場外舟券売場ニュース

No.15     1999.4.1

まちと人を守る連絡会議

 ボートピア(場外舟券売場)とは?

潤うのは丸亀市と業者、

一部の住民

迷惑をこうむるのは三木町民

 

 

石原町長、推進議員5氏

糸目隆光、山地 満、溝渕清美、佐藤孝行、石井定夫各町議)が触れようとしないボートピアの問題点

◎ もうかるのは丸亀市と土地建物を所有する民間業者(村上組関連会社(株)シーバード)

◎ 三木町に落ちるお金は、せいぜい数千万円(三木町年間予算の1%以下)

石原町長ご自身も、ボートピアのお金を当てにするほど財政は困っていないと明言)

◎ 確実に起こるのは、年間280日近い開催日(田村町の馬券売場は土、日曜日のみ)

 

親なら当然の心配

◎ 朝晩の交通渋滞

◎ ゴミ、騒音、犯罪の増加

◎ 教育環境の悪化

○ボートピアの施設内には、ゲームセンター等を造る例もある。

 丸亀ボートには、子どもが利用できる遊技場がある。

○周辺は、住宅団地、商店も建たず、地価は下がる。

○平日も下校時頃、数千台の車で渋滞する。

○馬券場には、一部の中・高校生も私服で出入りしているという。これらは親なら当然の心配です。それが、町内外3万名の反対署名となって結実。

町内外3万名の反対署名に対して、

推進署名は、周辺24集落の有権者のわずか

                         47%(1214名)のみ

1996年秋から今までボートピア反対

粂井明人、西丸一明議員による質問

「ボートピアは三木町に要らないと思う人が3万名もの反対署名を届けているが、町づくりの観点から、どのように考えているか?」にも、

石原町長は、「丸亀市からは何の話も来ていないので、仮定の話にはお答えできない。」と逃げ続けた。町長選挙の折りにも、石原町長は「ボートピアはこういうもので、町は、収入増がどうしても欲しい。予想される困難に対しては、こういう手を打つ。」という話をしたことは、一度もなかったはずです。

石原町長は「量より質だ。地元の大勢は賛成だ。」と、わずか1,214名、(24集落の有権者の半分以下。しかも年間一戸あたり1万円くれる。反対すると集落の収入が減ると言われて書かされた賛成署名)の数のみを取り上げています。12月議会では「町民の動向を見守る。」と言っています。

四国運輸局も

「三木町のボートピア設置計画は現在のところ、白紙の状態である。」

と言っている。

運輸局の上枝船舶部監理課長は「三木町のボートピアについては“白紙”の状態とみている。設置は町内がまとまるのが前提で、地元で賛否がある中では不可能」と答えた。また昨年10月、同部が丸亀市の担当助役らに対し、推進活動が強引にならないよう申し入れたことも明らかにした。

(まちと人を守る連絡会議のボートピア反対要望書に答えて。1999年3月9日

ボートピア設置強行採決議会傍聴記 (1998年9月22日)

採決拒否議員

山西 正数議員:「町長が提案するのが本当ではないか。」

西丸 一明議員:「ボートピアの雇用、位置、建物などの資料を議会はまだ見ていない。何ら具体性のない提案では審議できない。」

谷本 サクミ議員:「ギャンブルに頼る財政は不健全。」

粂井 明人議員:「地元同意に問題がある。丸亀市は正式の依頼をしてきてはいないではないか。」

 

推進派議員

糸目 隆光議員:「地元の活性化が期待できる」(ゴーストタウンになるとの声もある)

山地 満議員:「アカクラ村(朝倉村と赤岡町を混同している)へ視察にも行った。研究調査はできている。」

佐藤 孝行議員:「雇用については、地元として望んでいるが、具体性もなく保証はない。」(業者が雇うのは、ごくわずか)

溝渕 清美議員:「同意していない集落には「そっとしておいて欲しい」というので相談していない。反対派が勝手に反対署名をとっているだけだ。」

 

 

 舟券売場賛成議員のうち 8人は質問回数 0回

(4年間の任期中)参考資料:議会だより(三木町議会 発行)

   

  

集まって〜〜〜 ギターコンサート

日時:199944日(日)午後2時〜

場所:池戸大宮神社参道

ボートピア要らない音頭」「なごり雪」「さくらさくら」等満開の桜の下で楽しく歌いましょう〜〜。

 

公開質問状回答22名の町議中、16名の方々からお返事がありました。

 お一人は名前の記入がありませんので、A氏とします。

@昨年(1998年)9月議会において賛成12名で可決された。その結果を尊重したい。

 石井定夫、下根弘美、佐藤孝行、溝渕清美、多田久夫、筒井米一、浜井義文、  酒井光夫、糸目隆光、山地 満、高国静馬、中野国義 各議員(一括して回答)

A審議不十分という印象は否めない。新議会において十分検討すべきである。

 粂井明人、谷本サクミ 各議員

B時期等については事態の推移を見極めた上で住民投票で民意を問うのもよい。

 粂井明人、西丸一明、A 各議員

なお、A、Bに○をつけた4人の議員さんは、ご自分のお考えを次のように書き加えて下さいました。

 粂井 明人議員:

・メリットは極めて少ない。「生活環境」「交通環境」「教育環境」等デメリットは予想以上に大きくボートピア設置には反対している。

・地元でも議会においても十分な説明のないまま推進している。住民投票の結果を重視したなかで新議会において慎重審議すべきである。

西丸 一明議員:

・文教の町づくりの観点から、住民の意向を無視した強引な誘致政策には納得できません。

・三木町の将来にとって重大な影響を及ぼす施設ですから住民に直接賛否を問うのが、住民参加型の町政のあり方だと思います。

谷本 サクミ議員:

・反対である。健全性がない。目先の利にとらわれることなく、各方面に与える影響を考えれば、弊害の方が多いと思われる。

・事態の推移によっては、住民投票に図ってもよい。議会での十分な審議の場が設けられるかどうかによる。

 

A氏

・メリット、デメリットを慎重に審議すべきである。

・三木町住民の倫理だと思います。

編集後記

 4月25日の町議選がボートピア問題の行方も方向づけます。ボートピアに反対している町議を中心に、町民の将来を考えている議員を知って、選挙に臨みたいものです。

 今回は、お便りお電話が毎日数件ずつありました。草の根の運動を応援して下さっています。次回まとめて、ご紹介します。ご意見や情報お待ちしています。カンパもありがとうございました。

 

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