阿波踊りのルーツの一つといわれる

徳島県指定無形民俗文化財

津田の盆踊り


津田の盆踊りは、沖で遭難した人々に捧げる死者鎮魂の精霊踊りである。遥か沖に向かって
「お父もんてこーい」「○○さん、早うもんてこーい」と繰り返される涙声に引かれて浜辺に還る
新仏をまち、しめやかに踊ったのが供養踊りの始まりとされる。また、それは海に生きる人々の
心でもあった。
 津田の浜では、盂蘭盆三日間は踊りが盛んであった。浜から踊り始めた盆踊りは、やがて
津田の町筋を埋める大群衆となって、東の空が白むまで踊り狂った。現在は、阿波踊りに足並
み揃えて、8月12日から4日間踊っている。
 

イベントページへ