イブの詩
約束を 守れなくて ごめん
約束を 破っていて ごめん
嘘を 吐いてきて ごめん
謝り足りないけど もう 約束できない
ごめんね もう 戻れない
約束
ここに居るよ・・・こっち見て
ここに居るよ・・・気づいてよ
僕が置き去りにしてしまった心の叫び
もう一度 戻れるのならちゃんと
聞いてあげられたかもしれないのにな
ごめん あの時の僕の心
ごめん 置き去りにしてしまった僕の心達 ごめん

無題
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「旅人」
僕らは 彷徨い続けて 歩き続ける
僕らの後ろには 足跡が残っていた
人生の軌跡が レールが出来上がっていた
けれど それは僕らの前にではなく 後ろに。
後ろを振り返ると 乗り越えてきた壁にも
足跡が残っている 乗り越えられないと思っていた壁にも。
彷徨い続けていても 立ち止まっていると思っても
必ず一歩は踏み出しているのかもしれない
遠回りしてても 近道していても
必ず道を開いてきたのか・・・。
彷徨い続ける 僕等 けれど それでも
人生の軌跡は 消えない だから
歩き彷徨うことも 必要なんだと
それが僕の人生となるのだと
今、分かった・・・。
λ............λ............λ............λ............λ............λ............λ............ 
普通の風船は 手を離せば 空高く 飛んでいくのに
僕の心の風船は 手を離しても 空へ飛ばずに
どんどん 空気が抜けて どんどん 沈んでいくようだ
今にも 破裂しそうな たくさん 空気の入った風船でも
僕の心の 風船が もし そうであっても
沈んでいくのだろうか
風船
誰かの傷ついた心を 背負い込んで 誰かの怒り満ちた心を 聞きこんで
誰かの痛みを 誰かの傷を 誰かの怒りを 誰かの悲しみを
君は小さな体で 全身で 受け止めていた 
まるで ダムのように 受け止め続けた
優しさで 誰かを癒し 誰かを救い 誰かを生かす
けど 君は? ダムのように溜め込んだまま
何も出さずに 何もこぼさずに 一心に受け取るだけ
君の中に 流れ込んできた 他人の辛さ 自分の辛さ
ただ ひたすら 溜め込むだけ ただ ひたすら 受け止めるだけ

そんな役目を負わしてしまった 僕
ごめん もっと気づいてあげれば良かった 君の心
もうすぐ 壊れそうなダムでも 受け止め続ける 溜め込む
そんな君に 気づいてあげれば 良かった 

ごめん 今度は僕が君の心を 受け止める 必ず きっと

ダム
僕の弱さに 耐えているものに 気づいた人
とても 的確に 教えてもらった
けど 頭では分かっているんだ 心がついていかない
気づいてくれて ありがとう
こんな言葉じゃ足りないけれど 伝えたかった
足りないけれど 心をこめて ありがとう
気づいた人
「 昼月 」
昼間の月は 儚げで白く 存在に気づく人は 何人だろう
僕の心の中は 真っ白で 霧に包まれ居ることに
気づく人は何人居るのだろう
儚げで 弱々しく それでも 在る 昼間の月
僕の心の中に居る 君のように・・・
抱きしめたくなるほど 壊れそうで
それでも 手が届かなくて 空を仰ぎ 思うだけ
夜になれば 光り輝く 月であるのに
なぜか 寂しげに見えるのは 昼間の月を 知っているから
僕に もっと 力があれば 良かった・・・

昼間の月は 儚げに白く 虚ろぐ 僕の心は 白く濃い霧に 包まれる
間違って 取っておくはずだった ものも 消してしまった
昼間の月を 仰いでも 僕の目には 霞んでしか見えない
涙で月を 覆う 僕の瞳 僕が今 見たいものも 見えない
昼間の月は 儚げで 僕の心に写る 君のよう
今 君の心には 何が 写ってるのかな
僕が犯した 君の心への傷は 残ってしまったのかな
昼間の月は 細々と真っ白で 抱きしめたいほど 弱々しいのに
手が届かない 僕の力が 足りない
ただ 僕はずっと 昼間の月を 仰ぎ見守るだけ・・・
少し雲にかかった夜の月 それでも 光が少しこぼれる
君のところでは きれいに 見えているのかな
月を仰ぐと 心が 写されるようで 少し 恐い
それでも 見てしまうのは 光が まぶしいから
夜の月は 不思議と 力が ある・・・
どこかへ 導いてくれる 気がする
君は今日も 月に導かれて 進めているのかな?
それとも 月の光に 癒されて 心が安らいでいるのかな?

この広い空の下 同じ月を 見上げて
君がいつも 笑っていてくれることを 願うよ・・・
「 夜月 」
きっとさ、嫌いな部分はたくさん見つけちゃう
きっとさ、好きな部分はいつでも見失っちゃう
けど、嫌いな部分と好きな部分ってきっとさ、
背中合わせなんだと思うんだ。
君が君の嫌いな部分、けど、その部分を好きな僕
僕が僕の嫌いな部分、けど、その部分を好きって言ってくれる君
きっとさ、自分の嫌いな部分って意外とダメなだけじゃないよ
話に入れない間も、ちゃんと聞いて色々考えてる
それは話を簡単に聞いて適当に答えてる人よりいいかもしれない
自分の嫌いな部分、好きな部分
色々あるけど、全部合わせて君になる
どっかを取り除いたとしてもまた君の手の中に
何かが手に入ってるかもしれないよ
もし嫌いな部分を取り除けたら
取り除ける勇気と決意ができる心を手に入れているでしょ?
取り除いたとしても 君は君なんだよ
「嫌いな部分、好きな部分」
自由になればなるほど 不確かなものが増えて
心の中に 不安が募る どうしていいのか分からない
束縛されればされるほど 確かなものが増えて
心の中まで 追い込まれる どうしていいのか分からない
両方のバランスがいいときで 止まればもう少し
楽になれるのに 必ずどちらかに偏る
自由になればなるほど 縛られた方が楽に思えて
束縛されればされるほど 自由の方が楽に思えて

シーソーみたいにあがったりさがったり
僕の心は何を望んでいるのかな?
「シーソー」
君の心がどんな闇の中に居ても こっちからは君が見えるから
君の心がどんなに彷徨っていても ここから声を届けるから
どんな君でも きっと 受け止めるから
傷ついても 立ち上がれる君を 知っているから
だから 必ず光が訪れるから きっと光を思い出すから
休まなきゃって無理に思わなくていいから
頑張らなきゃって無理をしすぎなくていいから
休んでる君も 頑張ってる君も 幸せでいてくれますように
そう願い 祈りを ここから 遠い場所からでも
いつでも 届けるから 空を見上げて 
どこまでもつながってる空を 僕は晴れでも曇りでも雨でも
いつでも皆への応援を 幸せを 贈り 祈っているよ
「皆へ贈る詩」
「距離」
近くにいけばいくほど 大事なことを見失っていって
好きな人に対しても 自分に対しても 見失っていく
何が大事だったのか 何をしてあげたかったのか 失って気づく
守りたかった 癒してあげたかった 何よりも 側に居たかった
それだけのことだったのに 好きだということだけだったのに
どんどん欲が出てきて 僕は見失って 恐くなった 不安になった
けれど 変わらない 好きだから側に居たい
好きだから 守ってあげたい
けれど いつも守ってもらってるのは僕の方で
守ってあげるつもりが 傷つけていた
癒すことも治すことも出来なかった
君を失って気づく 本当にしてあげたかったこと・・・
枯れた木々が雪に彩られ、優しく包まれる
吐く息は白く、手も冷たい。
風も空気も冷たいけれど、
木々が空と空気に溶け込み、優しく暖かい
そんな気がするのは
彩られた世界が僕の心を暖めてるからかな

雪の散歩道

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