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居合道とは

 
 居合とは、立合(たちあい:互いに刀を構えて対峙した状態)に対して、自分が「常の身」にあるとき、つまり歩いていたり正座していたりという普通の状態から敵の不意の攻撃に応じて抜刀し勝ちをおさめる技のことです。もともとは武家のたしなみとして修練されていたものですが、 現在では抜刀、納刀などの諸作法を通して技能の修練だけでなく人格の涵養なども含めた自己修練の方法として行われています。


居合には流派があります
 居合道の祖は戦国時代の奥州出羽の国(現在の山形県)に生まれた林崎甚助重信と言う方です。林崎甚助重信公が興したのが林崎流・重信流・神夢想流と称される刀技で、その後多くの流派を生じることとなります。無双直伝英信流、夢想神伝流、無外流、伯耆流、水鴎流など、各流派独自の技(古流)が受け継がれています。現在では古流のほかに流派を越えて統一された十二本の技(制定居合)が存在します。 制定居合(正式には全日本剣道連盟居合)は、多くの流派の技を組み合わせて作られたもので、試合や昇段審査の時に重視されています。


実際にはどんなことをする?
 居合道は対人競技ではありません。自分と同じくらいの背格好の人間を仮想敵として、一人で様々な技を演武します。大会で行われる試合ではもちろん対戦相手がいるわけですが、その相手と刀を交えて戦う訳ではなく、あくまで仮想敵が切る相手です。試合ではそれぞれが同時に演武を行い、審判員が技の正確さ等を評価して勝ち負けを下すのです。このような特性から、居合道は老若男女問わず稽古し、試合で技を競うこともできる武道なのです。
   


稽古について
 上でも述べましたように仮想敵を相手にして、各技を黙々と稽古します。普通、初心のうちは模擬刀を用い、上達すると真剣でお稽古します。
基本的には一人で行いますので、マイペースで稽古できます。
   


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