大江卓 生誕170周年
宿毛歴史館にて、大江卓展を開催中
今回の目玉商品、神奈川県図書館所蔵の大旆も展示致します。 3mを超える大きな展示物になります。そのほか、多数の大江卓に関わるものを展示します。
■宿毛歴史館
〒788-0001
高知県宿毛市中央2丁目7-14
TEL :0880-63-5496 FAX :0880-63-1319
開館:AM8:30 ~ PM5:00
(PM4:30までに入館下さい)
入場料: 小中学生\100, 高校生以上\200
休館日:月曜日(祝日の場合は開館して翌日休館
※当館は幕末維新博の地域会場となっております。
卓囲会情報
- 設立
- 平成26年12月10日
- 会長
- 大江貞男
- 所在地
- 高知県宿毛市
- Eメール
- takuikai@me.pikara.ne.jp
LINK
大江卓展 「宿毛の大江 卓」
1847年(弘化4年)に生まれた大江卓。今年、2017年は卓お生誕170周年となります。
これを記念して、宿毛市では大江卓展「宿毛の大江 卓」を宿毛歴史館にて行います。
今回は、神奈川県立図書館所蔵の大江卓がマリア・ルス号事件の際、謝意として送られた大旆が特別に展示されます。 この大旆は、非常に貴重なもので、公開されることはほとんどありません。是非、この機会にお越しください!!また、その他、記念事業として、フェリス女学院大学の大西教授による歴史講座やマリア・ルス号事件の演劇のDVD上映会を行います。
卓囲会設立趣意
高知県宿毛市からコスモポリタンを・・・
今日、多くの皆様は、将来私達の街を夢のあるまち、誇りの持てるまちにしたいと思っているのではないでしょうか。
海、山、川と、この素晴らしい自然に囲まれた我が故郷は、今日迄、吉田茂をはじめ、竹内綱、小野梓、坂本嘉治馬、大江卓、林 有造、岩村通俊等々、数え上げれば枚挙に遑が無いほど、多くの偉人を輩出してきました。
その背景には、宿毛に教育熱心な風土があったからだと言われています。
遡れば天保2年(1831)講授館が宿毛に初めて郷学校として設立されました。その後、文館となった郷学校は、上村修蔵や、酒井三治(南嶺)、小野義真などの優秀な教育者を迎え、読書、習字、算術、作文などを教えました。
その後、さらに日進館や日進学舎などと名称を変えながらも、郷土の学びの場として地域の子供達の人間形成に深く関わったのです。
そこで、私達の郷土がさらに発展する為には、やはり先人に倣って “人材育成” に最も力を注ぐことが重要であると思います。
とりわけ将来を担う子供達(特に小・中・高校生)にとって、偉人の生き方を学ぶことは、とても大切なことと思います。
その偉人の一人である我が宿毛出身の大江卓(ヒューマニスト=人道主義者)について、彼のユニークな生き様を学ぶことは、子供達自身の人間形成に何らかの指針となるのではないでしょうか。
そして、大江卓を含め、多くの偉人を輩出した我が郷土を誇りに思い、愛する心(郷土心)を育んで欲しいと思っています。
愛郷心を抱いた子供達が成長し、国内は勿論のこと、世界に羽ばたき、所謂、コスモポリタン(国際人)として活躍し、やがて世界を視野に入れた上で、私たちのまちの発展に寄与してくれることを大いに期待しております。
私達のまちが彼らによって、将来、品格のあるまち、伝統文化、芸術を愛せる心豊かな故郷に発展することを望んでいます。
私達は未来にむかい、このような子供達が一人でも多く育ってくれることを願い、その一助となればとの臣で、ここに卓囲会を設立いたしました。「卓囲会」の名称は、大江卓を囲む会との意味で命名致しました。
尚、大江卓は明治初期にマリア・ルス号事件で我が国初の国際裁判を開き、自ら、裁判長となって奴隷解放したり、日本の部落解放の為に、その身を捧げた人物です。
平成26年 12月10日 卓囲会 会長 大江貞男