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弐百五拾七  自衛隊が歪に変貌(2026/5/10)New
弐百五拾六  井上vs中谷戦(2026/5/3)
弐百五拾五  『A LONG WAY HOME』30数年ぶりの再会(2026/4/26)
弐百五拾四  ホキ美術館展再び(2026/4/19)
弐百五拾参  辺野古転覆事故のやるせなさ(2026/4/12)
弐百五拾弐  春季永代経法要から見える事態(2026/4/5)
弐百五拾壱  自衛隊の教育研修は普通じゃない(2026/3/29)
弐百五拾   ホルムズ海峡遠ざかる(2026/3/21)
弐百四拾九  ミニスピーカー慣らし順調(2026/3/14)
弐百四拾八  ミニスピーカー更新(2026/3/6)
弐百四拾七  ユーロ規制が一歩まともになりました(2026/2/27)
弐百四拾六  PC用ミニスピーカーですったもんだ(2026/2/20)
弐百四拾五  最近の世相(2026/2/14)
弐百四拾四  EV展開が真っ当路線に(2026/2/6)
弐百四拾参  ワイドレンジオーディオ再開すべきか(2026/1/31)
弐百四拾弐  大ゴッホ展「夜のカフェテラス」(2026/1/23)
弐百四拾壱  CDプレーヤー不調(2026/1/16)




弐百五拾七  自衛隊が歪に変貌(2026/5/10)
 3月下旬に自衛隊員が在日中国大使館に侵入するという、あってはならない事件が出来しました。その件に対して、弐百五拾壱  自衛隊の教育研修は普通じゃない(2026/3/29)で日本側のいいかげんな対応を非難しました。

 少しして同様の現役自衛官(中央音楽隊の3等陸曹)による不適切行為が明らかになりました。4月12日に開催された自民党大会で、現役自衛官が制服を着用し、職の紹介とともに登壇して国歌を歌いました。これは明確に自衛官による政治的中立の毀損です。

 マスコミの取材に対し、自衛隊幹部からは「(防衛省)内部で、誰か本人にもアドバイスしてあげられたらよかった」と悔やむ声が上がっていたそうです。本人の意思によるものと看做していますが、本当なのか怪しくて仕方ありません。普通に考えれば、主催者側から自衛隊組織に依頼があったと考えるのが穏当です。マスコミには依頼経路を詳らかにするよう取材していただきたいです。

 ご本人にも政治的中立への危惧があったと考えたいです。でなけりゃタダの馬鹿ですもの。なので、上司や所属長から出演するよう慫慂されたのかなと邪推してしまうのです。
 逆に、本人が問題なく受けたというのであれば、自衛隊員の規範劣化が恐いです。その場合には、上司所属長が窘めなければいけません。
 組織上部から出演するよう命じてきたのであれば、依頼者、命じた者のいずれもが大問題です。その際には、不適切な行為となることから、上司が断るのがあるべき態様です。それが上司の務めだし、部下を守るというのはそういうことです。普段、酒席とかで偉そうに語っていても、こういうときにこそ生きざまが問われるというものです。

 一番見苦しい姿を晒したのが小泉防衛大臣です。当日、嬉々として歌唱隊員と記念撮影し、SNSにアップしていました。それが問題化するや、すかさず消し去りました。
 小泉氏が大臣の任に適切でないのが明らかになりました。本来なら、その場でことの経緯を問い質し、直ちに退出させ、大会次第を変更させる処置を採る一択でした。もちろん高市首相の不興を買うでしょうが、そんなことどうでもよいことです。

 なんなら、当該3等陸曹とともに退出し、すぐに陸自内部での出席取扱いの事実関係を調査にかかるべきでした。それほどの重大事と捉えるべきなんです。それを、晴れがましげに当該隊員と記念撮影するんですから、申しわけないけど知能指数が低いんです。大臣ともあろうものが劣化したものです。
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弐百五拾六  井上vs中谷戦(2026/5/3)
 昨日、東京ドームにてS.バンタム級統一王者の井上尚弥選手にWBA/WBC/WBO1位、IBF3位の中谷潤人選手が挑みました。LEMINOがPPVで配信し、DAZNによる世界配信が為されたみたいです。私は配信契約しなかったので、マニアたちが書き込む展開を眺めて楽しみました。

 東京ドームのチケット55,000席が完売し、史上最多観客だったそうです。興業規模は過去最大の40億円だったそうです。チケット、PPV、広告などの収入が巨大で、ファイトマネーも過去最大だそうです。今は推定するしかありませんが、井上選手が30億円以上、中谷選手が15億円ほどでしょうか。

 全7試合すべてが判定だったため、メインイベント開始が9時を回っていました。セミの武居由樹選手のカムバック試合は、結果論からすると、やらない方がマシなくらい内容のない試合だったそうです。55,000人を集めたということは、東京以外からも大勢来ていたでしょうから、終了後での帰宅に困ったでしょう。

 この両者の対戦は観たくなかったです。よいカードには違いありませんが、もっと別の路線を望んでいたからです。井上選手が本来予定していたフェザー級への転級路線から、S.バンタム級居残り路線に転換したからです。当初の予定では、昨年末にWBAフェザー級王者のニック・ボール選手に挑むはずでした。そこで勝てば、続けてWBOフェザー級王者のラファエル・エスピノサ選手に挑む流れだったはずです。

 エスピノサ選手が一昨年末に前王者のロベイシ・ラミレス選手と再戦し、その内容があまりに一方的でした。ラミレス選手は絶妙な攻防一体のボクシングでした。ステップワークとボディワークで相手のパンチを外し、同時にヒットさせていました。しかし、パンチがまったく効かず、逆に壊されるような敗けを喫しました。
 井上サイドはこの試合を見て、やりたくないと判断したんじゃないでしょうか。時をおかず、表彰式の場で中谷選手に対戦を呼びかけ、中谷選手が受けて路線が確定しました。その邪推をずっと引きずっているので、対中谷戦にあまり思い入れが湧かなかったのです。しかも、下の階級から上げさせての対戦ですもの。中谷選手もバンタム級に上げて間がない時期で、さらに階級アップを強いる話でした。
 その昔、ウェルター統一王者になったレイ・レナード選手がS.ライト級無敗王者のアーロン・プライヤ選手に対戦を呼びかけた件に重なります。あのとき、プライヤ選手が「下の階級のオレに上げさせようっていうのは厚かましい」とか難じました。、まったく、そのとおりです。レナード選手の振舞いと井上選手の振舞いが似てて、あんまし好意的に見ることができません。

 井上選手がフェザー級に上げても、十分戴冠することは可能でしょう。エスピノサ選手が破格の存在なだけです。他の王者たちには勝てると思います。先日、WBAフェザー級王者のニック・ボール選手がブランドン・フィゲロア選手に敗れました。その結果を対戦実績の相関関係に当てはめると次のようになります。
 井上 > スティーブン・フルトン > フィゲロア > ニック・ボール
 ね、楽勝なんです。フェザー級で挑む側での闘いが観たいです。パッキャオ選手のあの天井知らずの挑戦ロードに迫ってほしいんです。

 残念ながら、またまた違う路線に走りそうです。2階級下のジェシー・ロドリゲス選手との対戦が取沙汰され始めています。なんかねえ、安きに流れ、なお大金を稼ごうって雰囲気が充満していて嫌いになりそうです。
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弐百五拾五  『A LONG WAY HOME』30数年ぶりの再会(2026/4/26)
 先週のこと長年探し続けていたTV映画『A LONG WAY HOME』を見つけました。
 40年ほど前にNHKだったかが深夜に放映し、ビデオ録画しました。子供の遺棄、施設で引き離された3人(兄弟妹)が里親家へ、規則によって遮断されていたのを、16年後に再会を果たす物語です。

 両親に捨てられてからは年長のドナルドが父親役を務め、弟と妹もドナルドを父親と看做していました。物語は児童養護センターに女性が勤務を始めたところから始まります。最初の仕事が3兄妹の切り離しです。長男のドナルドに対して弟のデビッドと妹のキャサリンが父親としての権威を認めていて、3人一緒だと里親に馴染むのが難しいと考えられたためです。
 ドナルドは引き離された弟と妹が唯一の家族とあって、再び家族の絆を得ようとする半生を辿っていきます。兄妹愛をテーマにした傑作中の傑作です。というか、文句なしの感動作です。

 ビデオを人権週間の教材として利用させていただいてたのが、誰かに貸して返って来ずで困りました。後年、YouTubeはじめネットでも探したものの見当たりませんでした。それが先週のことついにアップされていました。

 ドナルドと同じ里親家に迎えられている義妹との会話が複雑な関係性を表わしています。
 ドナルド「姉さんいるの?」
 義妹「いない」
 ドナルド「兄さんは?」
 義妹「あんたでしょう?」
 切ないシーンでした。

 幼児時代の弟デビットが帽子を離さなかったのが、再会時にも帽子を被っていました。 
 ラストで妹との再会シーン。妹キャサリンに娘が生まれていて、幼児時代のキャサリンに生き写しの娘が「ドナルド伯父さん?」と人探しするのに出会います。ここらで胸が熱くなるんです。
 ドナルドの最後の台詞「やっと僕は家に帰りついたよ」

 アメリカの里親制度が理解できます。本当によくできたシナリオで、複雑な経緯を辿りながらもテンポ良く90分に収まっています。すべてのシーンで人間の機微が描かれていて、無駄が一切ありません。台詞も一級品です。また演技がいいんです。日本映画のように喚き散らすなんてのは皆無で、抑制的でありながら地に足の着いたリアルなものです。
 過去に繰り返し観た映画ですが、30年間探し続けてやっと見つけた嬉しさから、やはり見返してしまいました。皆様も、もし観ることがあれば泣かされますよ。

 なお、主人公の彼女というか妻役の女優さんが素敵です。『パルプフィクション』で、オーバードーズで倒れたボスの女を助けるため、助けを借りた知り合いの奥方がこの女優さんでした。しっとりした振舞いでドナルドをサポートしていました。
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弐百五拾四  ホキ美術館展再び(2026/4/19)
 先週のこと、地元美術館主催の「極・写実-ホキ美術館ベストセレクション」を訪ねました。ホキ美術館はリアリズム絵画の殿堂だそうで、九百九拾七  地方のアートシーン(2021/2/13)以来、5年ぶりの鑑賞です。前回のは隣県の美術館だったものを、今回は地元とあってお気楽にお出かけしました。

 これが会場入口の様子です。撮影してたら受付の方が館内が映っていないか確認に来ました。ホキは一般への作品撮影を許しません。前回もそうでしたが、今回も一点だけサービスで撮影可となっていました。
 下図は僅かに作品の一部が映り込んでしまいましたが、角度的に仕方ありません。煩く言うなら、外から見えるところに展示するなよです。ちなみに見えているのは有名な島村信之氏の「夢の箱」です。油彩による昆虫標本ですね。



 下図が撮影可の五味文彦氏「いにしえの王は語る」です。会場照明が白熱系だったのでしょう、光源の演色性から赤みに寄っています。



 鑑賞しながら、前回と同じ感想を持ちました。薄塗りでのリアル描写なので、あんまし有難味がありません。アメリカの70年代スーパーリアリズムは、モチーフや構図が面白く、大きなキャンバスにダイナミックな筆遣いで描写していました。大きな絵なので距離を取って鑑賞することとなり、精緻なリアル感が十全に伝わりました。そしてなにより迫力満点で、観る者に感動が与えられました。
 ホキの作品はとにかくチマチマしているんです。これがモノトーン作品ともなると、もはや白黒写真をトレースしているかのような味気なさなんです。こういうのを、あんまし有難がっても仕方ないかと思います。

 作者も描いてて楽しいのでしょうか。ややもすると疑問を持ってしまいます。もちろん、精緻な描写に感心もすするし、こういう方向に対するファンも多いのでしょう。私も、見始め頃は心惹かれましたが、何点か続くと、やがてどうでもよくなってきました。
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弐百五拾参  辺野古転覆事故のやるせなさ(2026/4/12)
 先週の産經新聞の記事「<独自>船長「きちんと救命胴衣を着けていなかった」説明 辺野古転覆、着用指導が焦点」です。
 平和丸の男性船長の知人によると、事故について、船長は「救命胴衣の着け方は生徒に教えた」「彼女の場合は、亡くなったときにきちんと(救命胴衣を)着けていなかった」と語っていたという。

 これが事実なら、船長の頭が沸いています。救命胴衣をきちんと着用できていなかったと認識していて、なお放置していたなら未必の故意じゃないですか。こんな重大事を能天気に語れるっていうことは、管理責任についてなんの義務感も持ち合わせていないのでしょう。

 これは引率教師も同様です。私がその教師なら、一人ひとりチェックして不備があれば直させるし、船長にさらなる確認を強います。お願いじゃなく強います。そのあたり徹底しておかないと、あとで管理責任を問われます。加えて、この管理責任については、個人責任を問われることがあり、教師たちは法的な面の勉強もしているでしょうし、研修も受けているはずです。
 私も現役時代には、管理責任の範囲や現実の判例を知りたく、いろいろ読みました。中でも、現代教育問題研究会編『教師が個人責任を問われるとき』と日本体育協会日本スポーツ少年団編『少年スポーツ指導者の法律相談』をバイブルにしていました。

 上の内容を把握してからは、日々の学校生活を管理するうえでの心構えや自身の対応すべき範囲を自覚することができました。海難事故そのものについては海保が調査しているので、いずれその経緯と問題点が洗い出されるでしょう。また、文科省が同志社国際高校への調査を実施しているので、これまた問題点が洗い出されることでしょう。

 こういうことが起こると結果論でいろいろ語られるものです。しかし、辺野古の海難事故については、結果論でなくあまりな管理責任放棄が目につきます。研修内容についての確認がまったく為されていません。海に出るとなったら、船の安全運航についての各種確認が必要だし、保険契約なんて絶対必要事項です。報道では、そのあたり何も伝わってきません。むしろ、保護者に隠そうとした風にさえ見えます。

 保護者、特に亡くなった親御さんの怒りは収まりようもないでしょう。引率教師は体調不良を理由に乗船さえしてないという信じ難い話です。陸にあって船上の生徒の安全をどう図ろうっていうんでしょう。関係者のいずれもが無責任を押し通し、生徒が海上で危殆に瀕すという愚かも追いつかぬ悲劇です。
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弐百五拾弐  春季永代経法要から見える事態(2026/4/5)
 二つのお寺から案内が来ていて、今年はその一つをパスし、近所の付き合いが深い旦那寺のみに参列しました。

 例年がどうであったか憶えていませんが、下図のとおり仏説阿弥陀経のみの読経でした。早く終わるのに文句はありません。



 説教師として、かなり遠くの住持さんがおいでになり、下図のとおり一向宗が旨としている念仏を唱えることについて説教が為されました。
 内容については、知らぬうちに寝落ちしていたのでまったく憶えていません。不信心な檀家で申しわけないです。



 今回は参列者が少なく、寂しい法要となりました。お布施も集まらなかっただろうしで、上の住職さんたちにも申しわけないです。当該寺、ゲスト住持、説教師合わせて1件、4名への謝礼を賄うのはきつかろうかと思います。お供え物の土産も準備しなければならずで実入りは微々たるものです。
 年寄りが亡くなってゆくにつけ、参列者が減る一方ですから、お寺の維持にも支障が出てくるでしょう。少子化の影響はこんなところにも及んできています。いずれ、住職さんが暮らしてゆけなくなり、お寺を放棄するすることも出来します。

 昨年のこと、親戚の旦那寺の住職がいきなり姿を消しました。予告なしで、いきなりのことだったそうです。檀家たちは法事の手配にも困っています。本山に住職の手配を請うているそうですが、その後どうなったかは聞いていません。
 今後、日本全国で似たような事態が出来すると考えられます。これまで普通に行われていた葬祭や法事が実施できなくなるという、歴史の断絶が目の前に迫っているのです。
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弐百五拾壱  自衛隊の教育研修は普通じゃない(2026/3/29)
 一昨日の日テレNEWS「中国メディア「日本政府はいまだに謝罪すら行っていない」 自衛官大使館侵入」です。逮捕された容疑者の詳細と前後の足取りについては、同ニュース「大使館に自衛官“侵入” 専門家「日本側と中国側の報道が違う」大きな問題になる可能性も?」に書かれています。

 中国メディアの言う「日本政府はいまだに謝罪すら行っていない」との批判はそのとおりです。何故、日本政府は対応しないのか。直接的には中国大使館を警備する警視庁の不手際なのですから、警視庁がなぜ対応しないのかも不思議です。普通だったら警視総監とか警備担当部局の長が在京大使館を訪ね、大使に対して懇切な謝罪をするの当然と思われます。そこいらへんがひたすら静観しているのは、ひょっとして政府からストップがかかっているのかしら。

 侵入事件の翌日25日(水)に官房長官が記者会見し、概要と今後の対応を説明しています。次に引用したのが会見内容であり、たしかに謝罪とは思えないものです。中国側の未だ謝罪すら行っていないとの非難も仕方ありません。

 在京中国大使館については、平素から警察が所用の警備を行っているところであり、結果としてこのような事案が発生したことは遺憾であります。本件に関し、中国側からは事案についての申し入れと再発防止の要請があり、日本側からは結果として現職自衛官による在京中国大使館の敷地内への侵入が発生したことは遺憾であり、関連の国際法及び国内法令に従って関係省庁と連携し再発防止も含め適切に対応してゆく旨を説明しました。
 警察においては事案の解明に向けた捜査を進めるとともに在京中国大使館の警戒に当たる警察官を増強配置するなど、すでに所用の警戒強化策を講じていると承知しており、引き続き今後の捜査で明らかになる事項も踏まえつつ再発防止に向けて所用な対応をしてまいりたいと考えております」


 今後の対応を述べるのは必須であり、よいことだと思います。しかし、これで謝罪したと日本側が考えているなら不誠実な態度でしょう。企業の謝罪会見でも同様の対応がよく為されていて、事案発生時の対応としては真摯に見直すべきと考えます。
 “遺憾”なんて「残念なことです」と自身を省みることです。弊社のコレコレに不手際があったとか、社員の対応に足りないものであったとかの反省の弁です。それはいいんです。しかし、これで以って利用者等への謝罪と見做すことはできません。むしろ、それって謝ってないじゃんと指弾されるべき対応でしょう。

 今回の官房長官もまた自衛隊員の違法行為、警備警察官の不手際などを反省しているのはいいとして、中国大使館への謝罪は口にしていません。ちょっとあり得ない対応だけに、ひょっとして政府の方針なのかなと邪推してしまうのです。官邸筋から警視庁へも対応方針が示されたのでしょうか。できましたら、東京都というか警視庁には、自分の信ずるところを行っていただきたいです。

 そして、もうひとつの問題は容疑者である自衛隊員の思想性向です。大学出て2年目でしたか、3等陸尉(少尉)に昇進したばかりとか報じられています。たかだか2年目なら、普通の公務員会社員だとペーペーの宮仕えです。とても大それたことを為そうなんて時期じゃないです。
 ここからは想像でしかありませんが、自衛隊内での教育研修、空気などが正常でないとしか思えないんです。研修の講師に安っぽい右翼論客を招いたり、その教え子で未熟な青二才を所属団体から招くとかあり得ないんです。

 そこへ持ってきて、「先の戦争はセキュリティの戦争」とか堂々と議員時代に公言していた方が首相ですから、まったく以ってよろしくありません。自衛隊内の空気はどのようなものだったのでしょう。もし、よからぬ空気があり、それに染められたのであれば、組織を挙げて自分たちのあり方を見直してほしいです。
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弐百五拾   ホルムズ海峡遠ざかる(2026/3/21)
 イスラエルとアメリカによるイラン強襲によってイランが反撃に転じ、中東各国に攻撃すると同時にホルムズ海峡封鎖を敢行しました。これは日本にとって国家存亡の一大事です。

 そんな中、日米首脳会談が実施されました。外交日程の都合上仕方なかったといえ、最悪のタイミングです。どのような仕儀になろうとも印象が悪すぎます。アメリカのイラン攻撃を非難できるならともかく、首脳が轡を並べた図にイラン側から倶に天を戴かずと看做されちゃいます。これで、ホルムズ海峡が遠くなってしまいました。

 日本のスタンスだと、日米同盟なしに日本の安全保障が成り立たないだけでなく、対米貿易でも中国みたいな対抗ツールを持たないとあってアメリカの意向を受け入れるしかないのでしょう。それが日本の現実ではありますが、同時にイランと敵対することによって国民生活のあらゆる面が立ち行かなくなるのも現実です。
 高市総理には、ホルムズ海峡遮断が世界経済を壊すこととなり、ひいてはアメリカ経済にも大きなダメージとなる。なので、ホルムズ海峡通行を回復させるため、イランとの融和を図らなければならないと説得を試みていただきたかったです。非公開の会談中にそのような話があったのかもしれませんが、あまり期待できません。

 ガソリン及び軽油に対する暫定税率廃止を前に、補助金による変動緩和措置が取られています。この状況にホルムズ海峡封鎖による原油調達支障という難事が被さり、ことは重大事になっています。
 4日前のPRESIDENT Online の記事「「ガソリン代が安くなる」と喜ぶのは大間違い…高市首相の「石油備蓄放出&補助金」がもたらす"大きすぎる代償"」です。

 ところが、日本政府がここ数年とり続けている政策は、補助金によって、この市場原理を機能不全にさせているとも言えるのだ

 引用の内容は本文中に書かれています。そこにあるように、オイルショックが日本の競争力を高めた経緯は、我々の記憶に刻み込まれています。また、EUの燃料価格はずっと高止まりしていて、その対応から結果として失敗の面もあるといえ再エネ邁進路線を進められてきました。
 今の日本はと言えば、国民が口を空けて餌を待つ習性が骨絡みとなっています。政治家がまたその意に迎合して、いい顔する巧言令色鮮し仁を地でいってます。結果として、将来負担を増大するばかりで現在の当事者としての責任を放棄しています。
 大阪の高校生が吉村知事に問うた次の質問は対象が違うといえ、構造が同じですから、我々大人たちが省みるべき重大事です。

 教育無償化は現役世代である私たちにとって大きな助けとなっていますね。少子高齢化が進む中、結局は将来の私たち≠ェそのコストを精算することになるのでないかと危惧している。この政策が支払いの先送りにならず、社会全体の生産性を高めて、税収増に直結するという核心的な根拠を“数値”で示してください。併せて、この政策の成否を合理的に判断する具体的な“ゴール”を伺いたいです

 ホルムズ海峡封鎖は大変な事態をもたらすでしょう。ことに際して、我々日本人はいかに向き合うか。願わくば、将来を見据えたドラスティックな対応を望みます。もちろん、私自身もその一員として覚悟を持って向き合います。
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弐百四拾九  ミニスピーカー慣らし順調(2026/3/14)
 お古のI・Oデータ製モニタ(チューナー付TV)のSPが優秀だったことに驚きはありません。かつての家庭用TVの音響はよくできていました。アナウンサーや歌手の歌声、ドラマの話声など実に自然でした。
 日立(Lo-D)、三菱(Daiatone)、松下(Technics)、三洋(OTTO)、シャープ(OPTONICA)、東芝(Aurex)など、いずれも総合家電メーカーでオーディオ部門も充実していました。確固とした開発力を備えていましたから、TV音響についてもプライドをかけて仕上げていたものでしょう。今日のモニタ内蔵SPのように、他社の適当な安物をかき集める仕事とは一線を画しています。今はコストダウンのかたまりですから、かつてのプロダクトとは比べようもありません。現行のEIZOモニタがまさにそれです。

 サンワサプライのMM-SPL6BKNが2ウェイなのは正解でした。下手に足掻かず最初からそうすればよかったんです。ツィータなしでは解決しそうにありません。かつてのTVならフルレンジであっても、テストを繰り返して一定レベルの音を意地でも提供したものでしょう。中には楕円形のユニットで中高域両面に対応したユニットもありましたっけ。今のモニタ内蔵SPにそんなコストは掛けられません。

 最初は満足できなかったMM-SPL6BKNも、一週間ほど鳴らし続けてしなやかさが増しています。人の話し声にも若干の雑味があったのが、今やすっきりナチュラルに仕上がっています。まさにエージングの効果です。楽曲を流しならボリュームを上げても、歪みの少ない音を響かせてくれます。
 エージングがてき面に効いています。改めて考えると、18年以上も使い倒したI・OデータモニタのSPがよい音なのも当然なのでしょう。エージングし切った状態ですから、しなやかさが十全に発揮されていたものと考えられます。

 ということで、新規SPが今後さらなる美音にブラッシュアップされることを期待しています。すでに楽曲鑑賞に関しては、かつての環境を超えています。ウーファユニットがより大きく、アンプの出力も大幅アップしていますから、音量を上げても歪むことなく追従してくれます。もちろん、PC環境で音響に拘るつもりはありません。オーディオ鑑賞については、別途本格的な装置が控えていますから。
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弐百四拾八  ミニスピーカー更新(2026/3/6)
 外部スピーカーの音にどうにも我慢ならず、本日のこと近在の大手家電チェーン店で新しいSPを購入しました。最初から当該店を訪ねるべきでした。パソコン用SPコーナーに足を運ぶと視聴環境が設えられていました。
 なお、外部SPはモニタ脇のわずかなスペースに置くため、幅100mm以下制限とします。メジャーをポケットに訪ねました。

 超安物のDVDプレーヤーと切替機を通して聴く環境でした。切替機の接続がミニジャックだったので、USB接続タイプは視聴できませんでした。それと、セットされたCDが煩いだけの現代音楽だったので、SPの本当のところが解りません。やたらイコライジングし、ジャカジャカ煩いだけで楽器の音色も糞もありませんでした。

 店員さんを捕まえ、訳を話してボーカルもの、それも昔の歌謡曲がソースとして適していると伝えました。探してみますと去った店員さんが持ってきたのが原田知世のCDでした。昔の録音でなく、新しい再録バージョンでした。ということは、今風のナローレンジな安物機器向けにイコライジングされているでしょう。不適ではありますが、前のディスクよりずっとましです。

 これで聴き比べると、人の声の再現性が確認できて正解でした。視聴SPにはミニジャックタイプのサンワサプライ複数とオーディオテクニカが繋がれていて、それなりに鳴ってくれました。ボリュームや高低バランスを調整し、しつこく聴き比べました。で、これならいけると確認し、選定にかかりました。

 そこで、いらぬスケベ心を出して失敗しました。USB仕様とあって視聴環境に繋がっていないサンワサプライのMM-SPU9BKNを買ったのです。木製キャビネットで、より高額な製品だったので、きっと音もよかろうと勝手に想像したのです。

 会計で返品について確認しました。先月、某大手家電チェーン店で買ったUSBタイプがまったくマウントできず、返品にも応じようとしなかった件です。責任者がお相手しますということで、待つと担当者が現われ経緯を話しました。最終的に店頭のノートで接続できるかテストし、繋がらなかったので返品に応じてくれたと。担当者は、繋がらなければ返品で問題ないと確約してくれ、安心して購入しました。

 先ほどパソコンへの接続と音出しを確認しました。さすがサンワサプライです。問題なく繋がりました。肝心の音はというと、駄目でした。サウンドカードで周波数ごとレベル調整を追い込んだものの満足できません。歪みのないナチュラルサウンドにはほど遠いです。フルレンジの限界で、高域が再生されないのでこもり音となってしまします。やっぱ同じサンワサプライのミニジャック対応でツィータ搭載のMM-SPL6BKNにしとくべきでした。これは実際の音も確認したんです。もっといい音をと欲張った結果が残念なことになりました。自分のミスなので諦めるしかありません。

 とはいえ、満足できないまでもいい線までいってます。このまま聞き続ければそのうち気にならなくなるのではと期待しています。などと考えながら、I・Oデータモニタ内蔵SPがいかに優秀であったかと懐かしがらずにいられません。DACの性能もよかったのでしょう。パソコンのサウンドカードのDACより優秀なのも間違いありません。あのレベルを再現しようとの思いは、すっぱり切り捨てるべきなのでしょう。

 下図のとおり、新しいSPの上に古いミニSPを重ねました。



 ELECOMのサウンドバーは梱包してお蔵入りです。上段のミニSPはノートPCに再接続しています。

 3月7日追加
 こもり音にどうしても我慢できず、これはツィータなしに解決しそうにありません。で、先ほどサンワサプライのMM-SPL6BKNを買ってきました。
 店員さんに「昨日買ったやつが我慢ならず買い直しです。昨日買ったやつの返品は可能ですか」と尋ね、「不具合品でなければ無理です」と尤もな返答でした。無理を承知の確認でした。

 帰ってセッティングを終え、音出し確認のうえ、サウンドカードの細かい設定を追い込みました。満足とまではいきませんが、これで我慢するのが穏当だろうと自分を納得させました。
 昨日買ったSPはノートに繋ぎました。ノートで音質を問うのは映画鑑賞くらいです。WOWOWのデマンド放映は、OSバージョンの制約(セキュリティ)からディスクトップでは観られません。洋画の字幕鑑賞が主とあって、台詞の聴き取りは関係ありません。もうこれで決定です。

 下図のとおり、昨日買ったSPを下に、新しいSPは天板が傾斜しているので上に置きました。



 ミニSPが2点余りました。身近な人間が要るようであれば提供したいと考えています。
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弐百四拾七  ユーロ規制が一歩まともになりました(2026/2/27)
 一昨日のRESPONSE ビジネスの記事「「PHEVの不都合な現実」欧州で逆風、なぜCO2排出が「3倍」に跳ね上がったのか」です。全文は読めませんが、肝心の点は伝えられています。

 試験距離を800kmから2200kmに延ばし、EV走行距離の割合を低減。

 PHVはバッテリー走行部分によって、燃費―つまりCO2排出量を低く見積もることができます。そのインセンティブ部分の詳細については知らなかったのですが、これで理解できました。
 試験距離を800kmから2,200qに延ばすとは、ずいぶん厳しい見積もりをしたものです。こんな長距離だと、HVに対する優位面も小さくなるでしょう。LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)の観点からは歓迎すべきことです。もっとも、その外部から得る電気にもCO2排出分があるわけで、EVともどもそこを無視した現状には、まだまだ不十分な点がありますけど。

 メルセデスベンツC300e:12〜16g/km → 47〜52g/km
 プジョー3008:19g/km → 55g/km

 PHV車の燃費試験結果が引用のとおり大きく変わりました。ここまで悪化するものか疑問もありますが、正しい方向での数値であるのは間違いないでしょう。ただ、それでも、HVより優秀な数字ではあります。現行が、95g/kmほどで、次期が65g/kmhほどでしたか。日本式の燃費記載に置き換えると、現行が25km/Lほどで、次期が30km/Lほどでしょうか。これはとてつもなく厳しい数値で、内燃機関では達成が難しいものです。
 現行ではトヨタのみがクリアできてるそうです。次期ともなると、トヨタのHV群でもクリアできるものではありません。

 今回の変更から、危惧すべき点もあります。規制値をクリアするため、各メーカーは今後リリースするPHV車のバッテリー搭載量を増やすのは見えてます。バッテリー容量を大きくすれば、CO2排出量ゼロ距離が増大し、検査燃費が向上します。
 その結果として、車重が増大して製造時の資源負荷が大きくなります。また、タイヤの重量負担増大によるゴム粉塵の問題も無視できなくなります。CO2排出量低減はともかく、全体の環境負荷はますます大きくなります。EUは二酸化炭素抑制に血道を上げる一方で、むしろ環境負荷増大を招いていることから目を背けないでいただきたいです。
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弐百四拾六  PC用ミニスピーカーですったもんだ(2026/2/20)
 昨年7月に弐百拾六   モニタ入れ替え(2025/7/18)のとおりPC用モニタをEIZOに入れ替えました。このモニタ内蔵のスピーカーが不出来なんです。それまで長く使っていたI・Oデータモニタの内蔵スピーカーが歪みのないナチュラル再生だっただけに落差が大きいんです。耳の感度が低下しているとあって、入れ替えたモニタだと言葉の聴き取りに問題が生じています。前モニタだと人語に雑味がなくて聴き取り易かったのが、今のは歪み感から子音が不明瞭なんです。

 そこで、ミニスピーカー購入を検討してきました。これが帯に長し襷に短しなんです。歪みのないナチュラル音声を望むと大ぶりの製品しかありません。机上に収めるには小型でなければならず、望む音が得られません。

 迷ったあげく、某製品を買いました。給電も含めたUSB接続タイプで、これが大失敗でした。
 デスクトップPCにはマウントできたものの、サウンドカードの設定を変更した瞬間に切れ、二度と繋がらなくなりました。それと、USBコネクタがいい加減で音が出たり出なかったりでした。端子を指で保持すると音が出て、離すと音が切れるという駄目さ加減でした。

 すぐに販売店を訪ねて製品の不具合を訴えました。返品したうえ、間違いのないようジャックタイプを買いたいと申し出たものの、開封した以上は応じられないと拒否されました。
 仕方なく、このスピーカーをサブのノートに繋ぐことにしました。で、もうまったくマウントしないんです。いくら新規起動を試みても本体スピーカーから音が出るだけです。これはもう製品仕様と設計に問題があるとしか考えられません。再度、販売店を訪ねました。

 店員さんに経緯を話し、展示ノートで接続を確認すべしと提案しました。で、店員さんが何度試しても、本体スピーカーからしか音が出ず、やっと諦めてくれました。返品のうえ、ELECOMのサウンドバーSP-PCBS01UBKに換えました。

 音質に期待していたわけでないにしろ、私の望む「雑味のないナチュラルバランス」にはほど遠いです。それでもEOZOモニタ内蔵スピーカーに比べればいくらかましです。ということから、EIZO内蔵スピーカーがいかに酷いかの証左ともなるでしょう。

 ところで困ったことがあります。EIZOモニタへHDMI接続で放送映像と音声が送られ、PC出力音声はミニスピーカーへ送られます。従来はPC出力もジャック接続でモニタに送ってたので、モニタ側でPC入力と放送入力を切り替えた際、自動的に音声も切り替えられました。それが外部スピーカーなので、放送入力時にHDMI音声とPC出力音声の両方が出てしまいます。時間差2重音声なんですね。
 そこでモニタ設定を呼び出し、HDMI入力時の音声を別の無関係な入力先に割り当てて無音としました。ただ、それでもHDMI映像とサウンドカード経由のPC出力音声との間にタイムラグが生じます。人物の口の動きと音声がずれちゃうんですね。ナレーションなどでは問題ありませんが、アナウンサーの喋りや俳優演技に違和感が大きいです。仕方ないことではありますが。

 納得がいく音ではないものの、以前よりかはマシになっているのでこれで我慢します。ところで、USB接続のミニスピーカーのマウントに問題があるからといって、メーカー名と製品名を明らかにするのは止めときます。いらぬ恨みを買いたくありませんから。
 外部スピーカーがUSB接続だと、確実性と信頼性が低下します。皆様には、その点留意してください。

 2月21日追加
 このミニスピーカーは有線とBluetooth両対応なので、通電時に選択する必要があります。スイッチを1秒か5秒以上押すかで選択されます。面倒というほどでないにしろ、余計なひと手間が要ります。
 先々で、歪みのないミニスピーカーがもしあれば、再度入れ替える心算ではあります。

 2月21日追加
 サウンドバー式外部スピーカーは、こもり傾向で不満が拭えません。そこで、試しに六百四拾六  PC用スピーカー(2014/3/15)の古いミニスピーカと入れ替えてみました。こちらが正解でした。不満のあるミニスピーカーではありますが、サウンドバー式に比べてすっきり気味で聴きやすいです。もうこれでいきます。もちろん、もっとましなミニスピーカーがあれば躊躇わずに入れ替えますけど。

 そう考えると、I・Oデータのモニタ内蔵スピーカーがいかに優れていたか再認識させられます。ミニスピーカーたちより明らかにレンジが広く、しかも歪み感のないナチュラルサウンドなんですね。人の声も雑味のない自然な響きでした。
 こういうことは珍しくありません。古い機器の方が手間と金が掛けられていて、質が高いのは普通にアルアルです。
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弐百四拾五  最近の世相(2026/2/14)
 一週間ほど前のXeno Spectrum の記事「トヨタが独自の“ゲームエンジン”「Fluorite」を開発:FlutterとDartで次世代デジタルコクピットを再定義」です。

 車載器には、エンジン始動から数秒以内でUIが完全に機能しなければならないという「起動速度」と、限られたメモリや電力で動作し続ける「軽量性」が厳格に求められる。

 これは以前から感じていました。工業製品の組み込み制御にITronファミリーがスタンダードになったのも、この理由です。リアルタイム性、リソースを消費しないコンパクトさ、柔軟な仕様適合、オープンアーキテクチャが肝です。

 その昔、ITジャーナリストのロバート・X・クリンジリー氏が次のようなことを書いていました。なお、うろ憶えです。
 初期のF-18の制御がi386と数十KBのROMに格納されたプログラムによって為されていたそうです。当然、アセンブリによるコードで、瞬間レスポンスと究極のコンパクトさだったそうです。
 このコードを書いた天才プログラマーは、お遊びでWindows3.1をリバースエンジニアリングし、遅い386ノートでありながら、独自アセンブリWindows3.1を爆速で走らせて悦に入っていたそうです。


 5日前のYAHOO! JAPAN ニュース「「老眼」は矯正できる時代に 「多焦点眼内レンズ」による視界改善効果」です。

 私、白内障手術で3焦点レンズを入れ、すでに9年目です。遠中近それぞれのピントを持った高額レンズです。保険が効きませんが、視界確保の便宜に変えられず奢りました。
 ただ、遠く(近視用)は問題ないものの、近く(老眼用)は厳しいです。日常生活を送るうえでの近距離焦点には、なんの問題もありません。しかし、細かい文字情報を読むには適応できません。焦点が完璧に合わないと用を為さず、読み辛いことこのうえなしです。そこで、読書用とモニタ視聴用、それぞれ最適な焦点距離を補正した眼鏡(老眼鏡ね)を使用しています。

 3日前のTHE RIVER 「『ミスト』リメイク映画化決定 ─ 「胸糞ラスト」どう描く?『ドクター・スリープ』フラナガン監督が就任」です。

 原作に忠実に描いて問題ないでしょう。
 異世界生物が現世を果てしなく侵蝕してゆく中、生き残った主人公たちはカーラジオからかすかに「hope」が聴こえた気がします。絶望の中、希望への余韻をまとって終わるものです。
 基本的に読者を鬱々とさせる展開ながら、ラストのこれによって、感情を平穏に戻すことができるという高度な技です。おかげで気持ちよくとまではいかないものの、平安を得て本を閉じることができます。

 映画化されたラストは胸糞で、おそらくS.キングも内心不快だったんじゃないでしょうか。キング氏は取りあえず絶賛を送る大人の対応をしますけどね。


 昨日の讀賣新聞オンライン「休日実施のマラソン業務をボランティア扱い、職員に手当払わず…公益目的通報受け816人分支払いへ」です。

 市はこれまで市民ボランティアらとの公平性の観点などから、市職員もボランティアとして位置づけ、超過勤務手当などを支払っていなかった。

 福知山市は、よくもこんなのが通ると考えたものです。私が奉職してた自治体なら、その業務に就いた時間に合わせ、半日か一日いずれか振替休日で対応しました。その上で見過ごせない半端部分については超勤手当てを支払うというものでした。よくも、こんなのを通したものです。しかも、会計年度任用職員にまでボランティア趣旨を強いる凶悪さです。脳みそが沸いてます。

 ボランティア頼みで、それ以上の負担ができないなら、そんなイベントは止めりゃあいいんです。地域振興とか地方再生とかのお題目の元、負担ばかりのイベントでむしろ地方が疲弊するという。こういうのを“イベント地獄”っていうんです。
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弐百四拾四  EV展開が真っ当路線に(2026/2/6)
 ニューズウィーク日本版の本日付け記事「カナダ、EV義務化を撤回 購入奨励策と排出規制で普及促進へ」です。以下に引用します。

 カナダのカーニー首相は5日、電気自動車(EV)販売の義務化計画を撤回し、新たな燃費基準を導入するとともに、EVの購入と充電設備向け優遇措置を強化する方針を発表した。
 個人・企業によるEVの購入またはリースに対して最大5,000カナダドルの奨励金を提供するため、23億カナダドル(16億8,000万米ドル)を拠出する。EVの充電設備にも15億カナダドルを充てる方針。また、自動車製造業界のEVへの移行を支援するため、最大31億カナダドルを拠出する。
 一方、2027─32年モデルについて、より厳しい排出ガス基準を導入するとし、これが35年までにEV販売を75%、40年までに90%とする目標の達成に寄与するとした。
 カーニー氏は記者会見で、EV販売義務をより強力な排出ガス基準に置き換えることで、「国民にとって重要な結果に焦点を当てながら、自動車産業に過度の負担をかけることを回避できる」と述べた。

 環境保護団体の環境防衛は新たなEV戦略について、「大きな後退」と批判した。

 カナダ自動車工業会はカーニー氏の措置を称賛し、「新たな購入インセンティブと強力な充電インフラ戦略を支援する資金は、EVの普及を継続的に促進する助けとなるだろう」と述べた。

 カナダの方針転換は好ましいものです。本来こうあるべきなんです。EUのユーロ規制もまた、近しい面があります。ただ、LCAの観点が抜けているのが残念なんです。

 先週、放送されたBS「日経NEXT」で、トヨタのHV3割増産テーマの特集がありました。番組中、ドイツが13か月前にEV補助を打ち切った件をフリップに載せていました。
 でもね、2026年度予算でEV購入補助金の手当てが決定しています。また、電気自動車に対する自動車税の免除も延長することに決定しています。どうも、番組制作関係者は知らないみたいです。

 これはユーロ規制の趣旨に沿ったものです。シリーズ式とPHVでCO2排出量が60g/km以下が対象となります。この数値は現行95g/kmの次に控える極めて厳しいものです。
 ただ、PHVがPHEVと呼ばれるように、バッテリー蓄電量の比重が大きく、外部電源の利用も可能とあって、化石燃料の消費が少なくなります。そのため、ユーロ規制でPHVの場合、CO2量/kmの数値を半分に看做すインセンティブが与えられています。PHVの優遇は知ってましたが、シリーズ式も同様な対象と看做しているのでしょうか。たしかにエンジンは発電用途で、あとは純粋にモーター駆動ですものね。

 60g/kmをクリアするとなると、そもそもパラレル式HVでは難しいです。もちろん、シリーズ式も無理でしょう。いかに半減と看做しても厳しかろうと思います。それでも、単純に内燃機関を禁止するのでなく、CO2排出量を小さく抑える、つまり、燃費を良くする方向で規制するのは理に適った正当な方向性です。

 ユーロ規制の趣旨に残る問題点は、LCA(Life Cycle Assessment)の観点です。EVであっても、外部電力を生むにはCO2が発生しています。そこを無視する現行規制では、重要な点がすり抜けています。
 また、CO2だけを問うのは間違いです。バッテリー製造の際の環境汚染、廃棄した際の危険性など大きな問題です。それと、EVが積むバッテリーは過大な重量負荷となっているため、タイヤ摩耗による粉塵、道路への負荷なども避けてはいけない問題です。EVやPHVが電気使用するメリットだけでなく、大きなデメリットにも目を向け、ペナルティも科すべきかと思います。

 そうすれば、HVこそが最大メリットを提供できるシステムだと気づくはずです。
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弐百四拾参  ワイドレンジオーディオ再開すべきか(2026/1/31)
 オーディオマニアたちは、老齢に差しかかると嗜好に変化を来します。重いものを扱えなくなり、軽い機器に変更します。また、大音量が苦痛になって静かに暮らしたくなります。小音量で大人しく聴くなら、重厚長大路線は無用ですから。
 私も、重し用のTGメタル(鉛インゴッド)を処分しました。一昨年にアンプ修理で発送しましたが、次はないなあと痛感しました。40kg強のアンプの持ち運びに四苦八苦しました。しかし、次の記事を読んで、もう少し現有機器を活用しようとか考え始めています。

 「40Hzの音」を聞くと“脳のごみ”を2倍洗い流す 霊長類で実験 アルツハイマー病の新治療へ

 一般ユーザの視聴環境だと40Hzは出ません。オーディオ界では、40Hz以下が超低音、それ以上が重低音、それより上が普通の低音の扱いです。大口径ウーハか長いホーンロードを利したスピーカーが必要で、必然的に大型システムとなります。40Hzをふんだんに再生するなら、それより下の超低域からの再生が可能でないと無理です。ヘッドフォンなら普通に手に入るでしょうけど。

 私もボケが進行していて、なんとか食い止めたいと思ってます。で、現有機器なら40Hz再生が可能なので、以前みたく超低域再生オーディオを再開すべきか迷ってます。
 そのためにはソースが必要で、所有している長岡セレクションの再登場となります。定番のテラーク版が代表で、その他いろいろあります。弐百六拾五 可聴帯域(2006/9/23)にも、超低域再生について書いています。
 富士総合火力演習のディスクも有名で、数枚持っています。それらはペアマイクによる生録で、凄まじいまでの音場を再現してくれます。今も、流していて、155mm榴弾の発射音から着弾音、90式が眼前を通り過ぎる際の擦過音、ライフル砲と異る120mm滑空砲、戦闘ヘリがばら撒く20mmの射撃音、実弾射撃だと音に質量があるんですね。

 などと、ボケ防止目的で、かつてのワイドレンジオーディオを再開すべきか悩んでいます。こういう音は耳に負担となり、脳はともかく、聴力の劣化促進という別問題があって痛し痒しです。
 それと、手軽に超低域を聴くならヘッドフォンに優るものはありません。現在のところ手持ちはないものの、検討してみようかなとか、よからぬ誘惑に晒されています。
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弐百四拾弐  大ゴッホ展「夜のカフェテラス」(2026/1/23)New
 昨日のこと、神戸市立博物館が開催している「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」を観覧してきました。神戸市立博物館を訪ねるのは、七拾     フェルメールの真実とベラスケスの俊髦ぶり(2022/8/3)に続いて二度目です。

 

 クレラー=ミュラー美術館所蔵のゴッホ100点ほどのうち、第1期(前期)分を鑑賞しました。この展覧会開催に合わせ、「夜のカフェテラス」がニュースや美術番組でも採り上げられました。なんとか観たいと思っていたら、地元旅行代理店が日帰りバス旅行として企画してくれました。

 オランダ時代にモチーフとした有名な農民たちの作品群もあり、目を楽しませてくれたのですが、作品保護の観点から照明が暗かったのが残念です。ミューラー美術館が指定する照度があるので仕方ありません。この時期の「じゃがいもを食べる人々」が好きなんです。期せずして観ることができて幸せでした。

 目玉の「夜のカフェテラス」は作品正面位置を指定区画とし、そこに至るに並ぶ必要がありました。おかげでゆっくり詳細に鑑賞するわけにもいかず、専ら撮影に専念しました。



 上図がそれで、若干右側が切れています。本当は撮影よりじっくり現物鑑賞に重きを置きたかったのですが、列に並んでの順送りとあって、そうもいきませんでした。それならと撮影を優先しました。
 撮影可だったのは、上を含めて5作ほどでしたっけ。あと、有名な自画像のひとつもOKだったので、しっかり撮影しました。



 2月からは第2期(後期)となり、「アルルの跳ね橋」が目玉となるそうです。目玉をばらけさせ、両展覧会に足を運ばせようって算段なのでしょう。

 ゴッホ作中で一番好きなのは「カラスのいる麦畑」ですが、別の美術館所蔵なので今回は観ることができません。いずれオランダ旅行を敢行し、死ぬまでには観ようと思っています。オランダへ行けば、レンブラントの「夜警」も観ることができるし、フェルメールやボッシュ、ブリューゲルにも会えますから。

 ミュージアムショップは下図のとおり大盛況で、あまりの混雑に入るのを止めました。



 館内の暖房に当てられて喉が渇いたので、上図左手にある喫茶室に入り、久しぶりにビールを飲んでゆっくりしました。
 地元での展覧会であれば第2期にも足を運ぶのですが、遠方とあってなかなかに面倒です。残念ですが、「アルルの跳ね橋」は諦めます。
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弐百四拾壱  CDプレーヤー不調(2026/1/16)
 愛機は19年前に買った中古のmarantz SA-11S1です。購入して数年は快調でしたが、やがて経年劣化が現れました。
 オープン、クローズ動作がぎこちなくなりました。劣化具合は徐々に進行し、オープン時にトレイが全開しなくなりました。さらには、僅かにスライドするだけで手で引いてやらなければいけなくなりました。閉じる際にも完全に閉まらず、人力で最後の一押しが必要になりました。

 その状態で数年が経ち、長くCDを使っていなかった中、先週のこと久々にCDを聴こうとオープンスイッチを押すと無反応でした。何度も繰り返すと僅かに開きました。以前であれば、手でスライドを促せば全開したものです。それが固着したようにビクとも動きません。クローズスイッチを押しても反応せずで焦りました。

 何度もオープン、クローズスイッチを押して、やっと閉じることができました。再度開こうとしても、やはり僅かなスライドしかせず、力ずくで引き出しました。そのとき嫌な音がしまして、明らかに無理な力を加えた模様でした。
 壊してしまったかと焦りました。取りあえずクローズさせ、どうするか考え込みました。やるべきことは、普通に考えると筐体パネルを開いて内部機構を確認しながら、正規動作を促すことです。

 背面ケーブルを外してラックから取り出しました。ネジを外して上面側面一体パネルを外そうと観察して絶望しました。裏面パネルと複雑に絡み合っていて、裏面のコネクタ類を除かないと外せないんですね。これは素人がやっちゃあ駄目な作業です。

 マランツのサイトから修理依頼の頁を開き、内容を確認して考え込みました。関西サービス拠点に送らなければならず、修理費そのものは安くて済みそうですが、荷づくりや宅配手配が面倒くさいんです。

 そこで、修理に出さずになんとかできないものかと一計を案じました。機械動作の不調は寒くて冷えきっていてることも一因だろうと、まずは機器を温めてから作動すべしと。数時間電源を入れっぱなしにし、機器が温まるのを待ちました。満を持して上のオープン動作をさせると、かつてのように僅かに開きました。そこで、人力でスライドさせて全開にしました。このときは本当にホッとしました。

 ここで念を入れることにします。ディスクを挿入し、後はひたすら繰り返しプレイし続けました。これが効いたみたいで、オープン、クローズ動作を繰り返し、馴染みを与えてやりました。

 機械というものは使わないと動きが悪くなるものです。愛機のCDプレーヤーのベルト等スライド機構が劣化しているのは間違いありません。それでも日常的に使っていれば、馴染みから動作するものでしょう。その日以来、毎日CDの電源を入れ、演奏させています。
 なんとか以前のように、スライド機構が不調ながら一応がとこ動作するレベルにまで復帰しています。機械機構が劣化している以上、これよりよくなることはありませんが、悪くならないよう見守っていきます。
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