納骨式とは
葬儀後、遺骨は自宅に安置されます。自宅に祀ってあった遺骨を墓に埋葬する時期は、先祖代々の菩提寺で四十九日忌法要を行う時が多いようです。これを、「納骨式」といいます。
「納骨」と「埋葬」は同じような意味で使われますが、正確には、寺院や霊園の納骨堂に遺骨を納めることを「納骨」と言い、お墓に遺骨を納めることを「埋葬」と言います。
仏式では一般的に、四十九日忌法要と納骨式を兼ねることが多いようです。 その場合は、住職に本堂での読経の後、お墓でもお経をあげてもらいます。
この場合、お寺への謝礼は一括してお布施とします。 お墓には新しい卒塔婆を建て、通常の墓参りと同じように線香と花を手向け、参列者に順番に焼香し拝んでもらいます。
■納骨式の進め方
仏式の納骨式の一例です。
□遺骨は忌明け(四十九日)まで自宅に安置
火葬場から帰った遺骨は、自宅に安置します。一般的に納骨は、忌明けとなる四十九日の法要の時に行われる場合が多いようです。
□菩提寺への連絡
菩提寺に伺い、住職に納骨式の日時等のスケジュールを確認します。
□宴席の手配・準備
□引出物の手配
参列者の方々へ配る菓子折りなどの引き出物の手配をします。
□納骨式の案内状の製作と郵送
□喪服(準喪服でも可)の用意
□御布施の用意
住職への謝礼の表書きは「お布施」とします。
□卒塔婆の依頼・手配(宗派により異なります)
□引出物の準備(納骨式当日)
引き出物を宴席場へ準備します。
□遺族・近親者の打ち合わせ
□墓地へ集合
遺骨をお墓へ運びます。 マッチ、線香、ロウソク、桶、柄杓等も持って行きます。
□納骨式
1.墓の納骨棺(カロート)の蓋を開け、遺骨を安置し、蓋を閉じます。
2.僧侶に読経していただきます。
3.僧侶の指示により、一人一人焼香します。
□施主の挨拶
□宴席場への移動
参列していただいた方々を簡単な料理でもてなします。
□施主の挨拶
納骨式の施主が、御礼を述べます。
□宴席の終了
用意していた引き出物を参列者の方々へ持ち帰っていただきます。
□僧侶への謝礼