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弐百弐拾参 最近の世相(2025/9/7)New |
弐百弐拾弐 曜変天目茶碗に初対面(2025/8/28) |
弐百弐拾壱 高校野球2題(2025/8/22) |
弐百弐拾参 最近の世相(2025/9/7) |
調査主体は分かりませんが、TV朝日「グッド!モーニング」先月末の放送です。 新入社員「成果主義」より「年功序列」 1990年の調査開始以来初めて 今年度の新入社員を対象に「成果主義」と「年功序列」のどちらを望むか調査したところ、56%が「年功序列」を望むと回答しました。 「年功序列」が「成果主義」を上回ったのは、1990年の調査開始以来、初めてです。 成果主義はバブル期の好機を最大限受容しようと始まり、その後のバブル崩壊の厳しい環境の中、逆に生き残り戦略として導入されました。世を覆いだしたのは21世紀に入ってからです。今年度調査で初めて「年功序列」が上回ったということは、学生さんたちの「成果主義」に対する理解が浸透した所以ではないでしょうか。それまで甘い認識だったのが、やっと本当のところが周知されたのでしょうか。 成果主義の実態については、昔からウォッチングしてきました。百六拾七 能力主義と成果主義(2004/12/19)において、かなり突っ込んで書いてもいます。 成果主義は決して人を幸せにするものでなく、人件費削減という会社都合以外の何ものでもありません。例外は研究開発関係です。特許権利の扱いが変わった以上、企業側としても対応が必須でした。従来の職務上の成果は会社に帰す―が個人に認められましたから。 いずれにしろ、新入社員たちがその実態を理解しているのは心強いです。 NHKニュース「【詳しく】クマ被害 市町村判断で猟銃使用可能に 市街地などで」です。 環境省のまとめではことし4月から7月末までにクマに襲われてけがをするなどの被害にあった人は長野県が13人、岩手県が12人、秋田県、福島県、新潟県でそれぞれ4人などの合わせて55人となっています。 このうち、北海道と岩手県、長野県でそれぞれ1人、合計3人が死亡しました。過去の同じ時期と比べると、年間を通じて過去最多の被害者数となった2023年度は56人で、今年度はほぼ同じ水準となっています。 熊害の悲惨さから、誰もが従来の鳥獣保護管理法ではどうにもならんだろうと切歯扼腕していたことでしょう。やっと改正され、迅速な対応が可能になるとともに、物的損害や人身事故が生じた場合の損失を市町村側が補償・賠償するとしています。 取りあえずの進歩で、よしとすべきなんでしょう。ただ、私なんか無責任に、もっと積極的に熊狩りをすればいいのにと妄想してしまいます。陸自が熊狩りを訓練でやるんです。もちろん、鳥獣保護の観点やら保護団体の反発があるし、警察の管轄権との軋轢もあるしで無理な話なんですけど。 熊狩りはゲリコマ狩りにも似ているんです。山野に潜んで蠢動するゲリコマを想定した索敵、追跡、包囲殲滅などにも似た有意義な訓練になるでしょう。 大藪春彦氏の『獣たちの黙示録』冒頭130頁余がハンティングに割かれています。主人公の西城がアフリカで休暇を過すシーンです。口径375(9.5×70mm)ライフルでライオン、バッファロー、豹、鹿、犀などの獲物をトロフィー狙いで狩ってゆきます。 この獲物を狩る手法がゲリコマ狩りのよき訓練になりそうな気がします。5.56mmでなく、それ用の強装弾ライフルを装備しての訓練で、熊狩りとで一石二鳥の訓練になります。陸自隊員は熊狩りを嫌がるでしょうが、それだとゲリコマ狩りも無理というものです。 有事に備えよというなら、熊狩りくらいやってもいいんじゃねとか、無責任にも妄想してしまうんです。 |
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弐百弐拾弐 曜変天目茶碗に初対面(2025/8/28) |
曜変天目茶碗は世界に3点しかなく、それがすべて日本にあって国宝指定されています。昔から鑑賞したかったものの縁がありませんでした。 8年前の八百弐拾四 空前絶後「国宝」展(2017/10/21)に足を運んだ際、鑑賞の機会があったものを、迂闊にも見逃してしまいました。大徳寺の塔頭龍光院所蔵の曜変天目茶碗が展示されていたのに気づかなかったのです。後で知って悔やみましたよ。順路から外れて展示してたみたいで、仕方ないといえ残念でした。大徳寺所蔵品は、滅多に展示しないだけに悔しいです。 で、今回の狙いは藤田美術館所蔵品で、百七拾参 迷惑な足踏み台風(2024/9/4)に書いたとおり、昨年訪ねようと万象繰り合わせながら、台風直撃で中止になったものです。昨日のこと、1年ぶりのリベンジがついに成りました。 前回中止となったツアーと同一企画で、藤田美術館と大阪市立東洋陶磁美術館を訪問しました。 両館ともにスマホ撮影OKと嬉しい対応です。もちろんフラッシュは禁止で、デジカメ等専用カメラは駄目だそうです。とはいえ、今のスマホは高性能高解像ですからなんの問題もありません。画素数も巨大だし、暗い館内撮影でも明るく映っていました。昔のスマホならフラッシュなしでは暗く潰れるところ、鮮やかに再現されていて感動ものです。それが下図です。 ![]() 画像補正をかけていません。館内で肉眼で見たより明るく明瞭です。光を受けない状態では単なる黒い釉なのに、光を受けると多色に輝くんですね。信長、秀吉、家康など天下人が独占したのも頷けます。 でき得ることなら手に取り、いろいろ傾けて反射具合を堪能したところですが、部外者には望むべくもありません。 もう一つの目玉は、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の油滴天目茶碗です。安宅グループから寄贈を受けたそうで、これまた国宝指定となっています。 ![]() 本品の見どころは、天板への反射像のとおり外側にも滴のようにびっしり斑紋が浮き出ている点です。その華麗さが、重文を超えて国宝指定となった所以でしょう。 元々は秀次が持っていたそうで、その後重家伝来となって若狭酒井家に至ったそうです。後に安宅コレクションとなり、安宅産業破綻を受け、住友グループ支援の大阪市立東洋陶磁美術館に寄贈されたそうです。 大阪市立東洋陶磁美術館には凄まじいまでの青磁コレクションがあり、ファンにとっては目の保養間違いなしです。私はあんまし青磁に興味がないのでそれなりでしたけど。 藤田美術館には、他にも狩野永徳「書画扇取合せ」、菱川師宣「大江山酒呑童子絵巻」、竹内栖鳳「皐月雨図」など、数多の名品があって眼福に与りました。 ![]() 藤田美術館は上の建物で、カーディーラーにも見紛うシンプルさです。こういう虚仮おどしなしのデザインは好きです。こじんまりした外観ながら、中身で勝負の意気です。なお、大阪市立東洋陶磁美術館は下図のとおりです。 ![]() |
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弐百弐拾壱 高校野球2題(2025/8/22) |
今年の甲子園大会最大の話題は、広島広陵高校の暴力問題でした。これが世情を賑わした結果、大会初ともいえる開催中での辞退が為されました。それに伴う不戦勝も初めての事態でした。 スポーツ組織と暴力指導というのは、切り離せない事象なのでしょうか。相撲、柔道、レスリングなどでもこれが大問題となりました。野球に関しては、高校大学での暴力沙汰が当たり前のように伝えられてきましたから、誰も驚きもしなかったでしょう。私が不快だったのは、次のやり取りです。 広陵野球部・被害生徒の父親が告発 監督「高野連に報告した方がいいと思うか?」 A君「はい」 監督「2年生の対外試合なくなってもいいんか?」 A君「ダメだと思います」 監督「じゃあどうすんじゃ」 A君「出さない方がいいと思います」 監督「他人事みたいに…じゃあなんて言うんじゃ。出されては困りますやろ」 高校側は、上の監督の発言は「なかった」としながら、保護者への回答では「否定せずに返信した」そうで、事実は曖昧な藪の中です。上のやり取りがもし事実であれば、立場を利した悪質なパワハラです。世故を弁えた大人相手には、まず言えないエゲツない口舌です。絶対的な上下関係に馴れ、上から目線で命令する関係性が漏れ出ておぞましいです。 もし、社会人の私がA君としてその場にいれば、絶対に肯んじません。で、ついつい妄想してしまいます。 監督「高野連に報告した方がいいと思うか?」 ぬばたま「報告の是非は、管理監督者が為すべき判断です」 監督「そんなことは訊いとらんだろうが! お前がどう思うか訊いとんじゃ!」 ぬばたま「それを私に質すことが間違っていると指摘してるんです」 監督「お前、いつからそんな偉ろうなったんじゃ。牛の糞にも段々があるんで。さっさと訊いたことに答えちゃらんか!」 ぬばたま「私は偉くもなんともありません。手続きとそれに係る権限、ひいては義務を申し上げているだけです」 下種な妄想ですみません。加えて、某実録映画になってすみません。 YAHOO! ニュース「佐賀北に深刻な資金難「不足1500万円」 “がばい旋風”再来の一方で…学校が直面した現実」です。 これね、学校総がかりの応援が疑問です。学校動員の応援なんて、ごく一部の競技だけです。その他のクラブ活動は、代表選手が出かけて行って粛々とプレイするだけです。応援はあくまで個人的なものです。 野球も同じように、今の世上に合わせ、高野連が各校に対して虚礼廃止を強く申し渡せば一発で済む話です。散々語り尽くされた話であり、改めて書くのも憚られます。 球児たちも、高野連、朝日、毎日のせいにするのでなく、自分たち自身の問題として考えていただきたいです。応援に来てくれたお返しに、他クラブの大会に応援に行っているのか。特に吹奏楽部には大迷惑をかけているのですから、相当なお返しが必要でしょう。 ところが彼らには、恩を受けているとの意識も皆無なのではないのでしょうか。学校関係者の誰かが指摘指導しなきゃいかんでしょう。 |
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