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シックハウス症候群とは? |
新築住宅に引っ越し、したとたん、体調の異変を訴える人が増えています。 室内の建材や家具に含まれる化学物質の汚染が原因となって、目が痛い、頭が痛い、 息苦しい、手先が痺れるなど、その症状は様々ですが、多くの人が原因もわからず、 症状を悪化させている事が多いのです。 このような目の痛み・頭痛・吐き気・アトピー性皮膚炎・身体疲労・ストレス・情緒不安定などの 症状が出るものを「シックハウス症候群」と呼ばれています。 |
シックハウス症候群(室内化学物質汚染)発生の原因 |
1・現在、住宅の室内空気を汚染する原因としては、合板の接着剤の防腐剤として使われる、 ホルムアルデヒドや、塗料・接着剤から出る有機溶剤、防虫・防カビ剤、防炎加工剤等のような 化学物質を多様した建材が、増加した事に加え、 室内空気の汚染源となる殺虫剤、防虫剤、化粧品、各種スプレー剤などの 日常的な使用があげられます。 2・現代の住まいの気密性が戦前に比較して、格段に高くなった事による換気量の不足が あげられます。 3・新しい壁紙やフローリングに使う接着剤などの化学物質(ホルムアルデヒドなど)が体内に 取り込まれることで、中枢神経・自律神経・免疫系・ホルモン系などに故障が 起こることは、分かっている。 4・現在、シックハウス症候群に対する有効な治療法は確立していない。 だが軽症なら、窓を開けて空気の入れ替えをするなど、生活環境を変えたり、 体力を増強したりするだけで、発症をかなり抑えられるという報告もある。 |
(米ぬか油100%ワックス)
元、林業総合技術センター所長
阪井茂美さん著 引用
米ぬか油ワックスとは? |
米ぬかは、玄米の精白時に、おおよそ10%得られる。 古来よりホウロウで炒った米ぬかを木綿の袋に入れ、床や柱、建具家具など木製品の磨き仕上げに、 使って来ました。 適度な光沢と撥水性に恵まれ、木の表面をきれいに保ち、快適で健康的な住空間に」なります。 米ぬか油は、不飽和脂肪酸と、米ロウや健康増進が期待されるフェルラ酸、イノシトール、ビタミンB、E等の 機能性成分を含んでおり、UVカットや抗菌作用が期待できます。 国産木材専用の天然油性オイルワックスです。 簡単に濡れ、適度の光沢と粘着性の少ない、しっとりとした塗り肌に仕上がります。 |
どこに使うか? |
木の表面保護処理剤として開発した製品で、床、建具、家具などの木製品の美装仕上げに使用します。 |
米ぬか油ワックスの特性(天然健康素材) |
1.日本すぎなどの木の香りが、やすらぎと創造のリフレッシュ住環境。 2.自然光沢でしっとりとした肌触り仕上げ。 3.紫外線をやわらげ、自然色を醸し出す。 |
米ぬか油ワックスの塗り方、使い方 |
米ぬか油ワックス磨きの基本は、ワイピング処理で、ハケ塗りではありません。 1.素地調整 ゴミ、油などの汚れを除き、表面をきれいにする。 2.ワックスがけ(ワイピング) 製品の表面に布や紙等で、塗り広げていく。 ワックスは、少量ずつ塗り広げる。 1リットルで、33〜66平米、塗装できます。 3.磨き仕上げ 1〜3時間の自然乾燥後に新しい布で磨き仕上げする方が、良い仕上がりとなる。 4.再ワックスがけ処理 約6カ月毎にワイピングすると、木の性能保持と美装に効果的です。 |
柿渋とは? |
柿渋の主成分は高分子のタンニンです。 それもまだ小さい青柿が原料です。 柿渋は昔から木・布・紙等の染料や、補強剤・防腐剤・防虫剤・防水剤・抗菌剤・消臭作用(無臭柿渋)・ やけど・しもやけ・二日酔い防止・シックハウスの原因である、ホルムアルデヒドの吸着に。 また、強い蛋白質と結びつく性質から、毒蛇等の蛋白の中和や、お酒の清澄剤として利用されてきました。 |
柿渋の作り方 |
1・柿渋の中でもっとも渋みの強い品種(天王柿など)を使います。青柿を最も渋みの強い時期(晩夏の頃) に採集します。赤く熟れてしまうと肝心のタンニンの効果が弱くなります。 2・採集した青柿を皮ごと粉砕し、圧縮機でしぼります。しぼりだした汁、こし出された果汁が 柿渋の生汁です。まだ緑色をしています。 3・この生汁を数年間(1年から3年以上)かけて自然発酵させて柿渋が出来上がる。 自然発酵させると、澱(おり)が沈殿し、上澄み液が柿渋となります。 古い物ほど、良いとされます。 |
柿渋を使って、木の染め方 |
1・最初から厚塗りをすると剥離し易いので、薄めの柿渋で、数回に分けて塗布・乾燥を繰り返す方が、 塗りムラが少なくなり、発色などもよいようです。 (水と1:1の割合で薄めて塗ると良い) 2・刷毛を使って塗ったり、布地で雑巾がけのようにしてすり込みます。 刷毛で塗る場合も塗りムラや、柿渋がたれるのを防ぐために、布を併用すると便利です。 また、塗ってはいけない場所には、マスキングをしましょう。 3・木材には、1回目は、粘土の低い物を塗って良く染み込ませ、2回目以降に少し濃いめの物を 使ってもよいです。 しかし、初めてお使いの方は、1回目の塗布・乾燥の後、時間を置いて、発色を見てから、2回目以降、 塗り重ねするか、決めましょう。 1回でも結構、濃く発色していきます。 1リットルで10平米位塗れます。 4・2〜3回ほど塗布と自然乾燥(4・5時間程度)を繰り返します。 木材の木目が透けて見えるのも魅力です。 |
注意事項 |
1・柿渋を薄める水は、軟水(水道水の汲み置き)を使います。 水道水そのままでも良いようですが、井戸水などの鉱物が混ざっている水はよくありません。 2・塗装の時は鉄に注意、黒く変色する。 3・色の変色は紫外線の量によります。 4・仕上げに亜麻仁油やキリ油を塗る事ができます。 |