珈琲茶屋「創作」の自家焙煎の始まりは、

店が開店したのが1986年の10月で
そのころコーヒーブローカー「H社」のおすすめブレンドコーヒーをサイフォンで抽出しておりました。
このおすすめブレンド私的には大変気にいってたのですが、
2年目のある日今までとは全然違う不味いコーヒー豆が届きだしたのです。
H社に苦情を言うとすぐ取り替えてくれるのですが同じですマズイ
                                    (約1年後にマズイ分け判明)
備品取扱いの業者に愚痴をこぼしていると「自家焙煎はどう?」とアドバイスを頂き
自家焙煎をされているお店を何軒か見学して、ついに富士ロイヤルの1キロロースター購入
1988年当時確か46,7万したかと記憶してます。ここからスタート
焙煎機稼働中

購入前に「自家焙煎技術講座」という本を買って読んでたのが良かった
最初にコロンビアを焙煎したのですがまぁまぁの出来でした。
コロンビア


悩んだのがブレンドの調合
珈琲茶屋「創作」では、小さな釜の利点を活かし単品焙煎をし
その豆の特徴を活かせる頃合いを見計らい煎り止め(釜出し)としています。
その後、体積比で数種類のローストされた豆をブレンドするのですが
連続して抽出試飲を繰り返すと分けがわからなくなります。

焙煎スタートから1年間で、5回ほどブレンドの比率を変えたと思います。
そして生まれたのがサントス:コロンビア:モカ:マンデリンを7:5:3:1.8で
調合したオリジナルブレンド「ベーシック」誕生は1990年の年明けであったように
記憶しています。


その後愛飲者のお客様も増え
現在も同じ焙煎度合、同じ調合比率で店内のブレンドとして、
また小売り豆の顔として販売しております。


1995年ごろから販売を促進するために
店で出すコーヒーの点て方を「家庭でも同じ味が出せる」をアピールするために
抽出方法をサイフォン式からペーパードリップ式に変更
サイフォン愛飲家のファンから少しブーイングが出ましたけど
変更して勉強になった事がたくさんあって正解かと思っています。
そうです紙1枚の方がリアルに表現してくれるのです。
美味しい美味しくないがはっきりわかる抽出方法だと思っています。

2000年ごろまでブレンドコーヒーは「ベーシック」だけを販売していました。
私が結構、時間と神経を使って生み出したブレンドです。
自分が1番良いと思ってリーズナブルな価格で販売していたわけで
自分で2等、3等、4等だと思うコーヒーは売りたくない。と、思っていたわけです。

ストーレートは当時の方が色々揃えていました。
サントス、コロンビア、モカ、マンデリン、キリマンジェロ これらは今も同じです、
他にガテマラ、コスタリカ、ブルーマウンテン、ハイマウンテン、クリスタルマウンテン
など、10種あったものが5種になったか、
第一が商売が下手であった。
第二が当時、偽り食品に対し「偽装」という言葉がマスコミから流行語になりだした頃
   超高級豆ブルーマウンテンがおかしいと私は思ってしまった。
   高松の懇意にしている店のマスターも尋ねてみると同じように思ったらしく
   販売を見合わせているとのことで、当店も高級品種の取扱いは
   キリマンジェロだけを残している状態です。

    では、ブルーマウンテンてどんな風味がするのか わかりますか、
    昔からよく飲むのでわかるという御仁、言葉で言い表すことができますか、
    私は5〜6年この豆と取り組んで販売してたけど 
    お客様に中々上手く風味の説明ができなかった。
      それをズバット雑誌のコーヒー特集みたいなので語った奴がいました。
      そこには「少し焦げたビスケットの味」とソムリエ田崎真也の説明があって
      たまげた、そーまったく そーなんです。
      以来、彼は気障な奴ではなくソムリエの田崎真也さんなのです。

 ブルーマウンテンは樽詰め 



少し増えたブレンドについて

自身お気に入りの「ベーシック」はコーヒーの苦手な方も、「これならいける、」と称されるような
ソフトな風味で、ブラックで飲むのにも もってこいなのです。

しかし、これでは物足らないというストロング嗜好な方へお勧めとして2000年ごろに
「G1ブレンド」を発売致しました。当初はサントス5、マンデリン5でしたが
当店のお客さんには あまりストロング好みの方はいなかったようで
マイルドよりに修正、現在「G1ブレンド」はサントス8のマンデリン2の割合です。

よく聞くネーミング モカブレンド