僕のお仕事
1.僕のお仕事
僕のお仕事は土地家屋調査士です。なにそれ?といわれてもなかなか説明は難しいのですが、みなさんが土地を買ったりマイホームを建てたりしたとき、あるいは高速道路や下水路が出来たときには、ほとんどの場合僕たちが関わってなんらかの仕事をしています。日本では、どの不動産を誰が持っているかを表す方法として登記という制度を設けていますが、僕たちはその不動産がどのようなものなのか、つまり面積や種類、境界線などの調査や測量をして登記を確実にしていく仕事をしています。
2.土地の境界の話
僕たちが仕事をしていく上で一番問題が多いのは境界のトラブルです。測量をするにも境界が分からないのでは測りようがありません。土地を処分したり、相続で分けようとしたりしても面積の特定が出来ません。みなさんは自分の所有する土地の境界は分かっていますか?ブロック塀にしたところでその端なのか真ん中なのか分かりますか?ほんのちょっとのことで裁判になってしまう例はいくらでもあります。一説には年間50万件もの境界紛争があるそうです。
「杭を残して悔いを残さず」というのが僕たち調査士からのアドバイスです。気が付いた時点で杭(境界標)を残すようにしましょう。詳しくはお近くの土地家屋調査士にお尋ね下さい。