来た。手続上はそれ自体も問題ではない。ところが、十分な審議も何もなく採決に 入った。そのような一連の動きを強行採決というのではないですか。

ここでこの問題の対応を事務局と詰めるため、休憩に入った。

議長:「強行採決」という言葉を議事録から削除することに賛成の方は起立願います。

賛成17名,反対4名(西丸、粂井、谷本、香西)

この方たちの良識こそ明日の三木町を救う!!

議会傍聴記(1998年9月22日)

推進派議員

佐藤議員:雇用については、地元として 望んでいるが、具体性もなく保証はない。この件については丸亀市や村上組とも相談 はしていない。

溝渕議員:同意していない集落には 「そっとしておいて欲しい」というので相談していない。反対派が勝手に反対署名を とっているだけだ。

糸目,山地議員:設置賛成の弁を数分述 べました。(具体的説明はない.)

石井議員は,自席から,「町長は提案でき ないと決めたはずだ!!」と山西議員の発言を遮りました。

採決拒否議員

山西議員:「町長が提案するのが本当ではな いか」

西丸議員:ボートピアの雇用、位置、建物な どの資料を議会はまだ見ていない。地元同意の戸数・人数は?何ら具体性のない提案では審議 できない。

谷本議員:ギャンブルに頼る財政は不健全

粂井議員:地元同意の取り方に問題がある。 丸亀市は正式の依頼をしてきてはいないではないか。

編集後記

町議会ロビーはオモシロイ

舟券売り場推進連絡協議会会長植村松太郎氏(井上) と初めて話しました.

私(山崎):始めまして山崎です.

植村: オウ,あんたもエラもんになったのう. 正月も近い.モチが食べられんようにならんよう気イつけまいよ.

山崎: どういう意味でしょうか.

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 運輸省には,地元の賛成同意署名は実際は四七% しかないこと.しかも「一万円」と引き換えに強引に取った署名であること等を報告しました.

 

 

 

 

 

 

 

 

「舟券売り場は三木町の子どもも前田の子どもも幸せにしてくれんよ. 大人が今反対しなければ恥ずかしいよ」

 11月18日

地元23集落においては

再度,賛成署名を集めている!!

 推進協の人たち数名が集落内を回って「本当に金は要らんのな?舟券売 り場からくれる金を部落全体で使うときは,あんたとこは出してもら わないかんで・・・」と言ってくるそうです.「うちは,そんな金は もらわん.部落で要る時には出す」と断固断るうちも出てきているよ うです.

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