西丸
:・・・まずその一点は議会対策についてであります。現在、議員会が分裂しておりますが、そもそもの原因はこのたびの町長選挙の際の、町長の事務所開きのあいさつで、ある議員が「ボートピア設置の推進派12名で町長選を闘う」とのコメントを皮切りに、告示日の出陣式や個人演説会等などから退席した10名を排除したことにあると思われますが、町長としては今後どのような議会対策をとろうとなさっておるのでしょうか。二つ目はボートピア設置同意への今後の取り組みであります。町長は当選後、ボートピア問題で信任を得た、と語っております。また新聞取材のコメントでは「丸亀市の意向もあり適切な時期に適切な手段を講じる」と述べております。ただ丸亀の方は「私どもは関知しておらない、それは三木町さんの問題でしょう」・・であります。そのような中で町長さんは設置同意へ向けまして具体的にどのようなタイムスケジュールでいかれるおつもりか。率直なご意見をおうかがいしたいと思います。
町長: 中略… 私の政治姿勢についておたずねがございましたが、政治姿勢は22人の議員さん等間隔でいきたいと考えております。ボートピア問題については今のところ動きがございませんので、静かに見守っておるところでございます。以上
西丸:中略・・・9月22日、9月定例会の最終日にですね、いわゆる強行採決直後のインタビューで町長がこういっております。インタビューアーの審議が不十分だとの意見があるが、との質問にこたえまして町長は「反対する人はそういううんですよ。議会の2年間はなにをやっていたんでしょうか」ということを言っておられます。この「議会の2年間何をしていたのか」ということばと「反対する人はそういうんですよ」ということば・・その気持ちは今でもお変わりないんでしょうか、」あるいは考えがかわったんでしょうか。
石原:あらためてお答えをいたします。22人の議員さん等間隔で今後も・・。町政の発展と住民福祉の向上のために協議をしていきたいと考えております。
西丸:同じ9月の定例会で「民主主義は過半数だ」と、いわゆるボートピア設置の決議のときのことだと思いますが、いわゆる数の論理をとっております。・・これは朝日新聞ですが、いわゆる反対署名が3万人だされているが、という質問に対して「数ではなく内容だ」。こちらでは数の論理、こちらではいわゆる内容。町長は今後議会対策の中で、数の論理を優先させるのか、それとも内容でしょうか。あるいは時と場合によっては自分の支持するものは数でいく、そうでないものは内容でいく。数の論理と内容の論理を使い分けなさっておるのでしょうか。
石原:28,000人町民の熱い期待に答えるよう誠心誠意取り組んで参りたいと考えております。終わります。
西丸:最近、町長をとりまく方々、私は直に聞いておりませんけれども、そういったい話を耳にするんですけれども、最近ですね退席した10議員は仕事させない、仕事言うてきても聞いたらいかんとか、そういった言葉を耳にするわけです。まさか町長さんがそういうことを言うはずないと思っとるんですが、こういったお話きかれて町長さんはどのようにお考えですか。
石原:あらためて申し上げます。22人等間隔で参りたいと考えております。またこの世は人情や義理や恩というものがございます。終わりです。
西丸:再度おたずねします。こういった話があったんですか、なかったんですか、お答えねがいます。
石原:ご想像におまかせします。終わります。
西丸:こういう町長として面白くない話をノーといわれないことは、当然肯定だとぼくは理解しますけれどよろしいですね。われわれ議員といいますのは住民の要望を、役場の方に届けると。実際は役場がするんですけれども、いわゆる目が届きにくいところ、声を住民に代わって役場に届けるのもわれわれの仕事であります。議員が自分の庭とか庭先で仕事するんじゃあありません。それはひとつはき違えのないようにお願いします。
では住民の一番関係する生活環境改善の事業化・・建設課、経済課、保健衛生課の課長さんにおたずねします。今後、そういった10議員の要求に対しまして何か特別なお計らいとかあるいは差別の待遇とかそいいうことがございませんでしょうか、ひとりずつおたずねします。
建設課長:町道という大きい事業がございます。維持工事舗装であるとか、そういうのたくさんあるわけです。それにつきましては当然、われわれ全域についてですね担当としましても公平に考えていくということでご理解いただきます。
経済課長:経済課ともうしますと農道の次第かと思いますが、いままで同様・・公平にやっていきたいと思います。
保健衛生課長:私、俗にいいます迷惑施設を11年間取り組んできたわけですが、そういったことでとりくんでいれば、まずできていない、と考えております。そういうことであくまでも公平、いうことを常に念頭においております。
西丸:町長の支持者である、名前は伏せておきますが、幹部の方が町長に反対した議員は次の選挙ででれないようにしてやる、とか私の場合も「西丸は町長に反対したから次はださせんようにしてやる」というのが耳に入ってきております。町長は知ってか知らずか別にして、幹部か側近かこういう発言をするということは町長としても非常に困るんじゃないかと、やはりこういった言葉で擬態化するとわれわれも町長に対していかなければいけない根本になっております。この点、話をお聞きになって町長はそうだと思われるのか、そんなばかな話はないと思われるのか、町長のお気持ちをおたずねしたいと思います。
町長:選挙は住民が選ぶ、有権者が選ぶ、有権者の審判を受けたらいいじゃないですか。
西丸:議会対策は、今の答弁で、私以外にもみな感じところがあると思いますけど。
次にボートピア問題に・・。先ほどの答弁では「静かに見守る」という答弁でしたが、・・。
また町長選挙当選後、「ボートピア問題で信任を得た」と語っております。ま、さきほどの質問で「静かに見守る」といわれましたけれど、静かに見守ってほしんでしょうか。これほど関心があった問題、また議会でも議論・・ま議論は、議会でも問題なったこの問題。町長の静かに見守るというのは納得できないんであります。もういちどボートピア設置、推進のお考えをあらためてお願いします。
石原:あらためて・・動向を静かに見守りたい、以上です。
西丸:静かに見守りたいとのことですので、見守る間の参考意見として私の考えを申し上げたい。
前回の町長選挙の時ですねえ、賛成が50・3l、約2割が反対、分からないのが37lもあるんです。ところが問題はですよ、わからないというのは情報公開がなされていない、住民の中で議論がなされていない証ではないでしょうか。(朝日新聞98・10・12資料)
以下資料説明
以上をみましても、やはり住民の半分以上はボートピアがよろしくない施設だと、いうふうに考えているのがはっきりします。町長が公約に掲げておりますような住民本位の誠実で公正な行政を心がけるのであればやはりこういった声を大事にすべきではないか、判断材料にすべきではないでしょうか。
町長が推進する理由といたしまして地元23自治会の9割が賛成した、いわゆる9割強の賛成署名に心を打たれたとある。しかしこの資料、ある団体からもらったんですけれども・・・848世帯の中で539世帯いうふうにだされております。しかしよく調べてみますと1115世帯もあるわけです。したがいまして分母が違うわけですから当然賛成同意も半分を切る47l、世帯数で48l。であれば数字の間違いであります。そういった意味で町長が推進のきっかけとなりました「熱心な地元同意」の根拠がこれで崩れたわけです。この90l強が半分以下になった時点で、その住民の署名という点についてはどうですか。
石原:同じ答えになります。見守っていきたいと思います。
西丸:10月13日の四国「一日一題」朗読.感想は?
石原町長:28,000町民の熱い期待に答えるため誠心誠意努力をして、三木町の発展と住民福祉の向上に邁進をしたいと考えております
西丸:この問題はさけて通れませんし、大事な問題ですから、ひとつの目的をなさりたいんなら、住民の意向が無視できないんで、やはりむしろそういったボートピア等は民意を問うよう住民投票とかそういった手段もひとつ考えたらどうでしょうか。その方が一番はっきりしてるんではないでしょうか。わからない方もいらっしゃるわけですから、議論を高めるなり直に民意を問うなり、住民投票等はどういうふうにお考えでしょうか。
石原:さきほど示された表や数字やまったく無責任な内容で報道されていることがらであってその内容について特別こだわることはございませんし、冷静に慎重に町政のかじとりを務めて参ろうと。良識有るのは住民です。(拍手)
西丸:記事がでたらめだということになれば、町長は堂々と抗議なさったらどうですか
石原:いま,ここであらためて申し上げることはないわけですが、申し上げるとすれば私は選挙期間中、あの新聞報道と、新聞社によっては極端なことを書いて連日大きな記事で報道した内容にわたしはまことに心外だと、何度も言いました新聞社に。私はあのような記事はまったく信用していません。
1998年12月14日
三木町議会一般質問(西丸一明町議)後、石井定夫町議が緊急動議
石井:緊急動議にあたりまして暖かいご理解をいただきまして心から感謝をいたします。休憩中に申し上げたように9月22日、私たちまあ議員提案という形の中で、採決をおこなった訳でございますが、その際の成り行きというのは、われわれが12名がボートピアの推進について協力をするというものになっておる訳です。その折、まあいろいろ全員協議会その他、十分な審議も致しておりましたし、この発議案に対しての質疑応答も十分になされた結果、最終的にこの議場で採決を議長さんのもとに行ったわけでございます。
そのことについてとやかく申し上げるまでもございませんが、当日としては9名の方が退席をなさったと。しかも反対討論までなさった議員さん3名までも含めて退場した、いうことは三木町議会史に残る、なんと申しますか、汚点と申しますか。議会のルールに反するような結果を天下へさらしたというようなことでございます。
ま、そのことは別に致しましても、本日の西丸議員さんの一般質問の中で冒頭に「強行採決をした」ということがこの神聖な議場の中でうたわれました。えー、これはわれわれは議案の提出権というものは皆さん十分ご承知のように持っておりますから、これは議員の特権でございます。したがって地方自治法112条のもとに会議規則14条を含めてそういった形の中で法的になんら私たちは落ち度があったようには思いませんし、そのことが否定されるということになりますと、民主主義のルールも根幹もなくなるいうことになりますので、この際、この議場の中で言われた「強行採決」いうことにつきましては議事録から抹消方をお願いしたい、と思うわけでございます。
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