ピックアップ氷室 : EVE new generation


『EVEシリーズ作品紹介』ページでは紹介できなかった氷室名シーンを各作品毎にピックアップしていく、その名も『ピックアップ氷室』。氷室バカtalkによる愛情たっぷりの解説付きで、氷室好きの人もそうでない人ももれなくうんざりすることうけあい!……な氷室バカならではのバカ企画となっております。

 EVEシリーズ五作目、そして数年の沈黙を経て突如復活したシリーズ最新作、EVEジェネからピックアップするのはこのシーン。

・PC版『EVE new generation X』特典ディスク


■その名も「氷室ディスク」!!

 EVEジェネの氷室は終盤に少しだけ登場するというかなり出番の限られたチョイ役ポジションだったので、これと言って特筆するようなシーンもありません。そうなるとピックアップするのはやはりコレ。当時EVEファンの間で物議を醸した氷室ディスクの存在でしょう。当時作成していたEVEジェネの特設ページにこの氷室ディスクに関する文章を書いておりましたので、今回はそれを掲載させて戴きます。

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 最後は今回のキモである氷室ディスクに触れてみましょうか。ジェネX公式サイト開設当初から「作品内で出番の少なかった氷室を主人公にしたミニストーリーを収録したファンディスクを特典として作成しますよ」という情報が掲載され、世の氷室好きの皆様を狂喜させたシロモノですね。

 ウチのサイトにも「氷室の活躍が見られるなんてウキウキです!」とか「ZEROで少し触れられた小次郎-氷室の姉弟説が解明されるかもしれませんね!」なんて喜びの声が寄せられてまして、管理人である私も「そうですねー。」と共に喜ぶ対応をしながらも、折に触れてだがちょっと待って欲しい状態の警戒を促して来たわけです。元々本編内の出番がほとんど無い氷室がストーリーに絡んでくる可能性はほとんど無く、EVEジェネXというゲームの存在そのものを考慮すると、その当初からえっちシーン追加のやっつけストーリーになる可能性が極めて高かったわけですが、肝心の中身とその出来映えはと言うと全く予想した通りになってしまったという、ある意味でこちらの期待を裏切らないシロモノでありました(笑)

 概要はフリーソフト「吉里吉里」を使用した簡単なビジュアルノベルを収録という感じですね。話の内容的にはEVEジェネの事件が解決した後も全く事件に触れようとしない小次郎に対して寂しさと疎外感を感じていた氷室が、ふと小次郎と自分との距離について想いを馳せる…という感じの内容ですが、激しくぶっちゃけて説明しますと、

 風呂場でやっておわり。

 という身も蓋もないことになっちゃうわけですな、コレが(笑)

 一応「風呂場で」というあたり、burst内に於ける二人の馴れ初めとリンクさせて来ているわけですが、氷室の心情描写なんかは残念ながら満足の行くものとは言えず、普通のエロゲーキャラとして奇声を挙げて風呂場でコトを致しますよ以上でも以下でも無い内容に終始しちゃっているのが個人的にも凄く残念でした…と言いつつ、まあ、こんなもんかという覚悟も出来ておりましたが。プレイ時間はボイスをフルで聴いても5分程度。文章の方もかなりやっつけ感の漂うもので、何というか本気でオレに書かせろ!的なものもあったわけですが、まあこの為だけに1万円という身銭を切ったということ自体が既に大きなネタとヒムロスキーとしての存在意義みたいなものを満たしてくれているんだろうという部分に想いを馳せれば、



 という、花の慶次な気分になれます。この氷室ディスクの為だけに買った者こそ”もののふ”よ。

 その他にはEVEジェネXで氷室役を演じた藤森ゆき奈さんの、起動音やメール着信音などに使える色々なボイスは収録されてます。総じて見れば急場で作成した特典としてはそこそこのものがあるとは思うのですが、でもまあやっぱり期待が大きかった分残念なものもありましたかね……って、こっちが勝手にあれこれ期待しちゃったわけですが(笑)

 おそらくこのディスクのおかげでEVEジェネXの売り上げが確実に二割はアップしたと思われるくらいのあからさまなステキアイテム。氷室ファンは家宝にしよう!

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 今でも勿論家宝にしてますよ!……ホントだよ……