場外舟券売場ニュース No.17 |
1999.7.31 |
6月町議会: 一部始終報告します
迷走する町長答弁 ボートピアは要るのか要らないのか? |
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ボートピアはイヤだから、町議選挙では反対・慎重派議員に投票した人が多かった。なのに「受け皿づくりは整った」とはどういうこと? 傍聴席 |
ところがその直後四国新聞のインタビューに石原町長は次のように答えている。 「周辺同意、議会の議決、町長選での住民の審判を分析する限り、地元としての受け皿づくりは整ったと言える。あとは(丸亀市、運輸省など)先方の出方次第」4月の町議選挙でボートピアに「反対もしくは慎重に」という立場の町議が躍進したことには、全く触れず、21日の本会議での発言から踏み出した表現に驚愕したのは、議員諸氏。そこで議会最終日(6月23日)、町長の真意を尋ねる動議が出された。 |
6月21日 定例町議会にて 山本 繁議員「県立学校、香川医科大の誘致など歴代町長が目指した“文教の町”にボートピアは逸脱している。」西丸 一明議員「昨秋推進表明した町長が、その後あいまいな姿勢に終始しているのは撤回ということか。断念したらどうか。」石原 町長「住民のおもむく形と議会の動向によって決まると思う。」 |
時代おくれのボートピア 朝日新聞1999.4.25
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三木町議会(西丸議員の緊急質問)1999.6.23
山西議長 えー今、西丸議員さんから緊急動議が出されました。内容につきましては昨日の一般質問の内容で、質問者に対しての説明、そして新聞社に対しての説明とが食い違っておるというような、まあ動議を出されておるわけですが、いかがいたしましょうか。 西丸議員: 議員各位の賛成を得まして緊急質問いたします。本当にありがとうございます。地方分権の時代を迎えまして地方自治の役割がますます増大する中で、地方議会の形、役割も相当に重要になってくることは先の一般質問で申し上げたとおりであります。現行地方自治制度は長も議員も住民の直接選挙で選ばれる二元代表制を取っており、両機関は対等の地位を保ちながら、対立し競いあい共に住民のその政治責任を担い福祉向上のため論議を戦わすことが、地方自治本来の使命と言えるのではないでしょうか。 ですから町と議会の関係はチェックアンドバランスが原則であります。地方議会では是々非々の議会運営が基本となるべきであって、地方議会にはもともと与党や野党はありえないし、あってはならないわけであります。 しかしながら、わが国の地方議会はこの対等の二元代表制が制度化されながらこれまで議会認識が薄いため、議員が役割を放棄し与党化の傾向を次第に強めているからこそ、公正な競争もなく前進もない弊害を一部もたらしてはいないでしょうか。 住民の代表機関であります議会の一議員として、また夢見る政治家の一人として今回の町長の議会発言と新聞に掲載のコメントにつきまして、これを見逃すわけにはいかないのであります。 中略……新聞朗読 四国新聞99年6月22日付朝刊 本会議後、同町長は舟券売り場問題で本紙取材に対して「周辺同意、議会の議決、町長選での住民の審判を分析する限り地元としての受け皿づくりは整ったといえる。あとは(丸亀市、運輸省など)先方の出方次第」との見方を改めて強調した。 私どもの一般質問に対する答弁とこの答弁とはわずか数十分といいましょうか、ちょっとの答弁としてはいかにも内容が違い過ぎます。改めて町長のボートピア設置に対する真意をおうかがいいたします。 石原 收 町長: 西丸議員さんのご質問にお答えいたします。私といたしましては議会の一員である西丸議員さんに丁寧に答えたつもりでございます。「住民の赴くまま、その方向と議会の動向ということでございます」とお答えはそのとおりでございますのでご理解をいただきたいと…。中で「議会の議決を重く受け止める」とあの時一言申し上げました。以上、終わり。西丸議員: さきほど町長が「そのとおり」と申し上げられたのは、新聞の中のコメントがそのとおりと理解してよろしんでしょうか。石原町長: お答えを申し上げます。新聞取材につきましましては、これまで、特に昨年の秋の町長選挙におきましては各社がそれぞれ誘導的な質問を送ってきます。それにたいして答えるわけです。答えた内容について新聞社が気に入るようにだけにしか書かないのが新聞報道である。これがまあ、マスコミの権利といや権利。それがマスコミの持つべきものかも分かりませんが、内容は私は決して理解できなかったのが去年の十月のあの町長選挙。連日各社とも大きなスペースで報道いたしております。努めてこのようなことには数多く語らないようにいたしておりますが、あの時の西丸議員の質問に対し私もお答え申し上げましたが、「議員さんとしての常識をもって」という言葉もございますが、常識とはなにか胸に手を当ててお考えいただきたい。終わり。西丸議員: そうなりますと、もう私もだまっとれませんが、私がご質問しておりますのは一般質問での私の答弁に対する町長の発言と、直後の新聞社への発言が大きく違いがあると、そういうことを申し上げているわけであります。そのどちらが正しいのか、新聞社に対する発言の内容を認めるのか認めないのか、それだけはっきりお願いします。石原町長: お答えを申し上げます。ひとつの施設をしよう、あるいは事を起こそう、それは町が主体になって誘致したり、あるいはこれを建設したりしようとするものであれば、それはまたそれなりのいろいろ審議をし、あるいはまた過程を経て、いうこともあったと存じますし、必要もある。これは町が誘致するものでもなく、町としてどうしてもなかったらいけない、というものでもないわけであります。「先方の出方次第」いうのは当然ではないでしょうか。記事は内容、書いてあるとおりであります。おわります。(発言のママ) |
町長の姿勢に危機感を覚えた周辺住民(井上、池戸地区住民有志)は、四国運輸局に実状を届けることにしました。地元同意はわずか1500余。反対署名は3万余。しかも同意署名は、「買収」の疑いありとの資料も入手。すべてをまとめて、要望書として届けました。 − 裏面に要望書全文掲載 − |
運輸省に届けたボートピア設置反対要望書 全文
運輸大臣 運輸省海上技術安全局長 四国運輸局局長 1999年6月28日(月) 要望書 まちと人を守る連絡会議 香川県木田郡三木町に計画されている場外舟券売り場設置計画を認めないよう要望いたします。 香川県三木町井上、池戸に(株)シィー・バード(高松市成合町952-3)が建設を計画している丸亀競艇・場外舟券売り場設置計画について、私たち地元住民は、推進関係者の言う「地元同意」の実態と設置活動の公正さに重大な疑念を持っております。以下の点について、なにとぞ詳細な調査・検討を要望いたします。 1 「地元同意」の根拠とされる隣接24集落の賛成署名( 1,214人分、1998年3月23日付で町議会議長に提出)について
議会での証言を希望した者の氏名は別表の通りである。 ・…・……・………・……・ 【資料2】 しかし、当会の調査では、有権者の47%(世帯数では48%)の同意に過ぎない。・・ 【資料3】 C「自治会長」名で同意したかの如く記されているが、地元集落の多くに「自治会」または「自治会長」なる役職は存在しない。 2 反対運動について 反対署名は町内外7団体総計31,675名にのぼる。 ・…・………・…………・・… 【資料4】
計画地近接の平井小校区選出議員7名中5名が、舟券売り場について反対・慎重派である。 3 1998年9月定例町議会で採択された「設置決議」の有効性について 1998年9月の町議会で、事実上の誘致案である「ボートピア設置決議案」が実質審議もされないまま推進派町議により突如提案、 9名の議員が抗議して退場する中で可決された。このときに掲げられた主な提案理由は、@「地元の大勢が同意」 A丸亀市側からの設置申し入れ B町の活性化―の三点。このうち@は上記理由で説得力がなく、Aは丸亀市自身が否定、Bも「調査・研究」の報告はない。町財政への収入についても石原收町長は「町財政は健全」で必要ないと答弁。根拠を失った決議ははたして有効か。………………・………………………………… 【資料5】ボートピア推進本部の内部規定「設置活動要領」によると 「約束又は期待を抱かせるような言動をしないでください」とあります。金銭支払いとひきかえに同意署名を集めるような設置活動は規定に抵触しているのは明らかであるばかりか、倫理的にも受け入れることはできません。以上の点を十分に調査して下さるならば、三木町長の言う「地元としての受け皿は整った」(6月21日三木町議会直後の四国新聞社の取材に答えて)という状況にはほど遠いことが、ご理解いただけるものと存じます。「文教の町」の静かな環境を守りたいと願う、三木町民と高松市東部住民のほとんどは、あまりにも問題の多い舟券売り場設置について、運輸省が建設を認めることは、決してないと信じております。 なお、1997年11月21日、運輸省海上技術安全局総務課の水谷補佐官は、次のように述べておられます。 「 脅迫、暴力、買収など公序良俗に反して得た地元住民の同意は、認められない。誘致には、地元同意を示す書類が必要で、運輸省側が調査する。」「同意を得た際の経過も大事。」何とぞ厳正な調査・検討の上、丸亀市等の関係者に、速やかに計画を断念するよう、適切なご指導をお願い申し上げます。 調査・検討の結果は、上記世話人まで、文書で回答をお願いいたしたく存じます。 回答は本省と相談して、後日下さるとのこと。上枝監理課長は、 「反対運動が続く中で設置を進めるのは難しい」 との見方を示した。 |
6月17日 「知事と県政を語るつどい」に参加してきました。「健全財政と聞く三木町がギャンブルに頼る必要もないし、高速道路が開通して以来、予定地付近では交通事故が多発している。ボートピアができれば、更に交通量が増えると町内外から不安が出ている。県として適切な指導をお願いしたい」「三木町は、今のままで、住み良い町です。大学の近くに何もギャンブル施設を造らなくても…」との意見が参加者から相次ぎました。 (山崎) |
8月2日(月) 恒例のカブト虫観察会をします。集合:白山神社 午後8:00 小学生以下は保護者同伴で 8月7日 (土)三木町七夕祭り協賛バザーに出店 不要品等ありましたら、ご一報下さい。当日、商工センター前でお会いしましょう。 |
7月11日 まち人連は津田の松原・手作りカヌーレースに参加してきました。「ボートピアいやん号」は津田町の人からも熱い応援を受け津田の海にこぎ出しましたが、残念ながら入賞は逃しました。今度、丸亀のボート場でこの種のイベントがあったらぜひ参加してみます。 |
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匿名女性)より次のような質問がありました。
(お答えします)
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編集後記 愛知県岡崎市の男性から「ボートピア関係のデータを探していたらお宅のホームページに出会ったので」と言って、励ましのE-mailが送られてきました。この方は、PTA会長として、6年間ボートピア進出を阻止してこられました。「子供は何もできんのじゃから、今、大人がしっかり発言せんといかん。PTAがすることは地域の環境を全力で守ることですわ。」とおっしゃっています。岡崎市では、市長も断念の意向を示しています。この方からは膨大な資料が宅急便で送られてきました。 三木町の大人が今、子どもに見せる姿勢は何でしょうか?全国の志のある方、町内の方々から貴重な資料やカンパが届くようになりました。 昨年一年間のカンパ総額 578,873円。 「住民投票なら手伝うでー。」という方。ご連絡をお待ちします。ちゃくちゃくと準備しましょう。 住民投票!! 楽しくさわやかにボートピア反対を続ける まち・人連に今後ともご協力をよろしくー。 まちと人を守る連絡会議事務局 山崎 千津子 〒761-0701 香川県木田郡三木町池戸1726-3 TEL:087-898-6095; FAX:087-840-2128 Email: sequoia@mail2.netwave.or.jp http://www2.netwave.or.jp/~sequoia/ カンパの振込先:114銀行医大前支店 口座番号0102673 まちと人を守る連絡会議 |
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