お〜ぃうどんのHPです。地方の文化と方言を大切にしています。
 讃岐のさぬきうどん ここが他県と違う
・讃岐人のうどんの食べ方は、どうも他県と違うみたいです。
 大別すれば、下記のようになります。3.の一般的なうどん屋さん以外は、他県の方々には珍しいと思われます。


1.最も特徴的なうどんの食べ方は、製麺所で直接うどんを食べさせてもらうことです。
 製麺所ですから、ダシを置いていないところが、私の知る範囲でも五軒あります。
 この、しょうゆだけをかけて、立ったままで食ううどんがうまいんです。
 最近は、製麺所でもダシやネギを置いてあったり、机や椅子があるところも増えてきました。
 
製麺所でうどんを作る人と食べる人とが、お互いの信頼関係の中で自然発生的にできあがった
 セルフの方式の原点やがなぁ。
 この場合、人の流れなどは考えられていないので、初めての店ではどなんしょうかと思います。
 食べたうどん等の代金は、自己申告制の店がほとんどです。
 また、究極のセルフ方式自分でおつりまで清算する店もあるきんなぁ。びっくりするでぇ!


2.次に特徴的なことは、セルフタイプと言われるうどん屋の形態で最初から店の設計を
 
セルフタイプでうどんを食べさせることを目的としたうどん屋です。
 最近、このタイプのうどん屋が、他県へ進出しているようです。

3.それから、県内のうどん屋さんの過半数は、手打ちのさぬきうどんを食べさせる
一般店と言われる
 うどん屋さんです。それぞれの店がそれぞれの主張で、うどんを食べさせてくれます。
 同じさぬきうどんでも、西讃と中讃と高松そして東讃とで、うどんの種類も食べ方も違うし、
 うどん屋さん一軒いっけん、麺もだしも異なり鎬ぎを削っています。


4.極めつけは、
うどん屋以外さぬきうどんです。
 讃岐では家庭や地域のいろんな行事でうどんが欠かせません。
 ↓
サブのテーマにしていますので、そちらをご覧ください。

 うどんの食べ方(種類)は、次の項目【恐るべきさぬきうどんの食べ方】をご覧ください。


・私が普段昼食としてうどん屋で食べるのは、かけ(素)うどんときつねずしの組み合わせです。
 好みは食べる人により異なりますので、それぞれの人がひいきのうどん屋さんを持っています。

・讃岐人は、自分がうどん中毒?になっていることをほとんどの人は自覚していません。

 うどん屋以外に昼食を食べるところが無い訳ではないのですが、讃岐の人が外で昼食を食べる時、
 無意識にうどん屋へ入り、気が付くと昨日と同じ(メニュー)うどんを食べているのです。

・全国には有名なラーメンそばが沢山ありますが、

 讃岐では、どうあがいても讃岐うどんには勝てません。 うどん屋は別格です。
 ちなみに、讃岐では有名なラーメン屋が開店しても1年以上続くことは珍しいのです。
 讃岐でのうどんラーメンそば等麺類の消費は、95.0:4.5:0.5 位の比率ではないか ?

うどんは讃岐で食べるからさぬきうどんであって、
 他県では、看板がさぬきうどんでも、それはうどんのようなものです。
・ほとんどが手打ちですが、手打ちうどん=さぬきうどんではありません。
 手打ちでなくてもうまいさぬきうどんはいくらでもあります。

・コシが強いと言うよりもかたいうどんが流行っていますが、軟うてもうまいうどんが沢山あります。

 また、細目のうどんが好きと言う讃岐人も、年寄りや女性には意外と多いのです。
・そばは、ズルズルと音を立てて食うそうですが、讃岐ではうどんをほとんど噛まないで、
 ツルツルと一気に飲み込みような食べ方をする人も多いのです。
 
うどんは噛み切りますが、噛み砕くことはしないようです。

 軟うても細うても、箸で切れんのがさぬきうどんです。

・冬と夏とでうどんは微妙に異なります。食べ方も違います。
 したがって、冬うまいうどん屋と夏うまいうどん屋とがあります。

 (サブのテーマうどん屋以外のさぬきうどん ここが他県と違う
・讃岐では地域のいろんな行事でうどんが欠かせません。
 讃岐の特徴的うどん文化の一つ※9だと考えています。

学校の運動会や地区の文化祭のバザーから法事※8、結婚式や謝恩会のパーティーでも
 うどん
が出ることがあります。
年越しは当然うどんです。

ぜひ、データーが示すこの恐るべき実態をうどんコラム No.6No.17No.27でご覧ください。

・家庭では、お慶びこと以外でも何かあるとたいていうどんがでます。
 うどんは昼食用とは限りません。家で食べるうどんがまたうまいんです。

・冬場の打ち込みうどん※2は、各家庭でそれぞれの味があります。
 讃岐のおか〜ちゃん(今のおばぁちゃん)は皆、台所でうどんを打っていました。
・お母さんが食事のメニューに困ったときは、迷わずうどんです。

 うどんだと、お年寄りから子供まで文句を言わんからです。
 ちなみに、讃岐では幼児語でうどんのことをピッピとかビビと言います。

・ただ単にうどんと言うときは、かけうどんのことを言います。

 たいていはいりこだしで、具はネギと赤板かちっか※3の薄切りを1〜2枚のせてくれます。
 最近家庭では、いりこから直接だしをとることが少なくなってきました。

・讃岐では(特に農繁期など)、昔からうどん玉」をそのままや、「しょうゆかけうどん」を
 おやつとして食べる習慣があります。私は忙しくなくても時々うどん玉」だけで食べます。

・子供の頃、池へフナを釣りに行く際、メメズ(ミミズ)を探すのが面倒くさいときは、うどん玉を一つ買おて
 行きよった。
半分を食べながら池へ行き、残りの半分を餌にしてフナを釣っていました。
  うまいうどんは、フナも良ぉ釣れよった。
  理由は、釣針の先に付けた餌のうどんが、池の中でポロットいかなんで長持ちするからです。


・讃岐ではうどん屋以外でもうどんであふれているのです。

 家庭や地域のバザーで食べるうどんうどん屋のうどんとは、明らかに違いがあります

うどんと関係ないけんど、お正月に讃岐では〔恐るべきお雑煮※4〕があるで〜。ここをクリック
 ※2 打ち込みうどんとは、冬場に家庭で作る手打ちうどんの1つのメニューです。
   西讃の南の方では、切り込みうどんとも言う
(2001/12/27)追加
 ※3 赤板」とは、かまぼこのことで、「ちっか」とは、ちっくわのことです。
 ※4 讃岐の特異な食文化〔恐怖のお雑煮〕
   あん入り丸餅がはいった、白味噌仕立てのお雑煮です。これがまたうまいんです。
 ※8 法事用のうどんを「ながし」と言って特注すれば、うどん玉にしないで、
   セイロに一直線に長くゆでうどんを取ってくれる製麺所があります。
(2002/1/18)追加
 ※9 地域の行事などでのうどんについては、「うどんコラム」などで順次ご紹介します。

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