“ロベルト”は日本人だった──。
2005年8月20日(土)に行われた堀江公園練習で、“ロベルト”と呼ばれる謎の少年の全容が明らかになった。
彼の本名は「比嘉」。堀江公園の近所に住む小学6年生だ。両親がペルー人で、スペイン語と日本語のバイリンガル。外国人特有のオープンな性格で、この日のウルトラ・ドンキーズの練習に混ざってやることとなった。
練習には福井、陶山、加賀宇が参加していたが、偶然にも反対側のコートでは『セブンスター』が練習中。
『セブンスター』にはウドンズの滝本が所属しているため、以前から互いに存在は意識していた。
そしてこの日ついに、実戦形式で初の対戦が実現することになる。
ウドンズ側には福井・加賀宇・滝本・陶山(途中から別選手に交代)に加え、比嘉。なんと急きょ小学生をチームに加えて試合に挑んだ。
セブンスターはサッカー経験者もおり、テクニックのあるチーム。特に背番号Iは突破力に優れ、誰もが認める実力派エースFWだ。
試合開始当初はセブンスターが優勢。しかしながら、ウドンズは急造メンバーにも関わらず、予想外のチーム力を発揮する。
まず、チームの特色である敏捷性と独特の連携で、徐々にリズムをつかむ。
そして大きかったのが、前線で張れる選手の存在、そう、比嘉君だ。彼の技術力の高さは確かなもので、特にトラップは12歳ながらウドンズの誰よりも巧い。さらに小学生らしい強気な性格でチームを鼓舞し、相手に立ち向かっていった。
ウルトラ・ドンキーズはその比嘉君の得点や、滝本のコーナーキックを福井がヘディングで決めるなど攻撃が形となる。守備面でも素早いチェックやカバー、キーパーの好セーブもあり、セブンスターに喰らい付く。
また、IエースFWのマークに付いた加賀宇も、「以前から対戦してみたかった選手」ということもあり、集中力のある守備で屈指のドリブラーから何度もボールを奪い、手応えをつかんでいた。
結局ウドンズはメンバーのそろわない布陣の中、1本目3−1、2本目2−3という好結果で試合を終了。思った以上に収穫のあるゲームとなった。
実力的にも年齢的にも近い『セブンスター』。これからウルトラ・ドンキーズの良きライバルとなっていくかもしれない。
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