ぬばたまは5年前、プライベートの都合上1年間だけアパート暮らしをしました。1年間だけということもあって、寝るだけの用意しかしませんでした。以前にも書きましたが、貧乏性とあって無駄な買物はしたくなかったのです。おかげでTVと新聞を見ない浮世離れした生活でした。それもいい経験です。TVにしろ新聞にしろ、なくても差し支えない媒体であると実感できました。ただ、暇つぶし目的で囲碁ソフトを買いました。そして見事にはまりました。退屈しのぎにぴったりです。雑誌のソフト対決特集を参考に、まず「AI囲碁」を買いました。対局しての感想は－弱い、ワンパターン、ピント外れ、局所的判断しかできない－などなどです。不満を覚えたぬばたまは次々にソフトを買い換えていきました。現在、愛用しているのは「銀星囲碁2」です。ソフト同士の対戦も試みた結果、これが最強です。といっても人間に例えるとせいぜい3～4級程度です←日本棋院は2級を認定しているそうですが。ソフトの打ち筋はワンパターンなので、常用していると飽きてしまいます。そこで、相手（コンピュータ）の置石を増やします。今は7子置かせて対局しているところです。ちなみに、ぬばたまの囲碁の実力はいいとこ1級です。
で、タイトルの話にもどります。「銀星囲碁」をリリースしているシルバー・スター社は「銀星将棋」という将棋対局ソフトも出しています。こちらはアマ3～4段クラスだそうです。ぬばたまは将棋を知らないので、どの程度のものかピンときません。
話はそれますが、一般的にチェス＜将棋＜囲碁の順で、より複雑な思考が要求され、人間の方が有利といわれています。IBMの「ディープ・ブルー」はチェスの世界チャンピオンを破ったそうですが、コンピュータが羽生名人を破るのは当分実現しそうにありません。まして、趙治勲に勝つなんてえのは、果たして可能かどうか‥‥ 囲碁はルールこそ単純ですが、単純だからこそ思考のパターンが無限の拡がりをもっています。そのためコンピュータ解析に不向きと言われています。遠い将来、無尽蔵のデータベースを駆使して人間を負かす日はいずれ来るでしょう。現在の数百倍の演算性能、数千倍のデータサイズ、数百倍のI/O性能を実現すればなんとかねえ。
その「銀星将棋」をつくったのは、なんと北朝鮮のスタッフだそうです。少し前の「週刊新潮」に書かれていたのを病院の待合で読みました。記事によると北朝鮮にはソフト開発の部署があり、ここを統括しているのがあの金正男だそうです。そういえば、不法入国した際のニュースで報じられていましたね。今まで何度も入国しては、秋葉原をよく訪ねたと。北朝鮮の技術レベルがどんなもんか知りませんが「銀星将棋」の実力は大したものです。将棋ソフトの対決では優勝続きだそうです。シルバー・スターのHPによると、チャンギと呼ばれる朝鮮将棋があるそうで、北朝鮮にも将棋の名手がいるのでしょう。
この駄文を書くためにメーカーのHPで確認していると「銀星囲碁3」がリリースされていました。あ～、今度のは初段認定だって !! これは買わなくては。しかし、標準価格9,800円（Web注文で7,800円）は高い。正規ユーザにはバージョン･アップ価格で提供してくださいな、シルバー・スターさん。
－外出中－
近くのパソコンショップで買ってきました。そのショップは近所なのでよく利用します。最近、ライバル店が増えたこともあって、6,300円とかなり安めでした。
早速インストールして、対局しました。前バージョンとはかなり打ち筋が違っています。脇の甘さがなくなり、かなり手強い仕上がりです。初段認定というのは大げさですが、強くなったのは間違いありません。当分、楽しめそうです。ただ、前バージョンとはけた違いの重さです。雷鳥でさえ動作がもたつきます。下に配置しているのは、ぬばたまが買った囲碁ソフトのパッケージです。左から買った順です。
前々回、ワールドカップ開催にけちをつけました。ぬばたまはサッカーのことをこれっぽちも知りません。業界裏話の類はどこの世界にも存在しますが、サッカーも例外ではないようですね。面白い記事を見つけました。読んで、なるほどと納得しました。って、簡単に納得しちゃいけないですね。こういう話はどこまで真実を穿っているかは分かりませんから。興味のある方は↓をどうぞ。推測話ですよ、念のため。
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/y2002/wcup.html