実生バラの花が咲きました -2011b Nonohana-garden

June 2011

〈ロサ・モスカータ〉

一番最初に種蒔きしたもののひとつで、双葉が赤いので期待していた株です





葉の質感はノイバラ風で光沢がなくシワシワです。

つぼみのアプリコットピンクは親譲りですね。
咲き進むとしべの付け根がピンクに染まります。
開花時期もやや遅咲きなので、これが一番親の株に近いかもしれませんね。



*実生ロサ・モスカータ 赤い新芽
 

*実生ロサ・モスカータ テリハノイバラ似
開花時期はノイバラと同じです。

たくさん発芽はしましたが、どれもテリハノイバラかノイバラという感じで
モスカータのイメージのものは咲きませんでした。
 

我が家にきた株は開花時期も樹形もノイバラ似だったので、
もともとノイバラに近いモスカータだった、ということでしょうか。
〈ハマナス〉 


たくさん発芽したので何本か残し、違いを見つけようと観察を続けていましたが、結局咲いてみたらどれもみな同じような花でした。

あまり変化が表れないものなんですね。

*実生ハマナスの花

一本だけ咲いた白い花。
たまには白も咲くのですね。
とても気に入っていたのですが、夏越しができずに枯れてしまいました
 〈ニベルツホワイト〉



*実生ニベルツホワイト


たった1本しか残りませんでしたが、
咲いた株は親と同じような白い花でした。
でも、夏が越せずに枯れてしまいました。
白い花は性質が弱いのでしょうかね。
 〈タカネイバラ







元気に夏を越して、紅葉もきれいです。
野生の花とは違うような気もしますが
種を頂いた方によると、お母さん株に似ているとのことです。

 

〈湖南バラ〉
ゆったりと大型のノイバラのようなピンクの花の咲くお母さんから、たくさんの子供が生まれました。
かなり間引いて10株くらい残したのですが、それでもいろいろタイプの違うものが生まれました

散らないバラが咲いたのも興味深かったですが、驚いたのは開花時期の違うバラが生まれたことでした。

 早咲きタイプ
 ノイバラと同じ頃に、母親より早く咲くタイプです。
咲き始めは濃いピンク、、開くにつれて淡くなっていきます。
花はやや大きめですがノイバラとよく似た感じです。


   遅咲きタイプ
大きめで、底白の花です
ほかにもピンクのタイプなどがありますが、遅咲きのグループはみんななかなか散りません。色があせても散らずに残ります。

*実生湖南バラ    









*散らないバラ



 〈ローズヒップ〉
バラの実としてお茶にしたり、アレンジなどで使われていたものを蒔いてみました

*ローズヒップティ

チリ産のローズヒップティの中から拾い出して蒔いたものです。
葉からりんごの香りがします。
スイートブライアだったんですね。
 







*実生マジカルファンタジー
お花屋さんでバラの実の切り枝として売られていたものです。

ドリーミングガール
こちらも切り枝のバラの実から咲いた花です。









*リースのバラの実から



照り葉のノイバラ風の小さな花です。
鉢植えでもたくさん花が咲きます。

〈淡雪〉

淡雪の花2008

咲き始めがピンクがかった花が咲きました。

 
淡雪の花2011
2番目に咲いた株も同じような淡いピンクに咲き始める花でした。
〈カカヤンバラ〉

*カカヤンバラ2010
めしべが黄緑色の花でした。   

*カカヤンバラ2011
こちらの株はめしべがほんのりピンク色です。
〈ローズマリー
ヴィオー〉


 ローズマリーヴィオー2009
初めて咲いたときはピンク色でした。

ローズマリーヴィオー2011
今度は白く咲いています。
別の株です。ほんのりピンクに咲きました。  
ローズマリーヴィオーは紫色のノイバラ系のつるバラですね。
その実からテリハ系のバラの花が咲くなんて面白いですね。

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